JP2777617B2 - 自動2輪車のフレーム - Google Patents

自動2輪車のフレーム

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JP2777617B2
JP2777617B2 JP1240430A JP24043089A JP2777617B2 JP 2777617 B2 JP2777617 B2 JP 2777617B2 JP 1240430 A JP1240430 A JP 1240430A JP 24043089 A JP24043089 A JP 24043089A JP 2777617 B2 JP2777617 B2 JP 2777617B2
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frame
grip
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seat
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道郎 中村
俊彦 奥之園
恒男 梶川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、有利にグリップを設けた自動2輪車に関
する。
[従来の技術] 自動2輪車のシート近傍にグリップを設けることは公
知であり、例えば、特公昭62−53394号公報にはシート
下方のシートレールへ別体のグリップパイプを取付けた
ものが示されている。
また、一般的なフレームの構造は、前後輪を支持する
ためのメインフレームの後部とシートレールの中間部と
をリヤフレームで連結することにより補強されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記公知例の場合、グリップをフレームと
別体のパイプ部材で形成するので、それだけ部品点数並
びに組立て工数が増大する。そのうえ、フレーム剛性の
向上等に寄与できるようなグリップ部の構成も望まれて
いる。
そこで本発明は、かかる課題を解決した自動2輪車の
提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係る自動2輪車の
フレームは、前後輪を支持するメインフレームと、シー
トを支持するためにメインフレームへ取付けられたシー
トレールと、これらメインフレーム及びシートレール間
に架設されるリヤフレームとを備えたものにおいて、こ
のリヤフレームの後端部をシートレールの後部下方に沿
って後端部まで延出させるとともに、この延出部をシー
トレールの外側方へ張り出させてグリップ部を形成し、
このグリップ部の前後をシートレールへ連結したことを
特徴とする。
[発明の作用] リヤフレームの後端部はシートレールの後端部まで延
出し、かつこの延出部がシートレールの外側方へ張り出
しているので、この張り出し部分をグリップとして利用
可能になる。ゆえに、従来別体構成であったグリップ用
の部材を省略できる。
グリップ部の前後をシートレールへ連結したので、グ
リップ部の剛性を上げることができ、その結果としてフ
レーム剛性も上げることができる。また、係る剛性の高
いグリップ部をシートレールの外側方へ張り出させたの
で、グリップ部にバンパー機能を持たせることができ
る。
[実施例] 以下、図面に基づいて一実施例を説明する。第1図は
車体をフルカバーされた実施例の自動2輪車について外
観左側面を示し、図中の符号1は前輪、2はフロントフ
ォーク、3はハンドル、4はシート、5はリヤフォー
ク、6は後輪である。
車体のカバーは、フロントカバー7、フロントバンパ
8、センタカバー9、アッパーサイドカバー10、ロアサ
イドカバー11、グリップカバー12、スキッドプレート13
からなる。なお、図では見えないが、フロントカバー7
下部(前輪1の上方)はルーバー付のアンダーカウルで
覆われている。また、ロアサイドカバー11の後部のグリ
ップカバー12と接続する部分は、車体内方へ凹入する凹
部14が形成されている。
第2図はこれらカバー部材によって覆われている車体
内部を透視した図であり、15はメインフレーム、16はリ
ヤフォーク5の前端部を枢着するピボットプレート、17
はシートレール、18はリヤフレームである。シートレー
ル17はメインフレーム15の中間上部から斜め上り後方へ
延出し、その上方にシート4が支持され、後端にはブラ
ケット17aが取付けられている。リヤフレーム18はその
側面形状がメインフレーム15、ピボットプレート16及び
シートレール17とによってトラス形状をなすよう、ピボ
ットプレート16からシートレール17の後端部へ向かって
後方へ斜め上りに延出し、後端部はシートレール17の後
端部に沿う延出部をなし、さらに後端はブラケット17a
近傍へ連結されている。またリヤフレーム18の基部には
ブラケット18aが設けられている。なお、メインフレー
ム15の下方にはエンジン19が支持されている。リヤフレ
ーム18後部のミッション室19a内には、ベルト式変速機
(図示省略)が収容されている。符号19bは普段は取り
外されている緊急用の着脱自在式キックペダル、19cは
後述するメインフレーム15からの冷却空気をミッション
室19a内へ導入するための連結パイプである。符号20は
ダウンフレームである。
第3図はフレームの平面形状を、第4図はその側面形
状をそれぞれ示し、シートレール17とリヤフレーム18は
それぞれ左右対をなして設けられており、両者の後部は
ブリッジプレート21、22で連結され、左右のシートレー
ル17後端部間はクロスプレート23で連結されている。リ
ヤフレーム18の後部をなす延出部はシートレール17の外
側方へ張り出しており、この部分がグリップ部24となっ
ている。メインフレーム15は中空パイプ状をなし、その
前端部にはヘッドパイプ15aが取付けられ、これらの連
結部はガセット15bで補強されている。なお、ガセット1
5bの側部にはウェルドナット15cが設けられ、これにダ
ウンフレーム20の上端部に形成された取付部20aの取付
穴20bを合せてボルト止めされる。また、ガセット15bの
側面にはメインフレーム15と連通する冷却空気のインレ
ット15dが設けられ、ここからメインフレーム15内へ入
った空気がメインフレーム15の後端部側方へ突出するア
ウトレット15eより出て、第2図に示すように、連結パ
イプ19cからミッション室19a内へ入り、内部のベルト式
変速機を冷却するようになっている。
第5図及び第6図はロアサイドカバー11の側面及び平
面形状をそれぞれ示す図であり、ロアサイドカバー11の
上端縁はアッパーサイドカバー10との接続段部25をな
し、ここから上方へ係合突起26、27が突出形成され、ア
ッパーサイドカバー10の下端縁部に形成されている係合
穴(図示省略)に係合するようになっている。図中の符
号28はエンジンルームへのインレット、29はアウトレッ
ト、30・31はシートレール17及びリヤフレーム18に設け
られているブラケット17a及び18a(第2図参照)へそれ
ぞれボルト止めするための取付部である。
グリップカバー12はロアサイドカバー11の後部上方に
重なる部材であり、先端部はアッパーサイドカバー10の
後部へ接続し、かつ下端はロアサイドカバー11の接続段
部25に重なり、係合突起26を介してロアサイドカバー11
と係合している。さらに第7図にも示すように、グリッ
プカバー12下方に位置するロアサイドカバー11の後部上
方に内方へ凹入形成された凹部14内にはグリップ部24が
臨むようになっている。
次に、本実施例の作用を説明する。第7図に示すよう
に、グリップカバー12下方でロアサイドカバー11の上部
に車体内方へ凹入する凹部14が形成され、この凹部14内
にグリップ部24が臨んでいるので、凹部14内は手を入れ
てグリップ部24を握ることが可能になり、シート4上の
乗員が従来同様のグリップとして使用できる。ゆえに、
リヤフレーム18の後端部をグリップとして兼用できるの
で、従来別体に構成されていたものを一体化でき、部品
点数並びに組立工数をそれぞれ削減することができる。
しかも、グリップ部24がシートレール17の外側方へ張り
出すことにより、車体後部におけるバンパ的な機能をも
有する。さらにリヤフレーム18の後端部がシートレール
17の後端部まで延出し、かつ端部相互を連結しているの
で、グリップ部24がシートレール17の後部側を補強して
フレーム剛性を高めることができる。
[発明の効果] 本発明は、リヤフレームの後端部をシートフレームの
後端部まで延出させるとともに、この延出部をシートフ
レームの外側方へ張り出させてグリップ部としたので、
リヤフレームの一部をグリップとして兼用できる。ゆえ
に、従来別体であったグリップをリヤフレームと一体化
できることになり、部品点数並びに組立工数を伴に削減
することができる。そのうえ、グリップ部の前後をシー
トレールへ連結したので、グリップ部の剛性を上げるこ
とができ、その結果としてフレーム剛性も上げることが
できる。また、係る剛性の高いグリップ部をシートレー
ルの外側方へ張り出させたので、グリップ部にバンパー
機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は実施例を示し、第1図は自動2輪車
の左側面図、第2図は車体要部の側面透視図、第3図は
フレームの平面図、第4図はその側面図、第5図はロア
サイドカバーの側面図、第6図はその平面図、第7図は
第1図のA−A線に沿う断面図である。 (符号の説明) 1……前輪、8……後輪、11……ロアサイドカバー、12
……グリップカバー、15……メインフレーム、17……シ
ートレール、18……リヤフレーム、24……グリップ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後輪を支持するメインフレームと、シー
    トを支持するためにメインフレームへ取付けられたシー
    トレールと、これらメインフレーム及びシートレール間
    に架設されるリヤフレームとを備えたものにおいて、こ
    のリヤフレームの後端部をシートレールの後部下方に沿
    って後端部まで延出させるとともに、この延出部をシー
    トレールの外側方へ張り出させてグリップ部を形成し、
    このグリップ部の前後をシートレールへ連結したことを
    特徴とする自動2輪車のフレーム。
JP1240430A 1989-09-16 1989-09-16 自動2輪車のフレーム Expired - Fee Related JP2777617B2 (ja)

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KR20020065256A (ko) * 2001-02-06 2002-08-13 익스팬전자 주식회사 열전달 파이프를 구비한 히트싱크
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