JP3174533B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP3174533B2 JP12927997A JP12927997A JP3174533B2 JP 3174533 B2 JP3174533 B2 JP 3174533B2 JP 12927997 A JP12927997 A JP 12927997A JP 12927997 A JP12927997 A JP 12927997A JP 3174533 B2 JP3174533 B2 JP 3174533B2
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信男 大高
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は灯具ボディに設けら
れて灯室を画成するための仕切壁による灯具の外観上の
見栄えの低下を防止した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両用灯具では、灯具ボディ
に設けられた前面開口部の周縁に沿って延設される壁部
や、灯具ボディ内を複数の灯室に区画するためのシェー
ド等のいわゆる仕切壁により灯具ボディ内における灯室
が画成されている。この仕切壁は、通常では灯具ボディ
と一体に樹脂成形により形成されており、灯具ボディに
形成されるリフレクタ部から前方に向けて延長形成さ
れ、その先端部は前記灯具ボディの前面開口部に取着さ
れるレンズの内面近傍位置に配置されている。特に、仕
切壁としてのシェードは、灯具ボディ内を複数の灯室に
画成し、各灯室に配設されるそれぞれのバルブから出射
された光を遮光し、隣接する灯室へ漏光することを防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の車両
用灯具では、仕切壁の先端部がレンズの内面に近接配置
されるため、先端部の板厚が大きいと、この先端部の先
端面で反射される光が集光状態で外部に出射されること
になり、灯具を正面から見たときに、レンズを通して前
記先端部の輪郭が認識され易いものとなり、これが灯具
の外観上の見栄えを低下させる要因となる。このため、
仕切壁の先端を鋭角に形成してレンズに対向される先端
面を無くすことで、灯具の正面方向への反射光が生じな
いようにして前記問題を解消する試みがなされている
が、灯具を斜め方向から見たときには同様の理由で仕切
壁の輪郭が認識されることがあり、完全な解決策にはな
らないとともに、このような鋭角形状を樹脂成形するこ
とは金型の製造が困難になるとともに、成形工程やその
後の灯具の組立工程において折れや欠けが発生し易く、
製品の品質や製造歩留りが低下される原因となってい
る。
【0004】本発明の目的は、仕切壁の先端部における
見栄えの低下を防止する一方で、製品の品質や製造歩留
りを向上することが可能な車両用灯具を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、灯具ボディ内
に灯室を画成するために灯具ボディに仕切壁が設けられ
ている車両用灯具において、この仕切壁は前記レンズの
内面に近接配置される先端部に、その先端面と側面とを
連続させる曲面部が設けられ、この曲面部によって光が
拡散反射されることで、その先端部が灯具の外部からは
見え難いものとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を自動車のリアコンビ
ネーションランプに適用した実施形態の正面図、図2は
そのAA線断面図、図3はBB線断面図である。このリ
アコンビネーションランプRCLは、その上側にターン
シグナルランプTUL、下側にテール&ストップランプ
T&SLが構成されている。灯具ボディ1は樹脂成形に
よって形成されており、その内面は放物面形状とされて
アルミニウムの金属材が蒸着されてリフレクタ11とし
て構成されている。また、灯具ボディ1の内面には、内
部を上下に分割して前記ターンシグナルランプTULと
テール&ストップランプT&SLのそれぞれの灯室を画
成するためのシェード12が左右方向にわたって形成さ
れている。さらに、前記灯具ボディ1の前面開口に沿っ
て開口壁13が形成されており、この開口壁13に沿っ
てシール溝14が形成されている。そして、この前記開
口壁13に対しては、内面に所要のレンズステップが形
成されたレンズ2が装着され、このレンズ2の周縁部に
設けられた脚部21が前記シール溝14内においてシー
ル剤15によって封止されている。また、前記灯具ボデ
ィ1の背面には、前記各ランプの灯室に臨んでバルブ取
付穴16,17が開設され、このバルブ取付穴16,1
7に取着されるバルブソケット3,4により各ランプの
光源となるバルブ31,41が各灯室内に内装配置され
る。
【0007】そして、前記各ランプの仕切壁として機能
する前記シェード12と開口壁13は、その先端部にお
いて光を拡散する構成とされている。すなわち、図4
(a)は図3のC部分の拡大図である。前記シェード1
2は、この実施形態では前記各ランプTUL,T&SL
の灯室を画成するために、各灯室のリフレクタ11から
延長形成されているシェード12A,12Bがそれぞれ
の先端部近傍部位においてレンズ2とほぼ平行な面の連
結壁12Cによって互いに連結された構成とされてお
り、各シェード12A,12Bの先端部はそれぞれ前記
レンズ2の内面に近接位置されている。ここで、前記各
シェード12A,12Bの先端部は、断面形状が先端部
に向けてその板厚が徐々に低減されるテーパ状に近い断
面形状に形成されており、かつその先端面12aの片側
部分はこれに隣接する側面12bにわたる部分12cが
円弧状またたこれに近い曲面をした断面形状の曲面部と
して構成されている。また、詳細な図示は省略するが、
前記開口壁13の先端部も同様に構成されている。
【0008】また、この実施形態では、前記テール&ス
トップランプT&SLにおける前記レンズ2の一部領
域、ここでは前記灯具ボディ1の前面開口部13の下辺
に沿った部分の一部領域2aは素通しレンズとして構成
されており、このレンズ部分2aの内面にはリフレック
スリフレクタステップが形成された反射板(以下、RR
板と称する)5が一体的に取着されている。このRR板
5を取着するために、図4(b)に図3のD部分の拡大
図を示すように、前記レンズ2の内面には前記レンズ部
分2aを囲むように内方に向けて枠状をしたリブ22が
突設され、このリブ22の先端面に前記RR板5の表面
周辺部が溶着されている。そして、前記RR板5は前記
灯具ボディ1の下辺のシール溝14に沿う部分にはスカ
ート状の遮光壁51が一体に設けられており、この遮光
壁51によって前記シール溝14に沿う部分の前記リブ
22を外側から覆い、前記シール溝14との間を遮断す
るように構成されている。
【0009】この構成によれば、前記各ランプTUL,
T&SLでは、それぞれのバルブ31,41から出射さ
れた光はリフレクタ11,11で反射され、レンズ2を
透過して外部に向けて照射されることは言うまでもな
い。この場合に、両ランプの灯室を画成するシェード1
2によって各ランプのバルブ光が他のランプの灯室に漏
光することが防止され、各ランプTUL,T&SLを独
立したランプとして機能させることが可能となる。そし
て、前記シェード12を構成する各灯室のシェード12
A,12Bは各先端部がレンズ2の内面に近接配置され
てはいるものの、先端面12aの片側から側面12bに
わたる部分が曲面部12cとして形成されているため、
灯具の外部からレンズ2を通して進入される光のうち、
各シェード12A,12Bの先端部に投射された光はこ
の曲面部12cで拡散状態に反射される。このため、こ
の曲面部12cでの反射光がレンズ2を透過して灯具の
外部に集光された状態で出射されることが抑制され、結
果として灯具の外部から各シェード12A,12Bの先
端部の輪郭を認識することができなくなり、シェード1
2A,12Bの形状が目立たないものとなる。これによ
り、前記したようなシェードの先端部の板厚が要因とさ
れる外観上の見栄えの低下が防止される。このことは、
灯具ボディ1の周辺に沿って存在している開口壁13に
ついても同様である。
【0010】また、この実施形態では、RR板5を取着
しているレンズ部分2aでは、バルブ41から出射され
た光のうち、灯具ボディ1の下辺に沿うシール溝14の
内面で反射された光がレンズ2のリブ22に向けられて
も、RR板5に設けられている遮光壁51によって遮光
されるため、この光がリブ22を透過して外部に照射さ
れることはない。これにより、シール溝14の内面で反
射された光がレンズ2を透過することがなく、灯具を正
面から見たときに前面開口部の下辺にそって明るい帯状
に見える現象が防止でき、灯具の外観上の見栄えが向上
される。
【0011】ここで、前記実施形態では、シェードの先
端部の構成として、先端面の片側のみを曲面形状として
いるが、先端面の両側を曲面状とし、全体として円弧状
に近い断面形状としても同様な効果を得ることは可能で
ある。
【0012】また、前記実施形態では、本発明をターン
シグナルランプとテール&ストップランプからなるコン
ビネーションランプに適用した例であるが、他の構成の
コンビネーションランプであってもよい。また、独立構
成のランプにおいても、開口壁の先端部に本発明を適用
することで、同様の効果を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、灯室を画
成するための仕切壁は、灯具ボディに取着されるレンズ
の内面に近接配置される先端部に、その先端面と側面と
を連続させる曲面部が設けられているので、この曲面に
よって光が拡散反射されるため、灯具の外部から先端部
が見え難いものとなり、灯具の外観上の見栄えを向上す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の灯具の一実施形態の正面図である。
【図2】図1のAA線に沿う断面図である。
【図3】図1のBB線に沿う断面図である。
【図4】図3のC部とD部のそれぞれの拡大図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 2 レンズ 3,4 バルブソケット 5 RR板 11 リフレクタ 12(12A,12B) シェード(仕切壁) 12a 先端面 12b 側面 12c 曲面部 13 開口壁(仕切壁) 14 シール溝 21 脚部 22 リブ 31,41 バルブ 51 遮光壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に灯室が画成された灯具ボディと、
    この灯具ボディの前面開口部に取着されて灯室を画成す
    るレンズと、前記灯具ボディ内の灯室内に配置されるバ
    ルブとを備える車両用灯具において、前記灯室を画成す
    るために前記灯具ボディに設けられた仕切壁は、前記レ
    ンズの内面に近接配置される先端部に、その先端面と側
    面とを連続させる曲面が設けられていることを特徴とす
    る車両用灯具。
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