JPH0610407Y2 - 水ガバナの脈動防止装置 - Google Patents

水ガバナの脈動防止装置

Info

Publication number
JPH0610407Y2
JPH0610407Y2 JP1987156180U JP15618087U JPH0610407Y2 JP H0610407 Y2 JPH0610407 Y2 JP H0610407Y2 JP 1987156180 U JP1987156180 U JP 1987156180U JP 15618087 U JP15618087 U JP 15618087U JP H0610407 Y2 JPH0610407 Y2 JP H0610407Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
spindle
water
pressure chamber
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987156180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0161545U (ja
Inventor
貞雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP1987156180U priority Critical patent/JPH0610407Y2/ja
Publication of JPH0161545U publication Critical patent/JPH0161545U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610407Y2 publication Critical patent/JPH0610407Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガス湯沸器に用いる水ガバナの脈動を防止す
る装置に関する。
(従来の技術) 湯沸器に供給される水の水圧を一定に維持する水ガバナ
において、ガバナバルブが脈動するのを防止するため
に、ガバナバルブにダッシュポットを結合し、これによ
りガバナバルブの脈動を減衰させるようにしたものは、
例えば特公昭46-11556号により知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術におけるダッシュポットは、ガバナバルブ
に結合されているものであるから、これらの結合体の構
造が複雑であるばかりでなく、この結合体を収容する弁
室も大型複雑になり、小型の温水器内に配置することが
むずかしい上、高価になる難点を有する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は脈動防止装置を低圧室側に設けることにより弁
室及びガバナバルブの大型化を避けると共に、ダイヤフ
ラムの案内機構を脈動防止装置に利用して装置を簡潔に
構成したもので、その手段は、水通路中にガバナ弁室、
高圧室及びダイヤフラムを順次配設すると共に、ガバナ
弁室のガバナシートと協同するガバナバルブをダイヤフ
ラムに接続し、下流の低圧部をダイヤフラム背面の低圧
室に連通し、且つガバナバルブをガバナシートから離れ
る方向に加圧する押しばねを設けた水ガバナにおいて、
低圧室内に、ダイヤフラムと一体的のスピンドルと、該
スピンドルと協同するスピンドルガイドとを備え、該ス
ピンドルガイドは、前記スピンドルを案内するガイド穴
と、該スピンドルが密嵌するOリングと、該Oリングに
隣接した水圧室と、該水圧室の出口と、を順次備えると
共に、ばねで加圧されて該出口側を低圧室の内面に密接
させていること、を特徴とする。
(作用) 前記の手段を備えるから、ダイヤフラムはスピンドル及
びスピンドルガイドによって案内され、ガバナバルブを
正しい姿勢で移動させることができる。同時にこのスピ
ンドルは、Oリング内面と摺動するため摩擦抵抗を受
け、また、水室内で往復する際に水圧の上昇又は負圧へ
の下降による抵抗を受け、これによりガバナバルブの振
動を阻止し脈動を防止する。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例を説明する。第1図
に示したものは、湯沸器に用いる湯量調節弁付きの水ガ
バナで、水ガバナ1と湯量調節弁2からなり、これらは
共通の本体3と蓋体4の内部に組付けられている。
本体1の流入口5に隣接してガバナ弁室6が横向きに設
けられ、底部にガバナ座金7、出口にガバナシート8が
固定され、これらの内部にガバナバルブ9が挿入され
る。このガバナバルブ9は、円錐形の二つの作動面9
a,9b、内部通路9c、頭部9d等を備え、ワッシャ
9eを介してばね9fによってダイヤフラム10に圧接
されている。
ダイヤフラム10は、本体1の端部に蓋体4と共に固定
され、高圧室11と低圧室12に区画している。低圧室
12は、高圧室11より低圧となる流出室13に通路1
3a,13b,13cによって連通している。またこの
蓋体4にはドレン抜き通路13d、止栓13eが設けら
れる。
蓋体4の中心には凹部14が設けられ、その内側にガイ
ド穴15a,凹部15b,段部15cをもつスピンドル
ガイド15が挿入されており、凹部15bにはOリング
(16)が嵌入され、Oリング押さえ17によって保持され
ている。該Oリング押さえ17には貫通穴の形の水圧室
17aが設けられ、該水圧室17aにおけるOリング1
6とは反対側の開口は、常時は凹部14の内面に密接し
て閉じられている。一方、ダイヤフラム10の低圧側に
は、スピンドル18を固着したダイヤフラム座金(19)が
重なり、スピンドルガイド15の段部15cとの間に介
設したダイヤフラム押しばね20によって、ダイヤフラ
ム10をガバナバルブ9の頭部9dに押しつけており、
スピンドル18はスピンドルガイド15のガイド穴15
aに嵌入している。
湯量調節弁2は、高圧室11に臨む円筒状の調節弁室2
1と調節バルブ22とからなり、調節弁室21は、入口
側には段部21aが設けられ、側部に出口21bが設け
られる。調節バルブ22は、カップ状をなし、側壁22
aに複数の小穴、スリットを含む流通穴22bが穿設さ
れ、底壁に調節軸22cがピン止めされている。調節軸
22cの外周と調節弁室21の内周の間にはシール23
が介設され、調節軸22cの外端の継手部22dに調節
モータ24の回転軸24aの十字ピン24bが嵌合して
自在継手を構成している。この調節モータ24は、モー
タ取付板25とねじ25aよって本体1に取付けられ、
調節バルブ22、シール23は、段部21aとモータ取
付板25によって位置決めされる。
本体1の流出口13内において、湯量調節弁2の出口2
1bに面して、流出する水流を整流するための整流器2
6が嵌着される。該整流器26は、3枚の網体26aを
筒体26b内にスペーサ26cを介して水流方向に間隔
をあけて重ねて挿入し、筒体26bの両端をかしめて構
成したものである。
調節バルブ22の小穴22a,スリット22b等は、大
きさ、形状:方向等が異なるため、流出口13内及び該
流出口13に接続される水量センサ又は水流スイッチ内
で流水量とは無関係の激しい乱流を生じさせて、これら
のセンサを誤作動させ易い。しかし、このような乱流
は、複数の網体26a,26a…を通過するうちに網体
の抵抗により消勢されて安定した流れとなり誤作動は防
止される。この網体26aは、1枚では整流効果は少な
いが、複数枚を用いることにより良好な整流作用が生じ
る。
以上の構成を備えるから、この装置を水源に接続する
と、水圧によりダイヤフラム10と共にダイヤフラム座
金19とスピンドル18は第2図のように若干左に移動
し、スピンドル18はOリング内周に嵌合した状態にな
る。そして、水源の水圧が変動したとき、ダイヤフラム
10及びガバナバルブ9は、従来のものと同様に左右に
移動してガバナシート8及びガバナ座金7との間の流通
間隙を自動調節して流出水圧を一定にするが、本考案に
おいては、スピンドル18がスピンドルガイド15とO
リング16に嵌合しているため、ダイヤフラム10は正
しい姿勢を保ちながら移動することができ、かつスピン
ドル18とOリング16の摩擦抵抗を受ける。また、こ
のときスピンドル18は水圧室17a内で往復動するか
ら、該水圧室17a内の水圧は上昇又は負圧に下降し、
水圧室17a内の水は、凹部14内面とOリング押さえ
17及びスピンドルガイド15の外端部の接触部の隙間
を通って出入りし、前記の水圧の上昇又は下降によって
スピンドル18の往復動に抵抗が生じ制動作用を受け
る。
以上により、これと一体のダイヤフラム10、ガバナバ
ルブ9が水圧の変動により脈動しようとしても、こられ
はスピンドル18とOリング16及び水圧室17aによ
り前記の制動作用を受けるため脈動は減衰され、安定し
た所定の水圧に制御される。
(考案の効果) 本考案は、以上にようにダイヤフラム及びガバナバルブ
を案内するスピンドルを低圧室側に設けたから、ガバナ
弁室ややガバナバルブは、構造が複雑大型にならず、脈
動防止装置をもたない従来ものをそのまま使用すること
ができる。そして脈動防止装置は、ダイヤフラムやガバ
ナバルブを案内するためのスピンドルとスピンドルガイ
ドを利用し、これにOリングを付加し水圧室を形成する
のみであるから、構成が極めて簡単であり、寸法増大量
もほとんど無視できる程度である。
しかも、これらの機構はすべて蓋体内に設けられている
から、水洩れの原因になるおそれがなく、蓋体を取外せ
ば容易に分解、点検することができ、保守が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図はスピンド
ル制動状態を示す部分断面図である。 9…ガバナバルブ 10…ダイヤフラム 11…高圧室 12…低圧室 15…スピンドルガイド 16…Oリング 17a…水圧室 18…スピンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水通路中にガバナ弁室、高圧室及びダイヤ
    フラムを順次配設すると共に、ガバナ弁室のガバナシー
    トと協同するガバナバルブをダイヤフラムに接続し、下
    流の低圧部をダイヤフラム背面の低圧室に連通し、且つ
    ガバナバルブをガバナシートから離れる方向に加圧する
    押しばねを設けた水ガバナにおいて、低圧室内に、ダイ
    ヤフラムと一体的のスピンドルと、該スピンドルと協同
    するスピンドルガイドとを備え、該スピンドルガイド
    は、前記スピンドルを案内するガイド穴と、該スピンド
    ルが密嵌するOリングと、該Oリングに隣接した水圧室
    と、該水圧室の出口と、を順次備えると共に、ばねで加
    圧されて該出口側を低圧室の内面に密接させているこ
    と、を特徴とする水ガバナの脈動防止装置。
JP1987156180U 1987-10-14 1987-10-14 水ガバナの脈動防止装置 Expired - Lifetime JPH0610407Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987156180U JPH0610407Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 水ガバナの脈動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987156180U JPH0610407Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 水ガバナの脈動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0161545U JPH0161545U (ja) 1989-04-19
JPH0610407Y2 true JPH0610407Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=31434485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987156180U Expired - Lifetime JPH0610407Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 水ガバナの脈動防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610407Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609855Y2 (ja) * 1979-04-26 1985-04-05 松下電器産業株式会社 流量制御器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0161545U (ja) 1989-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2878836A (en) Two-piece flow control valve
KR960706041A (ko) 압력 조정 밸브(Pressure regulated valve)
IL41853A (en) An animal-operated drinking device
JP2002521639A (ja) 温水装置のための弁
ES2033057T3 (es) Valvula de cierre y regulacion.
CA2575651A1 (en) Pressure independent control valve
JPH0610407Y2 (ja) 水ガバナの脈動防止装置
DE69224593D1 (de) Konstant-Durchfluss-Regelventil mit Schnellstart bei niederem Eingangsdruck
US3421732A (en) Fluidic controlled water valve or the like
US4109895A (en) Remote actuated metering valve
JPS63225772A (ja) 混合弁
JPH0743562Y2 (ja) フロースイッチ付逆止弁
GB2270139A (en) Flow control for mixing valves
ATE373T1 (de) Sicherheitsventil fuer einen dampfdruckkochtopf.
JP2876188B2 (ja) 少流量用の定流量制御装置
JPH0741998Y2 (ja) フリーフロート弁
JPH0230525Y2 (ja)
JP2510852Y2 (ja) 減圧弁
JPH0230527Y2 (ja)
JPH0731292Y2 (ja) 減圧弁
JP2004110177A (ja) 減圧弁
US1133680A (en) Safety boiler attachment.
JPS6328847Y2 (ja)
JPH04406Y2 (ja)
JPH0535888B2 (ja)