JP3176898B2 - 作業車の操作部構造 - Google Patents
作業車の操作部構造Info
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
構を備えた作業車、例えば、コンバイン、トラクタ等の
農業機械、運搬車、建設機械の操作部構造に関する。
作業車として、例えば、コンバインがあり、同コンバイ
ンでは左右走行部をそれぞれ静油圧駆動機構(以下「H
ST」と称する)により走行駆動可能とし、各HSTの
トラニオンレバーに、左右独立して設けた2本の操作レ
バーを連動連結して、同操作レバーにより操向操作が行
えるようにしている。
ンバインのように、左右のHSTを、独立した左右の操
作レバーにて操作する場合は、車体の走行速度を調整す
る変速操作と、車体の操向を行う旋回操作を同一レバー
にて操作しなければならないために、その操作性が悪
く、運転操作を円滑に行うことができないという問題が
あった。
速操作具の変速操作に連動して回動すべく架設した変速
軸と、同変速軸に沿ってスライドすべく配設したスライ
ド作用体と、同スライド作用体を間に挟んでその両側方
に位置させて変速軸にスライド自在に取付けた一対のス
ライド体とを具備し、スライド作用体にラックを取付
け、同ラックに旋回用操作具に取付けたピニオンギヤを
噛合させて、同旋回用操作具の旋回操作に連動してスラ
イド作用体をスライド作動可能とすると共に、各スライ
ド体は、スライド作用体のスライド動作に連動していず
れか一方がスライド作動すべく構成し、かつ、両スライ
ド体は、変速軸と一体的に回動可能となして、各スライ
ド体には、それぞれ幅方向に伸延するガイド体の中途部
を揺動自在に枢支すると共に、各ガイド体は、各スライ
ド体の回動動作に連動して揺動することにより姿勢を変
更可能となし、各ガイド体には、それぞれ幅方向に伸延
して中途部を揺動自在に枢支した操作機構アームの一側
部を、各ガイド体の長手方向に摺動自在に係合する一
方、各操作機構アームの他側部にそれぞれの走行駆動調
節部材を連動連結したことを特徴とする作業車の操作部
構造を提供するものである。
側に操作すると、変速軸が回動すると共に、一対のスラ
イド体が一体的に回動し、両スライド体の回動動作に連
動して一対のガイド体が揺動して傾倒姿勢を採り、かか
るガイド体に一側部を係合した操作機構アームが連動し
て揺動することにより傾斜姿勢を採って、それぞれの走
行駆動調節部材を前進側に同一傾斜角度にて傾斜させ
て、走行装置の左右側走行部を前進作動させることがで
きる。
回用操作具を、例えば、右旋回操作すると、スライド作
用体が一側方にスライドして、スライド側のスライド体
と共にガイド体を一側方へスライドさせて、傾斜姿勢を
採っている一側の操作機構アームを元の中立側に姿勢変
更動作させ、同操作機構アームに連動連結している走行
駆動調節部材を中立側に動作させて、右側の走行部を減
速あるいは停止作動させるために、車体を右旋回させる
ことができる。
用操作具をさらに右旋回方向に回動操作すると、スライ
ド作用体がスライド体と共にガイド体をさらに一側方へ
スライドさせて、傾斜姿勢を採っている一側の操作機構
アームを前進時とは反対方向に回動させて傾斜姿勢と
し、同操作機構アームに連動連結している走行駆動調節
部材を後進側に動作させて、右側の走行部を後進作動さ
せるために、車体を右側に急旋回(スピンターン)させ
ることができる。
用操作具を上記とは反対側に回動操作することにより行
なうことができる。
ら説明する。
り、同操作部Aは、左右一対のHST走行装置を具備す
る作業車としてのコンバイン等を、前・行進、左・右旋
回、さらには、左・右急旋回操作することができるよう
にしており、左右一対のHST走行装置は、左右走行部
を走行駆動するHST(図示せず)に増減速機構として
の油圧モータ制御用の左斜板84と右斜板54とを設けて、
各斜板84,54 を操作部Aにより姿勢変更操作して、車体
を上記のように操向操作することができるようにしてい
る。
を左右幅方向に長手状の矩形箱型に形成し、同操作台10
の天井壁10c の中央部にハンドルコラム11を立設し、同
ハンドルコラム11に取付けたハンドル支軸12の上端に旋
回用操作具18を取付ける一方、操作台10内に横架した主
変速軸34の右側端突出部34a に、変速操作具としての主
変速レバー35の下端をレバーステー36を介して取付けて
いる。10a は脚部、10b はワイヤステー、13はギヤケー
ス、14はギヤケース取付ブラケット、15は取付ボルト、
16は主変速レバーガイド体、Fは床部である。
台10の天井壁10c と床部10d の中央部間に上下方向に軸
線を向けたハンドル支軸12の基部12a を回動自在に取付
け、同基部12a の中央部にピニオンギヤ23を取付けてい
る。26a は軸受体である。
の左右側壁10e,10f の前部間には、左右幅方向に軸線を
向けたスライド軸28と主変速軸34とを前後方向に一定の
間隔を開けて横架しており、主変速軸34は、断面形状を
略三角形に形成して、回動自在に取付けている。26b は
軸受体である。
に示すように、スライド作用体25を左右幅方向に摺動自
在に取付けており、同スライド作用体25は、スライド軸
28にスライド自在に取付けた基部25a と、同基部25a に
一体的に取付けて、主変速軸34の直下方に配置した作用
体本体25b とから形成し、同作用体本体25b の下端部に
は、左右幅方向に伸延するラック24を取付け、同ラック
24を前記ピニオンギヤ23に噛合させて、スライド作動機
構を構成している。26c はラックガイド体である。
又は右方向に回動操作すると、ハンドル支軸12の基部12
a に取付けたピニオンギヤ23の回動動作に連動して、ス
ライド作用体25がラック24を介して右側方又は左側方へ
スライド移動するようにしている。
は、図2〜図5に示すように、左右一対の左右スライド
体27,30 をそれぞれ左右幅方向にスライド自在に取付け
て、主変速軸34をスライド支軸としても機能させてお
り、同左右スライド体27,30 の各外側位置には、旋回操
作具18が旋回操作されていない中立状態の位置に付勢す
る中立付勢手段としての中立用戻しバネ31,32 を取付け
て、各中立用戻しバネ31,32 により各スライド体27,30
を中立状態に付勢する一方、操作台10の天井壁10cの中
央部に門型の中立位置ストッパー33を取付けて、同中立
位置ストッパー33により各スライド体27,30 を中立位置
に停止可能としている。
に、外周面右側端部に左アーム支持部37を回転自在に遊
嵌し、同左アーム支持部37の前側外周面部よりスライド
軸28に向けて左廻止め体38を伸延させ、同左廻止め体38
をスライド軸28の外周面に左右幅方向にスライド自在に
遊嵌する一方、左アーム支持部37の後側外周面部より後
下方へ向けて左ガイド体支持アーム39を伸延させ、同ア
ーム39の先端に左ボス部40を取付け、同ボス部40中に前
後方向に略水平に軸線を向けた枢支ピン41を回転自在に
取付け、同枢支ピン41の後端に左右幅方向に伸延し、か
つ、後面が開口した断面コ字状の左ガイド体42の前壁中
央部を固設している。56はブッシュである。
イド体27の外周面左側端部より後方へ向けて左揺動アー
ム43を伸延させ、同左揺動アーム43の先端に伸縮調節自
在の左リンク44の上端を連結ピン45を介して連結し、同
左リンク44の下端に前記左ガイド体42の前壁外側端部を
連結ピン46を介して連結している。
ド作用体25のスライド動作に連動してスライド動作する
左スライド体27と一体的にスライド軸28及び主変速軸34
に沿って左右幅方向にスライド移動すると共に、主変速
操作レバー35による主変速軸34の回動動作に連動して回
動する左スライド体と一体的に枢支ピン41を中心に上下
揺動するようにしている。図4中、Wは、主変速軸34の
回動動作範囲であり、同回動動作範囲W内で左ガイド体
42の一側端部を上下方向に揺動動作させるものである。
の一部を形成する左ガイド体42には、左回転子47を回転
自在かつ左ガイド体42に沿って左右幅方向に摺動自在に
嵌合しており、左回転子47は、左右幅方向に伸延する左
回転子支持アーム48の外側端部に支軸49を介して取付
け、同左回転子支持アーム48の内側端部を操作台21の後
壁21g にボス部50を介して軸線を前後方向に向けたアー
ム支軸51により上下揺動自在に枢支し、操作台21の外部
において、アーム支軸51の端部に左右幅方向に伸延する
左斜板作動用アーム52の左側端部を固定ボルト53により
固定して操作機構を形成しているものであり、同左斜板
作動用アーム52の右側端部に油圧モータを制御する右斜
板54を左連結ワイヤ55を介して連動連結している。57は
回転子ストッパー体、58はワイヤ連結ピンである。ここ
で、左回転子支持アーム48と左斜板作動用アーム52とに
より操作機構アームを形成し、同操作機構アームの中途
部をアーム支軸51により上下揺動自在となしている。
右スライド移動する左ガイド体42に連動して回転子支持
アーム48が左回転子47を介して上下揺動動作し、同支持
アーム48と一体的に左斜板作動用アーム52が同支持アー
ム48とは上下反対方向に上下揺動動作して、右斜板54を
左連結ワイヤ55を介して動作させて、油圧モータを制御
することができるようにしている。
構としての右斜板54との間に介設した走行駆動調節部材
について説明してきたが、右スライド体30と増減速機構
としての左斜板84との間に介設する走行駆動調節部材
も、左右対称位置にて同様に構成しているものであり、
67は右アーム支持部、68は右廻止め体、69は右ガイド体
支持アーム、70は右ボス部、71は枢支ピン、72は操作機
構の一部を形成する右ガイド体、72a は回転子ストッパ
ー体、73は右揺動アーム、74は右リンク、75,76は連結
ピン、77は右回転子、78は右回転子支持アーム、79は支
軸、80はボス部、81はアーム支軸、82は右斜板作動用ア
ーム、83は固定ボルト、85は右連結ワイヤ、86はブッシ
ュ、87は回転子ストッパー体、88はワイヤ連結ピンであ
る。
右斜板84,54 は、それぞれ左右側の油圧モータを個別に
増速回転、減速回転、停止、逆回転させて、車体を前
進、後進、旋回、急旋回(スピンターン)をさせるもの
である。
いるものであり、以下に図2、及び図6〜図9を参照し
ながら操作作動形態について説明する。
ると共に、旋回用操作具18を中立状態にしている場合に
は、図6に示すように、左右ガイド体42,72 、左右回転
子支持アーム48,78 、及び左右斜板作動用アーム52,82
は略水平姿勢を採っている。
変速位置に変速操作すると、主変速軸34が回動して、左
右スライド体27,30 →左右揺動アーム43,73 →左右リン
ク44,74 →左右ガイド体42,72 を枢支ピン41,71 を中心
に回動させ、さらに、左右回転子47,77 を介して左右回
転子支持アーム48,78 →アーム支軸51,81 →左右斜板作
動用アーム52,82 を、図7に示す傾斜姿勢にする。
板84,54 が同一傾斜角度となって、左右側の走行部(図
示せず)は同一速度にて前進走行作動して、車体は直進
する。
操作具18を右旋回操作すると、ピニオンギヤ23が回動し
て、同ピニオンギヤ23に噛合したラック24が左方向に移
動し、同ラック24に取付けたスライド作用体25が左スラ
イド体27を左側方へ押してスライド摺動させる。
ド体42は、前記傾斜姿勢のまま左側方へスライド移動し
て、同左ガイド体42の左側端部位置に嵌合していた左回
転子47は、図8に示すように、左ガイド体42の略中央部
位置に嵌合した状態となって、左回転子支持アーム48と
右斜板作動用アーム52を水平姿勢に近づけて、右斜板54
を中立状態に近づける。
止状態となる一方、左側の走行部は前進走行作動するた
めに、車体はゆるやかに右旋回する。
をさらに右旋回方向に回動操作すると、左ガイド体42
は、前記傾斜姿勢のままさらに左側方へスライド移動し
て、同左ガイド体42の略中央部位置に嵌合していた左回
転子47は、図9に示すように、左ガイド体42の右側部位
置に嵌合した状態となって、左回転支持アーム48と右斜
板作動用アーム52を左低右高の傾斜姿勢にして、右斜板
54を後進側に傾斜させる。
る一方、左側の走行部は前進走行作動するために、車体
は右側に急旋回(スピンターン)する。
用操作具18を上記とは反対側に回動操作することにより
行なうことができる。
なく、主変速レバー35を中立位置に操作すると、主変速
軸34が中立位置まで回動して、左右スライド体27,30 →
左右揺動アーム43,73 →左右リンク44,74 を介して、左
右のガイド体42,72 を枢支ピン41,71 を中心に共に略水
平姿勢位置まで回動させる。
回転子支持アーム48,78 →アーム支軸51,81 を介して、
左右斜板用アーム52,82 が、左右の各増減速機構を停止
である略水平姿勢位置まで回動させる。
係なく、主変速レバー35を中立位置に操作すれば、左右
のHST走行装置の各増減速機構を停止させて、車体を
停止させることができる。
合に、旋回操作具18を操作したとしても、前記左右ガイ
ド体42,72 により、左右斜板用アーム52,82 は、左右の
各増減速機構の停止位置である略水平姿勢位置で保持さ
れるので、左右のHST走行装置の各増減速機構は停止
したままであり、車体は停止状態を保つ。
る場合には、旋回操作具18を操作したとしても、左右の
増減速機構は連動することなく停止状態のままである。
ると、車体は後進し、その状態で、旋回操作具18を操作
すれば、車体を後進左・右旋回、後進左・右急旋回させ
ることができて、各種の作業を能率的に行なうことがで
きる。
左右幅方向に配置したものについて説明してきたが、か
かるスライド体27,30 の配置はこれに限らず、上下方向
あるいは斜方向でもよい。
れる。
操作具の変速操作位置(中立位置以外)に関係なく、旋
回用操作具によって直進操作、左・右旋回操作、左・右
急旋回操作を行なうことができるために、運転操作が容
易となり、誤操作を防止することができて、安全性を向
上させることができる。
く、変速操作具を中立位置にセットすれば、車体は停止
するために、各種作業に応じた車体の走行速度を得るこ
とができて、各種作業能率を向上させることができる。
と、旋回用操作具に取付けたピニオンギヤとを噛合させ
てスライド作動機構を構成しているために、同スライド
作動機構を構造簡易に構成することができると共に、旋
回用操作具の旋回操作に連動してスライド作用体を円滑
かつ確実にスライド作動させることができる。
具が中立状態を示す(車体停止)説明図。
用操作具が中立状態を示す(車体直進)説明図。
用操作具が右旋回状態を示す(車体は右旋回)説明図。
用操作具が右スピンターン状態を示す(車体は右急旋
回)説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】 変速操作具の変速操作に連動して回動す
べく架設した変速軸と、同変速軸に沿ってスライドすべ
く配設したスライド作用体と、同スライド作用体を間に
挟んでその両側方に位置させて変速軸にスライド自在に
取付けた一対のスライド体とを具備し、 スライド作用体にラックを取付け、同ラックに旋回用操
作具に取付けたピニオンギヤを噛合させて、同旋回用操
作具の旋回操作に連動してスライド作用体をスライド作
動可能とすると共に、各スライド体は、スライド作用体
のスライド動作に連動していずれか一方がスライド作動
すべく構成し、かつ、両スライド体は、変速軸と一体的
に回動可能となして、 各スライド体には、それぞれ幅方向に伸延するガイド体
の中途部を揺動自在に枢支すると共に、各ガイド体は、
各スライド体の回動動作に連動して揺動することにより
姿勢を変更可能となし、 各ガイド体には、それぞれ幅方向に伸延して中途部を揺
動自在に枢支した操作機構アームの一側部を、各ガイド
体の長手方向に摺動自在に係合する一方、各操作機構ア
ームの他側部にそれぞれの走行駆動調節部材を連動連結
したことを特徴とする作業車の操作部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15597399A JP3176898B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 作業車の操作部構造 |
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JP3176898B2 true JP3176898B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
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Family Applications (1)
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-
1999
- 1999-06-03 JP JP15597399A patent/JP3176898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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