JP3655733B2 - スクータにおけるフートボード構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクータにおけるフートボード構造、さらに詳しくは、二人乗りもできる比較的大型のスクータの足載せ床部に設けるフートボード構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スクータには、その前、後輪間に低床式に足載せ床部が構成され、この足載せ床部にフートボードが設けられている。そして、スクータ走行中には、スクータの運転者は両方の足を揃えるようにしてこのシート前のフートボード上に載せ、スクータが停止した時は、足を地面に下ろして停止した車体を支えるような運転がなされる。
【0003】
また、二人乗りもできる比較的大型のスクータでは、運転者シートの後方に同乗者シートが設けられ、フートボードは同乗者専用のものを設ける場合もあるが、一般には、同じフートボードを用い、同乗者が一緒に乗車する際には、同乗者は運転者の後部にくっつくような乗車姿勢を採って両者の足を前後して同じフートボード上に前後して載せる構成のものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、二人乗りできるスクータは、一般にエンジンの排気量が大きく、車体に求められる乗車性や車格などからして車体が大型化し、フートボードの総幅は広くなりがちである。なおかつ、シート下の収納容量上からしてシート高は思い切って低く細く設定することは難しい状況にある。
【0005】
そこで、スクータが停車した時に、図5に示すように、フートボードaから地面bに下ろされる運転者Aの足cは、フートボードaの総幅やシートdの高さによって開脚幅e、すなわち、足つき性が左右される。
【0006】
また、二人乗りできるスクータで同乗者が乗車する時に、同じフートボード上に両者の足を載せる構成のものでは、同乗者が足を載せるフートボード後部の足載せ面は、エンジン部カバーの側方に回り込んでデザイン面からは前下がりになるため、運転者と同乗者の足が互いに干渉するようなことがある。
【0007】
本発明の課題は、二人乗りもできる比較的大型とされるスクータで、足載せ床部のフートボードを改良し、スクータとしての快適性、利便性、そしてシート下の収納容量を満足させた上で、スクータが停車した時に、地面に下ろされる運転者の足の開脚幅を極力小さくして足つき性を確保し、また、同乗者が乗車する際は、同じフートボード上で運転者と同乗者の足が互いに干渉しないようにし、さらに、外観的にも優れたスクータにおけるフートボード構造を提供することも目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、スクータの足載せ床部に設けるフートボードにおいて、該フートボードを、運転者の足載せ面から同乗者の足載せ面まで一連に構成し、運転者の足載せ面と同乗者の足載せ面の境界部分に、スクータ停車時に地面に下ろされる運転者の足に対応してフートボード外縁部に平面視においての凹部を形成するとともに、フートボードを折曲構成にした段差部を設けて両方の足載せ面を区分し、運転者の足載せ面後端より同乗者の足載せ面前端を高い位置に設定し、同乗者の足載せ面を後下がりに傾斜させたことを特徴とする。
【0009】
ここで、フートボードは、その表面に適切な加工が施され、足載せ床部の車体に対して適切な手法で取着されるもので、外縁部に形成する凹部は、最深部を後方寄りに位置させ、内向きのカーブと外向きのカーブを連続させた曲縁形態にし、その前側のカーブは内向きで緩やかなカーブにして最深部に連続させる。そして、スクータが停車した時に、フートボードから地面に下ろされる運転者の足が自然に凹部に入り込んで開脚幅を狭めて足つき性を確保する。なお、フートボードは、材質的には公知のこの種のフートボードと同様のものが使用され、また、適用される車体の足載せ床部への組付け構造としても適宜の公知手法によって取着される。
【0010】
また、同じフートボード上に両者の足を載せる構成のものでは、同乗者の足載せ面は、車体構造上から充分な広さが確保に難かったり、デザイン面からも前下がりになっていたりすると、同乗者が乗車した時に同乗者の足が運転者の足載せ面まで入り込むようなことがあるが、本発明に係るフートボードでは、運転者の足載せ面と同乗者の足載せ面の境界部分に、フートボードを折曲構成にして段差部を設け、両方の足載せ面を区分しているので、同乗者の足が段差部を超えてきて運転者の足に干渉するようなことはなくなる。
【0011】
また、同乗者が乗車する時に、車体との違和感をなくして自然な姿勢を維持するために、同乗者の足載せ面としては、運転者の足載せ面後端より同乗者の足載せ面前端を高い位置に設定し、同乗者の足載せ面を後下がりに傾斜させているので、同乗者は同乗者シートに着座して膝から曲げた足をごく自然体で足載せ面に載せられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明のフートボードを適用したスクータの側面図、図2は同平面図、図3は本発明にかかるフートボードの平面図、図4は同側面図である。
【0014】
スクータ1は比較的小径の前輪2及び後輪3を有し、車体フレームは全体的にカバー4によって覆われたもので、後輪3上部からエンジン部に掛けて覆う後部カバー5の上に、運転者シート6aと同乗者シート6bを一連に形成した二人乗り用のシート6が装着されている。
【0015】
また、下端に前輪2を担持したハンドル回転軸7部分は幅広のレッグシールド8で覆われ、このレッグシールド8と後部カバー5部とを連ねて低床式に足載せ床部9が構成され、この足載せ床部9の両側に左右一対のフートボード10が設けられている。
【0016】
本発明は、このフートボード10に関するもので、本発明のフートボード10は、運転者Aの足載せ面10aから同乗者Bの足載せ面10bまで一連に構成し、スクータ停車時にフートボード10から地面に下ろされる運転者Aの足に対応させてフートボード外縁部に凹部11を形成したもので、表面に適切な加工を施している。そして、凹部11は内向きのカーブと外向きのカーブを連続させた曲縁形態のもので、その前側のカーブは内向きの緩やかなカーブ11aにして最深部に連続させ、この最深部を凹部11の後方寄りに位置させている。
【0017】
また、運転者Aの足載せ面10aと同乗者Bの足載せ面10bの境界部分(最深部11bの後部付近)に、フートボード10を折曲構成にして段差部12を設け、運転者Aの足載せ面10aの後端より同乗者Bの足載せ面10bの前端を高い位置に設定し、この同乗者Bの足載せ面10bを後下がりに傾斜させている。なお、この同乗者Bの足載せ面10bを後下がりとする傾斜角度としては、同乗者Bが乗車して膝から曲げた足がごく自然体で足載せ面10bに載せられて車体と違和感のない姿勢が維持できるように適切に設定される。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、本発明によれば、フートボード外縁部に凹部を形成し、スクータが停車したような時に、フートボードから地面に下ろされる運転者の足を自然にこの凹部に入り込ませ、開脚幅を狭めて足つき性が確保されるので、大型スクータに適用して特に有効なものである。また、運転者の足載せ面から同乗者の足載せ面まで一連に構成し、両足載せ面の境界部分にフートボード自体を折曲構成にして段差部を設けることにより、部品点数の増加等を必要としないで同乗者の足と運転者の足の相互干渉をなくすることができる。また、同乗者の足載せ面を後下がりに傾斜させることにより、同乗者は膝から曲げた足をごく自然体で足載せ面に載せられて足つき性を確保し、車体と違和感のない姿勢が維持できるものである。さらに、内向きのカーブと外向きのカーブを連続させた曲縁形態にしてフートボード外縁部に形成した凹部の存在並びに段差部の存在等は、看者の目につきやすくて外観的にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフートボードを適用したスクータの側面図である。
【図2】本発明のフートボードを適用したスクータの平面図である。
【図3】本発明にかかるフートボードの平面図である。
【図4】本発明にかかるフートボードの側面図である。
【図5】従来のスクータにおいて後方からみた乗車姿勢を示す概略部である。
【符号の説明】
1…スクータ
2…前輪
3…後輪
4…カバー
5…後部カバー
6…シート
6a…運転者シート
6b…同乗者シート
7…ハンドル回転軸
8…レッグシールド
9…足載せ床部
10…フートボード
10a…運転者の足載せ面
10b…同乗者の足載せ面
11…切り込み状の凹部
11a…前側のカーブ
12…段差部
A…運転者
B…同乗者

Claims (1)

  1. スクータの足載せ床部に設けるフートボードにおいて、該フートボードを、運転者の足載せ面から同乗者の足載せ面まで一連に構成し、運転者の足載せ面と同乗者の足載せ面の境界部分に、スクータ停車時に地面に下ろされる運転者の足に対応してフートボード外縁部に平面視においての凹部を形成するとともに、フートボードを折曲構成にした段差部を設けて両方の足載せ面を区分し、運転者の足載せ面後端より同乗者の足載せ面前端を高い位置に設定し、同乗者の足載せ面を後下がりに傾斜させたことを特徴とするスクータにおけるフートボード構造。
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