JPH06219361A - スクータのステップフロア - Google Patents

スクータのステップフロア

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Publication number
JPH06219361A
JPH06219361A JP5009465A JP946593A JPH06219361A JP H06219361 A JPH06219361 A JP H06219361A JP 5009465 A JP5009465 A JP 5009465A JP 946593 A JP946593 A JP 946593A JP H06219361 A JPH06219361 A JP H06219361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scooter
surface portion
foot
floor
step floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5009465A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Shinohara
和典 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP5009465A priority Critical patent/JPH06219361A/ja
Publication of JPH06219361A publication Critical patent/JPH06219361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面感覚の高いフロア面を確保することがで
きるとともに、このステップフロアを使用したスクータ
全体の丸みを失わないようにすることができ、かつ足つ
き性に優れたスクータのステップフロアを提供すること 【構成】 ベース面部20と、ベース面部20の上に形
成されスクータ2に乗車して足を載せたときに足の滑り
を防止する滑り防止面部22とからなり、滑り防止面部
22の上面22aは、ベース面部20の上面23aより
も緩やかに湾曲して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は、スクータのステップ
フロアに関する。
【0002】
【従来の技術】ロードスポーツタイプの自動二輪車に比
べて、全体的に丸みをおびた感じを与えるスクータの基
本スタイルは、腰掛けスタイルで両足を揃えて乗れるよ
うに広くされ、かつ安定性を保つために低くされたステ
ップフロア、大きなレッグシールド、エンジンを包むリ
アボディ部または内蔵されたトランクなどからなる。こ
れらは、自動二輪車を乗用車のような丸みを帯びたスタ
イルに作るにはどうすべきかという課題に対するアイデ
アの積み重ねによって成されたものである。
【0003】ところで、ステップフロアには、安定性を
重視する観点から、足が載るフロア面を平面状に形成し
て、いわゆる足つき性を向上させたものがある。しかし
ながら、従来、このような平面状のフロア面を有するス
テップフロアにあっては、ステップフロアの外郭線のう
ちフロア面に対応する下側の部分、すなわちスクータの
顔ともいえるフロントレッグシールドの後部に位置する
レッグシールドからリアカバーにかけてのボディライン
が、直線状になってしまうため、全体に丸みを与えて乗
用車的なスタイルにしたいとするスクータの上記所期の
目的から遠のいてしまう。
【0004】一方、フロア面を曲面状にすると、上記レ
ッグシールドからリアカバーにかけてのボディラインが
湾曲状になる。これによって、スクータの全体的な丸み
は喪失されないが、ステップフロアに足を置いたときに
つま先が曲がってしまって足の落ち着きがなくなり、乗
車姿勢が不安定になることが考えられる。
【0005】したがって、従来技術にあっては、フロア
面を平面状に形成することに重点をおくとスクータが丸
みをおびなくなり、逆にスクータに丸みを与えることに
重点をおくとフロア面は曲面状になって乗車姿勢が不安
定になりがちという相反する結果になる。
【0006】特開昭62−134385号公報記載のス
クータaは、ステップフロアであるフットボードcの左
右両側縁部d、dに形成された段部e、eによって上記
問題を解決しようとするものであるが、段部e、eによ
ってフロア面gが囲われた形であるので、フロア面g上
における足の裏全体の置き場が、フロア面g上のみとい
う限定されたものとなってしまう。つまり、体の大きな
人や蟹股タイプの人にとっては、体に対してフロア面g
が小さかったり、あるいは蟹股であるがゆえにフロア面
gに足を置きずらい場合がある。このため、これらの人
が乗車すると、フットボードcの側縁部d、dよりも外
につま先部分を出して乗車せざるをえないような形とな
る。しかし、段部e、eがあるために、つま先部分を外
に出しての乗車に無理があった。しかも、つま先を外に
出して乗車するとなると、足の裏の一部と段部e、eと
の接触部分だけで体を支えるようになるので、足つき性
が悪かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明スクータのステ
ップフロアは、前記従来の問題点を解決しようとするも
のであって、その解決しようとする課題は、平面感覚の
高いフロア面を確保することができるとともに、このス
テップフロアを使用したスクータ全体の丸みを失わない
ようにすることができ、かつ足つき性に優れたスクータ
のステップフロアを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明スクータのステッ
プフロアは、以上のような課題を解決するものであっ
て、次のようなものである。すなわち、本発明スクータ
のステップフロアは、ベース面部と、このベース面部の
上に形成されスクータに乗車して足を載せたときに足の
滑りを防止する滑り防止面部とからなり、前記滑り防止
面部の上面は、前記ベース面部の上面よりも緩やかに湾
曲して形成された。
【0009】
【作用】したがって、本発明スクータのステップフロア
によれば、足を載せる滑り防止面部が、ベース面部より
も上部に位置するようになる。そして、滑り防止面部の
上面がベース面部の上面よりも緩やかに湾曲して形成さ
れたので、当該滑り防止面部とベース面部とでは湾曲の
程度が異なって形成される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明スクータのス
テップフロアを図示した実施例に従って詳細に説明す
る。図1は本発明に係るスクータのステップフロアが適
用されたスクータの一部側面図、図2は同スクータのス
テップフロアを備えたスクータの車体フレームカバーの
分解斜視図、図3は滑り防止面部とベース面部との概略
側面図、図4は本発明に係るスクータのステップフロア
の拡大斜視図、図5は図4のA−A線断面図、図6は変
形例を示す図である。
【0011】スクータ2のフレームカバー4は、スクー
タ2の顔ともなるフロントレッグシールド6と、フロン
トレッグシールド6の後部に位置するレッグシールド8
と、フロントレッグシールド6の下方に位置するロアー
レッグシールド10と、ロアーレッグシールド10の後
方でレッグシールド8の下方に位置されステップフロア
としてのリヤレッグシールド12と、リヤレッグシール
ド12の両側部に位置するとともに車両の前後方向にお
けるほぼ中央から後方へ延びる左右対称形状の左サイド
レッグシールド14L・右サイドレッグシールド14R
と、サイドレッグシールド14L・14Rの後部上方に
位置するカバーフレームアッパ16と、付属品17、1
7…と、これらのフレームカバー構成部品6、8、1
0、12、14L、14R、16および17、17…を
一体にするための各スクリュ18・18…とからなる。
【0012】リヤレッグシールド12は、合成樹脂から
なりベース面部20と、ベース面部20の上に形成され
スクータ2に乗車して足を載せたときに足の滑りを防止
する滑り防止面部22とが一体形成されてなるものであ
る。
【0013】ベース面部20は、車両斜め上前方に緩や
かに傾斜して二股に分岐された前方分岐部分20a、2
0aと、車両後部に形成され上方に大きく曲げられた後
方部分20bと、前方分岐部分20a、20aと後方部
分20bとの間に位置され車両前後方向に延びるように
形成された中間部分20cとからなる。
【0014】中間部分20cと前方分岐部分20a、2
0aとが連なる部分23の上面23aは、図3に太い実
線で示すように側方から見て下方に突出するように緩や
かに湾曲された形状をしている。そして、上面23aに
は、大小複数の平板形状をしたパターン24、24…
が、所定の間隔25、25…をおいて分岐部分20a、
20aの各先端から中間部分20cの左右両側にかけて
一連の流れ26l、26rをなして形成されている。こ
れら一連の流れ26lおよび26rを合わせたものが、
前述の滑り防止面部22となる。そして、滑り防止面部
22の上面22aは、図3に太い2点鎖線で示すライン
B上にあり、側方から見て部分23の上面23aよりも
さらに緩やかに下方に突出された状態で湾曲して形成さ
れている。このように部分23の上面23aと滑り防止
面部22の上面22aとの湾曲の程度が異なるため、パ
ターン24、24…は、図1または図3でわかるように
取り付け箇所によって厚みが異なる。すなわち、パター
ン24、24…は、中間部分20cを中心として前方分
岐部分20a、20a側と後方部分20b側に取り付け
られているパターン24、24…ほど薄肉になっている
【0015】なお、分岐部分20a、20aの間にレッ
グシールド8が位置され、また後方部分20bにカバー
フレームアッパ16がそれぞれ位置されてから、スクリ
ュ18、18…によってリヤレッグシールド12が、レ
グシールド8およびカバーフレームアッパ16と一体化
される。
【0016】しかして、このように形成されたスクータ
のステップフロアであるリヤレッグシールド12をスク
ータ2に適用すると次のような作用効果を奏する。足を
載せる滑り防止面部22が、ベース面部20よりも上部
に位置するようになるので、ライディングポジションを
楽にすることができる。また、滑り防止面部22の上面
22aがベース面部20の上面23aよりも緩やかに湾
曲されているので、当該滑り防止面部22とベース面部
20とでは湾曲の程度が異なって形成される。したがっ
て、滑り防止面部22の上面22aを平面に近いぐらい
に緩やかにあらかじめ湾曲して形成しておけば、滑り防
止面部22に足を載せたときの平面感覚を高いものにす
ることができる。そして、ベース面部20を滑り防止面
部22の形状とは別に形成できるので、スクータ2全体
の丸み形状に合わせて形成すればスクータ2の丸み形状
を損なわないようにすることもできる。
【0017】なお、この実施例にあっては、リヤレッグ
シールド12を構成するベース面部20と滑り防止面部
22とは一体形成されてなるものを示したが、図6に示
す変形例のようにベース面部と滑り防止面部とを別体の
ベース面部20Aと滑り防止面部22Aからなるものと
してもよい。この場合、滑り防止面部22Aは硬質ゴム
で形成され適宜の固着手段にて両者は一体化される。
【0018】
【発明の効果】本発明スクータのステップフロアによれ
ば、滑り防止面部がベース面部よりも上部に位置するよ
うになるので、ライディングポジションを楽にできる。
また、足が載る滑り防止面部の上面がベース面部の上面
よりも緩やかに湾曲されているので、当該滑り防止面部
とベース面部とでは湾曲の程度が異なって形成される。
したがって、滑り防止面部の上面を平面に近いぐらいに
緩やかに湾曲して形成すれば滑り防止面部に足を載せた
ときの間隔が平面に近いものとすることができる。そし
て、ベース面部を滑り防止面部の形状とは別の形状に形
成できるので、スクータ全体の丸み形状に合わせてベー
ス面部を形成すればスクータの丸み形状を損なわないよ
うにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータのステップフロアが適用
されたスクータの一部側面図である。
【図2】同スクータのステップフロアを備えたスクータ
の車体フレームカバーの分解斜視図、である。
【図3】滑り防止面部とベース面部との概略側面図であ
る。
【図4】本発明に係るスクータのステップフロアの拡大
斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図でである。
【図6】変形例を示す図である。
【図7】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
2 スクータ 20 ベース面部 22 滑り防止面部 22a 滑り防止面部の上面 23a ベース面部の上面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース面部と、このベース面部の上に形
    成されスクータに乗車して足を載せたときに足の滑りを
    防止する滑り防止面部とからなり、前記滑り防止面部の
    上面は、前記ベース面部の上面よりも緩やかに湾曲して
    形成されたスクータのステップフロア。
JP5009465A 1993-01-22 1993-01-22 スクータのステップフロア Pending JPH06219361A (ja)

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JP5009465A JPH06219361A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 スクータのステップフロア

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JP5009465A JPH06219361A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 スクータのステップフロア

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JPH06219361A true JPH06219361A (ja) 1994-08-09

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JP (1) JPH06219361A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2146508A1 (es) * 1996-03-19 2000-08-01 Honda Motor Co Ltd Estructura de suelo de vehiculo tipo scooter.
WO2016086773A1 (en) * 2014-12-03 2016-06-09 Gogoro Inc. Housing structure
US20220265108A1 (en) * 2021-02-25 2022-08-25 Pacific Steamex Cleaning Systems, Inc. Stand-on floor scrubber

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