JP2001066382A - 電子時計の構造 - Google Patents

電子時計の構造

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JP2001066382A
JP2001066382A JP24274599A JP24274599A JP2001066382A JP 2001066382 A JP2001066382 A JP 2001066382A JP 24274599 A JP24274599 A JP 24274599A JP 24274599 A JP24274599 A JP 24274599A JP 2001066382 A JP2001066382 A JP 2001066382A
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JP
Japan
Prior art keywords
metal
movement
timepiece
watch
timepiece movement
Prior art date
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Pending
Application number
JP24274599A
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English (en)
Inventor
Michiko Yagi
八木  道子
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完成時計ムーブメントに対して組込み取外し
が容易で、位置決めも容易なアース部材の構造を提供す
ることである。 【解決手段】 アース部材12の第1係合部をネジ6a
の頭部に対し、コイル8側から係合する。次にネジ6a
を回転中心にして、第2係合部12bを反時計回転方向
に回動させる。この時、第2係合部12bの一方の端部
12eを電池押え5の段差部5aの下に潜り込ませるよ
うに組込む。そして第2係合部12bの他方の端部12
fが輪列受2の端面2aに係合させる。これにより、ア
ース部材12は時計ムーブメントに固定され、時計ケー
スに収納したときにはバネ部12cが蓋部材13に接触
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計ムーブメント
へ帯電する静電気対策に関するもので、完成した時計ム
ーブメントへあとから取り付けることができるアース部
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より時計ムーブメントに帯電する静
電気の対策としては、電池を保持するためのバネ部が設
けられている金属製の回路支持板や電池押え板に、あら
かじめ接点をとるバネを設け、時計ケースを構成する金
属製の裏蓋等にそのバネを接触させてアースをとるのが
従来からのスタンダードな方法であり、一般的に広く使
われている構造である。
【0003】一般に時計ムーブメントが静電気対策構造
を必要とするのは、内蔵したICチップが静電気に対し
て誤動作したり、ICチップが破壊されたりしないよう
にするためである。従ってICチップによっては耐静電
気特性が良好で、前述のようなアース部材が不要な時計
ムーブメントもあり、その場合は回路支持板や電池押え
板にバネを設けないで製造することがある。
【0004】ところが、設計段階や試作段階ではICチ
ップの耐静電気特性が良好で、静電気対策用のアース部
材を設けないでいたが、量産段階になって静電気による
問題が発生し、改めて回路支持板や電池押え板を設計変
更し、アース用のバネを設ける場合がった。この場合は
回路支持板や電池押え板の金型変更が必要となり、大変
なコストアップになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでアース部材を単
品で構成し、時計ムーブメント完成後に取付が可能なア
ース部材が望まれていた。例えば実開昭56−7988
8号公報には、時計ムーブメントの表面にあるネジに固
定するアース部材が記載されている。
【0006】しかし上記構造は、一旦組込んだネジを外
してからアース部材を組込む必要があり、完成後のアー
ス部材取付は面倒であった。しかもネジ部に組込むの
で、ネジが回転するのに伴ってアース部材も回転し、そ
の位置決めが面倒であった。
【0007】本発明は上記問題点を解決し、完成時計ム
ーブメントに対して組込み取外しが容易で、位置決めも
容易なアース部材の構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め本発明は、金属製の蓋部材を有する時計ケースに収納
され、金属製の構成部品を有する時計ムーブメントと、
前記金属製構成部品を前記蓋部材に接触させて前記時計
ムーブメントに発生する静電気を前記蓋部材へ導通させ
るアース部材を備えた時計構造に於いて、前記アース部
材は、前記時計ムーブメントに対して取り外し可能に構
成されていることを特徴とする。
【0009】また、時計ムーブメントの蓋部材側には、
締結部材で固定された金属部材を有しており、アース部
材は前記締結部材の外周に回動可能に係合する略C字型
の第1係合部と、前記金属部材の端面に係合して前記回
動を規制する第2係合部と、前記蓋部材に弾性接触する
バネ部とから構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて詳述する。図1は本発明の一実施形態を示すアナ
ログ電子時計ムーブメントの平面図、図2は図1に示し
たアナログ時計ムーブメントの要部断面図、図3はアー
ス部材の平面図である。
【0011】図において、1は地板、2は輪列受であ
り、輪列受2は地板1とによって複数の輪列3を支持す
るとともに、締結部材であるネジ6a、6bによって地
板1の支持柱1a、1b(図示せず)に固定されてい
る。4は電池、5は電池4を保持する電池押えであり、
電池押え5はICチップ(図示せず)を搭載した回路基
板7と電気的に接続されている。8はモータ用のコイ
ル、9は水晶振動子、10は巻真、11はオシドリであ
る。
【0012】12は本発明の主要構成部品であるアース
部材である。図3に示すごとく、アース部材12は時計
ムーブメントに固定するための係合部として、ネジ6a
の頭部に係合するC字型切欠き形状をした第1係合部1
2aと、金属部材である輪列受2の端面に係合する折り
曲げ形状をした第2係合部12bとを有している。さら
に時計ケースを構成する金属製の蓋部材13に弾性接触
するバネ部12cを有している。またアース部材12に
は、組込み時に治具を係合するための孔12d等が設け
られている。
【0013】次にアース部材12の組立手順について説
明する。アース部材12は、他の時計構成部品が組み立
てられた後、最後に組込まれる。先ずアース部材12の
第1係合部をネジ6aの頭部に対し、コイル8側から係
合する。次にネジ6aを回転中心にして、第2係合部1
2bを反時計回転方向に回動させる。この時、第2係合
部12bの一方の端部12eを電池押え5の段差部5a
の下に潜り込ませるように組込む。そして第2係合部1
2bの他方の端部12fが輪列受2の端面2aに係合さ
せる。これにより、アース部材12は回動が規制されて
時計ムーブメントに固定され、時計ケースに収納したと
きにはバネ部12cが蓋部材13に接触するので、時計
ムーブメントに生じた静電気は蓋部材13を介して人体
側へ放電される。
【0014】また、アース部材12を取外す場合は、ア
ース部材12の孔12dに治具を係合してアース部材1
2の第2係合部12b側を少し浮かせるように持ち上
げ、端部12fを輪列受2の端面2aから離脱させるこ
とにより取外すことができる。従って本実施形態によれ
ば、時計ムーブメント完成後でも、締結部材の頭部が露
呈しており、且つ時計構成部品の端面が露呈している構
造を有していれば、アース部材を簡単に取付ることがで
きる。
【0015】なお、本実施の形態ではアース部材を例に
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、蓋部材に取付けたブザー用圧電素子との電
気的接続等にも利用できる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、アース部材
は、前記時計ムーブメントに対して取り外し可能に構成
されているので、時計ムーブメント完成後にアース部材
が必要になっても、時計構成部品を設計変更する必要は
なく、簡単にアース部材を追加することができる。
【0017】また本発明のアース部材は、締結部材の外
周に回動可能に係合する略C字型の第1係合部と、金属
部材の端面に係合する第2係合部と、蓋部材に弾性接触
するバネ部とから構成されているので、完成後の時計ム
ーブメント構造を何ら変更することなく、容易に取付
け、取外しが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すアナログ電子時計ム
ーブメントの平面図である。
【図2】図1に示したアナログ時計ムーブメントの要部
断面図である。
【図3】アース部材の平面図である。
【符号の説明】
1 地板 2 輪列受 3 輪列 4 電池 5 電池押え 6a、6b ネジ 7 回路基板 8 コイル 9 水晶振動子 10 巻真 11 オシドリ 12 アース部材 12a 第1係合部 12b 第2係合部 12c バネ部 12d 孔 12e、12f 端部 13 蓋部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の蓋部材を有する時計ケースに収
    納され、金属製の構成部品を有する時計ムーブメント
    と、前記金属製構成部品を前記蓋部材に接触させて前記
    時計ムーブメントに発生する静電気を前記蓋部材へ導通
    させるアース部材を備えた時計構造に於いて、前記アー
    ス部材は、前記時計ムーブメントに対して取り外し可能
    に構成されていることを特徴とする電子時計の構造。
  2. 【請求項2】 時計ムーブメントの蓋部材側には、締結
    部材で固定された金属部材を有しており、アース部材は
    前記締結部材の外周に回動可能に係合する略C字型の第
    1係合部と、前記金属部材の端面に係合して前記回動を
    規制する第2係合部と、前記蓋部材に弾性接触するバネ
    部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の電子時計の構造。
JP24274599A 1999-08-30 1999-08-30 電子時計の構造 Pending JP2001066382A (ja)

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