JPH10161915A - 後発ジョブ優先の排他制御を実現するデータ引き継ぎ方法 - Google Patents

後発ジョブ優先の排他制御を実現するデータ引き継ぎ方法

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JPH10161915A
JPH10161915A JP8319081A JP31908196A JPH10161915A JP H10161915 A JPH10161915 A JP H10161915A JP 8319081 A JP8319081 A JP 8319081A JP 31908196 A JP31908196 A JP 31908196A JP H10161915 A JPH10161915 A JP H10161915A
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JP8319081A
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Masahiro Kiyoi
雅広 清井
Takayasu Yamakawa
隆康 山川
Masayuki Inoue
政幸 井上
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジョブ間でパイプ型ファイルを受け渡す際、す
べてのデータ生成が完了していない任意の時点で処理中
のデータ読み込みジョブを終了させ、それ以降のデータ
読み込みを別のデータ読み込みジョブへと引き継がせる
処理を実現しようとすると、既存のプログラムを変更す
る以外に手段がなかった。 【解決手段】オープン処理実行部3はデータ受取ジョブ
15からデータ読み込み開始の要求を受け取ると、既に
同一ファイルからデータ読み込み中のジョブが存在する
か判定し、存在する場合、新しくデータ読み込みを要求
してきたジョブに最初に転送するデータは、バッファ領
域8内に存在データのうち最初のジョブが次に読み込も
うとしていたデータであると設定し、一方、最初のジョ
ブが次に読み込むべきデータはEOFブロック9内のデ
ータであると設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブ間のデータ
引き継ぎ処理方法に関し、特に、銀行などで利用される
計算機システムにおいて、オンラインサービスを実行す
るジョブから同サービス結果の集計処理(バッチ処理)
を実行するジョブへのデータ引き継ぎ処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明は、ジョブ間でのデータ引き継ぎ
処理に関するものである。ジョブとは、計算機システム
における処理の単位であり、一つ以上のプログラムから
成り、利用者からジョブ実行の要求があったとき、それ
ぞれのプログラムが逐次的に、もしくは並行して実行さ
れる。簡単のため、以後、データ引き継ぎ処理において
データを生成し書き込む側のジョブを「データ生成ジョ
ブ」、データを受け取る側のジョブを「データ受取ジョ
ブ」と呼ぶ。
【0003】銀行などで利用される計算機システムにお
いては、所定の業務を果たす必要があるとき、それを一
つのプログラムで実行するのではなく、複数のプログラ
ムの組み合わせにより実行することが多い。このとき、
複数個のジョブを連携させることにより、一つの業務が
完了する。この処理形態は、異常発生時にその影響を最
小限にとどめることが可能となり、保守性が高い。ま
た、新規サービス等に伴う業務内容の変更に際しても、
既存のプログラムを作り直すのではなく、既存のジョブ
とジョブとの間に、新規業務を実行するジョブを追加す
ることにより対応できるため、拡張性にも優れている。
しかし、こうした複数ジョブを組み合わせたシステムの
運用形態は、異なるジョブ間で連携を取るために、なん
らかの手段を使ってジョブ間でデータ引き継ぎ処理を行
なわなければならない。
【0004】ジョブ間でデータ引き継ぎ処理を行う必要
があるとき、最も一般的には、データ生成ジョブが、全
データをファイルという形式で外部記憶装置(磁気ディ
スク装置や磁気テープ装置に代表される)に格納し、フ
ァイル生成が完了したのち、データ受取ジョブが順次フ
ァイル読み込みを開始する方法が取られている。
【0005】これに対し、データ引き継ぎ処理をより高
速に実行したいという場合に利用されるのが、特開平3
−46033号公報や「並列汎用機の全貌」(日経BP
社、1994年)などに記された、いわゆる「パイプ型
連携」または「パイプ方式」と呼ばれる技術である。当
技術は、データ生成ジョブとデータ受取ジョブとが、引
き継ぎ対象ファイルを同時期にアクセスすることを許可
し、レコード(ファイルの構成要素)単位でのジョブ間
受け渡しを保証する。すなわち、データ生成ジョブが一
つのレコードを生成した後、データ受取ジョブより当レ
コードに対する読み込み要求が為されたとき、ただちに
当レコードをデータ受取ジョブに転送し、引き続き、以
下のレコードも同様にしてジョブ間で受け渡していく。
これにより、データがすべて生成されるまでデータ受取
ジョブ群の処理開始が待たされることを防止し、データ
引き継ぎ処理を行うすべてのジョブ群を並行して実行で
きるため、引き継ぎ処理に要する処理時間を短縮するこ
とができる。
【0006】また、パイプ型連携では、外部記憶装置の
代わりに、主記憶装置またはそれに準ずる補助記憶装置
上に用意したバッファ領域を介して、データをジョブ間
で転送する。外部記憶装置と比べデータを高速に転送で
きる主記憶装置や補助記憶装置を利用することにより、
更にデータ引き継ぎ処理時間を短縮できる。ただし、主
記憶装置は外部記憶装置と比べてデータ収容量が小さ
く、銀行等の計算機システムで扱うような膨大な量のデ
ータを、すべてバッファ領域内に格納することは事実上
不可能である。よって、本パイプ型連携では、受け渡し
の完了したデータから順次バッファ領域内より削除し、
その領域は新しいデータの格納に再利用する。そのため
パイプ型連携の適用は、データ生成ジョブのデータ書き
込み順序とデータ受取ジョブのデータ読み込み順序が一
致していることが条件となる。
【0007】パイプ型連携は、当初、一つのデータ生成
ジョブから一つのデータ受取ジョブへのデータ引き継ぎ
処理に適用された。しかしその後、更に処理時間を短縮
するため、適用対象となるジョブ数を増やす方法が提案
されてきた。その結果、データ生成ジョブが複数個の場
合や、データ受取ジョブが複数個の場合のデータ引き継
ぎ処理にも、パイプ型連携方法の適用が可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】銀行など金融業の計算
機システム運用は、昼間のオンライン処理と、夜間のバ
ッチ処理とに二分される。オンライン処理とは、現金引
き落とし、為替振り替えなどの利用者からの依頼を処理
する処理であり、一方バッチ処理は、主として昼間のオ
ンライン処理の実行履歴情報をもとに、その処理内容を
集計する処理である。バッチ処理の大部分は前述した通
り、オンライン処理の終了を待って開始されることが多
い。しかし現在、銀行のオンライン処理業務を無停止運
用(24時間運用)することへの要求が高まりつつあ
る。
【0009】24時間連続運用を実現するためのアプロ
ーチは、すでにいくつかのものが提案されているが、そ
れらの多くは、新しい処理プログラムの利用を前提とし
ている。ところが、金融系という極めて高い信頼性が要
求される分野では、概して従来方式を生かしつつ緩やか
に新しいシステムへと移行することが望まれる。例え
ば、プログラム内部は変更せず、ジョブ実行のスケジュ
ールや各ジョブの実行条件を変更するだけで新システム
が実現できるならば、従来と同程度の信頼性を維持でき
ると考え喜ぶ金融系計算機システム管理者は多い。こう
した観点から24時間連続オンライン運用の実現を検討
すると、一日を論理的にいくつかの区間(例えば0時か
ら8時、8時から16時、16時から24時の三区間)
に区切り、バッチ処理側のみ従来同様、その区間ごとに
別々に実行させるという方法が考えられる。この場合、
処理の集計が各区間単位で為されるということを除け
ば、従来方式からの変更点はない。
【0010】しかしこのとき、それぞれの時間区間ごと
に切り分けられたオンライン処理実行履歴情報ファイル
を、どのようにして作成するかということが問題とな
る。すなわち、これまでは1日ごとのオンラインサービ
ス時間の終了と同時に実行履歴情報ファイルの生成が完
了していたのだが、24時間無停止となった場合、いつ
まで経っても実行履歴情報ファイルの生成が完了しない
ことになる。従って、この問題を解決しない限りは、前
述のように従来同様のバッチ処理を各時間区間ごとに実
行することはできない。一定の時間ごとにファイルの生
成を終了させるプログラムを新規作成すれば、この問題
を解決できるが、それでは従来運用をできるかぎり流用
したいという要望からは外れてしまう。
【0011】このように、将来発生しうる24時間連続
オンラインサービスにおいて、オンライン処理を一瞬た
りとも停止させることなく、かつ、既存のバッチ処理プ
ログラムを変更せずに、バッチ処理を一定の時間区間ご
とに分割実行する処理を実現することが、本発明が解決
しようとする課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の代表的な手段は、次のとおりである。
【0013】本発明の後発ジョブ優先の排他制御を実現
するデータ引き継ぎ方法は、一つ以上のジョブが生成す
る一つ以上のデータ(ファイル)を、一つ以上のジョブ
が受け取るとき、複数のジョブを並行に実行し、主記憶
装置またはそれに準ずる補助記憶装置上に用意したバッ
ファ領域を介し、すべてのデータ生成が完了しなくと
も、生成済みのデータから順次受け渡し処理を実行する
計算機システムにおいて、データを受け取る側のジョブ
が対象ファイルに対してアクセスを要求してきたとき、
同ジョブのアクセスを許可する第1のステップと、同フ
ァイルに対してデータ受け取り要求アクセス中のジョブ
がすでに存在しているか否かを判定する第2のステップ
と、前ステップで、条件を満たすジョブが存在している
と判定した場合、該当するジョブに対し、対象ファイル
のデータ転送がすべて完了したことを意味するデータを
転送し、同ファイルへのアクセスを終了させる第3のス
テップとを有する。
【0014】また、本発明の後発ジョブ優先の排他制御
を実現するデータ引き継ぎ方法は、データを受け取る側
のジョブが対象ファイルに対してアクセス要求する際、
同ファイルに対して他のジョブと排他アクセスするか否
かを利用者が指定できるパラメタ領域を作成するステッ
プを有する。
【0015】また、本発明の後発ジョブ優先の排他制御
を実現するデータ引き継ぎ方法は、利用者が排他アクセ
スを指定したか否かを判定する第1のステップと、前ス
テップで、利用者が排他アクセスを指定したと判定した
場合、当該ジョブからのアクセス要求を許可する第2の
ステップと、対象ファイルに対してデータ受け取り要求
アクセス中のジョブがすでに存在しているか否かを判定
する第3のステップと、前ステップで、条件を満たすジ
ョブが存在していると判定した場合、該当するジョブに
対し、対象ファイルのデータ転送がすべて完了したこと
を意味するデータを転送し、同ファイルへのアクセスを
終了させる第4のステップと、第1のステップで、利用
者が排他アクセスを指定しなかったと判定した場合、対
象ファイルに対してデータ受け取り要求アクセス中のジ
ョブがすでに存在しているか否かを判定する第5のステ
ップと、前ステップで、条件を満たすジョブが存在して
いると判定した場合、当該ジョブからのアクセス要求を
拒絶する第6のステップと、第5のステップで、条件を
満たすジョブが存在していないと判定した場合、当該ジ
ョブからのアクセス要求を許可する第7のステップとを
有する。
【0016】また、本発明の後発ジョブ優先の排他制御
を実現するデータ引き継ぎ方法は、データを受け取る側
のジョブが対象ファイルに対してアクセス要求を開始す
る際、排他の基準となるグループ名称を指定することを
許可する第1のステップと、同ファイルに対してデータ
受け取り要求アクセス中のジョブがすでに存在してお
り、かつ、それらのジョブがアクセス開始時に指定した
排他の基準グループ名称が、当該ジョブが指定したグル
ープ名称と等しいか否かを判定する第2のステップと、
前ステップで、すでにアクセス中のジョブと当該ジョブ
とが異なる排他の基準グループ名称を指定していると判
定した場合、当該ジョブからのアクセス要求を許可する
第3のステップと、引き続き、すでにアクセス中のジョ
ブに対し、対象ファイルのデータ転送がすべて完了した
ことを意味するデータを転送し、同ファイルへのアクセ
スを終了させる第4のステップと、第2のステップで、
すでにアクセス中のジョブと当該ジョブとが同一の排他
の基準グループ名称を指定しているか、対象ファイルに
対してデータ受け取り要求アクセス中のジョブが存在し
ていないと判定した場合、当該ジョブからのアクセス要
求を許可する第5のステップとを有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて詳細に説明する。
【0018】図1は、第1の実施の形態の原理図であ
る。図1において、1はパイプ型連携実行制御部であ
り、処理受付部2、オープン処理実行部3、クローズ処
理実行部4、ライト処理実行部5、リード処理実行部
6、パイプ型連携管理テーブル7、バッファ領域8、E
OFブロック9から構成される。パイプ型連携管理テー
ブル7は、更に共通管理テーブル10、出力管理テーブ
ル11、第1の入力管理テーブル12、第2の入力管理
テーブル13から構成される。14は、パイプ型連携制
御部1に対してデータの書き込みを要求するジョブ、い
わゆるデータ生成ジョブである。同じく15は、パイプ
型連携制御部1に対してデータの読み込みを要求するジ
ョブ、いわゆるデータ受取ジョブである。本実施の形態
では、一つのパイプ型連携ファイルの引き継ぎ処理に対
し、データ生成ジョブは1つ、データ受取ジョブは複数
個のアクセスを許可する。ただし、複数のデータ生成ジ
ョブからデータを受け取る処理に対しても、本発明を応
用することが可能である。
【0019】処理受付部2は、各ジョブからパイプ型連
携ファイルへのアクセス要求を受け取り、同アクセスの
種別を判定する。一般にファイルへのアクセス要求は、
オープン処理要求、クローズ処理要求、データ書き込み
要求、データ読み込み要求の4種類に分類できる。この
アクセス要求の種類に従い、処理受付部2は引き続きオ
ープン処理実行部3、クローズ処理実行部4、ライト処
理実行部5、リード処理実行部6のいずれかひとつを呼
び出す。
【0020】ここで、クローズ処理実行部4、ライト処
理実行部5、リード処理実行部6に関しては、特開平3
−46033号公報などに記された公知の技術を利用す
る。簡単に説明すると、ライト処理実行部5は、ジョブ
からのデータ書き込み要求に対し、バッファ領域に空き
ブロックがあればデータ転送を許可し、空きブロックが
なければデータ転送を抑止し、要求元ジョブを待ち状態
に設定する。リード処理実行部6は、ジョブからのデー
タ読み込み要求に対し、未入力データがバッファ領域に
存在すればデータ転送を許可し、そうでなければデータ
転送を抑止し、要求元ジョブを待ち状態にする。更に、
ライト処理実行部5、及び、リード処理実行部6は、あ
らかじめ設定した待ち状態解除の条件判定を行ない、条
件を満たした場合、該当するジョブの待ち状態を解除す
る。
【0021】クローズ処理実行部4は、ジョブからのフ
ァイルクローズ要求に対し、各ジョブに対応する管理テ
ーブルの削除など、ファイルアクセス完了処理を実行す
る。
【0022】オープン処理実行部3は、本後発ジョブ優
先の排他制御を実現するデータ引き継ぎ処理のための新
しい処理を実行する。詳しい処理内容は、後ほど図6及
び図7を使って説明する。
【0023】図2は、第1の実施の形態のシステム運用
図である。図2では、オンラインサービスプログラム2
01がデータ生成ジョブ14に相当し、データコピープ
ログラム203、206、209がデータ受取ジョブに
相当する。更に詳しく説明すると、オンラインサービス
プログラム201は、不特定時刻に発生する利用者から
の処理要求(トランザクション)202を受け付け、デ
ータベース更新など所定の処理を実行したのち、同処理
の実行履歴(ジャーナル)を、ファイルに書き込む。こ
こでは、ジャーナル書き込み先のファイルとして、パイ
プ型連携ファイル212を指定しているものとする。パ
イプ型連携ファイル212は、パイプ型連携制御部1に
よって管理される仮想的なファイルであり、同制御部1
の中に、個々のパイプ型連携ファイル212に対応する
パイプ型連携管理テーブル7及びバッファ領域8が存在
している。従って、ジャーナル書き込み先のファイルと
してパイプ型連携ファイル212を指定することによ
り、オンラインサービスプログラム201が生成するジ
ャーナルデータは、パイプ型連携制御部1に転送され
る。
【0024】前記オンラインサービスプログラム201
は、保守点検時など特殊な場合を除き、24時間無停止
に実行されているものとする。このとき、1日24時間
を、あらかじめ設定した論理的分割時刻213に従い、
いくつかに分割する。このように分割されたそれぞれの
時間区間ごとにオンライン処理の集計処理、いわゆるバ
ッチ処理を実行することが、本システムの目的である。
図2は、1日を3分割した例である。3分割された時間
区間のうち、最初の時間区間1の開始と共に、データコ
ピープログラム203の実行を開始するようジョブスケ
ジュールする。このような特定ジョブの開始時間指定
は、公知の技術であるジョブスケジューラを使って実現
できる。データコピープログラム203は、パイプ型連
携制御部1に対してパイプ型連携ファイル212のデー
タ読込みを要求し、磁気テープ装置204に対してデー
タの書込みを要求している。より詳しくは、のちほど図
3、図4を用いてデータコピープログラム212の処理
内容を説明する。引き続き、1日を3分割した時間区間
のうち、第2の時間区間(時間区間2)の開始と共に、
データコピープログラム206の実行を開始するようジ
ョブをスケジュールする。同データコピープログラム2
06は、第1の時間区分で実行したデータコピープログ
ラム203と同様の処理を実行するが、データ書込み要
求先の磁気テープ装置が、第1の時間区分で実行したデ
ータコピープログラム203で利用した磁気テープ装置
204とは別の磁気テープ装置207を指定する。
【0025】ここで、本発明におけるパイプ型連携制御
部1は、後発ジョブ優先の排他制御を実現する。すなわ
ち、前記データコピープログラム206からのパイプ型
連携ファイル212へのアクセス開始要求を受け取ると
同時に、パイプ型連携制御部1は、既に処理中のデータ
コピープログラム203の実行を終了させる。より具体
的には、後発ジョブからのアクセス開始要求、すなわち
ファイルオープン要求を受け取ったパイプ型連携制御部
1は、既に実行中のデータコピープログラム203に対
し、ファイルの終端を意味する記号「EOF」を転送す
る準備を行なう。のちほど図3でも示すように、同プロ
グラム203は「EOF」記号を受け取るまでデータの
読み込みを続けることを指定されているため、「EO
F」記号を受け取ったデータコピープログラム203
は、実際にはオンラインサービスプログラム201から
パイプ型連携ファイル212へのジャーナルデータの転
送が継続しているにもかかわらず、あたかもパイプ型連
携ファイル212のデータ生成が完了したものと認識し
て、処理を終了することになる。こうした排他制御を実
現するための詳細な処理フローは、後ほど図6及び図7
を使って改めて説明する。 データコピープログラム2
03の処理完了の結果、時間区間1内のジャーナルデー
タはすべて磁気テープ204に格納される。このデータ
を利用することにより、オンラインサービスは停止する
ことなく続いているにもかかわらず、時間区間1に対応
したバッチ処理205の実行を開始することが可能とな
る。このとき、それと並行して、時間区間2内のジャー
ナルデータ生成を目的としたデータコピープログラム2
06も実行されている。
【0026】以下同様にして、時間区間3のデータコピ
ープログラム209からパイプ型連携ファイル212へ
のアクセス開始と共に、時間区間2のデータコピープロ
グラム206へのデータ転送処理が終了し、これによっ
て時間区間2内のジャーナルデータの磁気テープ207
への保存処理が完了する。 このようにして、従来のバ
ッチ処理プログラムを変更することなく、無停止オンラ
インサービスプログラムに対しても各時間区間ごとに分
離されたバッチ処理を従来同様に実行することが可能と
なる。
【0027】図3は、データコピープログラム203、
206、209の記述内容である。すなわち同プログラ
ムは、FILEXなるファイルからデータを入力し、入
力したデータを順次FILEYなるファイルに書き込
む。この処理が、入力したデータが「EOF」すなわち
ファイルの終端記号と一致するまで続けられる。この例
のように、ファイルからのデータ入力を伴うプログラム
は一般に、EOF記号の読み込みまで処理を続けるとい
った処理内容となっている。このEOF記号は通常、フ
ァイルを生成する際、ファイル生成ジョブがファイルへ
のアクセスを終了するクローズ命令を発行した時点で、
オペレーティングシステムによってファイルの末尾に格
納される。図3で、FILEX、FILEYはそれぞれ
実際のファイル名称ではなく、プログラム内で一時的に
指定したファイル識別子である。プログラム内のファイ
ル識別子と実ファイル名称との対応付けは、同プログラ
ムの実行環境を定義したジョブ制御文にて指定する。
【0028】図4は、図2における時間区間1で実行さ
れるデータコピープログラム203のジョブ制御文40
1を示す。本ジョブ制御文401において、プログラム
301で指定された「FILEX」なるファイル識別子
に対し、実際には「FILE.PIPE.XC」なる名
称を持つファイルを対応付けることを定義している。な
お、「FILE.PIPE.XC」はパイプ型連携ファ
イル212のファイル名称であるとする。更に、同ファ
イルの属性を定義する「DEVICE」パラメタを「P
IPE」と指定する。本実施の形態では、この「DEV
ICE=PIPE」指定は、ファイルがパイプ型連携フ
ァイルであることを意味する。すなわち、この指定によ
って、本プログラムがパイプ型連携制御部1に対してパ
イプ型連携ファイル212からのデータ受け取りを要求
していることになる。更にファイル属性定義のうち「P
IPEXC=YES」なる指定文は、本パイプ型連携フ
ァイル212に対して後発ジョブ優先の排他制御を適用
することを宣言するものである。逆に後発ジョブ優先の
排他制御を適用しないことを宣言する場合は、「PIP
EXC=NO」と指定するか、もしくは「PIPEX
C」パラメタの指定を省略する。
【0029】プログラム301内で指定された「FIL
EY」なるファイル識別子には、「FILE.BACK
UP1」なる名称を持ち、ファイル属性「DEVIC
E」が「MT」であるファイルを対応付けることを定義
する。ここで、ファイル属性「MT」は、磁気テープ上
のファイルであることを意味するものとする。また、
「FILE.BACKUP1」は磁気テープ204のフ
ァイル名称である。
【0030】以上のプログラム記述、及び、ジョブ制御
文の指定によって、データコピープログラム203は、
パイプ型連携ファイル212よりデータを受け取り、受
け取ったデータを順次磁気テープ204に書き込む処理
を実行することになる。
【0031】ジョブ制御文401は、時間区間1で実行
されるデータコピープログラム203のジョブ制御文で
あるが、時間区間2で実行されるデータコピープログラ
ム206、時間区間3で実行されるデータコピープログ
ラム209のジョブ制御文も、同様にして定義できる。
すなわち、データコピープログラム206に対しては、
ジョブ名称を、図4で示した「INJOB1」とは異な
る例えば「INJOB2」に変更し、ファイル識別子
「FILEY」に割り当てる実ファイル名称を、図4で
示した「FILE.BACKUP1」とは異なる「FI
LE.BACKUP2」に変更する。また、データコピ
ープログラム209に対しては、ジョブ名称を、図4で
示した「INJOB1」とは異なる例えば「INJOB
3」に変更し、ファイル識別子「FILEY」に割り当
てる実ファイル名称を、図4で示した「FILE.BA
CKUP1」とは異なる「FILE.BACKUP3」
に変更する。ただし、「FILE.BACKUP2」は
磁気テープ207のファイル名称であり、「FILE.
BACKUP3」は磁気テープ210のファイル名称で
ある。
【0032】前記のジョブ制御文指定によって、時間区
間2の開始と共に実行されるデータコピープログラム2
06は、時間区間1にて実行されるデータコピープログ
ラム203と同じパイプ型連携ファイル212に対して
データの読み込みを要求し、かつ、データコピープログ
ラム203とは異なる磁気テープ207にデータを書き
込む処理を行なうことになる。同様にして、時間区間3
の開始と共に実行されるデータコピープログラム209
は、パイプ型連携ファイル212からデータを読み込
み、磁気テープ210にデータを書き込む。
【0033】図5は、パイプ型連携管理テーブル7の構
成図である。同テーブル7は、共通管理テーブル10、
出力管理テーブル11、第1の入力管理テーブル12、
第2の入力管理テーブル13から成り、これらのテーブ
ルは更にいくつかのフィールドから構成される。以下、
各フィールドについて説明する。
【0034】共通管理テーブル11は、ファイル名称5
01、バッファ領域先頭アドレス502、バッファブロ
ック数503、出力管理テーブルアドレス504、第1
の入力管理テーブルアドレス505、第2の入力管理テ
ーブルアドレス506から成る。このうち、ファイル名
称501には、本テーブルに対応するパイプ型連携ファ
イルの名称を格納し、バッファ領域先頭アドレス502
には、本パイプ型連携ファイルの引き継ぎデータを一時
的に格納するためのバッファ領域のアドレスを格納し、
バッファブロック数503には、同バッファ領域のブロ
ック数を格納する。いずれも、パイプ型連携ファイルに
対する最初のアクセス開始要求(オープン要求)に対し
て、オープン処理実行部3が設定する。
【0035】出力管理テーブルアドレス504、第1の
入力管理テーブルアドレス505、第2の入力管理テー
ブルアドレス506は、それぞれ対応するテーブルの先
頭アドレスを格納する。 続いて、出力管理テーブル1
1の構成について説明する。同テーブルの構成フィール
ドのうち、利用中フラグ507は現在処理中のデータ書
き込み側ジョブが存在するか否かを表わすフラグであ
り、アクセス開始時、オープン処理実行部3がオンに設
定し、アクセス完了時、クローズ処理実行部4がオフに
設定する。ジョブ名称508は、アクセス開始時、オー
プン処理実行部3が要求元ジョブ名称を格納する。ポイ
ンタ509は、次にジョブからデータ書き込み要求が為
されたときに、同データを一時的に格納するためのバッ
ファ領域8内のブロック番号を示している。同ポインタ
509の値は、データ転送処理が進むごとにライト処理
実行部5により1加算される。ただし、バッファ領域は
高価な主記憶上に配置しなければならず一般に小数の有
限ブロックしかないため、利用済ブロックを再利用しな
がら処理を進めなければならない。これを実現するた
め、変更したポインタ509の値がバッファブロック数
503の値を越えた場合は、ポインタ509の値を1に
リセットする。
【0036】カウンタ510は、ジョブがアクセス開始
時から処理したデータの累計値を格納するフィールドで
あり、データを1つ処理するごとにライト処理実行部5
が1を加算する。WAITフラグ511は、ジョブ名称
508に対応するジョブの実行待ち状態を表わし、待ち
状態直前、ライト処理実行部5がオンに設定し、待ち状
態解除直後、同じくライト処理実行部5がオフに設定す
る。
【0037】第1の入力管理テーブル12、第2の入力
管理テーブル13は、ともにパイプ型連携ファイルに対
してデータ読み込みを要求したジョブの実行を管理する
ためのテーブルである。ここで、入力管理テーブルを2
つ用意することによって、後発ジョブ優先の排他制御を
実現する。詳しくは、引き続き図6、図7を用いて説明
する。ただし、両入力管理テーブル12、13の構成要
素のうち、利用フラグ、ジョブ名称、ポインタ、カウン
タ、WAITフラグに関しては、先ほど説明した出力管
理テーブル11と同様の役割を持つ。出力管理テーブル
に存在しないフィールドは、排他フラグ517、523
だけである。同排他フラグの内容は、オープン処理実行
部3が、ジョブ制御文の「PIPEXC」パラメタの指
定内容に従って設定する。既に示した通り、後発ジョブ
優先の排他制御を実行する場合は「PIPEXC=YE
S」と指定させ、実行しない場合は「PIPEXC=N
O」と指定するか、もしくは同パラメタの指定を省略す
る。本排他フラグ517、523の具体的な利用方法に
ついては、引き続き図6、図7を用いて説明する。
【0038】図6は、オープン処理実行部3の処理フロ
ーチャートである。任意のジョブからパイプ型連携ファ
イルへのオープン要求を受け取ったとき、オープン処理
実行部3はまず、指定されたファイルのファイル名称と
一致するファイル名称フィールド501を持つパイプ型
連携管理テーブル7が既に存在するか否か、パイプ型連
携制御部1内をサーチ(ステップ601)する。存在し
なければ、同ファイルに対応するパイプ型連携管理テー
ブル7を新規作成し、更に同テーブル内の共通管理テー
ブルの各フィールドを初期設定(ステップ602)す
る。初期設定の内容については、既に図5を使って説明
した通りである。
【0039】引き続き、プログラム内で指示されたファ
イルのオープン種別、すなわち、データ書き込み要求
(OUTPUT)が指定されているのか、あるいはデー
タ読み込み要求(INPUT)が指定されているのかを
判定(ステップ603)する。ここで、後発ジョブ優先
排他制御を実行するのは、データ読み込みジョブの場合
に限る。すなわち、ステップ603の判定において、当
該オープン種別がINPUTの場合のみ、続いて、第1
の入力管理テーブル12、第2の入力管理テーブル13
の利用中フラグ512、518が共にオフとなっている
か否かを判定(ステップ604)する。この判定におい
て、いずれか一方のテーブルの利用中フラグ512また
は518がオンであれば、現在アクセス中のデータ読み
込み側ジョブが存在することを意味する。この場合、ジ
ョブ制御文における排他制御実行の指定内容に従い、次
の処理を決定する。
【0040】すなわち、ジョブ制御文における排他制御
指定パラメタ「PIPEXC」の内容が「YES」であ
るか否かを判定(ステップ605)する。同パラメタが
「YES」であれば、後発ジョブ優先の排他制御を実行
(ステップ606)しなければならない。このときの排
他処理の内容については、引き続き図7を用いて詳細に
説明する。
【0041】ステップ605の判定において、後発ジョ
ブ優先の排他制御が指定されていないと判定した場合、
すでにアクセス中のジョブの実行を中断することはでき
ない。そのため、本要求元ジョブに対して、当該ファイ
ルへのアクセス不可を通知(ステップ607)する。
【0042】ステップ603において、オープン種別が
「OUTPUT」であると判定した場合は、後発ジョブ
優先の排他制御とは無関係である。すなわち、この場合
には従来方法に準じて以下の処理を行なう。まず、出力
管理テーブル11の利用中フラグ507がオフか否かを
判定(ステップ608)する。同フラグ507がオフな
らば、現在処理中の出力ジョブが存在しないことを意味
するので、出力管理テーブルの各フィールドを初期設定
(ステップ609)したのち、要求元ジョブに対してア
クセス許可を通知(ステップ610)する。出力管理テ
ーブル11の利用中フラグ507がオンのときには、要
求元ジョブに対してアクセス不可を通知(ステップ60
7)する。
【0043】また、ステップ604において、第1の入
力管理テーブル12、第2の入力管理テーブル13の利
用中フラグ512、518が共にオフであった場合は、
現在アクセス中のデータ読み込み側ジョブが存在しない
ことを意味している。よって、この場合には排他制御の
指定の有無にかかわらず、当該要求は許可される。すな
わち、第1の入力管理テーブル12を初期設定(ステッ
プ611)したのち、要求元にジョブに対してアクセス
許可を通知(ステップ610)する。ただし、このとき
初期設定するのは第2の入力管理テーブル13でも良
い。初期設定の内容は、利用中フラグ512=オン、ジ
ョブ名称513=要求元ジョブのジョブ名称、ポインタ
514=バッファ領域先頭アドレス502の値、カウン
タ515=0、WAITフラグ516=オフ、排他フラ
グ517=オンである。
【0044】つづいて、前記オープン処理実行部3の処
理フローチャートのうち、排他処理ルーチン(ステップ
606)の詳細を抜き出し、図7を用いて説明する。た
だし簡単のため、図7においては、第1の入力管理テー
ブル12、第2の入力管理テーブル13のうち、第1の
入力管理テーブル12の利用中フラグ512がオンであ
った場合の処理フローチャートのみを示す。逆に第2の
入力管理テーブル13の利用中フラグ518がオンのと
きには、図7で示した各ステップで、第1の入力管理テ
ーブル12と第2の入力管理テーブル13とを入れ替え
て処理を行なえばよい。
【0045】図7において、はじめに第1の入力管理テ
ーブル12の排他フラグ517がオンか否かを判定(ス
テップ701)する。ここで、同フラグ517がオンで
あるとは、先発してアクセス中のジョブも、排他制御パ
ラメタ「PIPEXC=YES」を指定していることを
意味する。このように、自ジョブ、データ生成ジョブが
共に排他制御を指定しているときに限り、後発ジョブ優
先の排他制御を実行することができる。よって、ステッ
プ701の判定において、第1の入力管理テーブル12
の排他フラグ517がオフであれば、排他制御を実行す
ることができず、要求元ジョブに対してアクセス不可を
通知(ステップ702)する。
【0046】ステップ701の判定において、第1の入
力管理テーブル12の排他フラグ517がオンのとき、
引き続き、第2の入力管理テーブル12のポインタ52
0に、第1の入力管理テーブル11のポインタ514の
値を格納(ステップ703)したのち、第1の入力管理
テーブル11のポインタ514には、パイプ型連携制御
部1内のEOFブロック9のアドレスを格納(ステップ
704)する。ステップ703、704によって、先発
してアクセスしていたジョブが次にデータ読み込み要求
を発行したときには、それに対して「EOF」記号を転
送することになり、新規アクセス開始したジョブからの
最初のデータ読み込み要求に対しては、先発ジョブが読
み込んでいないデータの先頭から、転送を開始すること
が可能となる。
【0047】ステップ704に続いて、ポインタ520
以外の各フィールドも初期設定(ステップ705)す
る。ここでの初期設定値は、さきほど図6を使って説明
した入力管理テーブルの初期設定内容と同じである。初
期設定を終えたのち、アクセス要求元ジョブに対してア
クセス許可を通知(ステップ706)し、処理を終了す
る。
【0048】図8は、第1の実施例の動作遷移図であ
り、データコピープログラム203とデータコピープロ
グラム206の関係を例に取り、後発ジョブ優先の排他
制御の様子をより詳しく示した図である。
【0049】図8において、はじめにデータコピープロ
グラム203が、パイプ型連携制御部1に対して、パイ
プ型連携ファイル212へのオープンを要求する。同要
求を受け付けたパイプ型連携制御部1は、既にアクセス
中のデータ受取ジョブが存在するか否か判定する。この
場合には先行するデータ受取ジョブが存在せず、要求元
ジョブに対してアクセス許可を応答する。
【0050】アクセスを許可されたデータコピープログ
ラム203は、以下、自プログラム内の処理内容に従
い、パイプ型連携制御部1に対してデータ読込要求を繰
り返す。
【0051】ここで、時間区間の切り替わりに伴い、デ
ータコピープログラム206が起動され、パイプ型連携
制御部1に対してパイプ型連携ファイル212へのアク
セス開始を要求する。これを受け付けたパイプ型連携制
御部1は、既にアクセス中のデータ受取ジョブが存在す
るか否か判定する。この場合、先行するデータ受取ジョ
ブ、すなわちデータコピープログラム203が存在す
る。よって、パイプ型連携制御部1は、後発のデータコ
ピープログラム206に対してはアクセス許可を応答す
ると共に、先発のデータコピープログラム203に対し
ては、ファイル終端を意味するEOF記号を転送する。
より正確には、データコピープログラム206からのア
クセス要求直後に、データコピープログラム203から
データ読込要求が為されたときに、その要求に対してE
OF記号が転送されることになる。
【0052】EOF記号を受け取ったデータコピープロ
グラム203は、図3でも示した通り、全データの転送
が終了したものと認識し、引き続いてパイプ型連携ファ
イル212に対するファイルクローズをパイプ型連携制
御部1に対して要求し、それをもってデータ引き継ぎ処
理を完了する。このようにして、後発ジョブ優先の排他
制御を実現するデータ引き継ぎ処理を実行することがで
きる。
【0053】以上が、第1の実施の形態の説明である。
引き続き、第2の実施の形態について説明する。
【0054】第2の実施の形態のシステム運用図を、図
9に示す。第1の実施の形態と同様、第2の実施の形態
においても、24時間連続運行されているオンラインサ
ービスプログラム201からバッチ処理側のプログラム
へ、パイプ型連携ファイル212を経由してデータを受
け渡している。第1の実施の形態との相違点は、データ
コピープログラムを使って各時間区間ごとのジャーナル
データを一時保存することなく、各時間区間のバッチ処
理901、902、903に対し、直接データを転送し
ている点である。すなわち、各時間区間において、その
時間区間内のすべてのジャーナルデータが揃うのを待た
ず、オンラインサービスと並行して集計処理を実行して
いる。
【0055】ただし、時間区間の切り替わる時刻と同時
に、次の時間区間のバッチ処理を起動し、それ以前の時
間区間のバッチ処理に対するパイプ型連ファイルからの
データ転送を終了させる点は変わらない。なお、ジャー
ナルデータの入力が完了しても、それをもとに集計処理
を行なうバッチ処理は完了せず、やや遅れて実行が終了
すると考えるのが自然である。図9でいえば、区間1の
バッチ処理901は、時間区間2の開始とともにジャー
ナルデータからのデータ入力が完了するが、同データを
利用するバッチ処理901自身の処理は、それ以降も続
けられる。このとき、それと並行して既に区間2のバッ
チ処理902が実行を開始している。しかし、各時間区
間ごとの集計処理は互いに独立に実行可能であるという
ことを前提にしているため、こうした運用形態でも問題
は生じない。
【0056】以上が、第2の実施の形態の説明である。
引き続き、第3の実施の形態について説明する。
【0057】第3の実施の形態のシステム運用図を、図
10に示す。同システム運用上の前提条件は、これまで
の実施の形態に準ずる。以下、時間区間1を例に取り、
第3の実施の形態の特徴を説明する。
【0058】図10で示す通り、時間区間1におけるオ
ンラインジャーナルデータは、パイプ型ファイル212
を経由して、区間1の第1のバッチ処理1001と、磁
気テープ1002とに転送されている。時間区間2の開
始と共に区間2の第1のバッチ処理1004がパイプ型
連携ファイル212へのアクセスを開始し、これに伴い
区間1の第1のバッチ処理1001及び磁気テープ10
02はデータ入力を完了する。更に、磁気テープ100
2がデータ入力を完了することにより、同テープ100
2のデータを入力とする区間1の第2のバッチ処理10
03が処理を開始する。
【0059】以上示した通り、本第3の実施の形態で
は、各区間におけるバッチ処理が、二つの種類に分類で
きるような状況を想定している。すなわち、第1の種類
に属するバッチ処理は、その区間内のすべてのジャーナ
ルデータが作成されるのを待たずに実行を進めることが
できる処理である。また第2の種類の属するバッチ処理
は、その区間内のすべてのジャーナルデータが作成され
てから処理を開始した方が効率が良い処理である。例え
ば、第1の種類に属する処理としては、オンライン処理
の実行履歴を時系列に表示するような処理があり、第2
の種類に属する処理としては、全ジャーナルデータをソ
ートしてから統計を取るような処理がある。
【0060】こうした場合には、図10で示したように
両者を分離し、第1の種類に属するバッチ処理1001
だけでも同時間区間のオンライン処理と並行実行させれ
ば、負荷を分散することにもつながり、一層の処理高速
化が期待できる。
【0061】なお、パイプ型連携制御部がデータ受取ジ
ョブにデータを転送すると同時に、外部記憶装置へのデ
ータ保存を実行する技術は、例えば特開平3−2527
29号公報などに記された公知の技術である。
【0062】以上が、第3の実施の形態の説明である。
引き続き、第4の実施の形態について説明する。
【0063】第4の実施の形態のシステム運用図を、図
11に示す。同システム運用上の前提条件は、これまで
の実施の形態に準ずる。
【0064】第4の実施の形態は、後発ジョブ優先の排
他制御を条件付きで適用する例である。すなわち、これ
までの実施の形態のように、あるパイプ型ファイルに対
して後発ジョブがアクセスを開始したときに、それまで
同ファイルをアクセス中であったジョブへのデータ入力
を必ず終了させるのではなく、一定の条件を満たすとき
に限り先発ジョブへのデータ入力を打ち切り、そうでな
い場合には先発ジョブと後発ジョブの双方がデータを受
け取ることを許可する処理が、第4の実施の形態であ
る。
【0065】ここで、図11における区間1の第1のバ
ッチ処理1101、区間1の第2のバッチ処理110
2、区間2の第1のバッチ処理1103を例に取り、詳
細に説明する。それぞれのバッチ処理は、更に複数個の
バッチジョブによって構成されている。それらのジョブ
群のうち、いずれか一つのジョブが、パイプ型ファイル
へ212へのアクセスを要求している。ここで、パイプ
型ファイル212へアクセス要求しているジョブのジョ
ブ制御文を図12に示す。それぞれ、1201が区間1
の第1のバッチ処理1101でのジョブ制御文、120
2が区間1の第2のバッチ処理1102でのジョブ制御
文、1203が区間2の第1のバッチ処理1103での
ジョブ制御文を示している。
【0066】図4で示した第1の実施の形態におけるジ
ョブ制御文との相違点は、ファイル属性を定義するパラ
メタのうち、「PIPEXC」の指定方法である。本第
4の実施の形態では、単に「YES」「NO」で排他制
御の実行の有無を定義するのではなく、一定の規則に従
った文字列により、排他制御実行のグループを指定す
る。図121では、ジョブ制御文1201と1202と
が、同じ排他制御グループ「XCG1」を指定し、ジョ
ブ制御文1203のみ、それとは別の排他制御グループ
「XCG2」を指定している。後発ジョブ優先の排他制
御は、このグループ単位で実行される。
【0067】図11を用いて詳しく説明する。はじめに
時間区間1の開始と共に、区間1の第1のバッチ処理1
101が処理を開始する。このとき図12で示したジョ
ブ制御文1201より、排他制御グループは「XCG
1」が指定されている。引き続き実行を開始する区間1
の第2のバッチ処理1102も、やはりパイプ型ファイ
ル212への排他制御グループは「XCG1」が指定さ
れている。排他制御グループが一致しているため、後発
ジョブ優先の排他制御は実行せずに、二つのジョブ双方
にパイプ型連携ファイル212のデータを転送する。続
いて、時間区間2の開始と共に、区間2の第1のバッチ
処理1103が実行を開始し、排他制御グループ「XC
G2」を指定してパイプ型ファイル212へのアクセス
を要求する。同排他制御グループは、先発ジョブ群が指
定したグループとは異なる。このように、先発ジョブ群
とは異なる排他制御グループを指定したジョブがアクセ
スを開始したとき、後発ジョブ優先の排他制御を実行す
る。すなわち、区間2の第1のバッチ処理1103のア
クセス開始を契機に、先発していた区間1の第1のバッ
チ処理1101、同第2のバッチ処理1102へEOF
記号を転送し、パイプ型連携ファイル212からのデー
タ転送処理を終了させる。
【0068】以上が、第4の実施の形態の説明である。
本実施の形態は、例えば同一時間区間内のバッチ処理の
中で、ジャーナルデータの入力を必要とするジョブが複
数個存在しており、かつ、そうしたジョブ群を各時間区
間ごとに別々に実行したいという場合に適用できる。
【0069】引き続き、第5の実施の形態について説明
する。
【0070】第5の実施の形態のシステム運用図を、図
13に示す。同システム運用上の前提条件は、これまで
の実施の形態に準ずる。第5の実施の形態も、これまで
の実施の形態と同様、後発ジョブ優先の排他制御を実行
するが、パイプ型連携ファイル212に対してデータを
入力するジョブが単一ではなく、複数存在する例であ
る。
【0071】パイプ型連携ファイル212に対してデー
タを入力するオンラインサービスプログラムが複数個存
在するのは、次のような場合が考えられる。すなわち、
負荷分散を目的に、オンラインサービスを複数のプログ
ラムを用いて実行する場合である、あるいは、24時間
オンラインサービスを実行中、保守を目的に、オンライ
ンサービスプログラムを切り替える必要が生じた場合で
ある。この場合、オンラインサービスを中断させないた
めには、最初のオンラインサービスプログラムを終了す
る前に、まず次のオンラインサービスプログラムを起動
しておく方が安全である。そのようなときに、ある一定
の時間、複数のオンラインサービスプログラムが並行し
て実行されることになり、その時間内では、パイプ型連
携ファイルへデータを入力するジョブが複数化される。
【0072】図13で示すシステム運用形態は、上で示
した2つの場合のうち、後者の例を示している。すなわ
ち、第1のオンラインサービスプログラム1301から
第2のオンラインサービスプログラム1302へと、実
行プログラムを切り替えて実行するが、切り替えに際し
てはある時間だけ、両者を並行して実行している。
【0073】このように、データを入力する側のプログ
ラムが複数個存在していても、パイプ型連携制御部1
は、入力されたデータがいずれのプログラムから転送さ
れたものであるかを区別することなく、データ受取側の
ジョブへと転送する。更に、データ受取側のジョブに対
する後発ジョブ優先の排他制御も、データ生成側ジョブ
の切り替えや複数化とは関係なく、これまでの実施の形
態と同様に実行する。図13では、第1の実施の形態と
同様に、後発ジョブ優先の排他制御を適用することによ
り、各時間区間ごとのデータコピープログラムに対して
別々にジャーナルデータを転送する例を示している。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、銀行のオンラインサー
ビスプログラムから、同サービスの処理内容を集計する
プログラムへサービス履歴データを受け渡す際、オンラ
インサービスが24時間連続化され、かつ、集計は一定
の時間区間ごとに分割して実行する形態の処理を、従来
利用していたプログラムを変更することなく実現でき
る。また、24時間オンラインサービスに限らず、ジョ
ブ間でデータを受け渡す処理において、引き継ぎデータ
を一定時間ごとに切り分け別のジョブに受け渡したいと
きに、プログラムの内容を変更することなく、受け渡し
ジョブの切り替えを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第1の実施の形態のシステム運用図である。
【図3】データコピープログラムの記述内容の例であ
る。
【図4】第1の実施の形態のジョブ制御文の例である。
【図5】パイプ型連携管理テーブルの構成図である。
【図6】オープン処理実行部の処理フローチャートであ
る。
【図7】オープン処理実行部における排他処理ルーチン
の処理フローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の動作遷移図である。
【図9】第2の実施の形態のシステム運用図である。
【図10】第3の実施の形態のシステム運用図である。
【図11】第4の実施の形態のシステム運用図である。
【図12】第4の実施の形態のジョブ制御文の例であ
る。
【図13】第5の実施の形態のシステム運用図である。
【符号の説明】
1…パイプ型連携制御部、2…処理受付部、3…オープ
ン処理実行部、4…クローズ処理実行部、5…ライト処
理実行部、6…リード処理実行部、7…パイプ型連携管
理テーブル、8…バッファ領域、9…EOFブロック、
10…共通管理テーブル、11…出力管理テーブル、1
2…第1の入力管理テーブル、13…第2の入力管理テ
ーブル、14…データ生成ジョブ、15…データ受取ジ
ョブ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ以上のジョブが生成する一つ以上のデ
    ータ(ファイル)を、一つ以上のジョブが受け取ると
    き、複数のジョブを並行に実行し、主記憶装置またはそ
    れに準ずる補助記憶装置上に用意したバッファ領域を介
    し、すべてのデータ生成が完了しなくとも、生成済みの
    データから順次受け渡し処理を実行する計算機システム
    において、 データを受け取る側のジョブが対象ファイルに対してア
    クセスを要求してきたとき、同ジョブのアクセスを許可
    する第1のステップと、同ファイルに対してデータ受け
    取り要求アクセス中のジョブがすでに存在しているか否
    かを判定する第2のステップと、前ステップで、条件を
    満たすジョブが存在していると判定した場合、該当する
    ジョブに対し、対象ファイルのデータ転送がすべて完了
    したことを意味するデータを転送し、同ファイルへのア
    クセスを終了させる第3のステップとを有することを特
    徴とする後発ジョブ優先の排他制御を実現するデータ引
    き継ぎ方法。
  2. 【請求項2】一つ以上のジョブが生成する一つ以上のデ
    ータ(ファイル)を、一つ以上のジョブが受け取ると
    き、複数のジョブを並行に実行し、主記憶装置またはそ
    れに準ずる補助記憶装置上に用意したバッファ領域を介
    し、すべてのデータ生成が完了しなくとも、生成済みの
    データから順次受け渡し処理を実行する計算機システム
    において、 データを受け取る側のジョブが対象ファイルに対してア
    クセス要求する際、同ファイルに対して他のジョブと排
    他アクセスするか否かを利用者が指定できるパラメタ領
    域を作成するステップを有することを特徴とする後発ジ
    ョブ優先の排他制御を実現するデータ引き継ぎ方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の後発ジョブ優先の排他制御
    を実現するデータ引き継ぎ方法において、 利用者が排他アクセスを指定したか否かを判定する第1
    のステップと、前ステップで、利用者が排他アクセスを
    指定したと判定した場合、当該ジョブからのアクセス要
    求を許可する第2のステップと、対象ファイルに対して
    データ受け取り要求アクセス中のジョブがすでに存在し
    ているか否かを判定する第3のステップと、前ステップ
    で、条件を満たすジョブが存在していると判定した場
    合、該当するジョブに対し、対象ファイルのデータ転送
    がすべて完了したことを意味するデータを転送し、同フ
    ァイルへのアクセスを終了させる第4のステップと、第
    1のステップで、利用者が排他アクセスを指定しなかっ
    たと判定した場合、対象ファイルに対してデータ受け取
    り要求アクセス中のジョブがすでに存在しているか否か
    を判定する第5のステップと、前ステップで、条件を満
    たすジョブが存在していると判定した場合、当該ジョブ
    からのアクセス要求を拒絶する第6のステップと、第5
    のステップで、条件を満たすジョブが存在していないと
    判定した場合、当該ジョブからのアクセス要求を許可す
    る第7のステップとを有することを特徴とする後発ジョ
    ブ優先の排他制御を実現するデータ引き継ぎ方法。
  4. 【請求項4】一つ以上のジョブが生成する一つ以上のデ
    ータ(ファイル)を、一つ以上のジョブが受け取る必要
    があるとき、複数のジョブを並行に実行し、主記憶装置
    またはそれに準ずる補助記憶装置上に用意したバッファ
    領域を介し、すべてのデータ生成が完了しなくとも、生
    成済みのデータから順次受け渡し処理を実行する計算機
    システムにおいて、 データを受け取る側のジョブが対象ファイルに対してア
    クセス要求を開始する際、排他の基準となるグループ名
    称を指定することを許可する第1のステップと、同ファ
    イルに対してデータ受け取り要求アクセス中のジョブが
    すでに存在しており、かつ、それらのジョブがアクセス
    開始時に指定した排他の基準グループ名称が、当該ジョ
    ブが指定したグループ名称と等しいか否かを判定する第
    2のステップと、前ステップで、すでにアクセス中のジ
    ョブと当該ジョブとが異なる排他の基準グループ名称を
    指定していると判定した場合、当該ジョブからのアクセ
    ス要求を許可する第3のステップと、引き続き、すでに
    アクセス中のジョブに対し、対象ファイルのデータ転送
    がすべて完了したことを意味するデータを転送し、同フ
    ァイルへのアクセスを終了させる第4のステップと、第
    2のステップで、すでにアクセス中のジョブと当該ジョ
    ブとが同一の排他の基準グループ名称を指定している
    か、対象ファイルに対してデータ受け取り要求アクセス
    中のジョブが存在していないと判定した場合、当該ジョ
    ブからのアクセス要求を許可する第5のステップとを有
    することを特徴とする後発ジョブ優先の排他制御を実現
    するデータ引き継ぎ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234024A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Fujitsu Ltd バッチ処理プログラム,バッチ処理方法及びバッチ処理装置
JP2009110336A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Daikin Ind Ltd 情報処理装置
WO2013073005A1 (ja) * 2011-11-15 2013-05-23 株式会社日立製作所 計算機システム及び複製制御方法

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