JPH0130721Y2 - - Google Patents

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JPH0130721Y2
JPH0130721Y2 JP3061284U JP3061284U JPH0130721Y2 JP H0130721 Y2 JPH0130721 Y2 JP H0130721Y2 JP 3061284 U JP3061284 U JP 3061284U JP 3061284 U JP3061284 U JP 3061284U JP H0130721 Y2 JPH0130721 Y2 JP H0130721Y2
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reflector
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は光軸に直角な方向のフイラメントを備
えた(いわゆるC−6タイプの)光源バルブを設
けた前照灯に関するものである。
〔考案の背景〕
第1図はこの種の前照灯の1例を示し、ランプ
ハウジング1の背面に回転放物反射面状のリフレ
クタ11が形成されている。Z−Zはその光軸で
ある。
上記ランプハウジング1の前面開口部を覆つて
レンズ2が取りつけられると共に、リフレクタ1
1の焦点近傍に光源バルブ3が設置される。
31はメーンフイラメント、32はサブフイラ
メント、33は遮光板である。
上記の光源バルブ3を矢印A方向に見た外観図
を第2図及び第3図に示す。第2図は北米など右
側通行の外国向け、第3図は左側通行の国内向け
で、両図は左右勝手違いになつている。両国とも
にメーンフイラメント31は焦点fに位置し、サ
ブフイラメント32は焦点fから斜上方に離間し
ている。
第4図は前記と異なる従来例を模式的に示した
図で、第5図、第6図はそのA′矢視図である。
第5図は右側通行用で前例の第2図に対応し、
第6図は左側通行用で前例の第3図に対応する。
これらの従来例ではメーンフイラメント31が光
軸Z−Zの下方に位置しているが、サブフイラメ
ント32が焦点fの斜上方に位置している事につ
いては前記の従来例と同様である。
第1図乃至第6図に示した従来の各形式の前照
灯において、リフレクタ11の前面開口部に第7
図に示すようなプリズムレンズ2が設置される。
メーンフイラメントから出た光、及びサブフイ
ラメントから出た光はリフレクタ11で反射され
てほぼ所望の配光パターンとなり、更にレンズ2
で所望の配光パターンに調光されて照射される。
上記の前照灯の設計に当たつては、一般的には
サブフイラメントによつて得られる配光パターン
が重視される。その理由は、メーンフイラメント
は対向車の無いときに使用するのに比してサブフ
イラメントは対向車の有るときに使用するため、
前方視認性の良い事のみならず対向車に眩惑を与
えない事という条件が加重され、その配光パター
ンに厳重な精度を要求されるからである。
一般にサブフイラメントは直径約1mmのコイル
状に構成され、コイル長さは白熱バルブにおいて
7〜8mm、ハロゲンバルブにおいて4.5〜5.5mmで
ある。
第2図に示した例においてサブフイラメント3
2は焦点fよりも1.2mm上方に水平に設置され、
その左端Lは焦点fの左方1mmに位置し、右端R
は焦点fの右方3.5mmに位置している。
上述の従来例においてはリフレクタ11の焦点
距離Fは26mmである。従来の自動車用前照灯にお
けるリフレクタの焦点距離は一般に23mm乃至32mm
である。
従来の自動車用前照灯のサブ配光パターンの1
例を第8図に示す。これはリフレクタ11で反射
されたサブフイラメント32の光がレンズ2を通
つて調光された後の配光を示す図表である。
レンズを取り去つた状態で、リフレクタ11に
よるサブフイラメントの光の反射光の分布状態を
第9図に示す。この図表のほぼ全面に分布してい
る長方形の図形Bはサブフイラメントの光がリフ
レクタに入射する位置を示し、中央に密集して重
なり合つている長方形の図形Cは反射光の配光を
示している。本図に現われているように、サブフ
イラメントの反射光は、リフレクタの中心部に比
して周辺右側上方、及び同左側下方の対角位置に
おいてH−H線よりも上方に突出している。
このような反射光をプリズムレンズで調光して
第8図に示したような投射光の配光パターンを得
るためには、第7図に示したプリズムの高さ(本
図において紙面と垂直方向)を大きくして、リフ
レクタによる反射光を下方に向けなければならな
い。プリズム高さを大きくしようとすると、製作
技術上の困難が有つてコスト高になる上に、プリ
ズムの欠損を生じ易いという問題を生じる。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
リフレクタの光軸とほぼ直角な方向に長さを有す
るサブフイラメントを備えた自動車用前照灯にお
いて、リフレクタで反射されたサブフイラメント
の光が所望の配光に近いパターンを形成し得る自
動車用前照灯を提供しようとするものである。
リフレクタで反射された光の配光が所望のパタ
ーンに近似していれば、これを調光して所望の配
光パターンにするためのプリズムレンズの構成が
容易になる事は当然に期待し得る。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成するため、本考案の前照灯
は、リフレクタの光軸とほぼ直角な方向に長さを
有するサブフイラメントを、該リフレクタの焦点
よりも上方にかつ焦点よりも側方に偏らせて設置
した自動車用前照灯において、前記サブフイラメ
ントの長さをlとし、前記リフレクタの少なくと
も一部分に、F≧8lなる回転放物面状の反射面を
設けたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
次に本考案の実施例について説明する。
第1の実施例は、第2図に示した光源バルブを
用いて構成したものである。即ち、サブフイラメ
ント32の左端の点Lが焦点fに比して上方1.2
mm、左方1mmに、同じく右端の点Rが焦点fに比
して上方1.2mm、右方3.5mmに位置し、該サブフイ
ラメントの長さl=4.5mm、コイル径1mmのサブ
フイラメントを有する光源バルブである。
本実施例においては、リフレクタの焦点F=50
mmとしてF≧8lの式を満足させるように構成し
た。
本実施例において、レンズを取り外した状態の
配光パターンを第10図に示す。本図表に表われ
ているように、リフレクタ周辺部の右上方ゾー
ン、及び左下方ゾーンにおいてサブフイラメント
のパターンがH−H線よりも上方に突出している
量が僅少である。このため、この反射光を調光す
るためのプリズムレンズの構成が容易になる。
第11図及び第12図は本考案の第2の実施例
を示し、第11図はリフレクタ11′の正面図、
第12図は第11図のXII−XII断面図である。光源
バルブは第1の実施例と同様のものを用いた。
本例のリフレクタ11′は右上部に焦点距離45
mmの回転放物面F45を設けるとともに左下部に
焦点距離45mmの回転放物面F45′を設け、その
他の部分は焦点距離26mmの回転放物面F26で構
成してある。
本例のリフレクタ11′を用いると、焦点距離
26mmの回転放物面26で反射されるサブフイラメ
ントの光の配光は第9図に示した従来例と同様に
なる。しかし、焦点距離45mmの回転放物面F45
に対応する部分(右上周辺ゾーンと左下周辺ゾー
ン)はFF≧8lの関係を満足しているのでこれら
の部分におけるサブフイラメントのパターンがH
−H線から上方に大きく突出せず、全体として第
1の実施例における反射光の配光パターン(第1
0図)と類似のパターンとなり、第1の実施例と
同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案を適用すると、リ
フレクタの光軸とほぼ直角な方向に長さを有する
サブフイラメントを備えた自動車用前照灯におい
て、リフレクタで反射されたサブフイラメントの
光を所望の配光に近いパターンとすることがで
き、プリズムレンズの構成を格段に容易ならしめ
るという実用的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のC−6タイプ光源バルブを用い
た自動車用前照灯の1例の断面図、第2図は第1
図のA矢視図を示し、右側通行用のバルブを描い
てある。第3図は第2図と類似の従来例で左側通
行用のバルブを描いてある。第4図は前記と異な
る従来例の断面を模式化して描いた説明図、第5
図は第4図のA矢視線で前記従来例における第2
図に対応する図、第6図は同じく第3図に対応す
る図である。第7図は従来の前照灯の1例におけ
るレンズの正面図、第8図は同従来例におけるサ
ブフイラメントの光の配光パターンを示す図表、
第9図は同じくレンズを取り外した状態における
反射光の配光パターンを示す図表である。第10
図は本考案の第1の実施例においてレンズを取り
外した状態の反射光の配光パターンを示す図表、
第11図は本考案の第2の実施例におけるリフレ
クタの正面図、第12図は第11図のXII−XII断面
図である。 1……ランプハウジング、11,11′……リ
フレクタ、2……レンズ、3……光源バルブ、3
1……メーンフイラメント、32……サブフイラ
メント、33……遮光板、F26……焦点距離26
mmの回転放物面、F45,F45′……焦点距離
45mmの回転放物面、f……焦点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフレクタの光軸とほぼ直角な方向に長さを有
    するサブフイラメントを該リフレクタの焦点より
    も上方にかつ焦点よりも側方に偏らせて設置した
    自動車用前照灯において、前記サブフイラメント
    の長さをlとし、前記リフレクタは焦点距離Fが
    F≧8lなる回転放物面状の曲面を有するものであ
    ることを特徴とする自動車用前照灯。
JP3061284U 1984-03-05 1984-03-05 自動車用前照灯 Granted JPS60145502U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3061284U JPS60145502U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 自動車用前照灯

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JP3061284U JPS60145502U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 自動車用前照灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145502U JPS60145502U (ja) 1985-09-27
JPH0130721Y2 true JPH0130721Y2 (ja) 1989-09-20

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JP3061284U Granted JPS60145502U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 自動車用前照灯

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JPS60145502U (ja) 1985-09-27

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