JPH04127588U - センサー付腕時計構造 - Google Patents

センサー付腕時計構造

Info

Publication number
JPH04127588U
JPH04127588U JP3255291U JP3255291U JPH04127588U JP H04127588 U JPH04127588 U JP H04127588U JP 3255291 U JP3255291 U JP 3255291U JP 3255291 U JP3255291 U JP 3255291U JP H04127588 U JPH04127588 U JP H04127588U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
case
screws
exterior
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3255291U
Other languages
English (en)
Inventor
吉清 古屋
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
Priority to JP3255291U priority Critical patent/JPH04127588U/ja
Publication of JPH04127588U publication Critical patent/JPH04127588U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】センサー固定構造のシンプル化により、センサ
ー付腕時計の薄型小型化、及び合理化、ならびに品質向
上を図る。 【構成】ムーブメントの一部品がセンサーを受ける面と
裏ぶたへ近接する部分を有することにより、センサーの
保持手段を簡略化でき、品質の安定化も図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は外部情報を入手するためのセンサーを有するセンサー付腕時計の構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のセンサー付腕時計のセンサー固定構造は図3にあげる方式のものが多か った。センサー31は時計ケースに装着後、センサー押え板331を介してセン サー固定ねじ332で時計ケース32へ固定される。センサーと回路基板との信 号の授受はコネクタ39を介して行なわれる。従来の方式ではこのようにセンサ ーは外装に一体固定されることが特徴である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来技術では、ねじを用いてセンサーを外装へ固定しなければ ならず、特に腕時計ではスペース上小さいねじを用いるため組立作業性が悪いと いう問題があった。また、外装がプラスチックの場合、セルフタッピングねじを 用いており、前述のように径も長さも小さいねじで締める必要があるためねじば かとなりやすい。特にセンサーについては敏感な部品のため量産工程上及びアフ ターサービス上着脱ガ必要となるためこの問題は大である。プラスチック外装で ねじばかが発生するとケース全体を交換しなくてはならず、コスト上も問題があ った。また金属製の外装の場合にはねじばかの危険性は少ないものの小径ねじを 外装へ形成する作業が困難で、ともすればタッピングミスによりねじ不良を起こ し、高価な金属外装がその部分の不良だけでだめになることもあった。さらに、 加工面以外でもねじ固定の場合にはねじ穴スペース確保のため外装が厚くなった り、ムーブメントにねじ頭をにげるためのスペースが必要になるため、小型薄型 が要求される腕時計において大きなネックであった。また品質面でも従来方式だ と、センサーとムーブメントの上下方向位置決めに関与する部品が多く、寸法公 差ばらつきが増えて安定したコネクトが確保しにくいという問題もあった。
【0004】 そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、その目的は、部品加工コ ストダウン、組立性向上、サイズの小型化、安定したコネクト品質確保等である 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のセンサー付腕時計構造は、外装にセンサーを装着する腕時計において 、ムーブメント構成部材が前記センサーの底面に対面当接する部分を有し、かつ 同一ムーブメント構成部材が前記センサーの同一軸又は近傍部で裏ぶたの内面と 対面近接する部分を有することを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す断面図である。1はセンサー、2は外装である時 計ケース、3は裏ぶたである。ムーブメントを構成する主要部品としては、液晶 パネル4、パネル枠5、回路基板6、電池7等がある。回路基板6にはIC、水 晶発振器等をはじめとする電気素子が実装されており、電池7のエネルギーで動 作している。液晶パネル4は各種データを表示するためのもので、回路基板6か らコネクタ8を介して信号を供給されている。センサー1と回路基板6との電源 及び信号のやりとりはコネクタ9を介して行なわれる。センサー1は圧力・温度 等外部情報を入手するためのものであり、外気に触れていなければならず、また 、防水性確保の点からも時計ケース2に装着される。この例ではセンサー1は時 計ケース2へ下方向から防水パッキン10をつぶしながら装着される。この状態 でセンサーの径方向位置決めがなされる。この後ムーブメント6を時計ケースへ 装着することにより、パネル枠5のセンサー受面5aがセンサー底面を受けセン サーが抜けることを防止する。通常ここまでの構成でよいのであるが、センサー が例えば圧力センサーで特に水圧を検出する場合等は相当の押え力が加わる。具 体的にセンサー外径がφ5mmで水深50m下では約1kgの力が加わり、安全 率を5倍とすると5kgの荷重対応を考えなくてはならないが、時計のムーブメ ントレベルではこの程度の力を加えるとムーブメントの変形が発生し、動作不良 を起こす原因となる。そこで本考案はパネル枠5のセンサー近傍を裏ぶた側まで 伸ばしたセンサー受け部5bを設けている。そしてセンサー受部5bは裏ぶたと の間の間隙αを極めて少ない量に設定している。これによりセンサーに外圧が加 わった場合でも、5b部が裏ぶたに当接することにより必要以上の圧力がムーブ メントに加わることを防止できる。なお、本考案の大きな特徴は同一ムーブメン ト構成部品(図1例ではパネル枠)でセンサーの受けと裏ぶた側の位置決めを行 なうことであり、そのため図1例では回路基板6にパネル枠のセンサー受部5b が入る穴6aが設けてある。このセンサーを受ける部分と裏ぶたに対面する部分 を違う部分で形成することも考えられるが、部品寸法ばらつきが増えるため好ま しくない。センサー受部5bと裏ぶたとの間隙αは各部品の寸法ばらつきを考慮 した最小限の量にするのが理想である。
【0007】 次に図2について説明する。基本的な考え方は、図1の場合と全く同じである が、この場合は回路ケース222を用いてセンサー21の上下方向位置決めをす ることが特徴である。回路ケース222は、回路基板26の穴26a及びパネル 枠25の穴25aをそれぞれ突き抜けてセンサーを受ける部分222a部を有す ることが特徴である。腕時計の構造上は図1のように回路ケースがないものや図 2のようにパネル枠と回路ケースがあるもの等種々の構造があるが本考案はどの 構造の場合にも適用できる。
【0008】 図4の例は本考案の応用例を示すものであり、裏ぶた43から突起部43aが 部分形成されており、パネル枠と近接対面している。この場合の効果も基本的に は図1〜2の例と全く同じである。
【0009】
【考案の効果】
以上に述べたように本考案によれば、ムーブメント構成部品の一部を用いてセ ンサーの上下方向位置決めが行なえるため、センサー固定のための特別な部品が 不要となる。これは単純に部品コストが低減されるだけでなく、部品管理の簡略 化等間接コストの低減にも寄与する。
【0010】 また、時計ケースへのねじ形成加工が不要となるが、これは作業工数ダウンに よる合理化の他、ねじ加工不良による部品不良発生もなくなり、時計ケース製造 歩留りも向上させることができる。
【0011】 さらに、組立時においてもねじが無くなるため、ねじ締め作業が無くなり、工 程の合理化が図れる。このことは単に合理化だけでなく、ねじばかによる完成品 不良及び、ねじ締め時の製品への傷等の撲滅にも貢献する。
【0012】 本考案による最大のメリットとして製品品質の向上がある。その一つはスペー ス効率の向上である。腕時計にとって小型薄型化は大きなテーマであり、本考案 によればねじが廃止できるためその加工及び強度上必要であった時計ケースの肉 を薄型化できることも含めねじの分のスペースが不要になるので小型薄型化に大 きく貢献する。特に金属の時計ケースの場合、ねじの軸方向に必要とした肉厚は 2〜3mmも薄型化が図れ薄型デザイン展開に対応できる。
【0013】 製品品質向上の二つめのメリットはセンサーと回路基板とのコネクト品質の向 上である。センサー固定部材がなくなり、直接センサーと回路基板が対面するた め、コネクトの寸度バラツキ要因が少なくなり安定したコネクトが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図4】本考案の実施例を示す部分断面図。
【図3】従来の実施例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1,21,31 センサー 2,32 時計ケース 3,43 裏ぶた 4,34 液晶パネル 5,25,35 パネル枠 6,26,36 回路基板 7,37 電池 8,9,38 コネクタ 10 防水パッキン 222 回路ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装にセンサーを装着する腕時計におい
    て、ムーブメント構成部材が前記センサーの底面に対面
    当接する部分を有し、かつ同一ムーブメント構成部材が
    前記センサーの同一軸又は近傍部で裏ぶたの内面と対面
    近接する部分を有することを特徴とするセンサー付腕時
    計構造。
JP3255291U 1991-05-10 1991-05-10 センサー付腕時計構造 Pending JPH04127588U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255291U JPH04127588U (ja) 1991-05-10 1991-05-10 センサー付腕時計構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255291U JPH04127588U (ja) 1991-05-10 1991-05-10 センサー付腕時計構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04127588U true JPH04127588U (ja) 1992-11-20

Family

ID=31915471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255291U Pending JPH04127588U (ja) 1991-05-10 1991-05-10 センサー付腕時計構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04127588U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101770203B (zh) 一种薄壁表壳防水手表
JP2000223858A (ja) 小型電子機器
JPH04127588U (ja) センサー付腕時計構造
US6278659B1 (en) Sensor mounting structure and electronics and watch having the structure
JP3125620B2 (ja) センサー付時計
CN201628848U (zh) 一种薄壁表壳防水手表
CN218728635U (zh) 一种具有旋转表圈的手表
JPH0216303Y2 (ja)
JP2522941Y2 (ja) 腕時計ケースのセンサ取付構造
JPS5815956Y2 (ja) 液晶表示装置
JPS5817268Y2 (ja) 時計
JPS6142151Y2 (ja)
JPH0231824Y2 (ja)
JPH01144891U (ja)
JPS589577Y2 (ja) 洗濯機
KR890002290Y1 (ko) 시계용 방수 장치
JPH0575695U (ja) 気圧センサー付き時計の構造
JPH0650810A (ja) 赤外線センサ用容器
JPH0171693U (ja)
JPH0624796Y2 (ja) 指針表示式電子時計の導通構造
JPH0717198Y2 (ja) 筐体構造
JPS5886592U (ja) 太陽電池付時計の構造
JPS6335433Y2 (ja)
JPS6032829B2 (ja) 水晶ム−ブメントのコイル枠
JP2531260Y2 (ja) 磁気式エンコーダ