JP3995151B2 - 自動車用前照灯 - Google Patents

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    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/0029Spatial arrangement
    • B60Q1/0041Spatial arrangement of several lamps in relation to each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/50Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by aesthetic components not otherwise provided for, e.g. decorative trim, partition walls or covers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクターと、前記リフレクターの第1の焦点近傍に配置された光源と、筒形状のレンズホルダーを介して前記リフレクターの前方に配置された凸レンズを一体化した投射型光源ユニットを備えた自動車用前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の前照灯としては、図10に示すように、容器状のランプボディ1と透明な前面カバー2で画成された灯室s内に、略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター3,リフレクター3の第1の焦点近傍に配置された光源4,および筒形状のレンズホルダー5を介してリフレクター3の前方に配置された凸レンズ6を一体化した投射型光源ユニットが収容された構造で、略放物状反射面をもつリフレクターに光源を挿着した反射式光源ユニットを灯室内に収容する前照灯に比べて、投射型光源ユニット(リフレクター3)をコンパクトにできる分、灯室sを小さくでき、四灯式前照灯や他機能ランプを一体に収容したコンビネーション前照灯としても小型化できるということで、最近では広く利用されている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】
しかし前記した従来技術、即ち投射型光源ユニットを備えた前照灯では、投射型光源ユニット内がほぼ密閉された構造であるため、前照灯の非点灯時に、光源ユニットの凸レンズ6が前面カバー2を通して薄暗く見えて、見栄えが非常に悪いという問題があった。
【0004】
特に、この種の前照灯では、投射型光源ユニットの周りにエクステンションリフレクター7を設けて、非点灯時における灯室s内全体を鏡面色に見せて見栄えを改善する傾向にあるが、灯室s内全体の明るさの中に凸レンズ6の薄暗さが強調されるため、かえって違和感がでて好ましくないという問題もあった。
【0005】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、投射型光源ユニットを備えた自動車用前照灯における非点灯時の見栄えを改善することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る自動車用前照灯においては、ランプボディと透明な前面カバーで画成された灯室内に、
略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター,前記リフレクターの第1の焦点近傍に配置された光源,筒形状のレンズホルダーを介して前記リフレクターの前方に配置された凸レンズを一体化した投射型光源ユニットと、前記光源ユニットを取り囲むように配置されたエクステンションリフレクターとを収容した自動車用前照灯において、
前記レンズホルダーに上方開口部を設けるとともに、前記レンズホルダーの上方開口部より後方に前記エクステンションリフレクターを延在させるように構成した。
(作用)光源を点灯させない昼間では、レンズホルダーの上方開口部より後方にエクステンションリフレクターが延在するため、前面カバーを透過して灯室内に飛来した外来光は、エクステンションリフレクターで遮られることなくレンズホルダーの上方開口部を介して投射型光源ユニット内に侵入し、従来では暗かった投射型光源ユニット内が明るくなって、前面カバーを通して見える光源ユニットの凸レンズが、従来のように薄暗くは見えない。特に、光源ユニットの周りに配置されたエクステンションリフレクターにより、灯室内全体は明るい鏡面色に見えるが、光源ユニットの凸レンズの薄暗さが緩和されて、周辺のエクステンションリフレクターの明るい鏡面色との違和感がなくなる。
【0007】
請求項2に係る自動車用前照灯においては、ランプボディと透明な前面カバーで画成された灯室内に、
略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター,前記リフレクターの第1の焦点近傍に配置された光源,筒形状のレンズホルダーを介して前記リフレクターの前方に配置された凸レンズを一体化した投射型光源ユニットと、前記光源ユニットの上方に配置された、第2の光源を備えた第2のリフレクターとを収容した自動車用前照灯において、
前記レンズホルダーに上方開口部を設けるとともに、前記レンズホルダーの上方開口部の後方に前記第2のリフレクターを配置するように構成した。
(作用)光源を点灯させない昼間では、前面カバーを透過して灯室内に飛来した外来光は、投射型光源ユニット上方の第2のリフレクターで遮られることなくレンズホルダーの上方開口部を介して投射型光源ユニット内に侵入し、従来では暗かった投射型光源ユニット内が明るくなって、前面カバーを通して見える凸レンズが従来のように薄暗くは見えない。
【0008】
請求項3においては、請求項1又は2に記載の自動車用前照灯において、前記光源と前記レンズホルダーの上方開口部間に、前記上方開口部を通って外方に出射するグレア光を遮光するグレア光防止シェードを設け、前記グレア光防止シェードの前面に反射処理または装飾処理を施すように構成した。
(作用)レンズホルダーに上方開口部を設けたことで、光源の直射光等がこの上方開口部を通って前方斜め上向きに出射しグレア光となるおそれがあるが、光源とレンズホルダーの上方開口部間に設けたグレア光防止シェードが、レンズホルダーの上方開口部を通って前方斜め上向きに出射する光を遮光し、グレア光の発生を阻止する。
【0009】
また、グレア光防止シェード前面の反射処理面は、レンズホルダーの上方開口部を介して投射型光源ユニット内に導かれた外来光を前方の凸レンズに向けて反射し、凸レンズの背後をより明るくして、非点灯時における凸レンズの薄暗さをより緩和する。また、グレア光防止シェード前面の装飾処理面は、レンズホルダーの上方開口部を介して投射型光源ユニット内に導かれた外来光によって明るく照明されて、非点灯時に凸レンズを介して装飾模様が透けて見える。
【0010】
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用前照灯において、前記レンズホルダーの上方開口部を、後斜する前記前面カバーで覆うように構成した。
(作用)レンズホルダーの上方開口部を覆う前面カバーが後方に傾斜しているので、レンズホルダーの上方開口部から光源ユニット内に入射する外来光の光量が増える。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図4は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明の一実施例である自動車用コンビネーションヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同ヘッドランプのリフレクターユニットとエクステンションリフレクターの分解斜視図、図4は同ヘッドランプの要部であるすれ違いビーム形成用の光源ユニットの分解斜視図である。
【0013】
これらの図において、符号10は前面側が開口する容器状のランプボディで、ランプボディ10の前面開口部には透明な前面カバー11が組み付けられて灯室Sが画成され、灯室S内には、玉継手構造のエイミング支点e0と一対のエイミ点(左右エイミング点e1と上下エイミング点e2)から構成されたエイミング機構Eによって傾動調整可能なリフレクターユニット20が設けられている。
【0014】
リフレクターユニット20は、最下部の走行ビーム形成用のリフレクター21、その上のすれ違いビーム形成用の投射型光源ユニットUを取着する疑似リフレクター22、最上部のターンシグナルランプ対応リフレクター23が合成樹脂(例えばBMC樹脂)の一体成形体で構成され、最下部のリフレクター21から最上部のリフレクター23までが順次後方にセットバックした形態に形成され、それぞれのリフレクターの表面にはアルミ蒸着処理が施されている。
【0015】
リフレクター21には、左右に長く延びる略放物状の有効反射面21aが設けられ、リフレクター21の後頂部に設けたバルブ挿着孔21bには、ヘッドランプの走行ビーム形成用のバルブ24が挿着されている。
【0016】
疑似リフレクター22には、左右に長く延びる略放物状の疑似反射面22aが設けられ、リフレクター22の左右方向中央部に設けた取り付け枠22bには、ヘッドランプのすれ違いビーム形成用の光源ユニットUがねじや凹凸ランス係合などの固定手段によって固定されている。
【0017】
投射型光源ユニットUは、略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター30と、リフレクター30の第1の焦点近傍にフィラメントがくるように配置されたヘッドランプのすれ違いビーム形成用のバルブ32と、筒形状のレンズホルダー34を介してリフレクター30の前方に配置された凸レンズ36とを一体化した構造で、リフレクター30の第2焦点近傍であって凸レンズ36の焦点位置には、すれ違いビームのクリアカットライン形成用の遮光シェード38aが立設されている。遮光シェード38aは、シェード部材37に一体的に形成されており、シェード部材37は、リフレクター30とレンズホルダー34で挟み込むことで、光源ユニットUに一体化されている。符号36aは、凸レンズ36をレンズホルダー34に固定するための金属製フィッティングである。
【0018】
また、最上部のリフレクター23には、左右に延びる略放物状反射面23aが設けられ、ランプボディ10に挿着されたターンシグナルランプ用のバルブ26がリフレクター23の後頂部に設けた開口部23bから略放物状反射面23aの前方に突出するように配置されている。
【0019】
そして、エイミング機構Eによって、リフレクターユニット20を傾動調整することで、前照灯の光軸(走行ビームおよびすれ違いビームの光軸)を上下左右方向に調整できる。即ち、左右エイミングスクリューe11の回動により左右エイミング点e1が進退動作し、リフレクターユニット20が垂直傾動軸(エイミング支点e0と上下エイミング点e2を通る軸)Ly周りに傾動し、上下エイミングスクリューe21の回動により上下エイミング点e2が進退動作し、リフレクターユニット20が水平傾動軸(エイミング支点e0と左右エイミング点e1を通る軸)Ly周りに傾動し、前照灯の光軸を上下左右方向に調整できる。
【0020】
ランプボディ10の前面開口部は、前方斜め上方から側方にかけて大きく開口するとともに、前方から後方に大きく傾斜する前面カバー11が組み付けられて、灯室S内のリフレクターユニット20全体が上方の透明な前面カバー11で覆われている。灯室S内のリフレクターユニット20を取り囲む位置には、リフレクターユニット20の表面処理と同様のアルミ蒸着処理が施されたエクステンションリフレクター40が配置されており、非点灯時に車両前方位置から前面カバー11を通して灯室S内が透けて見え、灯室S内全体が明るい鏡面色に見える。
【0021】
また、投射型光源ユニットUを構成するレンズホルダー34には、外光を光源ユニットU内に取り入れるための上方開口部35aおよび下方開口部35bが設けられており、これによって、凸レンズ36の背後が明るくなって、非点灯時に前面カバーを通して凸レンズ36が薄暗く見えるという従来の不具合が改善されている。即ち、エクステンションリフレクター40やリフレクター23は、光源ユニットUにおけるレンズホルダー34の上方開口部35aよりも後方に設けられているため、前照灯の光源を点灯させない昼間では、図2に示すように、前面カバー11を透過して灯室S内に飛来した外来光は、エクステンションリフレクター40やリフレクター23で遮られることなく、矢印Aに示すようにレンズホルダーの上方開口部35aを介して、あるいは矢印Bに示すようにレンズホルダーの下方開口部35bを介して投射型光源ユニットU内に侵入し、従来では暗かった投射型光源ユニットU内が明るくなって、前面カバー11を通して見える光源ユニットUの凸レンズ36が従来のように薄暗くは見えない。特に、灯室S内は、リフレクターユニット20およびその周りに配置されたエクステンションリフレクター40により、灯室S内全体が明るい鏡面色に見え、光源ユニットUの凸レンズ36は、その薄暗さが緩和されることで、周辺のエクステンションリフレクター40やリフレクター21,23の明るい鏡面色との違和感がなくなる。
【0022】
また、レンズホルダー34の上方開口部35aの後方側縁部には、シェード部材37に一体的に形成された、グレア光を防止するためのグレア光防止シェード38bが垂設されている。即ち、レンズホルダー34に上方開口部35aを設けたため、バルブ32の直射光やリフレクター30の内側底面で反射した光がこの上方開口部35aを通って前方斜め上向きに出射しグレア光となるおそれがあるが、バルブ32とレンズホルダー34の上方開口部35a間に設けたグレア光防止シェードが、レンズホルダー34の上方開口部35aを通って前方斜め上向きに出射してグレア光となる光を遮光し、グレア光の発生を阻止する。
【0023】
また、シェード部材37には、リフレクター30の内側下部の非有効反射面に沿って延在する舌片状水平延出部38cが一体的に形成され、この舌片状水平延出部38cの上面に耐熱黒色塗装が施されて、レンズホルダー34の上方開口部35aに向かう反射光を低減して、グレア光の発生を抑制するようになっている。
【0024】
また、グレア光防止シェード38bの前面にはアルミ蒸着処理面が設けられており、図2矢印Aに示すように前方斜め上方からレンズホルダー34の上方開口部35aに導かれた光は、グレア光防止シェード38bの前面(アルミ蒸着処理面)で反射して凸レンズ36に導かれるので、凸レンズ36の薄暗さはより緩和されることになる。
【0025】
なお、前記したように、グレア光防止シェード38bと遮光シェード38aと舌片状水平延出部38cは、アルミダイキャスト製のシェード部材37として一体的に形成されている。これらのシェード38a,38bは、レンズホルダー34やリフレクター30に一体的に形成することは可能であるが、アンダーカットに対する金型構造を含む製造設備が複雑となるため、グレア光防止シェード38bと遮光シェード38aをレンズホルダー34やリフレクター30とは別体のシェード部材37として一体的に構成することで、レンズホルダー34やリフレクター30の製造が容易となる。
【0026】
また、シェード部材37に舌片状水平延出部38cを設けることなく、リフレクター30内側下部の非有効反射面に耐熱黒色塗装を直接施すようにしてもよいが、狭いリフレクター30内所定位置に塗装を施すことは難しいので、シェード部材37に舌片状水平延出部38cを一体的に設け、平坦な舌片状水平延出部38cに耐熱黒色塗装を施すことで、リフレクター30内側における困難な塗装処理が回避されている。
【0027】
図5〜図9は、本発明の第2の実施例を示し、図5は自動車用コンビネーションヘッドランプの縦断面図、図6は同ヘッドランプの水平断面図(図5に示す線VI−VIに沿う断面図)、図7はリフレクターユニットの斜視図、図8は同ヘッドランプの要部であるすれ違いビーム形成用の光源ユニットの分解斜視図、図9はすれ違いビームの配光パターンを示す図である。
【0028】
前記した実施例では、光源ユニットUの構成部材であるリフレクター30は、前方にのみ開口する容器形状で、光源ユニットUの背後には、疑似リフレクター22が設けられていたが、この第2の実施例では、リフレクター30Aの左右の側壁の一部が切り欠かれるとともに、光源ユニットU1の背後には、リフレクターユニット20Aに一体的に形成されて略放物状の有効反射面22bをもつサブリフレクター22Bが設けられており、図6矢印に示すように、バルブ32の光の一部を切り欠き31,31を介して側方に導き、サブリフレクター22Bによって前方に反射配光することで、すれ違いビームの被視認性を高めるようになっている。
【0029】
即ち、レンズホルダー34には、前記した実施例の場合と同様の上下の開口部35a,35bが設けられていることに加えて、リフレクター30の切り欠き31,31を画成して側方への出射光量を設定するスカート部39が設けられている。このため、図9に示すように、光源ユニットU1の凸レンズ36からの投射配光により、クリアカットラインCLをもつパターンPAが形成され、リフレクター30Aの切り欠き31,31から側方に出射し、リフレクター22Bの有効反射面22bでの反射配光により、クリアカットラインCLに沿った中央寄りのパターンPB1,PB2が形成され、これらのパターンPA,PB1,PB2が合成されてすれ違いビームの配光パターンとなる。
【0030】
また、グレア光防止シェード38bの前面には文字や模様をあしらった装飾処理面38b1が設けられており、このシェード前面の文字や模様をあしらった装飾処理面38b1は、レンズホルダー34の上方開口部35aを介して投射型光源ユニットU内に導かれた外来光により明るく照明されて、非点灯時に凸レンズ36を介して装飾処理面38b1の装飾模様が透けて見えるので、従来にはない斬新なものとなる。
【0031】
その他は前記した第1の実施例に示す構造と同一であり、同一の符号を付すことでその重複した説明は省略する。
【0032】
なお、前記した実施例では、ターンシグナルランプ用のリフレクター23が、エイミング機構Eで傾動可能に支持されたリフレクターユニット20(20A)に一体的に形成されているが、リフレクター23をリフレクターユニット20(20A)と別体に構成し、ランプボディ10に対し固定するように構成してもよい。そしてこの場合には、エイミング機構Eを構成する左右エイミング点e1とエイミング支点e0が図1に示す位置よりも下方にくることは当然である。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るによれば、光源を点灯させない昼間では、投射型光源ユニットの凸レンズが従来のように薄暗く見えないので、非点灯時の前照灯の見栄えが改善されたものとなる。特に、投射型光源ユニットの凸レンズが周辺のエクステンションリフレクターの明るい鏡面色との違和感がなくなって、非点灯時の前照灯の見栄えが良好となる。
【0034】
請求項2によれば、光源を点灯させない昼間では、投射型光源ユニットの凸レンズが従来のように薄暗く見えないので、非点灯時の前照灯の見栄えが改善されたものとなる。
【0035】
請求項3によれば、レンズホルダーの上方開口部を通って投射型光源ユニットの斜め前方上向きに出射しようとする光はグレア光防止シェードにより遮光されるので、グレア光の発生しない適正な投射配光が得られるとともに、グレア光防止シェード前面に反射処理を施した場合は、非点灯時に凸レンズの薄暗さがより緩和されて見え、またグレア光防止シェード前面に装飾処理を施した場合は、非点灯時に凸レンズに装飾模様が透けて見え、いずれにしても従来にはない斬新性さによる前照灯の差別化を図ることができる。
【0036】
請求項4によれば、レンズホルダーの上方開口部を介して投射型光源ユニット内に導かれる外来光の光量が多いので、非点灯時の前照灯の見栄えが著しく改善されたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるコンビネーションヘッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【図3】同ヘッドランプのリフレクターユニットとエクステンションリフレクターの分解斜視図である。
【図4】同ヘッドランプの要部であるすれ違いビーム形成用の光源ユニットの分解斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例であるコンビネーションヘッドランプの縦断面図である。
【図6】同ヘッドランプの水平断面図(図5に示す線VI−VIに沿う断面図)である。
【図7】リフレクターユニットの斜視図である。
【図8】同ヘッドランプの要部であるすれ違いビーム形成用の光源ユニットの分解斜視図である。
【図9】すれ違いビームの配光パターンを示す図である。
【図10】従来の前照灯の縦断面図である。
【符号の説明】
S 灯室
10 ランプボディ
11 前面カバー
E エイミング機構
20、20A リフレクターユニット
21 走行ビーム形成用のリフレクター
22B すれ違いビーム形成用のサブリフレクター
23 第2のリフレクターであるターンシグナルランプ対応リフレクター
24,26,32 光源であるバルブ
U、U1 投射型光源ユニット
30、30A 光源ユニット構成部材であるリフレクター
34 光源ユニット構成部材であるレンズホルダー
35a 上方開口部
35b 下方開口部
36 光源ユニット構成部材である凸レンズ
38a クリアカットライン形成用の遮光シェード
38b グレア光防止シェード
40 エクステンションリフレクター
U、U1 光源ユニット
Lx 水平傾動軸
Ly 垂直傾動軸

Claims (4)

  1. ランプボディと透明な前面カバーで画成された灯室内に、
    略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター,前記リフレクターの第1の焦点近傍に配置された光源,筒形状のレンズホルダーを介して前記リフレクターの前方に配置された凸レンズを一体化した投射型光源ユニットと、前記光源ユニットを取り囲むように配置されたエクステンションリフレクターとを収容した自動車用前照灯において、
    前記レンズホルダーには上方開口部が設けられるとともに、前記レンズホルダーの上方開口部より後方に前記エクステンションリフレクターが延在することを特徴とする自動車用前照灯。
  2. ランプボディと透明な前面カバーで画成された灯室内に、略楕円状反射面を設けた前方に開口するリフレクター,前記リフレクターの第1の焦点近傍に配置された光源,筒形状のレンズホルダーを介して前記リフレクターの前方に配置された凸レンズを一体化した投射型光源ユニットと、前記光源ユニットの上方に配置された、第2の光源を備えた第2のリフレクターとを収容した自動車用前照灯において、
    前記レンズホルダーには上方開口部が設けられるとともに、前記レンズホルダーの上方開口部の後方に前記第2のリフレクターを配置したことを特徴とする自動車用前照灯。
  3. 前記光源と前記レンズホルダーの上方開口部間には、前記上方開口部を通って外方に出射するグレア光を遮光するグレア光防止シェードが設けられ、前記グレア光防止シェードの前面には、反射処理または装飾処理が施されたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用前照灯。
  4. 前記レンズホルダーの上方開口部は、後斜する前記前面カバーで覆われたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用前照灯。
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