JP2002098251A - 圧力制御弁 - Google Patents
圧力制御弁Info
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Abstract
と、リリーフポートが開口するシート部と、弁体2をシ
ート部に押し付けるバネとを備え、弁体2にバネを受け
る環状のつば部26を形成し、つば部26にシート部に
着座する弁体の着座面20を形成した圧力制御弁におい
て、つば部26を切欠いて着座面20に開口する座切欠
き部30を形成するものとした。
Description
油圧緩衝器等に用いられる圧力制御弁の改良に関するも
のである。
図4に示すようなものがある(特開平11−22773
号公報、参照)。
動油が流れる流路としてリリーフポート11、収装室1
4、流出ポート12が形成される。
るシート部13が形成される。収装室14にはシート部
13に着座する弁体2と、弁体2をシート部13に押し
付けるバネ4が介装される。ボディ1にはバネ座5が螺
合して取り付けられ、コイル状のバネ4はバネ座5と弁
体2の間に圧縮して介装される。バネ座5の螺合位置を
変えることによりバネ4の付勢力が調節される。
25と、バネ4を受けるつば部26とを有する。つば部
26には、シート部13に着座する着座面20が弁体中
心軸Bに直交する円形に形成される。
延びるガイド軸21を有する。ガイド軸21は弁体中心
軸Bを中心とする円柱状に形成される。ガイド軸21は
リリーフポート11に摺動可能に挿入され、弁体2の位
置決めをする。
摺動軸方向に延びる軸切欠き部24が開口している。軸
切欠き部24は弁体2のリフト時に作動油を流すリリー
フ流路を画成する。
値を超えて上昇するのに伴い、図示したように弁体2が
バネ4に抗してシート部13からリフトし、軸切欠き部
24が収装室14に連通すると、リリーフポート11の
作動油が軸切欠き部24を通って収装室14へと流出
し、リリーフポート11の圧力上昇が抑えられる。
うな従来の圧力制御弁にあっては、図示したように弁体
2がバネ4に抗してシート部13からリフトした状態
で、シート部13と着座面20の間に画成される間隙2
2に圧力Pcが変動し、弁体2が振動する可能性があっ
た。すなわち、シート部13と着座面20の間に画成さ
れる間隙22の幅が小さいと、間隙22を通過する過程
で作動油の流速vが低くなるので、ベルヌーイの定理よ
り間隙22の圧力Pcが下がる。間隙22の圧力Pcが
下がるのに伴って弁体2が閉じ方向に動くと、リリーフ
ポート11の圧力が上昇して弁体2が再びリフトする。
この動作が繰り返されると弁体2が振動し、異音を発生
するという問題点があった。
のであり、圧力制御弁の振動を抑制することを目的とす
る。
を流出させるリリーフポートと、リリーフポートが開口
するシート部と、弁体をシート部に押し付けるバネとを
備え、弁体にバネを受ける環状のつば部を形成し、つば
部にシート部に着座する弁体の着座面を形成した圧力制
御弁に適用する。
る座切欠き部を形成したことを特徴とするものとした。
の着座面から突出してリリーフポートに摺動可能に挿入
されるガイド軸と、ガイド軸の外周面に開口して弁体の
リフト時にリリーフポートからの作動流体を流出させる
軸切欠き部とを備え、座切欠き部を軸切欠き部から流出
する作動流体の流れに沿って形成したことを特徴とする
ものとした。
ド軸と直交する座切欠き部の断面形を円弧状に形成した
ことを特徴とするものとした。
ド軸と直交する座切欠き部の断面形を矩形状に形成した
ことを特徴とするものとした。
ド軸と直交する座切欠き部の断面形を台形状に形成した
ことを特徴とするものとした。
フポートから流出する作動流体は、着座面とシート部の
間隙を通過するが、座切欠き部によってその流路面積が
拡げられるため、この間隙を通過する過程で作動流体の
流速が低くなって圧力が低下することを抑えられる。こ
のため、弁体が軸方向に振動することを抑えられ、異音
が発生することを防止できる。
リリーフポートから流出する作動流体の流路面積が座切
欠き部によって拡げられるため、弁体の振動を有効に抑
えられる。
欠き部によって弁体のシール性を損なうことなく、十分
な流路面積が確保される。
図面に基づいて説明する。
す弁体の平面図であり、(a)図は(b)図のA−A線
に沿う断面図である。本発明が適用される圧力制御弁の
基本的な構造は前記図4に示した圧力制御弁と同じであ
る。
20に開口する一対の座切欠き部30が形成される。
出する作動油の流れに沿うように、(b)図上おいて軸
切欠き部24の延長上に形成される。弁体中心軸Bを含
む一つの平面を弁体中心面Cとすると、座切欠き部30
と軸切欠き部24は共通の弁体中心面Cを中心として形
成される。
行に対峙する2つの平面状の側面27によってスリット
状に形成される。
する断面形が円弧状に形成される。各座切欠き部30
は、円弧状に湾曲する側面31を有し、この側面31は
弁体中心軸Bと平行に延びている。
て形成され、着座面20が弁体中心軸Bのまわりに全周
に渡って残されている。
態につき、次に作用を説明する。
り低いとき、弁体2がバネの付勢力によってシート部に
着座してリリーフポートを閉じている。
超えて上昇するのに伴い、弁体2がバネに抗してシート
部からリフトし、軸切欠き部が収装室に連通すると、リ
リーフポートからの作動油が軸切欠き部24を通って収
装室へと流入し、リリーフポートの圧力上昇が抑えられ
る。
ら流出する作動油は、着座面20とシート部の間隙を通
り、弁体中心面Cに沿って二方向に流れるが、弁体中心
面Cを中心として形成された座切欠き部30によってそ
の流路面積が拡げられているため、この間隙を通過する
過程で作動油の流速vが低くなって圧力Pcが低下する
ことを抑えられる。このため、弁体2が軸方向に振動す
ることを抑えられ、異音が発生することを防止できる。
よって画成される流路面積は軸切欠き部24から離れる
のにしたがって拡大しているため、弁体2のシール性を
損なうことなく、十分な流路面積が確保される。
軸21と直交する座切欠き部30の断面形を矩形状に形
成するものである。
軸21と直交する座切欠き部30の断面形を台形状に形
成するものである。
によって弁体2のシール性を損なうことなく、十分な流
路面積が確保される。
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
平面図。
図。
び平面図。
Claims (5)
- 【請求項1】作動流体を流出させるリリーフポートと、 前記リリーフポートが開口するシート部と、 弁体を前記シート部に押し付けるバネとを備え、 前記弁体に前記バネを受ける環状のつば部を形成し、 前記つば部に前記シート部に着座する着座面を形成した
圧力制御弁において、 前記つば部を切欠いて前記着座面に開口する座切欠き部
を形成したことを特徴とする圧力制御弁。 - 【請求項2】前記弁体の着座面から突出して前記リリー
フポートに摺動可能に挿入されるガイド軸と、 前記ガイド軸の外周面に開口して前記弁体のリフト時に
前記リリーフポートからの作動流体を流出させる軸切欠
き部とを備え、 前記座切欠き部を前記軸切欠き部から流出する作動流体
の流れに沿って形成したことを特徴とする請求項1に記
載の圧力制御弁。 - 【請求項3】前記ガイド軸と直交する前記座切欠き部の
断面形を円弧状に形成したことを特徴とする請求項2に
記載の圧力制御弁。 - 【請求項4】前記ガイド軸と直交する前記座切欠き部の
断面形を矩形状に形成したことを特徴とする請求項2に
記載の圧力制御弁。 - 【請求項5】前記ガイド軸と直交する前記座切欠き部の
断面形を台形状に形成したことを特徴とする請求項2に
記載の圧力制御弁。
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