JP3114649B2 - ラッチ回路 - Google Patents

ラッチ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッチ回路に関
し、特に、情報の安定性と動作の高速度性を有すると共
に、消費電力の低減を図り、半導体装置として構成して
好適なラッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラッチ回路は、例えば特
開平5−268000号公報に記載されるように、情報
を安定に保持し、且つ動作速度を向上させる目的として
用いられている。図10は、従来のラッチ回路の回路構
成の一例を示す図である。
【0003】図10を参照して、一方のデータ信号入力
端子D911か伝送ゲート(トランスファゲート)96
1Tを介してCMOSインバータ131の入力端子に接
続され、他方の反転データ信号入力端子912が伝送ゲ
ート962Tを介してCMOSインバータ132の入力
端子に接続され、CMOSインバータ132の出力端子
が伝送ゲート971Tを介してCMOSインバータ13
1の入力端子に接続され、CMOSインバータ131の
出力端子が伝送ゲート972Tを介してCMOSインバ
ータ132の入力端子に接続されている。
【0004】伝送ゲート961T、962T、971T
及び972Tは、いずれも、NMOSトランジスタとP
MOSトランジスタとを並列接続し、各トランジスタの
ゲートに相補信号を入力する構成とされている。
【0005】伝送ゲート961T及び962TのNMO
Sトランジスタのゲート、並びに、伝送ゲート971T
及び972TのPMOSトランジスタのゲートが互いに
共通のクロック信号入力端子41に接続され、これにク
ロック信号φが供給される。同様に、伝送ゲート961
T及び962TのPMOSトランジスタのゲート、並び
に、伝送ゲート971T及び972TのNMOSトラン
ジスタのゲートが互いに共通の反転クロック信号入力端
子51に接続され、これに反転クロック信号*φが供給
される。なお、ここでは、ある信号の反転(相補)信号
を記号*で示す。
【0006】次に、上記構成のラッチ回路の動作につい
て、図11を参照して説明する。
【0007】最初にクロック信号φが“0”、且つ、反
転クロック信号*φが“1”で、伝送ゲート961T及
び962TがOFF状態、伝送ゲート971T及び97
2TがON状態になっており、また入力データ信号D及
び反転出力データ信号*Qが“1”、反転入力データ信
号*D及び出力データ信号Qが“0”になっているとす
る。
【0008】この状態で、クロック信号φが“1”、且
つ、反転クロック信号*φが“0”に遷移すると、伝送
ゲート961T及び962TがON状態に遷移し、伝送
ゲート971T及び972TがOFF状態に遷移する。
【0009】これにより、CMOSインバータ131と
132との環状接続(襷掛け接続)が遮断状態となり、
すなわち入力データ信号Dと反転出力データ信号*Qと
が、反転スルー状態となるので、入力データ信号Dの電
流が伝送ゲート961T及び971Tを通ってCMOS
インバータ132に流れ込むことが無く、CMOSイン
バータ131及び132の反転出力データ信号*Q及び
出力データ信号Qは高速に反転する。
【0010】すなわち、クロック信号φ及び反転クロッ
ク信号*φが能動状態になってから、CMOSインバー
タ131及び132の出力データ信号が反転する迄の遅
延時間は、伝送ゲート961T及び962TがOFF状
態からON状態に遷移する時間と、CMOSインバータ
131及び132の信号伝搬遅延時間と、の和となり、
遅延時間が低減する。
【0011】次に、クロック信号φが“0”、且つ、反
転クロック信号*φが“1”に遷移すると、伝送ゲート
961T及び962TがOFF状態、伝送ゲート971
T及び972Tとで双安定回路が構成されて、反転出力
データ信号*Q、及び出力データ信号Qが保持される。
このいわゆるラッチ状態では、CMOSインバータ13
1と132とが、低抵抗で接続されているために、保持
情報は安定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のラッチ回路においては、クロック信号の周波数
が上昇すると、その周波数に比例して消費電力が増加す
るという問題点を有している。
【0013】その理由は、従来のラッチ回路の構成要素
であるCMOSインバータ131及び132が、原理的
には、トーテムポール型のプッシュプル回路構成を採用
していることによる。これについては、例えば文献『1
988年、ニュー・ジャージー、プレンティス・ホール
社、「シーモス・ディジタル・サーキット・テクノロジ
ー」、ジョージ・マサカズ著、157〜159頁(Mas
akazu Shoji“CMOS Digital Circuit Tech
nology”, Prentice-Hall, Inc., New-Jersey,
1988, pp.157-159)』に記載されているように、C
MOSインバータ131の場合は、ゲート及びドレイン
の各々を共通に接続されたPMOSトランジスタ981
とNMOSトランジスタ982からなり、且つ、ゲート
共通端を入力端子にドレイン共通端を出力端子にすると
共に、PMOSトランジスタのソースを高電位電源端子
91に、NMOSトランジスタ982のソースを低電位
電源端子92に接続したトーテムポール型プッシュプル
回路構成を有する。
【0014】従って、CMOSインバータ131の場合
には、入力端に供給された信号が遷移する過度過程にお
いて、PMOSトランジスタ981及びNMOSトラン
ジスタ982が共に飽和状態に、すなわちON状態にあ
る時間帯が存在するため、高電位電源端子91と低電位
電源端子92との間で貫通電流が流れ、無駄な電力を消
費してしまうことになる。
【0015】さらには、前記動作説明でも述べたよう
に、クロック信号φが“0”から“1”に、反転クロッ
ク信号*φが“1”から“0”に遷移すると、伝送ゲー
ト961T及び962TがOFF状態からON状態に、
伝送ゲート971T及び972TがON状態からOFF
状態に遷移し、CMOSインバータ131と132との
環状状態が遮断状態となると共に、入力データ信号Dと
反転出力データ信号*Qとが反転スルー状態となり、C
MOSインバータ131及び132の各々反転出力デー
タ信号*Q及び出力データ信号Qは高速に反転する。
【0016】従って、クロック信号φが“0”から
“1”へ、反転クロック信号*φが“1”から“0”へ
と遷移する度ごとに、CMOSインバータ131及び1
32において貫通電流を消費する機会があるため、クロ
ック信号の周波数が上昇するに従い該周波数に比例し
て、消費電力が増加してしまうことになる。
【0017】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、情報の安定性と
動作の高速度性を有するラッチ回路において消費電力を
低減するラッチ回路を提供することにある。より詳細に
は、本発明は、特にラッチ回路がサンプリング演算の最
中において電源間を流れる貫通電流を削減するようにし
たラッチ回路を提供することをその目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のラッチ回路は、一対のクロックド・CMO
Sインバータのデータ出力端とデータ入力端交差接続
して構成した双安定な回路の各クロックド・CMOSイ
ンバータのデータ入力端にサンプリング用スイッチ素子
対を接続してサンプリング信号の入力端とし、一対の前
記クロックド・CMOSインバータにおいて、電源終端
側に隣接するPMOSトランジスタ及びNMOSトラン
ジスタの各ドレイン端子をホールディング信号の出力端
とし、前記出力端側に隣接してホールディング用スイッ
チ素子対を備え、前記サンプリング用スイッチ素子対と
前記ホールディング用スイッチ素子対が相補的にオン・
オフ制御される。
【0019】また、本発明は、一対のクロックド・CM
OSインバータのデータ出力端とデータ入力端交差
続して構成した双安定な回路の各クロックド・CMOS
インバータのデータ入力端に伝送ゲートを接続してサン
プリング信号の入力端とし、一対の前記クロックド・C
MOSインバータにおいて、電源終端側に隣接するPM
OSトランジスタ及びNMOSトランジスタの各ドレイ
ン端子をホールディング信号の出力端とし、前記出力端
側に隣接するPMOSトランジスタ及びNMOSトラン
ジスタのゲート端子をラッチ回路の制御信号の入力端と
し、サンプリング期間中は、電源間に直列接続されたM
OSトランジスタの少なくとも一つがオフ状態となる、
ようにしている
【0020】本発明のラッチ回路は、好ましくは、第一
のデータ信号入力端子対(図1の11及び12)が第一
のサンプリング用スイッチ素子対の各々を介して第一の
相補対な一対のPMOSトランジスタ(図1の81)
及びNMOSトランジスタ(図1の82)のゲートに共
通に接続され、第二のデータ信号入力端子対(図1の1
3及び14)が第二のサンプリング用スイッチ素子対
(図1の63及び64)の各々を介して第二の相補対
な一対のPMOSトランジスタ(図1の83)及びNM
OSトランジスタ(図1の84)のゲートに共通に接続
され、前記第一の相補対な一対のPMOSトランジス
タ(図1の81)及びNMOSトランジスタ(図1の8
2)のソースは各々が高電位電源端子(図1の91)及
び低電位電源端子(図1の92)に接続され、ドレイン
は各々が第一のデータ信号出力端子対(図1の21及び
22)の各々に接続され、前記第二の相補対な一対の
PMOSトランジスタ(図1の83)及びNMOSトラ
ンジスタ(図1の84)のソースは各々が前記高電位電
源端子(図1の91)及び低電位電源端子(図1の9
2)に接続され、ドレインは各々が第二のデータ信号出
力端子対(図1の23及び24)の各々に接続され、前
記第一のデータ信号出力端子対(図1の21及び22)
が第一のホールディング用スイッチ素子対(図1の71
及び72)の各々を介して前記第二の相補対な一対の
PMOSトランジスタ(図1の83)及びNMOSトラ
ンジスタ(図1の84)のゲートに共通に接続され、前
記第二のデータ信号出力端子対(図1の23及び24)
が第二のホールディング用スイッチ素子対(図1の73
及び74)の各々を介して前記第一の相補対な一対の
PMOSトランジスタ(図1の81)及びNMOSトラ
ンジスタ(図1の82)のゲートに共通に接続されてお
り、前記第一のデータ信号入力端子対(図1の11及び
12)と第二のデータ信号入力端子対(図1の13及び
14)とを相補的に制御し、前記第一のデータ信号入力
端子対(図1の11及び12)を互いに補完的に制御
し、前記第二のデータ信号入力端子対(図1の13及び
14)を互いに補完的に制御し、前記第一のサンプリン
グ用スイッチ素子対(図1の61及び62)及び第二の
サンプリング用スイッチ素子対(図1の63及び64)
と前記第一のホールディング用スイッチ素子群(図1の
71及び72)及び第二のホールディング用スイッチ素
子群(図1の73及び74)とを互いに相補的に制御す
る、ことを特徴とする。
【0021】また 本発明のラッチ回路は、好ましく
は、前記第一の相補対称な一対のPMOSトランジスタ
(図1の81)及びNMOSトランジスタ(図1の8
2)が共通に接続されたゲートが第三のデータ信号出力
端子(図1の32)に接続され、前記第二の相補対象な
一対のPMOSトランジスタ(図1の83)及びNMO
Sトランジスタ(図1の84)が共通に接続されたゲー
トが第四のデータ信号出力端子(図1の31)に接続さ
れている。
【0022】本発明のラッチ回路は、好ましくは、前記
第一のサンプリング用スイッチ素子対(図1の61及び
62)、第二のサンプリング用スイッチ素子対(図1の
63及び64)、第一のホールディング用スイッチ素子
群(図1の71及び72)、及び第二のホールディング
用スイッチ素子群(図1の73及び74)が、MOSト
ランジスタで構成されている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明のラッチ回路は、その好ましい実施
の形態において、第1のデータ信号入力端子対(図1の
11及び12)が、第1のサンプリング用スイッチ素子
対(図1の61及び62)の各々を介して、第2のデー
タ信号出力端子(図1の32)と、第1の相補対称な一
対のPMOSトランジスタ(図1の81)及びNMOS
トランジスタ(図1の82)のゲートに共通に接続さ
れ、また第2のデータ信号入力端子対(図1の13及び
14)が、第2のサンプリング用スイッチ素子対(図1
の63及び64)の各々を介して、第1のデータ信号出
力端子(図1の31)と、第2の相補対称な一対のPM
OSトランジスタ(図1の83)及びNMOSトランジ
スタ(図1の84)のゲートに共通に接続される。
【0024】また、第2のデータ信号出力端子(図1の
32)が、第2のホールディング用スイッチ素子対(図
1の73及び74)を介して、第2の異なるデータ信号
出力端子対(図1の23及び24)と、第2の相補対称
な一対のPMOSトランジスタ(図1の83)及びNM
OSトランジスタ(図1の84)のドレインの各々に接
続され、第1のデータ信号出力端子(図1の31)が第
1のホールディング用スイッチ素子対(図1の71及び
72)を介して、第1の異なるデータ信号出力端子対
(図1の21及び22)と、第1の相補対称な一対のP
MOSトランジスタ(図1の81)及びNMOSトラン
ジスタ(図1の82)のドレインの各々に接続される。
【0025】なお、PMOSトランジスタ(図1の81
及び83)のソースは高電位電源端子(図1の91)に
接続して高電位電源電圧(図1のVDD)を供給し、N
MOSトランジスタ(図1の82及び84)のソースは
低電位電源端子(図1の92)に接続し低電位電源電圧
(図1のVSS)を供給させたソース終端型の構成であ
る。
【0026】さらに、第1、第2のサンプリング用スイ
ッチ素子対(図1の61、62、63、及び64)と、
第1、第2のホールディング用スイッチ素子対(図1の
71、72、73、及び74)は、各々が、制御入力端
子一対(図1の41及び51)の各々に接続させること
により相補的に動作させる。
【0027】以上説明した構成によって、ラッチ回路の
消費電力を低減し、特にクロック信号などが能動状態に
遷移する過程において電源間を流れる貫通電流を削減す
ることかできる。
【0028】第1、第2のサンプリング用スイッチ素子
対(図1の61、62、63、及び64)と、第1、第
2のホールディング用スイッチ素子対(図1の71、7
2、73、及び74)とを相補的に動作させることによ
り、サンプリング用スイッチ素子対(図1の61、6
2、63、及び64)がON状態に在るとき、ホールデ
ィング用スイッチ素子対(図1の71、72、73、及
び74)を必ずOFF状態に置くことができる。
【0029】このため、データ信号入力端子群(図1の
11、12、13、及び14)から供給された入力デー
タ信号が既にON状態に在るサンプリング用スイッチ素
子群(図1の61、62、63、及び64)を介して、
相補対称な一対のPMOSトランジスタ(図1の81又
は83)及びNMOSトランジスタ(図1の82及び8
4)のゲートを制御し、すなわち相補対称的に、ON状
態またはOFF状態を遷移させた場合に、たとえPMO
Sトランジスタ(図1の81又は83)及びNMOSト
ランジスタ(図1の82及び84)とが共にON状態に
在る遷移期間が生じたとしても、ホールディング用スイ
ッチ素子群(図1の71、72、73、及び74)が必
ずOFF状態に在るために、高電位電源電圧(図1のV
DD)を供給する高電位電源端子(図1の91)と低電
位電源電圧(図1のVSS)を供給する低電位電源端子
(図1の92)との間で、貫通電流が流れることは無
く、消費電力を消費することも無い。
【0030】さらに、PMOSトランジスタ(図1の8
1又は83)及びNMOSトランジスタ(図1の82又
は84)とが、共にON状態に在る遷移期間を経過し、
且つ相補対称にON状態またはOFF状態へ静的に安定
化し切った後に、サンプリング用スイッチ素子群(図1
の61、62、63、及び64)とホールディング用ス
イッチ素子群(図1の71、72、73、及び74)を
また相補的に動作させて、今度はサンプリング用スイッ
チ素子群(図1の61、62、63、及び64)をOF
F状態に置けば、ホールディング用スイッチ素子群(図
1の71、72、73、及び74)は必ずON状態とな
るが、しかし、既に、PMOSトランジスタ(図1の8
1又は83)及びNMOSトランジスタ(図1の82又
は84)とが共にON状態に在る遷移期間は過ぎ去って
いるために、高電位電源電圧(図1のVDD)を供給す
る高電位電源端子(図1の91)と低電位電源電圧(図
1のVSS)を供給する低電位電源端子(図1の92)
との間で貫通電流が流れることは無く、すなわち消費電
力を消費することも無い。
【0031】
【実施例】上記した実施の形態について更に詳細に説明
すべく、本発明の実施例について以下に図面を参照して
説明する。
【0032】図1は、本発明の実施例の構成原理を示す
ラッチ回路の構成図である。
【0033】図1を参照して、一方のデータ信号入力端
子11及び12が各々スイッチ素子61及び62を介し
てデータ信号出力端子32に共通接続され、他方のデー
タ信号入力端子13及び14が各々スイッチ素子63及
び64を介してデータ信号出力端子31に共通接続され
る。
【0034】また、一方のデータ信号出力端子32がス
イッチ素子73及び74を介して各々データ信号出力端
子23及び24に接続され、他方のデータ信号出力端子
31がスイッチ素子71及び72を介して各々データ信
号出力端子21及び22に接続される。
【0035】さらに、PMOSトランジスタ81及び8
3のゲートは各々データ信号出力端子32及び31に、
ドレインは各々データ信号出力端子21及び23に接続
され、ソースは高電位電源端子91に共通接続されると
共に高電位電源電位VDDを供給し、NMOSトランジ
スタ82及び84のゲートは各々データ信号出力端子3
2及び31に、ドレインは各々データ信号出力端子22
及び24に接続され、ソースは低電位電源端子92に共
通接続されると共に低電位電源電圧VSSを供給する。
【0036】スイッチ素子61、62、63、及び64
は共通の制御入力端子41に接続し、スイッチ素子7
1、72、73、及び74は共通の制御入力端子51に
接続することによりスイッチ素子61、62、63、及
び64とスイッチ素子71、72、73、及び74とが
相補的に動作する。
【0037】なお、図1に示したスイッチ素子61、6
2、63、64、71、72、73、及び74は、メイ
クスイッチ素子、すなわちNMOSトランジスタの如
く、制御信号が“1”のときにON状態となる属性のス
イッチ素子であって、スイッチ素子61、62、63、
及び64の制御入力端子41にクロック信号φを供給
し、スイッチ素子71、72、73、及び74の制御入
力端子51にクロック信号*φを供給する場合を示して
いる。
【0038】他方、これらスイッチ素子としてはブレー
クスイッチ素子、すなわちPMOSトランジスタの如く
制御信号が“0”のときにON状態となる属性のスイッ
チ素子としてもよく、例えば図3に示されたPMOSト
ランジスタ61P、63P、71P、及び73Pは、図
1に示されるスイッチ素子61、63、71、及び73
の各々に対応させてブレークスイッチ素子の属性を有す
る他のスイッチ素子、すなわちPMOSトランジスタに
置き換えた場合であり、PMOSトランジスタ61P及
び63Pのゲートは制御入力端子51に接続させて反転
クロック信号*φを供給し、PMOSトランジスタ71
P及び73Pのゲートは制御入力端子41に接続させて
クロック信号φを供給する。
【0039】図2は、図1に示した本実施例の動作を説
明するためのタイミングチャートである。図1及び図2
を参照して、本実施例の動作について説明する。
【0040】最初のクロック信号φが“0”、且つ、反
転クロック信号*φが“1”で、スイッチ素子61、6
2、63、及び64がOFF状態に、スイッチ素子7
1、72、73、及び74がON状態になっており、ま
た入力データ信号DH、反転出力データ信号*N、反転
出力データ*QH及び*QLが“1”に、反転入力デー
タ信号*DL、出力データ信号N、出力データ信号Q
L、及びQHが“0”になっているとする。
【0041】この状態では、PMOSトランジスタ81
とNMOSトランジスタ84がON状態に、NMOSト
ランジスタ82とPMOSトランジスタ83がOFF状
態になっており、PMOSトランジスタ81とNMOS
トランジスタ84とが各々スイッチ素子71と74を介
して、環状接続されて静的な安定状態にある。なお、入
力データ信号DLは、入力データ信号DHに対して相互
補完する信号として、“Z”又は“1”に、反転入力信
号データ*DHは、入力データ信号*DLに対して相互
補完する信号として“Z”又は“0”になっているとす
る。
【0042】この状態で、クロック信号φを“1”に、
且つ、反転クロック信号*φを“0”に遷移させると、
スイッチ素子61、62、63、及び64がONに遷移
し、スイッチ素子71、72、73、及び74がOFF
状態に遷移する。これにより、PMOSトランジスタ8
1のドレインがスイッチ素子71を介してNMOSトラ
ンジスタ84のゲートを制御する経路と、NMOSトラ
ンジスタ84のドレインがスイッチ素子74を介してP
MOSトランジスタ81のゲートを制御する経路と、が
遮断状態となり、入力データ信号DHと出力データ信号
Nとがスルー状態に、入力データ信号DHと反転出力デ
ータ信号*QLとが反転スルー状態になり、同様に、入
力データ信号*DLと反転出力データ信号*Nとがスル
ー状態に、入力データ信号*DLと出力データ信号QH
とが反転スルー状態になる。
【0043】そして、入力データ信号DHの電流がスイ
ッチ素子61及び74を通ってNMOSトランジスタ8
4に流れ込むことが無く、同様に、入力データ信号*D
Lの電流がスイッチ素子64及び71を通ってPMOS
トランジスタ81に流れ込むことが無いために、NMO
Sトランジスタ82及びPMOSトランジスタ83を介
して各々反転出力データ信号*QL及び出力データ信号
QHが高速に反転する。
【0044】しかも、NMOSトランジスタ82とPM
OSトランジスタ83がON状態に、PMOSトランジ
スタ81とNMOSトランジスタ84がOFF状態に遷
移する過渡過程において、既に、スイッチ素子71〜7
4は全て完全にOFF状態に至っているために、高電位
電源端子91と低電位電源端子92との間で貫通電流が
流れることは無く、従って、無駄な電力を消費すること
も無い。
【0045】なお、クロック信号φが能動状態になって
から反転出力データ信号*QL及び出力データ信号QH
が反転する迄の遅延時間は、スイッチ素子61〜64が
OFF状態からON状態に遷移する時間、すなわちクロ
ック信号φが能動状態になってから、反転出力データ信
号*N及び出力データ信号Nが反転する遅延時間、とN
MOSトランジスタ82とPMOSトランジスタ83が
OFF状態からON状態に遷移する時間と、の和にな
る。
【0046】次に、クロック信号φを“0”に、且つ、
反転クロック信号*φを“1”に遷移させると、スイッ
チ素子61、62、63、及び64がOFF状態に遷移
し、スイッチ素子71、72、73、及び74がON状
態に遷移する。これにより、NMOSトランジスタ82
のドレインがスイッチ素子72を介してNMOSトラン
ジスタ84のゲートを制御する経路と、PMOSトラン
ジスタ83のドレインがスイッチ素子73を介してNM
OSトランジスタ82のゲートを制御する経路と、で双
安定な循環経路が構成され、いわゆるラッチ状態にあ
り、出力データ信号Nと反転出力データ信号*QL及び
反転出力データ信号*Nと出力データ信号QHが、低抵
抗なスイッチ素子72及び73を介して接続されるため
に保持情報は安定している。
【0047】また、同時にスイッチ素子71及び73が
ON状態に在るために反転出力データ信号*QH及び出
力データ信号QLも各々スイッチ素子71及び74を介
して各々反転出力データ信号*QL及び出力データ信号
QHと同一の保持情報へと確定する。
【0048】なお、図1の回路動作を示す図2のタイミ
ングチャートには、続けてクロック信号φが“0”、且
つ、反転クロック信号*φが“1”でスイッチ素子6
1、62、63、及び64がOFF状態に、スイッチ素
子71、72、73、及び74がON状態になってお
り、また入力データ信号DL、反転出力データ信号*
N、反転出力データ信号*QL及び*QHが“0”に、
反転入力データ信号*DL、出力データ信号N、出力デ
ータ信号QH、及びQLが“1”になっている初期状態
からのスルー動作及びラッチ動作の一連のタイミングチ
ャートも併せて示してある。なお、この初期状態におい
て、入力データ信号DHは入力データ信号DLに対して
相互補完する信号として“Z”又は“0”に、反転入力
信号データ*DLは入力データ信号*DHに対して相互
補完する信号として“Z”又は“1”になっているとす
る。
【0049】以上のことから本実施例によれば、情報の
安定性と動作の高速度性を有することは勿論であるが、
クロック信号などが能動状態に遷移する過度過程におい
て電源間を流れる貫通電流を完全に削減することがで
き、消費電力の浪費を回避できる。
【0050】図3は、本発明の一実施例のより具体的な
ラッチ回路の回路構成を示す図である。
【0051】図3を参照すると、本実施例のラッチ回路
は、図1のラッチ回路の原理構成図に示したスイッチ素
子61〜64及び71〜74は、メイクスイッチ素子、
すなわちNMOSトランジスタの如くゲートへの制御信
号が“1”のときにON状態となる属性のスイッチ素子
であって、スイッチ素子61〜64の制御入力端子41
にクロック信号φを供給し、スイッチ素子71〜74の
制御入力端子51に反転クロック信号*φを供給する場
合を示している。他方、スイッチ素子としてはブレーク
スイッチ素子、すなわちPMOSトランジスタの如くゲ
ートへの制御信号が“0”のときにON状態となる属性
のスイッチ素子もある。
【0052】そこで、図3に示した本発明の第1実施例
になるラッチ回路において、PMOSトランジスタ61
P、63P、71P、及び73Pは、図1に示されるス
イッチ素子61、63、71、及び73の各々に対応さ
せてブレークスイッチ素子の属性を有する他のスイッチ
素子、すなわちPMOSトランジスタに置き換えた場合
であり、PMOSトランジスタ61P及び63Pのゲー
トは制御入力端子51に接続させて反転クロック信号*
φを供給し、PMOSトランジスタ71P及び73Pの
ゲートは制御入力端子41に接続させてクロック信号φ
を供給している。
【0053】なお、NMOSトランジスタ62N、64
N、72N、及び74Nは、図1に示されるスイッチ素
子62、64、72、及び74の各々に対応させたメイ
クスイッチ素子の属性を有するスイッチ素子、すなわち
NMOSトランジスタに置き換えてあり、NMOSトラ
ンジスタ62N及び64Nのゲートは制御入力端子41
に接続させてクロック信号φを供給し、NMOSトラン
ジスタ72N及び74Nのゲートは制御入力端子51に
接続させて反転クロック信号*φを供給している。
【0054】以上のことから、第1の実施例によれば、
図1に示したスイッチ素子61〜64及び71〜74
が、図3に示したMOSトランジスタ61P、62N、
63P、64N、71P、72N、73P、及び74N
に各々一対一に対応し、最小限のトランジスタ素子数で
ある、6素子でラッチ回路を構成することができる。
【0055】図9は、0.35ミクロン級のゲート長を
有するCMOSプロセスを用いて、本発明のラッチ回路
を構成した場合の一実施例の消費電流値の過渡時間特性
を示す図であり、特に、ラッチ回路をラッチ回路からス
ルー状態に遷移させたときの特性を示す。また、図9の
グラフに示される実線は、図3に示した本発明の第1実
施例からなるラッチ回路による消費電流値の過渡時間特
性であり、破線は、比較例として、図10に示した従来
の例からなるラッチ回路による消費電流値の過渡時間特
性であり、各々グラフ内の左側目盛りを参照する。な
お、図9のグラフ内の右側目盛りを参照する一点鎖線
は、図3並びに図10のラッチ回路の反転クロック信号
入力端子51に印加した反転クロック信号*φの信号電
圧値の時間遷移を示し、ここでは正弦波状の信号波形を
印加している。
【0056】図9からもわかるように、本発明の第1実
施例のラッチ回路は、従来のラッチ回路に対して、消費
電流の最大値を約50%に抑制し、且つ平均値並びに積
分値において共に約40%の削減を実現しており、本発
明のラッチ回路が消費電力を著しく低減する効果を証明
している。
【0057】図4は、本発明の第2実施例をなす、より
具体的なラッチ回路の回路構成を示す図である。
【0058】図4を参照すると、本実施例のラッチ回路
は、図1のラッチ回路の原理構成図に示したスイッチ素
子61〜64及び71〜74に対応させて、同様のスイ
ッチ特性を有する伝送ゲート61T〜64T及び71T
〜74Tに全て置き換えた場合である。このとき、伝送
ゲート61T〜64Tの構成素子であるPMOSトラン
ジスタのゲートは制御端子51に接続させて反転クロッ
ク信号*φを供給し、同様に構成素子であるNMOSト
ランジスタのゲートは制御端子41に接続させてクロッ
ク信号φを供給する。他方、伝送ゲート71T〜74T
の構成素子であるNMOSトランジスタのゲートは制御
端子51に接続させて反転クロック信号*φを供給し、
同様に構成素子であるPMOSトランジスタのゲートは
制御端子41に接続させてクロック信号φを供給する。
【0059】以上のように、スイッチ素子としてCMO
Sの伝送ゲートを使用したことによって、これら伝送ゲ
ートは通過する信号に対して線形抵抗を有するスイッチ
素子と見なすことができ、且つ“0”状態を示す電位と
して低電位電源電圧GND、及び“1”状態を示す電位
として高電位電源電圧VDDを伝送することができる。
したがってスイッチ素子として伝送特性の優れたこれら
伝送ゲートを本ラッチ回路に使用することにより動作余
裕度を向上することができる。
【0060】図5は、本発明の第3実施例をなす、応用
的なマスタースレーブ型Dフリップフロップ回路の回路
構成を示す図である。この第3実施例は、上記の第1実
施例のラッチ回路の一応用例である。
【0061】図5において、破線により囲まれたラッチ
回路X及びYは共に、図3に示した第1実施例のラッチ
回路と同一構成要素から成り立っており、図5内のラッ
チ回路Xの構成要素に記された符号は図3の構成要素に
記した符号の末尾に文字Xを付加した符号とし、同様に
ラッチ回路Yの構成要素に示された符号は図3の構成要
素に記された符号の末尾に文字Yを付加した符号として
いる。
【0062】そこで、図5の第3実施例のマスタースレ
ーブ型Dフリップフロップ回路は、データの取り込みを
行なう処のマスター回路としての役目をもつラッチ回路
Xに、データを保持する処のスレーブ回路としての役目
をもつラッチ回路Yを接続させる。すなわちラッチ回路
Xのデータ信号出力端子21X〜24Xをラッチ回路Y
のデータ信号入力端子11Y〜14Yの各々に接続させ
る。
【0063】マスタースレーブ型Dフリップフロップ回
路のデータ信号入力端子101をラッチ回路Xのデータ
信号入力端子11X及び12Xに接続する。また、PM
OSトランジスタ111P及びNMOSトランジスタ1
12Nのソースには高電位電源端子91及び低電位電源
端子92Gを各々接続し、ドレインにはラッチ回路Xの
反転データ信号入力端子13X及び14Yを接続し、ゲ
ートにはマスタースレーブ型Dフリップフロップ回路の
データ信号入力端子101を接続することによりマスタ
ースレーブ型Dフリップフロップ回路にとっての反転デ
ータ信号が自動生成される。
【0064】なお、ラッチ回路Yのデータ信号出力端子
21Y及び22Yは、マスタースレーブ型Dフリップフ
ロップ回路のデータ信号出力端子102に接続する。
【0065】また、ラッチ回路YのNMOSトランジス
タ62NY、64NY、PMOSトランジスタ71P
Y、及び73PYのゲートは互いに共通にクロック信号
端子41に接続し、さらにラッチ回路XのPMOSトラ
ンジスタ61PY、63PY、NMOSトランジスタ7
2NY、及び74NYのゲートにも共通にクロック信号
端子41を接続してクロック信号φを供給し、他方、ラ
ッチ回路YのPMOSトランジスタ61PY、63P
Y、NMOSトランジスタ72NY、及び74NYのゲ
ートは互いに共通にクロック信号端子51に接続し、さ
らにラッチ回路XのNMOSトランジスタ62NY、6
4NY、PMOSトランジスタ71PY、及び73PY
のゲートにも共通にクロック信号端子51を接続して反
転クロック信号*φを供給する。
【0066】次に、図5に示した回路の動作について図
6を参照して説明する。
【0067】最初にクロック信号φが“0”、且つ、反
転クロック信号*φが“1”で、入力データ信号Dが
“1”、及び、出力データ信号Qが“0”になっている
ものとする。この状態では、ラッチ回路Xが反転スルー
状態、ラッチ回路Yがラッチ状態となっている。
【0068】次にクロック信号φを“1”、且つ、反転
クロック信号*φを“0”に遷移させると、今度はラッ
チ回路Xがラッチ状態、ラッチ回路Yが反転スルー状態
となって、出力データ信号Qには“1”が現れる。
【0069】続けて、クロック信号φを“0”、且つ、
反転クロック信号*φを“1”に遷移させると、またラ
ッチ回路Xが反転スルー状態、ラッチ回路Yがラッチ状
態となるために出力データ信号Qには変化が無く“1”
が現れ、さらに入力データ信号Dを“0”にした後に、
クロック信号φを“1”、且つ、反転クロック信号*φ
を“0”に遷移させると、またラッチ回路Xがラッチ状
態、ラッチ回路Yが反転スルー状態となって、今度は出
力データ信号Qに“0”が現れる。
【0070】図7は、本発明の第4実施例をなす、より
応用的なマスタースレーブ型Tフリップフロップ回路の
回路構成を示す図である。この第4実施例は、上記の第
1実施例の他の応用例である。
【0071】図7において、破線により囲まれたラッチ
回路X及びYは共に図3に示した第1実施例のラッチ回
路と同一構成要素から成り立っており、図5内のラッチ
回路Xの構成要素に記された符号は図3の構成要素に記
した符号の末尾に文字Xを付加した符号とし、同様にラ
ッチ回路Yの構成要素に示された符号は図3の構成要素
に記した符号の末尾に文字Yを付加した符号としてい
る。
【0072】図7を参照して、この第4実施例のマスタ
ースレーブ型Tフリップフロップ回路は、データの取り
込みを行なう処のマスター回路としての役目をもつラッ
チ回路Xに、データを保持する処のスレーブ回路として
の役目をもつラッチ回路Yを接続し、すなわちラッチ回
路Xのデータ信号出力端子21X〜24Xをラッチ回路
Yのデータ信号入力端子11Y〜14Yの各々に接続さ
せ、他方、ラッチ回路Yのデータ信号出力端子21Y及
び22Yをラッチ回路Xのデータ信号入力端子13X及
び14Xの各々に、且つ、ラッチ回路Yのデータ信号出
力端子23Y及び24Yをラッチ回路Xのデータ信号入
力端子11X及び12Xの各々に襷掛け状に接続させる
ことにより、今度は、データの取り込みを行なう処のマ
スター回路としての役目をもつラッチ回路Yに、データ
を保持する処のスレーブ回路としての役目をもつラッチ
回路Xを後続させた捩じれた環状の回路構成を有する。
【0073】なお、ラッチ回路Yのデータ信号出力端子
31Y及び32Yはインバータ121及び122を介し
てマスタースレーブ型Tフリップフロップ回路のデータ
信号出力端子103及び104に各々に接続する。
【0074】また、ラッチ回路YのNMOSトランジス
タ62NY、64NY、PMOSトランジスタ71P
Y、及び73PYのゲートは互いに共通にクロック信号
端子41に接続し、さらにラッチ回路XのPMOSトラ
ンジスタ61PY、63PY、NMOSトランジスタ7
2NY、及び74NYのゲートにも共通にクロック信号
端子41を接続してクロック信号φを供給し、他方、ラ
ッチ回路YのPMOSトランジスタ61PY、63P
Y、NMOSトランジスタ72NY、及び74NYのゲ
ートは互いに共通にクロック信号端子51に接続し、さ
らにラッチ回路XのNMOSトランジスタ62NY、6
4NY、PMOSトランジスタ71PY、及び73PY
のゲートにも共通にクロック信号端子51を接続して反
転クロック信号*φを供給する。
【0075】次に、図7に示した回路の動作について図
8のタイミングチャートを参照して説明する。
【0076】最初にクロック信号φが“0”、且つ、反
転クロック信号*φが“1”で、入力データ信号Q及び
*Qが“0”及び“1”に各々なっているものとする。
この状態では、ラッチ回路Xが反転スルー状態、ラッチ
回路Yがラッチ状態となる。
【0077】次にクロック信号φを“1”且つ反転クロ
ック信号*φを“0”に遷移させると、今度はラッチ回
路Xがラッチ状態、ラッチ回路Yが反転スルー状態とな
って、出力データ信号Q及び*Qには“1”及び“0”
が各々現れる。
【0078】続けて、クロック信号φを“0”且つ反転
クロック信号*φを“1”に遷移させてラッチ回路Xが
反転スルー状態、ラッチ回路Yがラッチ状態とした後、
クロック信号φを“1”且つ反転クロック信号*φを
“0”に遷移させると、またラッチ回路Xがラッチ状
態、ラッチ回路Yが反転スルー状態となると共に今度は
出力データ信号Q及び*Qには“0”及び“1”が各々
現れる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラッチ回
路によれば、クロック信号にて制御しサンプリングのた
めの入力データ信号がスルー状態に在り、他方でホール
ディングのための双安定素子に反転データを書き込む演
算の過程において、電源間に設けられたスイッチ素子を
OFF状態に置くことによって過渡的に電源間を流れる
貫通電流を阻止でき、消費電力を低減することができ
る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラッチ回路の構成原理を説明する
ための図である。
【図2】図1の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】本発明の第1実施例のラッチ回路の構成を示す
図である。
【図4】本発明の第2実施例のラッチ回路の構成を示す
図である。
【図5】本発明の第3実施例におけるマスタースレーブ
型Dフリップフロップ回路の構成を示す図である。
【図6】図5の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】本発明の第4実施例におけるマスタースレーブ
型Tフリップフロップ回路の構成を示す図である。
【図8】図7の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】本発明の第1実施例のラッチ回路、及び比較例
として図10の従来のラッチ回路の消費電流値の過度時
間特性を示す図である。
【図10】従来のラッチ回路の構成を示す図である。
【図11】図10のラッチ回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
11〜14、11X〜14X、11Y〜14Y データ
信号入力端子 21〜24、21X〜24X、21Y〜24Y データ
信号出力端子 31、32、31X、32X、31Y、32Y データ
信号出力端子 41 クロック信号入力端子 51 逆相クロック信号入力端子 61〜64、71〜74 スイッチ素子 61P、63P、71P、73P PMOSトランジス
タ 61PX、63PX、71PX、73PX PMOSト
ランジスタ 61PY、63PY、71PY、73PY PMOSト
ランジスタ 62N、64N、72N、74N NMOSトランジス
タ 62NX、64NX、72NX、74NX NMOSト
ランジスタ 62NY、64NY、72NY、74NY NMOSト
ランジスタ 61T〜64T、71T〜74T 伝送ゲート 81、83、81X、83X、81Y、83Y PMO
Sトランジスタ 82、84、82X、84X、82Y、84Y NMO
Sトランジスタ X、Y ラッチ回路 101 データ信号入力端子 102、103、104 データ信号出力端子 111P PMOSトランジスタ 112N NMOSトランジスタ 121、122 インバータ 131、132 CMOSインバータ 911、912 データ信号入力端子 921、922 データ信号出力端子 961T、962T、971T、972T 伝送ゲート 981、983 PMOSトランジスタ 982、984 PMOSトランジスタ 91 高電位電源端子 92 低電位電源端子 92G 接地端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 3/356 G11C 11/412 H03K 3/037

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位電源と低電位電源間に直列に接続さ
    れる、PMOSトランジスタ、一対のスイッチ素子より
    なるホールディング用スイッチ素子対、NMOSトラン
    ジスタを備えた、一対のクロックド・CMOSインバー
    タのうち、一方の前記クロックド・CMOSインバータ
    の前記ホールディング用スイッチ素子対の接続点が、他
    方の前記クロックド・CMOSインバータのPMOSト
    ランジスタとNMOSトランジスタのゲートに共通接続
    され、他方の前記クロックド・CMOSインバータの前
    記ホールディング用スイッチ素子対の接続点が、一方の
    前記クロックド・CMOSインバータのPMOSトラン
    ジスタとNMOSトランジスタのゲートに共通接続さ
    第1のデータ入力端子対の間に直列に接続されるサンプ
    リング用スイッチ素子対のスイッチ素子の接続点が、一
    方の前記クロックド・CMOSインバータのPMOSト
    ランジスタとNMOSトランジスタのゲートに共通接続
    され第2のデータ入力端子対の間に直列に接続されるサンプ
    リング用スイッチ素子対のスイッチ素子の接続点が、他
    方の前記クロックド・CMOSインバータのPMOSト
    ランジスタとNMOSトランジスタのゲートに共通接続
    され前記各クロックド・CMOSインバータのPMOSトラ
    ンジスタ及びNMOSトランジスタと前記ホールディン
    グ用スイッチ素子対との接続点がそれぞれデータ出力端
    子対とされ、 前記ホールディング用スイッチ素子対と、前記サンプリ
    ング用スイッチ素子対のスイッチ素子がそれぞれ相補的
    にオン・オフ制御される、 ことを特徴とするラッチ回
    路。
  2. 【請求項2】第一のデータ信号入力端子対が第一のサン
    プリング用スイッチ素子対の各々を介して第一の相補対
    な一対のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジ
    スタのゲートに共通に接続され、 第二のデータ信号入力端子対が第二のサンプリング用ス
    イッチ素子対の各々を介して第二の相補対な一対のP
    MOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのゲート
    に共通に接続され、 前記第一の相補対な一対のPMOSトランジスタ及び
    NMOSトランジスタのソースは各々が高電位電源端子
    及び低電位電源端子に接続され、ドレインは各々が第一
    のデータ信号出力端子対の各々に接続され、 前記第二の相補対な一対のPMOSトランジスタ及び
    NMOSトランジスタのソースは各々が前記高電位電源
    端子及び低電位電源端子に接続され、ドレインは各々が
    第二のデータ信号出力端子対の各々に接続され、 前記第一のデータ信号出力端子対が第一のホールディン
    グ用スイッチ素子対の各々を介して前記第二の相補
    一対のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタ
    のゲートに共通に接続され、 前記第二のデータ信号出力端子対が第二のホールディン
    グ用スイッチ素子対の各々を介して前記第一の相補
    一対のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタ
    のゲートに共通に接続されており、 前記第一のデータ信号入力端子対と第二のデータ信号入
    力端子対とを相補的に制御し、 前記第一のデータ信号入力端子対を互いに補完的に制御
    し、 前記第二のデータ信号入力端子対を互いに補完的に制御
    し、 前記第一のサンプリング用スイッチ素子対及び第二のサ
    ンプリング用スイッチ素子対と前記第一のホールディン
    グ用スイッチ素子群及び第二のホールディング用スイッ
    チ素子群とを互いに相補的に制御する、 ことを特徴とするラッチ回路。
  3. 【請求項3】前記第一の相補対称な一対のPMOSトラ
    ンジスタ及びNMOSトランジスタが共通に接続された
    ゲートが第三のデータ信号出力端子に接続され、 前記第二の相補対な一対のPMOSトランジスタ及び
    NMOSトランジスタが共通に接続されたゲートが第四
    のデータ信号出力端子に接続されている、 ことを特徴とする請求項記載のラッチ回路。
  4. 【請求項4】前記第一のサンプリング用スイッチ素子
    対、第二のサンプリング用スイッチ素子対、第一のホー
    ルディング用スイッチ素子群、及び第二のホールディン
    グ用スイッチ素子群が、MOSトランジスタで構成され
    ている、ことを特徴とする請求項又は記載のラッチ
    回路。
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