JPH08179061A - 音響装置の収納構造 - Google Patents

音響装置の収納構造

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JPH08179061A
JPH08179061A JP6316131A JP31613194A JPH08179061A JP H08179061 A JPH08179061 A JP H08179061A JP 6316131 A JP6316131 A JP 6316131A JP 31613194 A JP31613194 A JP 31613194A JP H08179061 A JPH08179061 A JP H08179061A
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JP
Japan
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case
acoustic device
sound
audio device
display
Prior art date
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Pending
Application number
JP6316131A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Nitta
達夫 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】音響装置1をケース2内に内蔵する音響装置付
電子機器20において、音響装置1の振動板1aの振動
面がケース2の側面2aと略平行になるように音響装置
1をケース2内に配置する。 【効果】音響装置はケース側面の胴内に収納されるた
め、表示機器の面積や形状の制約を受けず、配置が自由
で、組立作業性が良い音響装置の収納構造を提供する。
更に表示部の大きさや形状の制約が無くなり、表示部を
大きくして、一度に多くの情報が表示可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型音響装置付電子
機器における音響装置、特に電磁ブザーの収納構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧力、方位、温度、湿度等の各種
センサの小型化や情報産業の発展に伴ない、各種センサ
や小型アンテナ等の電子部品が電子機器内に収納され、
電子機器の多機能化が図られるようなった。多機能化に
よって一度に表示すべき情報量は増大し、表示機器の表
示面積の拡大要求はますます強くなっている。この要求
に答えうる各種センサの収納構造に対してはいろいろ提
案されてきている。
【0003】例えば、圧力センサの収納構造で見ると、
実開昭61−195491号公報に開示されている圧力
センサー付腕時計では、時刻表示面の外周を取り囲むケ
ースの8時〜10時位置方向に凸部を設け、凸部に時刻
表示面と平面的に重ならない位置に圧力センサを配置す
ることにより、文字板や液晶表示パネル等の制約を無く
し、時刻表示面に水深情報を表示できるようにしてい
る。又、実開昭63−20095号公報に開示されてい
る圧力センサー付き電子腕時計では、時計ケースの側面
の貫通穴に圧力センサーを圧入することにより、文字板
や液晶表示パネル等の制約を無くし、時刻表示面に水深
情報を表示できるようにしている。
【0004】以上の様なセンサーの収納構造に関して言
えることは、センサー外周部とケースの間に防水パッキ
ング等を介在させる事で簡単に防水構造が取れるように
なっている為、その収納構造は比較的単純で、構造設計
しやすいものとなっている点である。
【0005】これに対し、本発明の対象となる電子機器
の音響装置に関しては、音そのものが電子機器の従属的
な要素であり、その収納構造に関してはセンサ等に使用
された残りの空間を充てがわれるだけであり、さらに構
造上の制約(振動板が自由に動け、且つ駆動コイル側
への水の侵入を阻止しなければならない音圧周波数特
性を劣化させないように振動板の背圧室側に音響空間を
設ける必要があり、音響装置の背圧室側に穴をあける等
の必要がある)からセンサーの収納構造と違って防水構
造が難しく、特に新しい収納構造は開発されていないの
が現状である。
【0006】従来の音響装置付電子機器としては、特公
昭59−31026号公報に開示されている音響装置付
腕時計のように、液晶パネル表示体と音響装置(すなわ
ち、電磁ブザー)と重なることなく並置して配置し、ア
ラーム音を前面に出力するものがあった。
【0007】他の従来の音響装置付電子機器としては、
特公昭55−25391号公報に開示されている音響発
生装置付腕時計のように、保護部材と空隙を保って被覆
された振動膜(すなわち、圧電ブザー)をケースの一部
として配設し、前記空隙と音響用空間で接続される放音
穴を前面又は側面に設けて放音するものがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、特公昭59
−31026号公報の音響装置付腕時計では、音が前面
に放出され、音圧の大きい音響装置を構成できるが、音
響装置を液晶パネル表示体と重なることなく並置して配
置するため、液晶パネル表示体のデジタル表示部の面積
やその形状に制約を受け、大きなデジタル表示面を取れ
ないという欠点があった。さらに、音響装置を液晶パネ
ル表示体と重なることなく並置して配置する為には、モ
ジュール構造的にも制約を受け、平面的に音響装置を逃
げた異形のモジュールとせざるをえず、時計部品配置に
おいても音響装置を避けるという制約を受けてしまう欠
点があった。以上のような欠点から、近年の腕時計に
は、特殊な場合を除いて、殆ど電磁ブザーは採用されな
くなっている。
【0009】この解決手段として、液晶パネル表示体の
デジタル表示部の面積やその形状に制約を受けないよう
に、腕時計の裏蓋に直接圧電素子を貼付けた圧電ブザー
が開発されたが、裏蓋の振動面が腕に当ったり、裏蓋そ
のものが厚いため、圧電素子の振動が吸収され、音圧の
小さいブザーしか構成できないという欠点を有してい
た。その欠点を改善したものが、特公昭55−2539
1号公報の音響発生装置付腕時計であるが、振動膜をケ
ースの一部として使用し、空隙を保って保護部材(すな
わち裏蓋)の中に配置される為、ケース厚が厚くなって
しまうという欠点があった。さらに、前面又は側面に設
けた放音穴と前記空隙とを、音響用空間で接続する為の
構造は加工が複雑で、コストも高いという欠点を有して
いると共に、ケースの加工精度によっては形成した音響
用空間が設計されたものと異なり、音響スチフネス等が
変化し、共振周波数がずれ、音圧が小さくなってしまう
という欠点があった。
【0010】本発明は、音響装置付電子機器において、
音圧の確保が簡単で、表示機器の表示面積の拡大要求を
満足し、表示部の面積や形状あるいはモジュールの平面
形状の制約を受けず、その配置が自由で、組立作業性が
良い音響装置の収納構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の要旨は、音響装置をケース内に内蔵する音響
装置付電子機器おいて、前記音響装置の振動板の振動面
がケースの側面と略平行になるように音響装置をケース
内に配置することを特徴とする。
【0012】又、音響装置の振動板の振動面がケースの
バンド取付凹部の側面と略平行になるように音響装置を
ケース内に配置することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明における音響装置付電子機器は、音響装
置をその振動板の振動面がケースの側面と略平行になる
ようにケース内に配置し、文字板や液晶表示パネル等の
表示機器の制約を無くし、表示機器に情報を自由に表示
できるようにしている。
【0014】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を詳述す
る。なお、以下同一要素には同一番号を付して説明を省
略する。図2は本発明の一実施例を示す音響装置付電子
機器の外観図である。20は音響装置付電子機器で、本
実施例では音響装置付電子機器20はデジタル表示部で
ある液晶セル6を有するデジタル式の電子時計となって
いる。2はケース、14、15はケース側面2cに取り
付けられたプッシュボタンで、デジタル表示部6の時刻
修正やアラーム時刻の設定等を行なう。12は時計文字
板でいう6時位置のバンド取付凹部であるケース2の側
面2aに配置され、2本のネジ13によって固定された
ブザーカバーで、放音孔12aが設けられており、設定
されたアラーム時刻になると、放音孔12aからアラー
ム音が放出されるようになっている。
【0015】図3は図2の音響装置付電子機器20に使
用される音響装置1の外観図で、本実施例では、音響装
置1が電磁ブザーの場合を示した。1b、1cは音響装
置1の電極パターン、3a、3bは板状のブザー接点バ
ネで、電極パターン1b、1cにブザー接点バネ3a、
3bを電気的に接触させ、図示されていない時計モジュ
ールより電極パターン1b、1cに駆動信号を供給する
と、後述する振動板1aが振動し、音が放射されるよう
になっている。
【0016】図1は図2の音響装置付電子機器20の断
面図である。17はケース2のガラス、18はケース2
の裏蓋、19はケース2の胴で、ブザーカバー12、プ
ッシュボタン14、15と共にケース2を構成してい
る。4は、IC5や図示されていない電子部品が実装さ
れている回路基板で、液晶セル接続ゴム22を介してデ
ジタル表示部6と接続され、時刻やアラーム時刻等の表
示を行なっている。7は液晶セル支持枠、8は回路支持
台、9は電池で、回路基板4、IC5、デジタル表示部
6と共に時計モジュール10を構成している。
【0017】1aは音響装置1の振動板で、音響装置1
は振動板1aの振動面がケース2の側面2aと略平行に
なるようにケース2内に配置されている。16はパッキ
ンゴム、11は防水パッキンで、パッキンゴム16によ
って音響装置1をケース2の胴19に形成した穴部19
aの中央に寄せると共に、防水パッキン11の外周部1
1bをブザーカバー12で圧縮することにより、音響装
置1の固定と防水を行なっている。
【0018】11aは、防水パッキン11の中央部11
aに形成され、振動板1aの振動をケース外部に放射す
る為に設けられた薄肉部で、振動板1aの振動によって
励振するようになっている。該薄肉部11aの厚さは、
その厚さによっては振動板1aの振動より減衰するた
め、なるべく薄いほうが良く、100μm以下にすると
ほとんど減衰がないという事が実験の結果判明してい
る。なお、防水パッキン11の薄肉部11aと振動板1
a、および防水パッキン11の薄肉部11aとブザーカ
バー12の間隔は、それぞれ500μm以上取ると防水
パッキン11の取付時の変形時や薄肉部11aの振動時
に、振動板1aやブザーカバー12にぶつかって薄肉部
11aの振動が吸収されたり、振動板1aの振動そのも
ののが吸収されることもない。
【0019】ブザー接点バネ3a、3bは、絶縁シート
21をその間に介在させることにより絶縁されると共
に、ネジ8aを使って回路支持台8に固定され、この状
態でそれぞれの一端は回路基板4と電気的に接続され
る。又、ブザー接点バネ3a、3bの他端は、時計モジ
ュール10をケース2にはめ込むことによって音響装置
1の電極パターン1b、1cと簡単に電気的な接続が行
なわれるようになっており、IC5から出力される駆動
信号が音響装置1に供給できるようになっている。
【0020】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、音響装置は
ケース側面の胴内に収納されるため、表示部の大きさや
形状の制約が無くなり、表示部を大きくして、一度に多
くの情報が表示可能となる。もちろんデジタル表示の応
用だけでなくアナログ時計のような指針で情報を表示す
る電子機器にも使用可能となる。又、モジュール形状の
制約が少なく、自由に部品配置ができ、各種センサ付き
の電子機器にも使用可能となる。又、音響装置はケース
側面の胴内に収納され、その存在をわかりにくくするこ
とが可能であるため、見かけもシンプルなものに構成で
きる。
【0021】さらに、バンド取付凹部であるケース側面
の時計文字板でいう6時位置に音響装置を収納し、放音
孔を設けるようにすると、左右のどちらの腕に装着して
も、常に放音面が耳に近い位置に配置されるため、大き
な音が取り出せる音響装置付電子機器を提供することが
できる。
【0022】又、音響装置の入力端子は2個で良く、あ
らかじめ板状のブザー接点バネを電子機器のモジュール
に固定しておくとができる為、電子機器のモジュール1
0をケース2にはめ込むだけでブザー接点バネと音響装
置電極パターンとを簡単に接続することができる。この
ように音響装置とその駆動回路との電気的接続が容易に
でき、組立作業性も非常に良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響装置付電子機器の断面図である。
【図2】本発明の音響装置付電子機器の外観図である。
【図3】図2の音響装置付電子機器に使用される音響装
置の外観図である。
【符号の説明】
1 音響装置 1a 音響装置の振動板 2 ケース 2a バンド取付凹部 3a、3b ブザー接点バネ 20 音響装置付電子機器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響装置をケース内に内蔵する音響装置
    付電子機器おいて、前記音響装置の振動板の振動面がケ
    ースの側面と略平行になるように音響装置をケース内に
    配置したことを特徴とする音響装置の収納構造。
  2. 【請求項2】 音響装置の振動板の振動面がケースのバ
    ンド取付凹部の側面と略平行になるように音響装置をケ
    ース内に配置したことを特徴とする請求項1記載の音響
    装置の収納構造。
JP6316131A 1994-12-20 1994-12-20 音響装置の収納構造 Pending JPH08179061A (ja)

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JP6316131A JPH08179061A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 音響装置の収納構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067687A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-29 Seiko Epson Corporation Structure de montage de capteur, dispositif electronique et montre possedant cette structure
US6917270B1 (en) 1998-02-06 2005-07-12 Namiki Precision Jewel Co., Ltd. Electromagnetic actuator and structure for mounting the same
CN111103783A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 布朗潘有限公司 设有至少一个声辐射膜的报时或音乐手表及制造该膜的方法

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