JPH04274558A - 美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置 - Google Patents

美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置

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JPH04274558A
JPH04274558A JP3057913A JP5791391A JPH04274558A JP H04274558 A JPH04274558 A JP H04274558A JP 3057913 A JP3057913 A JP 3057913A JP 5791391 A JP5791391 A JP 5791391A JP H04274558 A JPH04274558 A JP H04274558A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP3057913A
Other languages
English (en)
Inventor
Daijiro Fukumori
福森 大二郎
Takahiro Hashimasa
橋正 隆浩
Fumio Saito
斉藤 二三夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美術館・博物館等にお
ける所蔵品の検索表示装置に関し、特に、美術館・博物
館等における多数の所蔵品についての種々の情報を、効
率的に検索することができる所蔵品の検索表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】美術館・博物館等における所蔵品の数は
、年々増加する傾向にあり、これら各所蔵品についての
情報量も膨大なものとなってきている。このような膨大
な情報を効率良く蓄積してゆくためには、コンピュータ
を利用したデータベース化を行うのが最適である。近年
では、多くの美術館や博物館が、情報のデータベース化
を進めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
美術館や博物館で用いられているデータベースシステム
は、館内の職員による操作を前提としたものであり、検
索作業が非常に複雑である。このため、一般観覧者にも
利用させることは困難である。
【0004】そこで本発明は、一般観覧者でも利用する
ことができ、効率的な検索作業を行うことのできる美術
館・博物館等における所蔵品の検索表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、美術館・博物
館等における所蔵品の検索表示装置において、所蔵品に
関する文字データおよび画像データを各所蔵品ごとにデ
ータベースとして保持する記憶装置と、検索項目に関す
る指示を外部から入力する入力装置と、入力装置によっ
て入力した検索項目に関する指示に基づいてデータベー
スを検索し、該当する所蔵品に関する文字データおよび
画像データを抽出する制御装置と、制御装置によって抽
出された文字データおよび画像データを、ディスプレイ
画面に表示する表示装置と、を設け、階層構造をもった
検索項目を定義し、これらの検索項目のうち上位階層の
検索項目を、ディスプレイ画面の第1の領域に表示し、
この表示された上位階層の検索項目のうち選択された1
つに関する下位階層の検索項目をディスプレイ画面の第
2の領域に表示し、この第2の領域内の表示項目の位置
を指定することにより入力装置による入力が行えるよう
にしたものである。
【0006】
【作  用】本発明では、所蔵品に関する検索項目が階
層構造をもって定義される。そして、上位階層の検索項
目が第1の領域に、下位階層の検索項目が第2の領域に
、それぞれ表示される。そして、オペレータは、表示項
目の位置を指定することにより所望の検索項目を入力す
ることができる。したがって、多種多様にわたる所蔵品
に関する検索項目を、効率良く入力する作業が可能にな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、美術館における所蔵品の検索および表
示を行うための装置に本発明を適用した一実施例の基本
構成を示すブロック図である。この装置は、所蔵品に関
する種々のデータを記憶する記憶装置10、検索および
表示のための処理を行う制御装置20、オペレータから
の指示を入力する入力装置30、文字データについてハ
イビジョン用の信号を生成するためのハイビジョン用コ
ンバータ40、ハイビジョン用の文字データと画像デー
タとを合成するミキシングアンプリファイア45、ハイ
ビジョン画面を表示するためのハイビジョン用モニタ5
0、必要に応じてデータのハードコピー出力を行うプリ
ンタ60、の各要素から構成されている。より具体的に
は、記憶装置10として、光ディスクドライバが用いら
れており、光ディスク内には、マスターファイル11、
アドレスファイル12、検索用ファイル13が形成され
ている。また、制御装置20としては、パーソナルコン
ピュータが用いられており、入力装置30としては、こ
のパーソナルコンピュータに接続されたマウスあるいは
キーボードが用いられている。マスターファイル11内
には、後述するように、各所蔵品に関する画像データお
よび文字データが保持されている。制御装置20は、入
力装置30から与えられる指示に基づいて、マスターフ
ァイル11内を検索し、所定の所蔵品に関する画像デー
タおよび文字データを抽出する。抽出された文字データ
は、ハイビジョン用コンバータ40でハイビジョン化さ
れ、ミキシングアンプリファイア45において画像デー
タと合成され、ここでハイビジョン用アナログ信号が生
成される。ハイビジョン用モニタ50は、このアナログ
信号に対応した画面表示を行う。また、文字データは、
必要に応じてプリンタ60によってハードコピーとして
出力することもできる。
【0008】以上、この装置の基本構成を説明したが、
続いて、この装置による具体的な検索処理を、具体例に
即して説明する。図2は、マスターファイル11内のデ
ータ構成の概念図である。マスターファイル11内には
、前述のように、各所蔵品に関する文字データおよび画
像データが保持されているが、これらの各データは、各
所蔵品ごとにデータベースの形式で用意されている。 この実施例では、各所蔵品に登録番号を定義し、この登
録番号に対応づけて、各所蔵品に関する文字データおよ
び画像データが光ディスクに記憶されている。たとえば
、図2に示す例では、登録番号1が定義された絵画に関
する文字データとして、「作品概要  制作者:ゴッホ
,タイトル:ひまわり  ……」といったデータが記憶
されており、また、画像データとしてはこの絵画自身の
画像データ(たとえば、高解像度のカメラやスキャナな
どで取り込んだラスターデータ)が記憶されている。同
様に、登録番号2が定義された絵画についても、文字デ
ータおよび画像データが記憶されている。このように、
マスターファイル11には、絵画だけでなく、版画、写
真、彫刻、など、あらゆる所蔵品についての文字データ
および画像データをデータベース化しておくことができ
る。
【0009】記憶装置10には、上述したマスターファ
イル11の他に、アドレスファイル12および検索用フ
ァイル13が用意されている。アドレスファイル12に
は、マスターファイル11内における各所蔵品について
のデータ位置を示すアドレス情報が保持されている。図
3に、このアドレスファイル12の具体例を示す。この
例では、登録番号1,2,3,4の所蔵品に対して、そ
れぞれ、1000,1500,2200,2800なる
アドレス情報が記憶されている。たとえば、登録番号1
についてのアドレス情報1000は、図2に示すように
、登録番号1の所蔵品についての文字データおよび画像
データが、アドレス1000から収容されていることを
示している。したがって、アドレスファイル12を参照
すれば、所定の登録番号の所蔵品に関するデータを、マ
スターファイル11内から直ちに読み出すことができる
。一方、検索用ファイル13には、予め定められた検索
項目について該当する所蔵品を示す検索情報が保持され
ている。図4に、この検索用ファイル13の具体例を示
す。この例では、検索項目として、「制作者」および「
表現内容」という分類を定義し、「制作者」の範疇に入
る検索項目として、「ゴッホ」、「レオナルド  ダビ
ンチ」なる項目を、「表現内容」の範疇に入る検索項目
として、「花」、「人物」なる項目をそれぞれ定義して
いる。そして、各検索項目ごとに、該当登録番号が対応
づけられる。たとえば、「制作者:ゴッホ」なる検索項
目については、該当登録番号「1,12,23,…」が
対応づけられているが、これは、登録番号1,12,2
3の所蔵品には、「制作者:ゴッホ」なる検索キーが与
えられたことを意味する。どのような検索項目を定義し
、どの所蔵品にどの検索キーを与えるかということは、
この装置の設計者の裁量に委ねられるが、所蔵品の内容
に応じた最適な検索項目を定義し、各所蔵品には最適な
検索キーを与えるようにするのが一般的である。検索項
目としては、各所蔵品の文字データに関連した項目を定
義するのが一般的であるが、文字データとは無関係な項
目を定義してもかまわない。
【0010】図1に示す装置による検索処理は次のよう
にしてなされる。まず、オペレータは、入力装置30か
ら、制御装置20に対して検索項目に関する指示を与え
る。たとえば、「制作者:ゴッホ」なる指示を与えたも
のとする。制御装置20は、この指示に基づき、検索用
ファイル13を検索し、対応する検索情報を抽出する。 この実施例の場合、各検索項目に対応づけられた該当登
録番号が検索情報となる。したがって、図4に示す検索
用ファイル13から、検索項目「制作者:ゴッホ」に対
応づけられた該当登録番号「1,12,23,…」が検
索情報として抽出される。続いて、制御装置20は、こ
の検索情報に基づいて、アドレスファイル12を検索し
、各所蔵品のデータ位置を示すアドレス情報を抽出し、
このアドレス情報に基づいてマスターファイル11を検
索し、該当する所蔵品の文字データの一部を抽出する。 文字データのどの部分が抽出されるかは、予め定義され
ている。一般的には、その所蔵品の見出しにふさわしい
語句の部分を抽出するようにするのが好ましい。たとえ
ば、制作者名とタイトル名の部分を見出しとして抽出す
るように定義しておけば、登録番号1の所蔵品について
は、「ゴッホ  ひまわり」なる語句が抽出されること
になる。同様にして、登録番号12,23,…の所蔵品
についても見出しとなる語句が抽出される。こうして、
オペレータが入力した「制作者:ゴッホ」なる検索項目
に該当する各所蔵品の見出し語句を文字データとして抽
出したら、これをハイビジョン用モニタ50の画面に表
示する。こうして、オペレータは、自分が指示した検索
項目に該当する所蔵品のリストを、ハイビジョン用モニ
タ50の画面上で確認することができる。オペレータは
、更に、この所蔵品リストの中から所望の1つを選択す
る。制御装置20は、オペレータが選択した所蔵品に関
する文字データあるいは画像データを、マスターファイ
ル11内から抽出し、これをハイビジョン用コンバータ
40に与え、ハイビジョン用モニタ50の画面に表示す
る。こうして、オペレータは、所望の所蔵品を検索し、
その結果をハイビジョン用モニタ50の画面に表示させ
て見ることができる。所蔵品の文字データを表示させれ
ば、この所蔵品についての作品概要や作品解説を読むこ
とができ、所蔵品の画像データを表示させれば、この所
蔵品自体を観賞することもできる。また、必要に応じて
、文字データをプリンタ60からハードコピー出力させ
ることもできる。
【0011】以上、「制作者:ゴッホ」なる単一の検索
項目を与えた場合の検索処理を説明したが、本装置は、
複数の検索項目を用いた検索も可能である。この場合、
オペレータは、複数の検索項目を論理演算式の形で与え
ればよい。たとえば、「制作者:ゴッホ」AND「表現
内容:花」という2つの検索項目を論理演算記号AND
で結合した論理式に相当する指示を与えた場合、制御装
置40は、図4の検索用ファイル13から、この論理式
に該当する登録番号として「登録番号1」を抽出するこ
とになる。また、「制作者:ゴッホ」OR「表現内容:
花」という2つの検索項目を論理演算記号ORで結合し
た論理式に相当する指示を与えた場合は、この論理式に
該当する登録番号として「登録番号1,12,12,2
3,95,…」を抽出することになる。もちろん、3つ
以上の検索項目を組み合わせた論理式の形で指示を与え
ることも可能である。
【0012】以上、本発明による所蔵品の検索表示装置
の基本動作を説明したが、続いて、本発明の特徴の一つ
となる検索項目の入力処理を説明する。一般に、美術館
・博物館等における所蔵品に関するデータは多種多用に
わたり、かなりの数の検索項目が定義されることになる
。特に、専門家を対象にした検索では、種々の検索項目
を定義しておき、あらゆる見地からの検索を可能にして
おく必要がある。ここに開示する実施例は、このような
専門家を対象にした検索にも十分に対応できる独特の入
力方法を備えたものである。入力装置30としては、主
としてマウスを用いるようにし、必要な場合にだけキー
ボードを用いるように設計されている。そして、検索項
目の基本的な入力手順は、ハイビジョン用モニタ50の
画面に表示された複数の検索項目の中の1つをマウスで
選択するという方法による。オペレータは、装置と対話
する形式で所望の検索指示をマウスだけを用いて入力す
ることができる。以下、ハイビジョン用モニタ50の表
示画面を図示しながら、この装置の具体的な動作を説明
する。
【0013】この装置の特徴の一つは、階層構造をもっ
た検索項目の定義を行っている点である。図5に、この
実施例で定義された検索項目の一例を示す。ここに示す
例では、3つの階層構造をもった検索項目が定義されて
いる。すなわち、第1階層には、「主要項目」、「番号
」、「制作者名」、「タイトル」、「その他の項目」、
という5つの項目が定義されており、主要項目の下の階
層には、「区分(種類)」、「題材」、「素材」、……
…といった第2階層の検索項目が、また、「番号」の下
の階層には、「登録番号」、「分類番号」、「備品番号
」、「ディスク番号」、「ネガ番号」、「資料番号」と
いった第2階層の検索項目が、それぞれ定義されている
。更に、「区分(種類)」の下の階層には、「国内洋画
」、「日本画」、「外国洋画」、「版画」………といっ
た第3階層の検索項目が、また、「題材」の下の階層に
は、「人物」、「肖像」、「自画像」、「裸婦」、……
…といった第3階層の検索項目が、それぞれ定義されて
いる。実際には、他の第2階層の検索項目のそれぞれに
ついても、下位の第3階層の検索項目が定義されている
が、ここでは説明を省略する。 このような階層構造をもった検索項目の定義を行うこと
により、専門家を対象にした検索にも十分に対応できる
多様な検索項目を系統立てて定義することができ、しか
も、以下に述べるように、検索項目の入力作業を容易に
行うことができるようになる。
【0014】図6に、検索作業開始時におけるハイビジ
ョン用モニタ50の表示画面51を示す。この実施例で
は、表示画面51は、主画面52、補助画面53、指示
画面54、の3つの領域に分割されている。主画面52
には、上位階層の検索項目が表示される。オペレータが
、この主画面52上に表示された検索項目の1つをマウ
スによって指定すると、指定された検索項目の下位階層
の検索項目が、主画面52または補助画面53に表示さ
れる。下位階層の検索項目を補助画面53に表示した場
合は、主画面52の上位階層の検索項目と補助画面53
の下位階層の検索項目とを、並べて認識することができ
、階層構造をもって定義された多数の検索項目のいずれ
が表示されているのかを、容易に認識することができる
。オペレータは、補助画面53に表示された検索項目の
1つをマウスによって指定することにより、実際の検索
に用いる検索項目を入力することができる。なお、指示
画面54には、オペレータに対するコメント表示が行わ
れるとともに、オペレータから命令を入力するためのコ
マンド表示が行われる。オペレータは、コメント表示を
読むことにより、次に行うべき作業を知ることができ、
必要なコマンド表示をマウスで指定することにより、命
令を与えることができる。
【0015】検索作業開始時の表示画面51では、図6
に示すように、主画面52に第1階層の検索項目名が表
示される。各項目名の先頭には丸印が付されており、オ
ペレータは、この丸印の位置をマウスを使って指定する
ことにより、所望の検索項目を選択することができる。 必要な検索項目の指定が完了したら、指示画面54内の
「項目設定」なるコマンドを指示すれば、指定した検索
項目が設定される。また、指示画面54内の「主要項目
一覧」、「番号一覧」、「その他の項目一覧」なるコマ
ンドを指示すれば、それぞれ、「主要項目」、「番号」
、「その他の項目」についての下位の検索項目が、補助
画面53に表示される。
【0016】図6に示す検索作業開始画面において、「
主要項目」を選択すると(すなわち、マウスを使ってカ
ーソルを動かし、「主要項目」の先頭の丸印の位置にカ
ーソルをもっていった後、マウスボタンを押すと)、表
示画面51は図7のようになる。すなわち、主画面52
に、「主要項目」の下位階層に定義された検索項目が表
示される。各項目名の先頭には丸印が付され、オペレー
タは、やはりこの丸印の位置をマウスで指定することに
より、所望の検索項目の選択を行う。また、各項目名の
後ろには[    ]で示された選択項目表示欄があり
、後述するように、選択した下位階層の検索項目名がこ
の欄に表示される。
【0017】図7に示す状態において、「区分(種類)
」をマウスで選択すると、表示画面51は図8のように
なる。選択した「区分(種類)」の先頭の丸印は黒丸に
変わり、補助画面53には、「区分(種類)」の下位階
層に定義された検索項目が表示される。オペレータは、
マウスによって、補助画面53内の検索項目のうち所望
の項目を選択し(複数選択可)、補助画面53右下の「
設定完了」コマンドを指示する。すると、補助画面53
内で選択した検索項目名が、主画面52の「区分(種類
)」の後ろの選択項目表示欄に表示される。図7に示す
状態において、「題材」を選択した場合の表示画面51
を図9に示す。補助画面53には、「題材」の下位階層
に定義された検索項目が表示される。この例では、補助
画面53内にすべての検索項目を表示しきれないため、
いくつかの頁に分けて表示を行っている。補助画面53
右上の[1/3]は、該当検索項目が3頁にわたってお
り、現在その1頁目を表示中であることを示す。オペレ
ータは、「前頁」あるいは「次頁」コマンドを指示する
ことにより、別な頁を表示させることができる。このよ
うに、第2階層の検索項目を主画面52に表示させてお
きながら、その中の選択された1項目についての下位階
層に該当する第3階層の検索項目を補助画面53に表示
させることにより、オペレータは、現在表示されている
検索項目が全体的な階層構造のどの位置にあたるものな
のかを容易に把握することができる。
【0018】図7に示す状態において、「制作者名」を
マウスで選択すると、表示画面51は図10のようにな
る。すなわち、補助画面53にカタカナによる50音表
が表示される。オペレータは、所望の制作者名の頭文字
を1文字だけマウスで指定する。たとえば、文字「ヤ」
を指定したとすると、補助画面53は、図11に示すよ
うに変化する。すなわち、頭文字「ヤ」で始まる制作者
名のリストが表示される。これらの制作者名が第3階層
の検索項目である。オペレータ所望の制作者名が、たと
えば、「矢橋六郎」であれば、「矢橋六郎」なる項目名
の先頭の丸印をマウスで指定すればよい。なお、補助画
面53内に該当する制作者名がすべて表示しきれない場
合は、「前頁」あるいは「次頁」なる項目を指定するこ
とにより、頁を送ることができる。
【0019】図7に示す状態において、「制作年」をマ
ウスで選択すると、表示画面51は図12のようになる
。オペレータは、補助画面53に表示された3態様の検
索項目のうちのいずれかを選択することになる。具体的
には、「=」、「以降」、「以前」の3つの態様が用意
されており、いずれの態様にしても、右側のテンキー表
示を用いて所定の西暦年を指定する。たとえば、西暦1
955年を指定した場合、「1955=」なる検索項目
は、西暦1955年に制作されたものを示し、「195
5以降」なる検索項目は、西暦1955年以降に制作さ
れたものを示し、「1955以前」なる検索項目は、西
暦1955年以前に制作されたものを示すことになる。 この「制作年」と類似した検索項目として、「制作年代
」が用意されている。図7に示す状態において、「制作
年代」をマウスで選択すると、表示画面51は図13の
ようになる。補助画面53に表示された14種類の年代
が、第3階層の検索項目であり、オペレータはこれらの
検索項目のうちのいずれかを選択すればよい。
【0020】以上、図5に示す階層構造における「主要
項目」に属する検索項目の入力方法を説明したが、たと
えば、「番号」に属する検索項目の入力もほぼ同様にマ
ウスによる選択で行うことができる。また、「制作者名
」,「タイトル」,「その他の項目」についても、マウ
スによる選択で所望の検索項目の入力を行うことができ
る。もちろん、必要に応じてキーボードを用いた入力を
行うようにしてもよい。
【0021】以上のとおり、本装置では、所望の検索項
目の入力を、マウスを用いた簡単な選択作業によって行
うことができる。しかも、本装置では、複数の検索項目
を入力し、これらの論理演算に基づく検索が可能である
。たとえば、図14は、主要項目に属する3つの検索項
目、すなわち、「区分(種類)」、「制作者名」、「制
作年」を入力した状態を示す。「区分(種類)」に属す
る検索項目としては「国内洋画」が選択され、「制作者
名」に属する検索項目としては「矢橋六郎」が選択され
、「制作年」に属する検索項目としては「1938以降
」および「1964以前」なる検索項目が選択されてい
る。このように、検索項目の入力(設定)が完了したら
、指示画面54左下の「検索」コマンドを指示すると実
際の検索作業が開始される。すなわち、制御装置20は
、入力された4つの検索項目をANDで結合した論理式
に基づく検索を行い、該当する所蔵品の見出しとなる文
字データを抽出し、これを図15に示すように、主画面
52にリストとして表示する。
【0022】なお、該当する所蔵品が膨大な数になる場
合もあるので、本実施例では、この見出しのリストを表
示する前に、全部で該当する所蔵品が何件あるか(この
例では2件)を示し、全件検索するか否かをオペレータ
に確認するようにしている。オペレータは、この見出し
のリストの中から所望の所蔵品をマウスで選択し、この
選択した所蔵品についてどのような情報を表示させるか
を、指示画面54内のコマンドを選択して指示する。
【0023】たとえば、指示画面54内の「作品概要」
なるコマンドを指示したとすれば、マスターファイル1
1内の該当所蔵品に関する文字データの中から、作品概
要に対応する部分が抽出され、主画面52に表示される
。また、「作品表示」なるコマンドを指示したとすれば
、マスターファイル11内の該当所蔵品に関する画像デ
ータが抽出され、主画面52に表示される。ハイビジョ
ン用モニタ50を用いているため、高解像度の画像が得
られ、観賞の目的にも十分に利用できる。また、「作品
データ」なるコマンドを指示したとすれば、マスターフ
ァイル11内の該当所蔵品に関する文字データの中から
、作品データに対応する部分が抽出され、主画面52に
表示される。
【0024】なお、専門家に対して十分な情報を与える
ためには、膨大な量の作品データが必要になる。このよ
うな膨大な量の作品データを、主画面52に一括して表
示するのは合理的ではない。そこで、本装置では、図1
6に示すように、作品データを構成する細目のリストを
主画面52に表示し、オペレータに必要なものを選択さ
せるようにしている。オペレータは、マウスを用いて所
望の細目を選択すればよい。図16の例では、「タイト
ル」、「作品の大きさ」、「制作者名」、「流派・団体
」、「制作者履歴」という5つの細目が選択されており
、選択された細目名の先頭の丸印が黒丸に変化した状態
が示されている。オペレータは、必要な細目の選択が完
了したら、指示画面54内の「検索」コマンドを指示す
る。これにより、図17に示すように、選択した細目に
関する作品データが、主画面52に表示される。
【0025】なお、作品データが、マスターファイル1
1内に未だ登録されていない状態の所蔵品に関しては、
「只今準備中」などのメッセージが検索結果の代わりに
表示される。
【0026】この実施例では、「秘密データ」なる細目
が設けられている。この「秘密データ」なる細目は、図
16に示した多数の細目と、本質的には同等のものであ
るが、その内容を表示させるために特定の暗証コードが
必要とされる点に特徴がある。たとえば、各所蔵品につ
いての所有権を示す情報や購入価格などは、一般観覧者
には公開しないで秘密にしておくことが好ましい。この
ような秘密を要する情報は、「秘密データ」なる細目に
分類しておき、館内の人間だけが知る暗証コードを入力
したときにのみ、内容が表示されるようにしておけばよ
い。この実施例では、図16に示すように、細目名の示
されていない丸印55を選択すると、「秘密データ」な
る細目を選択できる。この場合、暗証コードを入力する
ような指示がなされ、入力した暗証コードが正しいもの
であったときのみ、「秘密データ」の内容が表示される
ことになる。
【0027】また、図17に示す画面において、「印刷
」なるコマンドをマウスで指定すれば、画面のハードコ
ピーをプリンタ60に出力させることもできるし、「次
作品」や「前作品」なるコマンドをマウスで指定すれば
、見出しリスト上の次の所蔵品や前の所蔵品の作品概要
を表示させることができる。一方、「作品概要」なるコ
マンドを指定すれば、作品データの代わりに作品概要を
表示させることができ、「作品表示」なるコマンドを指
定すれば、前述のように、画像データを表示させて観賞
することができる。「検索結果一覧」なるコマンドを指
定すれば、図15に示す画面に戻り、「条件表示」なる
項目を指定すれば、現在指定している検索条件が表示さ
れ、「条件再設定」なる項目を指定すれば、検索条件を
変更することができる。また、「検索目次」なる項目を
指定すれば、図6に示す最初の画面に戻ることができ、
「終了」なる項目を指定すれば、本装置による検索処理
を終了できる。
【0028】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施しうるものであ
る。たとえば、上述の実施例では、4つの検索項目につ
いてのAND条件による検索を行っているが、OR条件
による検索や、より複雑な論理式に基づく検索を行うこ
とも可能である。また、上述の実施例では、ハイビジョ
ン用モニタ50を用いて画面表示を行っているが、ハイ
ビジョンではなく、通常のモニタを用いるシステムにも
本発明は適用可能である。ただ、絵画などの美術品の観
賞という観点からみれば、ハイビジョンを用いた方が好
ましい。更に、上述の実施例では、各所蔵品についての
文字データと画像データのみをデータとして取り扱った
が、各所蔵品についての音声による説明あるいはバック
グラウンドミュージックといった音のデータを付加する
ことも可能である。また、本発明は美術館における美術
品についての検索表示だけでなく、博物館における収蔵
品についての検索表示などにも広く利用できるものであ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり本発明による美術館・博物
館等における所蔵品の検索表示装置によれば、一般観覧
者でも所蔵品の検索を行うことができ、しかも、専門家
を対象にした膨大な量のデータを効率良く検索すること
ができる。また、検索対象となった所蔵品をディスプレ
イ画面上で観賞することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】美術館における所蔵品の検索および表示を行う
ための装置に本発明を適用した一実施例の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す装置におけるマスターファイル11
内のデータ構成の概念図である。
【図3】図1に示す装置におけるアドレスファイル12
の具体例を示す図である。
【図4】図1に示す装置における検索用ファイル13の
具体例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係る装置において定義され
た検索項目の階層構造を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に係る装置における検索作業
開始時のハイビジョン用モニタ50の表示画面51を示
す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る装置における主要項目
入力時のハイビジョン用モニタ50の表示画面51を示
す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る装置における「区分(
種類)」に属する検索項目入力時のハイビジョン用モニ
タ50の表示画面51を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係る装置における「題材」
に属する検索項目入力時のハイビジョン用モニタ50の
表示画面51を示す図である。
【図10】本発明の一実施例に係る装置における「制作
者名」に属する検索項目入力時第一段階のハイビジョン
用モニタ50の表示画面51を示す図である。
【図11】本発明の一実施例に係る装置における「制作
者名」に属する検索項目入力時第二段階のハイビジョン
用モニタ50の表示画面51を示す図である。
【図12】本発明の一実施例に係る装置における「制作
年」に属する検索項目入力時のハイビジョン用モニタ5
0の表示画面51を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る装置における「制作
年代」に属する検索項目入力時のハイビジョン用モニタ
50の表示画面51を示す図である。
【図14】本発明の一実施例に係る装置において、複数
の検索項目の入力完了時のハイビジョン用モニタ50の
表示画面51を示す図である。
【図15】本発明の一実施例に係る装置における検索結
果リスト表示時のハイビジョン用モニタ50の表示画面
51を示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係る装置における作品デ
ータ表示時第一段階のハイビジョン用モニタ50の表示
画面51を示す図である。
【図17】本発明の一実施例に係る装置における作品デ
ータ表示時第二段階のハイビジョン用モニタ50の表示
画面51を示す図である。
【符号の説明】
10…記憶装置(光ディスクドライバ)11…マスター
ファイル 12…アドレスファイル 13…検索用ファイル 20…制御装置(パーソナルコンピュータ)30…入力
装置(マウス、キーボード)40…ハイビジョン用コン
バータ 45…ミキシングアンプリファイア 50…ハイビジョン用モニタ 51…表示画面 52…主画面 53…補助画面 54…指示画面 55…秘密データ選択用丸印 60…プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  美術館・博物館等における所蔵品に関
    する文字データおよび画像データを各所蔵品ごとにデー
    タベースとして保持する記憶装置と、検索項目に関する
    指示を外部から入力する入力装置と、前記入力装置によ
    って入力した検索項目に関する指示に基づいて前記デー
    タベースを検索し、該当する所蔵品に関する文字データ
    および画像データを抽出する制御装置と、前記制御装置
    によって抽出された文字データおよび画像データを、デ
    ィスプレイ画面に表示する表示装置と、を備え、階層構
    造をもった検索項目を定義し、これらの検索項目のうち
    上位階層の検索項目を、前記ディスプレイ画面の第1の
    領域に表示し、この表示された上位階層の検索項目のう
    ち選択された1つに関する下位階層の検索項目を前記デ
    ィスプレイ画面の第2の領域に表示し、この第2の領域
    内の表示項目の位置を指定することにより前記入力装置
    による入力が行えるようにしたことを特徴とする美術館
    ・博物館等における所蔵品の検索表示装置。
JP3057913A 1991-02-28 1991-02-28 美術館・博物館等における所蔵品の検索表示装置 Pending JPH04274558A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07230466A (ja) * 1994-02-16 1995-08-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子図書館システム
JPH09134394A (ja) * 1995-11-13 1997-05-20 Hitachi Building Syst Co Ltd 保守部品検索装置
WO2001020494A1 (fr) * 1999-09-10 2001-03-22 Soukou Koike Systeme de soutien de recherche d'articles

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