JPH04116797U - 腕時計ケースのセンサ取付構造 - Google Patents

腕時計ケースのセンサ取付構造

Info

Publication number
JPH04116797U
JPH04116797U JP2775591U JP2775591U JPH04116797U JP H04116797 U JPH04116797 U JP H04116797U JP 2775591 U JP2775591 U JP 2775591U JP 2775591 U JP2775591 U JP 2775591U JP H04116797 U JPH04116797 U JP H04116797U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cover
cover
outer cover
pressure sensor
watch case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2775591U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2522941Y2 (ja
Inventor
隆伸 金刺
Original Assignee
カシオ計算機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カシオ計算機株式会社 filed Critical カシオ計算機株式会社
Priority to JP2775591U priority Critical patent/JP2522941Y2/ja
Publication of JPH04116797U publication Critical patent/JPH04116797U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522941Y2 publication Critical patent/JP2522941Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 腕時計ケースのセンサ取付構造において、腕
時計ケースの形状が単純で容易に製作でき、かつ安定し
た防水性が得られるとともに、高い圧力にも耐えられる
ようにする。 【構成】 腕時計ケース1の側面に形成された貫通孔4
に円筒状の外カバー5の小径部5aを固定し、この外カ
バー5の大径部5b内に鍔部7cが設けられた円筒状の
内カバー7を装着する際、内カバー7の外周面と外カバ
ー5の大径部5bの内周面との間に第1防水リング8を
配置し、かつ内カバー7内に圧力センサ9を配置する
際、圧力センサ9と内カバー7の鍔部7cとの間に第2
防水リング10を配置し、外カバー5の大径部5bの雌
ねじ部5cに蓋体11の突出部12の雄ねじ部13を螺
合させることにより、突出部12の先端で内カバー7を
圧力センサ9に第2防水リング10を介して押し付ける
ようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は腕時計ケースのセンサ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子腕時計においては、腕時計ケース内に圧力センサを設け、水深や気 圧を測定できる圧力センサ付き電子腕時計が製品化されている。特に、最近では 、本格的な潜水にも耐えられるように、ISO規格に適合する200メートルの 水圧にも耐えられるものが開発されている。 この電子腕時計のセンサ取付構造としては、金属製の腕時計ケースを厚く形成 するとともに、この腕時計ケースにセンサ収納部を一体に形成し、このセンサ収 納部内に圧力センサを設けた構造のものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電子腕時計のセンサ取付構造では、防水構造が簡単で 耐圧性に優れているが、腕時計ケースの形状が複雑となり、腕時計ケースの製造 が極めて面倒であるという問題がある。 この考案の目的は、腕時計ケースの形状が単純で容易に製作でき、かつ安定し た防水性が得られるとともに、高い圧力にも耐えられる腕時計ケースのセンサ取 付構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上述した目的を達成するために、側面に貫通孔が形成された腕時 計ケースと、一端が貫通孔に固定された円筒状の外カバーと、この外カバーの他 端側に位置して鍔部が設けられて外カバー内に装着された円筒状の内カバーと、 この内カバーの外周面と外カバーの内周面との間に配置されたリング状の第1パ ッキンと、内カバー内に配置された圧力センサと、この圧力センサと内カバーの 鍔部との間に配置されたリング状の第2パッキンと、外部の流体が流入する流入 孔が形成されるとともに外カバーの外端面に係合する係合部が形成された円板部 、およびこの円板部に突設されて前記外カバーの内面に螺合されるねじ部が形成 されるとともに先端で内カバーを圧力センサに第2パッキンを介して押し付ける 突出部からなる蓋体とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
以下、図1〜図4を参照して、この考案の一実施例を説明する。 図1〜図3において、1は金属製の腕時計ケースである。この腕時計ケース1 の上部には時計ガラス2がパッキン2aを介して装着され、下部には裏蓋3が防 水リング3aを介して取り付けられ、内部には時計モジュール(図示せず)が収 納されている。また、この腕時計ケース1の側面には図1に示すように内部と外 部に貫通する貫通孔4が設けられている。この貫通孔4内には、一端側(図では 左端部)が小径部5aで他端側が大径部5bの段付き円筒状に形成された金属製 の外カバー5の小径部5aが外部より圧入されたうえロウ付けにより固定されて いる。この外カバー5の大径部5b内の左側には、図4に示すように、一部(上 側部)に切欠部6aが設けられてほぼ「C」字状に形成された中枠6が装着され ているとともに、この大径部5b内における中枠6の右側には、ほぼ円筒状に形 成された金属製の内カバー7が装着されている。すなわち、内カバー7は、その 左端面が中枠6の右端面に当接するとともに、この左端面に設けられた突起7a が中枠6の切欠部6a内に挿入して大径部5b内に装着し、かつ外周面の中間の パッキン溝7b内に設けられた第1防水リング8が大径部5bの内面に密接して 装着されている。また、内カバー7内には圧力センサ9が時計モジュールに電気 的に接続されて配置されている。すなわち、この圧力センサ9は、その右側周縁 部が内カバー7の右端から中心に向けて突出した鍔部7cの左側面のパッキン溝 7d内に設けられた第2防水リング10に当接し、かつ左側周縁部が中枠6の右 端面に設けられた切欠部6b内に挿入して配置されている。さらに、外カバー5 の右端部にはその内面に設けられた雌ねじ部5cに蓋体11の突出部12の外周 面に設けられた雄ねじ部13が螺合して蓋体11が取り付けられている。この蓋 体11は外カバー5の大径部5bの内径とほぼ同じ円板部14の左側周縁部に突 出部12がほぼ円筒状に形成されている。この突出部12は雄ねじ部13が外カ バー5の雌ねじ部5cに螺合した際に、左側の先端が内カバー7の右端外周部に 設けられた切欠部7eに当接して内カバー7を圧力センサ9に第2防水リング1 0を介して押し付ける。また、円板部14の中心には外部の水が流入する流入孔 15が設けられており、円板部14の外周には外カバー5の右端面に当接する係 合部16が外カバー5の大径部5bの外形よりも小さく設けられている。なお、 円板部14の右側面の周辺部には治具装着用凹部17が設けられている。
【0006】 このように、上述したセンサ取付構造では、腕時計ケース1の側面に貫通孔4 を設け、この貫通孔4に金属製の外カバー5の小径部5aを固定し、この外カバ ー5の大径部5b内に圧力センサ9を配置する構造であるから、従来のように腕 時計ケース1にセンサ収納部を設ける必要がなく、腕時計ケース1の形状が単純 となり、腕時計ケース1を容易に製作することができ、しかも外カバー5の小径 部5aを腕時計ケース1の貫通孔4内に圧入してロウ付けにより固定するので、 この部分の構造が堅固になるとともに防水性も確実となる。また、圧力センサ9 を内カバー7内に配置し、この内カバー7を外カバー5の大径部5b内に配置す る際、内カバー7の外周面と外カバー5の大径部5bの内面との間を第1防水リ ング8で防水するとともに、内カバー7と圧力センサ9との間を第2防水リング 10で防水するので、圧力センサ9の周りの防水性は極めて確実なものとなる。 特に、内カバー7と圧力センサ9とは、蓋体11の雄ねじ部13が外カバー5の 雌ねじ部5cに螺合する際に、蓋体11の突出部12の先端により内カバー7が 圧力センサ9に第2防水リング10を介して押し付けられるので、極めて防水性 が高くなる。なお、蓋体11の雄ねじ部13を外カバー5の雌ねじ部5cに螺合 させる際には、内カバー7の突起7aが中枠6の切欠部6a内に挿入しているの で、蓋体11の回転とともに内カバー7が回転することがないため、確実に内カ バー7の鍔部7cを第2防水リング10を介して圧力センサ9に押し付けること ができる。さらに、蓋体11の係合部16が外カバー5の大径部5bの外形より も小さく設けられているので、蓋体11が勝手に回転することがなく、安定した 防水性を確保することができる。なお、蓋体11は治具用装着凹部17に治具を 装着するれば、簡単に蓋体11を回して取り外すことができ、圧力センサ9を容 易に交換することができる。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、腕時計ケースの側面に貫通孔を形成 し、この貫通孔に円筒状の外カバーの一端を固定し、この外カバー内に圧力セン サを配置する構造であるから、従来のように腕時計ケースにセンサ収納部を形成 する必要がなく、腕時計ケースの形状が単純となり、容易に製作することができ 、また内カバーの外周面と外カバーの内周面との間を第1パッキンで防水し、圧 力センサと内カバーの鍔部との間を第2パッキンで防水するとともに、外カバー の内面に蓋体の突出部のねじ部を螺合させることにより、突出部の先端が内カバ ーを圧力センサに第2パッキンを介して押し付けるので、圧力センサの周りの防 水性を極めて確実なものにすることができ、安定した防水性を確保することがで きるとともに、高い圧力にも耐えられるものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計ケースのセンサ取付構造を示す拡大断面
図。
【図2】腕時計ケースの右半分を示す平面図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】蓋体、内カバー、および圧力センサを取り除い
た外カバー内を示す図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 4 貫通孔 5 外カバー 7 内カバー 7c 鍔部 8 第1防水リング 9 圧力センサ 10 第2防水リング 11 蓋体 12 突出部 13 雄ねじ部 14 円板部 15 流入孔 16 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に貫通孔が形成された腕時計ケース
    と、一端が前記貫通孔に固定された円筒状の外カバー
    と、前記外カバー内に装着され、前記外カバーの他端側
    に位置して鍔部が設けられた円筒状の内カバーと、前記
    内カバーの外周面と前記外カバーの内周面との間に配置
    されたリング状の第1パッキンと、前記内カバー内に配
    置された圧力センサと、前記圧力センサと前記内カバー
    の鍔部との間に配置されたリング状の第2パッキンと、
    外部の流体が流入する流入孔が形成されるとともに前記
    外カバーの外端面に係合する係合部が形成された円板
    部、およびこの円板部に突設されて前記外カバーの内面
    に螺合されるねじ部が形成されるとともに先端で前記内
    カバーを前記圧力センサに前記第2パッキンを介して押
    し付ける突出部からなる蓋体と、を備えてなる腕時計ケ
    ースのセンサ取付構造。
JP2775591U 1991-03-29 1991-03-29 腕時計ケースのセンサ取付構造 Expired - Lifetime JP2522941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2775591U JP2522941Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 腕時計ケースのセンサ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2775591U JP2522941Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 腕時計ケースのセンサ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04116797U true JPH04116797U (ja) 1992-10-20
JP2522941Y2 JP2522941Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=31911982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2775591U Expired - Lifetime JP2522941Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 腕時計ケースのセンサ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522941Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07325167A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Citizen Watch Co Ltd センサ付き時計
JPH08285963A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Citizen Watch Co Ltd センサ付き時計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07325167A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Citizen Watch Co Ltd センサ付き時計
JPH08285963A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Citizen Watch Co Ltd センサ付き時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2522941Y2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005030765A (ja) 携帯時計
JP3520412B2 (ja) センサ取付構造並びにこれを備えた電子機器及び腕時計
JPH04116797U (ja) 腕時計ケースのセンサ取付構造
JPS644156B2 (ja)
JPS61235788A (ja) 時計の側およびその組立方法
JPS6028357Y2 (ja) まほうびん
US20010006491A1 (en) Battery cover structure
JPS623746Y2 (ja)
JPS6116543Y2 (ja)
JP3471414B2 (ja) センサ付腕時計
JP2957218B2 (ja) センサ付腕時計
CN219811140U (zh) 一种挂壁式气象钟
JPH081333Y2 (ja) ケースの防水構造
JPS6029802Y2 (ja) 電池ブタ部の構造
JP3397888B2 (ja) センサ付き時計
JPS6344781Y2 (ja)
JPH0233188Y2 (ja)
JPH0431597Y2 (ja)
JPH08285963A (ja) センサ付き時計
JPS5850319Y2 (ja) 軟質材用腕時計防水側構造
JPS606785Y2 (ja) 携帯時計のガラス部構造
JPH0134141Y2 (ja)
JP2023033098A (ja) 所定の角度位置に配向された背部を有する時計ケース、前記ケースを含む時計、およびそのようなケースを組み立てるための方法
JP2596768Y2 (ja) 圧力センサ付き電子時計
JPH0575695U (ja) 気圧センサー付き時計の構造