JP3125620B2 - センサー付時計 - Google Patents

センサー付時計

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JP3125620B2
JP3125620B2 JP07076673A JP7667395A JP3125620B2 JP 3125620 B2 JP3125620 B2 JP 3125620B2 JP 07076673 A JP07076673 A JP 07076673A JP 7667395 A JP7667395 A JP 7667395A JP 3125620 B2 JP3125620 B2 JP 3125620B2
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吉清 古屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部情報を入手するた
めのセンサーを有するセンサー付時計の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセンサー付腕時計のセンサー固定
構造は図3にあげる方式のものが多かった。センサー3
1は時計ケースに装着後、センサー押え板331を介し
てセンサー固定ねじ332で時計ケース32へ固定され
る。センサーと回路基板との信号の授受はコネタタ39
を介して行なわれる。従来の方式ではこのようにセンサ
一は外装に一体固定されることが特徴である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、ねじを用いてセンサーを外装へ固定しなければ
ならず、特に腕時計ではスぺース上小さいねじを用いる
ため組立作業性が悪いという問題があった。また、外装
がプラスチックの場合、セルフタッピングねじを用いて
おり、前述のように径も長さも小さいねじで締める必要
があるためねじばかとなりやすい。特にセンサーについ
ては敏感な部品のため量産工程上及びアフターサービス
上着脱が必要となるためこの問題は大である。プラスチ
ック外装でねじばかが発生するとケース全体を交換しな
くてはならず、コス卜上も問題があった。また金属製の
外装の場合にはねじばかの危険性は少ないものの小径ね
じを外装へ形成する作業が困難で、ともすればタッピン
グミスによりねじ不良を起こし、高価な金属外装がその
部分の不良だけでだめになることもあった。さらに、加
工面以外でもねじ固定の場合にはねじ穴スぺース確保の
ため外装が厚くなったり、ムーブメントにねじ頭をにげ
るためのスペースが必要になるため、小型薄型が要求さ
れる腕時計において大きなネックであった。また品質面
でも従来方式だと、センサーとムーブメントの上下方向
位置決めに関与する部品が多く、寸法公差ばらつきが増
えて安定したコネクトが確保しにくいという問題もあっ
た。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的は、部品加工コストダウン、組立性
向上、サイズの小型化、安定したコネクト品質確保等で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のセンサー付時計
は、時計ケースと、前記時計ケースの外部の圧力を検出
するためのセンサーと、前記時計ケースの下部に設けら
れた裏ぶたと、前記センサーと前記裏ぶたとの間に配置
されたセンサ受け部とからなるセンサー付時計におい
て、前記センサーは、前記時計ケースの外側にある外気
に直接触れ、かつ前記時計ケースの裏ぶた側から脱着可
能な状態で装着され、前記センサー受け部は一方が前記
センサの底面に当接され他方が前記裏ぶたに近接または
当接されていることを特徴とする。本発明のセンサー付
時計は、前記裏ぶたに突起部が設けられ、前記突起部は
前記センサー受け部と対向していることを特徴とする。
本発明のセンサー付時計は、前記センサーは水圧センサ
ーであることを特徴とする。本発明のセンサー付時計
は、前記センサー受け部は、前記時計ケースに収納され
るムーブメントの一部から構成されていることを特徴と
する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す断面図である。
1はセンサー、2は外装である時計ケース、3は裏ぶた
である。ムーブメントを構成する主要部品としては、液
晶パネル4、パネル枠5、回路基板6、電池7等があ
る。回路基板6にはIC、水晶発振器等をはじめとする
電気素子が実装されており、電池7のエネルギーで動作
している。液晶パネル4は各種データを表示するための
もので、回路基板6からコネクタ8を介して信号を供給
されている。センサー1と回路基板6との電源及び信号
のやりとりはコネクタ9を介して行なわれる。センサー
1は圧力・温度等外部情報を入手するためのものであ
り、外気に触れていなければならず、また、防水性碓保
の点からも時計ケース2に装着される。この例ではセン
サー1は時計ケース2へ下方向から防水パッキン10を
つぶしながら装着される。この状態でセンサーの径方向
位置決めがなされる。この後ムーブメント6を時計ケー
スへ装着することにより、パネル枠5のセンサー受面5
aがセンサー底面を受けセンサーが抜けることを防止す
る。通常ここまでの構成でよいのであるが、センサーが
例えぱ圧力センサーで特に水圧を検出する場合等は相当
の押え力が加わる。具体的にセンサー外径がφ5mmで
水深50m下では約1kgの力が加わり、安全率を5倍
とすると5kgの荷重対応を考えなくてはならないが、
時計のムーブメントレべルではこの程度の力を加えると
ムーブメントの変形が発生し、動作不良を起こす原因と
なる。そこで本発明はパネル枠5のセンサー近傍を裏ぶ
た側まで伸ばしたセンサー受け部5bを設けている。そ
してセンサー受部5bは裏ぶたとの間の間隙αを極めて
少ない量に設定している。これによりセンサーに外圧が
加わった場合でも、5b部が裏ぶたに当接することによ
り必要以上の圧力がムーブメントに加わることを防止で
きる。なお、本発明の大きな特徴は同ームーブメント構
成部品(図1例ではパネル枠)でセンサーの受けと裏ぶ
た側の位置決めを行なうことであり、そのため図1例で
は回路基板6にパネル枠のセンサー受部5bが入る穴6
aが設けてある。このセンサーを受ける部分と裏ぶたに
対面する部分を違う部分で形成することも考えられる
が、部品寸法ばらつきが増えるため好ましくない。セン
サー受部5bと裏ぶたとの間隙αは各部品の寸法ばらつ
きを考慮した最小限の量にするのが理想である。
【0007】次に図2について説明する。基本的な考え
方は、図1の場合と全く同じであるが、この場合は回路
ケース222を用いてセンサー21の上下方向位置決め
をすることが特徴である。回路ケース222は、回路基
板26の穴26a及びパネル枠25の穴25aをそれぞ
れ突き抜けてセンサーを受ける部分222a部を有する
ことが特徴である。腕時計の構造上は図1のように回路
ケースがないものや図2のようにパネル枠と回路ケース
があるもの等種々の構造があるが本発明はどの構造の場
合にも適用できる。
【0008】図4の例は本発明の応用例を示すものであ
り、裏ぶた43から突起部43aが部分形成されてお
り、パネル枠と近接対面している。この場合の効果も基
本的には図1〜2の例と全く同じである。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、前記
センサーは前記時計ケースの外側にある外気に直接触れ
ているので、圧力の値を直接検出することができ、セン
サー検出部の測定精度を向上させることができる。ま
た、本発明によれば、センサー受け部は一方が前記セン
サの底面に当接され他方が前記裏ぶたに近接または当接
されているので、時計ケースの外部からセンサーに外圧
が直接加わったとき、その外圧はセンサ底面からセンサ
ー受け部を介して裏ぶたに直接伝わるため、センサの上
下移動によって生じる測定誤差を最小限にすることが可
能となり、センサー検出部の測定精度を向上させること
ができる。さらに、本発明によれば、センサーは時計ケ
ースの内側から脱着可能な状態で装着され、センサー底
面を当接されながら、上下方向の位置決め固定を行なえ
るため、センサー固定ねじなどの特別な部品が不要とな
る。したがって、時計ケース内のセンサの取り付けスペ
ースが小さくなるので、携帯しやすいセンサー付時計が
できる。
【0010】また、時計ケースへのねじ形成加工が不要
となるが、これは作業工数ダウンによる合理化の他、ね
じ加工不良による部品不良発生もなくなり、時計ケース
製造歩留りも向上させることができる。
【0011】さらに、組立時においてもねじが無くなる
ため、ねじ締め作業が無くなり、工程の合理化が図れ
る。このことは単に合理化だけでなく、ねじばかによる
完成品不良及び、ねじ締め時の製品への傷等の撲滅にも
貢献する。
【0012】本発明による最大のメリットとして製品品
質の向上がある。その一つはスぺ一ス効率の向上であ
る。腕時計にとって小型薄型化は大きなテーマであり、
本発明によればねじが廃止できるためその加工及び強度
上必要であった時計ケースの肉を薄型化できることも含
めねじの分のスぺースが不要になるので小型薄型化に大
きく貢献する。特に金属の時計ケースの場合、ねじの軸
方向に必要とした肉厚は2〜3mmも薄型化が図れ薄型
デザイン展開に対応できる。
【0013】製品品質向上の二つめのメリットはセンサ
ーと回路基板とのコネクト品質の向上である。センサー
固定部材がなくなり、直接センサーと回路基板が対面す
るため、コネクトの寸度バラツキ要因が少なくなり安定
したコネクトが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図2】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図3】従来の実施例を示す部分断面図。
【図4】本発明の実施例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1,21,31 センンサー 2,32 時計ケース 3,43 裏ぶた 4,34 液晶パネル 5,25,35 パネル枠 6,26,36 回路基板 7,37 電池 8,9,38 コネクタ 10 防水パッキン 222 回路ケース

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計ケースと、前記時計ケースの外部の圧
    力を検出するためのセンサーと、前記時計ケースの下部
    に設けられた裏ぶたと、前記センサーと前記裏ぶたとの
    間に配置されたセンサ受け部とからなるセンサー付時計
    において、 前記センサーは、前記時計ケースの外側にある外気に直
    接触れ、かつ前記時計ケースの裏ぶた側から脱着可能な
    状態で装着され、前記センサー受け部は一方が前記セン
    サの底面に当接され他方が前記裏ぶたに近接または当接
    されていることを特徴とするセンサー付時計。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記裏ぶたに突起部が
    設けられ、前記突起部は、前記センサー受け部と近接ま
    たは当接されていることを特徴とするセンサー付時計。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記セ
    ンサーは水圧センサであることを特徴とするセンサー付
    時計。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、前記センサー受け部は、前記時計ケースに収納され
    るムーブメントの一部から構成されていることを特徴と
    するセンサー付時計。
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