JP3180052B2 - ノイズ防止機構 - Google Patents
ノイズ防止機構Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/348—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
- F16F9/3484—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body characterised by features of the annular discs per se, singularly or in combination
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/341—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages comprising noise-reducing or like features, e.g. screens
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション装置及び機械的な衝撃を受ける機構に関し、特に
ダンパのノイズ防止機構に関する。
ション装置及び機械的な衝撃を受ける機構に関し、特に
ダンパのノイズ防止機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】ダンパはドライブ中に生じる望ましくな
い振動を吸収するために車のサスペンション装置に関連
して使用される。ダンパは、全体が望ましくない振動を
減衰するために車体とサスペンションとの間に接続され
ている。ピストン組立体がダンパ内に配置され、ピスト
ンロッドに接続されているピストンポストを通して車の
車体に接続されている。ピストン組立体がダンパの作業
室内の減衰流体の流れを制限することができるので、ダ
ンパは、サスペンションから車体に伝達される振動を
“円滑にし”減衰する減衰力を提供することができる。
い振動を吸収するために車のサスペンション装置に関連
して使用される。ダンパは、全体が望ましくない振動を
減衰するために車体とサスペンションとの間に接続され
ている。ピストン組立体がダンパ内に配置され、ピスト
ンロッドに接続されているピストンポストを通して車の
車体に接続されている。ピストン組立体がダンパの作業
室内の減衰流体の流れを制限することができるので、ダ
ンパは、サスペンションから車体に伝達される振動を
“円滑にし”減衰する減衰力を提供することができる。
【０００３】圧縮及び伸長行程中にダンパ内に液体が流
れるので、液体は、人間の耳にはうるさく不快な音であ
る“スイッシュ（ｓｗｉｓｈ）”ノイズをつくる傾向が
ある。このスイッシュノイズは、通常、この期間中に比
較的に小さいノイズの環境によって低速の伸長及び圧縮
行程中に聞こえる。しかしながら、また、スイッシュノ
イズは高速の行程の間にしばしば聞こえる。このスイシ
ュノイズは、流れの制限が小さくなる（すなわち、ブリ
ード部分が大きくなるか、または広くなる）ピストン組
立体のブリードまたは流れポートに液体が入る前に流れ
を制限するオリフィスを通って液体が流れるときにこの
スイッシュノイズが生じる。流れの制限を小さくするこ
とによって、液体の空洞化が生じ（すなわち、蒸気の泡
を形成し）、その結果、スイッシュノイズが生じるブリ
ードまたは流れポートの入口点または縁部で、より低い
圧力またはアンダ圧力が生じる。従来のピストン組立体
の構成において、低圧のこの点は、液体がブリードまた
は流れポートに入るブリードまたは流れポートの入口縁
部で生じる。なぜならば、それはこの点または縁部に液
体を供給することが困難であるからである。
れるので、液体は、人間の耳にはうるさく不快な音であ
る“スイッシュ（ｓｗｉｓｈ）”ノイズをつくる傾向が
ある。このスイッシュノイズは、通常、この期間中に比
較的に小さいノイズの環境によって低速の伸長及び圧縮
行程中に聞こえる。しかしながら、また、スイッシュノ
イズは高速の行程の間にしばしば聞こえる。このスイシ
ュノイズは、流れの制限が小さくなる（すなわち、ブリ
ード部分が大きくなるか、または広くなる）ピストン組
立体のブリードまたは流れポートに液体が入る前に流れ
を制限するオリフィスを通って液体が流れるときにこの
スイッシュノイズが生じる。流れの制限を小さくするこ
とによって、液体の空洞化が生じ（すなわち、蒸気の泡
を形成し）、その結果、スイッシュノイズが生じるブリ
ードまたは流れポートの入口点または縁部で、より低い
圧力またはアンダ圧力が生じる。従来のピストン組立体
の構成において、低圧のこの点は、液体がブリードまた
は流れポートに入るブリードまたは流れポートの入口縁
部で生じる。なぜならば、それはこの点または縁部に液
体を供給することが困難であるからである。
【０００４】必要とされるものは、上述した欠点を有し
ないダンパである。これは、圧縮及び伸長行程中に従来
のダンパと関連するスイッシュノイズを無くすか、また
は低減する。従って、本発明の目的は、ダンパにこのよ
うなスイッシュ機構を提供することである。
ないダンパである。これは、圧縮及び伸長行程中に従来
のダンパと関連するスイッシュノイズを無くすか、また
は低減する。従って、本発明の目的は、ダンパにこのよ
うなスイッシュ機構を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によって、ノイズ
防止機構を有するダンパが示される。ノイズ防止機構
は、ダンパの圧縮及び伸長行程中にスイッシュノイズを
低減し無くすために使用される。これは、基本的にダン
パのピストン組立体を通って軸線方向に伸びる流れポー
トに隣接するようにノイズ防止機構を配置することによ
って達成される。ノイズ防止機構は、減衰流体がダンパ
内をピストン組立体を通過するときにスイッシュノイズ
を低減する。
防止機構を有するダンパが示される。ノイズ防止機構
は、ダンパの圧縮及び伸長行程中にスイッシュノイズを
低減し無くすために使用される。これは、基本的にダン
パのピストン組立体を通って軸線方向に伸びる流れポー
トに隣接するようにノイズ防止機構を配置することによ
って達成される。ノイズ防止機構は、減衰流体がダンパ
内をピストン組立体を通過するときにスイッシュノイズ
を低減する。
【０００６】
【０００７】本発明の実施例において、ダンパは、減衰
流体を収容するように作動可能な第１の部分及び第２の
部分を有する作業室を形成する圧力シリンダを有する。
ピストンロッドが、前記圧力シリンダ内に少なくとも一
部が配置され、ピストン本体が、前記ピストンロッドに
固定される。少なくとも１つの流れポートが前記ピスト
ン本体に形成され、流れポートが作業室の第１の部分と
第２の部分との間に減衰流体を流すことができるように
する。弁ディスクが、前記ピストンロッドの縦軸線に直
角な第１の側及び第２の側を有して前記ピストンと同心
円的に配置されている。弁ディスクの外周縁は、前記本
体に隣接するように同心円的に傾斜した表面を有し、前
記同心円的に傾斜した表面は、前記減衰流体が前記流れ
ポートを通過するとき、スイッシュノイズを低減する。
流体を収容するように作動可能な第１の部分及び第２の
部分を有する作業室を形成する圧力シリンダを有する。
ピストンロッドが、前記圧力シリンダ内に少なくとも一
部が配置され、ピストン本体が、前記ピストンロッドに
固定される。少なくとも１つの流れポートが前記ピスト
ン本体に形成され、流れポートが作業室の第１の部分と
第２の部分との間に減衰流体を流すことができるように
する。弁ディスクが、前記ピストンロッドの縦軸線に直
角な第１の側及び第２の側を有して前記ピストンと同心
円的に配置されている。弁ディスクの外周縁は、前記本
体に隣接するように同心円的に傾斜した表面を有し、前
記同心円的に傾斜した表面は、前記減衰流体が前記流れ
ポートを通過するとき、スイッシュノイズを低減する。
【０００８】本発明の使用は、ピストン組立体がダンパ
内を移動するとき、圧縮または伸長行程中にスイッシュ
ノイズを低減するか、または無くすダンパを提供する。
その結果として、現在のダンパに関連する前述した欠点
はほぼ無くされる。
内を移動するとき、圧縮または伸長行程中にスイッシュ
ノイズを低減するか、または無くすダンパを提供する。
その結果として、現在のダンパに関連する前述した欠点
はほぼ無くされる。
【０００９】
【従来の技術】以下、本発明の一実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００１０】本発明の好ましい実施例は、単に性質を説
明するためのもので、本発明またはその用途または使用
を制限するためのものではない。さらに、本発明は車に
関連して説明するが、当業者は、ダンパ用のノイズ防止
機構がダンパを必要とする種々の他の装置に使用するこ
とができることは容易に理解できるであろう。
明するためのもので、本発明またはその用途または使用
を制限するためのものではない。さらに、本発明は車に
関連して説明するが、当業者は、ダンパ用のノイズ防止
機構がダンパを必要とする種々の他の装置に使用するこ
とができることは容易に理解できるであろう。
【００１１】図１Ａを参照すると、本発明のノイズ防止
機構の参考例を組み込んだダンパ１０が示されている。
ダンパ１０は、ダンパ１０を車（図示せず）に固定する
ために使用される上端固定具１２及び下端固定具１４を
有する。上端固定具１２は、溶接によってダンパの上方
のキャップ部分１６に接続されている。上端固定具１２
は、車の車体部分に接続されている。同様に、ダンパ１
０を車のサスペンション部分に固定するように下方キャ
ップ部分１８に接続されている。当業者によって理解で
きるように、他の適当な手段がダンパ１０を車またはダ
ンパ１０を必要とする他の装置に固定するために使用さ
れる。ここで使用する“ダンパ”と言う用語は、言葉全
体の一般的な意味でのダンパを言い、MacPherson支柱及
びショックアブソーバを含む。
機構の参考例を組み込んだダンパ１０が示されている。
ダンパ１０は、ダンパ１０を車（図示せず）に固定する
ために使用される上端固定具１２及び下端固定具１４を
有する。上端固定具１２は、溶接によってダンパの上方
のキャップ部分１６に接続されている。上端固定具１２
は、車の車体部分に接続されている。同様に、ダンパ１
０を車のサスペンション部分に固定するように下方キャ
ップ部分１８に接続されている。当業者によって理解で
きるように、他の適当な手段がダンパ１０を車またはダ
ンパ１０を必要とする他の装置に固定するために使用さ
れる。ここで使用する“ダンパ”と言う用語は、言葉全
体の一般的な意味でのダンパを言い、MacPherson支柱及
びショックアブソーバを含む。
【００１２】ダンパ１０は、液体を含む作業室２２を画
定する細長い環状圧力シリンダ２０を有する。室２２内
には、往復動するピストン組立体２４が配置されてい
る。往復動ピストン２４は、減衰力を発生するように作
業室２２の上方部分２６と下方部分２８との間の減衰流
を制限する。圧力シリンダ２０に往復動ピストン組立体
２４を固定する装置を提供するために、軸線方向に伸び
るピストン３０及びピストンポスト３２が提供される。
往復動するピストン組立体２４は、軸線方向に伸びるピ
ストンポスト３２の一端に固定される。
定する細長い環状圧力シリンダ２０を有する。室２２内
には、往復動するピストン組立体２４が配置されてい
る。往復動ピストン２４は、減衰力を発生するように作
業室２２の上方部分２６と下方部分２８との間の減衰流
を制限する。圧力シリンダ２０に往復動ピストン組立体
２４を固定する装置を提供するために、軸線方向に伸び
るピストン３０及びピストンポスト３２が提供される。
往復動するピストン組立体２４は、軸線方向に伸びるピ
ストンポスト３２の一端に固定される。
【００１３】参照数字３４によって指定されるベース弁
が圧力シリンダ２０の下方部分２８内に配置され、作業
室２２と環状流体リザーバ３６との間で減衰流体の流れ
を制限するために使用される。環状流体リザーバ３６
は、圧力シリンダ２０の外周とハウジング３８の内周と
の間に空隙を画定する。ベース弁３４の作動は、ここに
組み込まれている米国特許第３，７５７，９１０号に示
されているベース弁の作動と同様である。しかしなが
ら、他のタイプのベース弁も使用することができる。
が圧力シリンダ２０の下方部分２８内に配置され、作業
室２２と環状流体リザーバ３６との間で減衰流体の流れ
を制限するために使用される。環状流体リザーバ３６
は、圧力シリンダ２０の外周とハウジング３８の内周と
の間に空隙を画定する。ベース弁３４の作動は、ここに
組み込まれている米国特許第３，７５７，９１０号に示
されているベース弁の作動と同様である。しかしなが
ら、他のタイプのベース弁も使用することができる。
【００１４】図１Ｂに最もよく示すように、往復動ピス
トン組立体を参照すると、ピストン組立体２４は、ピス
トン本体４０の環状本体に配置された複数の隆起部（図
示せず）を有するピストン本体４０を有する。隆起部
は、ピストン本体４０の隆起部と圧力シリンダとの間に
配置された環状テフロンスリーブ４２を固定するために
使用される。テフロンスリーブ４２は、過剰な摩擦力を
発生することなく、圧力本体に関してピストン本体が動
くことができるようにする。
トン組立体を参照すると、ピストン組立体２４は、ピス
トン本体４０の環状本体に配置された複数の隆起部（図
示せず）を有するピストン本体４０を有する。隆起部
は、ピストン本体４０の隆起部と圧力シリンダとの間に
配置された環状テフロンスリーブ４２を固定するために
使用される。テフロンスリーブ４２は、過剰な摩擦力を
発生することなく、圧力本体に関してピストン本体が動
くことができるようにする。
【００１５】ピストン本体４０の上方への動きは、半径
方向に伸びるステップ部分４４及び支持ワッシャ４６に
よって制限される。ピストン本体４０の下方への動き
は、ピストンポスト３２にねじ込むように受けられるね
じ付ナット４８または同様のタイプの固定部品によって
制限される。螺旋コイル圧縮ばね５０は、支持ワッシャ
４６と同心円的に配置され、インテーク弁組立体５２に
接触し、これを以下に簡単に説明する。螺旋コイル伸長
ばね５４がナット４８に同心円的に配置され、ナット４
８の下端で半径方向外側に伸びるフランジ５６によって
下端に支持される。伸長ばね５４の上端は、ばねリテー
ナ５８に接触し、ばねリテーナ５８は、ディスク形状の
弁部材６０の下側に作用し、弁部材６０をピストン本体
４０と密封係合するように弾性的に押す。
方向に伸びるステップ部分４４及び支持ワッシャ４６に
よって制限される。ピストン本体４０の下方への動き
は、ピストンポスト３２にねじ込むように受けられるね
じ付ナット４８または同様のタイプの固定部品によって
制限される。螺旋コイル圧縮ばね５０は、支持ワッシャ
４６と同心円的に配置され、インテーク弁組立体５２に
接触し、これを以下に簡単に説明する。螺旋コイル伸長
ばね５４がナット４８に同心円的に配置され、ナット４
８の下端で半径方向外側に伸びるフランジ５６によって
下端に支持される。伸長ばね５４の上端は、ばねリテー
ナ５８に接触し、ばねリテーナ５８は、ディスク形状の
弁部材６０の下側に作用し、弁部材６０をピストン本体
４０と密封係合するように弾性的に押す。
【００１６】さらにピストン本体４０は、軸線方向に伸
びる円周方向に間隔を置いた流れポート６２の第１の組
と、軸線方向に伸びる円周方向に間隔を置いた流れポー
ト６４の第２の組とを有する。流れポート６２の第１の
組は、３つの円周方向に間隔を置いた流れポート６２を
有し、この３つの流れポート６２は、第２の組の流れポ
ート６４から半径方向外側にそれに対して同心円的に配
置され、約２つ乃至８つの円周方向に間隔を置いた流れ
ポート６４を有する。ピストン本体４０は、２組の流れ
ポート６２及び６４を有するが、一方の組が３つの個々
のポートを有し、他方の組が２つ乃至８つの間の個々の
ポートを有し、当業者は、ピストン組立体２４において
種々の数の流れポートを有するピストン本体の他の形状
をも使用することができることは理解できよう。
びる円周方向に間隔を置いた流れポート６２の第１の組
と、軸線方向に伸びる円周方向に間隔を置いた流れポー
ト６４の第２の組とを有する。流れポート６２の第１の
組は、３つの円周方向に間隔を置いた流れポート６２を
有し、この３つの流れポート６２は、第２の組の流れポ
ート６４から半径方向外側にそれに対して同心円的に配
置され、約２つ乃至８つの円周方向に間隔を置いた流れ
ポート６４を有する。ピストン本体４０は、２組の流れ
ポート６２及び６４を有するが、一方の組が３つの個々
のポートを有し、他方の組が２つ乃至８つの間の個々の
ポートを有し、当業者は、ピストン組立体２４において
種々の数の流れポートを有するピストン本体の他の形状
をも使用することができることは理解できよう。
【００１７】ピストン本体４０内の軸線方向下方に伸び
るカウンタボア６６内には、流れポート６４の第２の組
から半径方向外側に間隔を置いた下方の環状に伸びるラ
ンドすなわち弁座６８がある。このランド６８は、全体
がディスク形状の弁部材６０の上側と選択的に係合する
ようになっているほぼ半径方向に伸びる表面を画定して
いる。弁部材６０は、ピストン組立体２４の本体４０の
ランド６８及び環状ショルダ７０の組み合わせと、ナッ
ト及びばねリテーナ５８との間に固定されることによっ
てピストン本体に固定するように保持されるか固定され
るようになっている。当業者によって理解されるよう
に、１つの弁部材６０を使用するが、減衰の要求によっ
て複数の弁部材６０が使用される。ピストン本体４０
は、高速の伸長行程の間、作業室内を上方に移動すると
き、流れは第２の組の流れポート６４を通って下方に流
れ、それによって、伸長ばね５４の抵抗に対して弁部材
６０を下方に押し、それによって流体は、作業室２２の
上方部分から作業室２２の下方部分に流れる。
るカウンタボア６６内には、流れポート６４の第２の組
から半径方向外側に間隔を置いた下方の環状に伸びるラ
ンドすなわち弁座６８がある。このランド６８は、全体
がディスク形状の弁部材６０の上側と選択的に係合する
ようになっているほぼ半径方向に伸びる表面を画定して
いる。弁部材６０は、ピストン組立体２４の本体４０の
ランド６８及び環状ショルダ７０の組み合わせと、ナッ
ト及びばねリテーナ５８との間に固定されることによっ
てピストン本体に固定するように保持されるか固定され
るようになっている。当業者によって理解されるよう
に、１つの弁部材６０を使用するが、減衰の要求によっ
て複数の弁部材６０が使用される。ピストン本体４０
は、高速の伸長行程の間、作業室内を上方に移動すると
き、流れは第２の組の流れポート６４を通って下方に流
れ、それによって、伸長ばね５４の抵抗に対して弁部材
６０を下方に押し、それによって流体は、作業室２２の
上方部分から作業室２２の下方部分に流れる。
【００１８】以下に説明するノイズ防止機構はダンパ１
０及びピストン組立体２４を参照して説明するが、ノイ
ズ防止機構は、ダンパ１０及びピストン組立体２４の構
成にのみには制限されず、ピストン組立体の上部または
底部の双方で多数の他のダンパまたはピストン組立体の
双方に組み込むことができる。例えば、以下に示すノイ
ズ防止機構は、参考によりここに組み込んだ米国特許第
４，１１３，０７２号に示されたピストン組立体に組み
込むことができる。
０及びピストン組立体２４を参照して説明するが、ノイ
ズ防止機構は、ダンパ１０及びピストン組立体２４の構
成にのみには制限されず、ピストン組立体の上部または
底部の双方で多数の他のダンパまたはピストン組立体の
双方に組み込むことができる。例えば、以下に示すノイ
ズ防止機構は、参考によりここに組み込んだ米国特許第
４，１１３，０７２号に示されたピストン組立体に組み
込むことができる。
【００１９】図２Ａ及び図２Ｂを参照すると、ノイズ防
止機構の参考例を組み込んだピストン組立体２４が示さ
れている。ピストン本体４０の上部は、第１の環状の軸
線方向に伸びるランドまたは弁座７と、ランド７２と同
心的な第２の環状の軸線方向に伸びるランドまたは弁座
７４とを有する。第１のランド７２及び第２のランド７
４は、全体が半径方向に伸びる表面を画定し、その各々
は、ピストンポストに直角な同じ平面にある。これらの
表面は、インテーク弁組立体５２の弁部材またはオリフ
ィスディスク７６と選択的に係合する。オリフィスディ
スク７６は、第２の組の流れポート６４の複数のインテ
ークオリフィス７８を有するほぼ平坦なディスク形状弁
部材である。さらにオリフィスディスク７６は、図２Ｃ
にはっきりと示される１２のスロットオリフィス８０を
有し、これは、第１の組の流れポート６２を通って減衰
流体を流すことができる。オリフィスディスク７６の上
部に配置され、それと同心的に配置されるのはインテー
ク弁部材８２であり、この部材８２は、ほぼ平坦なディ
スク形状の弁部材である。インテーク弁８２は、流れポ
ート６４の第２の組の複数のインテークオリフィスを含
む。当業者によって理解できるように、インテーク弁組
立体５２は、２つの弁部材７６及び８２を含むが、しか
しながら、インテーク弁組立体５２は、伸長行程中に必
要な減衰、種々の数のインテークオリフィス７８及び８
４またはスロットオリフィス８０に依存する。
止機構の参考例を組み込んだピストン組立体２４が示さ
れている。ピストン本体４０の上部は、第１の環状の軸
線方向に伸びるランドまたは弁座７と、ランド７２と同
心的な第２の環状の軸線方向に伸びるランドまたは弁座
７４とを有する。第１のランド７２及び第２のランド７
４は、全体が半径方向に伸びる表面を画定し、その各々
は、ピストンポストに直角な同じ平面にある。これらの
表面は、インテーク弁組立体５２の弁部材またはオリフ
ィスディスク７６と選択的に係合する。オリフィスディ
スク７６は、第２の組の流れポート６４の複数のインテ
ークオリフィス７８を有するほぼ平坦なディスク形状弁
部材である。さらにオリフィスディスク７６は、図２Ｃ
にはっきりと示される１２のスロットオリフィス８０を
有し、これは、第１の組の流れポート６２を通って減衰
流体を流すことができる。オリフィスディスク７６の上
部に配置され、それと同心的に配置されるのはインテー
ク弁部材８２であり、この部材８２は、ほぼ平坦なディ
スク形状の弁部材である。インテーク弁８２は、流れポ
ート６４の第２の組の複数のインテークオリフィスを含
む。当業者によって理解できるように、インテーク弁組
立体５２は、２つの弁部材７６及び８２を含むが、しか
しながら、インテーク弁組立体５２は、伸長行程中に必
要な減衰、種々の数のインテークオリフィス７８及び８
４またはスロットオリフィス８０に依存する。
【００２０】第１のランド７２と第２のランド７４とに
同心円的に配置されているのは環状の軸線方向に伸びる
サブランドである。サブランド８６は、第１のランド７
２と第２のランド７４よりも約０．０９ｍｍだけわずか
に小さく、第１及び第２のランド７２及び７４とほぼ同
じ表面幅である約０．３０ｍｍの半径方向に伸びる上方
の表面を有する。第１のランド７２とサブランド８６と
の間にはランド７２，７４及び８６と同心的に配置され
た環状のノイズ防止室８８である。ノイズ防止室８８
は、約１．０ｍｍの幅と約０．６ｍｍの深さとを有する
環状の凹形状の半球形状を有する。ノイズ防止室８８の
縁部９０は、フローポート６２の縁部で１２０°の入口
角度に対して約９０°の入口角度９１を有する。アンチ
スイシュ室８８を特定の寸法について説明したが、ノイ
ズ防止室８８は、これらの寸法にのみ制限されないこと
は明らかである。さらに、縁部９０の入口角度９１は、
約９０°で示されているが、入口角度は、９０°未満で
あってもよい。
同心円的に配置されているのは環状の軸線方向に伸びる
サブランドである。サブランド８６は、第１のランド７
２と第２のランド７４よりも約０．０９ｍｍだけわずか
に小さく、第１及び第２のランド７２及び７４とほぼ同
じ表面幅である約０．３０ｍｍの半径方向に伸びる上方
の表面を有する。第１のランド７２とサブランド８６と
の間にはランド７２，７４及び８６と同心的に配置され
た環状のノイズ防止室８８である。ノイズ防止室８８
は、約１．０ｍｍの幅と約０．６ｍｍの深さとを有する
環状の凹形状の半球形状を有する。ノイズ防止室８８の
縁部９０は、フローポート６２の縁部で１２０°の入口
角度に対して約９０°の入口角度９１を有する。アンチ
スイシュ室８８を特定の寸法について説明したが、ノイ
ズ防止室８８は、これらの寸法にのみ制限されないこと
は明らかである。さらに、縁部９０の入口角度９１は、
約９０°で示されているが、入口角度は、９０°未満で
あってもよい。
【００２１】動作において、低速の伸長行程が生じると
き、減衰流の流れは、第１の部分２６から第１の組の流
れポート６２を通って作業室２２の第２の部分に流れ
る。特に、流体流は、作業室２２の上部部分２６からオ
リフィスディスク７６のオリフィス８０を通って、ラン
ド７２上をノイズ防止室に、サブランド８６上を流れポ
ート６２を通って流れる。流体がこの通路に従うとき、
参照数字９４によって指定される高速流体流が生じる。
さらに高速流９４は低速の二次流体流９６を生じる。
き、減衰流の流れは、第１の部分２６から第１の組の流
れポート６２を通って作業室２２の第２の部分に流れ
る。特に、流体流は、作業室２２の上部部分２６からオ
リフィスディスク７６のオリフィス８０を通って、ラン
ド７２上をノイズ防止室に、サブランド８６上を流れポ
ート６２を通って流れる。流体がこの通路に従うとき、
参照数字９４によって指定される高速流体流が生じる。
さらに高速流９４は低速の二次流体流９６を生じる。
【００２２】流体流がオリフィス８０に入るとき、流体
がノイズ防止室８８に入る前にランド７２による流れの
制限によって流れに制限が生じる。ノイズ防止室８８に
入るとき、ノイズ防止室８８の大きな面積によって制限
が低減される。これはランド７２の縁部９０でわずかな
低圧を生じる。しかしながら、縁部９０の入口角度は、
約９０°であり、スイッシュノイズは生じない。流体
は、サブランド８６と、流体流の流れにわずかな制限を
生じるオリフィスディスク７６との間の周縁の空隙上を
通過する。次に流体流は、ポート６２を通って連続して
流れる。流体がポート６２に入るときに流体のわずかな
制限のみがあるので、サブランド８６の縁部９２で低圧
が生じない。それによって流体が縁部９２上を通過し、
低速伸長行程の間ポート６２に入るときスイッシュノイ
ズを低減し、それを無くす。ノイズ防止室８８は、二次
流体流９６の流体回転を向上及び促進し、これによっ
て、二次流体流９６がランド７２の縁部９０に沿った領
域を満たすことができるようにし、それによって低圧
（すなわち、キャビテーション）を低減する。
がノイズ防止室８８に入る前にランド７２による流れの
制限によって流れに制限が生じる。ノイズ防止室８８に
入るとき、ノイズ防止室８８の大きな面積によって制限
が低減される。これはランド７２の縁部９０でわずかな
低圧を生じる。しかしながら、縁部９０の入口角度は、
約９０°であり、スイッシュノイズは生じない。流体
は、サブランド８６と、流体流の流れにわずかな制限を
生じるオリフィスディスク７６との間の周縁の空隙上を
通過する。次に流体流は、ポート６２を通って連続して
流れる。流体がポート６２に入るときに流体のわずかな
制限のみがあるので、サブランド８６の縁部９２で低圧
が生じない。それによって流体が縁部９２上を通過し、
低速伸長行程の間ポート６２に入るときスイッシュノイ
ズを低減し、それを無くす。ノイズ防止室８８は、二次
流体流９６の流体回転を向上及び促進し、これによっ
て、二次流体流９６がランド７２の縁部９０に沿った領
域を満たすことができるようにし、それによって低圧
（すなわち、キャビテーション）を低減する。
【００２３】伸長行程が増大するとき、弁部材６０は、
第２の組の流れポート６４の液体によって伸長ばね５４
に対して弾性的に押される。これは、作業室２２の上方
部分２６からオリフィス８４及び７８に通過する流体か
らなる伸長中に第２の流通路をつくる。この流体は、支
持ワッシャ４６の周り及びピストンポスト３０と同心で
あるワッシャ４６の軸線方向に伸びる円周方向に間隔を
置いた３つのオリフィス９８を通ってオリフィス８４に
入る。逆に圧縮中に、作業室２２の下方部分２８から上
方に第１の組の流れポート６２を通って流れ、オリフィ
スディスク７６及びインテーク弁８２をばね５０に対し
て弾性的に押す。
第２の組の流れポート６４の液体によって伸長ばね５４
に対して弾性的に押される。これは、作業室２２の上方
部分２６からオリフィス８４及び７８に通過する流体か
らなる伸長中に第２の流通路をつくる。この流体は、支
持ワッシャ４６の周り及びピストンポスト３０と同心で
あるワッシャ４６の軸線方向に伸びる円周方向に間隔を
置いた３つのオリフィス９８を通ってオリフィス８４に
入る。逆に圧縮中に、作業室２２の下方部分２８から上
方に第１の組の流れポート６２を通って流れ、オリフィ
スディスク７６及びインテーク弁８２をばね５０に対し
て弾性的に押す。
【００２４】図３Ａ乃至図３Ｃを参照すると、ピストン
本体４０に組み込まれている本発明のノイズ防止機構の
実施例が示されている。図３Ａ乃至図３Ｃに示すピスト
ン本体４０は次の参照符号を除いて図１Ａ乃至図２Ｃに
示すピストン本体と実質的に同じである。流れポート６
２の第１の組は、図１Ａ乃至図２Ｃに示す流れポート６
２よりさらに周縁が広がっている。ピストン本体４０
は、第１の環状の軸線方向に伸びるランド、すなわち弁
座９９と、ランド９９と同心円的な第２の環状の軸線方
向に伸びるランドすなわち弁座１００とを有する。ラン
ド１００は、第１のランド９９よりわずかに小さく軸線
方向に伸びており、第１の弁部材、すなわち鋭いブリー
ドディスク１０２と選択的に係合する。鋭いブリードデ
ィスク１０２は、第２の組の流れポート６４の複数のイ
ンテークオリフィス１０４を有する全体が平坦なディス
ク形状の弁部材である。この流れポート６４は、高速の
伸長行程の間に作業室２２の下方部分２８への上方部分
２６の間で減衰流体を通過できるようにする。さらに鋭
いブリードディスク１０２は、鋭いブリードディスク１
０２の外周縁１０６でピストン本体４０に隣接した同心
円的に傾斜した表面を有する。傾斜縁の角度１０７は、
９０°未満、好ましくは、約２０°乃至４０°の間が好
ましい。
本体４０に組み込まれている本発明のノイズ防止機構の
実施例が示されている。図３Ａ乃至図３Ｃに示すピスト
ン本体４０は次の参照符号を除いて図１Ａ乃至図２Ｃに
示すピストン本体と実質的に同じである。流れポート６
２の第１の組は、図１Ａ乃至図２Ｃに示す流れポート６
２よりさらに周縁が広がっている。ピストン本体４０
は、第１の環状の軸線方向に伸びるランド、すなわち弁
座９９と、ランド９９と同心円的な第２の環状の軸線方
向に伸びるランドすなわち弁座１００とを有する。ラン
ド１００は、第１のランド９９よりわずかに小さく軸線
方向に伸びており、第１の弁部材、すなわち鋭いブリー
ドディスク１０２と選択的に係合する。鋭いブリードデ
ィスク１０２は、第２の組の流れポート６４の複数のイ
ンテークオリフィス１０４を有する全体が平坦なディス
ク形状の弁部材である。この流れポート６４は、高速の
伸長行程の間に作業室２２の下方部分２８への上方部分
２６の間で減衰流体を通過できるようにする。さらに鋭
いブリードディスク１０２は、鋭いブリードディスク１
０２の外周縁１０６でピストン本体４０に隣接した同心
円的に傾斜した表面を有する。傾斜縁の角度１０７は、
９０°未満、好ましくは、約２０°乃至４０°の間が好
ましい。
【００２５】鋭いブリードディスク１０２の上部には第
２の弁部材またはオリフィスディスク１０８が配置され
ている。またオリフィスディスク１０２は、第２の弁部
材またはオリフィスディスク１０８である。またオリフ
ィスディスク１０８は、第１及び第２の組の流れポート
６２及び６４の複数のインテークオリフィスと、図３に
はっきり示すように１２の軸線方向に伸び、円周方向に
間隔を置いた細長いスロットオリフィス１１２とを有す
る平坦なディスク形状の弁部材であり、第１の組のオリ
フィスディスク１０８の上部にそれと同心円的に全体が
ディスク形状の弁部材であるインテーク弁部材１１４が
ある。インテーク弁１１４は、第１の組及び第２の組の
流れポート６２及び６４の複数のインテークオリフィス
を有する。
２の弁部材またはオリフィスディスク１０８が配置され
ている。またオリフィスディスク１０２は、第２の弁部
材またはオリフィスディスク１０８である。またオリフ
ィスディスク１０８は、第１及び第２の組の流れポート
６２及び６４の複数のインテークオリフィスと、図３に
はっきり示すように１２の軸線方向に伸び、円周方向に
間隔を置いた細長いスロットオリフィス１１２とを有す
る平坦なディスク形状の弁部材であり、第１の組のオリ
フィスディスク１０８の上部にそれと同心円的に全体が
ディスク形状の弁部材であるインテーク弁部材１１４が
ある。インテーク弁１１４は、第１の組及び第２の組の
流れポート６２及び６４の複数のインテークオリフィス
を有する。
【００２６】作動において、低速の伸長行程が生じると
き、減衰流体は、作業室２２の第１の部分２６から流れ
ポート６２の第１の組を通って第２の部分２８に流れ
る。特に、流体流は、作業室２２の上部部分２６から複
数のインテークオリフィス１１６及び１１０を通って及
び流れポート６２を通って細長いスロットオリフィス１
１２に入る。流体はこの通路に従うので、参照符号１１
８によって指定される高速流体流が生じる。さらに、高
速の流れ１１８は、低速の二次回転流１２０を生じる。
周縁の同心円錐状の傾斜面は、流体の制限を低減し、鋭
いディスク１０２の縁部１０６にすぐに沿った領域を満
たし、この領域の低圧（すなわち、キャビテーション）
を低減し、低速の伸長行程の間にスイッシュノイズを低
減する。
き、減衰流体は、作業室２２の第１の部分２６から流れ
ポート６２の第１の組を通って第２の部分２８に流れ
る。特に、流体流は、作業室２２の上部部分２６から複
数のインテークオリフィス１１６及び１１０を通って及
び流れポート６２を通って細長いスロットオリフィス１
１２に入る。流体はこの通路に従うので、参照符号１１
８によって指定される高速流体流が生じる。さらに、高
速の流れ１１８は、低速の二次回転流１２０を生じる。
周縁の同心円錐状の傾斜面は、流体の制限を低減し、鋭
いディスク１０２の縁部１０６にすぐに沿った領域を満
たし、この領域の低圧（すなわち、キャビテーション）
を低減し、低速の伸長行程の間にスイッシュノイズを低
減する。
【００２７】図１Ａ乃至図２Ｃの実施例と同様に、伸長
行程の速度が増大するとき、弁部材６０は第２の組の流
れポート６４の流れによって伸長ばね５４に対して弾性
的に押される。これは、作業室２２の上方部分２６から
インテークオリフィス１０４，１１０及び１１６に通過
する流体からなる伸長中に第２の流れ通路をつくる。こ
の流体は、支持ワッシャ４６の周りから、ワッシャ４６
の軸線方向の伸びる３つのオリフィス９８を通ってイン
テーク通路１０４，１１０に入る。逆に、圧縮中に、流
体は作業室２２の下方部分２８から流れポート６２の第
１の組を通って上方に流れ、鋭いディスク１０２、オリ
フィスディスク１０８及びインテーク弁１１４をばね５
０に対して弾性的に上方に押す。
行程の速度が増大するとき、弁部材６０は第２の組の流
れポート６４の流れによって伸長ばね５４に対して弾性
的に押される。これは、作業室２２の上方部分２６から
インテークオリフィス１０４，１１０及び１１６に通過
する流体からなる伸長中に第２の流れ通路をつくる。こ
の流体は、支持ワッシャ４６の周りから、ワッシャ４６
の軸線方向の伸びる３つのオリフィス９８を通ってイン
テーク通路１０４，１１０に入る。逆に、圧縮中に、流
体は作業室２２の下方部分２８から流れポート６２の第
１の組を通って上方に流れ、鋭いディスク１０２、オリ
フィスディスク１０８及びインテーク弁１１４をばね５
０に対して弾性的に上方に押す。
【００２８】図４を参照すると、上述したノイズ防止機
構を組み込まない従来のピストン組立体２４が示されて
いる。図４のピストン４０は図３Ａに示すものと同様で
あり、流れポート６２及び６４の第１の組及び第２の組
及び第１及び第２のランド９９及び１００を含む。図４
のランド９９及び１００は、ランド９９及び１００の上
部に配置された図１Ａ乃至図２Ｃに示すようなオリフィ
スディスク７６及びインテーク弁８２を有するピストン
ポスト３０に同じ直角な平面にある。オリフィスディス
ク７６はインテークオリフィス７８を有し、スロットオ
リフィス８０及びインテークディスク８２はインテーク
オリフィス８４を含む。流れポート６２の第１の組は、
図３Ａ乃至図３Ｃに示すものと同様な図１Ａ乃至図２Ｃ
に示す流れポート６２の第１の組から円周方向の外側に
配置される。
構を組み込まない従来のピストン組立体２４が示されて
いる。図４のピストン４０は図３Ａに示すものと同様で
あり、流れポート６２及び６４の第１の組及び第２の組
及び第１及び第２のランド９９及び１００を含む。図４
のランド９９及び１００は、ランド９９及び１００の上
部に配置された図１Ａ乃至図２Ｃに示すようなオリフィ
スディスク７６及びインテーク弁８２を有するピストン
ポスト３０に同じ直角な平面にある。オリフィスディス
ク７６はインテークオリフィス７８を有し、スロットオ
リフィス８０及びインテークディスク８２はインテーク
オリフィス８４を含む。流れポート６２の第１の組は、
図３Ａ乃至図３Ｃに示すものと同様な図１Ａ乃至図２Ｃ
に示す流れポート６２の第１の組から円周方向の外側に
配置される。
【００２９】低速の伸長行程中に、減衰流体は作業室２
２の第１の部分２６から第２の部分２８に流れポート６
２の第１の組を通って流れる。特に、流体は、作業室２
２の上部部分２６からオリフィスディスク７６のオリフ
ィス８０を通ってランド９９上及び流れポート６２を通
って流れる。流体がこの通路に従うとき、参照符号１２
２によって指定された高速流が生じる。さらに、高速流
１２２は、低速の二次回転流体流１２４を生じる。流体
がオリフィス８０に入るとき、流れはランド９９によっ
て制限される。これと縁部１２６の大きな入口角度１２
５（すなわち、１２０°）によって、制限されたスロッ
ト８０から大きなポート６２に流れる流体は、縁部１２
６に沿って低圧を生じる。
２の第１の部分２６から第２の部分２８に流れポート６
２の第１の組を通って流れる。特に、流体は、作業室２
２の上部部分２６からオリフィスディスク７６のオリフ
ィス８０を通ってランド９９上及び流れポート６２を通
って流れる。流体がこの通路に従うとき、参照符号１２
２によって指定された高速流が生じる。さらに、高速流
１２２は、低速の二次回転流体流１２４を生じる。流体
がオリフィス８０に入るとき、流れはランド９９によっ
て制限される。これと縁部１２６の大きな入口角度１２
５（すなわち、１２０°）によって、制限されたスロッ
ト８０から大きなポート６２に流れる流体は、縁部１２
６に沿って低圧を生じる。
【００３０】この低圧は、二次オイルの流れ１２４がこ
の領域に到達することを禁止し、液体が蒸発するか、バ
ブル１２８が生じるようにし、これが低速の伸長行程中
にスイッシュノイズとして聞こえる。このような状態は
上述した実施例において減少するか、またはなくなる。
なぜならば、ポート６２に入る前に流れ制限が低減する
からであり、制限される流れが入る縁部の入口角度を９
０°またはそれ以下にするからである。例えば、図１Ａ
乃至図２Ｃに示す参考例のスイッシュノイズと図４に示
すスイッシュノイズに示すものと比較すると、図４のダ
ンパ１０は、図１Ａ乃至図２Ｃのダンパの５０ｄＢ（０
−１６ｋＨｚ）と比較してスイシュノイズの５６ｄＢ
（０−１６ｋＨｚ）をつくる。
の領域に到達することを禁止し、液体が蒸発するか、バ
ブル１２８が生じるようにし、これが低速の伸長行程中
にスイッシュノイズとして聞こえる。このような状態は
上述した実施例において減少するか、またはなくなる。
なぜならば、ポート６２に入る前に流れ制限が低減する
からであり、制限される流れが入る縁部の入口角度を９
０°またはそれ以下にするからである。例えば、図１Ａ
乃至図２Ｃに示す参考例のスイッシュノイズと図４に示
すスイッシュノイズに示すものと比較すると、図４のダ
ンパ１０は、図１Ａ乃至図２Ｃのダンパの５０ｄＢ（０
−１６ｋＨｚ）と比較してスイシュノイズの５６ｄＢ
（０−１６ｋＨｚ）をつくる。
【００３１】図１Ａ乃至図２Ｃの参考例は、ノイズ防止
室８８の使用によって、オリフィススロット８０に関連
してポート６２の場所に関してさらに設計上の自由が可
能になる。図１Ａ乃至図２Ｃの実施例において、ノイズ
防止室８８の全周上に流体を分割する障害物として作用
する。要するにオリフィススロット８０に入るすべての
流体は、まずノイズ防止室８８を通過する。それに対し
て、図４に示すダンパは、オリフィススロットに整列
（すなわち、０°）して配置されたポートを示してい
る。もしオリフィススロット８０が、ポート６２から９
０°回転または展開する場合には、液体は、オリフィス
スロット８０に流れ、それが、ポート６２に入る前に四
分円にわたって溝を通り、これは、聞こえるスイッシュ
ノイズの量を低減する効果を有する。よってサブランド
８６及びノイズ防止室８８の使用によって、オリフィス
ディスク７６の周縁の周りにオリフィススロット８０の
配置は、図４に示すダンパのように重要ではない。
室８８の使用によって、オリフィススロット８０に関連
してポート６２の場所に関してさらに設計上の自由が可
能になる。図１Ａ乃至図２Ｃの実施例において、ノイズ
防止室８８の全周上に流体を分割する障害物として作用
する。要するにオリフィススロット８０に入るすべての
流体は、まずノイズ防止室８８を通過する。それに対し
て、図４に示すダンパは、オリフィススロットに整列
（すなわち、０°）して配置されたポートを示してい
る。もしオリフィススロット８０が、ポート６２から９
０°回転または展開する場合には、液体は、オリフィス
スロット８０に流れ、それが、ポート６２に入る前に四
分円にわたって溝を通り、これは、聞こえるスイッシュ
ノイズの量を低減する効果を有する。よってサブランド
８６及びノイズ防止室８８の使用によって、オリフィス
ディスク７６の周縁の周りにオリフィススロット８０の
配置は、図４に示すダンパのように重要ではない。
【００３２】当業者によって理解できるように、上述し
たノイズ防止機構は、低速伸長行程について詳細に説明
するが、またノイズ防止機構も伸長圧縮行程または低速
行程の双方について及び高速または低速行程の双方にお
いて使用することができる。これは、スイッシュノイズ
が起こる流れポートに隣接するようにノイズ防止機構を
単に配置することによって達成される。
たノイズ防止機構は、低速伸長行程について詳細に説明
するが、またノイズ防止機構も伸長圧縮行程または低速
行程の双方について及び高速または低速行程の双方にお
いて使用することができる。これは、スイッシュノイズ
が起こる流れポートに隣接するようにノイズ防止機構を
単に配置することによって達成される。
【００３３】前述した説明は、本発明の実施例を単に例
示的に示し、説明するものである。
示的に示し、説明するものである。
【００３４】当業者は、次の特許請求の範囲によって定
義される本発明の精神及び観点から離れずにこのような
説明及び添付図面及び特許請求の範囲から改造、変形及
び変更が行われることは理解できよう。
義される本発明の精神及び観点から離れずにこのような
説明及び添付図面及び特許請求の範囲から改造、変形及
び変更が行われることは理解できよう。
【図１】図１Ａは、参考例によるノイズ防止機構を組み
込んだダンパの部分断面図である。図１Ｂは、図１Ａの
線１Ｂの周りのダンパ内のピストン組立体の拡大断面図
である。
込んだダンパの部分断面図である。図１Ｂは、図１Ａの
線１Ｂの周りのダンパ内のピストン組立体の拡大断面図
である。
【図２】図２Ａは、図１Ａに示すピストン組立体の上部
部分の拡大断面図である。図２Ｂは、図２Ａの線２Ｂの
周りのノイズ防止機構の拡大断面図である。図２Ｃは、
図２Ｂの線２Ｃに沿って切ったノイズ防止機構の部分平
面図である。
部分の拡大断面図である。図２Ｂは、図２Ａの線２Ｂの
周りのノイズ防止機構の拡大断面図である。図２Ｃは、
図２Ｂの線２Ｃに沿って切ったノイズ防止機構の部分平
面図である。
【図３】図３Ａは、本発明の実施例を使用するピストン
組立体の上方部分の拡大断面図である。図３Ｂは、図３
Ａの線３Ｂの周りで切ったノイズ防止機構の拡大断面図
である。図３Ｃは、図３Ｂの線３Ｃに沿ったノイズ防止
機構の部分平面図である。
組立体の上方部分の拡大断面図である。図３Ｂは、図３
Ａの線３Ｂの周りで切ったノイズ防止機構の拡大断面図
である。図３Ｃは、図３Ｂの線３Ｃに沿ったノイズ防止
機構の部分平面図である。
【図４】図４は、ノイズ防止機構なしでピストン組立体
の従来のブリードの拡大断面図である。
の従来のブリードの拡大断面図である。
１０ ダンパ １２ 端部固定具 １８ 下方キャップ部分 ２０ 圧力シリンダ ２２ 作業室 ２４ ピストン組立体 ２８ 下方部分 ３０ ピストンロッド ３２ ピストンポスト ３６ 環状流体貯蔵室 ３８ ハウジング ４０ ピストン本体 ４２ TEFLONスリーブ ４４ ステップ部分 ４８ ナット ５４ 伸長ばね ５６ フランジ ５８ ばねリテーナ ６０ 弁部材 ６２，６４ 流れポート ６６ カウンタボア ６８ ランド ７０ 環状ショルダ ７２ ランド ７６ オリフィスディスク ８０ スロットオリフィス ８２ インテーク弁 ８６ サブランド ８８ ノイズ防止室 ９０ 縁部 ９９，１００ 弁座 １０２ ブリードディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591004504 500 Ｎｏｒｔｈ Ｆｉｅｌｄ Ｄｒｉ ｖｅ，Ｌａｋｅ Ｆｏｒｅｓｔ，Ｉｌｌ ｉｎｏｉｓ 60045，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓ ｔａｔｅｓ ｏｆ Ａｍｅｒｉｃａ (56)参考文献 特開 平２−51636（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−172847（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−160456（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−160457（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16F 9/40 F16F 9/348
Claims (8)
- 【請求項１】 減衰流体を収容する第１の部分及び第２
の部分を有する作業室を形成する圧力シリンダと、 前記圧力シリンダ内に少なくとも一部が配置されたピス
トンロッドと、 前記圧力シリンダ内に配置され前記ピストンロッドに固
定されたピストン本体と、 前記ピストン本体と同心円的に該ピストン本体に設けら
れ、軸線方向に伸びる第１の環状のランドと、 前記ピストン本体と同心円的に該ピストン本体に設けら
れ、軸線方向に伸びる第２の環状のランドと、 前記第１の環状のランドと前記第２の環状のランドとの
間で前記ピストン本体と同心円的に円周方向に間隔を置
いて該ピストン本体に設けられた複数の軸線方向に伸び
る流れポートと、 前記ピストン本体が前記圧力シリンダ内を移動するとき
にスイッシュノイズを低減するため前記流れポートに隣
接して配置されたノイズ防止装置とを有し、 該ノイズ防止装置は、前記ピストン本体と同心的に配置
され前記ピストンロッドの縦軸線に直角な第１の側と第
２の側とを有し鋭い外周縁が該第１の側と第２の側との
間に配置された弁ディスクを含み、前記鋭い外周縁は前
記ピストン本体に隣接した同心円錐状の傾斜面により形
成され、該傾斜面により、前記減衰流体が前記複数の流
れポートを通過するときノイズが低減される、ダンバ。 - 【請求項２】 前記弁ディスクの外周縁の前記傾斜角
が、９０°未満の角度で傾斜している請求項１に記載の
ダンパ。 - 【請求項３】 前記弁ディスクの外周縁の前記傾斜角
が、２０°から４０°までの間の角度で傾斜している請
求項１に記載のダンパ。 - 【請求項４】 前記弁ディスクの上に該弁ディスクと同
心的なオリフィスディスクを有し、該オリフィスディス
クは、前記弁ディスクの外周縁へ減衰流体が流れる複数
のスロットオリフィスを有する請求項１のダンパ。 - 【請求項５】 前記弁ディスクは前記ピストン本体の伸
長行程の間のノイズを低減させる請求項４のダンパ。 - 【請求項６】 減衰流体を収容する第１の部分と第２の
部分を有する作業室を形成する圧力シリンダと、 前記圧力シリンダ内に少くとも一部が配置されたピスト
ンロッドと、 前記圧力シリンダ内に配置され前記ピストンロッドに固
定されたピストン本体と、 前記ピストン本体に軸線方向に形成されて前記作業室の
第１の部分と第２の部分との間で前記減衰流体の流れを
許容する少くとも一つの流れポートと、 前記ピストン本体と同心的に配置され、前記ピストンロ
ッドの縦軸線に直角な第１の側と第２の側とを有し鋭い
外周縁が該第１の側と第２の側との間に配置され、前記
外周縁が前記ピストン本体に隣接した同心円錐状の傾斜
面により形成されている弁ディスクと、を有し、該傾斜
面により前記減衰流体が前記複数の流れポートを通過す
るときノイズが低減される、ダンパ。 - 【請求項７】 前記弁ディスクの外周縁の前記傾斜角
が、９０°未満の角度で傾斜している請求項６に記載の
ダンパ。 - 【請求項８】 前記弁ディスクの外周縁の前記傾斜角
が、２０°から４０°までの間の角度で傾斜している請
求項６に記載のダンパ。
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