JPH0451262Y2 - - Google Patents

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JPH0451262Y2
JPH0451262Y2 JP12800987U JP12800987U JPH0451262Y2 JP H0451262 Y2 JPH0451262 Y2 JP H0451262Y2 JP 12800987 U JP12800987 U JP 12800987U JP 12800987 U JP12800987 U JP 12800987U JP H0451262 Y2 JPH0451262 Y2 JP H0451262Y2
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valve
fluid system
piston
spherical
valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 流体系内における圧力が、流体系外の圧力を超
えて一定値以上高くなつたとき開弁して前記流体
系内の余剰の流体を前記流体系外に流出させ、前
記流体系外の圧力を超える前記流体系内の圧力の
値が前記一定値以下のときは閉弁して、前記流体
系内の流出と前記流体系外の流体の前記流体系内
への流入を阻止する逃がし弁であつて、球状弁体
と、該球状弁体と協同して弁作用する弁座が形成
されている弁筺体と、前記球状弁体を前記弁座に
押圧するスプリングとを備えている逃がし弁が、
開弁開始時、前記球状弁体の振動(チヤタリン
グ)を起こすのを防止する逃がし弁の構成に関す
る。
[従来技術とその問題点] 第5図は従来使用されて来た逃がし弁で、符号
1が球状弁体、2が弁筺体、2−1が弁座であつ
てスプリング3によつて球状弁体1は弁座2−1
に押圧されている。4は流体系内に連通する連通
路、5は流体系外に連通する連通路である。流体
系内の圧力が流体系外の圧力よりも一定値以上高
くなると、スプリング3の力に抗して球状弁体1
が押し上げられて開弁する。球状弁体1と、該球
状弁体1を弁座に押圧するスプリングとからなる
逃がし弁は実開昭49−95529号、実公昭54−13618
号に開示され、又実開昭60−185077号の従来例に
見ることができるが、開弁開始時、球状弁体1は
振動して音を出す。一般にこれをチヤタリングと
いう。開弁開始時に弁体が振動するのを防止した
逃がし弁の従来の構成例を第6図に示す。1aは
ピストン弁体で、一端部が円錐面1a−1に形成
されて弁座2−1と協同して弁作用をすると同時
に、筒状の弁室2−2とピストン弁体1aの柱状
部1a−2とによつてピストン弁を形成し、直列
2段の弁作用が行なわれる。3はスプリング、4
は流体系内との連通路、5は流体系外との連通
路、6はスプリング3の座であつて、第3図は流
体系外との連通路5の形状を示すための矢視図
である(第3図は後述する本考案の構成を示すた
めの図面として共通に使用される)。第6図の構
成によつて開弁開始時の弁体の振動は防止できる
が、弁室2−2と弁座2−1との偏心、ピストン
弁体1aの柱状部1a−2と円錐面1a−1との
偏心によつて、円錐面1a−1の弁座2−1への
着座が不完全となつて流体の漏洩を生ずる。弁作
用が2段に行なわれても、ピストン弁体1aの柱
状面1a−2と弁室2−2との弁作用は、円錐面
1a−1が弁座2−1から離れるときのピストン
弁体1aの振動の発生を防止するためのものであ
つて、柱状面1a−2と弁室2−2の内面との間
には間隙が存在するから、円錐面1a−1は弁座
2−1に完全に着座しなければならない。
実開昭55−8202号に板状弁体を使用した逃がし
弁の振動防止手段が開示されているが、開弁方向
と反対側に振動防止体を配置して当接させる構成
は逃がし弁を使用するときの取付姿勢によつては
振動の防止機能が発揮されない。
[問題点を解決するための手段及び作用] 球状弁体と、該球状弁体を弁座に押圧するスプ
リングとの間に前記球状弁体が収容されている筒
状の弁室に摺動自在に嵌入してピストン弁を形成
するピストンを配置して、直列に2段の弁作用を
行なわせる。球状弁体が開弁して弁室に流体圧力
が導かれ、次に流体圧によつてピストンが押し上
げられて開弁するという経過を辿り、球状弁体が
開弁開始時、球状弁体にはスプリングの力が作用
しなくなるから球状弁体は振動しない。球状弁体
はピストンと別体であつて、ピストンに対してピ
ストンの半径方向に自由な位置をとることができ
るからたとえ弁座と弁室との間に偏心があつても
閉弁時に着座が妨げられることがない。
[考案の構成] 流体系内における圧力が流体系外の圧力を超え
て一定値以上高くなつたとき開弁して前記流体系
内の余剰の液体を前記流体系外に流出させ、前記
流体系外の圧力を超える前記流体系内の圧力の値
が前記一定値以下のときは閉弁して、前記流体系
内の流出と前記流体系外の流体の前記流体系内へ
の流入を阻止する逃がし弁であつて、球状弁体
と、該球状弁体と協同して弁作用をする弁座が形
成されている弁筺体と、前記球状弁体を前記弁座
に押圧するスプリングとを備えている逃がし弁に
おいて、前記球状弁体と前記スプリングとの間
に、前記球状弁体が収容されている円筒状の弁室
に摺動自在に嵌入してピストン弁を形成するピス
トンが配置されていて、直列に2段の弁作用を行
なうことによつて、前記球状弁体が開弁時に振動
することを防止し、前記球状弁体が前記ピストン
の半径方向に位置の自由度を有していて、前記弁
座と同心位置をとることができる構成。
[実施例] 第1図は本考案の逃がし弁の実施例の縦断面図
で閉弁時の状態を示し、第2図は同じ実施例につ
いて開弁後の状態を示す。第3図は第1図の矢
視図である。第1図から第3図までの各図におい
て、符号1から6まで、及び2−1,2−2は第
5図及び第6図の場合と同一の部分を示すほか7
はピストンで弁室2−2に摺動自在に嵌入してい
る。連通路5が形成されていてもピストン7の案
内面として、弁室2−2の延長2−3が形成され
ている。ピストン7の球状弁体1側の端面には窪
み7−1が形成されていて、球状弁体1が弁座2
−1に着座する前に球状弁体1を弁座2−1に対
してほぼ同心となるように案内する。第4図は上
記実施例の変形例で、弁筺体2には漏斗状の弁座
2−4を形成して、球状弁体1を着座前に弁座と
同心に導き、ピストン7の端面には窪みを設け
ず、端面を平坦面としてある。流体系内の圧力が
流体系外の圧力よりも一定値以上高くなると、連
通路4内の圧力によつて球状弁体1はスプリング
3の力に抗してピストン7と共に押し上げられて
開弁し、弁室2−2に流体圧が導かれピストン7
を押し上げるから球状弁体1にはスプリング3の
力が作用しなくなり、開弁開始時に振動を起こさ
ない。ピストン7の球状弁体1側の端面が連通路
5の内端部5−1よりも図で左の位置となると逃
がし弁は完全に開弁したことになる。
[効果] (1) 球状弁体が開弁を開始すると、球状弁体を弁
座に押圧するスプリングの力が球状弁体に作用
しなくなつて、球状弁体が振動を起こさない。
(2) ピストンの案内面を形成する弁室と、球状弁
体の弁座とが僅かながら偏心していても、球状
弁体はピストンに対してピストンの半径方向に
自由な位置をとることができるので、弁座への
着座に支障を来たさない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の逃がし弁の実施例
の縦断面図で第1図は閉弁時の状態を、第2図は
開弁時の状態を示す。第3図は第1図の矢視
図、第4図は変形例の部分断面図、第5図は従来
使用されて来た逃がし弁の縦断面図、第6図は開
弁開始時に弁体が振動するのを防止した従来構成
の縦断面図である。 符号の説明、1……球状弁体、2……弁筺体、
3……スプリング、4……流体系内に連通する連
通路、5……流体系外に連通する連通路、6……
スプリングの座、7……ピストン、2−1,2−
4……弁座、2−2……弁室、2−3……ピスト
ンの案内面としての弁室2−2の延長、7−1…
…ピストン端面の窪み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体系内における圧力が、流体系外の圧力を超
    えて一定値以上高くなつたとき開弁して前記流体
    系内の余剰の流体を前記流体系外に流出させ、前
    記流体系外の圧力を超える前記流体系内の圧力の
    値が前記一定値以下のときは開弁して、前記流体
    系内の流体の流出と前記流体系外の流体の前記流
    体系内への流入を阻止する逃がし弁であつて、球
    状弁体1と、該球状弁体1と協同して弁作用をす
    る弁座2−1が形成されている弁筺体2と、前記
    球状弁体1を前記弁座2−1に押圧するスプリン
    グ3とを備えている逃がし弁において、前記球状
    弁体1と前記スプリング3との間に、前記球状弁
    体1が収容されている円筒状の弁室2−2に摺動
    自在に嵌入してピストン弁を形成するピストン7
    が配置されていて直列に2段の弁作用を行なうこ
    とによつて前記球状弁体1が開弁時に振動するこ
    とを防止し、前記球状弁体1が前記ピストン7の
    半径方向に位置の自由度を有していて、前記弁座
    2−1と同心位置をとることができることを特徴
    とする逃がし弁。
JP12800987U 1987-08-25 1987-08-25 Expired JPH0451262Y2 (ja)

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JPS6432976U JPS6432976U (ja) 1989-03-01
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JP5438444B2 (ja) * 2009-09-15 2014-03-12 株式会社コガネイ 排気弁
JP6189647B2 (ja) * 2013-06-03 2017-08-30 豊興工業株式会社 圧力制御弁

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