JPH08321709A - 時計用のアンテナ構造体、および時計 - Google Patents

時計用のアンテナ構造体、および時計

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JPH08321709A
JPH08321709A JP11281396A JP11281396A JPH08321709A JP H08321709 A JPH08321709 A JP H08321709A JP 11281396 A JP11281396 A JP 11281396A JP 11281396 A JP11281396 A JP 11281396A JP H08321709 A JPH08321709 A JP H08321709A
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antenna
watch
support structure
antenna structure
timepiece according
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JP11281396A
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Penny Farrar
ファラール ペニー
Bjorn Kjelsberg
ケルスベルク ビヨルン
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Ebauchesfabrik ETA AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計用のアンテナ構造体において、腕時計
内へのアンテナ構造体の取り付けを容易にし、且つマイ
クロレシーバへのアンテナの接続をしやすくし、且つア
ンテナ構造体が取り付けられる腕時計の全体構造を単純
化する。 【解決手段】 マイクロレシーバを備えた腕時計用のア
ンテナ構造体1は、アンテナ2を具備し、アンテナ2
は、無線方式で放射される通信を帯びた電磁場を捕らえ
ることができ、アンテナ2によって捕らえられた通信が
マイクロレシーバによって受け取られると共に時計の使
用者にとって認識可能なデータに変換され、更に、アン
テナ2をマイクロレシーバに接続するための導電性リー
ド部3,4と、非導電性支持構造体5とを具備する。支
持構造体5は、アンテナ2が取り付けられる第1の部分
と、第1部分と一体的に形成され且つ第1部分から突出
する第2の部分とを備え、導電性リード部3,4が第2
部分上に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全体的に、アンテナ
と、アンテナの製造と、時計内へのアンテナの取り付け
とに関する。本発明は特に、無線方式で放射される通信
(radio diffusedmessage)を帯びた電磁場を捕らえるこ
とができるアンテナに関する。本発明は更に、このよう
なアンテナと、アンテナによって捕らえられた通信を受
け取ってこのような通信を時計の着用者にとって認識可
能なデータに変換するようにするためのマイクロレシー
バとを具備する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】無線方式で放射される通信を捕らえるた
めにアンテナとマイクロレシーバとが備えられた多くの
時計が存在する。このような時計が腕時計の形態を採る
場合、一般的にアンテナは腕輪(ブレスレット)内に配
置される。しかしながら、このようにアンテナを腕時計
の腕輪内に配置することは、腕輪の一部を形成するアン
テナと、マイクロレシーバとの間の接続をしなければな
らないという問題を引き起こす。なお、腕輪は移動可能
な部材であり、かつ腕輪は一般的にピン又はラグによっ
てケースに蝶着される。アンテナ導体の貫通リード線(l
eadthrough) は、アンテナ導体と貫通リード線とを接続
するための複雑な手段を設けなければならないという構
造上の問題を引き起こす。例えば、貫通リード線部分に
おいてアンテナ導体が機械的な応力を受け、もしアンテ
ナ導体の破損を回避するための手段が設けられなけれ
ば、アンテナ導体が破損しがちになる。アンテナ導体の
破損を回避するためのこのような手段は、製造すること
が困難であり、かつ時計の組み立てを複雑化するのみな
らず、腕輪の交換をも複雑化してしまう。更に、腕輪が
アンテナを担持するので、腕輪が特別に製造されなけれ
ばならず、このような腕輪は、市場で容易に見出される
腕輪と常に交換されることができるとは限らない。
【0003】ケース自体内にアンテナとマイクロレシー
バとの両方を収容することによってこのような時計の構
造を単純化し、それによりアンテナをマイクロレシーバ
に接続する導体が受ける機械的応力を回避するようにす
る試みがなされてきた。本願出願人によるスイス国特許
第672,870号の一つの実施例に、ケースによって
画定された空間内に完全に閉じ込められた誘導性アンテ
ナ(inductive antenna) とマイクロレシーバとを具備す
る時計が記載されている。アンテナを形成するコイル巻
部の縦方向軸線は、腕輪の長手方向に対して平行に配置
される。この実施例では各コイル巻部が、相互に連結さ
れた二つのコイル巻部部分を備え、一方のコイル巻部部
分が、ガラスの下面に付着された金属被覆層によって形
成されると共に、他方のコイル巻部部分が、ケースの外
蓋内に埋設された金属ワイヤによって形成される。
【0004】本願出願人によるスイス国特許第679,
356号に、このような時計の別の構造が記載されてい
る。この別の構造では、コイル巻部が、ケース内に設け
られた第2のガラスと内部ケーシングとの周りに巻かれ
ている。コイル巻部を設置し易くするために、第2ガラ
ス内および内部ケーシング内に溝が形成されている。コ
イル巻部をマイクロレシーバの無線周波数モジュールと
直接的に接触するように持って来た後に、コイル巻部を
所定の場所に半田付けすることにより、マイクロレシー
バの無線周波数モジュールと、アンテナとの間の接続が
なされる。
【0005】更に、上述のスイス国特許第672,87
0号の別の実施例に、ケースによって画定された空間内
に完全に閉じ込められた容量性アンテナ(capacitive an
tenna)とマイクロレシーバとを具備する時計が記載され
ている。この実施例では、アンテナの高感度軸線(sensi
tive axis)が腕輪の長手方向に対して垂直をなすように
アンテナが配置される。この容量性アンテナは二つの板
を備え、一方の板が、ガラスの下面に付着された金属被
覆層によって形成されると共に、他方の板が金属製外蓋
によって形成される。アンテナの板とマイクロレシーバ
の入力部との間の接続は、ばね荷重をかけられた板ばね
によって成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の構造はこのよう
な時計を単純化することを可能にしたが、このような時
計の組み立て及び全体構造を更に改良する必要性が依然
として残っている。特に、アンテナの構造と、マイクロ
レシーバへのアンテナの接続と、時計内へのアンテナの
組み付けとを単純化すると共に改良する必要性が存在す
る。
【0007】上述の構造では、時計内にアンテナを設置
するために、アンテナを取り付けるための数個の付加的
部材を設けることが必要とされるか、又は組み立て前に
時計の種々の部材内または部材上にアンテナ構成要素を
固定することが必要とされる。このような構造は明らか
に、このような時計の製造を複雑化し、かつ組み立て作
業中における時計の正確でかつ注意深い取り扱いを必要
とし、斯くして組み立てられた時計のコストを不必要に
増大させてしまう。
【0008】更に、既存の時計におけるマイクロレシー
バへのアンテナの接続は、アンテナ自体をマイクロレシ
ーバに直接的に接触させる必要性により、または時計が
組み立てられた後にアンテナとマイクロレシーバ間に別
個のリード線を接続する必要性により、または繊細な接
続装置を設ける必要性により、複雑化される。
【0009】従って本発明の目的は、公知のアンテナ構
造体に関する上述の不利点を克服する上述の種類の時計
用アンテナ構造体を提供することにある。本発明の別の
目的は、このような時計内に容易に取り付けられること
ができるアンテナ構造体を提供することにある。
【0010】本発明の更に別の目的は、マイクロレシー
バへのアンテナの接続をしやすくする上述の種類の時計
用アンテナ構造体を提供することにある。本発明の更に
別の目的は、アンテナ構造体が取り付けられる時計の組
み立て及び全体構造を簡単にするようなアンテナ構造体
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の目
的は、手首上に着用されるように適合され且つマイクロ
レシーバを備えた時計用のアンテナ構造体において達成
される。このアンテナ構造体は少なくとも一つのコイル
巻部を具備し、且つこのアンテナ構造体は、無線方式で
放射される通信を帯びた電磁場を捕らえることができ、
アンテナ構造体によって捕らえられたこれらの通信がマ
イクロレシーバによって受け取られると共に時計の使用
者にとって認識可能なデータに変換されるようにしてい
る。アンテナ構造体は更に、マイクロレシーバにアンテ
ナを接続するための導電性リード部と、非導電性支持構
造体とを具備し、この支持構造体は、アンテナが取り付
けられる第1の部分と、この第1部分と一体的に形成さ
れ且つ第1部分から突出する第2の部分とを備え、導電
性リード部がこの第2部分上に取り付けられる。
【0012】これらの特徴を有するアンテナ構造体は、
製造が単純であり且つ安価であるという利点を有し、更
に、時計の組み立て中に好便な方法で時計内に設置され
ることができるという利点を有する。このとき、アンテ
ナの作動を確保するためにマイクロレシーバへの単純な
接続がなされることができる。従って、時計の組み立て
工程および全体構造の複雑さと、それに関連した製造コ
ストとが大幅に低減される。
【0013】好ましくは支持構造体は、時計の他の構成
要素とは完全に別個に形成される。斯くしてアンテナ構
造体は、文字板やガラスなどの時計の他の構成要素から
独立して製造されることができ、かつ時計の最終組み立
て工程中に時計内に組み込まれることができる。このと
き、時計の製造が単純化される。なぜならば、アンテナ
構造体の製造中には、時計の仕上げ特性または他の美的
特性に関連した考慮が払われる必要がないからである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の特徴につい
てより詳細に説明する。本発明を理解し易くするため
に、アンテナ構造体と、アンテナ構造体を具備した時計
との数個の実施例が図示された添付図面を参照しながら
説明する。しかしながら、本発明は添付図面に示された
実施例に限定されないということを理解されたい。
【0015】図1を参照すると、本発明によるアンテナ
構造体1が示されており、このアンテナ構造体1は、支
持構造体5に取り付けられたアンテナ2および導電性リ
ード部3,4を具備する。導電性リード部3,4は、時
計内に組み込まれたマイクロレシーバの無線周波数モジ
ュール6にアンテナ2を接続する。なお、これについて
は後述する。アンテナ2は誘導性アンテナ(inductive a
ntenna) であり、図2から最も良く判るように、この誘
導性アンテナ2は一巻きのコイル巻部を具備し、このコ
イル巻部が三つのコイル巻部部分またはアンテナコイル
部分7,8,9に分割される。本実施例では、三つのコ
イル巻部部分7,8,9が等しい長さを有する。しかし
ながら他の実施例では、異なる個数のコイル巻部部分が
用いられることができる。更に、アンテナの各コイル巻
部部分は必ずしも等しい長さに形成されなくてもよい。
好ましくは、三つのコイル巻部部分7,8,9は部分的
に又は完全に銅から形成される。しかしながら、他の材
料、例えば適切な電磁特性を有する銀、金または同様の
導体がアンテナ2の構造に使用されることができるとい
うことが当業者には判るであろう。アンテナ構造体1の
組み立て作業中に支持構造体5に対してアンテナ2を位
置決めすることを助けるために、各コイル巻部部分7,
8,9には夫々二つの位置決めピン10,11;12,
13;14,15が設けられる。支持構造体5にアンテ
ナ2を固定するために、当業者に公知の他の種々の手段
が使用されることができるということを理解されたい。
【0016】図3に支持構造体5が示されている。支持
構造体5は、アンテナ2が取り付けられる第1の部分1
6と、この第1部分16と一体的に形成され且つ第1部
分16から突出する第2の部分17とを具備し、導電性
リード部3,4が第2部分17上に取り付けられる。好
ましくは支持構造体5は非導電性の誘電性材料から形成
される。また、時計内へのアンテナ構造体1の組み付け
をし易くするために、好ましくは支持構造体5は可撓性
を有する。この点に関して適切な材料の例として、Kapt
on(登録商標)および Espanex(登録商標)が挙げられ
る。
【0017】位置決め穴18,19,20,21,2
2,23が支持構造体5内に形成され、これらの位置決
め穴18,19,20,21,22,23がアンテナコ
イル部分7,8,9の位置決めピン10,11,12,
13,14,15と夫々協働する。支持構造体5は更
に、側方に突出するタブ24,25を具備し、開口部2
6,27,28,29が、対応するタブ24,25を貫
通するように形成される。容量性要素30,31がタブ
24,25上に設けられる。その結果、アンテナ2が支
持構造体5に取り付けられたとき、容量性要素30が開
口部26,27を介してアンテナコイル部分7とアンテ
ナコイル部分9とを連結すると共に、容量性要素31が
開口部28,29を介してアンテナコイル部分7とアン
テナコイル部分8とを連結する。更なる容量性要素(図
示しない)が無線周波数モジュール6上に設けられ、こ
の更なる容量性要素がアンテナコイル部分8とアンテナ
コイル部分9とを連結する。
【0018】図4は、図3に示される支持構造体5の底
面図である。導電性リード部3,4は、支持構造体5の
第2部分17上に形成された金属被覆層によって構成さ
れる。アンテナ2が支持構造体5に取り付けられたとき
にアンテナ2と無線周波数モジュール6間の電気的接続
が導電性リード部3,4によって成されるように、支持
構造体5上の導電性リード部3,4の配置が選択され
る。この点に関し、二つの穴32,33が第2部分17
の端部内に形成される。銅などの導電性材料からなるデ
ィスク34,35(図5参照)が支持構造体5の第2部
分17の反対側の表面に半田付けされる。この際に半田
が穴32,33を通って流れ、その結果ディスク34,
35が金属被覆層に接続され、これにより無線周波数モ
ジュール6への導電性リード部3,4の電気的接続がし
易くされる。
【0019】次に図6を参照すると、本発明による別の
アンテナ構造体50が示されている。このアンテナ構造
体50は、支持構造体54に取り付けられたアンテナ5
1および導電性リード部52,53を具備する。アンテ
ナ51および導電性リード部52,53は、支持構造体
54の表面上に付着された金属被覆層によって構成され
る。導電性リード部52,53は、図1に示されるマイ
クロレシーバの無線周波数モジュール6にアンテナ51
を接続するように適合されている。アンテナ2の場合と
同様に、アンテナ51は誘導性アンテナであり、この誘
導性アンテナ51が一巻きのコイル巻部を具備し、この
コイル巻部が三つの等しい長さのコイル巻部部分または
アンテナコイル部分55,56,57に分割される。容
量性要素58がアンテナコイル部分55とアンテナコイ
ル部分56とを相互に連結すると共に、容量性要素59
がアンテナコイル部分55とアンテナコイル部分57と
を相互に連結する。更なる容量性要素(図示しない)
が、図1に示される無線周波数モジュール6上に設けら
れ、この更なる容量性要素がアンテナコイル部分56と
アンテナコイル部分57とを相互に連結する。
【0020】図7は、図6に示すアンテナ構造体50の
底面図であり、一方図8は、アンテナ構造体50の上面
図である。図面の明瞭化のため、図7および図8では、
容量性要素58,59の図示が省略されている。支持構
造体54は、アンテナ51が付着される第1の部分60
と、この第1部分60と一体的に形成され且つ第1部分
60から突出する第2の部分61とを具備し、導電性リ
ード部52,53が第2部分61上に付着される。導電
性リード部52,53とアンテナ51とが支持構造体5
4の同一の表面に取り付けられるので、導電性リード部
52,53およびアンテナ51が同一の金属被覆処理に
よって好便に付着せしめられることができる。図6から
図8に示す実施例においても、好ましくは支持構造体5
4は非導電性の誘電性材料、例えばKapton(登録商標)
または Espanex(登録商標)から形成される。
【0021】容量性要素58,59は、図8に示される
支持構造体54の表面上に付着された接触パッド62,
63,64,65によってアンテナコイル部分55,5
6,57と直列に接続される。支持構造体54を貫通す
る穴は、例えば半田を使用することにより接触パッド6
2,63,64,65とアンテナ51間の電気的接続が
成されることを可能にする。支持構造体54上の導電性
リード部52,53の配置と、導電性リード部52,5
3が無線周波数モジュール6に連結される仕方とは、図
1から図5に示すアンテナ構造体1に関して上述したも
のと同一である。
【0022】次に図9を参照すると、本発明による更に
別のアンテナ構造体80が示されている。アンテナ構造
体80は、支持構造体84に取り付けられたアンテナ8
1および導電性リード部82,83を具備する。アンテ
ナ81および導電性リード部82,83は、支持構造体
84の同一の表面上に付着された金属被覆層によって構
成される。導電性リード部82,83はアンテナ81と
一体的に形成され、かつ導電性リード部82,83は、
図1に示されるマイクロレシーバの無線周波数モジュー
ル6にアンテナ81を接続するように適合されている。
この図9に示す実施例では有利なことに、導電性リード
部82,83が付着された支持構造体84の表面が無線
周波数モジュール6の入力接続部と直接的に接触せしめ
られることができ、その結果支持構造体84の反対側の
表面上に金属被覆部または接点ディスクが設けられる必
要がない。
【0023】上述の実施例の場合と同様に、アンテナ8
1は誘導性アンテナであり、この誘導性アンテナ81が
一巻きのコイル巻部を具備し、このコイル巻部が三つの
コイル巻部部分またはアンテナコイル部分85,86,
87に分割される。これら三つのアンテナコイル部分8
5,86,87は銅または同様の材料で形成される。容
量性要素88がアンテナコイル部分85とアンテナコイ
ル部分86とを相互に連結すると共に、容量性要素89
がアンテナコイル部分85とアンテナコイル部分87と
を相互に連結する。更なる容量性要素(図示しない)が
図1に示される無線周波数モジュール6上に設けられ、
この更なる容量性要素がアンテナコイル部分86とアン
テナコイル部分87とを相互に連結する。図9に示す実
施例では有利なことに、容量性要素88,89がアンテ
ナコイル部分85,86,87に直接的に取り付けられ
ることが可能にされる。
【0024】図10は、図9に示すアンテナ構造体80
の上面図である。図面の明瞭化のために、図10では、
容量性要素88,89の図示が省略されている。支持構
造体84は、アンテナ81が付着される第1の部分90
と、この第1部分90と一体的に形成され且つ第1部分
90から突出する第2の部分91とを具備する。アンテ
ナコイル部分85,86,87および導電性リード部8
2,83が第1部分90上および第2部分91上に付着
される。導電性リード部82,83とアンテナ81とが
支持構造体84の同一の表面に取り付けられるので、導
電性リード部82,83とアンテナ81とが同一の金属
被覆工程によって好便に付着せしめられることができ
る。上述したように、好ましくは支持構造体84は、Ka
pton(登録商標)または Espanex(登録商標)のような
非導電性で可撓性を有する誘電性材料の膜から形成され
る。
【0025】上述のアンテナ構造体の各実施例は、身体
の手首または同様の部分上に着用されるように適合され
た時計内に取り付けられるように意図されており、アン
テナが、無線方式で放射される通信(radio diffused me
ssage)を帯びた電磁場の磁気要素を捕らえ、このアンテ
ナによって捕らえられた磁気要素が、マイクロレシーバ
によって受け取られると共に時計の使用者にとって認識
可能なデータに変換されるようになっている。マックス
ウェルの方程式によれば、電磁場の電気要素と磁気要素
とは互いに直交する。従って、電磁場の電気要素が容量
性アンテナ(capacitive antenna)によって捕らえられる
ことができると共に、電磁場の磁気要素が誘導性アンテ
ナ(inductive antenna) によって捕らえられることがで
き、この誘導性アンテナは、一巻き又は複数巻きの巻部
を有するコイルによって実現される。
【0026】アンテナ2は半径方向、即ちアンテナ2が
取り付けられた時計の着用者の皮膚に対して垂直をなす
方向における磁場を捕らえるように意図されている。従
ってアンテナ2は誘導性アンテナであり、アンテナ2を
形成するコイル巻部の縦方向軸線が、腕輪(ブレスレッ
ト)の長手方向に対して垂直をなすように配置される。
アンテナ2は一巻きの巻部を有するが、本発明によるア
ンテナを構成する巻部の実際の巻数は、捕らえられるべ
き交番電磁場の振動周波数に依存するということが当業
者には判るであろう。一般的に言えば、交番電磁場の振
動周波数が増大するほど、このような交番電磁場を捕ら
えるためにより少ない巻数のコイル巻部が必要とされ
る。
【0027】更に、アンテナの作動周波数および寸法に
応じて、アンテナ構造体の別の実施例は、より多い容量
性要素又はより少ない容量性要素を有することができ、
又は容量性要素を有さないことができる。アンテナの作
動周波数が増大するにつれて、コイル巻部の誘導性イン
ピーダンスもまた増大する。その結果、マイクロレシー
バの無線周波数モジュール6内に備えられる同調静電容
量(tuning capacitance)が、アンテナの残留漂遊容量(r
esidual stray capacitance)のため、アンテナの共振条
件を満足させることができるのに十分なほど小さくなら
ない。この困難な問題を回避するために、より高い作動
周波数で使用されることが意図された本発明の実施例で
は、図1、図3および図6に示されるような容量性要素
がコイル巻部のインダクタンスと直列に配置されること
ができる。更に別の実施例では、アンテナの所望の特性
に応じて、上述の容量性要素の代わりに誘導性要素が用
いられることができる。
【0028】図11は、本発明によるアンテナ構造体を
具備する携帯時計100の概略図である。携帯時計10
0は、一日の時刻を表示するためのアナログ式表示手段
を具備し、このアナログ式表示手段は時針101と分針
102とを有し、これらの時針101および分針102
は文字板103上を回転する。図11には、携帯時計1
00のケースバンド104と、このケースバンド104
に取り付けられた腕輪のストランド105および106
とが示されている。文字板103を貫通するように切除
された開口部107内に、ディジタル形式をとる無線放
送通信用の表示セル108が見え、これらの無線放送通
信は、例えば折り返し電話をかけるべき電話番号からな
ることができる。携帯時計100は、時刻表示部の時刻
設定をするための竜頭109と、携帯時計100の無線
部分の始動および停止を可能にするための第1の押しボ
タン110と、携帯時計100内に取り付けられた音響
警報装置の作動を止めるための第2の押しボタン111
とによって完成される。
【0029】図12から図16は、図11に示す携帯時
計100の断面図であって、携帯時計100の構造を詳
細に表している。図12を参照すると、ムーブメント1
12が基部板113を具備することが判る。この基部板
113は、以下に記載する種々の構成要素を支持する役
目を果たす。まず、時刻表示手段が基部板113に取り
付けられる。本実施例ではこの時刻表示手段は、時針1
01と分針102とを駆動する駆動機構114からな
る。このような駆動機構114はステッピングモータ
(図示しない)によって公知の方法で駆動されることが
できる。時刻表示手段は、基部板113内のハウジング
内に配置された電池からなる第1のエネルギ源115か
ら制御される。図12に示されるように、基部板113
は更に、無線放送通信を目に見えるようにするように意
図された表示セル116を担持する。時針101および
分針102が文字板103の上方で回転する。文字板1
03には、表示セル116によって表示された表示内容
を使用者が読み取ることを可能にする開口部107が設
けられる。文字板103は基部板113上に取り付けら
れる。
【0030】ムーブメント112は更に、上述の表示部
を制御するために基部板113に取り付けられた電子回
路を具備する。図12に示す実施例では、このような電
子回路は二つの別々のモジュール、即ち第1の無線周波
数モジュール117と第2のディジタルモジュール11
8とを備える。しかしながら別の実施例では、これらの
無線周波数モジュール117およびディジタルモジュー
ル118を構成する構成要素が共通の基部上に取り付け
られて単一のモジュールを形成するようにすることがで
きる。無線周波数モジュール117は、後述するように
携帯時計100内に取り付けられたアンテナによって捕
らえられた信号を受信し、その信号を増幅し、次いでそ
の信号を復調する。ディジタルモジュール118は無線
周波数モジュール117から信号を受け取って、例えば
ゼブラコネクタ(zebra connector) 160を介して表示
セル116を制御するようにする。携帯時計100に備
えられることが望まれる機能に従って、デコーダ、マイ
クロプロセッサ及びランダムアクセスメモリ(RAM)
がディジタルモジュール118上に設けられることがで
きる。図示される実施例では、ディジタルモジュール1
18は更に、駆動機構114を駆動するステッピングモ
ータを励磁するために必要な電子構成要素、特に水晶と
周波数分割器とドライバとを担持する。このような種々
の電子構成要素が、矩形119および120によってシ
ンボル化された形で示されている。
【0031】図12にはまた、基部板113の下方に取
り付けられたケーシング124が示されている。図13
に示されるように、このケーシング124は、第2のエ
ネルギ源または電池125用のハウジング27を部分的
に形成するように作用する。なお図13は、携帯時計1
00が完全に組み立てられたときの携帯時計100の断
面図である。時刻表示機構を電気的に付勢するように意
図された電池115は、連結部128および129を介
してディジタルモジュール118に電気的に接続され
る。無線周波数モジュール117及びディジタルモジュ
ール118を電気的に付勢するように意図された電池1
25は、連結部130および131を介して無線周波数
モジュール117に電気的に接続される。
【0032】図12に示されるムーブメント112が二
つの締結ねじ(図示しない)によってケースバンド10
4に組み付けられる。この作業中に、文字板103を所
定の場所に維持するために文字板103とガラス縁15
5間にフランジ132が導入される。本実施例では、ガ
ラス141を支持する携帯時計100の部材であるガラ
ス縁155は、ケースバンド104と一体をなす。しか
しながら別の実施例では、ガラス縁155はケースバン
ド104と別個の部材であることができ、又はガラス縁
155は携帯時計100の別の部材と一体をなすことさ
えできる。
【0033】その後、携帯時計100が表側が下を向い
た姿勢で組み立てられるときに、携帯時計100に嵌め
込まれるべきガラス141がガラス141の外面におい
て保持され、図9および図10に示されるアンテナ構造
体80のようなアンテナ構造体が携帯時計100内に配
置される。図14および図15は、図13に示される組
み立てられた携帯時計100の左側部分および右側部分
の断面図である。
【0034】アンテナ構造体80が所定の位置にある状
態で、ケースバンド104が、ガラス141と接触する
ように持って来られる。図15に示されるように、まず
初めに、支持構造体84の第2部分91の位置がケース
バンド104内に形成されたスリット133の位置に対
応するようにアンテナ構造体80がガラス141の内側
表面上に設置される。ケースバンド104がガラス14
1と接触せしめられるとき、支持構造体84の第2部分
91が第1部分90に対して折り曲げられると共にこの
第2部分91がスリット133を通るように送り込まれ
る。次いで、支持構造体84の第2部分91を無線周波
数モジュール117に向けて曲げると共に二つの導電性
リード部82,83を適切に配置された入力接続部に半
田付けすることにより、無線周波数モジュール117へ
の導電性リード部82,83の接続が簡単に達成される
ことができる。本発明の別の実施例では、携帯時計10
0の特定の構造に応じて、アンテナ構造体を無線周波数
モジュール117と連通させるために、ケースバンド1
04内のスリット133以外の形態をとる手段が設けら
れることができるということを理解されたい。
【0035】ガラス141とケースバンド104とが組
み立てられた位置にあるとき、ガラス141はケースバ
ンド104内に形成された周辺溝134と係合する。次
いでガラス141とケースバンド104とが、超音波エ
ネルギを加えられることによって互いに結合されること
ができる。これにより、ガラス141とケースバンド1
04間の密封的な結合が確保される。
【0036】ムーブメント112がケースバンド104
に取り付けられるや否や、外蓋135をケースバンド1
04に固定することによって携帯時計100の組み立て
が完了する。本実施例では、外蓋135は6個のねじ1
36によってケースバンド104に固定される。なお図
13では、これらのねじ136の内の一つのみが示され
ている。各ねじ136は、ケースバンド104内に圧入
されたねじ付きインサート137内にねじ込まれる。
【0037】図13にはまた、外蓋135内の側方に開
口部138が設けられることが示されている。この開口
部138は第2エネルギ源または電池125へのアクセ
スを可能にする。この電池125は、ケーシング124
と外蓋135間で摺動する引出し部材139内に収容さ
れ、その結果電池125の交換が可能にされる。
【0038】図14から最も良く判るように、ケースバ
ンド104および基部板113は、携帯時計100内に
配置されるべきアンテナ構造体80に取り付けられた容
量性要素88,89を収容するための開口部150およ
び/または窪み部151を備えることができる。
【0039】図16は、携帯時計100内へのアンテナ
構造体80の取り付けの別の実施例の断面図である。図
16に示す実施例では、フランジ160が文字板103
および基部板113の周辺部周りに取り付けられ、この
フランジ160はガラス縁155を文字板103から分
離するように作用する。フランジ160には傾斜面が設
けられ、この傾斜面上にアンテナ構造体80が取り付け
られる。また、アンテナ構造体80に取り付けられた容
量性要素88,89または他の要素を収容するために、
フランジ160内に開口部および/または窪み部が設け
られることができる。当業者は、アンテナがこのような
フランジ160に好便に取り付けられることができる別
の方法を容易に考え付くであろう。
【0040】図14および図16に携帯時計100内に
アンテナ構造体80を取り付ける二つの実施例を示した
が、アンテナ構造体80は別の方法で取り付けられるこ
ともできる。例えば、組み立て工程中にアンテナ構造体
80の第1部分90がガラス141の内側表面または文
字板103に直接的に固定されることができる。
【0041】最後に、特許請求の範囲に記載された本発
明の範囲を逸脱することなく、本発明によるアンテナ構
造体、及びこのようなアンテナ構造体を具備する時計に
種々の変更または追加をなすことができるということを
理解されたい。
【0042】この点に関し、上述のアンテナ構造体の各
実施例は誘導性アンテナに関しているが、本発明は、容
量性アンテナの場合に対しても適用されることができ
る。例えば、スイス国特許第672,870号の図8に
示されているような容量性アンテナの上方板が適切なア
ンテナ構造体内に組み込まれることができ、これにより
携帯時計内への容量性アンテナの取り付けが単純化され
る。
【0043】更に、図11から図16に示される携帯時
計は、ページング装置(paging device) を具備する腕時
計に関するが、本発明は、他の時計、特に無線式に同期
された(radio-synchronised)時計(腕時計および非携帯
用時計)にも適用されるということを理解されたい。無
線式に同期された時計には、無線方式で放射される通信
を捕らえるためのアンテナおよびマイクロレシーバが組
み込まれ、これらの通信が、正規の時間間隔で時計の正
規の時刻を設定するのに使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナ構造体の第1の実施例の
斜視図である。
【図2】図1に示すアンテナ構造体のコイル巻部を形成
するコイル巻部部分の斜視図である。
【図3】図1に示すアンテナ構造体の支持構造体および
容量性要素の斜視図である。
【図4】図3に示す支持構造体の底面図である。
【図5】図3に示す支持構造体の第2部分の上面図であ
る。
【図6】本発明によるアンテナ構造体の第2の実施例の
斜視図である。
【図7】図6に示すアンテナ構造体の支持構造体の底面
図である。
【図8】図6に示すアンテナ構造体の支持構造体の上面
図である。
【図9】本発明によるアンテナ構造体の第3の実施例の
斜視図である。
【図10】図9に示すアンテナ構造体の支持構造体の上
面図である。
【図11】本発明によるアンテナ構造体を具備する時計
の平面図である。
【図12】図11に示す時計のムーブメントの断面図で
ある。
【図13】図11に示す時計が完全に組み立てられたと
きの状態を示す断面図である。
【図14】図11に示す時計内への本発明によるアンテ
ナ構造体の取り付けの第1の実施例を示す第1の拡大断
面図である。
【図15】図14に示すアンテナ構造体の取り付けの実
施例の第2の拡大断面図である。
【図16】図11に示す時計内への本発明によるアンテ
ナ構造体の取り付けの第2の実施例を示す拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1,50,80…アンテナ構造体 2,51,81…アンテナ 3,4,52,53,82,83…導電性リード部 5,54,84…支持構造体 6,117…無線周波数モジュール 7,8,9,55,56,57,85,86,87…ア
ンテナコイル部分(コイル巻部部分) 16,60,90…第1の部分 17,61,91…第2の部分 30,31,58,59,88,89…容量性要素 100…携帯時計(時計) 101…時針 102…分針 103…文字板 104…ケースバンド 112…ムーブメント 118…ディジタルモジュール 132,160…フランジ 135…外蓋 141…ガラス 155…ガラス縁

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手首上に着用されるように適合され且つ
    マイクロレシーバ(117,118)を備えた時計(1
    00)用のアンテナ構造体であって、 少なくとも一つのコイル巻部(85,86,87)を備
    えたアンテナ(81)を具備し、該アンテナ(81)
    は、無線方式で放射される通信を帯びた電磁場を捕らえ
    ることができ、該アンテナによって捕らえられた該通信
    が該マイクロレシーバ(117,118)によって受け
    取られると共に該時計の使用者にとって認識可能なデー
    タに変換され、 更に、該アンテナ(81)を該マイクロレシーバ(11
    7,118)に接続するための導電性リード部(82,
    83)を具備し、 更に、非導電性支持構造体(84)を具備し、該支持構
    造体(84)が第1の部分(90)を備え、該アンテナ
    (81)が該第1部分(90)上に取り付けられる、時
    計用のアンテナ構造体において、 該支持構造体(84)が更に、該第1部分(90)と一
    体的に形成され且つ該第1部分(90)から突出する第
    2の部分(91)を備え、該導電性リード部(82,8
    3)が該第2部分(91)上に取り付けられることを特
    徴とする、時計用のアンテナ構造体。
  2. 【請求項2】 上記支持構造体(84)が、時計(10
    0)の他の構成要素とは完全に別個に形成されることを
    特徴とする、請求項1に記載の時計用のアンテナ構造
    体。
  3. 【請求項3】 上記第2部分(91)が上記第1部分
    (90)に対して折り曲げ可能となっていることを特徴
    とする、請求項1または2に記載の時計用のアンテナ構
    造体。
  4. 【請求項4】 上記支持構造体(84)が可撓性材料で
    形成されることを特徴とする、請求項1から3までのい
    ずれか一項に記載の時計用のアンテナ構造体。
  5. 【請求項5】 上記支持構造体(84)が、上記可撓性
    材料からなる可撓性膜によって構成されることを特徴と
    する、請求項4に記載の時計用のアンテナ構造体。
  6. 【請求項6】 上記アンテナ(81)が上記支持構造体
    (84)上に直接的に付着されることを特徴とする、請
    求項1から5までのいずれか一項に記載の時計用のアン
    テナ構造体。
  7. 【請求項7】 上記導電性リード部(82,83)が上
    記支持構造体(84)上に直接的に付着されることを特
    徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の
    時計用のアンテナ構造体。
  8. 【請求項8】 上記導電性リード部(82,83)が上
    記アンテナ(81)と一体的に形成されることを特徴と
    する、請求項1から7までのいずれか一項に記載の時計
    用のアンテナ構造体。
  9. 【請求項9】 上記アンテナの上記コイル巻部が複数の
    コイル巻部部分(85,86,87)を有し、該アンテ
    ナ(81)が更に、互いに隣接する該コイル巻部部分を
    相互に連結する容量性要素または誘導性要素(88,8
    9)を備えることを特徴とする、請求項1から8までの
    いずれか一項に記載の時計用のアンテナ構造体。
  10. 【請求項10】 上記容量性要素または誘導性要素(5
    8,59)が上記支持構造体(54)上に取り付けられ
    ることを特徴とする、請求項9に記載の時計用のアンテ
    ナ構造体。
  11. 【請求項11】 上記容量性要素または誘導性要素(8
    8,89)が上記アンテナ(81)上に直接的に取り付
    けられることを特徴とする、請求項9に記載の時計用の
    アンテナ構造体。
  12. 【請求項12】 上記支持構造体の上記第1部分(9
    0)が環状形状をなすことを特徴とする、請求項1から
    11までのいずれか一項に記載の時計用のアンテナ構造
    体。
  13. 【請求項13】 身体の手首または同様の部分上に着用
    されるように適合されると共に請求項1から12までの
    いずれか一項に記載の時計用のアンテナ構造体を具備す
    る時計であって、 少なくともガラス(141)と、文字板(103)と、
    ケースバンド(104)と、ガラス縁(155)と、外
    蓋(135)とを有するケースを更に具備し、該ケース
    は、一日の時刻を表示するために必要な部材を収容し、 該ケースは更に、マイクロレシーバ(117,118)
    を収容し、該マイクロレシーバは、上記アンテナ(8
    1)によって捕らえられた通信を受け取ると共に該通信
    を時計(100)の着用者にとって認識可能なデータに
    変換し、上記アンテナ構造体(80)が該ケースによっ
    て画定された空間内に取り付けられ、上記巻部の軸線が
    該ケースの該外蓋(135)に対してほぼ垂直をなすこ
    とを特徴とする時計。
  14. 【請求項14】 上記アンテナ(81)と上記支持構造
    体の上記第1部分(90)とが、上記ガラス(141)
    と上記文字板(103)とによって画定される空間内に
    取り付けられることを特徴とする、請求項13に記載の
    時計。
  15. 【請求項15】 上記アンテナ(81)と上記支持構造
    体の上記第1部分(90)とが、上記ケース内で上記ガ
    ラス(141)と上記ガラス縁(155)間に取り付け
    られることを特徴とする、請求項14に記載の時計。
  16. 【請求項16】 上記文字板(103)と上記ガラス縁
    (155)間に取り付けられたフランジ(132)を更
    に具備し、該フランジ(132)は、該ガラス縁(15
    5)が上記アンテナ構造体(80)を介して上記ガラス
    (141)上に押し付けられるように作用することを特
    徴とする、請求項15に記載の時計。
  17. 【請求項17】 上記ガラス(141)を上記文字板
    (103)から分離するフランジ(160)を更に具備
    し、上記アンテナ構造体(80)が上記ケース内で該フ
    ランジ(160)に取り付けられることを特徴とする、
    請求項14に記載の時計。
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