JPH07280967A - アンテナ付き電子機器 - Google Patents

アンテナ付き電子機器

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JPH07280967A
JPH07280967A JP8718894A JP8718894A JPH07280967A JP H07280967 A JPH07280967 A JP H07280967A JP 8718894 A JP8718894 A JP 8718894A JP 8718894 A JP8718894 A JP 8718894A JP H07280967 A JPH07280967 A JP H07280967A
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JP
Japan
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antenna
casing
electronic device
module
circuit board
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Pending
Application number
JP8718894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takenaka
宏 竹中
Hajime Mogi
肇 茂木
Hiroyuki Abe
博之 阿部
Eiji Yamakawa
英司 山川
Tetsuya Kawai
哲哉 河合
Yoshihiko Toda
良彦 遠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で製造が容易であるとともに、電
子機器自体の大型化を招くことのないアンテナ付き電子
機器を得る。 【構成】 ケーシング1内に回路基板5が組込まれた電
子機器において、ケーシング1内にアンテナ15を組込
み、ケーシング1内においてアンテナ15と回路基板5
とを接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波で送られる各種信
号を受信するためのアンテナを備えた電子機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このようなアンテナを備えた
電子機器の一種として、電波で送られる時刻信号をアン
テナで検出して適時正確な時刻に修正する電波時計が知
られている。上記従来の電波時計においては、通常アン
テナを時計ベルトに埋め込み、このアンテナを時計本体
と接続することにより、上記アンテナと時計のケーシン
グ内に組込まれた回路基板とを電気的に接続する構造に
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電波時計にあっては、アンテナを時計本体に接続し
ているために、時計バンドの構造のみならず、特に防水
性等を考慮した場合には接続部分の構造が複雑になり、
製作に手間を要してコストの高騰化を招くとともに、量
産が難しいという問題点があった。本発明は、上記従来
のアンテナ付き電子機器の有する課題を解決すべくなさ
れたもので、構造が簡単で製造が容易であるとともに、
電子機器自体の大型化を招くことのないアンテナ付き電
子機器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンテナ付
き電子機器のうち、請求項1に記載のものは、回路基板
が組込まれたケーシング内にアンテナを組込み、該ケー
シング内において上記アンテナと上記回路基板とを接続
したことを特徴とするものである。
【0005】請求項2に記載のアンテナ付き電子機器
は、ケーシング内に回路基板およびアナログブロックを
有するモジュールが組込まれ、このモジュールの上面に
上記アナログブロックに支承された指針が回転自在に設
けられるとともに、この指針の上方位置に上記ケーシン
グを塞ぐガラス板が嵌め込まれた電子機器の上記指針の
周囲であって上記モジュールの上面と上記ガラス板との
間にアンテナを配設し、このアンテナと上記回路基板と
を接続したものである。
【0006】また、請求項3に記載のものは、上記請求
項2に記載の上記モジュールの上面の外周部に凹状の段
部を形成し、この段部と上記ガラス板との間に上記アン
テナを配設したものである。
【0007】さらに、請求項4に記載のものは、請求項
2または3に記載の上記アンテナが、上記モジュール上
面と上記ガラス板との間に上記指針の回転する空間を確
保するための見切板を兼ねていることを特徴とするもの
である。
【0008】請求項5に記載のアンテナ付き電子機器
は、ケーシング内に回路基板を有するモジュールが組込
まれた電子機器において、上記ケーシングの側面と上記
モジュールとの間に上記モジュールの外周に沿ってアン
テナを配設し、このアンテナと上記回路基板とを接続し
たものである。
【0009】また、請求項6に記載のものは、請求項5
に記載の上記ケーシングの側面に操作用のボタンが挿入
され、かつ上記アンテナに、上記ボタンが挿通可能な貫
通孔を穿設したものである。
【0010】さらに、請求項7に記載のものは、上記請
求項6に記載の上記アンテナが、上記モジュールの外周
に沿って配設されたコアとこのコアに巻回された巻線と
を備えてなり、上記巻線が上記ボタンの両側方にそれぞ
れ設けられていることを特徴とするものである。
【0011】請求項8に記載のアンテナ付き電子機器
は、ケーシング内に回路基板を有するモジュールが組込
まれた電子機器の上記モジュール内の上記回路基板上に
アンテナを配設し、このアンテナと上記回路基板とを直
接接続したものである。
【0012】ここで、請求項9に記載のものは、上記請
求項8に記載の上記モジュールの中央部に、さらに表示
手段が設けられ、かつ上記アンテナが、上記回路基板上
であって、かつ上記表示手段を囲繞する位置に配設され
ていることを特徴とするものである。
【0013】そして、請求項10に記載のアンテナ付き
電子機器は、上記請求項1ないし9に記載のものを、上
記ケーシング内にアンテナを組込んだ電子腕時計に適用
したものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載のアンテナ付き電子機器によれ
ば、ケーシング内にアンテナを組込み、このケーシング
内においてアンテナと回路基板とを接続しているので、
例えば従来の電波時計のように、時計ベルトに埋め込ん
だアンテナを時計本体と接続する必要がなく、よって構
造が簡単になって組立が容易になる。
【0015】請求項2に記載のものによれば、指針の周
囲であってモジュールの上面とガラス板との間にアンテ
ナを配設しているので、アンテナの厚さ寸法内に上記指
針を納めることになり、よってモジュールとガラスとの
間の空間を有効に活用することができるため、電子機器
全体の厚さ寸法を大きくすることなく、上記アンテナを
ケーシング内に組込むことが可能になる。
【0016】また、請求項3に記載のものは、請求項2
に記載のものに加えて、さらに上記アンテナを上記モジ
ュールの上面外周部の段部内に配設しているので、電子
機器全体の厚さを一層薄肉化することが可能になるとと
もに、指針の回転スペースを確保したうえで相対的にア
ンテナの厚さ寸法を大きくすることができ、この結果受
信感度を向上させることができる。
【0017】さらに、請求項4に記載のものは、上記ア
ンテナが見切板を兼ねているので、当該アンテナをケー
シング内に組込んでも、それによって部品点数が増加す
ることがない。
【0018】次に、請求項5に記載のアンテナ付き電子
機器にあっては、ケーシングの側面とモジュールとの間
にその外周に沿ってアンテナを配設しているので、ケー
シングの上面とモジュールとの間に指針等のための空間
を有しない電子機器に適用した場合においても、当該電
子機器の上下面方向の厚さ寸法を増大させることなく、
アンテナをケーシング内に組込むことができる。
【0019】この際に、請求項6に記載のもののよう
に、上記ケーシングの側面に操作用のボタンが挿入され
ているものであっても、上記アンテナに上記ボタンが挿
通可能な貫通孔を穿設することにより、上記ボタンの操
作の妨げとなることなく、請求項5に記載のものと同様
の作用を奏することが可能となる。
【0020】さらに、請求項7に記載のもののように、
アンテナの巻線を上記ボタンの上下方向両側方にそれぞ
れ設ければ、電子機器の厚さ寸法を増大させることな
く、アンテナの受信感度を向上させることができる。
【0021】また、請求項8に記載のアンテナ付き電子
機器にあっては、モジュール内の回路基板上にアンテナ
を配設して、このアンテナと上記回路基板とを直接接続
しているので、従来の電子機器と同等の寸法のモジュー
ル内にアンテナを組込むことができ、よって一層構造が
簡単になり、組立が容易になるとともに、アンテナによ
る受信感度を劣化させるおそれがない。
【0022】加えて、請求項9に記載のもののように、
上記アンテナをモジュールの中央部に設けられた表示手
段を囲繞するように配設すれば、上記モジュール内の空
間を一段と有効利用することが可能となる。
【0023】したがって、請求項10に記載のように、
請求項1〜9に記載のものを、ケーシング内に余裕の空
間が少なく、かつ小型化の要請が強いアナログ式やデジ
タル式の電子腕時計に適用した場合に、特に好適であ
る。
【0024】
【実施例1】図1は、本発明のアンテナ付き電子機器を
アナログ式電子腕時計に適用した第一の実施例を示すも
ので、図中符号1がこの電子腕時計のケーシングであ
る。このケーシング1は、上面と下面とに開口部を有す
る筒状のもので、その内部には、モジュール2が組込ま
れている。このモジュール2は、剛性樹脂製の板状の上
部ハウジング3および合成樹脂製の板状の下部ハウジン
グ4により回路基板5を挟持するとともに、上記ハウジ
ング3の中央部に図示されないスッテプモータ、輪列機
構等から構成されるアナログブロック6が組込まれ、さ
らに上部ハウジング3の上面に文字盤7が載置されて地
板8により一体化されたものである。このモジュール2
の文字盤7の上面には、上記アナログブロック6の指針
軸6a,6bに回転自在に支承された時計用の指針9、
10が設けられている。また、上記モジュール2の下部
には、下部ハウジング4の外周部を囲繞して上記ケーシ
ング1との間に介装される中枠12が設けられている。
そして、ケーシング1の上面開口部には、透明なガラス
板11が嵌め込まれており、他方下面側開口部には、こ
の開口部を塞ぐバックプレート13が開閉自在に取付け
られている。なお、図中符号14は、上記バックプレー
ト13側からケーシング1内に装填される電池である。
【0025】そして、この電子腕時計においては、上記
指針9、10の周囲であって上記文字盤7の上面とガラ
ス板11との間に、アンテナ15が配設されている。こ
のアンテナ15は、円環状のコア16と、このコア16
の凹部内に巻回された巻線17とからなるものである。
ここで、上記コア16の内周面は、ガラス板11側から
文字盤7側に向けて漸次内方側に傾斜する傾斜面16a
によって形成されている。ちなみに、上記アンテナ15
は、上記文字盤7とガラス板11との間に上記指針9、
10の回転する空間を確保するための見切板(見切リン
グ)を兼ねている。そして、このアンテナ15と上記回
路基板5とは、上部ハウジング3を貫通するコイルスプ
リング18により電気的に接続されている。さらに、ケ
ーシング1の側面には、操作用のボタン19が進退自在
に配設されている。
【0026】図2は、上記第一実施例の変形例を示すも
ので、この例のものにおいては、ガラス板20が、ケー
シング21の側面まで延びており、このガラス板20と
文字盤7との間に、見切板を兼ねるアンテナ22が配設
されている。そして、このアンテナ22のコア23の内
周面は、文字盤7に対してほぼ垂直になるように形成さ
れている。
【0027】以上の構成からなる電子腕時計によれば、
ケーシング1内にアンテナ15、22を組込み、コイル
スプリング18によりこのケーシング内1においてアン
テナ15、22と回路基板5とを接続しているので、従
来のもののように外部のアンテナと時計本体と接続する
必要がなく、よって構造が簡単になって組立が容易にな
る。また、アンテナ15、22を、指針9、10の周囲
であって文字盤7とガラス板11、20との間に配設し
ているので、アンテナ15、22の厚さ寸法内に上記指
針9、10を納めることができて、モジュール2とガラ
ス11、20との間の空間を有効に活用することができ
るため、この電子腕時計の厚さ寸法を大きくすることな
く、上記アンテナ15、22をケーシング1内に組込む
ことができる。さらに、アンテナ15、22が見切板を
兼ねているので、全体として部品点数が増加することが
ない。
【0028】
【実施例2】図3は、本発明のアンテナ付き電子機器の
第二実施例を示すもので、図1および図2に示したもの
と同一構成部分には同一符号を付して、その説明を簡略
化する。図3において、このアナログ式電子腕時計にお
いては、モジュール2の上部ハウジング3の外周部に、
凹状をなす段部25が全周にわたって形成されている。
そして、この段部25と上記ガラス板20との間に、ア
ンテナ26が配設されている。このアンテナ26は、円
環状のコア27と、このコア27の外周凹部に巻回され
た巻線28とからなるものである。上記コア27の内周
面のうちの、ガラス板20側から文字盤7側に向けた部
分は、漸次内方に傾斜する傾斜面27aによって形成さ
れている。これにより、上記コア27の内周面には、上
記傾斜面27aとそれよりも上部ハウジング3の段部2
5側に位置する部分との間に、上記文字盤7を上部ハウ
ジング3上に係止するための鈎状の係止部29が形成さ
れている。
【0029】上記第二実施例の電子腕時計によれば、第
一実施例のものが奏する作用効果に加えて、さらに上記
アンテナ26をモジュール2の上部ハウジング3外周部
に形成した段部25内に配設しているので、この電子腕
時計の厚さを一層薄肉化することが可能になる。また換
言すれば、文字盤7上に必要とされる指針9、10の回
転スペースを確保したうえで、さらに相対的にアンテナ
26の厚さ寸法を大きく採ることができるため、当該ア
ンテナ26による受信感度を一段と向上させることがで
きる。
【実施例3】
【0030】図4は本発明のアンテナ付き電子機器の第
三実施例を示すもので、同様に図1〜図3に示したもの
と同一構成部分には同一符号を付して、その説明を簡略
化する。図4において、このアナログ式電子腕時計にお
いては、中枠12の下部外周に凹部30が形成されてお
り、この凹部30内に巻線31が巻回されている。これ
により、上記中枠12と巻線31とによりアンテナ32
が構成されている。そして、上記中枠12の底部と上記
回路基板5とが、下部ハウジング4を貫通するコイルス
プリング33により接続されている。
【0031】このような構成からなる電子腕時計によれ
ば、ケーシング1の側面とモジュール2との間に、その
外周に沿ってアンテナ32を配設しているので、この電
子腕時計の上下面方向の厚さ寸法を増大させることな
く、アンテナ32をケーシング1内に組込むことができ
る。しかも、中枠12の外周部に凹部30を形成し、こ
の凹部30内に巻線31を巻回することによりアンテナ
32を構成しているので、部品点数が増加することがな
く、かつ組立が複雑化することもない。
【0032】
【実施例4】図5は、本発明の第四実施例を示すもので
ある。図5に示すように、この電子腕時計においては、
上記ケーシング1の側面34と上記モジュール2との間
に、このモジュール2の外周に沿ってアンテナ35が配
設されている。このアンテナ35は、円筒状のコア36
と、このコア36の外周凹部に巻回された巻線37、3
7とからなるものである。ここで、上記ケーシング1の
側面34には、上記操作用のボタン19が挿入されてお
り、上記コア36の操作用のボタン19に臨む位置に
は、このボタン19が挿通可能な貫通孔38が穿設され
ている。そして、上記巻線37、37は、上記ボタン1
9の上下方向両側方にそれぞれ設けられている。なお、
図中符号39は、中枠を示すものである。
【0033】上記第四実施例に示す電子腕時計によれ
ば、上記第三実施例に示すものが奏する作用効果に加え
て、上記アンテナ35のコア36に、操作用のボタン1
9が挿通可能な貫通孔38を穿設しているので、上記ア
ンテナ35が、上記ボタン19の操作の妨げとなること
がない。しかも、アンテナ35の巻線37、37を、上
記ボタン19の上下方向両側方にそれぞれ設けているの
で、この電子腕時計の厚さ寸法を増大させることなく、
アンテナ35の受信感度を向上させることができる。
【0034】
【実施例5】図6〜図11は、本発明のアンテナ付き電
子機器の第五実施例であって、デジタル式の電子腕時計
に適用した例を示すものである。図6〜図8は、この電
子腕時計に組込まれる回路基板40を示すものである。
この回路基板40の上面中央部にはLSI41が固定さ
れており、他方下面側には、昇圧コイル41、水晶振動
子42およびコンデンサや抵抗等の電気部品43…が取
付けられている。また、上記回路基板40の上記LSI
41の両側方には、後述するインターコネクタを挿通さ
せるための多数の貫通孔44…が穿設されている。そし
て、上記回路基板40の上面外周部に、アンテナ45が
取付けられている。このアンテナ45は、円環状のコア
46と、このコア46の外周凹部に巻回された巻線47
とからなるもので、このアンテナ45は、上記回路基板
40に直接接続されている。
【0035】以上の構成からなる回路基板40は、図9
〜図11に示すように、モジュール46内に組込まれて
いる。すなわち、上記回路基板40は、上面側に配設さ
れた上部ハウジング50と、下面側に配設された下部ハ
ウジング51とによって挟持されており、上記アンテナ
45が位置する上部ハウジング50には、上記アンテナ
45を収納するための環状の凹部52が形成されてい
る。また、回路基板40の上面上方には、液晶表示装置
(表示手段)53が配設されており、この液晶表示装置
53と回路基板40とは、上記貫通孔44…内に挿通さ
れたインターコネクタ54…により電気的に接続されて
いる。したがって、上記アンテナ45は、このモジュー
ル46内において、回路基板40上であって、かつ上記
液晶表示装置53を囲繞する位置に配設されている。
【0036】そして、これら回路基板40を挟持した上
下部ハウジング50、51は、地板55により一体化さ
れている。また下部ハウジング51の裏面には、電極板
57が設けられ、さらに絶縁シート58を介して電池5
9が装填されている。なお、図中符号60は、上記電池
59の抑え板を示すものである。このようにして構成さ
れたモジュール46は、上記実施例と同様に図示されな
いケーシング内に組込まれる。
【0037】以上の構成からなるデジタル式の電子腕時
計にあっては、モジュール46内の回路基板40上にア
ンテナ45を配設して、このアンテナ45と上記回路基
板40とを直接接続しているので、従来の電子腕時計と
同等の寸法内に上記アンテナ45を組込むことができ
る。このため、構造が一層簡単になり、組立が容易にな
る。加えて、上記アンテナ45と回路基板40とを直接
接続することができるため、これらを接続するための他
の部材等によってアンテナによる受信感度が劣化するお
それがない。
【0038】また、上記アンテナ45を、モジュール4
6の中央部に設けられた液晶表示装置(表示手段)53
を囲繞するように配設しているので、上記モジュール4
6内の空間を一段と有効に活用して、当該電子腕時計が
大型化することを避けることが可能となる。
【0039】なお、上記実施例1〜5においては、いず
れも本発明のアンテナ付き電子機器をアナログ式または
デジタル式の電子腕時計に適用した例について説明した
が、これに限るものではなく、電子卓上計算機や電子手
帳等の他の電子機器であって、電波受信用のアンテナを
組込む必要があるものに適用しても、同様の作用効果を
得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
付き電子機器は、ケーシング内に回路基板が組込まれた
電子機器において、上記ケーシング内にアンテナを組込
み、該ケーシング内においてアンテナと回路基板とを接
続したので、例えば従来の電波時計のように、時計ベル
トに埋め込んだアンテナを時計本体と接続する必要がな
く、よって構造が簡単になって組立が容易になる。
【0041】この際に、指針の周囲であってモジュール
の上面とガラス板との間にアンテナを配設すれば、アン
テナの厚さ寸法内に上記指針を納めることになり、よっ
てモジュールとガラスとの間の空間を有効に活用するこ
とができるため、電子機器全体の厚さ寸法を大きくする
ことなく、上記アンテナをケーシング内に組込むことが
可能になり、さらに上記アンテナをモジュールの上面外
周部の段部内に配設すれば、電子機器全体の厚さを一層
薄肉化することが可能になるとともに、指針の回転スペ
ースを確保したうえで相対的にアンテナの厚さ寸法を大
きくすることができ、よって上記アンテナによる受信感
度を向上させることができるとともに、上記アンテナを
見切板と兼用すれば、当該アンテナをケーシング内に組
込んでもそれによって部品点数が増加することがない。
【0042】また、ケーシングの側面とモジュールとの
間にその外周に沿ってアンテナを配設すれば、ケーシン
グの上面とモジュールとの間に指針等のための空間を有
しない電子機器に適用した場合においても、当該電子機
器の上下面方向の厚さ寸法を増大させることなく、アン
テナをケーシング内に組込むことができ、さらに上記ケ
ーシングの側面に操作用のボタンが挿入されたものの場
合には、上記アンテナに上記ボタンが挿通可能な貫通孔
を穿設することにより、上記ボタンの操作の妨げとなる
ことがない。加えて、アンテナの巻線を上記ボタンの上
下方向両側方にそれぞれ設ければ、電子機器の厚さ寸法
を増大させることなく、アンテナの受信感度を向上させ
ることができる。
【0043】また、モジュール内の回路基板上にアンテ
ナを配設して、このアンテナと上記回路基板とを直接接
続すれば、従来の電子機器と同等の寸法内にアンテナを
組込むことができ、よって一層構造が簡単になり、組立
が容易になるとともに、アンテナによる受信感度を劣化
させるおそれがなく、この際に上記アンテナをモジュー
ルの中央部に設けられた表示手段を囲繞するように配設
すれば、上記モジュール内の空間を一段と有効利用する
ことが可能となる。したがって、本発明に係るアンテナ
付き電子機器は、ケーシング内に余裕の空間が少なく、
かつ小型化の要請が強いアナログ式やデジタル式の電子
腕時計に適用した場合に、特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ付き電子機器をアナログ式電
子腕時計に適用した第一の実施例を示す側断面図であ
る。
【図2】図1の第一実施例の変形例を示す側断面図であ
る。
【図3】本発明のアンテナ付き電子機器の第二実施例を
示す側断面図である。
【図4】本発明のアンテナ付き電子機器の第三実施例を
示す側断面図である。
【図5】本発明のアンテナ付き電子機器の第四実施例を
示す側断面図である。
【図6】本発明のアンテナ付き電子機器の第五実施例に
おける回路基板を示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線視断面図である。
【図8】図6の回路基板の底面図である。
【図9】図6のアンテナ付き回路基板を組込んだモジュ
ールの平面図である。
【図10】図9のX−X線視断面図である。
【図11】図9のモジュールの底面図である。
【符号の説明】
1、21 ケーシング 2、46 モジュール 5、40 回路基板 6 アナログブロック 7 文字盤 9、10 指針 11、20 ガラス板 12、39 中枠 15、22、26、32、35、45 アンテナ 16、23、27、36、46 コア 17、28、31、37、47 巻線 18、33 コイルスプリング 19 操作用ボタン 25 段部 34 側面 38 貫通孔 53 液晶表示装置(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 英司 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 河合 哲哉 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 遠田 良彦 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に回路基板が組込まれた電
    子機器において、上記ケーシング内にアンテナを組込
    み、該ケーシング内において上記アンテナと上記回路基
    板とを接続したことを特徴とするアンテナ付き電子機
    器。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に回路基板およびアナログ
    ブロックを有するモジュールが組込まれ、このモジュー
    ルの上面に上記アナログブロックに支承された指針が回
    転自在に設けられるとともに、この指針の上方位置に上
    記ケーシングの開口部を塞ぐガラス板が嵌め込まれた電
    子機器において、上記指針の周囲であって上記モジュー
    ルの上面と上記ガラス板との間にアンテナを配設し、こ
    のアンテナと上記回路基板とを接続したことを特徴とす
    るアンテナ付き電子機器。
  3. 【請求項3】 上記モジュールの上面の外周部に凹状の
    段部を形成し、この段部と上記ガラス板との間に上記ア
    ンテナを配設したことを特徴とする請求項2に記載のア
    ンテナ付き電子機器。
  4. 【請求項4】 上記アンテナは、上記モジュール上面と
    上記ガラス板との間に上記指針の回転する空間を確保す
    るための見切板を兼ねていることを特徴とする請求項2
    または3に記載のアンテナ付き電子機器。
  5. 【請求項5】 ケーシング内に回路基板を有するモジュ
    ールが組込まれた電子機器において、上記ケーシングの
    側面と上記モジュールとの間に上記モジュールの外周に
    沿ってアンテナを配設し、このアンテナと上記回路基板
    とを接続したことを特徴とするアンテナ付き電子機器。
  6. 【請求項6】 上記ケーシングの側面に操作用のボタン
    が挿入され、かつ上記アンテナに、上記ボタンが挿通可
    能な貫通孔が穿設されていることを特徴とする請求項5
    に記載のアンテナ付き電子機器。
  7. 【請求項7】 上記アンテナは、上記モジュールの外周
    に沿って配設されたコアとこのコアに巻回された巻線と
    を備えてなり、上記巻線は、上記ボタンの両側方にそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とする請求項6に記載の
    アンテナ付き電子機器。
  8. 【請求項8】 ケーシング内に回路基板を有するモジュ
    ールが組込まれた電子機器において、上記モジュール内
    の上記回路基板上にアンテナを配設し、このアンテナと
    上記回路基板とを直接接続したことを特徴とするアンテ
    ナ付き電子機器。
  9. 【請求項9】 上記モジュールの中央部には表示手段が
    設けられるとともに、上記アンテナは、上記回路基板上
    であって、かつ上記表示手段を囲繞する位置に配設され
    ていることを特徴とする請求項8に記載のアンテナ付き
    電子機器。
  10. 【請求項10】 上記ケーシングは、電子腕時計のケー
    シングであることを特徴とする請求項1ないし9のいず
    れかに記載のアンテナ付き電子機器。
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