JP2548793Y2 - リヤフォグランプ - Google Patents

リヤフォグランプ

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JP2548793Y2
JP2548793Y2 JP1990402650U JP40265090U JP2548793Y2 JP 2548793 Y2 JP2548793 Y2 JP 2548793Y2 JP 1990402650 U JP1990402650 U JP 1990402650U JP 40265090 U JP40265090 U JP 40265090U JP 2548793 Y2 JP2548793 Y2 JP 2548793Y2
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JP
Japan
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lens
light
lamp
vehicle
fog lamp
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JP1990402650U
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English (en)
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JPH0492309U (ja
Inventor
誠 大石
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は車輌前後軸に対し左右方向に傾斜
したレンズを備えたリヤフォグランプに関する。
【0002】
【従来の技術】所定の国、例えば欧州においては自動車
後部にリヤフォグランプが装備されている。リヤフォグ
ランプは、その他のサイドランプと同様、図5に示され
るように、リフレクター2の前方にバルブ3が配置さ
れ、バルブ3の前方に機能色を帯びたレンズ4が配置さ
れた構造となっている。符号6はランプの光軸で、車輌
前後軸Yと平行となっている。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】近年では車体コーナ部
が丸みを帯びた形状が好まれる傾向にあり、灯具も車体
外形に倣った形状が要求され、図5に示されるように、
レンズ4が車輌前後軸Yに対し大きく傾斜している場合
がある。このようにレンズ4が車輌前後軸Yに対し大き
く傾斜しているリヤフォグランプでは、リフレクター2
での反射光が傾斜したレンズ4から出射する際に図5符
号Lで示すように屈折されるため、配光パターンが、図
6符号P1で示すようにランプの光軸6に対し左側にず
れ、図6符号P2で示す望ましい配光パターン(ランプ
前方左右方向10度の位置10L,10Rにおける光度
が例えば150cd以上という規格)が得られないおそ
れがある。そこで従来ではレンズ4の裏側にプリズムス
テップ5を形成して、レンズ透過光の方向をL´のよう
に調整し、適正な配光パターンP2が得られる構造とな
っている。なお図6はランプ前方所定位置に配置したス
クリーン上に形成される配光パターンを示しており、ス
クリーンを正面から見た図である。
【0004】しかし、レンズ4に形成されるステップ5
はレンズの傾斜具合に応じて異ならしめて形成されてお
り、プリズムステップ5の形状がレンズ全体に均一では
ないため見栄えが悪いという問題があった。
【0005】またレンズ4の傾斜具合に応じてステップ
5の形状を設計(配光設計)しなければならず、ステッ
プ形成のための工数が多大となるとともに、それだけレ
ンズの成形加工が難しいという問題もある。
【0006】本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は見栄えが良好にして、所定の配
光特性の得られるリヤフォグランプを提供することにあ
る。
【0007】前記目的を達成するために、本考案に係る
リヤフォグランプにおいては、リフレクターの前方に配
置された光源と、前記光源の前方に配置され、車輌前後
軸に対し左右に傾斜して延びるレンズと、を備えたリヤ
フォグランプにおいて、前記レンズに、均一な魚眼ステ
ップを形成するとともに、前記リフレクターに、レンズ
の傾斜による出射光の屈折度を考慮して出射光の方向を
制御する互いに焦点距離の異なる複数の反射面領域を設
け、前記複数の反射面領域を、光源挿着孔周りに形成さ
れ、車輌前後軸と平行な光軸をもつ第1の反射面と、前
記第1の反射面の車輌巾方向外側に隣接し、前記光軸を
左右に横切って車輌巾方向内側に向かうレンズ出射光を
形成する第2の反射面と、前記第1の反射面の車輌巾方
向内側に隣接し、前記光軸を左右に横切って車輌巾方向
外側に向かうレンズ出射光を形成する第3の反射面とか
ら構成するようにしたものである。
【0008】
【作用】レンズ透過光はレンズの傾斜により屈折されて
出射するが、光源光は、予めレンズの傾斜に応じた屈折
量を見込んだ焦点距離の異なる複数の反射面で反射され
てレンズに導かれるので、レンズ透過光(レンズ出射
光)はそれぞれ予め設定された方向に向い、所定の配光
特性(光度特性)が得られる。特に光源挿着孔周りに形
成されている第1の反射面での反射光がレンズを透過す
ることで、車輌前後軸と平行なランプの光軸を中心とす
る第1の配光パターンが形成され、第1の反射面の車輌
巾方向外側に隣接する第2の反射面での反射光がレンズ
を透過することで、車輌巾方向内側に屈折され車輌後方
に配光されて、第1の配光パターンの車輌巾方向内側に
隣接する第2の配光パターンが形成され、第1の反射面
の車輌巾方向内側に隣接する第3の反射面での反射光が
レンズを透過することで、車輌巾方向内側に屈折され車
輌後方に配光されて、第1の配光パターンの車輌巾方向
外側に隣接する第3の配光パターンが形成され、これら
第1〜第3の配光パターンが合成されてリヤフォグラン
プの配光パターンが形成される。またステップによって
レンズ透過光の方向を制御しないので、レンズのステッ
プを均一化できる。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図
1はリヤコンビネーションランプの正面図、図2は同ラ
ンプの縦断面図、図3は同ランプのリヤフォグランプ位
置における水平断面図である。
【0010】これらの図において、符号10は、車輌の
後端部左側に装備されるリヤコンビネーションランプ
で、上方から順にテール&ストップランプ20、ターン
シグナルランプ30及びリヤフォグランプ40が縦方向
に一体化された構造となっている。リヤコンビネーショ
ンランプ10のランプボディ12は、水平に延びる隔壁
によって各ランプ20,30,40のランプボディ部2
2,32,42に画成されており、各ランプボディ部2
2,32,42の後頂部にそれぞれ形成されたバルブ挿
着孔23,33,43にはバルブ24,34,44が挿
着されている。ランプボディ12の前面開口部周縁部に
形成されているシール溝13にはレンズ16が係合さ
れ、このレンズ16は車体9の外側形状に倣って左右方
向に湾曲し、車輌前後軸Yと平行なランプの光軸40a
に対し傾斜した形状となっている。コンビネーションラ
ンプのレンズ16は、各ランプ20,30,40の機能
色を帯びたレンズ領域26,36,46が溶着一体化さ
れた構造となっており、赤色のレンズ領域26にはリフ
レックスリフレクター18が一体に形成されている。ま
た各レンズ26,36,46領域の裏面には均一の大き
さの魚眼ステップ27,37,47がそれぞれ形成され
ており、コンビネーションランプ10全体にステップ模
様上の一体感があって見栄えが良好となっている。
【0011】リヤフォグランプ40のランプボディ部4
2の内側には、放物面形状の金属製リフレクター48が
熱カシメによって固定されている。図3符号43は熱カ
シメ部を示す。このリフレクター48は正面から見て略
矩形状(図1参照)で、バルブ挿着孔近傍には焦点距離
F1の反射面A1が、向かって左側の領域には焦点距離
F2の反射面A2が、向かって右側の領域には焦点距離
F3の反射面A3が連続して一体に形成されている。そ
してこれらの反射面(放物面)A1〜A3の焦点距離F
1〜F3は、レンズ領域46の傾斜による透過光の屈折
量を考慮してF1<F2<F3に設定されている。即
ち、リヤフォグランプの光軸40aは車輌前後軸Yと平
行に設定されており、反射面A1での反射光は図3符号
L1に示すように反射し、レンズ領域46から光軸40
aと平行に出射し、図5符号PA1で示される配光パタ
ーンを形成する。また反射面A2での反射光は図3符号
L2に示すように反射し、レンズ領域46から屈折出射
し、図5符号PA2で示される配光パターンを形成す
る。また反射面A3での反射光は図6符号L3で示すよ
うに反射し、レンズ領域から屈折出射して図5符号PA
3で示される配光パターンを形成する。そして各配光パ
ターンPA1〜PA3が合成されて、ランプ前方左右方
向10度の位置10L,10Rにおける光度が150c
d以上という規格を満足するパターンPAが形成され
る。
【0012】
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係るリヤフォグランプによれば、レンズ透過光はレン
ズの傾斜により屈折されて出射するが、光源光は、予め
レンズの傾斜に応じた屈折量を見込んだ焦点距離の異な
る複数の反射面(リフレクター)で反射されてレンズに
導かれるので、レンズ透過光(レンズ出射光)はそれぞ
れ予め設定された方向に向い、所定の配光特性(光度特
性)が得られる。特に第1の反射面によって形成される
第1の配光パターンの左右には、第1の反射面の右左に
隣接する第2,第3の反射面によるクロス配光によって
第2,第3の配光パターンが隣接して形成され、これら
の第1〜第3の配光パターンが合成されて、ランプの光
軸の左右に略均等な光度をもつリヤフォグランプの配光
パターンが得られる。
【0014】また従来のようにレンズステップによる灯
具の光量調整が不要であるため、レンズステップを均一
にすることができ、これによってリヤフォグランプの見
栄えが良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるリヤコンビネーション
ランプの正面図
【図2】同リヤコンビネーションランプの縦断面図(図
1に示す線II−IIに沿う断面図)
【図3】同リヤコンビネーションランプのリヤフォグラ
ンプ位置における水平断面図(図1に示す線III−IIIに
沿う断面図)
【図4】リヤフォグランプの配光性能(光度特性)を示
す図
【図5】従来のリヤフォグランプの水平断面図
【図6】従来のリヤフォグランプ(図5に示すランプ)
の配光性能(光度特性)を示す図
【符号の説明】
44 光源であるバルブ 46 レンズ 47 魚眼ステップ 48 リフレクター A1,A2,A3 リフレクターの反射面領域 L1 反射面領域A1によるランプからの出射光 L2 反射面領域A2によるランプからの出射光 L3 反射面領域A3によるランプからの出射光
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/10 G02B 5/10 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクターの前方に配置された光源
    と、前記光源の前方に配置され、車輌前後軸に対し左右
    傾斜して延びるレンズと、を備えたリヤフォグランプ
    において、前記レンズには均一な魚眼ステップが形成
    されるとともに、前記リフレクターには、レンズの傾斜
    による出射光の屈折度を考慮して出射光の方向を制御す
    る互いに焦点距離の異なる複数の反射面領域が設けら
    れ、前記複数の反射面領域は、光源挿着孔周りに形成さ
    れ、車輌前後軸と平行な光軸をもつ第1の反射面と、前
    記第1の反射面の車輌巾方向外側に隣接し、前記光軸を
    左右に横切って車輌巾方向内側に向かうレンズ出射光を
    形成する第2の反射面と、前記第1の反射面の車輌巾方
    向内側に隣接し、前記光軸を左右に横切って車輌巾方向
    外側に向かうレンズ出射光を形成する第3の反射面とか
    ら構成されたことを特徴とするリヤフォグランプ
JP1990402650U 1990-12-28 1990-12-28 リヤフォグランプ Expired - Lifetime JP2548793Y2 (ja)

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JPH0492309U JPH0492309U (ja) 1992-08-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5668901U (ja) * 1979-10-29 1981-06-08
JPH0612563Y2 (ja) * 1988-11-24 1994-03-30 市光工業株式会社 車両用灯具

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