JP3125575B2 - スクータ型車輛のフレームカバー - Google Patents

スクータ型車輛のフレームカバー

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JP3125575B2
JP3125575B2 JP06082826A JP8282694A JP3125575B2 JP 3125575 B2 JP3125575 B2 JP 3125575B2 JP 06082826 A JP06082826 A JP 06082826A JP 8282694 A JP8282694 A JP 8282694A JP 3125575 B2 JP3125575 B2 JP 3125575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータ型車輛のフレー
ムカバー関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の一つであるスクータや三輪
のスリータ(以下「スクータ型車輛」という。)は、ロ
ードスポーツタイプの自動二輪車に比べて、全体的に丸
みをおびた感じを与える。これは、自動二輪車を乗用車
のような丸みを帯びたスタイルにするにはどうしたらよ
いかという課題達成のためのアイデアの結集によるもの
であって、その基本スタイルは、腰掛けスタイルで両足
を揃えて乗れるように広くされかつ安定性を保つために
低くされたステップフロア、大きなレッグシールド、エ
ンジンを包むリアボディ部または内蔵されたトランクな
どによる。
【0003】ところで、これらスクータ型車輛にあって
は、車体の大部分をカバーするため、カバー内にエンジ
ンからでた熱がこもり易い傾向にある。このため、カバ
ー内はかなり高温になる。一方、スクータ型車輛にあっ
ては、車輛シート下カバー内には収納スペースが設けら
れ、この中にはヘルメットの他に食物等を入れることが
ある。このため、食物が譬え一時的であっても前記高温
によって受ける影響は大きい。また、極端な例でいえ
ば、当該熱によって当該カバーが熱変形してしまうこと
も考えられる。そこで上記問題を解決するために、例え
ばヒートシールドを貼付して熱対策を施すことが考えら
れる。しかしながら、ヒートシールドを用いればそれだ
け重量が増し、またコストアップの原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決しようとするものであって、その解決しよ
うとする課題は、エンジンから出た熱を内部にこもらな
いようしてカバーを高温にならないようし、これによっ
て収納スペースに入れたものへの高温度による悪影響を
なくすとともに、従来、熱対策において必要であったヒ
ートシールドを不要にできるばかりか外観にも優れたス
クータ型車輛のフレームカバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明スクータ型車輛の
フレームカバーは、以上のような課題を解決するもので
あって、次のようなものである。すなわち、本発明は、
車輛シートの下に位置し、車輌の左右両側部を覆いかつ
車輌前後方向におけるほぼ中央から後方へ延びる左右の
サイドレッグシールドと、これら左右のサイドレッグシ
ールドの前部上方に位置するメンテナンスカバー付きリ
ヤレッグシールドと、前記左右のサイドレッグシールド
の後部上方に位置するカバーフレームアッパとが一体に
されてなるとともにその内部に収納スペースが設けられ
てなるスクータ型車輛のフレームカバーに関するもので
ある。
【0006】そして、前記左右のサイドレッグシールド
の上端縁部と前記カバーフレームアッパの下端縁部とは
当該カバーフレームアッパの下端縁部が外側に位置され
た重ね合わせ構造にされているとともに当該左右のサイ
ドレッグシールドの上端縁部は横断面でL字形に形成さ
れ、このL字形上端縁部のうち、前記カバーフレームア
ッパ側の面は前記カバーフレームアッパ内で当該カバー
フレームアッパ内面に当接され、当該L字形上端縁部の
下面には空気抜き孔が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】したがって、本発明スクータ型車輛のフレーム
カバーによれば、左右のサイドレッグシールドの上端縁
部とカバーフレームアッパの下端縁部とは当該カバーフ
レームアッパの下端縁部が外側に位置された重ね合わせ
構造になっているとともに、当該左右のサイドレッグシ
ールドの上端縁部は横断面でL字形に形成されこのL字
形上端縁部のうち前記カバーフレームアッパ側の面は前
記カバーフレームアッパ内、すなわちフレームカバーの
内部空間内においてカバーフレームアッパの内面で当接
されるとともに、当該L字形上端縁部の下面は空気抜き
孔が形成されているので、空気抜き孔によって、そこか
ら空気が抜けるのでフレームカバー内にはエンジンから
の熱によって暖められた空気がこもらないようになる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明スクータ型車
輛のフレームカバーを図示した実施例に従って詳細に説
明する。なお、この実施例ではスクータ型車輛をスクー
タとして説明することにする。
【0009】図1は本発明に係るスクータ型車輛のフレ
ームカバー(以下単にフレームカバーという。)1が適
用されたスクータ2の側面図、図2はフレームカバー1
の分解斜視図、図3は左サイドレッグシールド16lの
正面図、図4は図3のIV−IV線端面図、図5は図3の
V−V線端面図、図6は図3の平面図、図7は図6の要
部拡大図である。
【0010】図1および図2に示すように、フレームカ
バー1は、スクータ2の顔ともなるフロントレッグシー
ルド6と、フロントレッグシールド6の後部に位置する
レッグシールド8と、フロントレッグシールド6および
レッグシールド8の下方に位置するロアーレッグシール
ド10と、ロアーレッグシールド10の後部に連続され
かつ車輌ほぼ中央から後方へ延びる左右対象形状の左サ
イドレッグシールド16l・右サイドレッグシールド1
6rと、これら左右のサイドレッグシールド16l・1
6rの前部上方に配置されるとともにメンテナンスカバ
ー18およびステップフロア19を備えたリヤレッグシ
ールド20と、リヤレッグシールド20の後方でかつ左
右のサイドレッグシールド16l・16rの後部上方に
位置するカバーフレームアッパ22とが一体にされてな
る。そして、フレームカバー1の内部には、リヤレッグ
シールド20とカバーフレームアッパ22との上に載置
されたごとき車輛シート14との組合わせによってでき
る、ヘルメット等が入れられる収納スペース24が形成
されてある。なお、フレームカバー1には、収納スペー
ス24以外にフレームカバー1自身によって形成される
とともに前記収納スペース24に隣接する内部空間1a
がある。
【0011】左右のサイドレッグシールド16l・16
rは、上述したように対称形状であってその作用効果も
同じであるので、左のサイドレッグシールド16lにつ
いてのみ説明する。左サイドレッグシールド16lの上
端縁部26とカバーフレームアッパ22の下端縁部28
とは、図4に示すようにカバーフレームアッパ22の下
端縁部28が外側に位置された重ね合わせ構造になって
いる。そして、左サイドレッグシールド16lの上端縁
部26は、横断面でL字形に形成され、このL字形上端
縁部26のうち、カバーフレームアッパ側の面26a
は、その全部がカバーフレームアッパ内、すなわち内部
空間1a内でカバーフレームアッパ22の内面22aに
当接するようになっている。
【0012】そして、L字形上端縁部26の下面26b
のうち車体後部側には、図3でわかるように長手方向断
面で長方形状を呈し、かつ図4でわかるように横断面で
当該下面26bの車幅方向いっぱいに空けられた形状の
空気抜き孔30・30・…が、左サイドレッグシールド
16lの長手方向に複数、離間して形成されている(こ
の実施例では、2個の空気抜き孔30・30が形成され
ている)。
【0013】また、左サイドレッグシールド16lのほ
ぼ中央から、空気抜き孔30・30のうち車体前方側の
空気抜き孔30に隣接するに至る範囲には、図3および
図5に示すように、仕切り壁32aによって上下に二分
されたチャネル状で平面視トラック形状のダクト32が
形成されている。このダクト32の車体後方側端には、
フレームカバー1の内部空間1aに通じられ外気をフレ
ームカバー1内に導入するための導入孔30a1と30
2とが形成されている。導入孔30a1および30a2
は、それぞれ仕切り壁32aを境に上下に位置し、導入
孔30a1は導入孔30a2の半分以下の大きさになって
いる。なお、図2における符号34・34・…が示すも
のは、上記フレームカバー1の構成部品6、8、10、
12、16l・16r、18、20および22を一体に
するためのスクリューである。
【0014】しかして、このように形成されたフレーム
カバー1によれば、次のような作用効果を奏する。左サ
イドレッグシールド16lの上端縁部26とカバーフレ
ームアッパ22の下端縁部28とは、図4に示すように
カバーフレームアッパ22の下端縁部28が外側に位置
された重ね合わせ構造になっているとともに、左サイド
レッグシールド16lの上端縁部26は横断面でL字形
に形成され、このL字形上端縁部26のうちカバーフレ
ームアッパ22側の面26aは、その全面がカバーフレ
ームアッパ22内、すなわち内部空間1a内でカバーフ
レームアッパ22の内面22aで当接されるとともに、
L字形上端縁部26の下面26bには、空気抜き孔30
・30が形成されているので、図3、図6および図7に
矢印で示すように外気がスムースにフレームカバー1内
を流れその外へ抜けるようになる。このため、フレーム
カバー1内にはエンジンから出た高熱によって暖められ
た空気がこもらないで、即座に排出されるようになる。
【0015】したがって、フレームカバー1を高温にな
らないようにすることができ、これによって収納スペー
ス24に入れたものへのエンジンからの高熱による悪影
響をなくすとともに、従来、熱対策において必要であっ
たヒートシールドを不要にすることができる。
【0016】また、空気抜き孔30・30は、カバーフ
レームアッパ22内に位置するようになるので、外部か
らはその存在がわからない。このため、埃やごみなどが
フレームカバー1内に入りにくくなるばかりか、たとえ
空気抜き孔30・30に埃等がたまっても外からは見え
ないので、当該汚れによる外観への悪影響もない。した
がって、外観の美しさが埃等に起因して損なわれること
が少なくなるという意味で外観上優れたものということ
ができる。
【0017】
【発明の効果】エンジンから出た熱をフレームカバー内
にこもらないようにすることでカバーを高温にならない
ようし、これによって収納スペースに入れたものへの高
温度による悪影響をなくし、同時に、従来、熱対策にお
いて必要であったヒートシールドを不要にすることがで
きる。また、外観の美しさが埃等に起因して損なわれる
ことが少なくなるという意味で外観上優れたものという
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレームカバー1が適用されたス
クータ2の側面図である。
【図2】フレームカバー1の分解斜視図である。
【図3】左サイドレッグシールド16lの正面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線端面図である。
【図5】図3のV−V線端面図である。
【図6】図3の平面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 スクータ型車輛のフレームカバー 1a 内部 14 車輛シート 16l 左サイドレッグシールド 16r 右サイドレッグシールド 18 メンテナンスカバー 20 リヤレッグシールド 22 カバーフレームアッパ 24 収納スペース 26 L字形上端縁部(サイドレッグシールド
の) 26a面 (L字形上端縁部26のカバーフレームア
ッパ側の) 26b下面 (L字形上端縁部の) 28 下端縁部(カバーフレームアッパの) 30 空気抜き孔30・30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 23/00 B62J 39/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛シートの下方に位置するとともに車
    輌ほぼ中央から後方へ延びる左右のサイドレッグシール
    ドと、これら左右のサイドレッグシールドの前部上方に
    位置するリヤレッグシールドと、前記左右のサイドレッ
    グシールドの後部上方に位置するカバーフレームアッパ
    とが一体にされてなるとともにその内部には前記車輛シ
    ートとの間で収納スペースが設けられてなるスクータ型
    車輛のフレームカバーにおいて、前記左右のサイドレッ
    グシールドの上端縁部と前記カバーフレームアッパの下
    端縁部とは当該カバーフレームアッパの下端縁部が外側
    に位置された重ね合わせ構造にされているとともに当該
    左右のサイドレッグシールドの上端縁部は横断面でL字
    形に形成され、このL字形上端縁部のうち、前記カバー
    フレームアッパ側の面は前記カバーフレームアッパ内で
    当該カバーフレームアッパ内面に当接され、当該L字形
    上端縁部の下面には空気抜き孔が形成されていることを
    特徴とするスクータ型車輛のフレームカバー
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