JP2000066799A - 表示制御装置および表示制御方法、並びに記録媒体 - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法、並びに記録媒体

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JP2000066799A
JP2000066799A JP10247753A JP24775398A JP2000066799A JP 2000066799 A JP2000066799 A JP 2000066799A JP 10247753 A JP10247753 A JP 10247753A JP 24775398 A JP24775398 A JP 24775398A JP 2000066799 A JP2000066799 A JP 2000066799A
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Yoichi Itagi
洋一 板木
Koichi Tagishi
孝一 田岸
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出先での電子プレゼンテーションを簡単かつ
迅速に行うことができるようにする。 【解決手段】 映像表示装置4は、メモリカード5を挿
入するためのメモリカード挿入口4060を備え、メモ
リカード5は、テキストファイルデータを記録すること
ができる記録媒体であり、スクリーン3に表示すべきテ
キストファイルデータ等が、図示せぬパーソナルコンピ
ュータ等を用いて予め記録されている。リモコン6は、
赤外線等を用いて、映像表示装置4を遠隔操作すること
ができるようになされており、映像表示装置4は、リモ
コン6の操作により、メモリカード5に記録されたテキ
ストファイルデータを読み出し、スクリーン3に拡大投
射表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置およ
び表示制御方法、並びに記録媒体に関し、特に、電子化
された資料を表示させてプレゼンテーションを行う表示
制御装置および表示制御方法、並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の電子プレゼンテーショ
ンシステムの構成例を示している。同図に示すように、
映像表示装置2とパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンという)1が接続され、パソコン1から出力される
目的の資料のデータが、映像表示装置2に供給される。
そして、映像表示装置2により、パソコン1から供給さ
れたデータに基づいて、目的とする資料がスクリーン3
に映像として順次表示される。従って、パソコン1を操
作することにより、電子化された資料を映像表示装置2
に順次表示させながらプレゼンテーションを行う、いわ
ゆる電子プレゼンテーションを行うことができる。この
ような電子プレゼンテーションは、紙やOHPなどの資
料を使用したプレゼンテーションに比べて、より効果的
なプレゼンテーションを行うことを目的として一般的に
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術には、次のような問題点があった。第1の問題点は、
必要機材の運搬や設置作業が面倒であるということであ
る。一般的に、パソコンや映像表示装置などといった必
要器材については、実際にプレゼンテーションを行う場
所に運搬して接続作業を実施する場合が多く、この作業
が負担になっている。その理由は、必要機材が多いとい
うことにある。
【0004】第2の問題点は、すばやくプレゼンテーシ
ョンに入れないということである。その結果、訪問先な
どで迅速なプレゼンテーションが求められる場合や、複
数のオペレータが、それぞれ異なる資料を用いて異なる
プレゼンテーションを交代で行う場合においては、プレ
ゼンテーションに入るまでに時間がかかり、スムーズな
進行の妨げになっている。その理由は、パソコンを立ち
上げ、プレゼンテーションソフトを起動し、更に、電子
化された資料を読み込んで表示させるという、プレゼン
テーションに入る前の一連の作業に時間がかかるという
ことにある。
【0005】第3の問題点は、電子化された資料の作成
が難しいため、電子プレゼンテーションを気軽に行うこ
とができないということである。その理由は、資料の作
成において、ある程度の知識が必要になるということに
ある。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、出先での電子プレゼンテーションを簡単
に、かつ迅速に行うことができるようにするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示制
御装置は、少なくとも、テキストデータからなる情報に
基づいて表示データを生成し、表示する表示制御装置で
あって、情報を記憶する着脱可能な記録媒体から情報を
読み取る読み取り手段と、読み取り手段によって読み取
られた情報に基づいて、表示データを生成する生成手段
と、生成手段によって生成された表示データに対応する
情報を表示する表示手段と、生成手段が生成する表示デ
ータの変更を指示するための指示手段と、指示手段から
の指示に基づいて、生成手段を制御し、生成手段が生成
する表示データを変更する制御手段とを備えることを特
徴とする。また、指示手段は、表示データのフォント、
配置方法、および行間の少なくともいずれかを指示し、
制御手段は、指示手段からの指示に基づいて、表示デー
タを更新するようにすることができる。また、テキスト
データの背面に表示される壁紙のデータを記憶する壁紙
記憶手段をさらに設けるようにし、生成手段は、壁紙の
データとテキストデータを重ね合わせて、壁紙がテキス
トデータの背面に表示されるように表示データを生成す
るようにすることができる。また、ポインタをテキスト
データに重ね合わせて表示するポインタ表示手段をさら
に設けるようにし、指示手段により、ポインタの表示位
置の変更が指示されたとき、ポインタ表示手段は、指示
手段の指示に従って、ポインタの表示位置を変更するよ
うにすることができる。また、情報記憶装置に、複数の
情報が記憶されているとき、情報を表示する順番を編集
する編集手段をさらに設けるようにすることができる。
また、所定の映像信号を入力する入力手段と、生成手段
によって生成された表示データと、入力手段によって入
力された映像信号とを、表示手段に切り替えて供給する
切替手段とをさらに設けるようにし、表示手段は、表示
データと映像信号を切り替えて表示するようにすること
ができる。また、テキストデータには、制御手段の制御
を制御する制御コードが含まれるようにすることができ
る。また、読み取り手段と、生成手段と、表示手段と、
制御手段は、プロジェクタ装置、又はテレビジョン装
置、又はモニタ装置を構成するようにすることができ
る。請求項9に記載の表示制御方法は、少なくとも、テ
キストデータからなる情報に基づいて表示データを生成
し、表示する表示制御方法であって、情報を記憶する着
脱可能な記録媒体から情報を読み取る読み取りステップ
と、読み取りステップにおいて読み取られた情報に基づ
いて、表示データを生成する生成ステップと、生成ステ
ップにおいて生成された表示データに対応する情報を表
示する表示ステップと、生成ステップにおいて生成され
る表示データの変更を指示するための指示ステップと、
指示ステップにおける指示に基づいて、生成ステップに
おいて生成される表示データを変更する制御ステップと
を備えることを特徴とする。請求項10に記載の記録媒
体は、請求項9に記載の表示制御方法を実行可能なプロ
グラムを記録したことを特徴とする。本発明に係る表示
制御装置および表示制御方法、並びに記録媒体において
は、情報を記憶する着脱可能な記録媒体から情報を読み
取り、読み取った情報に基づいて、表示データを生成
し、生成した表示データに対応する情報を表示する。そ
して、生成される表示データの変更を指示したとき、こ
の指示に基づいて、生成される表示データが変更され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の表示制御装置を
応用した電子プレゼンテーションシステムの一実施の形
態の構成例を示すブロック図である。同図に示すよう
に、電子プレゼンテーションシステムを構成するプロジ
ェクタ装置(映像表示装置)4は、メモリカード5を挿
入するためのメモリカード挿入口4060を備えてい
る。メモリカード5は、テキストファイルデータを記録
することができる記録媒体であり、スクリーン3に表示
すべきテキストファイルデータ等が、図示せぬパーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンという)等を用いて予
め記録されている。
【0009】リモートコントロール装置(以下、リモコ
ンという)6は、赤外線等を用いて、映像表示装置4を
遠隔操作することができるようになされている。映像表
示装置4は、リモコン6の操作により、メモリカード5
に記録されたテキストファイルデータを読み出し、スク
リーン3に拡大投射表示するようになされている。
【0010】メモリカード挿入口4060にメモリカー
ド5が挿入されると、映像表示装置4は、メモリカード
5からテキストファイルデータを読み出し、読み出した
テキストファイルデータを、対応するビットマップデー
タに変換し、スクリーン3上に投影する。
【0011】メモリカード5は、フロッピーディスクや
ハードディスクの場合と同様に、ファイル単位のリード
・ライトが行なえ、可動部分がないため、衝撃に強く、
またバックアップ用の電池を必要としないため、小型軽
量で携帯性に優れた記録媒体として一般的である。
【0012】テキストファイルデータは、文字コード以
外の制御コードなどを含まない、純粋に文字コードだけ
で構成されるファイルデータのことであり、アスキーフ
ァイル、文章ファイルとも呼ばれ、その作成には、通
常、エディタ・プログラムが使用されるが、ワードプロ
セッサなどのビジネスプログラムなどからも容易に作成
することができる。
【0013】図2は、図1に示した映像表示装置4の詳
細な構成例を示すブロック図である。ここでは、映像表
示装置4は、映像を拡大投射表示するプロジェクタ装置
(PJ)4であるものとする。
【0014】PJ4は、パソコンなどから映像信号が供
給される映像入力端子402と、映像入力端子402か
ら供給される映像信号を、A/D変換処理し、デジタル
の信号に変換する入力映像信号処理回路403と、入力
映像信号処理回路403でデジタル化された映像信号
が、表示出力すべき表示データとして格納される画像メ
モリ404と、画像メモリ404から表示データを逐次
読み出し、表示出力する映像に対応する表示信号を生成
する表示信号生成回路405と、メモリカード5のテキ
ストファイルデータを再生表示するメモリカード再生装
置406と、表示信号生成回路405から供給される表
示信号と、メモリカード表示信号生成回路4065を介
してメモリカード再生装置406から供給される表示信
号のいずれか一方を、最終的な表示信号として切り替え
て出力する表示信号切替回路407と、表示信号切替回
路407から供給される表示信号に対応する映像を表示
する映像表示部408と、プログラムデータが組み込ま
れ、制御バス413とデータバス414を介して、PJ
4の全回路の制御を行うCPU部409と、時刻検出が
可能な時計回路410と、PJ4のメモリの制御を行う
メモリ制御回路411と、オペレータが操作するリモコ
ン6からのコードデータを受信するリモコン受信回路4
12とから構成されている。
【0015】また、映像表示部408は、一般的に、表
示デバイス、光学レンズ、光源ランプなどからなり、表
示デバイスとしては、液晶やDLP(Digital
Light Processing)(反射型の素子D
MD(Digital Micromirror De
vice)を用いた高精細なフルデジタルディスプレ
イ)などのデバイスが使用されることが多く、表示デバ
イスの映像を拡大投写して表示する仕組みとなってい
る。
【0016】メモリカード再生装置406は、メモリカ
ード5をセットするときの挿入口となるメモリカード挿
入口4060と、メモリカード挿入口4060にセット
されたメモリカード5に対するデータの読み書きを制御
するメモリカード制御回路4061より構成されてい
る。
【0017】また、映像表示装置4は、メモリカード5
に記録されているテキストファイルデータを再生して表
示出力すべき表示データを格納するメモリカード表示メ
モリ4062と、メモリカード5のテキストファイルデ
ータを再生表示するときに、背面に表示するパターンデ
ータを格納する壁紙メモリ4063と、メモリカード5
のテキストファイルデータを再生表示するときに、所定
の表示領域を指し示すポインタ表示を行うためのポイン
タのビットマップデータ(ポインタデータ)を格納する
ポインタメモリ4064と、メモリカード表示メモリ4
062と、壁紙メモリ4063及びポインタメモリ40
64から格納データを逐次読み出し、表示出力すべき表
示信号を生成するメモリカード表示信号生成回路406
5と、テキストファイルデータとして記録されている文
字コードデータに対応した文字パターンデータを格納す
る文字フォントROM4066と、背面に表示する数種
類のパターンデータを格納する壁紙ROM4067と、
メモリカード5がセットされたことを検知するメモリカ
ード検知回路4068とを有している。
【0018】次に、その動作について説明する。オペレ
ータからのPJ4への要求は、リモコン6を使用して行
われることにする。リモコン6は、一般的なリモコンの
場合と同様に、オペレータからの要求に応じて、その要
求に対応するコードデータを送信する。リモコン6より
送信されたコードデータは、リモコン受信回路412を
経て、CPU部409へ伝えられる。
【0019】PJ4は、通常、映像入力端子402から
供給されるパソコンなどの外部機器からの映像信号を、
スクリーン3に拡大投写して映像表示する。まず、その
PJ4の通常の動作について説明する。PJ4におい
て、映像入力端子402に供給された外部機器からの映
像信号は、入力映像信号処理回路403へ供給される。
この映像信号は、入力映像信号処理回路403におい
て、A/D変換処理され、アナログ信号からデジタル信
号へ逐次変換される。
【0020】デジタル信号化された映像信号は、逐次画
像メモリ404に供給され、表示データとして格納され
る。従って、画像メモリ404に格納される格納データ
は、映像入力端子402に入力された映像信号がデジタ
ル化された表示データによって逐次更新されることにな
る。更に、表示信号生成回路405により、画像メモリ
404に格納された表示データが逐次読み出され、表示
出力すべき映像としての表示信号が生成され、表示信号
切替回路407に供給される。
【0021】この場合、表示信号切替回路407は、事
前にリモコン6などを使ったオペレータからの指示を受
けたCPU部409の制御により、表示信号生成回路4
05から供給される表示信号を選択して映像表示部40
8へ供給するようになっているものとする。表示信号切
替回路407は、選択した方の表示信号(今の場合、表
示信号生成回路405からの表示信号)を映像表示部4
08へ供給する。これにより、スクリーン3に表示信号
に対応する表示映像が拡大投写される。
【0022】次に、メモリカード5に記録されたテキス
トファイルデータを再生表示するときの動作について説
明する。オペレータは、メモリカード5をPJ4のメモ
リカード挿入口4060にセットする。このとき、電子
プレゼンテーションに必要なテキストファイルデータ
は、パソコンなどで事前に作成され、メモリカード5に
予め記録されているものとする。
【0023】メモリカード検知回路4068は、メモリ
カード5がメモリカード挿入口4060にセットされた
ことを検知すると、そのことをCPU部409に通知す
る。この通知を受けたCPU部409は、メモリカード
制御回路4061に対して、メモリカード5に記録され
ているテキストファイルデータを読み込むように命令す
る。この命令を受けたメモリカード制御回路4061
は、メモリカード5に記録されているテキストファイル
データを、表示出力すべきデータとして読み込む。但
し、メモリカード5に記録されているテキストファイル
データが複数ある場合、最も新しい時刻に記録されたテ
キストファイルデータを読み込むようにする。
【0024】読み込んだテキストファイルデータは、C
PU部409に供給される。CPU部409は、メモリ
カード制御回路4061より供給されたテキストファイ
ルデータ、即ち、文字コードデータについて、文字フォ
ントROM4066を使って、一文字ずつ、対応する文
字パターンデータに展開する。展開された個々の文字パ
ターンデータは、メモリカード表示メモリ4062の表
示出力すべき位置に対応するアドレスに表示データとし
て格納される。
【0025】このとき、リターンコードまでが文字列の
1行として扱われ、表示出力すべき位置が決定される。
メモリカード表示信号生成回路4065においては、メ
モリカード表示メモリ4062に格納されている表示デ
ータが逐次読み出され、表示出力すべき映像としての表
示信号が生成され、表示信号切替回路407に供給され
るようになっている。
【0026】このとき、表示信号切替回路407は、オ
ペレータがリモコン6などを使って、事前に、PJ4に
対して、メモリカード5に記録されているテキストファ
イルデータをスクリーン3に表示するように指示を出し
ていることにより、CPU部409の制御により、メモ
リカード表示信号生成回路4065から供給される表示
信号を選択的に映像表示部408に供給するように内部
のスイッチが切り替えられているか、或いは、メモリカ
ード検知回路4068が、メモリカード5がセットされ
たことを検知した段階で、CPU部409の制御によ
り、メモリカード表示信号生成回路4065から供給さ
れる表示信号を選択的に映像表示部408に供給するよ
うに内部のスイッチが切り替えられているものとする。
【0027】その結果、表示信号切替回路407は、メ
モリカード表示信号生成回路4065から供給された表
示信号を、映像表示部408へ供給する。映像表示部4
08は、表示信号切替回路407より供給された、メモ
リカード5から読み出されたテキストファイルデータ
を、再生表示映像として、スクリーン3へ拡大投写す
る。
【0028】また、メモリカード表示信号生成回路40
65は、壁紙メモリ4063からも文字表示の背面に表
示すべきパターン(以下、壁紙表示という)に関する格
納データを引き出し、出力表示すべき映像として、壁紙
表示も含めた表示信号を生成する。
【0029】壁紙メモリ4063には、CPU部409
により、壁紙ROM4067から読み込まれた壁紙表示
パターンが格納される。壁紙ROM4067には、数種
類の壁紙表示パターンが予め格納されており、壁紙RO
M4067に格納されている壁紙表示パターンを使っ
て、壁紙メモリ4063の格納データを更新することに
より、壁紙表示を変更することができるようになってい
る。
【0030】さらに、メモリカード表示信号生成回路4
065は、ポインタメモリ4064からポインタ表示に
関する格納データを引き出し、出力表示すべき映像とし
て、ポインタ表示も含めた表示信号を生成する。ポイン
タメモリ4064には、CPU部409から供給される
ポインタの表示情報、位置情報、及びビットマップ情報
などのポインタデータが格納される。そして、このポイ
ンタデータを更新することにより、ポインタ表示を変更
することができる。
【0031】したがって、メモリカード表示信号生成回
路4065では、表示出力する映像としてのデータの読
み出し先を、メモリカード表示メモリ4062、壁紙R
OM4067、ポインタメモリ4064との間で高速に
切り替えることが可能になっている。文字表示の背面、
即ち文字表示部分以外の表示領域である場合には、壁紙
メモリ4063から格納データを逐次読み出し、ポイン
タ表示領域である場合には、ポインタメモリ4064か
ら格納データを逐次読み出すことができるようになって
いる。
【0032】図3は、リモコン6の外観図を表してい
る。オペレータは、リモコン6の各キーを押すことによ
り、各キーに対応した要求を送信することができる。リ
モコン6には、「電源」キー601、「入力切替」キー
602、「前ファイル」キー603、「次ファイル」キ
ー604、「フォント」キー605、「配置」キー60
6、「行間」キー607、「自動再生」キー608、
「壁紙」キー609、「ポインタ」キー610、「上ペ
ージ」キー611、「次スライド」キー612、「下ペ
ージ」キー613、「前スライド」キー614、「上」
キー615、「左」キー616、「右」キー617、及
び「下」キー618が備えられている。
【0033】各キーを押すと、リモコン6から各キーに
対応するコードデータが送信され、PJ4のリモコン受
信回路412を経て、CPU部409へ伝えられ、CP
U部409が、コードデータに従って各回路を制御する
ことになる。
【0034】次に、各キーを押すことによって制御する
ことができる機能について説明する。「電源」キー60
1は、PJ4の電源を入れたり切ったりすることができ
る。「入力切替」キー602は、複数ある映像入力信号
からPJ4が表示する映像入力信号を選択することがで
きる。「電源」キー601と「入力切替」キー602に
ついては、一般的な映像表示装置においても用いられ、
映像表示装置本体にもボタンスイッチが用意されている
ことが多い。上記実施の形態の場合、「入力切替」キー
602で、表示信号切替回路407が制御され、メモリ
カード表示信号生成回路4065から供給される表示信
号にも切り替えることができる。
【0035】「電源」キー601と「入力切替」キー6
02以外のキーは、表示信号切替回路407が、メモリ
カード表示信号生成回路4064から供給される表示信
号を映像表示部408へ選択的に供給するように、内部
のスイッチが切り替えられているとき、即ち、メモリカ
ード5のテキストファイルデータがスクリーン3に再生
表示されているときに有効となる。
【0036】「次ファイル」キー604の操作により、
再生表示対象となるテキストファイルデータを変更する
ことができる。但し、メモリカード5に複数のテキスト
ファイルデータが記録されていない場合は無効となる。
「次ファイル」キー604が操作されると、CPU部4
09は、メモリカード5に記録されているテキストファ
イルデータについて、メモリカード制御回路4061の
読み込み動作により、その記録時刻を参照して、いま、
表示対象となっているテキストファイルデータの次に新
しい記録時刻になっているテキストファイルデータを読
み込む。
【0037】そして、読み込んだテキストファイルデー
タを、表示出力すべき表示データに変換した後、この表
示データでメモリカード表示メモリ4062に格納され
ている格納データを更新する。即ち、「次ファイル」キ
ー604が押される度に、スクリーン3に表示されるテ
キストファイルデータが記録時刻に関して降順に切り替
えられていく。
【0038】また、メモリカード5がメモリカード挿入
口4060に挿入されたときには、記録時刻が最も新し
いテキストファイルデータが再生表示されることから、
メモリカード5に複数のテキストファイルデータがある
場合、「次ファイル」キー604を操作することによっ
て、記録時刻をもとに、再生表示対象となるテキストフ
ァイルデータが降順に切り替えられるようにすることが
できる。
【0039】「前ファイル」キー603は、「次ファイ
ル」キー604の動作とは反対に、再生表示対象となる
テキストファイルデータを記録時刻に関して昇順に切り
替えることができる。
【0040】「フォント」キー605を操作することに
よって、再生されるテキストファイルデータの表示文字
の大きさを変更することができる。「フォント」キー6
05を操作する毎に、図4に示したように、再生表示さ
れる文字の大きさが、「中」から「大」へ、「大」から
「小」へ、「小」から「中」へと変更される。
【0041】CPU部409が、フォントROM406
6を使って、読み込んだ文字コードデータを一文字ず
つ、対応する文字パターンデータに展開するとき、文字
フォントROM4066には、同一の文字コードデータ
に対して3つの大きさ(小、中、大)の文字パターンデ
ータが格納されており、「フォント」キー605の操作
によって指定された大きさの文字パターンデータを展開
する。
【0042】展開された個々の文字パターンデータは、
CPU部409の制御により、表示すべき位置になるよ
うに、メモリカード表示メモリ4062に表示データと
して格納される。また、「フォント」キー605が操作
されたとき、表示中の文字についても、指定された大き
さの文字パターンデータがメモリカード表示メモリ40
62に展開され、再表示される。
【0043】「配置」キー606は、再生すべき表示文
字の配置を、水平位置に関して変更することができる。
「配置」キー606を操作する毎に、図5に示したよう
に、再生表示すべき文字の配置の水平位置に関する配置
が、「左揃え」から「中央揃え」へ、「中央揃え」から
「右揃え」へ、「右揃え」から「左揃え」へと変更され
る。CPU部409は、読み込んだ文字コードデータに
ついて、一文字ずつ文字フォントROM4066の格納
データを使って、対応する文字パターンデータに展開し
た表示データを、表示すべき位置になるように、メモリ
カード表示メモリ4062に格納するとき、「配置」キ
ー606の操作で指定された水平位置に関する配置で表
示データが表示されるように格納するようになってい
る。表示中のものについても、指定された水平位置に関
する配置で再表示される。
【0044】「行間」キー607は、再生表示する文字
の垂直位置に関する行間を変更することができる。「行
間」キー607を操作する毎に、図6に示すように、再
生表示する文字の垂直位置に関する行間が、「1行」か
ら「1.5行」へ、「1.5行」から「2行」へ、「2
行」から「1行」へと変更される。CPU部409は、
読み込んだ文字コードデータについて、一文字ずつ文字
フォントROM4066の格納データを使って、対応す
る文字パターンデータに展開した表示データを、表示す
べき位置になるように、メモリカード表示メモリ406
2に格納するとき、「行間」キー607の操作で指定さ
れた垂直位置に関する行間で表示されるように格納する
ようになっている。表示中のものについても、指定され
た垂直位置に関する行間で再表示される。
【0045】「壁紙」キー609は、再生する表示文字
の表示色、及び壁紙表示を変更することができる。「壁
紙」キー609を操作する毎に、図7に示すように、再
生表示する文字の表示色および壁紙表示が、「その1」
から「その2」へ、「その2」から「その3」へ、「そ
の3」から「その4」へと変更される。簡単のため、こ
こでは4つのパターンが用意されているものとしたが、
壁紙ROM4067のメモリ容量が許す限り、そのパタ
ーン数を増やすことができる。
【0046】CPU部409は、メモリカード表示信号
生成回路4065を制御して、再生表示する文字の表示
色を変更することができるようになっている。また、C
PU部409は、数種類の壁紙表示パターンデータが格
納されている壁紙ROM4066から読み込んだ所定の
壁紙表示パターンデータで、壁紙メモリ4063の格納
データを更新することにより、壁紙表示を変更できるよ
うになっている。従って、「壁紙」キー609の操作で
指定された文字の表示色、及び壁紙表示パターンで再生
表示されるように、CPU部409は、メモリカード表
示信号生成回路4065の制御と、壁紙メモリ4063
の格納データの更新を行う。表示中のものについても、
この指定された再生する表示文字の表示色及び壁紙表示
で再表示される。
【0047】「ポインタ」キー610は、図8に示すよ
うなパターンのポインタを表示することができる。簡単
のため、ここでは2種類のポインタパターン6091,
6092が用意されているものとしたが、ポインタパタ
ーンは、CPU部409に用意されるため、CPU部4
09のメモリ容量が許す限り、そのパターン数を増やす
ことができる。
【0048】通常は、ポインタが表示されない状態を示
すパターン6090であるが、「ポインタ」キー610
を操作する毎に、パターン6090からポインタパター
ン6091へ、ポインタパターン6091からポインタ
パターン6092へ、ポインタパターン6092からポ
インタパターン6090へとポインタのパターンを変え
ることができる。また、ポインタが表示されている状態
であれば、上下左右キー615乃至618(「上」キー
615、「左」キー616、「右」キー617、「下」
キー618)を操作して、ポインタの表示位置を目的の
表示位置へ移動させることもできる。
【0049】CPU部409は、リモコン7の「ポイン
タ」キー610が操作されると、ポインタメモリ406
4のパターンデータを、操作に応じたパターンデータで
更新し、上下左右キー615乃至618が操作される
と、ポインタメモリ4064の位置データを、操作に応
じた位置データで更新する。メモリカード表示信号生成
回路4065は、ポインタメモリ4064の格納データ
を引き出し、ポインタ表示も含めた表示信号を生成する
ようになっているため、CPU部409がポインタメモ
リ4064の格納データを更新することにより、ポイン
タ表示の形状や位置を変更することができる。
【0050】「下ページ」キー613は、再生表示対象
となっているテキストファイルデータの表示ページを、
後方のページに切り替えることができる。ページとは、
文字データを一度に全て表示することができない場合に
おいて、表示可能な範囲で分割しながら表示する際の分
割範囲のことである。従って、再生表示対象となってい
るテキストファイルデータの文字データを、一度に全て
表示できる場合は無効となり、表示ページの後方に文字
データがない場合も無効となる。
【0051】CPU部409は、表示ページに対応する
文字データの後方に文字データがある場合、後方のペー
ジ分の文字データについて、一文字ずつ文字フォントR
OM4066の格納データを使って、対応する文字パタ
ーンデータに展開した表示データを、表示すべき位置に
なるように、メモリカード表示メモリ4062に格納す
る。
【0052】「上ページ」キー611は、「下ページ」
キー613の動作とは逆に、再生表示対象となっている
テキストファイルデータの表示ページを、前方のページ
に切り替えることができる。従って、再生表示対象とな
っているテキストファイルデータの文字データを一度に
全て表示できる場合は無効となり、表示ページの前方に
文字データがない場合も無効となる。
【0053】CPU部409は、表示ページに対応する
文字データの前方に文字データがある場合、前方のペー
ジ分の文字データについて、一文字ずつ文字フォントR
OM4066の格納データを使って、対応する文字パタ
ーンデータに展開した表示データを、表示すべき位置に
なるように、メモリカード表示メモリ4062に格納す
る。
【0054】「次スライド」キー612は、再生表示対
象となっているテキストファイルデータの文字データを
意図的にスライド分割している場合において、その表示
スライドを後方のスライドに変更することができる。従
って、再生表示対象となっているテキストファイルデー
タの文字データが意図的にスライド分割されていない場
合は無効となる。本実施の形態では、スライド分割キー
ワードとして「/S」の連続した二文字を設置すること
にする。よって、オペレータは、テキストファイルデー
タの中に、このキーワード「/S」を挿入しておくこと
により、意図的にスライド分割をすることができる。
【0055】意図的に分割されたスライドとは、テキス
トファイルデータの先頭からスライド分割キーワード
「/S」の二文字が現われるまでと、スライド分割キー
ワード「/S」の二文字が現れてから、再びスライド分
割キーワード「/S」の二文字が現われるまでと、スラ
イド分割キーワード「/S」の二文字が現れてからテキ
ストファイルデータの最後までのそれぞれの範囲を示す
のもであり、そのスライド範囲内の文字データ毎に、表
示対象となる文字データを切り替えることが可能にな
る。その意図的に分割されたスライド内の文字データを
一度に表示することができない場合は、「上ページ」キ
ー611と「下ページ」キー613も有効となり、意図
的に分割されたスライド内でページ表示することもでき
る。
【0056】表示スライドがもっとも後方のスライドで
ある場合は無効となる。従って、CPU部409は、次
のスライド範囲の文字データとして、表示スライド後方
の文字データを読み込むとき、スライド分割キーワード
「/S」の二文字が記録されている位置か、又はテキス
トファイルデータの最後の位置まで読み込み、それらに
対応する文字パターンデータに展開した表示データを、
スライド内での表示すべき位置になるように、メモリカ
ード表示メモリ4062に格納する。
【0057】「前スライド」キー614は、「次スライ
ド」キー612の動作とは逆に、再生表示対象となって
いるテキストファイルデータの文字データを意図的にス
ライド分割している場合において、その表示スライドを
前方のスライドに変更することができる。表示スライド
がもっとも前方のスライドである場合は無効となる。従
って、CPU部409は、次のスライド範囲の文字デー
タとして、表示スライド前方の文字データを読み込むと
き、スライド分割キーワード「/S」の二文字が記録さ
れている位置か、又はテキストファイルデータの先頭の
位置まで読み込み、それらに対応する文字パターンデー
タに展開した表示データを、スライド内での表示すべき
位置になるように、メモリカード表示メモリ4062に
格納する。
【0058】「自動再生」キー608は、「次スライ
ド」キー612を操作することなく、自動的に表示スラ
イドを一定間隔で切り替えることができる。従って、再
生表示対象となっているテキストファイルデータの文字
データが意図的にスライド分割されていない場合は無効
となる。上述した「次スライド」キー612を操作した
場合と同様の動作が、一定間隔で自動的に実行されるこ
とになる(以下、自動再生という)。「自動再生」キー
608を一度操作すると、その状態から10秒間隔の自
動再生が開始される。「自動再生」キー608を続けて
操作する毎に、その間隔が10秒ずつ増える。また「自
動再生」キー608以外のキーを操作することで、自動
再生は解除される。
【0059】「自動再生」キー608が操作されると、
CPU部409は、時計回路410から常に一定の間隔
で割り込み信号が入ってくるように時計回路410を設
定する。設定間隔としては、「自動再生」キー608の
操作回数によるオペレータからの要求時間を設定する。
時計回路410は、設定された間隔時間を経過する毎に
割り込み信号をCPU部409に送信する。割り込み信
号を受信したCPU部409は、再生表示対象になって
いるテキストファイルデータについて、次のスライド内
の文字データを読み込み、それらに対応する文字パター
ンデータに展開した表示データを、スライド内での表示
すべき位置になるように、メモリカード表示メモリ40
62に格納する。
【0060】従って、設定した間隔時間を経過する度
に、この動作が繰り返し行われる。但し、最後のスライ
ドまで表示された後は、再度、先頭のスライド内の文字
データを読み込み、それらに対応する文字パターンデー
タに展開した表示データを、スライド内での表示すべき
位置になるように、メモリカード表示メモリ4062に
格納する。また、この自動再生中に、リモコン6の「自
動再生」キー608以外のキーが操作されたところで、
CPU部409は、時計回路410から、一定間隔の割
り込み信号が発生しないように、時計回路410を設定
する。
【0061】また、「フォント」キー605と、「配
置」キー606と、「行間」キー607と、「壁紙」キ
ー609と、「ポインタ」キー610を操作することに
よって変更された各パラメータは、PJ4の電源を切っ
ても、個々のテキストファイルデータ毎に保持すること
ができるようになされている。CPU部409は、この
5つのキー操作が行われた後、メモリカード制御回路4
061の書き込み動作により、その変更パラメータを再
生表示対象であるテキストファイルデータに対する情報
として、メモリカード5の所定の記憶領域に記録する。
【0062】上記実施の形態においては、次のような効
果を得ることができる。第1の効果は、従来のようにパ
ソコンを使用することなく、簡易的な電子プレゼンテー
ションを行うことができるということである。従って、
テキストファイルデータを記録したメモリカードだけを
持っていれば、パソコンを持ち運ぶ必要がなくなり、持
ち運びの負担が減ることもさることながら、パソコンと
プロジェクタなどの表意装置との接続などの設置作業も
軽減される。その理由は、上記実施の形態においては、
映像表示装置(PJ)4に、事前にメモリカードに記録
されたテキストファイルデータを再生表示できる手段を
設けたからである。
【0063】第2の効果は、従来のようにパソコンを使
用した場合に比べて、素早く電子プレゼンテーションに
入ることができるということである。このため、特に訪
問先などで迅速な電子プレゼンテーションが要求される
場合などや、複数のオペレータがそれぞれ異なる資料で
異なる電子プレゼンテーションを交代で行う場合などに
おいて、メモリカード5を差し替えるだけで、直ちに電
子プレゼンテーションに入ることができる。その理由
は、着脱可能なメモリカード5を本発明の映像表示装置
に挿入するだけで、直ちにテキストファイルデータの再
生表示を開始することができるようにしているからであ
る。
【0064】第3の効果は、再生表示する資料(テキス
トファイルデータ)が作成しやすいということである。
従って、短時間で電子プレゼンテーションに使用する資
料が作成できるとともに、パソコン初心者も資料を作成
することができることなどから、気軽に電子プレゼンテ
ーションを行うことができる。その理由は、もっとも一
般的で簡単に作成できるテキストファイル形式のファイ
ルデータを再生表示する手段を、映像表示装置4に設け
たからである。
【0065】第4の効果は、メモリカード5のテキスト
ファイルデータを自動的に再生表示できるということで
ある。従って、映像表示装置4とテキストファイルデー
タの記録されたメモリカード5があれば、簡単な構成で
映像による店頭広告表示などを行うことができる。その
理由は、メモリカード5のテキストファイルデータにつ
いて、意図的に分割したスライド単位で自動的に順次再
生表示する手段を映像表示装置4に設けたからである。
【0066】なお、上記実施の形態においては、本発明
の表示制御装置を、電子プレゼンテーションの映像表示
装置として最も一般的なプロジェクタ装置に応用する場
合について説明したが、映像表示装置の方式に関係な
く、テレビジョン装置やモニタ装置などといった映像表
示装置であっても、メモリカード再生装置406を内蔵
するようにすれば、プロジェクタ装置の場合と同様の効
果が得られる。
【0067】また、上記実施の形態においては、メモリ
カード5に複数のテキストファイルデータが格納されて
いる場合の再生表示順序については、記録時刻の新しい
ものから順に再生表示するようにしたが、テキストファ
イルデータ名を一覧表示した状態で再生表示順序を編集
する手段を設け、その編集結果に従った順序で再生表示
するようにすることもできる。
【0068】例えば、リモコン6が、テキストファイル
データ名を一覧表示できる表示部とそのための機能を備
えるようにし、その機能のオン/オフを選択できる「一
覧」キーを設け、オペレータが「一覧」キーを操作する
ことにより、一覧表示機能を選択すると、まず、図9
(a)に示したように、再生表示順序をテキストファイ
ルデータ名で表示部に一覧表示させる。再生表示順序を
一度も編集していなければ、記録時刻の降順に一覧表示
されることになる。
【0069】ここで、上下左右キー615乃至618を
操作して、再生表示順序を変更したいテキストファイル
データ名を選択する(いまの場合、GGGGGGG.T
XTを選択する)。次に、「前ファイル」キー603、
或いは、「次ファイル」キー604を操作して、再生表
示順序を変更する。即ち、「前ファイル」キー603を
操作すると、いま選択されているテキストファイルデー
タの再生表示順序が前方へ移動し、「次ファイル」キー
604を操作すると後方へ移動する。例えば、「前ファ
イル」キー603を6回だけ繰り返し操作することによ
り、図9(b)に示すように、テキストファイルデータ
(GGGGGGG.TXT)を最初に移動させることが
できる。
【0070】必要に応じてこの操作を繰り返し、編集が
終了したならば、再度、「一覧」キーを操作することに
より、通常状態へ復帰すると同時に、CPU部409
は、オペレータが編集した再生表示順序をメモリカード
制御回路4061の書き込み動作により、メモリカード
5の所定の記憶領域に書き込み、記憶させる。これによ
り、以後、その情報に従って、テキストファイルデータ
の再生表示を行うことにより、記録時刻に関係なく、任
意の順序でテキストファイルデータを再生することがで
きるようになる。
【0071】また、上記実施の形態においては、表示信
号切替回路407は、表示信号生成回路405とメモリ
カード表示信号生成回路4065から供給される表示信
号を切り替えて、映像表示部408へ供給するように動
作すると説明したが、どちらか一方の表示映像の範囲内
の所定の領域に、他方の表示映像を表示して、双方の表
示映像を同時に表示する表示信号にして、映像表示部4
08へ供給するようにすることもできる。
【0072】例えば、表示信号切替回路407におい
て、映像表示部408へ供給する表示信号として、表示
信号生成回路405から供給される表示信号とメモリカ
ード表示信号生成回路4065から供給される表示信号
を高速に切り替えることを可能にしておく。そして、メ
モリカード表示信号生成回路4065から供給される表
示信号において、文字表示領域である場合には、そのま
まメモリカード表示信号生成回路4065から供給され
る表示信号を映像表示部408へ供給し、文字表示の背
面すなわち文字表示部分以外の表示領域である場合に
は、表示信号生成回路405から供給される表示信号を
映像表示部408へ供給できるようにしておく。これに
より、メモリカード表示信号生成回路4065から供給
される表示信号を表示すると同時に、その文字表示部分
以外の表示領域については、表示信号生成回路405か
ら供給される表示信号を表示することができる。
【0073】また、上記実施の形態においては、オペレ
ータがリモコン6を使ってポインタ表示を移動させる手
段として、上下左右キー615乃至618を用いる場合
について説明したが、より操作性を向上させるために、
トラックボールをリモコン6に設けるようにし、トラッ
クボールを用いてポインタ表示を移動させるようにする
ことも可能である。
【0074】また、上記実施の形態において、メモリカ
ード表示メモリ4062が記憶する表示データを更新す
るとき、更新していく順序やその時間差を変更する手段
を設けるようにし、表示効果をつけるようにすることも
できる。
【0075】また、上記実施の形態において、メモリカ
ード表示メモリ4062が記憶する表示データを更新す
るタイミングで、サウンドデータを再生する手段を設け
るようにすることもできる。
【0076】また、上記実施の形態においては、テキス
トファイルデータの記録媒体として、メモリカード5を
用いる場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、着脱可能な記録媒体であれば、メモリカード
制御回路4061をその記録媒体に対して読み書きがで
きる回路に置き換えることにより、メモリカード5の場
合と同様の効果を得ることができる。
【0077】また、上記実施の形態においては、意図的
に分割されたスライド範囲で順次再生表示が行われるよ
うに、「/S」という連続した二文字をスライド分割キ
ーワードとしてテキストファイルデータ内に挿入するよ
うにしたが、例えば、特定範囲の文字フォント指定や文
字ブリンク指定など、テキストファイルデータの作成の
し易さという特性を崩さない程度に、再生表示効果を表
現できるキーワードを増やすこともできる。
【0078】また、上記実施の形態においては、自動再
生とは、1つのテキストファイルデータの中で指定され
た複数のスライド範囲で、順次再生表示が繰り返し行わ
れるものとしたが、メモリカード5に記録された複数の
テキストファイルデータを順次再生表示し、かつ個々の
テキストファイルデータに指定されたスライド範囲があ
れば、それも順次再生表示するようにすることもでき
る。
【0079】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る表示制御装置
および表示制御方法、並びに記録媒体によれば、情報を
記憶する着脱可能な記録媒体から情報を読み取り、読み
取った情報に基づいて、表示データを生成し、生成した
表示データに対応する情報を表示する。そして、生成さ
れる表示データの変更を指示したとき、この指示に基づ
いて、生成される表示データが変更されるようにしたの
で、テキストデータを記録した記録媒体を持ち運ぶだけ
で、出先での電子プレゼンテーションを簡単に、かつ迅
速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御装置を応用した電子プレゼン
テーションシステムの一実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の映像表示装置4の詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のリモコン6の構成例を示す外観図であ
る。
【図4】フォントの大きさが切り替わる様子を示す図で
ある。
【図5】文字列の配置方法が切り替わる様子を示す図で
ある。
【図6】文字列の行間が切り替わる様子を示す図であ
る。
【図7】壁紙が切り替わる様子を示す図である。
【図8】ポインタの形状が切り替わる様子を示す図であ
る。
【図9】テキストファイルデータの再生表示順序を編集
する方法を示す図である。
【図10】従来の電子プレゼンテーションシステムの構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 パソコン 2 映像表示装置 3 スクリーン 4 PJ 5 メモリカード 6 リモコン 402 映像入力端子 403 入力映像信号処理回路 404 画像メモリ 405 表示信号生成回路 406 メモリカード再生装置 407 表示信号切替回路 408 映像表示部 409 CPU部 410 時計回路 411 メモリ制御回路 412 リモコン受信回路 413 制御バス 414 データバス 601 「電源」キー 602 「入力切替」キー 603 「前ファイル」キー 604 「次ファイル」キー 605 「フォント」キー 606 「配置」キー 607 「行間」キー 608 「自動再生」キー 609 「壁紙」キー 610 「ポインタ」キー 611 「上ページ」キー 612 「次スライド」キー 613 「下ページ」キー 614 「前スライド」キー 615 「上」キー 616 「左」キー 617 「右」キー 618 「下」キー 4060 メモリカード挿入口 4061 メモリカード制御回路 4062 メモリカード表示メモリ 4063 壁紙メモリ 4064 ポインタメモリ 4065 メモリカード表示信号生成回路 4066 文字フォントROM 4067 壁紙ROM 4068 メモリカード検知回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、テキストデータからなる情
    報に基づいて表示データを生成し、表示する表示制御装
    置であって、 前記情報を記憶する着脱可能な記録媒体から前記情報を
    読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段によって読み取られた前記情報に基づ
    いて、前記表示データを生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された前記表示データに対応
    する前記情報を表示する表示手段と、 前記生成手段が生成する前記表示データの変更を指示す
    るための指示手段と、 前記指示手段からの指示に基づいて、前記生成手段を制
    御し、前記生成手段が生成する前記表示データを変更す
    る制御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記指示手段は、前記表示データのフォ
    ント、配置方法、および行間の少なくともいずれかを指
    示し、前記制御手段は、前記指示手段からの指示に基づ
    いて、前記表示データを更新することを特徴とする請求
    項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記テキストデータの背面に表示される
    壁紙のデータを記憶する壁紙記憶手段をさらに備え、 前記生成手段は、前記壁紙のデータと前記テキストデー
    タを重ね合わせて、前記壁紙が前記テキストデータの背
    面に表示されるように前記表示データを生成することを
    特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 ポインタを前記テキストデータに重ね合
    わせて表示するポインタ表示手段をさらに備え、 前記指示手段により、前記ポインタの表示位置の変更が
    指示されたとき、前記ポインタ表示手段は、前記指示手
    段の指示に従って、前記ポインタの表示位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶装置に、複数の前記情報が
    記憶されているとき、前記情報を表示する順番を編集す
    る編集手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の映像信号を入力する入力手段と、 前記生成手段によって生成された前記表示データと、前
    記入力手段によって入力された前記映像信号とを、前記
    表示手段に切り替えて供給する切替手段とをさらに備
    え、 前記表示手段は、前記表示データと前記映像信号を切り
    替えて表示することを特徴とする請求項1に記載の表示
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記テキストデータには、前記制御手段
    の制御を制御する制御コードが含まれることを特徴とす
    る請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 前記読み取り手段と、前記生成手段と、
    前記表示手段と、前記制御手段は、プロジェクタ装置、
    又はテレビジョン装置、又はモニタ装置を構成すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも、テキストデータからなる情
    報に基づいて表示データを生成し、表示する表示制御方
    法であって、 前記情報を記憶する着脱可能な記録媒体から前記情報を
    読み取る読み取りステップと、 前記読み取りステップにおいて読み取られた前記情報に
    基づいて、前記表示データを生成する生成ステップと、 前記生成ステップにおいて生成された前記表示データに
    対応する前記情報を表示する表示ステップと、 前記生成ステップにおいて生成される前記表示データの
    変更を指示するための指示ステップと、 前記指示ステップにおける指示に基づいて、前記生成ス
    テップにおいて生成される前記表示データを変更する制
    御ステップとを備えることを特徴とする表示制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の表示制御方法を実行
    可能なプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
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