JP3185954B2 - ファイルのアーカイブ・リコール方法 - Google Patents

ファイルのアーカイブ・リコール方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機のファイルシス
テムにおいて、情報を格納するディスク装置等の比較的
高速の外部記憶装置の記憶空間の使用効率の向上を目的
とするファイルのア−カイブ・リコール方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク装置等の高速の第1の外
部記憶装置に作成されたファイルを、アクセス速度が遅
く、かつ大容量の記憶空間を有する磁気テープ記憶装置
等の第2の外部記憶装置に移動する方法として、例えば
特開平3−91041号公報に開示されているように、
移動対象となるファイルに対して予め移動時期(周期、
時刻等)を登録しておき、この登録された時期になった
とき、第1の外部記憶装置から自動的に第2の外部記憶
装置へ移動する方法(ア−カイブ)が知られている。
【0003】この方法によれば、一定期間以上アクセス
のないファイルが第1の外部記憶装置に存在する期間を
短くできるので、移動処理の分散化を行うことができ
る。
【0004】また、特開平3−136148号公報に開
示されているように、移動対象となるファイルに対して
使用する日付(周期等)、時刻を登録しておき、ファイ
ルが使用される前に、低速大容量の第2の外部記憶装置
から自動的に第1の外部記憶装置に移動する方法(リコ
ール)が知られている。
【0005】この方法によれば、目的のファイルに対す
るアクセスが発生する以前に、そのファイルを第1の外
部記憶装置に移動しておくことができるので、当該ファ
イルを使用するジョブが待たされることがなく直ちにア
クセス動作に移ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術のファイル移動方法にあっては、ジョブとの関連
を考慮せずに、ファイル別に移動時期、使用日、時刻を
指定しているので、次のような問題がある。
【0007】(1)バッチ処理の運用においては、ファ
イルをアクセスするプログラムはジョブの起動により作
動するものであり、通常1つのファイルは複数のジョブ
でアクセスされることが多い。
【0008】従って、ファイル毎に使用時期を指定する
方法では、使用時期を求めるために、当該ファイルを使
用する全てのジョブを調査しなければならない。
【0009】さらに、ジョブの追加、削除、変更といっ
た運用上の変更が発生した場合には、その変更内容を反
映してファイルの使用時期を求めなければならない。従
って、ジョブの調査、ジョブの変更内容をファイルの使
用時期に反映させる作業量が多い場合は、その作業が終
了するまでジョブの起動が待たされて処理が遅れるとい
う問題が起こる。
【0010】(2)ジョブの実行は定期的なものだけで
なく、データ到着の遅れ、データ量に応じたジョブの移
動や変動、また処理業務の性格により実行時期が不定期
なものなど、実行時期が変動するものがあるので、前記
従来技術においては、実行時期が変動する都度、対象フ
ァイルの使用時期を変更しなければならない。
【0011】このため、対象ファイルの使用時期の変更
作業量が多くなった場合は、上記と同様にジョブの起動
が待たされて処理が遅れるという問題が起こる。
【0012】この場合、作業量を軽減しようとすれば、
対象ファイルを使用時期が一定で変化の少ないファイル
に限定すれば良いが、その場合は多数のファイルを使用
した処理を行えないという問題が起こる。
【0013】また、対象ファイルの使用時期を変更しな
かった場合は、リコールが多発したり、逆に不要なファ
イルが第1の外部記憶装置に滞在し続け、第1の外部記
憶装置の記憶空間が有効に活用できなくなるという問題
が起こる。
【0014】本発明の目的は、バッチ処理の運用等にお
いてリコール処理に伴うジョブの起動待ちをなくすこと
ができると共に、使用予定のあるファイルをアーカイブ
することによるリコールの多発を防止し、さらに第1の
外部記憶装置の記憶空間の有効利用を図ることができる
ファイルのアーカイブ・リコール方法を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、ジョブ名およびその実行予定と関連付けて
各ジョブが使用するファイルの名称を登録するモニタフ
ァイルと、各ジョブに使用するファイルが第1および第
2の外部記憶装置のいずれに格納されているかを示す情
報と各ファイルの容量に関する情報を記憶する管理ファ
イルとを設け、前記モニタファイルに登録されたジョブ
のうち未実行で、最先に実行予定のジョブから任意に指
定した時間先までの間に実行予定の未実行ジョブが使用
するファイル名を求めた後、そのファイル名のファイル
が第1および第2の外部記憶装置のいずれに格納されて
いるかを前記管理ファイルの記憶情報によって求め、さ
らにそのファイルの容量を求め、前記最先に実行予定の
ジョブから任意に指定した時間先までの間に実行予定の
未実行ジョブが使用するファイルが第2の外部記憶装置
に格納されている場合は、そのファイルを第2の外部記
憶装置から第1の外部記憶装置に移動し、この移動の際
に第1の外部記憶装置の空き容量が移動対象のファイル
容量より少ない場合は実行済みのジョブが使用した使用
予定のないファイルを第2の外部記憶装置に予め移動す
るようにしたものである。
【0016】
【作用】前述の手段によれば、モニタファイルに登録さ
れたジョブのうち未実行で、最先に実行予定のジョブか
ら任意に指定した時間先までの間に実行予定の未実行ジ
ョブが使用するファイル名を求めた後、そのファイル名
のファイルが第1および第2の外部記憶装置のいずれに
格納されているかを管理ファイルの記憶情報によって求
め、さらにそのファイルの容量を求め、前記最先に実行
予定のジョブから任意に指定した時間先までの間に実行
予定の未実行ジョブが使用するファイルが第2の外部記
憶装置に格納されている場合は、そのファイルを第2の
外部記憶装置から第1の外部記憶装置に移動し、この移
動の際に第1の外部記憶装置の空き容量が移動対象のフ
ァイル容量より少ない場合は実行済みのジョブが使用し
た使用予定のないファイルを第2の外部記憶装置に予め
移動する。
【0017】従って、ジョブの実行予定を基準としてフ
ァイルの移動が行われることになるので、ジョブを実行
する際には、その実行時期より前に必要なファイルは確
実に第1の外部記憶装置に格納されている状態が作り出
されていることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0019】図1は、本発明のアーカイブ・リコール方
法の一実施例を示すブロック図である。
【0020】図1において、10はジョブ別にその実行
時期、時間等の情報を登録したスケジュールマスタ、2
0は各ジョブの実行割り当てを行う日と、行わない日
(休日)の情報を登録したカレンダファイル、30は各
ジョブで使用するファイルおよび実行クラス等のジョブ
制御言語情報を登録したJCLファイルである。
【0021】また、40はスケジュールマスタ10とカ
レンダファイル20からジョブの実行日と実行順序を決
定し、実行予定時刻を決めるジョブスケジュールプログ
ラム、50はスケジュール結果としての各ジョブの実行
予定情報とジョブ制御言語の情報を格納するモニタファ
イル、60はアーカイブ対象ファイル名を登録したアー
カイブ対象ファイル名ファイルである。
【0022】70はジョブの実行予定情報と実行実績か
ら各ジョブで使用するファイルがアーカイブ対象ファイ
ルかどうかを判断し、アーカイブまたはリコールの実行
をアーカイブ・リコール実行プログラム100に指示す
るモニタプログラム、80はモニタプログラム70によ
り起動されるジョブである。
【0023】90は各ジョブにより使用されるファイル
を格納する第1の記憶装置としてのディスク装置、10
0はアーカイブ・リコールを実行するアーカイブ・リコ
ール実行プログラム、110はアーカイブ中のファイル
のファイル名および容量等を記録するアーカイブ・リコ
ール管理ファイル、120はアーカイブされたファイル
が格納される第2の外部記憶装置としてのアーカイブ装
置である。
【0024】図1において、スケジュールマスタ10に
は、例えばジョブ名とジョブを実行する時期(毎日、毎
週、毎月、週末、月末、曜日等の指定)と、ジョブの実
行予定時間及び当該ジョブの先行ジョブ等ジョブの実行
順序を決定する情報がジョブ単位、またはいくつかのジ
ョブからなるグループ単位に登録されている。
【0025】また、ジョブの実行予定の変更は、ジョブ
スケジュールプログラム40によってスケジュール変更
を行うことにより可能となっている。
【0026】モニタファイル50には、ジョブスケジュ
ールプログラム40によって決定したジョブの実行順序
とそれぞれのジョブの開始予定時刻と時間の情報と、ジ
ョブ実行に必要なジョブ制御言語の情報が格納されてい
る。
【0027】また、モニタプログラム70はジョブが実
行されていく毎にジョブの実行予定状態、実行中、完了
等の状態を更新するように作成されている。
【0028】さらに、モニタプログラム70は、定期的
(この間隔はユーザが外部から指定できる時間とする)
にアーカイブ・リコールの処理をアーカイブ・リコール
実行プログラム100に指示する。
【0029】図2は、モニタプログラム70がアーカイ
ブ・リコール実行プログラム100に対し、アーカイブ
・リコール処理を実行させる手順を示すフローチャート
である。
【0030】まず、アーカイブ対象ファイル名ファイル
60に格納されたアーカイブ対象ファイル名をディスク
装置90に入力し、このディスク装置90上にアーカイ
ブ対象のファイル一覧表を作成する(ステップ20
0)。
【0031】次に、各ファイルがアーカイブ中か否か、
および各ファイルの容量を前記一覧表の各々のファイル
について調査する。調査は、アーカイブ・リコール実行
プログラム100を介してアーカイブ・リコール管理フ
ァイル110の記憶情報によって行う(ステップ21
0)。
【0032】また、ディスク装置90上のアクセスボリ
ューム中の当該ファイルの記憶情報を入力する等により
行う。
【0033】次に、モニタファイル50の格納情報をデ
ィスク装置90に順次入力し(ステップ220)、この
順次入力されたモニタファイル50の情報から実行予定
のジョブを求めるための検索を行い、さらにそのジョブ
のジョブ制御言語情報から使用するファイル名を取り出
す(ステップ230)。
【0034】次に、ステップ230で取り出したファイ
ルがアーカイブ対象か否かを、ステップ200で作成さ
れたアーカイブ対象のファイル一覧表と比較することに
より判断する(ステップ240)。
【0035】そして、アーカイブ対象ファイルが見つか
ったときは、当該ファイルの使用予定時間(ジョブの開
始予定時刻)を前記ファイル一覧表に書き込む。この
時、既に時刻が退避されている場合は、最も早い時刻を
書き込む(ステップ250)。
【0036】ステップ220から、ステップ250の処
理はモニタファイル50に格納された全てのジョブにつ
いて繰返し実行する。
【0037】そして、前記ファイル一覧表より、使用予
定のあるファイルであって、かつアーカイブ中のファイ
ルの全容量を求める(ステップ260)。
【0038】次に、ディスク装置90の空き容量を求め
る(ステップ270)。
【0039】次に、ステップ260で求めた容量を満足
する空き容量があるか否かのチェックを行い、空き容量
が不足している場合はその不足容量を求める(ステップ
280)。
【0040】空き容量が不足していなければ(ステップ
290)、前記ファイル一覧表より、使用予定があるア
ーカイブ中のファイルをアーカイブ装置120からリコ
ールするために、アーカイブ・リコール実行プログラム
100に対してリコール実行要求を出す(ステップ32
0)。
【0041】また、空き容量が不足している場合は(ス
テップ290)、使用予定がなく、かつディスク装置9
0に存在するファイルを前記ファイル一覧表から求める
(ステップ300)。
【0042】そして、ステップ300で選択したファイ
ルを順次アーカイブ装置120にアーカイブするため
に、アーカイブ・リコール実行プログラム100に対し
てアーカイブ実行要求を出す(ステップ310)。
【0043】このように、ジョブの実行予定を基準とし
て、ファイルの移動が行われ、ジョブを実行する際に
は、その実行時期より以前に必要なファイルがリコール
され、ディスク装置90に格納されることになる。
【0044】また、ジョブの実行実績を基準として、デ
ィスク装置90上に存在している使用済ファイルあるい
は使用予定のないファイルは、アーカイブ装置120に
アーカイブされることになる。
【0045】なお、本実施例の図2において、ステップ
310、ステップ320で、アーカイブ・リコールの実
行指示は処理が集中しないようにアーカイブとリコール
を交互に繰り返す等の制御は容易に可能である。
【0046】 また、ステップ300で、アーカイブす
るファイルが無い場合、またアーカイブするファイルの
容量ではこれからリコールするファイルの容量を賄えな
い場合などは、空いている容量の範囲内で使用予定時刻
の早いファイル(即ち、実行予定時刻の早いジョブが使
用するファイル)からリコールする等の制御も容易に行
うことができる。
【0047】図3〜図7は、実施例のアーカイブ・リコ
ール処理を時間経過に沿って説明するための説明図であ
る。
【0048】なお、この例では、一日の運用時間を9:
00から18:00までとし、アーカイブ・リコール処
理は3時間毎に行うものとする。
【0049】また、ディスク装置90上のアクセスボリ
ューム内部には最大3つまでのファイルが存在できるも
のとする。
【0050】図3は初期状態を示しており、モニタファ
イル50には、今後実行される予定のジョブ401、使
用ファイル402、開始予定時刻403、所要時間40
4およびジョブの状態405が保持されている。
【0051】また、アーカイブ対象ファイル名ファイル
60には、アーカイブの対象となっているファイル名4
06が保持されている。この場合は、ファイルf1、f
2、f3、f4およびf5が対象となっている。
【0052】また、ディスク装置90上のアクセスボリ
ュームの内部には、ファイルf3、f4およびf5が格
納されている。さらに、アーカイブ先のアーカイブ装置
120内には、ファイルf1、f2が格納されており、
アーカイブ・リコール管理ファイル110に前記アーカ
イブ中のファイルf1、f2の情報としてファイル番号
406、容量407がファイルされている。
【0053】なお、500はジョブの実行を表してい
る。
【0054】図3の初期状態において、時刻10:00
にジョブAが実行予定になっているが、アクセスボリュ
ーム内部には、使用予定のファイルf1、f2が格納さ
れていないことが分かる。
【0055】従って、この使用予定になっているファイ
ルf1、f2を、ジョブAが実行される時刻以前にアー
カイブ装置120からアクセスボリューム内部にリコー
ルする必要がある。
【0056】しかし、アクセスボリューム内部には、使
用予定のないファイルf4と、ジョブBで使用される予
定のファイルf3、f5が存在しているが、使用予定時
刻がf1、f2より遅いf5をファイルf4と共にアー
カイブ装置120にアーカイブし、f1、f2をアーカ
イブ装置120からリコールする。
【0057】図4は、こうしてジョブA501が実行さ
れる以前に、必要とされるファイルf1、f2がアーカ
イブ装置120からアクセスボリューム内部にリコール
され、当面必要としないファイルf4、f5がアーカイ
ブ装置120にアーカイブされた状態を示している。こ
うした準備を行った後に、ジョブA501が実行され
る。
【0058】図5は、3時間経過後の状態を示したもの
で、ジョブA501の処理が終了し、時刻13:00に
実行が予定されているジョブB502の準備として、ジ
ョブBで使用するファイルf5がアーカイブ装置120
からがアクセスボリューム内部にリコールされ、同時に
ジョブA501で使用済みとなったファイルf2がアク
セスボリューム内部からアーカイブ装置120にアーカ
イブされている。
【0059】この時、アクセスボリューム内部には、ジ
ョブB502で使用するファイルf3、f5および次の
ジョブC503で使用される予定のファイルf1が残さ
れている。
【0060】また、図5に示すように、ジョブA501
の処理の終了に伴い、モニタファイル50のジョブA5
01の状態405が未実行から終了へと更新される。
【0061】同様に、図6は、6時間経過後の状態であ
り、ジョブB502の処理が終了し、時刻16:00か
ら実行が予定されているジョブC503のために、ジョ
ブC503で使用するファイルf1とf5がアクセスボ
リューム内部に準備されていることを示している。
【0062】従って、この時点では、アーカイブ・リコ
ール処理は必要としない。しかし、モニタファイル50
のジョブB502の状態405も未実行から終了へと変
更される。
【0063】図7は、9時間経過後の状態であり、全て
のジョブA501、B502およびC503の処理が終
了し、アクセスボリューム内部には、ファイルf1、f
3およびf5が残され、アーカイブ装置120には、フ
ァイルf2およびf4がアーカイブされている。
【0064】また、モニタファイル50には、全てのジ
ョブが終了したことが保持される。
【0065】なお、本実施例でアクセスボリュームの容
量は、ファイルの数で説明したが、実際にはファイルの
数ではなくファイルの容量で制御してもよい。そのため
には、アーカイブ中のファイルの容量をアーカイブ・リ
コール管理ファイルから求めることになる。また、アク
セスボリューム内部のファイル容量およびアクセスボリ
ューム内部の空き容量は、モニタプログラムから求める
ことが可能である。
【0066】また、アーカイブするファイルの選択処理
において、使用済みファイルおよび使用予定のないファ
イルが複数ある場合、そのうちの幾つかをアーカイブす
ればよいが、その場合、ファイルの容量およびアーカイ
ブ処理時間を考慮して選択することは容易である。
【0067】また、本実施例では、実行中のジョブが使
用しているファイルについては説明していないが、実際
には、使用中のファイルはアーカイブの対象としない。
【0068】また、本実施例は、1日のジョブの実行に
ついて説明したが、複数日にわたる制御も可能である。
例えば、翌日のジョブに使用する予定のファイルを前日
にリコールしておくような運用にも適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モニタフ
ァイルに登録されたジョブのうち未実行で、最先に実行
予定のジョブから任意に指定した時間先までの間に実行
予定の未実行ジョブが使用するファイル名を求めた後、
そのファイル名のファイルが第1および第2の外部記憶
装置のいずれに格納されているかを管理ファイルの記憶
情報によって求め、さらにそのファイルの容量を求め、
前記最先に実行予定のジョブから任意に指定した時間先
までの間に実行予定の未実行ジョブが使用するファイル
が第2の外部記憶装置に格納されている場合は、そのフ
ァイルを第2の外部記憶装置から第1の外部記憶装置に
移動し、この移動の際に第1の外部記憶装置の空き容量
が移動対象のファイル容量より少ない場合は実行済みの
ジョブが使用した使用予定のないファイルを第2の外部
記憶装置に予め移動するようにしたものである。
【0070】従って、ジョブの実行予定を基準としてフ
ァイルの移動が行われることになるので、ジョブを実行
する際には、その実行時期より前に必要なファイルは確
実に第1の外部記憶装置に格納されている状態が作り出
されていることになる。
【0071】この結果、計算センタ等におけるバッチ処
理の運用等においてリコール処理に伴うジョブの起動待
ちをなくすことができる。さらに、使用予定のあるファ
イルをアーカイブしてしまったことによるリコールの多
発を防止できるうえ、第1の外部記憶装置の記憶空間の
有効利用を図ることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック構成
図である。
【図2】 実施例のアーカイブ・リコール処理の手順を
示すフローチャートである。
【図3】 アーカイブ・リコール処理の一実施例の初期
状態を示す図である。
【図4】 実施例の準備状態を示す図である。
【図5】 実施例の3時間経過後の状態を示す図であ
る。
【図6】 実施例の6時間経過後の状態を示す図であ
る。
【図7】 実施例の9時間経過後の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…スケジュールマスタ、20…カレンダファイル、
30…JCLファイル、40…ジョブスケジュールプロ
グラム、50…モニタファイル、60…アーカイブ対象
ファイル名ファイル、70…モニタプログラム、80…
ジョブ、90…ディスク装置(第1の外部記憶装置)、
100…アーカイブ・リコール実行プログラム、110
…アーカイブ・リコール管理ファイル、120…アーカ
イブ装置(第2の外部記憶装置)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョブ名およびその実行予定と関連付け
    て各ジョブが使用するファイルの名称を登録するモニタ
    ファイルと、各ジョブに使用するファイルが第1および
    第2の外部記憶装置のいずれに格納されているかを示す
    情報と各ファイルの容量に関する情報を記憶する管理フ
    ァイルとを設け、前記モニタファイルに登録されたジョ
    ブのうち未実行で、最先に実行予定のジョブから任意に
    指定した時間先までの間に実行予定の未実行ジョブが使
    用するファイル名を求めた後、そのファイル名のファイ
    ルが第1および第2の外部記憶装置のいずれに格納され
    ているかを前記管理ファイルの記憶情報によって求め、
    さらにそのファイルの容量を求め、前記最先に実行予定
    のジョブから任意に指定した時間先までの間に実行予定
    の未実行ジョブが使用するファイルが第2の外部記憶装
    置に格納されている場合は、そのファイルを第2の外部
    記憶装置から第1の外部記憶装置に移動し、この移動の
    際に第1の外部記憶装置の空き容量が移動対象のファイ
    ル容量より少ない場合は実行済みのジョブが使用した使
    用予定のないファイルを第2の外部記憶装置に予め移動
    することを特徴とするファイルのアーカイブ・リコール
    方法。
  2. 【請求項2】 使用予定の無いファイルを第2の外部記
    憶装置に移動しても第1の外部記憶装置の空き容量が不
    足する場合は、空き容量の範囲内で実行予定時刻の早い
    ジョブが使用するファイルから第1の外部記憶装置に移
    動することを特徴とする請求項1記載のファイルのアー
    カイブ・リコール方法。
  3. 【請求項3】 使用予定の無いファイルを第2の外部記
    憶装置に移動する際に、ファイル容量および移動処理時
    間を考慮して移動対象ファイルを選択することを特徴と
    する請求項1または2記載のファイルのアーカイブ・リ
    コール方法。
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