JP3154940B2 - 吊荷の引き込み補助装置 - Google Patents
吊荷の引き込み補助装置Info
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- JP3154940B2 JP3154940B2 JP14994596A JP14994596A JP3154940B2 JP 3154940 B2 JP3154940 B2 JP 3154940B2 JP 14994596 A JP14994596 A JP 14994596A JP 14994596 A JP14994596 A JP 14994596A JP 3154940 B2 JP3154940 B2 JP 3154940B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- plate
- suspended load
- attached
- pull
- Prior art date
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クレーン等によ
り吊り上げたPC版等の吊荷を、建物施工階の壁際に引
き込むために用いる補助装置に関するものである。
り吊り上げたPC版等の吊荷を、建物施工階の壁際に引
き込むために用いる補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外装材、特に重量のあるPC版を
建物外壁面に取り付けるには、図4に示すように、クレ
ーンでPC版2を吊り上げ、建物の周辺部から壁際まで
揚重搬送を行い、PC版2を吊り上げた状態でクレーン
の吊り部(フック)4とPC版2の間に連結したチェー
ンブロック6等を利用して、PC版2の取り付け作業を
行っている。
建物外壁面に取り付けるには、図4に示すように、クレ
ーンでPC版2を吊り上げ、建物の周辺部から壁際まで
揚重搬送を行い、PC版2を吊り上げた状態でクレーン
の吊り部(フック)4とPC版2の間に連結したチェー
ンブロック6等を利用して、PC版2の取り付け作業を
行っている。
【0003】前記PC版2の取り付け作業では、従来、
壁際の作業者が棒などをクレーンで吊り上げたPC版2
に押し当てて姿勢を直したり、または、先端を鉤状に曲
げた引き込み棒などを使用して、PC版を所定の取付位
置近辺まで引き込んでいる。
壁際の作業者が棒などをクレーンで吊り上げたPC版2
に押し当てて姿勢を直したり、または、先端を鉤状に曲
げた引き込み棒などを使用して、PC版を所定の取付位
置近辺まで引き込んでいる。
【0004】しかしながら、建物の外部に面した場所で
一枚の重量が数トンにも及ぶPC版2を引き込むことは
容易でないばかりか、時として、作業者が外部に身を乗
り出して作業することは、PC版2の回転などもあっ
て、危険性を伴う作業となっている。
一枚の重量が数トンにも及ぶPC版2を引き込むことは
容易でないばかりか、時として、作業者が外部に身を乗
り出して作業することは、PC版2の回転などもあっ
て、危険性を伴う作業となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外装
材取り付けなどの危険な作業場所において、PC版等の
吊荷の引き込み作業を安全確実に行うことのできる引き
込み補助装置を提供するものである。
材取り付けなどの危険な作業場所において、PC版等の
吊荷の引き込み作業を安全確実に行うことのできる引き
込み補助装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吊荷の引き
込み補助装置は、クレーンにより吊り上げられ且つPC
版等の吊荷を吊り下げることのできる本体と、該本体に
少なくとも一端が取り付けられた引き込みロープと、該
ロープの一部を施工階の壁際に位置する作業者の手元ま
で案内し、前記本体に取り付けられたロープガイドとか
らなることを特徴とするものである。
込み補助装置は、クレーンにより吊り上げられ且つPC
版等の吊荷を吊り下げることのできる本体と、該本体に
少なくとも一端が取り付けられた引き込みロープと、該
ロープの一部を施工階の壁際に位置する作業者の手元ま
で案内し、前記本体に取り付けられたロープガイドとか
らなることを特徴とするものである。
【0007】前記ロープガイドの先端には前記ロープの
一部が仮止めされ、ロープガイドは前記本体の上部に水
平回転自在に取り付けられていることが好ましい。
一部が仮止めされ、ロープガイドは前記本体の上部に水
平回転自在に取り付けられていることが好ましい。
【0008】また、本発明に係る吊荷の引き込み補助装
置は、PC版等の吊荷の上部吊片に一端が取り付けられ
た引き込みロープと、先端に該ロープの一部が仮止めさ
れ、前記吊荷の上部に水平回転自在に取り付けられ、該
ロープの一部を施工階の壁際に位置する作業者の手元ま
で案内するロープガイドとからなることを特徴とするも
のである。
置は、PC版等の吊荷の上部吊片に一端が取り付けられ
た引き込みロープと、先端に該ロープの一部が仮止めさ
れ、前記吊荷の上部に水平回転自在に取り付けられ、該
ロープの一部を施工階の壁際に位置する作業者の手元ま
で案内するロープガイドとからなることを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施形態を説明する。
の好適な実施形態を説明する。
【0010】図1は、PC版の引き込み作業を説明する
ための概要図であり、図1(A)において、本発明に係
る吊荷の引き込み補助装置10は、本体12、引き込み
ロープ20、およびロープガイド30とから構成されて
いる。
ための概要図であり、図1(A)において、本発明に係
る吊荷の引き込み補助装置10は、本体12、引き込み
ロープ20、およびロープガイド30とから構成されて
いる。
【0011】本実施形態において、PC版2の横幅に略
等しい横長の本体12は、図示してないクレーンにより
ロープ8を介して吊り上げられると共に、ロープ14を
介してPC版2を吊り下げている。本体12の上面中央
部には、細長い棒状のロープガイド30が回転盤32を
介して固定され、ロープガイド30は回転盤32により
回転盤32を支点として垂直方向と水平方向の回転が自
在となるように取り付けられている。また、ロープガイ
ド30の他端には引き込みロープ20の一部が仮止めさ
れ、ロープ20の両端部は、本体12の上面両端部に取
着された取付片16、16に結合されている。なお、こ
の取付片16、16にクレーンで吊り上げるためのロー
プ8を締結してもよい。
等しい横長の本体12は、図示してないクレーンにより
ロープ8を介して吊り上げられると共に、ロープ14を
介してPC版2を吊り下げている。本体12の上面中央
部には、細長い棒状のロープガイド30が回転盤32を
介して固定され、ロープガイド30は回転盤32により
回転盤32を支点として垂直方向と水平方向の回転が自
在となるように取り付けられている。また、ロープガイ
ド30の他端には引き込みロープ20の一部が仮止めさ
れ、ロープ20の両端部は、本体12の上面両端部に取
着された取付片16、16に結合されている。なお、こ
の取付片16、16にクレーンで吊り上げるためのロー
プ8を締結してもよい。
【0012】図1(A)は、PC版2が建物躯体の壁面
Wの取り付け位置付近まで吊荷の引き込み補助装置10
を介して、クレーンにより揚重搬送された状態を示して
おり、クレーンでPC版2を吊り上げる前に、地上また
はPC版の吊り上げ場所において、予め、引き込みロー
プ20を前記した所定位置に結合しておく。
Wの取り付け位置付近まで吊荷の引き込み補助装置10
を介して、クレーンにより揚重搬送された状態を示して
おり、クレーンでPC版2を吊り上げる前に、地上また
はPC版の吊り上げ場所において、予め、引き込みロー
プ20を前記した所定位置に結合しておく。
【0013】PC版2を壁面Wの取り付け位置付近まで
揚重搬送した後、作業階Fの壁際に位置する作業者の要
請に応じて、無線操作等により回転盤32を垂直方向と
水平方向に作動させることにより、ロープガイド30の
先端を作業者の手元に接近させるようにすれば、作業者
は引き込みロープ20の一部を掴み取ることができる。
そこで、図1(B)に示すように、作業者はロープ20
を引いてPC版2の向きを修正し、壁面Wと平行にPC
版2を躯体側に引き込むことができる。
揚重搬送した後、作業階Fの壁際に位置する作業者の要
請に応じて、無線操作等により回転盤32を垂直方向と
水平方向に作動させることにより、ロープガイド30の
先端を作業者の手元に接近させるようにすれば、作業者
は引き込みロープ20の一部を掴み取ることができる。
そこで、図1(B)に示すように、作業者はロープ20
を引いてPC版2の向きを修正し、壁面Wと平行にPC
版2を躯体側に引き込むことができる。
【0014】前記引き込み作業の後は、通常の作業と同
様にして、PC版2の裏面に設けたファスナーを建物躯
体の取付金物に固定するなどしてPC版2を取り付け
る。また、吊荷の引き込み補助装置10はPC版2から
切り離し、クレーンその他の機器を使用してPC版2の
吊り上げ場所へ回送した後、上記作業を繰り返す。
様にして、PC版2の裏面に設けたファスナーを建物躯
体の取付金物に固定するなどしてPC版2を取り付け
る。また、吊荷の引き込み補助装置10はPC版2から
切り離し、クレーンその他の機器を使用してPC版2の
吊り上げ場所へ回送した後、上記作業を繰り返す。
【0015】図2は、吊荷の引き込み補助装置10の変
形例であり、図2において、図1と同じ部材にはこれら
と同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態で
はロープガイド30を棒状の形状ではなく、伸縮自在の
機構として、回転盤32を中心として水平方向に回転自
在となるように取り付けたものである。
形例であり、図2において、図1と同じ部材にはこれら
と同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態で
はロープガイド30を棒状の形状ではなく、伸縮自在の
機構として、回転盤32を中心として水平方向に回転自
在となるように取り付けたものである。
【0016】図3は、本発明に係る吊荷の引き込み補助
装置10の別の実施形態であり、この実施形態では、本
体12を不要として、ロープガイド30を直接、PC版
2の上面中央部に取り付けた点で図1で説明した実施形
態と相違する。また、吊り上げ用のロープ8は、PC版
2の吊片16、16に締結すると同時に、引き込みロー
プ20の両端部も、吊片16、16に結合している。P
C版2の引き込み作業は、図1に示した実施形態と同様
にして行うことができる。
装置10の別の実施形態であり、この実施形態では、本
体12を不要として、ロープガイド30を直接、PC版
2の上面中央部に取り付けた点で図1で説明した実施形
態と相違する。また、吊り上げ用のロープ8は、PC版
2の吊片16、16に締結すると同時に、引き込みロー
プ20の両端部も、吊片16、16に結合している。P
C版2の引き込み作業は、図1に示した実施形態と同様
にして行うことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、PC版等の吊荷の引き
込み作業を安全且つ確実に行うことができる。また、引
き込み作業が容易となるので、PC版等の取り付け時間
が短縮され、クレーンの拘束時間を短縮することができ
るという優れた効果を有している。
込み作業を安全且つ確実に行うことができる。また、引
き込み作業が容易となるので、PC版等の取り付け時間
が短縮され、クレーンの拘束時間を短縮することができ
るという優れた効果を有している。
【図1】本発明に係る吊荷の引き込み補助装置を用いた
PC版の取り付け作業を説明するための概要図である。
PC版の取り付け作業を説明するための概要図である。
【図2】吊荷の引き込み補助装置の変形例によるPC版
の取り付け作業を説明するための概要図である。
の取り付け作業を説明するための概要図である。
【図3】吊荷の引き込み補助装置の別の実施形態による
PC版の取り付け作業を説明するための概要図である。
PC版の取り付け作業を説明するための概要図である。
【図4】PC版の取り付け作業を説明するための側面図
である。
である。
2 PC版 10 引き込み補助装置 12 本体 16 取付片(吊片) 20 引き込みロープ 30 ロープガイド 32 回転盤 W 建物躯体の壁面 F 作業階
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/16 B66C 1/12 B66C 13/08
Claims (3)
- 【請求項1】 クレーンにより吊り上げられ且つPC版
等の吊荷を吊り下げることのできる本体と、該本体に少
なくとも一端が取り付けられた引き込みロープと、該ロ
ープの一部を施工階の壁際に位置する作業者の手元まで
案内し、前記本体に取り付けられたロープガイドとから
なる吊荷の引き込み補助装置。 - 【請求項2】 前記ロープガイドの先端に前記ロープの
一部が仮止めされ、ロープガイドは前記本体の上部に水
平回転自在に取り付けられていることを特徴とする請求
項1記載の吊荷の引き込み補助装置。 - 【請求項3】 PC版等の吊荷の上部吊片に一端が取り
付けられた引き込みロープと、先端に該ロープの一部が
仮止めされ、前記吊荷の上部に水平回転自在に取り付け
られ、該ロープの一部を施工階の壁際に位置する作業者
の手元まで案内するロープガイドとからなる吊荷の引き
込み補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14994596A JP3154940B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 吊荷の引き込み補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14994596A JP3154940B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 吊荷の引き込み補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09310501A JPH09310501A (ja) | 1997-12-02 |
JP3154940B2 true JP3154940B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=15486018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14994596A Expired - Fee Related JP3154940B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 吊荷の引き込み補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154940B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112921910B (zh) * | 2021-01-25 | 2022-06-14 | 安徽璞石生态建设有限公司 | 一种高稳定性吊桥式陡门及其工作方法 |
CN117306732A (zh) * | 2021-04-02 | 2023-12-29 | 赵东昕 | 一种内嵌式预制外墙板构件的安装方法 |
CN113944151A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-01-18 | 浙大城市学院 | 一种渠式切割装配式地下连续墙施工设备及施工方法 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP14994596A patent/JP3154940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09310501A (ja) | 1997-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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