JP2656891B2 - Hst走行装置を具備する作業車の操作部構造 - Google Patents
Hst走行装置を具備する作業車の操作部構造Info
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Description
装置を具備する作業車、例えば、コンバイン、トラクタ
等の農業機械、運搬車、建設機械の操作部構造に関す
る。
する作業車の一形態として、例えば、実開昭59-140968
号公報に記載されたものがある。
ST走行装置に、変速操作具を変速用連動機構を介して
連動連結すると共に、左右一対のHST走行装置に、旋
回操作具を操向用連動機構を介して連動連結している。
り、変速用連動機構を介してHST装置を増減速させて
車体の走行速度制御及び前後進切換えを行ない、また、
操向操作具を操作することにより、操向用連動機構を介
してHST走行装置を増減速、停止、若しくは、逆転さ
せて車体の操向制御を行なうようにしている。
業車では、変速操作具を中立位置に操作した場合にも、
旋回操作具が中立位置からずれた位置にあると、HST
走行装置が作動して車体が移動するために、車体を停止
させるためには、変速操作具を中立位置に操作すると共
に、旋回操作具を確実に中立状態に操作しなければなら
ず、オペレータにとって操作が煩雑になるという不具合
がある。
右一対のHST走行装置にそれぞれ増減速機構を設けた
作業車において、各増減速機構に操作機構を連動連結し
て、同操作機構により左右一対のHST走行装置を個別
に増減速可能に構成すると共に、上記操作機構には、旋
回操作具と変速操作具とをそれぞれ連動連結して、同操
作機構は、旋回操作具の操作位置にかかわらず、変速操
作具の中立位置へのシフト操作に連動して、左右一対の
HST走行装置を各増減速機構を介して停止させるべく
構成したことを特徴とするHST走行装置を具備する作
業車の操作部構造を提供せんとするものである。
ドルであることにも特徴を有する。
明すると、図1において、1は左右に走行用クローラ
2,2を装設するトラックフレーム、3は同トラックフ
レーム1の上部に固定支持する機台である。
って、穀稈を掻込む掻込リール5や掻込みオーガ6、及
びバリカン型刈刃7並びにフイーダハウス8などにより
構成されている。
10が設けられた扱胴11を機体前後方向に配設している。
12は脱穀部9の下部に設ける選別装置で、唐箕13及びス
トローラック14などを設けている。
脱穀部9などを回動駆動すると共に、油圧ポンプ16を駆
動している。17は運転部であって、旋回操作具18や各種
操作レバーを装備している。
て、丸型ハンドルを採用している。
Tミッションで、左右側の油圧モータM,Mを制御する
増減速機構としての右斜板20-1と左斜板20-2を具備しな
がら、これらによりHST走行装置Aを構成している。
置Aの操作部Bを示すものであって、同操作部Bは、操
作台21に旋回操作具18を支軸22を介して回転自在に装着
しており、同支軸22には、歯車状のピニオン23を固着し
ている。
ラック24は左右方向に移動自在となっている。25はラッ
ク24の下側に突設する係合突部、26は支軸22を回動自在
に支持する玉軸受である。
して当接する左スライド体で、同左スライド体27は、操
作台21に左右方向に配設されたスライド軸28,29 に嵌合
支持されている。そして、同スライド軸28,29 上を移動
自在となっている。
て同ラック24に当接する右スライド体で、同右スライド
体30もスライド軸28,29 に移動自在に嵌合支持されてい
る。
外側位置には、中立用戻しバネ31,32 が各々当接され
て、同左右スライド体27,30 を中立状態に付勢してい
る。33は、左右スライド体27,30 を中立位置に停止させ
る中立用ストッパーである。
0 を左右方向に貫通状に設けた主変速軸で、左端に変速
操作具としての主変速操作レバー35を固着している。そ
して、同主変速軸34は、断面形状が六角形状となってお
り、かつ、左スライド体27位置では左ベベルギヤ36を摺
動のみ自在に嵌装している。
に嵌装する右ベベルギヤで、同左右ベベルギヤ36,37
は、左右スライド体27,30 の左右方向への摺動に伴って
主変速軸34上を摺動し、かつ、主変速軸34の前後回動に
より一体となって回動自在となっている。
ベベルギヤボックス44には、左ガイドアーム軸40を主変
速軸34と直交する上下方向の軸線廻りに回動自在に取付
け、同左ガイドアーム軸40の上端に従動ベベルギヤ38を
取付けると共に、同従動ベベルギヤ38を前記左ベベルギ
ヤ36に噛合させる一方、左ガイドアーム軸40の下端に左
右幅方向に伸延して操作機構の一部を形成する断面コ字
状の左ガイドアーム41の右側端部を取付けている。
るベベルギヤボックス45には、右ガイドアーム軸42を主
変速軸34と直交する上下方向の軸線廻りに回動自在に取
付け、同右ガイドアーム軸42の上端に従動ベベルギヤ39
を取付けると共に、同従動ベベルギヤ39を前記右ベベル
ギヤ37に噛合させる一方、右ガイドアーム軸42の下端に
左右幅方向に伸延して操作機構の一部を形成する断面コ
字状の右ガイドアーム43の左側端部を取付けている。
と係合して、同左ガイドアーム41と共に操作機構を形成
する左従動アームで、中央枢軸47を操作台21にて軸支し
ている。
ける回動突部46-2は、左ガイドアーム41のコ字状部に嵌
合自在となっていると共に、同左従動アーム46の他端46
-3は、連結ワイヤー48を介して油圧モータMを制御する
右用斜板20-1側と連結している。
と係合して、同右ガイドアーム43と共に操作機構を形成
する右従動アームで、中央枢軸50を操作台21にて軸支し
ている。
ける回動突部49-2は右ガイドアーム43のコ字状部に嵌合
自在となっていると共に、同右従動アーム49の他端49-3
は、連結ワイヤー51を介して油圧モータMを制御する左
用斜板20-2側と連結している。また、52は、主変速操作
レバー35の変速位置を指示する変速ガイド板で、中央の
中立位置52-1の前方には前進側変速位置52-2を形成し、
中立位置52-1の後方には後進側変速位置52-3が形成され
ている。
右用斜板20-2,20-1 は、それぞれ左右側の油圧モータ
M,Mを個別に増速回転、減速回転、停止、逆回転させ
て、機体を前進、後進、旋回、スピンターンをさせるも
のである。
おり、したがって、上記旋回操作具18を中立状態で、か
つ、主変速操作レバー35を前進側変速位置52-2にセット
することにより、主変速軸34が回動し、これにより左ス
ライド体27と右スライド体30に各々設ける左ベベルギヤ
36及び右ベベルギヤ37が回動する。
ベルギヤ38は、左ガイドアーム軸40の軸線廻りに同左ガ
イドアーム軸40と一体的に回動し、同左ガイドアーム軸
40の下端に右側端部を取付けた左ガイドアーム41も、左
ガイドアーム軸40の軸線廻りに同左ガイドアーム軸40と
一体的に回動する。同様に、右ベベルギヤ37と噛合する
従動ベベルギヤ39は、右ガイドアーム軸42の軸線廻りに
同左ガイドアーム軸42と一体的に回動し、同右ガイドア
ーム軸42の下端に左側端部を取付けた右ガイドアーム43
も、右ガイドアーム軸42の軸線廻りに同右ガイドアーム
軸42と一体的に回動する。また、上記左ガイドアーム41
と右ガイドアーム43の回動により、同左右ガイドアーム
41,43 と各々係合する左従動アーム46及び右従動アーム
49が回動し、図5に示す状態となる。したがって、この
場合は、左右の油圧モータの制御用左右斜板20-1,20-2
が同一傾斜となって、機体は直進を行う。
置52-2にセットした状態で旋回操作具18を右方向(時計
方向)に回転させるとピニオン23が回動して、同ピニオ
ン23に噛合うラック24が左方向に移動する。そして、ラ
ック24に設ける係合突部25により左スライド体27を左方
向に移動させる。
ガイドアーム41が左向きに移動して同左ガイドアーム41
と左従動アーム46とが深く嵌合した状態となって同左従
動アーム46を停止状態に戻すことになる。そして、図6
に示す状態となって、左従動アーム46に連動連結する制
御用の右斜板20-1をブレーキ状態とし、これにより機体
は右旋回を行うものである。
回転させてスピンターン位置まで回転させると、左ガイ
ドアーム41と左従動アーム46が図7に示す如く、さらに
深く嵌合して同左従動アーム46を逆転位置側まで回動さ
せる。したがって、この場合は右斜板20-1が後進側に傾
斜して機体は急旋回を行うものである。
作具18の操作に連動して左右にスライドする左右一対の
スライド体27,30 を設けると共に、同一対のスライド体
27,30 には主変速軸34の変速操作に連動して回動する左
右ガイドアーム41,43 を各々設けて、同左右ガイドアー
ム41,43 を、油圧モーターの制御用斜板20-1,20-2 と各
々連動連結する左右従動アーム46,49 に対して深浅自在
に係合し、かつ、上記左右一対のスライド体27,30 は常
時中立状態に付勢されたHST走行装置における操作構
造であるから、機体の前後進変速を行う主変速操作レバ
ー35のセット位置に関係なく、旋回操作具18によって直
進状態と左旋回、又は右旋回、並びにスピンターン操作
ができるため運転操作が容易である。
く、主変速操作レバー35を中立位置にセットすれば機体
は停止するものであるから、作業に合致した機体の走行
速度を得ることができ、したがって、各種の作業を能率
的に行うことができるものである。
軸40,42 をそれぞれ偏位させた実施例であるが、これら
を中央部に配置するようにしてもよい。
れる。
のHST走行装置にそれぞれ増減速機構を設け、各増減
速機構に操作機構を連動連結して、各操作機構により左
右一対のHST走行装置を個別に増減速可能に構成する
と共に、上記の操作機構には、旋回操作具と変速操作具
とをそれぞれ連動連結して、同操作機構は、旋回操作具
の操作位置にかかわらず、変速操作具の中立位置へのシ
フト操作に連動して、左右一対のHST走行装置を各増
減速機構を介して停止させるべく構成しているために、
変速操作具を中立位置にシフト操作するだけで、旋回操
作具の操作位置にかかわらず、車体を停止させることが
できる。
しながら各種の作業を行なっている際に、車体を一時的
に停止させる必要性のある場合には、変速操作具のみを
中立位置にシフト操作すれば車体を停止させることがで
きて、変速操作具と旋回操作具とを同時に中立位置にシ
フト操作する必要がないために、作業を円滑に行うこと
ができて、操作性の向上と作業能率の向上とを同時に図
ることができる。
かの理由により車体を緊急停止させたい場合において
も、変速操作具のみを中立位置にシフト操作すればよい
ために、簡単かつ確実に車体を停止することができる。
具が丸型ハンドルであるために、同丸型ハンドルの回転
操作量に比例して車体を旋回させることができ、オペレ
ータにとって旋回操作を簡単かつ確実に行なえて、この
点からも操作性を向上させることができる。
図。
図であって、主変速操作レバーが中立位置で、かつ、旋
回操作具が中立状態を示す(機体停止)。
進側に変速され、かつ、旋回操作具が中立状態を示す
(機体直進)。
進側に変速され、かつ、旋回操作具が右旋回状態を示す
(機体は右旋回)。
進側に変速され、かつ、旋回操作具が右スピンターン状
態を示す(機体は右急旋回)。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右一対のHST走行装置(A)(A)にそれ
ぞれ増減速機構を設けた作業車において、 各増減速機構に操作機構を連動連結して、同操作機構に
より左右一対のHST走行装置(A)(A)を個別に増減速可
能に構成すると共に、 上記操作機構には、旋回操作具(18)と変速操作具とをそ
れぞれ連動連結して、 同操作機構は、旋回操作具(18)の
操作位置にかかわらず、変速操作具の中立位置へのシフ
ト操作に連動して、左右一対のHST走行装置(A)(A)を
各増減速機構を介して停止させるべく構成したことを特
徴とするHST走行装置を具備する作業車の操作部構
造。 - 【請求項2】 旋回操作具(18)は、丸型ハンドルである
ことを特徴とする請求項1記載のHST走行装置を具備
する作業車の操作部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15083793A JP2656891B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Hst走行装置を具備する作業車の操作部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15083793A JP2656891B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Hst走行装置を具備する作業車の操作部構造 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8119379A Division JP3025640B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | Hst走行装置における操作部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710030A JPH0710030A (ja) | 1995-01-13 |
JP2656891B2 true JP2656891B2 (ja) | 1997-09-24 |
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ID=15505468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15083793A Expired - Fee Related JP2656891B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Hst走行装置を具備する作業車の操作部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2656891B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3137186B2 (ja) | 1999-02-05 | 2001-02-19 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション | 層間接続構造体、多層配線基板およびそれらの形成方法 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15083793A patent/JP2656891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0710030A (ja) | 1995-01-13 |
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