JP3131816B2 - 鉄骨柱の建て込み方法 - Google Patents

鉄骨柱の建て込み方法

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JP3131816B2 JP05188451A JP18845193A JP3131816B2 JP 3131816 B2 JP3131816 B2 JP 3131816B2 JP 05188451 A JP05188451 A JP 05188451A JP 18845193 A JP18845193 A JP 18845193A JP 3131816 B2 JP3131816 B2 JP 3131816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨鉄筋コンクリート
構造物において、基礎部に鉄骨柱を建て込むための建て
込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨鉄筋コンクリート構造物にお
いて、鉄骨柱を基礎部に建て込む場合、基礎部の型枠内
の所定位置にアンカーボルトを固定した後、基礎部にコ
ンクリートを打設してアンカーボルトを固定し、コンク
リート養生後、鉄骨柱のベースプレートに設けた穴をア
ンカーボルトに差し込んで締め付け固定する方法が一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の建て込み方法においては、コンクリート打設直前の
あわただしい作業の中でアンカーボルトを所定の位置に
固定するのに相当の手間と時間を要するという問題を有
している。また、コンクリート打設作業中にアンカーボ
ルトがずれないように細心の注意を必要とし、それでも
アンカーボルトがずれる確率がかなりあり、ずれた場合
に基礎部を台直しした場合は、アンカーボルトの締付力
が低下するという問題を有している。これを解決するた
めに、アンカーボルトの周囲を型枠によって囲みアンカ
ーボルトをコンクリートで固定せずに、アンカーボルト
を移動可能にする方法も提案されているが、手間、時間
およびコストが増大するという問題を有している。
【0004】アンカーボルトの持つ機能は、鉄骨建て
込み時に鉄骨を仮固定する機能と、鉄骨の位置と向き
を固定する機能であるが、従来のアンカーボルトは、両
者の機能を持たせているために高い精度が要求され、そ
のために施工に困難さがあった。そこで、本発明は、両
者の機能を別々の方法で処理することによって上記問題
点を解決するものであって、アンカーボルトのずれを余
り考慮することなく、低コスト、容易かつ短時間の作業
でアンカーボルトの埋め込み作業と鉄骨柱の建て込み作
業を行うことができる方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鉄骨柱の建て込み方法は、鉄骨柱5の側面
に固定されるアンカーボルト支持部材6と、アンカーボ
ルト支持部材6に形成されるボルト孔6aと、鉄骨柱5
の下端に固定されるベースプレート5bと、ベースプレ
ート5bに形成される係合孔とを備えている。柱筋1に
フープ筋3を組み立てた後、アンカーボルト支持部材6
の高さより高くなる位置でフープ筋3にアンカーボルト
4を仮止めした後、コンクリートを打設して基礎部2を
構築する。次に、基礎部2の鉄骨柱を建て込む位置に2
つの位置決め孔8を形成し、位置決め孔8に丸鋼9を差
し込んでおき、鉄骨柱5のベースプレート5bの係合孔
に丸鋼9を挿入し鉄骨柱5を下げてゆくとき、アンカー
ボルト4をアンカーボルト支持部材6のボルト孔6aに
順次挿入しアンカーボルト4をナット10で締め付ける
ことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、
本発明の理解を容易にするために図面と対比させるため
のもので、これにより本発明の構成が何ら限定されるも
のではない。
【0006】
【作用】本発明においては、鉄骨建て込み時に鉄骨を仮
固定する機能は、アンカーボルトをアンカーボルト支持
部材のボルト孔に挿入し締め付けることにより行わせ、
鉄骨の位置と向きを固定する機能は、基礎部に形成した
位置決め孔に丸鋼を差し込んでおき、鉄骨柱のベースプ
レートの係合孔に丸鋼を挿入することにより行わせてい
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1から図4は、本発明の鉄骨柱の建て込み方
法の1実施例を示し、図1は建て込みが完了した状態を
示す側面図、図2は位置決め孔を示す斜視図、図3はア
ンカーボルトの取付状態を示す斜視図、図4(A)は鉄
骨柱の縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線に
沿って矢印方向に見た断面図である。
【0008】図3において、柱筋1は基礎部2から垂直
方向に延設されており、柱筋1の周囲所定の高さにフー
プ筋3が固定されている。フープ筋3には、1面毎に2
本、計8本のアンカーボルト4が結束線で仮止めされて
いる。図中、Lはアンカーボルト4の正規の定着長さで
あり、本発明のアンカーボルト4は、正規の定着長さL
より30〜40cm程度長いものを採用し、フープ筋3
から吊り下げる構造とし、鉄骨柱5を建て込んだとき、
後述するアンカーボルト支持部材6の高さより高くなる
ようにしている。なお、アンカーボルト4の数は、本実
施例に限定されるものではなく任意である。
【0009】図4において、鉄骨柱5の4つの側面を形
成するフランジ5aには、それぞれアンカーボルト支持
部材6が固定される。アンカーボルト支持部材6には、
アンカーボルト4を貫通させるための2つのボルト孔6
aが形成されている。
【0010】次に、本発明の鉄骨柱の建て込み方法につ
いて説明する。先ず、図3に示すように、フープ筋3に
アンカーボルト4を固定した後、コンクリートを打設し
て基礎部2を構築する。コンクリート養生後、図2に示
すように、基礎部2の鉄骨柱を建て込む位置にモルタル
でまんじゅう7を形成し、まんじゅう7の周囲に2つの
位置決め孔8を形成する。位置決め孔8の径は13〜1
6mm程度、深さは10cm程度である。
【0011】一方、図1に示すように、鉄骨柱5の下端
には、ベースプレート5bが取り付けられており、ベー
スプレート5bには、前記位置決め孔8に対向する孔が
形成されている。鉄骨柱5の建て込み時には、位置決め
孔8に12〜15mm径の丸鋼9を差し込んでおき、鉄
骨柱5のベースプレート5bの孔に丸鋼9を挿入し鉄骨
柱5を下げてゆく。この丸鋼9によって鉄骨柱5は正規
の位置に導かれていく過程で、順次、アンカーボルト4
をフープ筋3から外して、鉄骨柱5のアンカーボルト支
持部材6側に寄せてゆき、アンカーボルト4をボルト孔
6aに順次挿入し、鉄骨柱5はまんじゅう7上に載置さ
れる。最後にアンカーボルト4をナット10で締め付け
る。アンカーボルト4は基礎部2面から30〜40cm
程度の高さがあるので容易にアンカーボルト支持部材6
のボルト孔6aに導くことができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、アンカーボルトの埋設が垂らしてくくるだけの
容易な作業になると共に、コンクリート打設の直前でな
くてもよく、柱筋の位置が固定される前の状態でもアン
カーボルトの取付が可能になる。また、アンカーボルト
のずれを余り考慮することなく容易に建て込みを行うこ
とができるとともに、従来のように台直ししたアンカー
ボルトが延びてきかなくなるという恐れを解消させるこ
とができる。従って、アンカーボルトのずれを余り考慮
することなく、低コスト、容易かつ短時間の作業でアン
カーボルトの埋め込み作業と鉄骨柱の建て込み作業を行
うことができる。なお、本発明によれば、従来のアンカ
ーボルトに比較してコストを1/3程度に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄骨柱の建て込み方法の1実施例を示
し、建て込みが完了した状態を示す側面図である。
【図2】本発明における位置決め孔を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明におけるアンカーボルトの取付状態を示
す斜視図である。
【図4】本発明における鉄骨柱を示し、図4(A)は鉄
骨柱の縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線に
沿って矢印方向に見た断面図である。
【符号の説明】
1…柱筋、2…基礎部、3…フープ筋、4…アンカーボ
ルト、5…鉄骨柱 5a…フランジ、5b…ベースプレート、6…アンカー
ボルト支持部材 6a…ボルト孔、7…まんじゅう、8…位置決め孔、9
…丸鋼、10…ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨柱の側面に固定されるアンカーボルト
    支持部材と、該アンカーボルト支持部材に形成されるボ
    ルト孔と、前記鉄骨柱の下端に固定されるベースプレー
    トと、該ベースプレートに形成される係合孔とを備え、
    柱筋にフープ筋を組み立てた後、前記アンカーボルト支
    持部材の高さより高くなる位置で前記フープ筋にアンカ
    ーボルトを仮止めした後、コンクリートを打設して基礎
    部を構築し、次に、基礎部の鉄骨柱を建て込む位置に2
    つの位置決め孔を形成し、該位置決め孔に丸鋼を差し込
    んでおき、鉄骨柱のベースプレートの前記係合孔に前記
    丸鋼を挿入し鉄骨柱を下げてゆくとき、前記アンカーボ
    ルトをアンカーボルト支持部材の前記ボルト孔に順次挿
    入しアンカーボルトをナットで締め付けることを特徴と
    する鉄骨柱の建て込み方法。
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