JP2002093210A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2002093210A
JP2002093210A JP2000279256A JP2000279256A JP2002093210A JP 2002093210 A JP2002093210 A JP 2002093210A JP 2000279256 A JP2000279256 A JP 2000279256A JP 2000279256 A JP2000279256 A JP 2000279256A JP 2002093210 A JP2002093210 A JP 2002093210A
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reflecting
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Tomoharu Mochizuki
友晴 望月
Norihiro Nishitani
典弘 西谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遮光リブを備える灯具において、灯具の光量
の低下を防止する一方で、レンズに付着した雪を効果的
に融雪することを可能にした車両用灯具を提供する。 【解決手段】 電球19からの光をレンズ24に向けて
反射して外部に照射させる第1反射面34と、電球19
からレンズ24に向けられる光の一部を遮光する一方で
当該光を前記第1反射面34に向けて反射して第1反射
面34で反射される光に重畳させる第2反射面35と、
電球19からの光を第1反射面34で反射された光とは
別の方向からレンズ24に向けて反射する第3反射面3
0とを備える。第2反射面35において反射された光は
第1反射面34で反射される光と重畳されて外部に照射
されるため、照明の明るさが増大される。さらに、第3
反射面30で反射された光はレンズ24の下部領域に照
射されて温度を上昇させ、レンズ24の表面に付着した
雪を溶融する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に用
いられる車両用灯具に関し、特に配光特性が制限を受け
る灯具においてレンズ面に付着した雪を融雪するための
構成を備えた車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両用灯具、特に自動車の後
部に配設する複数のランプを複合化したリアコンビネー
ションランプを構成する場合、当該複数のランプのうち
の一つとしてリアフォグランプを複合化することがあ
る。図1はその一例のリアコンビネーションランプRC
Lであり、上部領域にテール&ストップランプT&SL
を配置し、下部領域にバックアップランプBUL、ター
ンシグナルランプTSL、リアフォグランプRFLを並
んで配置する。ここで、前記リアフォグランプRFLに
は、テール&ストップランプT&SLの下縁から、リア
フォグランプRFLの発光領域LAの上縁までの間隔寸
法L1を所定寸法以上に設計するという規格が設けられ
ており、そのためにテール&ストップランプT&SL
と、下側のリアフォグランプRFLとの間にダミーラン
プDLを配置して前記間隔寸法L1をかせいでいる。し
かしながら、リアコンビネーションランプRCLに要求
される上下寸法の制約から、ダミーランプDLを配置し
ても前記寸法L1を確保することが難しいことがあり、
その場合にはリアフォグランプRFLにおいて、前面の
レンズの上部領域LBで実質的な発光が行われることが
ないように、ランプ内部に遮光リブを設ける構成が提案
されている。
【0003】図7はこのようなリアフォグランプRFL
の内部構造の断面図であり、図1のBB線に相当する箇
所の図である。灯具ボディ1で構成される灯室15内に
遮光リブ兼用型リフレクタ111が内装されるととも
に、電球ソケット27により電球19が内装支持され
る。また、前記灯具ボディ1の前面開口にはレンズ24
が取着されている。そして、前記リフレクタ111の背
面部112は、前記電球19を焦点とする回転放物面と
して構成されるとともに、灯室15内の前記電球19よ
りも前方の上縁に沿った領域には、別体に形成された所
定長さの遮光部材113が配置されている。したがっ
て、電球19から出射された光は、リフレクタ111の
背面部112において前方に反射され、レンズ24を通
って外部に照射される。また、このとき、レンズ24の
上縁領域を透過しようとする光は、遮光部材113によ
って遮光される。そのため、リアフォグランプRFLを
前方から見たときには、遮光部材113での遮光により
レンズ24の上縁領域が照明されなくなり、図1に示し
たように実質的に照明される領域LAの上縁と、テール
&ストップランプT&SLの下縁との間隔寸法L1の規
格を満たすことが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のリア
フォグランプRFLでは、電球19から出射した光の一
部を遮光部材113で遮光しているため、レンズ24を
透過して外部に照射される光量は遮光された分だけ低下
されることになり、所要の明るさを確保することが困難
になる。そのため、電球19の輝度を増大し、あるいは
リフレクタ111の背面部112の寸法を大きくする等
の対策が必要となり、灯具の小型化、低コスト化の点で
不利になる。また、レンズに照射される光によってレン
ズの温度が上昇されるが、レンズ24を透過して照射さ
れる光量が低下されると、当該リアフォグランプRFL
ではレンズ24の温度上昇が他のランプに比較すると低
くなる。したがって、寒冷地で使用する自動車におい
て、リアコンビネーションランプのレンズに雪が付着し
たときに、他のランプではレンズの温度上昇によって付
着した雪を効果的に融雪することが可能であるが、リア
フォグランプRFLではレンズ24の温度上昇が低いた
めに、当該レンズ24に付着した雪を有効に融雪するこ
とが困難になり、レンズ24に付着した雪によってその
部分の光透過率が低下され、リアフォグランプRFLに
要求される配光特性を満たすことが困難になるという問
題が生じる。
【0005】本発明の目的は、このような遮光リブを備
える灯具において、灯具の光量の低下を防止する一方
で、レンズに付着した雪等を効果的に融雪することを可
能にした車両用灯具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用灯具は、
光源から出射された光を反射してレンズを通して外部に
出射させる光反射手段の構成として、光源からの光をレ
ンズに向けて反射し、前記レンズを透して外部に照射さ
せる第1反射面と、前記光源から前記レンズに向けられ
る光の一部を遮光する一方で当該光を前記第1反射面に
向けて反射する第2反射面と、前記光源からの光を前記
第1反射面で反射された光とは別の方向から前記レンズ
に向けて反射する第3反射面とを含むことを特徴とす
る。ここで、前記第1反射面及び第2反射面は前記灯具
ボディとは別体のリフクレタとして形成され、前記第3
反射面は前記灯具ボディの一部に形成された構成とす
る。また、前記第1反射面は前記光源を焦点とする回転
放物面で構成され、前記第2反射面は前記光源を中心と
する球面で構成され、前記第3反射面は前記光源を焦点
とし、前記第1反射面とは光軸が異なる方向に向けられ
た回転放物面で構成される。
【0007】本発明によれば、電球から出射され、第1
反射面により反射された光は、レンズを透して外部に照
射される。また、第2反射面を構成する遮光リブにより
レンズに向けての一部の光が遮光されるため、レンズの
一部領域は照明領域とはならず、隣接するランプとの間
隔寸法の規格を満たすことが可能になる。また、第2反
射面において反射された光は電球に向けて反対方向に向
けられ、第1反射面で反射される光と重畳されて外部に
照射されるため、照明の明るさが増大される。さらに、
第3反射面で反射された光はレンズの下部領域に向けら
れ、当該下部領域を透過して外部に照射されるため、レ
ンズの下部領域の温度を上昇し、レンズの表面に付着し
た雪を溶融する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。この実施形態では、本発明を図1に
示したリアコンビネーションランプに適用しており、上
部領域にテール&ストップランプT&SLを配置し、下
部領域にバックアップランプBUL、ターンシグナルラ
ンプTSL、リアフォグランプRFLを横に並べ、さら
に上下中間領域にダミーランプDLを配置し、これらの
ランプを一体化して前記リアコンビネーションランプR
CLを構成している。前記リアコンビネーションランプ
RCLは、図2に図1のAA線拡大断面図を示すよう
に、一体に樹脂成形された灯具ボディ1の内部を隔壁1
aによって上部領域に1つの灯室11を、上下中間領域
に1つのダミー灯室12を、下部領域に水平方向に並ん
だ3つの灯室13,14,15を区画する。また、前記
灯具ボディ1の内面にはアルミニウム等が塗装され、当
該アルミニウム塗装面が反射面として構成されている。
そして、前記4つの灯室11,13,14,15内には
それぞれ所要の電球(バルブ)16,17,18,19
を配置し、それぞれ前記したテール&ストップランプT
&SL、バックアップランプBUL、ターンシグナルラ
ンプTSL、リアフォグランプRFLを構成している。
なお、前記ダミー灯室12にはバルブは配置されていな
い。
【0009】前記灯具ボディ1の前面開口にはレンズが
取着される。前記前記テール&ストップランプT&SL
では、赤色のインナーレンズ20をネジ21により灯具
ボディ1に固定し、その外側に透明なクリアレンズ22
をテール&ストップランプT&SLの灯室の開口周縁部
に溶着した構成としている。また、前記ダミー灯室12
には前面を覆うように赤色をしたダミーレンズ23が溶
着されている。さらに、前記バックアップランプBU
L、ターンシグナルランプTSL、リアフォグランプR
FLでは、各ランプに対応するレンズを一体化した白色
の複合レンズ24として構成し、この複合レンズ24を
これらランプの前面領域にわたって配設し、複合レンズ
24の周縁において灯具ボディ1に溶着している。な
お、図2には図示されないが、前記インナーレンズ20
及び複合レンズ24には所要の配光特性を得るためのス
テップが形成されており、また、前記ダミーレンズ23
には後続車からの光を反射するための再帰反射ステップ
が形成される。
【0010】ここで、前記各ランプのうち、テール&ス
トップランプT&SL、バックアップランプBUL、タ
ーンシグナルランプTSLの基本的な構造はこれまでに
提供されているランプと同様であるため詳細な説明は省
略するが、図2に示されるように、前記各ランプの電球
16〜19は、それぞれ前記灯具ボディ1の背面側から
前記各灯室に挿通支持させた電球ソケット(図2にはテ
ール&ストップランプT&SLの電球ソケット25とタ
ーンシグナルランプTSLの電球ソケット26が図示さ
れている。)により支持されており、各電球ソケット2
5,26の背面部は前記灯具ボディ1の背面側に露呈さ
れ、図示は省略するが自動車の車体電源に接続される電
気コードが接続されている。また、前記ターンシグナル
ランプTSLでは、電球18にアンバー色のキャップ2
8が被せられ、アンバー色光を照射するように構成され
ている。
【0011】一方、本発明で特徴とされるリアフォグラ
ンプの構造を詳細に説明する。図3は図1のBB線断面
図、図4は前記リアフォグランプの部分のみを示す分解
斜視図である。前記灯具ボディ1の一部で構成されるリ
アフォグランプRFLの灯室15は上下壁、左右壁はほ
ぼ平坦に近い面として構成されているが、前記灯室15
の背面壁を構成する背面部30は前記電球19のフィラ
メントFを焦点とし、かつその光軸が前記複合レンズ2
4の下縁部に向くように下方に向けて傾斜されている回
転放物面として構成されており、その内面にはアルミニ
ウムが塗布され、前記電球19から出射した光を反射す
るように構成されている。そして、この背面部30の一
部に前記電球19を支持する電球ソケット27が取着さ
れている。
【0012】また、前記リアフォグランプRFLの灯室
15内には、前記灯具ボディ1とは別体に形成したリフ
レクタ31が内装されている。前記リフレクタ31は樹
脂成形により形成され、表面には後述するようにアルミ
ニウムが蒸着されている。前記リフレクタ31は、図5
に背面側から見た斜視図を併せて示すように、上下、左
右の各側面部32,33は平坦もしくは平坦に近い形状
とされ、前記灯具ボディ1のリアフォグランプRFLの
灯室15の内面に沿って延設される。また、前記リフレ
クタ31の背面部34は、前記電球19の光軸位置より
も高さの低い領域にのみ存在しており、前記電球19の
光軸位置よりも高さの高い領域には存在せずに窓部37
が構成される。前記背面部34は前記電球15を焦点と
し、その光軸がリアフォグランプの光軸方向、すなわち
前記複合レンズ24と垂直な方向に向けられた回転放物
面として形成され、また内面にはアルミニウムが蒸着さ
れており、これにより第1反射面として構成されてい
る。また、前記背面部34、すなわち第1反射面の中央
上縁部には前記電球15が配置される円弧状の切り欠き
34aが設けられる。
【0013】一方、前記リフレクタ31の上側の側面部
32の内側で前記電球15よりも前方位置には、前記電
球15のほぼ光軸よりも上側の領域を覆うようなひさし
状をした遮光リブ35が下方に向けて突出形成されてい
る。前記遮光リブ35は、前記電球15を中心とする球
面の一部として形成され、その表面及び内面にはアルミ
ニウムが蒸着されており、特に内面のアルミニウム蒸着
面は前記電球19から出射された光を、当該電球19に
向けて反射する第2反射面として構成されている。ま
た、この実施形態では前記第2反射面35の一部、すな
わち前記遮光リブ35の内面には、前記電球15に対向
する半円状の中央領域の内面を波型の凹凸とした拡散部
35aが形成されている。
【0014】ここで、前記リフレクタ31の背面には先
端にランスを形成した一対のランス片36が後方に向け
て突出されており、前記ランス片36は前記灯具ボディ
1の前記背面部30の一部に設けた図外の係合溝に嵌入
してランス結合することで、前記リフレクタ31は前記
灯室15内に固定支持されることになる。そして、この
ようにリフレクタ31をリアフォグランプRFLの灯室
15内に取着した状態では、前記リフレクタ31の前記
第1反射面34の上側に位置された窓部37には前記灯
具ボディ1の回転放物面をした前記背面部30の一部が
灯室15内に露出されることになり、この露出された領
域が第3反射面として構成される。
【0015】以上の構成のリアフォグランプRFLにお
いては、図6に光の進行路を模式的に示すように、前記
電球19から出射される光のうち、電球19の後方の下
方に向けて出射された光は、リフレクタ31の背面部で
構成される第1反射面34により反射される。第1反射
面34は光軸が複合レンズ24と垂直に向けられた回転
放物面として形成されているため、第1反射面34で反
射された光は平行光として複合レンズ24に照射され、
複合レンズ24に設けられた拡散ステップ24aにより
所要の配光特性で外部に照射されることになる。このと
き、電球19の光軸よりも上側の領域には第1反射面3
4が存在しておらず、また電球19の光軸よりも上側の
領域は第2反射面を構成している遮光リブ35によって
遮光されるため、複合レンズ24においては遮光リブ3
5よりも下側の領域からのみ前記した光照射が行われる
ことになる。そのため、複合レンズ24を前方から見た
ときには、遮光リブ35での遮光により複合レンズ24
の上縁領域が照明されなくなり、図1に示したように実
質的に照明される領域LAの上縁と、その上側に位置さ
れているテール&ストップランプT&SLの下縁との間
隔寸法L1の規格を満たすことが可能になる。
【0016】一方、前記電球19から出射された光のう
ち、電球19よりも前方の上方に向けて出射された光
は、遮光リブ35の内面で構成される第2反射面で反射
される。第2反射面35は電球19を中心とする球面と
して構成されているため、第2反射面35で反射された
光は電球19に向けた逆方向に向けられる。したがっ
て、この反射光は前記したように電球19の後方の下方
に向けて出射される光に重畳され、前記と同様に第1反
射面34で反射され、複合レンズ24を通して外部に照
射される。これにより、第1反射面34で反射されて複
合レンズ24を透して外部に照射される光量が増加さ
れ、照明の明るさが増大されることになる。なお、第2
反射面35には光軸上の領域に拡散部35aが形成され
ているので、第2反射面35で反射される光の一部は拡
散状態で反射されることになり、第2反射面35で反射
された光が前記したように重畳されたときに、光軸近傍
領域が他の領域よりも極端に明るく照射されることを防
止する。また、拡散部35aでの拡散によって反射光が
電球19ないし電球ソケット27の近傍に集光されるこ
とが防止され、これらの領域に熱が集中して過熱状態と
なることを防止する。
【0017】さらに、前記電球19から出射された光の
うち、電球19よりも後方の上方に向けて出射された光
は、リフレクタ31の窓部37を通して第3反射面30
で反射される。第3反射面30は光軸が前方下方に向け
られた回転放物面として構成されているので、第3反射
面30で反射された光は複合レンズ24の下部領域に向
けられ、当該下部領域を透過して外部に照射される。そ
のため、複合レンズ24の下部領域は第1反射面34で
反射された光と、第3反射面30で反射された光がそれ
ぞれ透過されることになり、複合レンズ24の下部領域
における透過光量は増大される。これにより、寒冷地で
の走行において複合レンズ24の表面に雪が付着した場
合でも、複合レンズ24の下部領域での温度上昇によっ
て複合レンズ24の表面に付着した雪を溶かすことが可
能になり、リアフォグランプに要求される配光特性を満
たすことが可能になる。なお、前記第3反射面30は灯
具ボディ1の背面部にアルミニウムを塗装した構成であ
るため、アルミニウムを蒸着した第1及び第2反射面3
4,35よりも反射率は低く抑えられており、第3反射
面30での反射光による複合レンズ24での過熱は防止
される。
【0018】なお、第2反射面を構成している遮光リブ
35は、その表面側が複合レンズ24を透してリアフォ
グランプRFLの正面側から観察されるが、遮光リブ3
5にはその表面にもアルミニウムが蒸着されているた
め、リフレクタ31の内面に設けられているアルミニウ
ムと渾然一体の外観となり、遮光リブ35が目立つこと
はなく、リアフォグランプRFLの外観上の見栄えが低
下することもない。
【0019】ここで、本発明における第2反射面は、電
球から出射した光を第1反射面の焦点に向けて反射する
機能を有するものであればよく、前記実施形態で示した
球面以外の反射面、例えば回転楕円面として構成しても
よい。また、第3反射面は、電球から出射した光をレン
ズの下部領域に向けて反射する機能を有するものであれ
ばよく、回転楕円面で構成することも可能である。さら
に、第3反射面は、リフレクタの背面部の一部で構成す
ることも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光源から
出射された光を反射してレンズを通して外部に出射させ
る光反射手段の構成として、光源からの光をレンズに向
けて反射し、前記レンズを透して外部に照射させる第1
反射面と、前記光源からレンズに向けられた光の一部を
遮光する一方で前記第1反射面に向けて反射する第2反
射面と、前記光源からの光を前記第1反射面で反射され
た光とは別の方向から前記レンズに向けて反射する第3
反射面とを含んでいるので、電球から出射され、第1反
射面により反射された光は、レンズを透して外部に照射
されるが、第2反射面よりも下側の領域からのみ前記し
た光照射が行われるため、レンズの上縁領域は照明され
なくなり、実質的に照明される上縁と、上側に配置され
たランプの下縁との間隔寸法の規格を満たすことが可能
になる。また、第2反射面で反射された光は電球に向け
て反対方向に向けられ、第1反射面で反射される光と重
畳されて外部に照射されるため、照明の明るさが増大さ
れる。さらに、第3反射面で反射された光はレンズの下
部領域に向けられ、当該下部領域を透過して外部に照射
されるため、レンズの下部領域の温度を上昇し、レンズ
の表面に付着した雪を溶融することが可能になる。これ
により、要求される隣接ランプとの間隔寸法を確保する
一方で、所要の配光特性、光量を満たし、かつレンズに
付着した雪を融解することが可能なリアフォグランプを
含むリアコンビネーションランプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるリアコンビネーションラン
プの正面図である。
【図2】図1のAA線拡大断面図である。
【図3】図1のBB線拡大断面図である。
【図4】リアフォグランプ部位の部分分解斜視図であ
る。
【図5】リフレクタを背面側から見た斜視図である。
【図6】リアフォグランプにおける光の光路を説明する
ための模式断面図である。
【図7】従来のリアフォグランプの断面図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 11,13,14,15 灯室 12 ダミー灯室 16〜19 電球 20 インナーレンズ 22 レンズ 23 ダミーレンズ 24 複合レンズ 25,26,27 電球ソケット 28 キャップ 30 灯具ボディの背面部(第3反射面) 31 リフレクタ 34 リフレクタの背面部(第1反射面) 35 遮光リブ(第2反射面) 36 ランス片 37 窓部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に光源を配設した灯具ボディと、前
    記灯具ボディの前面に取着されるレンズと、前記光源か
    ら出射された光を反射して前記レンズを通して外部に出
    射させる光反射手段とを備え、前記光反射手段は、前記
    光源からの光を前記レンズに向けて反射し、前記レンズ
    を透して外部に照射させる第1反射面と、前記光源から
    前記レンズに向けられた光の一部を遮光する一方で当該
    光を前記第1反射面に向けて反射する第2反射面と、前
    記光源からの光を前記第1反射面で反射された光とは別
    の方向から前記レンズに向けて反射する第3反射面とを
    含むことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記第1反射面及び第2反射面は前記灯
    具ボディとは別体のリフクレタとして形成され、前記第
    3反射面は前記灯具ボディの一部に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記第1反射面は前記光源を焦点とする
    回転放物面で構成され、前記第2反射面は前記光源を中
    心とする球面で構成され、前記第3反射面は前記光源を
    焦点とし、前記第1反射面とは光軸が異なる方向に向け
    られた回転放物面で構成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の車両用灯具。
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