JP3152549B2 - ビル遠隔管理装置 - Google Patents
ビル遠隔管理装置Info
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- JP3152549B2 JP3152549B2 JP24009493A JP24009493A JP3152549B2 JP 3152549 B2 JP3152549 B2 JP 3152549B2 JP 24009493 A JP24009493 A JP 24009493A JP 24009493 A JP24009493 A JP 24009493A JP 3152549 B2 JP3152549 B2 JP 3152549B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル内に設置された設
備機器を遠隔で管理するビル遠隔管理装置に関する。
備機器を遠隔で管理するビル遠隔管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のビル遠隔管理装置は、特
開昭61−121551号公報に記載されているよう
に、空調設備やエレベータなどの設備機器が配置されて
いるビルに端末装置を設け、これら複数の端末装置と、
ビルの設備機器の異常等を処理す6サービス会社等に設
けられる遠隔管理装置のセンタ装置との間を、電話回線
で接続して構成されている。
開昭61−121551号公報に記載されているよう
に、空調設備やエレベータなどの設備機器が配置されて
いるビルに端末装置を設け、これら複数の端末装置と、
ビルの設備機器の異常等を処理す6サービス会社等に設
けられる遠隔管理装置のセンタ装置との間を、電話回線
で接続して構成されている。
【0003】この構成において、端末装置は設備機器を
電気的に監視し、異常が発生した場合には、電話回線を
介してセンタ装置に、当該端末装置で監視しているビル
を特定するビルコードと異常情報とをデータ信号として
送信する。このデータ信号を受信したセンタ装置は、受
信したデータ信号に基づいて記憶されているビル名や設
備名を読み出すと共に、受信データ表示装置と受信デー
タ印字装置に、異常状態が発生した機器名、異常状態
名、ビル名、故障連絡先等を記憶装置より読み出し出力
する。
電気的に監視し、異常が発生した場合には、電話回線を
介してセンタ装置に、当該端末装置で監視しているビル
を特定するビルコードと異常情報とをデータ信号として
送信する。このデータ信号を受信したセンタ装置は、受
信したデータ信号に基づいて記憶されているビル名や設
備名を読み出すと共に、受信データ表示装置と受信デー
タ印字装置に、異常状態が発生した機器名、異常状態
名、ビル名、故障連絡先等を記憶装置より読み出し出力
する。
【0004】センタ装置を取り扱うオペレータは、この
受信データ表示装置に表示された異常情報を見ながら、
必要部署(例えば当該ビルを管轄する営業所)と連絡し
て適切な対応処置を行い、必要な場合にはサービス員が
故障修理のために、異常事態が発生したビルに出向いて
設備機器の改修作業を行つており、質の高い設備管理を
行つていた。
受信データ表示装置に表示された異常情報を見ながら、
必要部署(例えば当該ビルを管轄する営業所)と連絡し
て適切な対応処置を行い、必要な場合にはサービス員が
故障修理のために、異常事態が発生したビルに出向いて
設備機器の改修作業を行つており、質の高い設備管理を
行つていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、ビル設備機
器の遠隔機器監視の利点は、ビル側に設備機器の異常に
対応する要員(管理人、警備員等)を常駐させないで、
ある程度の地域に分割された拠点毎に監視センタ装置と
対応要員を配備することで、設備機器の異常対応に係わ
る費用を低減できることにある。この場合、監視センタ
装置は、多数のビルにおける各設備機器の動作状況を監
視しているという性格上、24時間連続稼動が要求され
るので、高信頼性装置の使用や、2重系構成(バックア
ップ)等の障害回避策が必要であり、膨大かつ高価な設
備となる。
器の遠隔機器監視の利点は、ビル側に設備機器の異常に
対応する要員(管理人、警備員等)を常駐させないで、
ある程度の地域に分割された拠点毎に監視センタ装置と
対応要員を配備することで、設備機器の異常対応に係わ
る費用を低減できることにある。この場合、監視センタ
装置は、多数のビルにおける各設備機器の動作状況を監
視しているという性格上、24時間連続稼動が要求され
るので、高信頼性装置の使用や、2重系構成(バックア
ップ)等の障害回避策が必要であり、膨大かつ高価な設
備となる。
【0006】ところで、上述した従来のビル遠隔管理装
置における管理対象となるのは、大規模団地、工場群、
都道府県毎等の地域に点在するビルであり、監視規模と
しては、大規模のものから小規模のものまで種々ある
が、小規模な場合には10ビル、多くても100ビル前
後なので、高価な監視センタ装置の負担に対して、常駐
要員不要の費用低減分だけでは採算が取れないことが多
く、このことが、要員確保が困難な状態に拘らず、ビル
設備機器の監視を遠隔監視に移行できない最大の要因と
なっている。
置における管理対象となるのは、大規模団地、工場群、
都道府県毎等の地域に点在するビルであり、監視規模と
しては、大規模のものから小規模のものまで種々ある
が、小規模な場合には10ビル、多くても100ビル前
後なので、高価な監視センタ装置の負担に対して、常駐
要員不要の費用低減分だけでは採算が取れないことが多
く、このことが、要員確保が困難な状態に拘らず、ビル
設備機器の監視を遠隔監視に移行できない最大の要因と
なっている。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、小規模なビル群の設備機器に対する異常対
応を高価な設備を整えることなく、確実に行うことがで
きるビル遠隔管理装置を提供することにある。
題を解決し、小規模なビル群の設備機器に対する異常対
応を高価な設備を整えることなく、確実に行うことがで
きるビル遠隔管理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数のビルのそれぞれに備えられて同一
ビル内の設備機器の異常を検出する端末装置と、これら
端末装置からの情報を通信回線を介して受信する受信装
置および前記各ビルと前記各設備機器に関する情報が蓄
積された記憶装置を備え前記受信装置で受信した情報に
基づいて所要の処理を行なう監視センタ装置とで構成さ
れるビル遠隔管理装置において、前記記憶装置に、他社
が管理する各ビルおよびそれらビルの設備機器に関する
情報を格納するとともに、前記監視センタ装置に、前記
他社が管理する各ビルに備えられた端末装置からの通報
を受信する他社用受信装置と、この他社用受信装置で受
信された情報および前記記憶装置に格納された情報に基
づいて作成された情報を前記他社が管理するビルを遠隔
管理する他社監視装置へ配信する配信装置とを、各他社
毎に設けたことを特徴とする。
め、本発明は、複数のビルのそれぞれに備えられて同一
ビル内の設備機器の異常を検出する端末装置と、これら
端末装置からの情報を通信回線を介して受信する受信装
置および前記各ビルと前記各設備機器に関する情報が蓄
積された記憶装置を備え前記受信装置で受信した情報に
基づいて所要の処理を行なう監視センタ装置とで構成さ
れるビル遠隔管理装置において、前記記憶装置に、他社
が管理する各ビルおよびそれらビルの設備機器に関する
情報を格納するとともに、前記監視センタ装置に、前記
他社が管理する各ビルに備えられた端末装置からの通報
を受信する他社用受信装置と、この他社用受信装置で受
信された情報および前記記憶装置に格納された情報に基
づいて作成された情報を前記他社が管理するビルを遠隔
管理する他社監視装置へ配信する配信装置とを、各他社
毎に設けたことを特徴とする。
【0009】又、本発明は、前記配信装置に、前記他社
監視装置からの情報を受信する機能が付加されているこ
とも特徴とする。
監視装置からの情報を受信する機能が付加されているこ
とも特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、前記監視センタ装置お
よび前記他社監視装置に、前記監視センタ装置で作成さ
れた情報を送受信するファクシミリが備えられているこ
とも特徴とする
よび前記他社監視装置に、前記監視センタ装置で作成さ
れた情報を送受信するファクシミリが備えられているこ
とも特徴とする
【0011】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、他社の
管理するビルに設けられた端末装置からの情報を自社管
理センタ装置に設けられた他社用受信装置により受信
し、この受信した情報と記憶装置に格納された情報に基
づいて作成された情報を配信装置により他社監視装置へ
配信する。この場合、他社用受信装置および配信装置は
各他社毎に設けられているので、ある他社の送受信が異
常状態の多発により混雑しても、他へ悪影響を及ぼすお
それはない。又、配信装置に受信機能が備えられている
場合、他社の異常に対する情報を記憶装置に格納してお
くことができる。さらに、ファクシミリが備えられてい
る場合、異常情報はファクシミリによっても同時に送信
され、確実な情報伝達を行なうことができる。
管理するビルに設けられた端末装置からの情報を自社管
理センタ装置に設けられた他社用受信装置により受信
し、この受信した情報と記憶装置に格納された情報に基
づいて作成された情報を配信装置により他社監視装置へ
配信する。この場合、他社用受信装置および配信装置は
各他社毎に設けられているので、ある他社の送受信が異
常状態の多発により混雑しても、他へ悪影響を及ぼすお
それはない。又、配信装置に受信機能が備えられている
場合、他社の異常に対する情報を記憶装置に格納してお
くことができる。さらに、ファクシミリが備えられてい
る場合、異常情報はファクシミリによっても同時に送信
され、確実な情報伝達を行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のビル遠隔管理装置の実施例を
図に基づいて説明する。図1は、本発明のビル遠隔管理
装置の一実施例を示すブロック図である。この図に示す
ビル遠隔管理装置は、大規模ビル群Aの各ビル内に設け
られている設備機器を監視している各端末装置2a、小
規模ビル群Bの各端末装置2b、他の小規模ビル群Cの
各端末装置2cと、これらと通信回線3a,3b,3c
を介して接続され、ビル群Aを管理するビル管理会社1
Aの監視センタ装置10と、ビル群Bを管理するビル管
理会社1Bの監視装置20と、ビル群Cを管理するビル
管理会社1Cの監視装置30とで構成されている。
図に基づいて説明する。図1は、本発明のビル遠隔管理
装置の一実施例を示すブロック図である。この図に示す
ビル遠隔管理装置は、大規模ビル群Aの各ビル内に設け
られている設備機器を監視している各端末装置2a、小
規模ビル群Bの各端末装置2b、他の小規模ビル群Cの
各端末装置2cと、これらと通信回線3a,3b,3c
を介して接続され、ビル群Aを管理するビル管理会社1
Aの監視センタ装置10と、ビル群Bを管理するビル管
理会社1Bの監視装置20と、ビル群Cを管理するビル
管理会社1Cの監視装置30とで構成されている。
【0013】ビル管理会社1Aの監視センタ装置10
は、各端末装置2aとの通信を通信回線3aを介して行
う通信装置11a(ビル群Aは大規模ビル群であるの
で、複数の通信装置11aが備えられている。)、異常
情報を編集する処理装置12、異常情報に必要な情報を
保持しておく記憶装置13、編集された異常情報を表示
するとともに種々の入力操作等を行う監視操作装置1
4、異常情報等を印字する印字装置15、端末装置2b
との通信を通信回線3bを介して行う通信装置11b、
端末装置2cとの通信を通信回線3cを介して行う通信
装置11c、これら通信装置11b、11cからの異常
情報を編集する処理装置16、編集された異常情報をビ
ル管理会社1Bに通信回線4bを介して送る配信装置1
7b、同じく編集された異常情報をビル管理会社1Cに
通信回線4cを介して送る配信装置17c、および編集
された異常情報をビル管理会社1B又はビル管理会社1
Cに送るファクシミリ18を備えている。
は、各端末装置2aとの通信を通信回線3aを介して行
う通信装置11a(ビル群Aは大規模ビル群であるの
で、複数の通信装置11aが備えられている。)、異常
情報を編集する処理装置12、異常情報に必要な情報を
保持しておく記憶装置13、編集された異常情報を表示
するとともに種々の入力操作等を行う監視操作装置1
4、異常情報等を印字する印字装置15、端末装置2b
との通信を通信回線3bを介して行う通信装置11b、
端末装置2cとの通信を通信回線3cを介して行う通信
装置11c、これら通信装置11b、11cからの異常
情報を編集する処理装置16、編集された異常情報をビ
ル管理会社1Bに通信回線4bを介して送る配信装置1
7b、同じく編集された異常情報をビル管理会社1Cに
通信回線4cを介して送る配信装置17c、および編集
された異常情報をビル管理会社1B又はビル管理会社1
Cに送るファクシミリ18を備えている。
【0014】ビル管理会社1Bの監視装置20は、監視
センタ装置10からの異常情報を受信する通信装置2
1、この受信した異常情報を表示するとともに入力操作
等を行う表示操作卓22、異常情報等を印字する印字装
置23、および異常情報を受信するファクシミリ24を
備えている。又、ビル管理会社1Cの監視装置30も、
ビル管理会社1Bの監視装置20と同様の通信装置3
1、表示操作卓32、印字装置33、およびファクシミ
リ34を備えている。
センタ装置10からの異常情報を受信する通信装置2
1、この受信した異常情報を表示するとともに入力操作
等を行う表示操作卓22、異常情報等を印字する印字装
置23、および異常情報を受信するファクシミリ24を
備えている。又、ビル管理会社1Cの監視装置30も、
ビル管理会社1Bの監視装置20と同様の通信装置3
1、表示操作卓32、印字装置33、およびファクシミ
リ34を備えている。
【0015】次に本実施例の動作を説明する。ビル群A
の端末装置2aが監視しているあるビルの設備機器に異
常が発生した場合、端末装置2aは異常設備機器コー
ド、異常状態コード等を異常データとして作成すると共
に、監視センタ装置10の通信装置11aとの接続処理
を通信回線3aを介して行う。端末装置2aは、接続処
理完了時点で作成した異常データを、通信回線3aを介
して通信装置11aに送信する。この異常データを通信
装置11aを経由して受けた処理装置12は、この異常
データに含まれている各コードに基づいて、記憶装置1
3に保持されているビル名称、ビル所在地、設備機器構
成、監視内容等のビル毎の情報や、設備機器名称、設備
機器毎の対応方法、対応結果名称等の各ビルに共通する
情報を検索し、これら情報に基づいて異常情報を編集
し、この異常情報を監視操作装置14及び印字装置15
に送る。監視操作装置14は送信された異常情報を表示
情報に、又、印字装置15は送信された異常情報を印字
情報に変換し、それぞれ表示、印字する。
の端末装置2aが監視しているあるビルの設備機器に異
常が発生した場合、端末装置2aは異常設備機器コー
ド、異常状態コード等を異常データとして作成すると共
に、監視センタ装置10の通信装置11aとの接続処理
を通信回線3aを介して行う。端末装置2aは、接続処
理完了時点で作成した異常データを、通信回線3aを介
して通信装置11aに送信する。この異常データを通信
装置11aを経由して受けた処理装置12は、この異常
データに含まれている各コードに基づいて、記憶装置1
3に保持されているビル名称、ビル所在地、設備機器構
成、監視内容等のビル毎の情報や、設備機器名称、設備
機器毎の対応方法、対応結果名称等の各ビルに共通する
情報を検索し、これら情報に基づいて異常情報を編集
し、この異常情報を監視操作装置14及び印字装置15
に送る。監視操作装置14は送信された異常情報を表示
情報に、又、印字装置15は送信された異常情報を印字
情報に変換し、それぞれ表示、印字する。
【0016】この表示、印字内容により異常を認知した
対応要員は、ビル名称、異常内容、対応方法等を確認し
た後に、現場地図、設備機器配置図、設備機器図面、部
品等対応に必要な物品を携帯して異常発生ビルに出動す
る。現地に到着した対応要員は、異常設備機器の状況を
確認し、必要に応じて部品交換などの対策を講じる。現
地に到着した時点で異常設備機器が正常に稼動している
ことが多々あるが、この場合にも、一過性の誤動作なの
か潜在的な不具合がないのか等の調査を行う。対応を終
え現地から帰着した対応要員は、現地で対応した結果、
例えば、故障か誤動作かの区別、対応内容、現地到着時
刻、復旧時刻等を監視操作装置14を用いて入力する。
この入力された情報は異常履歴情報に対応結果として書
込まれ、記憶装置13に保持される。このようにして、
ビル群Aの各ビル内の設備機器に異常が発生した場合、
ビル管理会社1Aの対応要員が迅速に対応することがで
きる。
対応要員は、ビル名称、異常内容、対応方法等を確認し
た後に、現場地図、設備機器配置図、設備機器図面、部
品等対応に必要な物品を携帯して異常発生ビルに出動す
る。現地に到着した対応要員は、異常設備機器の状況を
確認し、必要に応じて部品交換などの対策を講じる。現
地に到着した時点で異常設備機器が正常に稼動している
ことが多々あるが、この場合にも、一過性の誤動作なの
か潜在的な不具合がないのか等の調査を行う。対応を終
え現地から帰着した対応要員は、現地で対応した結果、
例えば、故障か誤動作かの区別、対応内容、現地到着時
刻、復旧時刻等を監視操作装置14を用いて入力する。
この入力された情報は異常履歴情報に対応結果として書
込まれ、記憶装置13に保持される。このようにして、
ビル群Aの各ビル内の設備機器に異常が発生した場合、
ビル管理会社1Aの対応要員が迅速に対応することがで
きる。
【0017】一方、ビル群Bの端末装置2bが監視して
いるあるビルの設備機器に異常が発生した場合、端末装
置2bは異常設備機器コード、異常状態コード等を異常
データとして作成すると共に、監視センタ装置10の通
信装置11bとの接続処理を通信回線3bを介して行
う。端末装置2bは、接続処理完了時点で作成した異常
データを、通信回線3bを介して通信装置11bに送信
する。この異常データを通信装置11bを経由して受け
た処理装置16は、この異常データに含まれている各コ
ードに基づいて、記憶装置13に保持されているビル名
称、ビル所在地、設備機器構成、監視内容等のビル毎の
情報や、設備機器名称、設備機器毎の対応方法、対応結
果名称等の各ビルに共通する情報を検索し、これら情報
に基づいて異常情報を編集し、この異常情報を配信装置
17bに送る。同時に、当該異常情報はファクシミリ1
8を経由して監視装置20のファクシミリ24にも送信
される。配信装置17bは、ビル管理会社1Bの監視装
置20の通信装置21との接続処理を通信回線4bを介
して行い、接続処理完了時点で、、処理装置16で得ら
れた異常情報を通信回線4bを介して通信装置21に送
信する。
いるあるビルの設備機器に異常が発生した場合、端末装
置2bは異常設備機器コード、異常状態コード等を異常
データとして作成すると共に、監視センタ装置10の通
信装置11bとの接続処理を通信回線3bを介して行
う。端末装置2bは、接続処理完了時点で作成した異常
データを、通信回線3bを介して通信装置11bに送信
する。この異常データを通信装置11bを経由して受け
た処理装置16は、この異常データに含まれている各コ
ードに基づいて、記憶装置13に保持されているビル名
称、ビル所在地、設備機器構成、監視内容等のビル毎の
情報や、設備機器名称、設備機器毎の対応方法、対応結
果名称等の各ビルに共通する情報を検索し、これら情報
に基づいて異常情報を編集し、この異常情報を配信装置
17bに送る。同時に、当該異常情報はファクシミリ1
8を経由して監視装置20のファクシミリ24にも送信
される。配信装置17bは、ビル管理会社1Bの監視装
置20の通信装置21との接続処理を通信回線4bを介
して行い、接続処理完了時点で、、処理装置16で得ら
れた異常情報を通信回線4bを介して通信装置21に送
信する。
【0018】この異常情報を受信した表示操作卓22
は、対応要員に異常発生を報知するために警報ブザーを
鳴動させると共に異常情報を表示する。異常情報は印字
装置23にも送信され、印字装置23は当該異常情報を
印字する。
は、対応要員に異常発生を報知するために警報ブザーを
鳴動させると共に異常情報を表示する。異常情報は印字
装置23にも送信され、印字装置23は当該異常情報を
印字する。
【0019】この表示、印字内容により異常を認知した
対応要員は、ビル名称、異常内容、対応方法等を確認し
た後に、現場地図、設備機器配置図、設備機器図面、部
品等対応に必要な物品を携帯して異常発生ビルに出動す
る。現地に到着した対応要員は、異常設備機器の状況を
確認し、必要に応じて部品交換などの対策を講じる。現
地に到着した時点で異常設備機器が正常に稼動している
ことが多々あるが、この場合にも、一過性の誤動作なの
か潜在的な不具合がないのか等の調査を行う。対応を終
え現地から帰着した対応要員は、現地で対応した結果、
例えば、故障か誤動作かの区別、対応内容、現地到着時
刻、復旧時刻等を表示操作卓22を用いて入力する。
対応要員は、ビル名称、異常内容、対応方法等を確認し
た後に、現場地図、設備機器配置図、設備機器図面、部
品等対応に必要な物品を携帯して異常発生ビルに出動す
る。現地に到着した対応要員は、異常設備機器の状況を
確認し、必要に応じて部品交換などの対策を講じる。現
地に到着した時点で異常設備機器が正常に稼動している
ことが多々あるが、この場合にも、一過性の誤動作なの
か潜在的な不具合がないのか等の調査を行う。対応を終
え現地から帰着した対応要員は、現地で対応した結果、
例えば、故障か誤動作かの区別、対応内容、現地到着時
刻、復旧時刻等を表示操作卓22を用いて入力する。
【0020】表示操作卓22は、入力された対応結果が
書込まれた異常履歴情報を作成し、一時的に保持する。
この異常履歴情報は、配信装置17bが6時間毎等の定
期的スケジュールで実行する監視装置20への情報問い
合わせ時に、通信装置21から通信回線4bを介して配
信装置17bへ送信され、処理装置16で編集した後、
記憶装置13に書込まれ保持される。このようにして、
ビル群Bの各ビル内の設備機器に異常が発生した場合、
ビル管理会社1Aを経由した情報によりビル管理会社1
Bの対応要員が迅速に対応することができる。
書込まれた異常履歴情報を作成し、一時的に保持する。
この異常履歴情報は、配信装置17bが6時間毎等の定
期的スケジュールで実行する監視装置20への情報問い
合わせ時に、通信装置21から通信回線4bを介して配
信装置17bへ送信され、処理装置16で編集した後、
記憶装置13に書込まれ保持される。このようにして、
ビル群Bの各ビル内の設備機器に異常が発生した場合、
ビル管理会社1Aを経由した情報によりビル管理会社1
Bの対応要員が迅速に対応することができる。
【0021】また、ビル群Cのビル端末装置2cが監視
しているビルの設備機器に異常が発生した場合において
も、通信回線3c,4cと、ビル管理会社1Aの監視セ
ンタ装置10の通信装置11c、配信装置17cと、ビ
ル管理会社1Cの監視センタ装置30の通信装置31、
表示操作卓32、印字装置33、ファクシミリ34によ
り、ビル群Bの場合と同様の処理が行われる。
しているビルの設備機器に異常が発生した場合において
も、通信回線3c,4cと、ビル管理会社1Aの監視セ
ンタ装置10の通信装置11c、配信装置17cと、ビ
ル管理会社1Cの監視センタ装置30の通信装置31、
表示操作卓32、印字装置33、ファクシミリ34によ
り、ビル群Bの場合と同様の処理が行われる。
【0022】このように構成した本実施例では、通信装
置11b、11c、配信装置17b、17cは必要とな
るが、本来監視装置20,30で保持すべき監視に必要
な情報を、監視センタ装置10の記憶装置13で一括し
て保持すると共に、異常情報を対応要員に報知できる形
に編集する処理を処理装置16で全て行うので、監視装
置20,30に処理装置及び記憶装置を備える必要がな
くなり、ビル管理会社1B,1Cは高価な設備を設置す
ることなく、しかも確実にビル管理を行うことができ
る。
置11b、11c、配信装置17b、17cは必要とな
るが、本来監視装置20,30で保持すべき監視に必要
な情報を、監視センタ装置10の記憶装置13で一括し
て保持すると共に、異常情報を対応要員に報知できる形
に編集する処理を処理装置16で全て行うので、監視装
置20,30に処理装置及び記憶装置を備える必要がな
くなり、ビル管理会社1B,1Cは高価な設備を設置す
ることなく、しかも確実にビル管理を行うことができ
る。
【0023】また、万一、監視装置20,30に異常が
発生して異常情報を受信できなくても、ファクシミリ1
8,24,34にて異常情報が伝達されているので、監
視装置20,30に対する電源バックアップや装置の2
重系構成が不要となり、設備をより一層安価に構成する
ことができる。
発生して異常情報を受信できなくても、ファクシミリ1
8,24,34にて異常情報が伝達されているので、監
視装置20,30に対する電源バックアップや装置の2
重系構成が不要となり、設備をより一層安価に構成する
ことができる。
【0024】さらに、ビル群A,B,C毎に対応する通
信装置11a,11b,11cを設けているので、たと
えあるビル群で災害等によって異常が多発する状況に陥
っても、その影響で他のビル群の異常発報が受信できな
いという状況は発生しない。
信装置11a,11b,11cを設けているので、たと
えあるビル群で災害等によって異常が多発する状況に陥
っても、その影響で他のビル群の異常発報が受信できな
いという状況は発生しない。
【0025】なお、本実施例にあっては、異常情報を必
ずファクシミリ18,24,34を用いて送信すること
にしているが、配信装置17b,17cが異常情報を送
信できない場合だけ、ファクシミリ送信することにして
も差し支えない。
ずファクシミリ18,24,34を用いて送信すること
にしているが、配信装置17b,17cが異常情報を送
信できない場合だけ、ファクシミリ送信することにして
も差し支えない。
【0026】また、本実施例にあっては、監視装置2
0,30の表示操作卓22,32に一時的に異常履歴情
報を保持し、定期的に監視センタ装置10に送信するこ
とにしているが、即時に送信しても、また、送信せずに
表示操作卓22,32に保持したままでも差し支えな
い。表示操作卓22、32に保持する場合には、監視セ
ンタ装置10の各配信装置17b、17cには、各監視
装置20、30からの情報を受信する機能を備えなくて
もよい。
0,30の表示操作卓22,32に一時的に異常履歴情
報を保持し、定期的に監視センタ装置10に送信するこ
とにしているが、即時に送信しても、また、送信せずに
表示操作卓22,32に保持したままでも差し支えな
い。表示操作卓22、32に保持する場合には、監視セ
ンタ装置10の各配信装置17b、17cには、各監視
装置20、30からの情報を受信する機能を備えなくて
もよい。
【0027】さらに、本実施例にあっては、処理装置1
6が作成した異常情報は、配信装置17b,17cに送
るだけにしているが、これを監視操作装置14や印字装
置15におくり、表示、印字させることも可能である。
6が作成した異常情報は、配信装置17b,17cに送
るだけにしているが、これを監視操作装置14や印字装
置15におくり、表示、印字させることも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、複
数の監視センタのそれぞれに保持すべき監視に必要な情
報を、一つのビル管理会社の監視センタの記憶装置で一
括して保持するとともに、異常情報を対応要員に報知で
きる形に編集する処理を処理装置で一括して行うように
したので、複数の監視センタの監視装置それぞれに処理
装置及び記憶装置を備える必要がなく、これにより、各
ビル管理会社に高価な設備を設置することなく、確実に
ビル管理を行うことができる。又、ビル群毎にそれぞれ
対応する通信装置および配信装置を設けているので、た
とえあるビル群で災害等によって異常が多発する状況に
陥っても、他のビル群の監視に影響を及ぼすことがな
い。
数の監視センタのそれぞれに保持すべき監視に必要な情
報を、一つのビル管理会社の監視センタの記憶装置で一
括して保持するとともに、異常情報を対応要員に報知で
きる形に編集する処理を処理装置で一括して行うように
したので、複数の監視センタの監視装置それぞれに処理
装置及び記憶装置を備える必要がなく、これにより、各
ビル管理会社に高価な設備を設置することなく、確実に
ビル管理を行うことができる。又、ビル群毎にそれぞれ
対応する通信装置および配信装置を設けているので、た
とえあるビル群で災害等によって異常が多発する状況に
陥っても、他のビル群の監視に影響を及ぼすことがな
い。
【図1】本発明のビル遠隔管理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1A,1B,1C ビル管理会社 2a,2b,2c 端末装置 3a,3b,3c,4b,4c 通信回線 10 監視センタ装置 11a,11b,11c,21,31 通信装置 12,16 処理装置 13 記憶装置 14 監視操作装置 15,23,33 印字装置 17b,17c 配信装置 18,24,34 ファクシミリ 20,30 監視装置 22,32 表示操作卓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−122254(JP,A) 特開 平3−154466(JP,A) 特開 平4−211550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 H04Q 9/00 311
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のビルのそれぞれに備えられて同一
ビル内の設備機器の異常を検出する端末装置と、これら
端末装置からの情報を通信回線を介して受信する受信装
置および前記各ビルと前記各設備機器に関する情報が蓄
積された記憶装置を備え前記受信装置で受信した情報に
基づいて所要の処理を行なう監視センタ装置とで構成さ
れるビル遠隔管理装置において、前記記憶装置に、他社
が管理する各ビルおよびそれらビルの設備機器に関する
情報を格納するとともに、前記監視センタ装置に、前記
他社が管理する各ビルに備えられた端末装置からの通報
を受信する他社用受信装置と、この他社用受信装置で受
信された情報および前記記憶装置に格納された情報に基
づいて作成された情報を前記他社が管理するビルを遠隔
管理する他社監視装置へ配信する配信装置とを、各他社
毎に設けたことを特徴とするビル遠隔管理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のビル遠隔管理装置におい
て、前記配信装置には、前記他社監視装置からの情報を
受信する機能が付加されていることを特徴とするビル遠
隔管理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のビル遠隔管理装置におい
て、前記監視センタ装置および前記他社監視装置には、
前記監視センタ装置で作成された情報を送受信するファ
クシミリが備えられていることを特徴とするビル遠隔管
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24009493A JP3152549B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ビル遠隔管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24009493A JP3152549B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ビル遠隔管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793683A JPH0793683A (ja) | 1995-04-07 |
JP3152549B2 true JP3152549B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17054406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24009493A Expired - Fee Related JP3152549B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ビル遠隔管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152549B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP24009493A patent/JP3152549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0793683A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |