JP2001216813A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2001216813A
JP2001216813A JP2000027178A JP2000027178A JP2001216813A JP 2001216813 A JP2001216813 A JP 2001216813A JP 2000027178 A JP2000027178 A JP 2000027178A JP 2000027178 A JP2000027178 A JP 2000027178A JP 2001216813 A JP2001216813 A JP 2001216813A
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lens
reflector
lamp
bulb
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JP2000027178A
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Tomoyuki Watanabe
智之 渡辺
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灯具の側後方への光照射を可能にするととも
に、灯具の設計上の制約を緩和し、かつ見栄えの低下が
生じることがない車両用灯具を提供する。 【解決手段】 内部にバルブ14を配設した灯具ボディ
1と、灯具ボディ1の正面から側後方までの領域を覆う
ように取着され、かつ後部寄りの位置にバルブ14から
出射される光を遮光する遮光部としての再帰反射レンズ
部22を備えるレンズ2と、バルブ14から出射された
光を反射し、レンズ2を透過して外部に照射するリフレ
クタ18とを備えており、リフレクタ18はバルブ14
の後側に配置されたメインリフレクタ部15と、バルブ
14よりも前側に配置されて光を側後方に向けて反射す
るサブリフレクタ部16とを備える。レンズ2に設けら
れた遮光部22によってバルブ14から出射された光が
灯具の側後方へ照射することが阻害される場合でも、サ
ブリフレクタ部16での反射によりランプの側後方への
照射が可能になり、要求される配光特性を満たすことが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に用
いられる車両用灯具に関し、特に灯具の側後方に向けて
光を照射することが可能な車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に装備されるフロントターンシグ
ナルランプ、あるいはリアターンシグナルランプは、自
動車の前端部あるいは後端部の左右両側部に装備され
る。そのため、これらターンシグナルランプの一部に、
外光あるいは他車等からの照明光を反射して自車のフロ
ントサイド、あるいはリアサイドを認識させるためのフ
ロントサイドマーカ、あるいはリアサイドマーカを一体
に設けることが行われている。
【0003】図7は自動車の右側のフロントターンシグ
ナルランプFTSLの一例の水平断面図である。自動車
の右フロント部の車体形状に沿うように前方から側後方
に向けて開口が形成された灯具ボディ101と、この灯
具ボディ101の正面ないし側面の開口を覆うようにラ
ンプの正面から側面にわたって延長されて前記灯具ボデ
ィ101に取着されたレンズ102と、前記灯具ボディ
101とレンズ102とで構成される灯室内に内装され
てバルブソケット113により支持されたバルブ114
とで構成されている。前記灯具ボディ101の一部はリ
フレクタ118として構成され、前記バルブ114から
出射される光をリフレクタ118によってランプヘの正
面方向に向けて反射し、レンズ102を通して自動車の
前方ないし側方を照明し、かつバルブ114の点滅によ
りフロントターンシグナルランプとして機能する。ま
た、前記レンズ102の一部には、内面側に直角三角錐
で構成される再帰反射ステップ(RRステップ:リフレ
ックス・リフレクタ・ステップ)122が形成されてお
り、この再帰反射ステップ122は、外部から照射され
てくる光を180°の方向に反射することによってフロ
ントサイドマーカFSMとして機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフロントタ
ーンシグナルランプFTSLでは、フロントサイドマー
カFSMを構成する再帰反射ステップ122は、自動車
の側方から自動車を確認することができるように、フロ
ントターンシグナルランプFTSLのレンズ102の側
面で、かつバルブ114から出射した光が前方ないし側
方に向けて照射する際の邪魔にならない箇所に配置され
る。前記した例では、バルブ114に対して幾分後部よ
りの位置に形成される。ところで、フロントサイドマー
カFSMを構成する再帰反射ステップ122は前記した
ように外光を逆方向に向けて180°の角度で反射する
構成であるため、バルブ114から出射した光に対する
透過率は極めて小さく、再帰反射ステップ122はレン
ズ102の一部に遮光部として存在することになる。そ
のため、バルブ114から出射された光のうち、側後方
に向けられた光は再帰反射ステップ122によって遮光
されることになり、結果として自動車に要求される、自
動車の側方から後方に向けて約22°の角度範囲への光
照射を実現することが困難になり、フロントターンシグ
ナルランプFTSLの視認性が低下することになる。
【0005】このようなフロントターンシグナルランプ
において、自動車の側後方への光照射を実現して側後方
からのフロントターンシグナルランプの視認性を可能と
するためには、(1)フロントサイドマーカを構成する
再帰反射ステップの面積を小さくする、(2)バルブ位
置を前方に移動させる、(3)バルブから出射した光を
側後方に屈折するためのステップをレンズに形成する、
の対策が考えられる。しかしながら、(1)の構成で
は、フロントサイドマーカを視認し難くなり、安全上好
ましくない。また、(2)の構成では、リフレクタの反
射特性やレンズの焦点位置が実質的に変更され、かつフ
ロントターンシグナルランプとしての配光特性にも影響
を受けるため、灯具ボディ及びレンズの全てを設計変更
しなければならず、また設計上の制約を受けて設計が困
難なものになる。さらに、(3)の構成では、例えば図
7に示すように、レンズ102の一部に断面がテーパ状
の屈折ステップ130を形成することになるが、このよ
うな屈折ステップ130によりフロントターンシグナル
ランプとしての配光特性に影響が生じるとともに、当該
屈折ステップ130がレンズ102の外部から露見され
るため、レンズの見栄え、ないしフロントターンシグナ
ルランプの見栄えが低下することになる。
【0006】本発明の目的は、以上の問題を解決し、側
後方への光照射を可能にするとともに、設計上の制約を
緩和し、かつ見栄えの低下が生じることがない車両用灯
具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は車両の車体端部
に取り付けられる車両用灯具であって、内部に光源を配
設した灯具ボディと、前記灯具ボディの正面から側後方
までの領域を覆うように前記灯具ボディに取着され、か
つ後部寄りの位置に前記光源から出射される光を遮光す
る遮光部を備えるレンズと、前記光源から出射された光
を反射して前記レンズを透過して外部に照射するリフレ
クタとを備えており、前記リフレクタは前記光源の後側
に配置されたメインリフレクタ部と、前記光源よりも前
側に配置されて前記光源から出射された光を側後方に向
けて反射するサブリフレクタ部とを備えることを特徴と
する。
【0008】本発明の前記車両用灯具において、前記サ
ブリフレクタ部は、反射面が前記光源に対して所要の水
平角度をなす中心軸を有する放物線上に配置され、かつ
それぞれ光を水平方向に拡散反射する複数の区画された
ステップ面で構成される。前記複数のステップ面は、そ
れぞれ水平方向の断面がかまぼこ状をした断面形状に形
成される。また、前記複数のステップ面は、異なる上下
方向の反射光軸を有するステップ面を有しており、前記
レンズには透過光を少なくとも上下方向に拡散する拡散
ステップが設けられる。さらに、本発明において、前記
遮光部は、レンズの外部から入射される光を逆方向に向
けて反射する再帰反射レンズ部として構成されているこ
とが好ましい。
【0009】本発明によれば、レンズに設けられた遮光
部によって灯具の側後方への照射が阻害される場合で
も、サブリフレクタ部での反射により灯具の側後方への
照射が可能になり、要求される配光特性を満たすことが
可能になる。そのため、遮光部の位置を変更し、あるい
は遮光部を小さくする等の設計変更は不要となり、レン
ズないし灯具の設計上の制約が生じることはない。ま
た、灯具の側後方へ光を屈折するための屈折ステップを
レンズに形成する必要もなく灯具の外観上の見栄えが低
下することもない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。この実施形態では、図1に示すよう
に、本発明を自動車CARの車体の右前部のヘッドラン
プHLに隣接して装備するフロントターンシグナルラン
プFTSL(以下、ランプと略称する場合がある)に適
用した実施形態を示している。図2は、前記フロントタ
ーンシグナルランプFTSLを側方から見た一部を破断
した斜視図であり、図3はそのAA線横断面図、図4は
図3のBB線縦断面図である。前記フロントターンシグ
ナルランプFTSLは、樹脂成形により形成した灯具ボ
ディ1を有しており、前記灯具ボディ1の一部にバルブ
ソケット取付穴12が開口され、このバルブソケット取
付穴12に光源としてのアンバー色のバルブ14を支持
したバルブソケット13が着脱可能とされている。前記
バルブソケット取付穴12は前記フロントターンシグナ
ルランプFTSLの正面(ここでは自動車の前方をラン
プの正面方向とする)に対してほぼ直交する灯具ボディ
1の一側部に開口されており、したがって前記バルブソ
ケット13はフロントターンシグナルランプFTSLの
側方から着脱可能とされている。
【0011】また、前記灯具ボディ1の内面にはアルミ
ニウム等が塗布されてリフレクタ18として構成されて
いるが、そのうち、前記バルブ14に対してランプの後
側に位置される領域は回転放物面に近い形状をしたメイ
ンリフレクタ部15として構成されており、その焦点近
傍位置に前記バルブ14のフィラメントFが位置されて
いる。また、前記バルブ14よりもランプの前側に位置
される領域は前側ダミーリフレクタ部17aとして構成
されるとともに、この前側ダミーリフレクタ部17aの
一部はサブリフレクタ部16として構成されており、こ
のサブリフクレタ部16は詳細を後述するように、前記
バルブ14から出射された光の一部をランプの側後方に
向けて反射するように構成されている。さらに、前記灯
具ボディ1の内面の後部側の領域は後側ダミーリフレク
タ部17bとして構成されている。なお、前記前側ダミ
ーリフレクタ部17a及び前記後側ダミーリフレクタ部
17bは、それぞれ前記バルブ14から出射された光を
直接的に反射するためのリフレクタとして構成されては
おらず、外部からの光を反射することが可能なリフレク
タとして構成されている。
【0012】一方、前記灯具ボディ1の正面ないし側面
に沿って存在する開口11には、ランプの正面から側後
方にまた領域を覆うように樹脂製のレンズ2が配設され
ており、前記灯具ボディ1の開口11の周縁部に対し
て、例えば超音波溶着等によって一体化され、前記灯具
ボディ1との間に灯室を区画形成している。前記レンズ
2は、ここでは貼り合わせ法、あるいは二色樹脂成形法
によって形成されており、白色透明の樹脂で形成された
ターンシグナルレンズ部21と、赤色の樹脂で形成され
た再帰反射レンズ部22とが一体に形成されている。前
記ターンシグナルレンズ部21は前記レンズ2の大部分
の領域にわたって形成されており、その内面には図4に
示されるように、上下方向の断面がかまぼこ型をした拡
散ステップ23が形成されており、この拡散ステップ2
3によりターンシグナルレンズ部21を透過する光を上
下方向に約5°の角度で光拡散するように構成されてい
る。
【0013】また、前記再帰反射レンズ部22は、前記
バルブ14の側方よりもランプの後部の領域で、かつ前
記後側ダミーリフレクタ部17bに対向される領域の一
部において、矩形に近い正面形状に形成されており、こ
の再帰反射レンズ部22はフロントサイドマーカFSM
として構成される。前記再帰反射レンズ部22は、従来
技術で説明したように、直角三角錐状をした微小な再帰
反射ステップがレンズ2の内面側に配列されており、レ
ンズ2の外部から入射される光を再帰反射ステップの直
交面において順次反射することで、当該光を入射された
方向に向けて逆方向、すなわち180°の角度で反射す
るようになっている。そのため、前記再帰反射レンズ部
22においては、レンズ2の内部から外部に向けられる
光の透過率は極めて小さく、再帰反射レンズ部22はレ
ンズ2の一部領域に遮光部として存在することになる。
ここで、前記ターンシクナルレンズ部21との境界部で
ある前記再帰反射レンズ部22の前側縁部Xは、ここで
は前記バルブ14のフィラメントFを結ぶ線分が、ラン
プFTSLの側方(ランプ正面方向に対して垂直な方
向)に対して所定の角度、ここでは11°の角度となる
位置に設定されている。
【0014】前記灯具ボディの前記サブリフレクタ部1
6を、図5と併せて説明する。図5は前記サブリフレク
タ部16の斜視図であり、全体として水平方向の断面が
放物面形状となるように形成されており、当該放物面の
頂点を通る中心軸A1(図3では前記BB線に一致す
る)は、同じく放物面形状の頂点と前記バルブ14のフ
ィラメントFを結ぶ軸A2に対してランプの正面方向に
向けて11°の角度に設定している。この角度は、前記
したようにバルブ14のフィラメントFと前記再帰反射
レンズ部22の前側縁部Xとを結ぶ線分がランプFTS
Lの側方に対してなす角度である11°に等しくされて
いる。また、前記サブリフレクタ部16は、水平方向及
び垂直方向にそれぞれ複数の領域、ここではそれぞれの
方向に3つに区画された計9個のマトリクス配置のステ
ップ面S1〜S9で構成されている。各ステップ面S1
〜S9はそれぞれ水平断面形状がかまぼこ型に形成され
ており、各ステップ面において反射する光を水平方向に
約17°の角度で拡散するように構成されている。さら
に、前記9個のステップ面S1〜S9のうち、上下方向
の中央の3つのステップ面S4〜S6は、ステップ面の
中心軸角度を水平方向に向け、上側の3つのステップ面
S1〜S3はステップ面の中心軸角度を水平線に対して
約7°下方に向け、下側の3つのステップ面S7〜S9
はステップ面の中心軸角度を水平線に対して約7°上方
に向けた構成とされている。
【0015】以上の構成のフロントターンシグナルラン
プFTSLによれば、図6(a),(b)を参照する
と、バルブ14を点灯したときには、バルブ14から出
射した光の一部はメインリフレクタ部15で反射された
上でターンシグナルレンズ部21を透過し、他の一部は
直接ターンシグナルレンズ部21を透過し、それぞれ自
動車の外部に向けてアンバー色の光を照射する。このと
き、メインリフレクタ部15はバルブ14のフィラメン
トFをほぼ焦点位置とする回転放物面形状であるため、
メインリフレクタ部15で反射された光はランプFTS
Lの正面方向、すなわち、自動車の前方に向けて照射さ
れる。また、バルブ14から直接ターンシグナルレンズ
部21を透過する光は、ランプFTSLの正面方向から
側方、すなわち、自動車の前方から側方に向けて照射さ
れる。このとき、再帰反射レンズ部22は、前記したよ
うにレンズ2の内部から外部への光透過が阻止されるた
め、当該バルブ14からの直接出射光は、バルブ14の
フィラメントFと再帰反射レンズ部22の前側縁部Xと
を結ぶ方向、すなわちランプFTSLの側方方向よりも
側後方に向けて11°の角度よりも後方を照射すること
はない。この場合、11°の角度よりも後方を照射する
ために、再帰反射レンズ部22の前側縁部Xを後方に向
けて後退位置するようにレンズ2を設計すると、レンズ
2の全体の寸法が大きくなってしまい、自動車のデザイ
ンや設計に制約を与えることになる。また、再帰反射レ
ンズ部22の面積を小さくして前側縁部Xを後方に後退
位置させると、光反射面が小さくなり、フロントサイド
マーカFSMとしての機能が低下されることになる。
【0016】これに対し、前記バルブ14から出射され
た光のうち、サブリフレクタ部16で反射された光は、
サブリフレクタ部16を構成している放物面の中心軸A
1が、バルブ14のフィラメントFに向けられた軸A2
に対してランプの前方に向けて11°の角度、すなわ
ち、再帰反射レンズ部22の前側縁部Xがバルブ14の
フィラメントFに対してなす角度に等しい11°に設定
されており、しかもサブリフレクタ部16を構成する9
個のステップ面S1〜S9は水平方向に17°の角度で
拡散するかまぼこ型の断面形状に形成されているので、
各ステップ面S1〜S9で反射された光、すなわちサブ
リフレクタ部16で反射された光は、ランプの側方に対
して側後方に向けて28°の角度で拡散されることにな
る。また、上下方向については、各ステップ面S1〜S
9の角度が水平方向あるいは水平線に対して上下にそれ
ぞれ7°の角度とされ、かつレンズ2の内面の拡散ステ
ップ23により上下に5°で拡散されるため、水平線に
対して上下方向にそれぞれ12°の角度で拡散された状
態で照射されることになる。
【0017】これにより、図1のように、前記フロント
ターンシグナルランプFTSLを自動車CARの右前部
に装備したときには、自動車に要求されている側後方へ
の配光特性、及び上下方向の配光特性を満たすことが可
能となり、その一方で再帰反射レンズ部22を自動車の
後方に後退位置し、あるいは小面積に形成する必要がな
く、フロントターンシグナルランプFTSLの小型化を
図るとともに、フロントサイドマーカFSMとしての機
能を発揮させることが可能となる。また、図7に示した
ように、バルブからの光を側後方に屈折するための屈折
ステップをレンズに設ける必要がないため、レンズの外
観上の見栄え低下を防止することも可能になる。
【0018】ここで、前記サブリフレクタ部16の構成
は、ランプに要求される配光特性に応じて、その具体的
な構成を適宜に変更し得るものであることは言うまでも
ない。特に、サブリフレクタ部を構成する放物面形状、
および複数のステップ面の構成は、ランプに要求される
配光特性に応じて、その具体的な構成を適宜に変更する
ことが好ましい。
【0019】また、前記実施形態では、自動車の右側の
フロントターンシグナルランプに適用しているが、左側
のフロントターンシグナルランプに適用できることは言
うまでもない。また、自動車の後部の左右にそれぞれ設
けられてリアサイドマーカを一体に有するリアターンシ
グナルランプに適用することも可能であることは言うま
でもない。なお、リアターンシグナルランプに適用する
場合には、前記実施形態の自動車の側後方への配光特性
を、自動車の側前方への配光特性に置き換えた構成にす
ることになる。
【0020】さらに、前記実施形態では、遮光部として
再帰反射レンズ部を備えるランプ、すなわち、サイドマ
ーカを一体化したターンシグナルランプに本発明を適用
しているが、サイドマーカとしての再帰反射ステップに
換えて、車体色レンズ部やダミーレンズ部等のレンズの
一部に光源の光を透過しない遮光部が存在するターンシ
グナルランプ、あるいはターンシグナルランプ以外のラ
ンプについても、本発明を同様に適用することも可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光源から
出射された光を反射してレンズを通して外部に照射する
ためのリフレクタの構成として、光源の後側に配置され
たメインリフレクタ部と、前記光源よりも前側に配置さ
れて光源から出射された光を側後方に向けて反射するサ
ブリフレクタ部とを備えているので、レンズに設けられ
た遮光部によって灯具の側後方への照射が阻害される場
合でも、サブリフレクタ部での反射によりランプの側後
方への照射が可能になり、要求される配光特性を満たす
ことが可能になる。そのため、遮光部の位置を変更し、
あるいは遮光部を小さくする等の設計変更は不要とな
り、レンズないし灯具の設計上の制約が生じることはな
い。また、灯具の側後方へ光を屈折するための屈折ステ
ップをレンズに形成する必要もなく灯具の外観上の見栄
えが低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の実施形態を説明するため
の外観斜視図である。
【図2】図1の灯具の一部を破断した斜視図である。
【図3】図2のAA線に沿う拡大横断面図である。
【図4】図3のBB線に沿う縦断面図である。
【図5】サブリフレクタ部の斜視図である。
【図6】水平方向及び上下方向の光の照射状態を説明す
るための模式図である。
【図7】従来の車両用灯具の一例の横断面図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 2 レンズ 11 開口 12 バルブ取付穴 13 バルブソケット 14 バルブ 15 メインリフレクタ部 16 サブリフレクタ部 17a 前側ダミーリフレクタ部 17b 後側ダミーリフレクタ部 18 リフレクタ 21 ターンシグナルレンズ部 22 再帰反射レンズ部 23 拡散ステップ S1〜S9 ステップ面 F フィラメント CAR 自動車 HL ヘッドランプ FTSL フロントターンシグナルランプ FSM フロントサイドマーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車体端部に取り付けられる車両用
    灯具であって、内部に光源を配設した灯具ボディと、前
    記灯具ボディの正面から側後方までの領域を覆うように
    前記灯具ボディに取着され、かつ後部寄りの位置に前記
    光源から出射される光を遮光する遮光部を備えるレンズ
    と、前記光源から出射された光を反射して前記レンズを
    透過して外部に照射するリフレクタとを備えており、前
    記リフレクタは前記光源の後側に配置されたメインリフ
    レクタ部と、前記光源よりも前側に配置されて前記光源
    から出射された光を側後方に向けて反射するサブリフレ
    クタ部とを備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記サブリフレクタ部は、その反射面が
    前記光源に対して所要の水平角度をなす中心軸を有する
    放物線上に配置され、かつそれぞれ光を水平方向に拡散
    反射する複数の区画されたステップ面で構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記複数のステップ面は、それぞれ水平
    方向の断面形状がかまぼこ型に形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記複数のステップ面は、異なる上下方
    向の反射光軸を有するステップ面を有しており、前記レ
    ンズには透過光を少なくとも上下方向に拡散する拡散ス
    テップが設けられていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載の車両用灯具。
  5. 【請求項5】 前記遮光部は、レンズの外部から入射さ
    れる光を逆方向に向けて反射する再帰反射レンズ部とし
    て構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の車両用灯具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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