JP3145723B2 - 美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置 - Google Patents

美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置

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JP3145723B2 JP05791191A JP5791191A JP3145723B2 JP 3145723 B2 JP3145723 B2 JP 3145723B2 JP 05791191 A JP05791191 A JP 05791191A JP 5791191 A JP5791191 A JP 5791191A JP 3145723 B2 JP3145723 B2 JP 3145723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美術館・博物館等にお
ける所蔵品の検索表示装置に関し、特に、学芸員などに
よる講演用に利用できる検索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】美術館・博物館等における所蔵品の数
は、年々増加する傾向にあり、これら各所蔵品について
の情報量も膨大なものとなってきている。このような膨
大な情報を効率良く蓄積してゆくためには、コンピュー
タを利用したデータベース化を行うのが最適である。近
年では、多くの美術館や博物館が、情報のデータベース
化を進めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
美術館や博物館で用いられているデータベースシステム
は、検索を主目的としたものである。すなわち、館職員
が所定の検索項目を入力すると、これに該当する所蔵品
についてのデータが、ディスプレイ画面上に表示された
り、プリンタに出力されたりするものである。したがっ
て、検索対象となった所蔵品をディスプレイ画面上で観
賞することもできないし、検索結果をそのまま講演の用
途に利用することもできない。
【0004】そこで本発明は、検索対象となった所蔵品
をディスプレイ画面上で観賞することができ、しかも、
検索結果をそのまま講演の用途に利用することができる
美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、美術館・博物
館等における所蔵品の検索表示装置において、所蔵品に
関するデータを、各所蔵品ごとに定義された登録番号に
対応づけたデータベースの形式で保持する第1の記憶装
置と、所定の登録番号を連続したシークエンス番号に対
応させて配列することにより形成されるプレゼンテーシ
ョンファイルを保持する第2の記憶装置と、このプレゼ
ンテーションファイルを作成するための指示を外部から
入力する入力装置と、データベースから抽出されたデー
タを、ディスプレイ画面に表示する表示装置と、外部か
らの指示に基づいて、プレゼンテーションファイル内の
シークエンス番号の1つを特定する端末装置と、入力装
置によって入力した指示に基づいてプレゼンテーション
ファイルを作成する第1の機能と、端末装置によって特
定されたシークエンス番号に対応する登録番号に基づい
てデータベースを検索し、該当する所蔵品に関するデー
タを抽出してディスプレイ画面に表示させる第2の機能
と、を有する制御装置と、を設け、第1の機能は、所望
の登録番号をシークエンス番号1から順に対応させて配
列することにより新たなプレゼンテーションファイルを
作成する処理を行う作成モード機能と、既存のプレゼン
テーションファイルの特定のシークエンス番号に新たな
所蔵品の登録番号を対応させ、これまで当該シークエン
ス番号以降に対応づけられていた登録番号を1つずつ後
送りする処理を行う挿入モード機能と、既存のプレゼン
テーションファイルの特定のシークエンス番号に対応づ
けられていた登録番号を削除し、これまで当該シークエ
ンス番号以降に対応づけられていた登録番号を1つずつ
前送りする処理を行う削除モード機能と、特定のシーク
エンス番号が選択されたときに、選択されたシークエン
ス番号に対応づけられている登録番号に基づいて第1の
記憶装置を検索し、当該登録番号に対応する所蔵品の画
像データをディスプレイ画面に表示させる処理を行う表
示モード機能と、を有するようにしたものである。
【0006】
【作 用】本発明による検索表示装置では、オペレータ
は講演などで引用する所蔵品の登録番号を、予めプレゼ
ンテーションファイルとして抽出しておくことができ
る。このプレゼンテーションファイルは、所蔵品の所定
の登録番号を、連続したシークエンス番号に対応させて
配列したものである。プレゼンテーションファイルは、
検索結果をそのまま利用して作成することができる。実
際の講演では、オペレータは端末装置を用いて、このプ
レゼンテーションファイル内のシークエンス番号の1つ
を特定する。通常は、シークエンス番号は、1,2,
3,…と昇順に特定されてゆく。この特定されたシーク
エンス番号に対応する登録番号に基づいて、データベー
スが検索される。その結果、該当する所蔵品についての
データが抽出され、ディスプレイ画面上に表示される。
こうして、オペレータは、所望の所蔵品に関するデータ
を所望の順序でディスプレイ画面に表示させながら、講
演を進めてゆくことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る検索表示装置
の基本構成を示すブロック図である。この装置は、所蔵
品に関する種々のデータをデータベースの形式で記憶す
るための第1の記憶装置11、各所蔵品について定義さ
れた登録番号を配列してなるプレゼンテーションファイ
ルを記憶するための第2の記憶装置12、プレゼンテー
ションファイルの作成処理やデータベースの検索処理を
行う制御装置20、プレゼンテーションファイルを作成
するための指示を外部から入力する入力装置30、文字
データについてハイビジョン用の信号を生成するための
ハイビジョン用コンバータ40、ハイビジョン用の文字
データと画像データとを合成するミキシングアンプリフ
ァイア45、ハイビジョン画面を表示するためのハイビ
ジョン用モニタ50、必要に応じてデータのハードコピ
ー出力を行うプリンタ60、プレゼンテーションファイ
ルに基づいて、所望の所蔵品のデータをハイビジョン用
モニタ50に表示させる指示を与えるための端末装置7
0、の各要素から構成されている。より具体的には、第
1の記憶装置11としては、光ディスクドライバが用い
られており、第2の記憶装置12としては、フロッピデ
ィスクドライバが用いられている。また、制御装置20
としては、パーソナルコンピュータが用いられており、
入力装置30としては、このパーソナルコンピュータに
接続されたマウスあるいはキーボードが用いられてい
る。第1の記憶装置11内には、後述するように、各所
蔵品に関する文字データおよび画像データが、各所蔵品
ごとに定義された登録番号と対応づけたデータベースの
形式で保持されている。制御装置20は、入力装置30
または端末装置70から与えられる指示に基づいて、こ
のデータベースを検索し、所定の所蔵品に関する画像デ
ータおよび文字データを抽出する。抽出された文字デー
タは、ハイビジョン用コンバータ40でハイビジョン化
され、ミキシングアンプリファイア45において画像デ
ータと合成され、ここでハイビジョン用アナログ信号が
生成される。ハイビジョン用モニタ50は、このアナロ
グ信号に対応した画面表示を行う。また、文字データ
は、必要に応じてプリンタ60によってハードコピーと
して出力することもできる。
【0008】続いて、この装置の基本的な動作を、具体
例をあげて説明する。たとえば、ある学芸員が、自分の
研究テーマである「大正時代における国内の洋画家A」
についての講演を行うために、美術館Xに設置されたこ
の装置を利用する場合を考えてみよう。第1の記憶装置
11としての光ディスクには、この美術館Xの所蔵品す
べてについてのデータが予め記憶されている(場合によ
っては、別な美術館の所蔵品についてのデータを記憶さ
せておいてもよい)。各所蔵品には、それぞれ登録番号
が定義されており、文字データと画像データとがデータ
ベースの形式で第1の記憶装置11に保持されているこ
とになる。文字データは、所蔵品のタイトル、制作者
名、制作年、作品概要、……といった情報を与えるデー
タであり、画像データは、その所蔵品の外観を示すラス
ターデータである。図2は、第1の記憶装置11内に保
持されているデータベースの内容を示す概念図である。
ここでは、登録番号0001で定義される所蔵品と、登
録番号0002で定義される所蔵品と、についての文字
データおよび画像データを示すが、実際には、非常に多
数の所蔵品についての膨大なデータが、データベースと
して用意されることになる。これらのデータベースは、
この装置の管理者によって適宜更新される。文字データ
は、入力装置30として接続されたキーボードによって
入力することが可能であり、画像データは、高解像度ビ
デオカメラなど(図示されていない)を用いて入力する
ことが可能である。なお、この例では、登録番号は4桁
の数字によって定義されているが、数字だけでなくアル
ファベットなどの記号を用いてもよい。したがって、本
明細書中の「登録番号」なる文言は、数字やアルファベ
ットなどの記号を用いて表現できる何らかの符号を意味
するものである。
【0009】学芸員の行う作業は、前段の「ファイル準
備」と呼ぶ作業と、後段の「プレゼンテーション」と呼
ぶ作業との2つである。前段の「ファイル準備」なる作
業は、第2の記憶装置12としてのフロッピディスク内
に、「プレゼンテーションファイル」を準備する作業で
ある。このプレゼンテーションファイルは、「どの所蔵
品のデータをどのような順に表示するか」を規定するデ
ータからなるファイルであり、図3にその一例を示す。
ファイル内には、1,2,3,4,…と連続するシーク
エンス番号に対応させて、0103,0001,003
6,0857,…という登録番号が配列されている。こ
の登録番号は、図2に示すデータベース内の登録番号で
ある。
【0010】後段の「プレゼンテーション」なる作業
は、実際の講演と並行して行う作業である。すなわち、
学芸員は、この美術館Xに視聴者を集め、ハイビジョン
用モニタ50に必要な画像を表示させながら、講演を行
うのである。図3のプレゼンテーションファイルは、
「登録番号0103,0001,0036,0857,
…に対応する所蔵品についての画像データを、この順に
ハイビジョン用モニタ50に表示せよ」という指示を制
御装置20に与えるものであり、制御装置20は、この
指示に従って、各所蔵品についての画像をハイビジョン
用モニタ50に表示させる作業を行う。したがって、学
芸員は、いわゆるスライドショーを行うような形式で、
講演を進めてゆくことができる。しかも、この実施例の
装置では、ディスプレイ画面として、ハイビジョン用モ
ニタの画面を用いているため、極めて高精細な画像表示
を行うことができる。視聴者は、ハイビジョン用モニタ
の画面に表示された絵画や版画などを見て観賞しながら
講演内容を聴くことができる。
【0011】以上が、この装置の基本的な使用態様であ
る。プレゼンテーションファイルは、第2の記憶装置1
2としてのフロッピディスク内に保存されるため、多数
の学芸員によって、同一の装置を共用することができ
る。すなわち、各学芸員は、前段の「ファイル準備」の
作業を終えたら、作成したプレゼンテーションファイル
を自分専用のフロッピディスクに保存しておけばよい。
後段の「プレゼンテーション」の作業を行う場合には、
この自分専用のフロッピディスクをドライバに挿入し、
作業を行えばよい。
【0012】続いて、この実施例の装置における、前段
の「ファイル準備」の作業および後段の「プレゼンテー
ション」の作業をより詳しく説明する。図4は、この装
置における作業モードの一覧表である。装置を起動した
オペレータは、前段の作業を行うための「ファイル準
備」モードか、後段の作業を行うための「プレゼンテー
ション」モードか、いずれか一方を、入力装置30によ
り選択する。ここでは、説明の便宜上、後段の「プレゼ
ンテーション」モードについての説明を先に行うことに
する。「プレゼンテーション」モードにおける操作は、
端末装置70によって行う。端末装置70は、制御装置
20としてのパーソナルコンピュータに接続された入力
装置のひとつであるが、この実施例では、図5に示すよ
うなハンディタイプのものを用意している。この端末装
置70には、「スタート」、「終了」、「次画面」、
「前画面」、「割込」、なるボタンと、0〜9の数字キ
ーおよびクリアーキーCを備えたテンキーが用意されて
いる。端末装置70と制御装置20との間の接続は、ケ
ーブルなどを用いた有線接続を行ってもよいし、赤外線
などを用いた無線接続を行ってもよい。オペレータ(講
演中の学芸員)が、端末装置70のボタンを操作する
と、制御装置20は各ボタンに応じた処理を行う。各ボ
タンの操作に応じて行われる処理は次のとおりである。 スタート…最初のシークエンス番号に対応した画像を
表示する。図3に示すプレゼンテーションファイルの例
では、シークエンス番号1に対応する登録番号0103
の所蔵品の画像データが、ミキシングアンプリファイア
45に送られる。 終了…「プレゼンテーション」モードを終了する。 次画面…現在表示中のシークエンス番号の次のシーク
エンス番号に対応した画像を表示する。この操作は、最
も一般的な操作であり、図3に示すプレゼンテーション
ファイルの例では、「次画面」ボタンを押すごとに、登
録番号0103,0001,0036,0857の所蔵
品の画像が表示されてゆくことになる。 前画面…現在表示中のシークエンス番号の前のシーク
エンス番号に対応した画像を表示する。通常は、過去に
表示させた画像を再度表示させる場合に用いる。 割込…テンキーで入力されたシークエンス番号に対応
した画像を表示する。オペレータは、「割込」ボタンを
押した後に、テンキーを用いて任意の数字入力を行う。
【0013】一方、前段の「ファイル準備」モードで
は、ハイビジョン用モニタ50に操作画面が表示され
る。オペレータはこの操作画面を見ながら、入力装置3
0としてのマウスあるいはキーボードを用い作業を進め
てゆく。図6は、この「ファイル準備」モードで最初に
表示される操作画面51である。この操作画面51は、
主画面52と補助画面53とによって構成される。主画
面52には、現在プレゼンテーションファイルに定義さ
れている内容がテーブル形式で表示される。テーブルに
は、「シークエンス番号」、「タイトル」、「制作者
名」、「区分」、「制作年」の各欄が設けられており、
横一行が1つの所蔵品に関するデータとなる。たとえ
ば、図3に示すプレゼンテーションファイルが作成され
ている場合、シークエンス番号2には、登録番号000
1の所蔵品が対応づけられている。この登録番号000
1の所蔵品については、図2に示すような文字データが
データベースとして用意されている。本実施例では、こ
の文字データの中から、見出しとして用いるのに適した
「タイトル」、「制作者名」、「区分」、「制作年」の
4つの項目の内容を抽出し、プレゼンテーションファイ
ルとともにフロッピディスク内に保存するようにしてい
る。このように、主画面52には、現在プレゼンテーシ
ョンファイルに定義されている内容がテーブル形式で表
示されるため、オペレータは、どのような所蔵品がどの
ような順番で配列されているかを容易に認識することが
できる。補助画面53には、いくつかのコマンド名が表
示される。オペレータは、所望のコマンド名をマウスあ
るいはキーボードにより選択することにより、そのコマ
ンドを実行することができる。図6の例では、「作
成」、「印刷」、「確認」、「終了」の各コマンドが表
示されている。これらの各コマンドは、図4に示す「作
成」モード、「印刷」モード、「確認」モードへの移行
を指示するコマンドである(「終了」コマンドは、「フ
ァイル準備」モードの終了を指示するコマンドであ
る)。
【0014】「作成」モードは、更に「新規」モードと
「修正」モードとに分類される。「新規」モードでは、
新たなプレゼンテーションファイルが作成され、「修
正」モードでは、既存のプレゼンテーションファイルに
対する修正が行われる。「新規」モードでは、シークエ
ンス番号1から順に、所望の登録番号を配列する作業が
行われる。たとえば、図3に示すようなプレゼンテーシ
ョンファイルを作成するためには、シークエンス番号1
から順に、登録番号0103,0001,0036,0
857を入力する。この入力方法には、「検索」モード
と「登録番号指定」モードとの2とおりの方法が用意さ
れている。「登録番号指定」モードでは、キーボードな
どから該当する登録番号を直接入力することになる。こ
れは、所望の所蔵品の登録番号が予めわかっている場合
には便利である。しかしながら、通常は、所望の所蔵品
の登録番号が不明な場合が多い。このような場合には、
「検索」モードによる入力が便利である。この「検索」
モードでは、オペレータが、制作者名は誰々、区分は国
内洋画、制作年は大正時代、というような検索項目を入
力装置30から入力すると、制御装置20が、該当する
所蔵品を第1の記憶装置11内のデータベースから検索
する。該当する所蔵品があれば、その文字データの中か
ら、見出しとして用いるのに適した「タイトル」、「制
作者名」、「区分」、「制作年」の4つの項目の内容を
抽出し、主画面52に表示する。該当する所蔵品が複数
あれば、それらがすべて表示される。オペレータが、そ
の内の1つを指定すると、その所蔵品の登録番号がプレ
ゼンテーションファイルに定義されることになる。こう
して、順次、登録番号を入力してゆけば、プレゼンテー
ションファイルが作成できる。
【0015】一方、「修正」モードは、更に、「追
加」、「挿入」、「削除」、「ソート」、「表示」の各
モードに分類される。「追加」モードは、既存のプレゼ
ンテーションファイルの末尾に新たな所蔵品の登録番号
を追加するためのモードであり、「新規」モード同様
に、登録番号の入力方法には、「検索」モードと「登録
番号指定」モードとの2とおりの方法が用意されてい
る。「挿入」モードは、既存のプレゼンテーションファ
イルのシークエンス番号の間に、新たな所蔵品の登録番
号を挿入するためのモードである。たとえば、「シーク
エンス番号nとn+1との間に、登録番号mを挿入せ
よ」という指示を与えれば、シークエンス番号n+1に
は新たな登録番号mが定義され、今までシークエンス番
号n+1以降に定義されていた登録番号は1つずつ後送
りされる。「削除」モードは、既存のプレゼンテーショ
ンファイルの特定のシークエンス番号に定義されていた
登録番号を削除するためのモードである。削除されたシ
ークエンス番号以降に定義されていた登録番号は1つず
つ前送りされる。「ソート」モードは、所定の項目につ
いて昇順または降順にソートを行うためのモードであ
る。たとえば、「制作年」なる項目について昇順にソー
トを行えば、シークエンス番号の順がそのまま年代順と
なるように、プレゼンテーションファイル内の所蔵品の
登録番号を並び換えることができる。「表示」モード
は、プレゼンテーションファイルの内容を修正するため
のモードではないが、修正作業の一助となる機能を与え
る。すなわち、この「表示」モードにおいて、特定のシ
ークエンス番号を選択すると、そのシークエンス番号に
対応した所蔵品の画像データが操作画面51に表示され
ることになる。
【0016】続いて、「印刷」モードについて説明す
る。このモードは、プリンタ60に必要事項を印刷させ
るためのモードであり、「ファイル内容」モードと「詳
細内容」モードとの2つが用意されている。「ファイル
内容」モードでは、図6の主画面52に示されている内
容がハードコピーとしてプリンタ60から出力される。
このハードコピーは、講演に用いる所蔵品のタイトルや
表示順を確認するためには便利である。一方、「詳細内
容」モードでは、各所蔵品についての文字データの詳細
内容までがプリンタ60から出力され、講演内容に関連
したより詳しい情報を得ることができる。
【0017】最後の「確認」モードは、「プレゼンテー
ション」モードのシミュレーションを行うモードという
べきものである。前述のように、「プレゼンテーショ
ン」モードは、端末装置70を用いて行うことになる
が、「確認」モードでは、入力装置30を用いてこれと
全く同じ作業を行うことができる。すなわち、「スター
ト」、「次画面」、「前画面」、「割込」の4つのモー
ドが用意されており、端末装置70の各ボタンを押した
場合と全く同じ処理が行われる。
【0018】以上、本発明を図示する一実施例に基づい
て説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるも
のではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。
たとえば、上述の装置では、「プレゼンテーション」モ
ードにおいては、ハイビジョン用モニタ50には、各所
蔵品の画像データが表示されることになるが、画像デー
タだけでなく文字データを表示させるようにしてもかま
わない。また、上述の装置では、端末装置70と入力装
置30とを別体の装置で構成したが、両者を兼ね備えた
一体となった装置を用いるようにしてもかまわない。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり本発明による美術館・博物
館等における所蔵品の検索表示装置によれば、講演など
で引用する所蔵品の登録番号を、予めプレゼンテーショ
ンファイルとして抽出しておき、このプレゼンテーショ
ンファイルに基づいて、ディスプレイ画面上にデータを
表示させることができるようにしたため、検索対象とな
った所蔵品をディスプレイ画面上で観賞することがで
き、しかも、検索結果をそのまま講演の用途に利用する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る検索表示装置の基本構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す装置において、第1の記憶装置11
内に保持されているデータベースの内容を示す概念図で
ある。
【図3】図1に示す装置において、第2の記憶装置12
内に保持されているプレゼンテーションファイルの内容
を示す概念図である。
【図4】図1に示す装置における作業モードの一覧表で
ある。
【図5】図1に示す装置における端末装置70の一実施
例を示す図である。
【図6】図1に示す装置における「ファイル準備」モー
ドで最初に表示される操作画面を示す図である。
【符号の説明】
11…第1の記憶装置(光ディスクドライブ) 12…第2の記憶装置(フロッピディスクドライブ) 20…制御装置(パーソナルコンピュータ) 30…入力装置(マウス、キーボード) 40…ハイビジョン用コンバータ 45…ミキシングアンプリファイア 50…ハイビジョン用モニタ 51…操作画面 52…主画面 53…補助画面 60…プリンタ 70…端末装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−142386(JP,A) 特開 平1−184692(JP,A) 特開 平2−232680(JP,A) 特開 昭63−94776(JP,A) 特開 昭63−282569(JP,A) 特開 昭63−289678(JP,A) 木崎健太郎,「収蔵庫に眠る美術品を ハイビジョンで展示−岐阜県美術館」, 日経CG(NIKKEI COMPUT ER GRAPHICS)1989年6月 号,p.139−142 木崎健太郎他,「輝き始めたハイビジ ョンCG」,日経CG(NIKKEI COMPUTER GRAPHICS) 1990年2月号,p.8−26 松原敦,「対応製品出始め音や画像が 操れる」,日経バイト No.81,1991 (平03−01−01),p.212−224 大用昌之,「“マルチ”メディアを扱 うのはまだまだ大変だ」,日経バイト No.81,1991(平03−01−01),p. 226−236 佐藤真知子他,「民俗学研究支援のた めの標本画像検索システム」,情報処理 学会論文誌 Vol.29 No.12, 1988(昭63−12−15),p.1108−1118 鯨井秀伸,「美術情報検索システムと 画像処理システムの構築」,情報処理学 会研究報告(90−CH−4)Vol.90 No.12,1990(平02−03−09), p.1−8 加藤俊一他,「フルカラー絵画データ ベースART MUSEUM−色彩感と 略画による画像対話−」,電子情報通信 学会技術研究報告(IE88−118)Vo l.88 No.489,1989(平01−03− 23),p.31−38 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 美術館・博物館等における所蔵品に関す
    るデータを、各所蔵品ごとに定義された登録番号に対応
    づけたデータベースの形式で保持する第1の記憶装置
    と、 所定の登録番号を連続したシークエンス番号に対応させ
    て配列することにより形成されるプレゼンテーションフ
    ァイルを保持する第2の記憶装置と、 前記プレゼンテーションファイルを作成するための指示
    を外部から入力する入力装置と、 前記データベースから抽出されたデータを、ディスプレ
    イ画面に表示する表示装置と、 外部からの指示に基づいて、前記プレゼンテーションフ
    ァイル内のシークエンス番号の1つを特定する端末装置
    と、 前記入力装置によって入力した指示に基づいて前記プレ
    ゼンテーションファイルを作成する第1の機能と、前記
    端末装置によって特定されたシークエンス番号に対応す
    る登録番号に基づいて前記データベースを検索し、該当
    する所蔵品に関するデータを抽出して前記ディスプレイ
    画面に表示させる第2の機能と、を有する制御装置と、 を備え、前記第1の機能は、所望の登録番号をシークエ
    ンス番号1から順に対応させて配列することにより新た
    なプレゼンテーションファイルを作成する処理を行う作
    成モード機能と、既存のプレゼンテーションファイルの
    特定のシークエンス番号に新たな所蔵品の登録番号を対
    応させ、これまで当該シークエンス番号以降に対応づけ
    られていた登録番号を1つずつ後送りする処理を行う挿
    入モード機能と、既存のプレゼンテーションファイルの
    特定のシークエンス番号に対応づけられていた登録番号
    を削除し、これまで当該シークエンス番号以降に対応づ
    けられていた登録番号を1つずつ前送りする処理を行う
    削除モード機能と、特定のシークエンス番号が選択され
    たときに、選択されたシークエンス番号に対応づけられ
    ている登録番号に基づいて前記第1の記憶装置を検索
    し、当該登録番号に対応する所蔵品の画像データを前記
    ディスプレイ画面に表示させる処理を行う表示モード機
    能と、を有することを特徴とする美術館・博物館等にお
    ける所蔵品の検索表示装置。
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