JPH04274563A - 美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置 - Google Patents

美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置

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JPH04274563A
JPH04274563A JP3057912A JP5791291A JPH04274563A JP H04274563 A JPH04274563 A JP H04274563A JP 3057912 A JP3057912 A JP 3057912A JP 5791291 A JP5791291 A JP 5791291A JP H04274563 A JPH04274563 A JP H04274563A
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JP
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JP3057912A
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Daijiro Fukumori
福森 大二郎
Takahiro Hashimasa
橋正 隆浩
Fumio Saito
斉藤 二三夫
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美術館・博物館等にお
ける所蔵品の検索表示装置に関し、特に、美術館・博物
館等における多数の所蔵品についての種々の情報を、効
率的に検索することができ、また、学芸員などによる講
演用にも利用できる所蔵品の検索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】美術館・博物館等における所蔵品の数は
、年々増加する傾向にあり、これら各所蔵品についての
情報量も膨大なものとなってきている。このような膨大
な情報を効率良く蓄積してゆくためには、コンピュータ
を利用したデータベース化を行うのが最適である。近年
では、多くの美術館や博物館が、情報のデータベース化
を進めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
美術館や博物館で用いられているデータベースシステム
は、館内の職員による操作を前提としたものであり、検
索作業が非常に複雑である。このため、一般観覧者にも
利用させることは困難である。また、これらのデータベ
ースシステムは、検索を主目的としたものである。すな
わち、館職員が所定の検索項目を入力すると、これに該
当する所蔵品についてのデータが、ディスプレイ画面上
に表示されたり、プリンタに出力されたりするものであ
る。したがって、検索対象となった所蔵品をディスプレ
イ画面上で観賞することもできないし、検索結果をその
まま講演の用途に利用することもできない。
【0004】そこで本発明は、効率的な検索作業を行う
ことができ、検索対象となった所蔵品をディスプレイ画
面上で観賞することができ、しかも、検索結果をそのま
ま講演の用途に利用することができる美術館・博物館等
における所蔵品の検索表示装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本願第1の発明
は、美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置に
おいて、所蔵品に関するデータを、各所蔵品ごとに定義
された登録番号に対応づけたデータベースの形式で保持
する第1の記憶装置と、所定の登録番号を連続したシー
クエンス番号に対応させて配列することにより形成され
るプレゼンテーションファイルを保持する第2の記憶装
置と、データベースを検索するための検索指示およびプ
レゼンテーションファイルを作成するための作成指示を
外部から入力する入力装置と、外部からの指示に基づい
て、プレゼンテーションファイル内のシークエンス番号
の1つを特定する特定指示を入力する端末装置と、検索
指示に基づいてデータベースを検索し、所定のデータを
抽出する第1の機能と、作成指示に基づいてプレゼンテ
ーションファイルを作成する第2の機能と、特定指示に
よって特定されたシークエンス番号に対応する登録番号
に基づいてデータベースを検索し、所定のデータを抽出
する第3の機能と、を有する制御装置と、データベース
から抽出された所定のデータを、ディスプレイ画面に表
示する表示装置と、を設けたものである。
【0006】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の
発明による所蔵品の検索表示装置において、更に第3の
記憶装置を設け、各所蔵品ごとに検索対象となった回数
を計数しこの計数値を第3の記憶装置に記録する第4の
機能を、制御装置に付加したものである。
【0007】
【作  用】本願第1の発明では、制御装置が3つの機
能を果たすことができる。すなわち、データベースの検
索を目的とする第1の機能、プレゼンテーションファイ
ルの作成を目的とする第2の機能、そして、プレゼンテ
ーションファイルに基づいてデータベースからデータを
抽出し、これを表示させる第3の機能である。この3つ
の機能を統合することにより、効率的な利用形態を実現
させることができる。たとえば、オペレータが講演を行
う場合、講演の準備段階で、第2の機能によりプレゼン
テーションファイルを作成しておけば、実際の講演時に
は第3の機能により、所望の所蔵品に関するデータを所
望の順序でディスプレイ画面に表示させることができる
。 しかも、第2の機能によるプレゼンテーションファイル
の作成作業では、第1の機能を並行して用いることがで
きる。すなわち、オペレータ所望の所蔵品を検索によっ
て抽出し、これをプレゼンテーションファイルに定義す
ることができる。
【0008】また、本願第2の発明では、各所蔵品ごと
に検索対象となった回数を計数しこの計数値を第3の記
憶装置に記録する第4の機能が更に付加される。これに
より、各所蔵品がどの程度の頻度で検索対象となったの
かを示す履歴情報が第3の記憶装置に残されることにな
り、統計資料などを作成する上で貴重な情報を得ること
が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、美術館における所蔵品の検索および表
示を行うための装置に本発明を適用した一実施例の基本
構成を示すブロック図である。この装置は、所蔵品に関
する種々のデータを記憶するための第1の記憶装置10
、各所蔵品について定義された登録番号を配列してなる
プレゼンテーションファイルを保持するための第2の記
憶装置20、検索対象となった回数を所蔵品ごとに記憶
するための第3の記憶装置30、データベースの検索、
プレゼンテーションファイルの作成、データの表示、検
索回数の計数、といった処理を行う制御装置40、オペ
レータからの指示を入力する入力装置50、文字データ
についてハイビジョン用の信号を生成するためのハイビ
ジョン用コンバータ60、ハイビジョン用の文字データ
と画像データと動画データとを合成するミキシングアン
プリファイア65、ハイビジョン画面を表示するための
ハイビジョン用モニタ70、必要に応じてデータのハー
ドコピー出力を行うプリンタ80、所望の所蔵品のデー
タをハイビジョン用モニタ70に表示させる指示を与え
るための端末装置90、動画を発生させる動画発生装置
100、の各要素から構成されている。より具体的には
、第1の記憶装置10としては、光ディスクドライバが
用いられており、光ディスク内には、マスターファイル
11、アドレスファイル12、検索用ファイル13が形
成されている。また、第2の記憶装置20としてはフロ
ッピディスクドライバが、第3の記憶装置30としては
ハードディスクドライバが、それぞれ用いられている。 もちろん、各記憶装置としては、この実施例に限定され
ることなく、どのような記憶装置を用いて構成してもか
まわない。一方、制御装置40としては、パーソナルコ
ンピュータが用いられており、入力装置50としては、
このパーソナルコンピュータに接続されたマウスあるい
はキーボードが用いられている。マスターファイル11
内には、後述するように、各所蔵品に関する画像データ
および文字データが保持されている。制御装置40は、
入力装置50から与えられる指示に基づいて、マスター
ファイル11内を検索し、所定の所蔵品に関する画像デ
ータおよび文字データを抽出する。抽出された文字デー
タは、ハイビジョン用コンバータ60に与えられ、ここ
でハイビジョン化され、ミキシングアンプリファイア6
5において画像データおよび動画データと合成され、ハ
イビジョン用アナログ信号が生成される。ハイビジョン
用モニタ70は、このアナログ信号に対応した画面表示
を行う。また、文字データは、必要に応じてプリンタ8
0によってハードコピーとして出力することもできる。 端末装置90は、この装置を講演などの用途に利用する
場合に、講演者が操作するものであり、詳細については
後述する。動画発生装置100は、この実施例では、ハ
イビジョン用VTRあるいは光ディスクドライバが用い
られており、制御装置40からの指示に基づいて動画デ
ータを発生する。ミキシングアンプリファイア65は、
画像データや文字データを、この動画データにスーパー
インポーズさせてハイビジョン用モニタ70に表示する
機能をもっている。
【0010】以上、この装置の基本構成を説明したが、
続いて、この装置の動作を具体例に即して説明する。は
じめに、この装置による検索処理の基本動作を説明する
。図2は、マスターファイル11内のデータ構成の概念
図である。マスターファイル11内には、前述のように
、各所蔵品に関する文字データおよび画像データが保持
されているが、これらの各データは、各所蔵品ごとにデ
ータベースの形式で用意されている。すなわち、各所蔵
品に登録番号を定義し、この登録番号に対応づけて、各
所蔵品に関する文字データおよび画像データが光ディス
クに記憶されている。たとえば、図2に示す例では、登
録番号1が定義された絵画に関する文字データとして、
「作品概要  制作者:ゴッホ,タイトル:ひまわり 
 ……」といったデータが記憶されており、また、画像
データとしてはこの絵画自身の画像データ(たとえば、
高解像度のカメラやスキャナなどで取り込んだラスター
データ)が記憶されている。同様に、登録番号2が定義
された絵画についても、文字データおよび画像データが
記憶されている。このように、マスターファイル11に
は、絵画だけでなく、版画、写真、彫刻、など、あらゆ
る所蔵品についての文字データおよび画像データをデー
タベース化しておくことができる。
【0011】第1の記憶装置10には、上述したマスタ
ーファイル11の他に、アドレスファイル12および検
索用ファイル13が用意されている。アドレスファイル
12には、マスターファイル11内における各所蔵品に
ついてのデータ位置を示すアドレス情報が保持されてい
る。図3に、このアドレスファイル12の具体例を示す
。この例では、登録番号1,2,3,4の所蔵品に対し
て、それぞれ、1000,1500,2200,280
0なるアドレス情報が記憶されている。たとえば、登録
番号1についてのアドレス情報1000は、図2に示す
ように、登録番号1の所蔵品についての文字データおよ
び画像データが、アドレス1000から収容されている
ことを示している。したがって、アドレスファイル12
を参照すれば、所定の登録番号の所蔵品に関するデータ
を、マスターファイル11内から直ちに読み出すことが
できる。一方、検索用ファイル13には、予め定められ
た検索項目について該当する所蔵品を示す検索情報が保
持されている。図4に、この検索用ファイル13の具体
例を示す。この例では、検索項目として、「制作者」お
よび「表現内容」という分類を定義し、「制作者」の範
疇に入る検索項目として、「ゴッホ」、「レオナルド 
 ダビンチ」なる項目を、「表現内容」の範疇に入る検
索項目として、「花」、「人物」なる項目をそれぞれ定
義している。そして、各検索項目ごとに、該当登録番号
が対応づけられる。たとえば、「制作者:ゴッホ」なる
検索項目については、該当登録番号「1,12,23,
…」が対応づけられているが、これは、登録番号1,1
2,23の所蔵品には、「制作者:ゴッホ」なる検索キ
ーが与えられたことを意味する。どのような検索項目を
定義し、どの所蔵品にどの検索キーを与えるかというこ
とは、この装置の設計者の裁量に委ねられるが、所蔵品
の内容に応じた最適な検索項目を定義し、各所蔵品には
最適な検索キーを与えるようにするのが一般的である。 検索項目としては、各所蔵品の文字データに関連した項
目を定義するのが一般的であるが、文字データとは無関
係な項目を定義してもかまわない。
【0012】図1に示す装置による検索処理は次のよう
にしてなされる。まず、オペレータは、入力装置50か
ら、制御装置40に対して検索項目に関する指示を与え
る。たとえば、「制作者:ゴッホ」なる指示を与えたも
のとする。制御装置40は、この指示に基づき、検索用
ファイル13を検索し、対応する検索情報を抽出する。 この実施例の場合、各検索項目に対応づけられた該当登
録番号が検索情報となる。したがって、図4に示す検索
用ファイル13から、検索項目「制作者:ゴッホ」に対
応づけられた該当登録番号「1,12,23,…」が検
索情報として抽出される。続いて、制御装置40は、こ
の検索情報に基づいて、アドレスファイル12を検索し
、各所蔵品のデータ位置を示すアドレス情報を抽出し、
このアドレス情報に基づいてマスターファイル11を検
索し、該当する所蔵品の文字データの一部を抽出する。 文字データのどの部分が抽出されるかは、予め定義され
ている。一般的には、その所蔵品の見出しにふさわしい
語句の部分を抽出するようにするのが好ましい。たとえ
ば、制作者名とタイトル名の部分を見出しとして抽出す
るように定義しておけば、登録番号1の所蔵品について
は、「ゴッホ  ひまわり」なる語句が抽出されること
になる。同様にして、登録番号12,23,…の所蔵品
についても見出しとなる語句が抽出される。こうして、
オペレータが入力した「制作者:ゴッホ」なる検索項目
に該当する各所蔵品の見出し語句を文字データとして抽
出したら、これをハイビジョン用コンバータ60に与え
、ハイビジョン用モニタ70の画面に表示する。こうし
て、オペレータは、自分が指示した検索項目に該当する
所蔵品のリストを、ハイビジョン用モニタ70の画面上
で確認することができる。オペレータは、更に、この所
蔵品リストの中から所望の1つを選択する。制御装置4
0は、オペレータが選択した所蔵品に関する文字データ
あるいは画像データを、マスターファイル11内から抽
出し、これをハイビジョン用モニタ70の画面に表示す
る。こうして、オペレータは、所望の所蔵品を検索し、
その結果をハイビジョン用モニタ70の画面に表示させ
て見ることができる。所蔵品の文字データを表示させれ
ば、この所蔵品についての作品概要や作品解説を読むこ
とができ、所蔵品の画像データを表示させれば、この所
蔵品自体を観賞することもできる。また、必要に応じて
、文字データをプリンタ80からハードコピー出力させ
ることもできる。
【0013】以上、「制作者:ゴッホ」なる単一の検索
項目を与えた場合の検索処理を説明したが、本装置は、
複数の検索項目を用いた検索も可能である。この場合、
オペレータは、複数の検索項目を論理演算式の形で与え
ればよい。たとえば、「制作者:ゴッホ」AND「表現
内容:花」という2つの検索項目を論理演算記号AND
で結合した論理式に相当する指示を与えた場合、制御装
置40は、図4の検索用ファイル13から、この論理式
に該当する登録番号として「登録番号1」を抽出するこ
とになる。また、「制作者:ゴッホ」OR「表現内容:
花」という2つの検索項目を論理演算記号ORで結合し
た論理式に相当する指示を与えた場合は、この論理式に
該当する登録番号として「登録番号1,12,12,2
3,95,…」を抽出することになる。もちろん、3つ
以上の検索項目を組み合わせた論理式の形で指示を与え
ることも可能である。
【0014】以上が本装置における検索処理の基本動作
であるが、この装置では、実際には「一般検索」と「専
門検索」という2とおりの検索モードが用意されている
。いずれのモードにおいても、上述したとおりの基本動
作に基づいて検索処理が行われるが、検索項目の種類お
よび検索結果の表示内容において両者間に差が設けられ
ている。「一般検索」モードは、この美術館の一般観覧
者を対象にした検索モードであり、検索項目の種類はご
く限られたものに絞られており、検索結果の表示内容も
データベース内に用意されたデータのごく一部に絞られ
ている。これに対し、「専門検索」モードは、この美術
館の職員あるいは専門的な知識をもった一部の観覧者を
対象にした検索モードであり、多岐にわたる多数の検索
項目が用意され、検索結果の表示内容もデータベース内
に用意されたすべてのデータにわたっている。このよう
に、2とおりの検索モードを用意することにより、利用
者のニーズに適した検索作業が可能になる。もちろん、
利用者のニーズに応じて、3とおり以上の検索モードを
用意するようにしてもかまわない。
【0015】本装置の特徴は、上述の2つの検索モード
の他に、「プレゼンテーション」モードが用意されてい
る点である。ここでは、この「プレゼンテーション」モ
ードにおけるこの装置の基本的な動作を、具体例をあげ
て説明する。たとえば、ある学芸員が、自分の研究テー
マである「大正時代における国内の洋画家A」について
の講演を行うために、美術館Xに設置されたこの装置を
利用する場合を考えてみよう。第1の記憶装置10とし
ての光ディスクには、この美術館Xの所蔵品すべてにつ
いてのデータが予め記憶されている(場合によっては、
別な美術館の所蔵品についてのデータを記憶させておい
てもよい)。各所蔵品には、それぞれ登録番号が定義さ
れており、文字データと画像データとがデータベースの
形式でマスターファイル11に保持されていることは、
前述したとおりである。
【0016】学芸員の行う作業は、前段の「ファイル作
成」と呼ぶ作業と、後段の「プレゼンテーション」と呼
ぶ作業との2つである。前段の「ファイル作成」なる作
業は、第2の記憶装置20としてのフロッピディスク内
に、「プレゼンテーションファイル」を作成する作業で
ある。このプレゼンテーションファイルは、「どの所蔵
品のデータをどのような順に表示するか」を規定するデ
ータからなるファイルであり、図5にその一例を示す。 ファイル内には、1,2,3,4,…と連続するシーク
エンス番号に対応させて、8,13,2,29…という
登録番号が配列されている。この登録番号は、図2に示
すデータベース内の登録番号である。
【0017】後段の「プレゼンテーション」なる作業は
、実際の講演と並行して行う作業である。すなわち、学
芸員は、この美術館Xに視聴者を集め、ハイビジョン用
モニタ70に必要な画像を表示させながら、講演を行う
のである。図5のプレゼンテーションファイルは、「登
録番号8,13,2,29…に対応する所蔵品について
の画像データを、この順にハイビジョン用モニタ70に
表示せよ」という指示を制御装置40に与えるものであ
り、制御装置40は、この指示に従って、各所蔵品につ
いての画像をハイビジョン用モニタ70に表示する作業
を行う。したがって、学芸員は、いわゆるスライドショ
ーを行うような形式で、講演を進めてゆくことができる
。しかも、この実施例の装置では、ディスプレイ画面と
して、ハイビジョン用モニタの画面を用いているため、
極めて高精細な画像表示を行うことができる。視聴者は
、ハイビジョン用モニタの画面に表示された絵画や版画
などを見て観賞しながら講演内容を聴くことができる。
【0018】以上が、この装置の「プレゼンテーション
」モードにおける基本的な使用態様である。プレゼンテ
ーションファイルは、第2の記憶装置20としてのフロ
ッピディスク内に保存されるため、多数の学芸員によっ
て、同一の装置を共用することができる。すなわち、各
学芸員は、前段の「ファイル作成」の作業を終えたら、
作成したプレゼンテーションファイルを自分専用のフロ
ッピディスクに保存しておけばよい。後段の「プレゼン
テーション」の作業を行う場合には、この自分専用のフ
ロップディスクをドライバに挿入し、作業を行えばよい
【0019】続いて、この「プレゼンテーション」モー
ドにおける、前段の「ファイル作成」の作業および後段
の「プレゼンテーション」の作業をより詳しく説明する
。前段の「ファイル作成」の作業は、入力装置50を用
いて行う。この作業は、図5に示すようなプレゼンテー
ションファイルを作成するための作業であるから、原理
的には、所望の所蔵品についての登録番号を順次入力し
てゆけばよい。たとえば、図5に示すファイルを作成す
るには、「8,13,2,29,…」の順で登録番号を
入力すればよい。しかしながら、実際には、どんな所蔵
品がどんな登録番号でデータベースに収録されているか
を直ちに認識することは困難である。本装置の特徴は、
前述した検索機能を利用して、プレゼンテーションファ
イルを容易に作成することができるようにした点にある
。たとえば、前述した例では、この学芸員は「大正時代
における国内の洋画家A」についての講演を行う必要が
ある。そこで、入力装置50から、「大正時代」、「国
内洋画」、「画家名A」というような検索項目を入力し
て検索を行うと、これに該当する所蔵品が検索できるこ
とは前述のとおりである。したがって、この検索によっ
て得られた所蔵品の登録番号をそのまま利用してプレゼ
ンテーションファイルを作成することが可能になる。
【0020】一方、後段の「プレゼンテーション」の作
業は、端末装置90を用いて行う。端末装置90は、制
御装置40としてのパーソナルコンピュータに接続され
た入力装置のひとつであるが、この実施例では、図6に
示すようなハンディタイプのものを用意している。この
端末装置90には、「スタート」、「終了」、「次画面
」、「前画面」、「割込」、なるボタンと、0〜9の数
字キーおよびクリアーキーCを備えたテンキーが用意さ
れている。端末装置90と制御装置40との間の接続は
、ケーブルなどを用いた有線接続を行ってもよいし、赤
外線などを用いた無線接続を行ってもよい。オペレータ
(講演中の学芸員)が、端末装置90のボタンを操作す
ると、制御装置40は各ボタンに応じた処理を行う。 各ボタンの操作に応じて行われる処理は次のとおりであ
る。 ■スタート…最初のシークエンス番号に対応した画像を
表示する。図5に示すプレゼンテーションファイルの例
では、シークエンス番号1に対応する登録番号8の所蔵
品の画像データが、ミキシングアンプリファイア65に
送られる。 ■終了…「プレゼンテーション」モードを終了する。 ■次画面…現在表示中のシークエンス番号の次のシーク
エンス番号に対応した画像を表示する。この操作は、最
も一般的な操作であり、図5に示すプレゼンテーション
ファイルの例では、「次画面」ボタンを押すごとに、登
録番号13,2,29の所蔵品の画像が表示されてゆく
ことになる。 ■前画面…現在表示中のシークエンス番号の前のシーク
エンス番号に対応した画像を表示する。通常は、過去に
表示させた画像を再度表示させる場合に用いる。 ■割込…テンキーで入力されたシークエンス番号に対応
した画像を表示する。オペレータは、「割込」ボタンを
押した後に、テンキーを用いて任意の数字入力を行う。
【0021】最後に、この装置のもうひとつの特徴とな
る機能を説明する。この機能は、この装置による検索機
能により、各所蔵品がどの程度検索対象となったかとい
う頻度情報を提供するものである。制御装置40は、入
力装置50から入力された検索項目に基づいて、マスタ
ーファイル11内の所蔵品に関するデータを検索するが
、このとき、各所蔵品ごとに検索された回数を計数する
機能を有する。この実施例の装置では、図7に示すよう
な履歴ファイルを作成している。この履歴ファイルでは
、各所蔵品の登録番号に対応して、その所蔵品が検索さ
れた回数が記録されている。各所蔵品が検索されるごと
に、この回数値が更新されることになる。このような履
歴ファイルは第3の記憶装置30としてのハードディス
クに保存される。したがって、このハードディスク内の
履歴ファイルを参照すれば、現在まで、どの所蔵品がど
の程度検索されたかという統計資料を容易に作成するこ
とが可能である。あるいは、各制作者ごとに検索回数の
履歴をとるようなことも可能である。また、検索の態様
によって、別々な計数を行うことも可能である。たとえ
ば、「一般検索」モードで検索された回数と「専門検索
」モードで検索された回数とを別々に計数することもで
きるであろうし、検索者が文字データを要求したのか画
像データを要求したのかによって別々な計数を行うこと
もできる。更に、プレゼンテーションファイルとしての
定義に用いられた回数を別個に計数することもできよう
【0022】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施しうるものであ
る。たとえば、上述の実施例では、ハイビジョン用モニ
タ70を用いて画面表示を行っているが、ハイビジョン
ではなく、通常のモニタを用いるシステムにも本発明は
適用可能である。ただ、絵画などの美術品の観賞という
観点からみれば、ハイビジョンを用いた方が好ましい。 更に、上述の実施例では、各所蔵品についての文字デー
タと画像データのみをデータとして取り扱ったが、各所
蔵品についての音声による説明あるいはバックグラウン
ドミュージックといった音のデータを付加することも可
能である。また、本発明は美術館における美術品につい
ての検索表示だけでなく、博物館における収蔵品につい
ての検索表示などにも広く利用できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり本発明による美術館・博物
館等における所蔵品の検索表示装置によれば、検索機能
とともに、検索結果を所定の順に表示させる機能をもた
せるようにしたため、検索結果をそのまま講演の用途に
利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】美術館における所蔵品の検索および表示を行う
ための装置に本発明を適用した一実施例の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す装置におけるマスターファイル11
内のデータ構成の概念図である。
【図3】図1に示す装置におけるアドレスファイル12
の具体例を示す図である。
【図4】図1に示す装置における検索用ファイル13の
具体例を示す図である。
【図5】図1に示す装置における第2の記憶装置に保存
されるプレゼンテーションファイルの具体例を示す図で
ある。
【図6】図1に示す装置における端末装置90の外観を
示す図である。
【図7】図1に示す装置における第3の記憶装置に保存
される履歴ファイルの具体例を示す図である。
【符号の説明】
10…第1の記憶装置(光ディスクドライバ)11…マ
スターファイル 12…アドレスファイル 13…検索用ファイル 20…第2の記憶装置(フロッピディスクドライバ)3
0…第3の記憶装置(ハードディスクドライバ)40…
制御装置(パーソナルコンピュータ)50…入力装置(
マウス、キーボード)60…ハイビジョン用コンバータ 65…ミキシングアンプリファイア 70…ハイビジョン用モニタ 80…プリンタ 90…端末装置 100…動画発生装置(ハイビジョン用VTR、光ディ
スクドライバ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  美術館・博物館等における所蔵品に関
    するデータを、各所蔵品ごとに定義された登録番号に対
    応づけたデータベースの形式で保持する第1の記憶装置
    と、所定の登録番号を連続したシークエンス番号に対応
    させて配列することにより形成されるプレゼンテーショ
    ンファイルを保持する第2の記憶装置と、前記データベ
    ースを検索するための検索指示および前記プレゼンテー
    ションファイルを作成するための作成指示を外部から入
    力する入力装置と、外部からの指示に基づいて、前記プ
    レゼンテーションファイル内のシークエンス番号の1つ
    を特定する特定指示を入力する端末装置と、前記検索指
    示に基づいて前記データベースを検索し、所定のデータ
    を抽出する第1の機能と、前記作成指示に基づいて前記
    プレゼンテーションファイルを作成する第2の機能と、
    前記特定指示によって特定されたシークエンス番号に対
    応する登録番号に基づいて前記データベースを検索し、
    所定のデータを抽出する第3の機能と、を有する制御装
    置と、前記データベースから抽出された所定のデータを
    、ディスプレイ画面に表示する表示装置と、を備えるこ
    とを特徴とする美術館・博物館等における所蔵品の検索
    表示装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の検索表示装置におい
    て、更に第3の記憶装置を設け、各所蔵品ごとに検索対
    象となった回数を計数しこの計数値を前記第3の記憶装
    置に記録する第4の機能を、制御装置に付加したことを
    特徴とする美術館・博物館等における所蔵品の検索表示
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137893A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Toshiba Corp 文書検索方法及び文書検索装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137893A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Toshiba Corp 文書検索方法及び文書検索装置

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