JPH11272453A - ソフトウェア更新制御方法およびソフトウェア更新制御プログラムを記録する記録媒体 - Google Patents

ソフトウェア更新制御方法およびソフトウェア更新制御プログラムを記録する記録媒体

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JPH11272453A
JPH11272453A JP10092727A JP9272798A JPH11272453A JP H11272453 A JPH11272453 A JP H11272453A JP 10092727 A JP10092727 A JP 10092727A JP 9272798 A JP9272798 A JP 9272798A JP H11272453 A JPH11272453 A JP H11272453A
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software
generation
time
date
software component
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JP10092727A
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Yasuo Yamada
安男 山田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアの更新が必要になる時点と、そ
のための更新作業を行う時点を非同期的に行うこと。 【解決手段】 ソフトウェア格納領域11に、世代番号
22、発効日時23、失効日時24および世代引継レベ
ル情報25および強制切替識別子26などの付加制御情
報などを設定するとともに、識別名は同じであるが有効
期間が異なる各世代の複数のソフトウェア構成要素を格
納し、ソフトウェア構成要素に対する入出力要求が発行
されると、現在の日時と指定されたソフトウェア構成要
素の各世代の前記有効期間および前記付加制御情報をも
とに現時点で有効な世代のソフトウェア構成要素を、前
記格納した各ソフトウェア構成要素から選択し、前記入
出力要求に対する当該ソフトウェア構成要素についての
入出力を行い、ソフトウェア構成要素についての更新を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアの更
新を行う際のタイミング的な制約をなくし、またソフト
ウェアの更新を行なった際の確認作業を容易にするソフ
トウェア更新制御方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のソフトウェア構成要素(プログラ
ム実行形式等のソフトウェア)から成る情報処理システ
ムにおいて、機能の変更等のために前記ソフトウェア構
成要素の一部の置換(新規構成要素の追加を含む)が行
われる場合があるが、従来のソフトウェア更新制御方法
では、一つのソフトウェア格納領域には、同一の識別名
を持つソフトウェア構成要素は一つしか格納できず、こ
のような環境下でソフトウェアの更新作業を行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のソフトウェア更
新制御方法は以上のように行われていたので、ソフトウ
ェアの更新作業を実施できるタイミング的、時間的な制
約が生じることになり、ソフトウェア更新時には、旧世
代のソフトウェアによる最後の運用終了後、次回の運用
開始までの間に新世代への更新作業を実施し完了させる
必要がある。この場合、特に法規や制度の改正等への対
応のためのソフトウェア更新では、新世代への移行は暦
上の区切りなどのタイミングで行われることが多く、休
日等を含んだ余裕のある移行期間(運用休止期間)が確
保できず、また、ソフトウェア更新にはソフトウェアが
格納されている媒体を物理的に読み書きする動作を伴う
ため、更新作業に割り当てられる時間が制約を受け、時
間的な余裕がなくなる課題があった。
【0004】また、このようなソフトウェアの更新作業
の終了後には、それぞれのソフトウェア構成要素が正し
い世代に置き換わったことの確認が必要であるが、この
手順は開発終了時に行うソフトウェア構成要素の凍結版
の確認を繰り返すことになるため煩雑であり、時間的制
約が存在する場合、運用再開前に十分な確認が行えない
という課題があった。
【0005】また、複数の拠点において分散環境を運用
しているシステムにおいて同時にソフトウェアの更新作
業を実施する場合には、限定された期間内に更新作業を
行い、さらに確認を確実に行うために人的資源の確保が
必要であるなど、分散型システムで同期をとってシステ
ム更新を行うことから作業負荷が集中する課題があっ
た。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、ソフトウェアの更新が必要にな
る時点と、そのための更新作業を行う時点を非同期的に
行うことを可能にするソフトウェア更新制御方法および
ソフトウェア更新制御プログラムを記録した記録媒体を
提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、ソフトウェアの更新を行
なった際の確認作業を容易にするソフトウェア更新制御
方法およびソフトウェア更新制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、分散環境において同時に
システム更新を行う場合の作業負荷の軽減を実現するソ
フトウェア更新制御方法および記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るソフトウェ
ア更新制御方法は、ソフトウェア格納領域に、識別名、
更新日時、ソフトウェア構成要素を格納する際の物理的
な位置を特定するためのポインタ等に加え、世代番号、
発効日時、失効日時および付加制御情報を設定し、識別
名は同じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフ
トウェア構成要素を格納し、ソフトウェア構成要素に対
する入出力要求が発行されると、現在の日時と指定され
たソフトウェア構成要素の各世代の前記有効期間および
前記付加制御情報をもとに現時点で有効な世代のソフト
ウェア構成要素を、前記格納した各ソフトウェア構成要
素から選択し、前記入出力要求に対する当該ソフトウェ
ア構成要素についての入出力を行い、ソフトウェア構成
要素についての更新を行うことを特徴とする。
【0010】本発明の記録したソフトウェア更新制御プ
ログラムを記録した記録媒体は、ソフトウェア格納領域
の索引部に識別名、更新日時、ソフトウェア構成要素が
格納される格納部の物理的な位置を特定するためのポイ
ンタ等に加え、世代番号、発効日時、失効日時および付
加制御情報を設け、識別名は同じであるが有効期間が異
なる各世代の複数のソフトウェア構成要素を格納する第
1ステップと、ソフトウェア構成要素に対する入出力要
求が発行されると、現在の日時と指定されたソフトウェ
ア構成要素の各世代の前記有効期間および前記付加制御
情報をもとに現時点で有効な世代のソフトウェア構成要
素を、前記格納した各ソフトウェア構成要素から選択
し、前記入出力要求に対する当該ソフトウェア構成要素
についての入出力を行い、ソフトウェア構成要素につい
ての更新を行う第2ステップをコンピュータに実行させ
るためのものである。
【0011】本発明のソフトウェア更新制御方法は、識
別名は同じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソ
フトウェア構成要素と、該ソフトウェア構成要素につい
ての世代番号、発効日時、失効日時および付加制御情報
をソフトウェア格納領域に格納し、ソフトウェア構成要
素に対する入出力要求が発行されると、現在の日時と指
定されたソフトウェア構成要素の各世代の前記有効期間
および前記付加制御情報をもとに現時点で有効な世代の
ソフトウェア構成要素を前記格納した各ソフトウェア構
成要素から選択し、前記入出力要求に対する当該ソフト
ウェア構成要素についての入出力を行い、ソフトウェア
構成要素についての更新を行い、前記世代番号、発効日
時、失効日時および付加制御情報などの前記ソフトウェ
ア格納領域への設定、および識別名は同じであるが有効
期間が異なる各世代の複数のソフトウェア構成要素の前
記ソフトウェア格納領域への格納についての更新作業
を、ソフトウェアの更新が必要になる時点で行う必要を
なくし、ソフトウェアの更新が必要になる時点と更新作
業を行う時点を非同期的に行うことを可能にするととも
にソフトウェアの更新を行なった際の確認作業を容易に
し、さらに、分散環境において同時にシステム更新を行
う場合の作業負荷を軽減する。
【0012】本発明の記録媒体に記録したソフトウェア
更新制御プログラムでは、ソフトウェア格納領域へ識別
名は同じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフ
トウェア構成要素を格納するとともに、該ソフトウェア
構成要素の世代番号、発効日時、失効日時および付加制
御情報を設定し、ソフトウェア構成要素に対する入出力
要求が発行されると、現在の日時と指定されたソフトウ
ェア構成要素の各世代の前記有効期間および前記付加制
御情報をもとに現時点で有効な世代のソフトウェア構成
要素を、前記各ソフトウェア構成要素から選択し、前記
入出力要求に対する当該ソフトウェア構成要素について
の入出力を行い、ソフトウェア構成要素についての更新
を行い、これにより、前記世代番号、発効日時、失効日
時および付加制御情報などの前記ソフトウェア格納領域
への設定、および識別名は同じであるが有効期間が異な
る各世代の複数のソフトウェア構成要素の前記ソフトウ
ェア格納領域への格納についての更新作業を、ソフトウ
ェアの更新が必要になる時点で行う必要をなくし、前記
プログラムの実行動作によりソフトウェアの更新が必要
になる時点と、更新作業を行う時点を非同期的に行うこ
とを可能にするとともにソフトウェアの更新を行なった
際の確認作業を容易にし、さらに、分散環境において同
時にシステム更新を行う場合の作業負荷も軽減する。
【0013】本発明の記録媒体に記録したソフトウェア
更新制御プログラムでは、サービスステップの実行動作
により前記ソフトウェア格納領域の保守を可能にして、
前記世代番号、発効日時、失効日時および付加制御情報
などの前記ソフトウェア格納領域への設定、および識別
名は同じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフ
トウェア構成要素の前記ソフトウェア格納領域への格納
についての更新作業を、ソフトウェアの更新が必要にな
る時点で行う必要をなくし、ソフトウェアの更新が必要
になる時点と、更新作業を行う時点を非同期的に行うこ
とを可能にするとともに、ソフトウェアの更新を行なっ
た際の確認作業を容易にし、さらに、分散環境において
同時にシステム更新を行う場合の作業負荷も軽減する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて説明する。なお、以下の各実施の形態で説明するソ
フトウェア更新制御方法および記録媒体は、情報処理シ
ステムにおいてプログラムやデータなどのソフトウェア
構成要素を格納する領域のアクセス制御に関し、識別名
が同一であり有効期間の異なる複数の世代のソフトウェ
ア構成要素を同時に格納可能な領域と、この領域に格納
されたソフトウェア構成要素の中から入出力要求が発行
された時点で有効な世代のソフトウェア構成要素を選択
しアクセスする機能、およびこの格納領域の保守手段を
提供するものである。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態のソフ
トウェア更新制御方法の構成を示す機能ブロック図であ
る。図1に示すように本実施の形態のソフトウェア更新
制御方法の構成は、磁気ディスクなどの記録媒体上に記
録されたソフトウェア格納領域11と、オペレーティン
グ・システムの機能の一部であるファイルアクセス機能
31、サービスプログラム41および現在日時取得手段
51を備えている。
【0016】ソフトウェア格納領域11は索引部12と
格納部13を備えている。索引部12は、識別名21、
世代番号22、発効日時23、失効日時24、世代引継
レベル情報25および強制切替識別子26などの管理項
目の格納領域を有し、索引情報として、識別名21の他
に世代番号22、発効日時23、失効日時24などの管
理項目を管理している。また、アクセス制御を業務等に
適用する際に必要な付加情報として、世代引継レベル情
報25および強制切替識別子26を管理する。
【0017】ファイルアクセス機能31は、ソフトウェ
ア格納領域11内のソフトウェア構成要素のオープン要
求を受け付けると現在日時を取得し、この識別名を持つ
ソフトウェア構成要素の中から現在有効な世代のソフト
ウェア構成要素を選択しオープンする。また、該当識別
名をもつソフトウェア構成要素が存在しない場合および
現時点で有効な世代のソフトウェア構成要素が存在しな
い場合は、要求元にエラーを通知する機能を備えてい
る。すなわち、ファイルアクセス機能31は、ソフトウ
ェア格納領域11に格納されたソフトウェア構成要素へ
の入出力要求が発行されたときに、ソフトウェア格納領
域11内から有効な世代のソフトウェア構成要素を検索
し、当該ソフトウェア構成要素をオープンする機能を有
している。
【0018】例えば、1997年4月1日に格納領域中
のプログラム実行形式”PROG_A”の実行が要求さ
れたとする。この時点では、入出力要求は識別名のみを
特定して発行される。ファイルアクセス機能31は、格
納領域中の識別名”PROG_A”を持つソフトウェア
構成要素の中で有効期間が最も古い世代001を世代番
号22をもとに検索し、取得した現在日時とこの世代に
設定されている発効日時23および失効日時24との比
較を行い、この世代が現在有効であるかを評価する。
【0019】この結果、既にこの世代の失効日時24で
ある1997年3月31日 23:59を過ぎている場
合にこの世代は無効と判断し、次の世代である002版
を検索する。現在日時が002版の発効日時23と失効
日時24との間にあれば、現時点で002版が有効であ
ると判断し、ファイルアクセス機能31が002版をオ
ープンし、オペレーティング・システムにより起動、実
行される。上記の動作を実現することにより、旧世代の
ソフトウェアによる運用が完了しない時点でソフトウェ
ア構成要素の更新が可能になる
【0020】サービスプログラム41は、ソフトウェア
格納領域11の保守を行う機能を有しており、従来のソ
フトウェア格納領域に記録されたソフトウェア構成要素
を、ソフトウェア格納領域11内に一つの世代として登
録する機能、ソフトウェア格納領域11内の一つの世代
を、従来のソフトウェア格納領域に単一のソフトウェア
構成要素として複写する機能、登録済みの各世代の発効
日時、失効日時、その他の管理項目を更新する機能を備
えている。また、このサービスプログラム41は、同一
の識別名を持つソフトウェア構成要素の複数の世代につ
いて、有効期間が重複するような設定が行われた場合、
エラーとする機能を有している。また、ある世代の失効
日時と次の世代の発効日時の間に空白期間が生じる場
合、警告を行う機能を有している。また、ソフトウェア
構成要素の指定した世代を削除する機能、失効後、指定
した期間以上経過した世代を一括削除する機能、 登録
内容(索引部の情報)を一覧出力する機能、但し、サー
ビスプログラム41によって削除や管理項目の変更を行
おうとする対象の世代が現在オープン中(プログラム実
行形式等の場合は実行中も含む)の場合、エラーとする
機能を有している。
【0021】従来のソフトウェア格納領域では、格納さ
れているソフトウェア構成要素の識別名が一意となる必
要があったが、本実施の形態のソフトウェア格納領域1
1では、ソフトウェア構成要素の識別名21と世代番号
22の組み合わせが一意となる限り、同一の識別名を持
つ複数のソフトウェア構成要素を格納することが可能で
ある。
【0022】次に、図1および図2を参照して本実施の
形態の動作について説明する。図2は、本実施の形態の
ソフトウェア更新制御方法の動作を示すフローチャート
である。図1に示す業務システム100上で実行されて
いるプログラムである”PROG_B”内で、別のプロ
グラム”PROG_A”の起動が要求され、このオープ
ン要求がファイルアクセス機能31に通知されると、フ
ァイルアクセス機能31は前記”PROG_A”のオー
プン要求を受け付ける(ステップS1)。
【0023】ファイルアクセス機能31は、前記要求を
受け付けた日時を現在日時取得手段51から取得し記憶
する(ステップS2)。また、対象のソフトウェア格納
領域に、識別名”PROG_A”を持つソフトウェア構
成要素が1世代以上存在するかを検索する(ステップS
3)。そして、ステップS3における検索の結果、存在
しなかった場合には(ステップS4)、ファイルアクセ
ス機能31は要求元に、要求されたソフトウェア構成要
素は存在しない旨のエラー通知を行う。(ステップS
9)。
【0024】一方、該当する識別名を持つソフトウェア
構成要素が1世代以上存在する場合、ファイルアクセス
機能31は、先ず前記存在しているソフトウェア構成要
素の中の有効期間が最も古いものを検索する(ステップ
S5)。そして、その発効日時23と失効日時24を取
得し、先ずステップS2で記憶した現在日時と前記取得
した発効日時23との比較を行う(ステップS6)。
【0025】ステップS6において発効日時≦現在日時
が成立しない場合、現在有効な世代は存在しないと判定
し、ファイルアクセス機能31は要求元に現在有効なソ
フトウェア構成要素は存在しない旨のエラー通知を行う
(ステップS9)。一方、発効日時≦現在日時が成立し
た場合は、続いて前記現在日時と前記失効日時24との
比較を行う(ステップS7)。
【0026】ステップS7において現在日時≦失効日時
が成立すれば、現在その世代が有効であると判定し、こ
の世代をオープンする(ステップS10)。一方、現在
日時≦失効日時が不成立の場合は現在は有効ではないと
判定し、次の世代を検索する(ステップS8)。そし
て、新たな世代が存在する場合は、その世代について有
効期間の判定を繰り返す(ステップS6〜ステップS
8)。
【0027】このように全ての世代を検索しても現在有
効なものが存在しなかった場合、ファイルアクセス機能
31は要求元に、現在有効なソフトウェア構成要素は存
在しない旨のエラー通知を行う(ステップS9)。
【0028】なお、図2のフローチャートで説明したフ
ァイルアクセス機能31および前記サービスプログラム
41は記録媒体にプログラムとして格納可能である。
【0029】したがって、本実施の形態によれば、第1
の効果として、ソフトウェアの更新が必要になる時点
と、そのための更新作業を行う時点とを非同期にするこ
とが出来る。つまり、従来では旧世代のソフトウェアに
よる運用終了後に更新作業を行う必要があったが、本実
施の形態のソフトウェア更新制御方法を適用することに
より、旧世代のソフトウェアの運用期間中、保守のため
の時間が確保できる時点で更新に相当する作業(旧世代
のソフトウェア構成要素の失効日時の設定、並びに新世
代のソフトウェア構成要素の登録および発効日時の設
定)の実施が可能となる。
【0030】また、上述した第1の効果に付随するもの
であるが、従来のソフトウェア更新制御方法では開発完
了時に開発用格納領域から凍結用格納領域へ更新された
ソフトウェアを格納し、更新作業を実施する際には凍結
用格納領域から運用格納領域へ当該ソフトウェアを格納
する作業が行われ、それぞれの時点で各ソフトウェア構
成要素が適正なものであるかを確認することになり二度
手間となる。これに対し本実施の形態では、開発完了時
に対象のソフトウェアを運用格納領域に格納することが
出来るため、前記二度手間になるのを回避できる。
【0031】また、前記第1の効果に付随するものであ
るが、分散環境において同時にシステム更新を行う場
合、従来はソフトウェア更新の時点で、ソフトウェアの
変更が必要なすべての拠点に十分な人員リソースを配置
する必要があった。本実施の形態では、旧世代の運用期
間中に各拠点の持つソフトウェアを随時、非同期的に更
新する作業を行うことが出来るため、人員確保の負担が
軽減または解消するという効果がある。
【0032】なお、前記第1の実施の形態ではプログラ
ム実行形式について説明したが、本ソフトウェア更新制
御方法は、これ以外にも様々な種類のソフトウェア構成
要素に対し、また入力、出力を問わず適用できるもので
ある。このような対象の例としては、下記のようなもの
がある。 (1)ジョブ制御言語ファイル、スクリプトファイル等
の処理の実行内容を定義するファイル (2)コンフィグレーションファイル、パラメータファ
イル等の動作環境や各種設定を定義するファイル (3)マスタデータファイル (4)稼働の履歴が記録されるログファイル等のデータ
ファイル
【0033】図3は、本ソフトウェア更新制御方法を業
務プログラム200のパラメータファイルに適用した場
合のソフトウェア格納領域11の構成を示す説明図であ
る。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。前記第1の実施の形態で説明した有効期間制
御方法を適用した場合、下記のような状況下では望まし
い結果が得られないことが考えられる。 (1)ファイルXは有効期間制御の対象となっている。 (2)プログラムAは、処理の過程で処理対象のファイ
ルXを2回以上オープンする。 (3)プログラムAが世代切替のタイミングの直前に起
動されたとする。このような場合、ファイルXの1回目
のオープン時は旧世代をオープンし、2回目のオープン
は(世代切替の境界時点を過ぎたために)新世代をオー
プンすることになったとすると、プログラムAの処理を
通じてファイルXの内容の一貫性が保たれていないこと
になり、処理結果が無意味もしくは異常となってしま
う。
【0035】このような問題を回避するために、前記第
1の実施の形態に加え世代引継レベル情報25を付加す
る。このときのソフトウェア格納領域11の構成を図4
に示す。この世代引継レベル情報25は、プログラム内
で一つのソフトウェア構成要素が複数回使用される場合
の前記プログラムの動作形態に応じて世代引継レベル
「1」,「2」・・・のように設定される。この世代引
継レベル25を利用するために、ファイルアクセス機能
31は図2のフローチャートに示した動作に加え、図5
に示すフローチャートに従った動作を行う。また、ファ
イルアクセス機能31は、プログラム等が世代引継レベ
ル25を設定しているソフトウェア構成要素を使用した
場合、その識別名21と使用した世代番号22をプログ
ラム等の実行終了まで記憶する。
【0036】ここで、図5に示すフローチャートに従っ
て動作について説明する。なお、図5では図2と異なる
ステップSA1,SA2,SA3,SA4,SA5を、
図2のフローチャートで説明したステップS4,ステッ
プS5,ステップS9,ステップS10との関連が明ら
かになるように示している。ステップS4までの動作
は、前記第1の実施の形態で図2のフローチャートによ
り説明した動作と同じである。
【0037】ステップS4において該当する識別名を持
つソフトウェア構成要素が1世代以上存在する場合、フ
ァイルアクセス機能31は、このソフトウェア構成要素
の世代引継レベル情報25が「1」以上であるかをチェ
ックする(ステップSA1)。この結果、世代引継レベ
ル≧1が成立しない場合は、その後の動作は図2で説明
した動作と同様となる。
【0038】一方、世代引継レベル≧1が成立した場
合、要求元のプログラムの起動後このファイルを初めて
オープンするのかを記憶している情報から検索する(ス
テップSA2)。この結果、初めてのオープンである場
合、図2と同様に現在有効な世代を検索する(ステップ
S5)。一方、同じプログラムからの2回目以降のオー
プンである場合、記憶されている情報をもとに前回アク
セスした世代を選択し、オープンする(ステップSA
3)。
【0039】また、オープン実行の際にも世代引継レベ
ル情報25が「1」以上であるかのチェックを行う(ス
テップSA4)。世代引継レベル≧1が成立した場合、
要求元のプログラムからのアクセス情報として、識別名
21および使用世代の世代番号22の組み合わせを記憶
する(ステップSA5)。この情報は、要求元のプログ
ラム終了時まで保持される。
【0040】以上の説明では、1本のプログラム内で一
つのソフトウェア構成要素が複数回使用される場合の世
代引継を説明したが、一つのジョブ(2本以上のプログ
ラムが連続して実行される処理の単位)内で一つのソフ
トウェア構成要素が複数回使用される場合(世代引継レ
ベル「2」)、複数のジョブから構成される一つのジョ
ブネット内で一つのソフトウェア構成要素が複数回使用
される場合(世代引継レベル「3」)の世代引継も可能
とする。
【0041】以上のように、本実施の形態によれば、処
理対象となるファイルが有効期間制御の対象となってお
り、プログラムが処理の過程で前記ファイルを2回以上
オープンするような状況下において、前記プログラムが
世代切替のタイミングの直前に起動され、前記ファイル
の1回目のオープン時は旧世代の該当ファイルをオープ
ンし、2回目のオープンが新世代の該当ファイルをオー
プンすることになるような場合であっても、前記プログ
ラムの処理を通じてファイルの内容の一貫性が保たれる
ことになり、前記プログラムの処理結果が無意味もしく
は異常となるのを防止できる。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。以上説明したソフトウェア更新制御方法によ
り有効期間の制御を実現した場合、適正な世代の選択を
ファイルのオープン時に行うため、24時間無停止(そ
の間、使用されるファイルはオープンされたままとな
る)のようなプログラムで、その稼働中にアクセスして
いるファイルの世代を切り替えるというような要求には
適用できない。
【0043】例として、無停止オンラインシステムで他
者からの(サービス等の)要求を受け付け、その履歴を
ログファイルに追記(アペンド)してゆき、そのログデ
ータをもとに月次の(サービス利用料等の)請求を行う
プログラムの場合を考察してみる。従来の技術では、 (1)月末に一旦プログラムを停止(ログファイルをク
ローズ)する。 (2)ログファイルの内容を他のファイルに複写する
(請求処理の入力とする)。 (3)ログファイルの内容を消去する。 (4)プログラムを再開する。 というような手順が必要であった。また、このとき何ら
かの理由で月末に上記の作業が行えず、翌月に入ってか
ら実施することになった場合、その月の分の利用実績を
前月分として請求することはできないため、図6の
[A]の部分のみを上記(2)の他のファイルに複写
し、[B]の部分は(3)の消去ではなくログファイル
に残した状態で、(4)のプログラム再開を行うことが
必要である。しかし、このような変則的な手順を実施す
ることは、二重請求もしくは請求漏れが発生する可能性
がある。
【0044】このような環境下での世代切替を可能とす
るために、本実施の形態では前記第1の実施の形態に加
え強制切替識別子26を付加する。このときのソフトウ
ェア格納領域11の構成を図7に示す。強制切替識別子
26を利用するために、ファイルアクセス機能31は図
2のフローチャートに示す動作に加え、図8のフローチ
ャートに示す動作を行う。また、ファイルアクセス機能
31は、強制切替識別子=1が設定されたソフトウェア
構成要素について、どのプログラムから使用(オープ
ン)されているかを保持し、これらのプログラムからこ
のソフトウェア構成要素に対する「読み」または「書
き」の要求発行を監視し、必要に応じてこれらの要求の
待ち合わせおよび再開を行う。
【0045】以下、強制切替識別子26に関する動作を
図8の(a),(b)に示すフローチャートを用いて説
明する。なお、図8の(a)に示すフローチャートにお
いてステップS9,ステップS10は図2で説明したス
テップである。
【0046】また、以下の説明において、ファイルアク
セス機能31が、ソフトウェア構成要素の世代強制切替
に際し他のプログラムからこのソフトウェア構成要素に
対するアクセス要求を、プログラム側には特殊な処理を
行なっていることを検出させずに保留する状態を「閉
塞」と呼ぶ。
【0047】図8の(a)はオープン時の動作を示すフ
ローチャートであり、先ず、強制切替識別子=1が成立
するかをチェックし(ステップSB1)、成立している
ときにはオープンする世代の失効日時24を記憶する
(ステップSB2)ことになり、この点が図2とは異な
る動作である。
【0048】図8の(b)は運用時の動作を示すフロー
チャートであり、先ず、現在の世代が有効な間に次世代
のソフトウェア構成要素を準備する(図7の例では、翌
月有効となるサイズ0のログファイルを登録しておく)
必要がある。このファイルをいずれかのプログラムが使
用しているときに失効日時になった場合、ファイルアク
セス機能31は、このファイルの新たに有効となる次世
代のソフトウェア構成要素が存在するか検索する(ステ
ップSC1)。この結果、新たな世代が存在しない場
合、現在の世代を使用して処理を継続するかを利用者に
問い合わせる(ステップSC2)。次世代のソフトウェ
ア構成要素が存在した場合、対象ファイルの閉塞を開始
する(ステップSC3)。ファイルアクセス機能31
は、いずれかのプログラムからこのソフトウェア構成要
素への入出力(読み/書き)が実行されている最中であ
るかチェックし(ステップSC4)、未完了の入出力が
存在する間、その完了を待ち合わせる(ステップSC
5)。そして全ての入出力が完了したところで、旧世代
のソフトウェア構成要素をクローズし(ステップSC
6)、新たに有効となる世代をオープンする(ステップ
SC7)。このオープンの際には、ソフトウェア構成要
素入出力のモードや適正なレコード位置への位置付け
等、前世代のソフトウェア構成要素に対して行なってい
たアクセス内容との整合性を確保する。そして、この新
世代の失効日時を新たに記憶し(ステップSC8)、対
象ファイルの閉塞を解除する(ステップSC9)。
【0049】また、ファイルアクセス機能31は、閉塞
開始(ステップSC3)から閉塞解除(ステップSC
9)までの間にこのソフトウェア構成要素に対する新た
な入出力要求があった場合(ステップSC10)、当該
ソフトウェア構成要素が閉塞中かを確認し(ステップS
C11)、閉塞中であった場合は入出力の待ち合わせを
行う(ステップSC12)。閉塞が解除された時点で、
新たに有効となった世代に対し、入出力処理を再開する
(ステップSC13)。
【0050】以上のように、無停止オンラインシステム
でサービス等の要求を受け付け、その履歴をログファイ
ルに追記し、そのログデータをもとに月次のサービス利
用料等の請求を行うプログラムなどにおいては、従来で
は月末に一旦プログラムを停止しログファイルをクロー
ズし、当該ログファイルの内容を請求処理などの入力と
するために他のファイルに複写し、その後、前記ログフ
ァイルの内容を消去してプログラムを再開する手順が必
要であり、このとき何らかの理由で月末に上記の作業が
行えず、翌月に入ってから実施することになった場合、
その月の分の利用実績を前月分として請求することは出
来ないため、前月分の月末までの利用実績分のみを前記
他のファイルに複写し、翌月分の利用実績は消去ではな
くログファイルに残した状態でプログラム再開を行うこ
とが必要であるが、本実施の形態によれば、このような
変則的な手順を実施することなく前記プログラムの世代
切替が可能になる。
【0051】なお、サービスプログラム41は単独のユ
ーティリティとして提供されるほか、ネットワークを通
じて配信されるソフトウェアを分散機で受信して格納領
域に書き込む機能を持つように実装されることもある。
また、サービスプログラム41の持つ機能を利用者が作
成するプログラム中から利用できるように、システムコ
ールのような形で提供されることもある。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明のソフトウェア更
新制御方法によれば、ソフトウェア格納領域に、世代番
号、発効日時、失効日時および付加制御情報などを設定
するとともに、識別名は同じであるが有効期間が異なる
各世代の複数のソフトウェア構成要素を格納し、ソフト
ウェア構成要素に対する入出力要求が発行されると、現
在の日時と指定されたソフトウェア構成要素の各世代の
前記有効期間および前記付加制御情報をもとに現時点で
有効な世代のソフトウェア構成要素を、前記格納した各
ソフトウェア構成要素から選択し、前記入出力要求に対
する当該ソフトウェア構成要素についての入出力を行
い、ソフトウェア構成要素についての更新を行うように
したので、前記世代番号、発効日時、失効日時および付
加制御情報などの前記ソフトウェア格納領域への設定、
および識別名は同じであるが有効期間が異なる各世代の
複数のソフトウェア構成要素の前記ソフトウェア格納領
域への格納についての更新作業は、ソフトウェアの更新
が必要になる時点で行う必要がなくなり、前記更新作業
と前記ソフトウェアの更新が必要になる時点とを同期さ
せる必要がなくなるとともにソフトウェアの更新を行な
った際の確認作業も容易になり、さらに、分散環境にお
いて同時にシステム更新を行う場合の作業負荷も軽減す
る効果がある。
【0053】また、本発明のソフトウェア更新制御プロ
グラムを記録した記録媒体によれば、識別名、更新日
時、ソフトウェア構成要素が格納される物理的な位置を
特定するためのポインタ等に加え、世代番号、発効日
時、失効日時および付加制御情報を設定し、識別名は同
じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフトウェ
ア構成要素をソフトウェア格納領域へ格納する格納ステ
ップと、ソフトウェア構成要素に対する入出力要求が発
行されると、現在の日時と指定されたソフトウェア構成
要素の各世代の前記有効期間および前記付加制御情報を
もとに現時点で有効な世代のソフトウェア構成要素を、
前記格納された前記ソフトウェア構成要素から選択し、
前記入出力要求に対する当該ソフトウェア構成要素につ
いての入出力を行い、ソフトウェア構成要素についての
更新を行う更新ステップとを有するので、この格納ステ
ップおよび前記更新ステップを実行させることで、前記
世代番号、発効日時、失効日時および付加制御情報など
の設定、および識別名は同じであるが有効期間が異なる
各世代の複数のソフトウェア構成要素の格納についての
更新作業を、ソフトウェアの更新が必要になる時点と同
期的に行う必要がなくなるとともに、ソフトウェアの更
新を行なった際の確認作業が容易になり、さらに、分散
環境において同時にシステム更新を行う場合の作業負荷
も軽減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法を業務プログラムのパラメータファイルに適
用した場合のソフトウェア格納領域の構成を示す説明図
である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法におけるソフトウェア格納領域の構成を示す
説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法の動作の要部を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第3の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法におけるログファイルの構成を示す説明図で
ある。
【図7】 本発明の第4の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法におけるソフトウェア格納領域の構成を示す
説明図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態のソフトウェア更
新制御方法の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11……ソフトウェア格納領域、12……索引部(格納
ステップ)、13……格納部(格納ステップ)、31…
…ファイルアクセス機能(更新ステップ)、41……サ
ービスプログラム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア格納領域に、識別名、更新
    日時、ソフトウェア構成要素を格納する際の物理的な位
    置を特定するためのポインタ等に加え、世代番号、発効
    日時、失効日時および付加制御情報を設定し、識別名は
    同じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフトウ
    ェア構成要素を格納する格納ステップと、 ソフトウェア構成要素に対する入出力要求が発行される
    と、現在の日時と指定されたソフトウェア構成要素の各
    世代の前記有効期間および前記付加制御情報をもとに現
    時点で有効な世代のソフトウェア構成要素を、前記格納
    ステップで格納した前記各ソフトウェア構成要素から選
    択し、前記入出力要求に対する当該ソフトウェア構成要
    素についての入出力を行い、ソフトウェア構成要素につ
    いての更新を行う更新ステップと、 を備えたことを特徴とするソフトウェア更新制御方法。
  2. 【請求項2】 サービスプログラムによりソフトウェア
    格納領域の保守を行う保守ステップを備えていることを
    特徴とする請求項1記載のソフトウェア更新制御方法。
  3. 【請求項3】 前記格納ステップでは、ソフトウェア格
    納領域に、識別名、更新日時、ソフトウェア構成要素を
    格納する際の物理的な位置を特定するためのポインタ等
    に加え、世代番号、発効日時、失効日時および世代引継
    レベル情報である付加制御情報を設定し、識別名は同じ
    であるが有効期間が異なる各世代の複数のソフトウェア
    構成要素を格納し、 前記更新ステップは、ソフトウェア構成要素に対する入
    出力要求が発行されると、現在の日時と指定されたソフ
    トウェア構成要素の各世代の前記有効期間および前記世
    代引継レベル情報をもとに現時点で有効な世代のソフト
    ウェア構成要素を、前記格納ステップで格納した前記各
    ソフトウェア構成要素から選択し、前記入出力要求に対
    する当該ソフトウェア構成要素についての入出力を行
    い、ソフトウェア構成要素についての更新を行うことを
    特徴とする請求項1または2記載のソフトウェア更新制
    御方法。
  4. 【請求項4】 前記格納ステップでは、ソフトウェア格
    納領域に、識別名、更新日時、ソフトウェア構成要素を
    格納する際の物理的な位置を特定するためのポインタ等
    に加え、世代番号、発効日時、失効日時および強制切替
    識別子である付加制御情報を設定し、識別名は同じであ
    るが有効期間が異なる各世代の複数のソフトウェア構成
    要素を格納し、 前記更新ステップは、ソフトウェア構成要素に対する入
    出力要求が発行されると、現在の日時と指定されたソフ
    トウェア構成要素の各世代の前記有効期間および前記強
    制切替識別子をもとに現時点で有効な世代のソフトウェ
    ア構成要素を、前記格納ステップで格納した前記各ソフ
    トウェア構成要素から選択し、前記入出力要求に対する
    当該ソフトウェア構成要素についての入出力を行い、ソ
    フトウェア構成要素についての更新を行うことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のソフトウェア更新制
    御方法。
  5. 【請求項5】 前記ソフトウェア構成要素は、プログラ
    ムまたはデータであることを特徴とする請求項1ないし
    4のうちのいずれか1項記載のソフトウェア更新制御方
    法。
  6. 【請求項6】 ソフトウェア格納領域へ、識別名、更新
    日時、ソフトウェア構成要素が格納される物理的な位置
    を特定するためのポインタ等に加え、世代番号、発効日
    時、失効日時および付加制御情報を設定し、識別名は同
    じであるが有効期間が異なる各世代の複数のソフトウェ
    ア構成要素を格納する格納ステップと、 ソフトウェア構成要素に対する入出力要求が発行される
    と、現在の日時と指定されたソフトウェア構成要素の各
    世代の前記有効期間および前記付加制御情報をもとに現
    時点で有効な世代のソフトウェア構成要素を、前記格納
    された前記ソフトウェア構成要素から選択し、前記入出
    力要求に対する当該ソフトウェア構成要素についての入
    出力を行い、ソフトウェア構成要素についての更新を行
    う更新ステップと、 をコンピュータに実行させるためのソフトウェア更新制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 ソフトウェア構成要素の識別名、更新日
    時、ソフトウェア構成要素が格納される物理的な位置を
    特定するためのポインタ等に加え、世代番号、発効日
    時、失効日時および付加制御情報が設定されるととも
    に、識別名は同じであるが有効期間が異なる各世代の複
    数のソフトウェア構成要素が格納されたソフトウェア格
    納領域の保守を行うサービスステップを更に備える請求
    項6記載のソフトウェア更新制御プログラムを記憶した
    記録媒体。
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JP2003534676A (ja) * 1999-12-30 2003-11-18 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 情報信号の後に続くデータをダウンロードする方法

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