JPH0846495A - チョッパ型コンパレータ - Google Patents
チョッパ型コンパレータInfo
- Publication number
- JPH0846495A JPH0846495A JP17734794A JP17734794A JPH0846495A JP H0846495 A JPH0846495 A JP H0846495A JP 17734794 A JP17734794 A JP 17734794A JP 17734794 A JP17734794 A JP 17734794A JP H0846495 A JPH0846495 A JP H0846495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- switch means
- state
- voltage
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョッパ型コンパレータにおいて、バイアス
期間に流れる貫通電流を低減し、消費電力を抑える。 【構成】 比較対象となるアナログ電圧が印加される第
1の入力端子10に第1のスイッチ手段6を介して一端
が接続され、かつ基準電圧が印加される第2の入力端子
11に第2のスイッチ手段7を介して同じ一端が接続さ
れた第1のコンデンサ4に、インバータ1を接続し、イ
ンバータ1の入出力端間に第3のスイッチ手段8を接続
し、インバータ1の出力端に第2のコンデンサ5を介し
てトライステートインバータ2を接続し、第2のコンデ
ンサ5の両端間に第4のスイッチ手段9を接続し、第
1、第3、第4のスイッチ手段6,8,9は同一のクロ
ック信号によりオン、オフ制御され、第2のスイッチ手
段7とトライステートインバータ2はクッロク信号と逆
相のクロックでオン、オフ制御される。
期間に流れる貫通電流を低減し、消費電力を抑える。 【構成】 比較対象となるアナログ電圧が印加される第
1の入力端子10に第1のスイッチ手段6を介して一端
が接続され、かつ基準電圧が印加される第2の入力端子
11に第2のスイッチ手段7を介して同じ一端が接続さ
れた第1のコンデンサ4に、インバータ1を接続し、イ
ンバータ1の入出力端間に第3のスイッチ手段8を接続
し、インバータ1の出力端に第2のコンデンサ5を介し
てトライステートインバータ2を接続し、第2のコンデ
ンサ5の両端間に第4のスイッチ手段9を接続し、第
1、第3、第4のスイッチ手段6,8,9は同一のクロ
ック信号によりオン、オフ制御され、第2のスイッチ手
段7とトライステートインバータ2はクッロク信号と逆
相のクロックでオン、オフ制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/Dコンバータなどに
用いられる、チョッパ型コンパレータに関するものであ
る。
用いられる、チョッパ型コンパレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、機器の低消費電力化のためにその
部品として低消費電力の半導体集積回路が利用されるよ
うになってきた。
部品として低消費電力の半導体集積回路が利用されるよ
うになってきた。
【0003】以下に従来のチョッパ型コンパレータにつ
いて説明する。図2は従来のチョッパ型コンパレータの
構成を示す回路図である。図2において、41,42,
43はPチャネル型CMOSトランジスタPTrとNチ
ャネル型CMOSトランジスタNTrで構成されるイン
バータ、44,45はコンデンサ、46,47,48,
49はスイッチ手段、50はアナログ電圧が印加される
入力端子、51は比較電圧が印加される入力端子、52
は比較結果が出力される出力端子、53は電源、PTr
はPチャネル型CMOSトランジスタ、NTrはNチャ
ネル型CMOSトランジスタ、φ,φBはそれぞれのス
イッチ手段を制御するクロック信号である。
いて説明する。図2は従来のチョッパ型コンパレータの
構成を示す回路図である。図2において、41,42,
43はPチャネル型CMOSトランジスタPTrとNチ
ャネル型CMOSトランジスタNTrで構成されるイン
バータ、44,45はコンデンサ、46,47,48,
49はスイッチ手段、50はアナログ電圧が印加される
入力端子、51は比較電圧が印加される入力端子、52
は比較結果が出力される出力端子、53は電源、PTr
はPチャネル型CMOSトランジスタ、NTrはNチャ
ネル型CMOSトランジスタ、φ,φBはそれぞれのス
イッチ手段を制御するクロック信号である。
【0004】図3(a)はインバータの入出力電圧の関
係を示す図、第3図(b)はインバータの入力電圧と貫
通電流の関係を示す図である。図2において、比較対象
となるアナログ電圧VINが印加される第1の入力端子
50は第1のスイッチ手段46を介して、また基準電圧
VREFが印加される第2の入力端子51は第2のスイ
ッチ手段47を介して、いずれも第1のコンデンサ44
の入力端に接続されている。コンデンサ44の出力端は
第1のインバータ41の入力端に接続され、インバータ
41の出力端は第3のスイッチ手段48を介してこのイ
ンバータ41の入力端に帰還されている。
係を示す図、第3図(b)はインバータの入力電圧と貫
通電流の関係を示す図である。図2において、比較対象
となるアナログ電圧VINが印加される第1の入力端子
50は第1のスイッチ手段46を介して、また基準電圧
VREFが印加される第2の入力端子51は第2のスイ
ッチ手段47を介して、いずれも第1のコンデンサ44
の入力端に接続されている。コンデンサ44の出力端は
第1のインバータ41の入力端に接続され、インバータ
41の出力端は第3のスイッチ手段48を介してこのイ
ンバータ41の入力端に帰還されている。
【0005】インバータ41の出力端は第2のコンデン
サ45の入力端に接続され、コンデンサ45の出力端は
第2のインバータ42の入力端に接続されている。イン
バータ42の出力端は第4のスイッチ手段49を介して
このインバータ42の入力端に帰還されている。またイ
ンバータ42の出力端は第3のインバータ43の入力端
にも接続され、インバータ43の出力端はチョッパ型コ
ンパレータの出力端子52となる。この回路で用いてい
るインバータのスイッチング電圧はそれぞれ等しいもの
とする。
サ45の入力端に接続され、コンデンサ45の出力端は
第2のインバータ42の入力端に接続されている。イン
バータ42の出力端は第4のスイッチ手段49を介して
このインバータ42の入力端に帰還されている。またイ
ンバータ42の出力端は第3のインバータ43の入力端
にも接続され、インバータ43の出力端はチョッパ型コ
ンパレータの出力端子52となる。この回路で用いてい
るインバータのスイッチング電圧はそれぞれ等しいもの
とする。
【0006】上記回路において、クロック信号φBが論
理値”H”、逆相のクロック信号φが論理値”L”のと
きに、それぞれスイッチ手段46,48,49はオン状
態、スイッチ手段47はオフ状態となり、この期間を
「バイアス期間」と表記する。またクロック信号φBが
論理値”L”、逆相のクロック信号φが論理値”H”の
ときに、それぞれスイッチ手段46,48,49はオフ
状態、スイッチ手段47はオン状態となり、この期間を
「比較期間」と表記する。
理値”H”、逆相のクロック信号φが論理値”L”のと
きに、それぞれスイッチ手段46,48,49はオン状
態、スイッチ手段47はオフ状態となり、この期間を
「バイアス期間」と表記する。またクロック信号φBが
論理値”L”、逆相のクロック信号φが論理値”H”の
ときに、それぞれスイッチ手段46,48,49はオフ
状態、スイッチ手段47はオン状態となり、この期間を
「比較期間」と表記する。
【0007】この回路で「バイアス期間」になるとアナ
ログ電圧VINが回路に供給され、コンデンサ44の入
力端の電圧VINと、コンデンサ44の出力端の電圧の
電位差によりコンデンサ44に充電が行われる。このと
きのコンデンサ44の出力端の電圧は、インバータ41
の入出力電圧がスイッチ手段48を介して同電位に固定
されるため、図3(a)のインバータの入出力電圧の関
係図に示される入力電圧波形と出力電圧波形の交点の電
圧(インバータのスイッチング電圧とよぶ)になり、す
なわちインバータのスイッチング電圧となる(以下の説
明ではインバータ41,42,43のスイッチング電圧
をVswと表記する)。
ログ電圧VINが回路に供給され、コンデンサ44の入
力端の電圧VINと、コンデンサ44の出力端の電圧の
電位差によりコンデンサ44に充電が行われる。このと
きのコンデンサ44の出力端の電圧は、インバータ41
の入出力電圧がスイッチ手段48を介して同電位に固定
されるため、図3(a)のインバータの入出力電圧の関
係図に示される入力電圧波形と出力電圧波形の交点の電
圧(インバータのスイッチング電圧とよぶ)になり、す
なわちインバータのスイッチング電圧となる(以下の説
明ではインバータ41,42,43のスイッチング電圧
をVswと表記する)。
【0008】またコンデンサ45は入力端の電圧がイン
バータ41の出力電圧Vswとコンデンサ45の出力端
の電圧の電位差により充電が行われる。このときのコン
デンサ45の出力端の電圧は、インバータ42の入出力
電圧がスイッチ手段49を介して同電位に固定されるた
め、インバータ42のスイッチング電圧Vswとなり、
コンデンサ45の入出力端は電位差0Vで充電が行われ
ることになる。
バータ41の出力電圧Vswとコンデンサ45の出力端
の電圧の電位差により充電が行われる。このときのコン
デンサ45の出力端の電圧は、インバータ42の入出力
電圧がスイッチ手段49を介して同電位に固定されるた
め、インバータ42のスイッチング電圧Vswとなり、
コンデンサ45の入出力端は電位差0Vで充電が行われ
ることになる。
【0009】次に「比較期間」になり、入力端子51か
らの基準電圧VREFが回路に供給されると、コンデン
サ44が「バイアス期間」にVIN−Vswの電位差で
蓄えられた電荷を保持するように充放電を行うため、イ
ンバータ41の入力電圧はVsw+VIN−VREFと
なり、このときのインバータ41の出力電圧をVout
とすると、アナログ入力電圧VINと基準電圧VREF
の差VIN−VREFが正の場合、インバータ41の入
力電圧がVswより高くなるため、出力はインバータ4
1により反転されVsw>Voutとなる。またVIN
−VREFが負の場合、インバータ41の入力電圧がV
swより低くなるため、出力はインバータ41により反
転されVsw<Voutとなる。このようにアナログ入
力電圧VINと基準電圧VREFの差をとり、基準電圧
VREFと比較してアナログ入力VINが高いか低いか
を判定するしくみになっている。
らの基準電圧VREFが回路に供給されると、コンデン
サ44が「バイアス期間」にVIN−Vswの電位差で
蓄えられた電荷を保持するように充放電を行うため、イ
ンバータ41の入力電圧はVsw+VIN−VREFと
なり、このときのインバータ41の出力電圧をVout
とすると、アナログ入力電圧VINと基準電圧VREF
の差VIN−VREFが正の場合、インバータ41の入
力電圧がVswより高くなるため、出力はインバータ4
1により反転されVsw>Voutとなる。またVIN
−VREFが負の場合、インバータ41の入力電圧がV
swより低くなるため、出力はインバータ41により反
転されVsw<Voutとなる。このようにアナログ入
力電圧VINと基準電圧VREFの差をとり、基準電圧
VREFと比較してアナログ入力VINが高いか低いか
を判定するしくみになっている。
【0010】アナログ入力電圧VINと基準電圧VRE
Fの比較結果であるインバータ41の出力電圧は、以後
の増幅回路によって増幅され論理値として出力端子より
出力される。この回路の増幅回路について説明すると、
インバータ42の入力電圧はコンデンサ45が「バイア
ス期間」に電位差0Vで充電された状態を保持するよう
に充放電を行うため、インバータ42の入力電圧はイン
バータ41の出力電圧と等しくなり、このときインバー
タ42の入力電圧がVout>Vswの場合論理値”
L”を出力し、Vout<Vswの場合論理値”H”を
出力する。さらにインバータ42の出力をインバータ4
3で反転出力し増幅動作を完了する。
Fの比較結果であるインバータ41の出力電圧は、以後
の増幅回路によって増幅され論理値として出力端子より
出力される。この回路の増幅回路について説明すると、
インバータ42の入力電圧はコンデンサ45が「バイア
ス期間」に電位差0Vで充電された状態を保持するよう
に充放電を行うため、インバータ42の入力電圧はイン
バータ41の出力電圧と等しくなり、このときインバー
タ42の入力電圧がVout>Vswの場合論理値”
L”を出力し、Vout<Vswの場合論理値”H”を
出力する。さらにインバータ42の出力をインバータ4
3で反転出力し増幅動作を完了する。
【0011】このようにインバータ42,43で反転出
力されるときに比較結果であるインバータ41の出力電
圧はインバータの増幅作用により増幅され出力されるこ
とになる。
力されるときに比較結果であるインバータ41の出力電
圧はインバータの増幅作用により増幅され出力されるこ
とになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の構成では「バイアス期間」にインバータ41と増
幅回路として使用するインバータ42,43の入出力端
の電圧がそれぞれのインバータのスイッチング電圧に固
定されるため(インバータ43では前段のインバータ4
2の出力電圧がVswとなるため)、インバータを構成
するPTr,NTrが同時にオンする状態となり、電源
からグランドへ電流が流れる。このとき流れる電流を貫
通電流といい、図3(b)に示すインバータの貫通電流
と入力電圧の関係図のようにスイッチング電圧付近で電
流値が最大となる。この回路を複数使用する場合(たと
えば8ビットのフラッシュ型A/Dコンバータに適用す
る場合この回路を255個並列に並べる必要がある)、
貫通電流のため消費電力が増大するという課題を有して
いた。
従来の構成では「バイアス期間」にインバータ41と増
幅回路として使用するインバータ42,43の入出力端
の電圧がそれぞれのインバータのスイッチング電圧に固
定されるため(インバータ43では前段のインバータ4
2の出力電圧がVswとなるため)、インバータを構成
するPTr,NTrが同時にオンする状態となり、電源
からグランドへ電流が流れる。このとき流れる電流を貫
通電流といい、図3(b)に示すインバータの貫通電流
と入力電圧の関係図のようにスイッチング電圧付近で電
流値が最大となる。この回路を複数使用する場合(たと
えば8ビットのフラッシュ型A/Dコンバータに適用す
る場合この回路を255個並列に並べる必要がある)、
貫通電流のため消費電力が増大するという課題を有して
いた。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、従来の比較動作、増幅作用を保ちつつ、消費電力を
抑えることのできるチョッパ型コンパレータを提供する
ことを目的とする。
で、従来の比較動作、増幅作用を保ちつつ、消費電力を
抑えることのできるチョッパ型コンパレータを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すために
本発明のチョッパ型コンパレータは、増幅回路に「バイ
アス期間」にオフするトライステートインバータと前記
トライステートインバータの入力端を「バイアス期間」
にスイッチング電圧に保つ手段を備えた構成にしたもの
である。
本発明のチョッパ型コンパレータは、増幅回路に「バイ
アス期間」にオフするトライステートインバータと前記
トライステートインバータの入力端を「バイアス期間」
にスイッチング電圧に保つ手段を備えた構成にしたもの
である。
【0015】
【作用】上記構成により、チョッパ型コンパレータの増
幅回路として使用するトライステートインバータの入力
端を、「バイアス期間」にこのトライステートインバー
タのスイッチング電圧に固定し、「バイアス期間」に前
記トライステートインバータをオフすることで、従来の
比較動作、増幅機能を保ちつつ貫通電流を流さないよう
にすることができ、貫通電流による消費電力の増大を抑
えることが可能となる。
幅回路として使用するトライステートインバータの入力
端を、「バイアス期間」にこのトライステートインバー
タのスイッチング電圧に固定し、「バイアス期間」に前
記トライステートインバータをオフすることで、従来の
比較動作、増幅機能を保ちつつ貫通電流を流さないよう
にすることができ、貫通電流による消費電力の増大を抑
えることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるチ
ョッパ型コンパレータの回路をを示すものである。図1
において、1はPチャネル型CMOSトランジスタPT
r1とNチャネル型CMOSトランジスタNTr1で構
成されるインバータ、2,3はPチャネル型CMOSト
ランジスタPTr2,PTr3とNチャネル型CMOS
トランジスタNTr2,NTr3で構成されるトライス
テートインバータ、4,5はコンデンサ、6,7,8,
9はスイッチ手段、10はアナログ電圧が印加される入
力端子、11は比較電圧が印加される入力端子、12は
比較結果が出力される出力端子、13は電源、φ,φB
はそれぞれのスイッチ手段を制御するクロック信号であ
る。
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるチ
ョッパ型コンパレータの回路をを示すものである。図1
において、1はPチャネル型CMOSトランジスタPT
r1とNチャネル型CMOSトランジスタNTr1で構
成されるインバータ、2,3はPチャネル型CMOSト
ランジスタPTr2,PTr3とNチャネル型CMOS
トランジスタNTr2,NTr3で構成されるトライス
テートインバータ、4,5はコンデンサ、6,7,8,
9はスイッチ手段、10はアナログ電圧が印加される入
力端子、11は比較電圧が印加される入力端子、12は
比較結果が出力される出力端子、13は電源、φ,φB
はそれぞれのスイッチ手段を制御するクロック信号であ
る。
【0017】図1は一方が導通状態になるときには他方
が非導通状態となるようにそれぞれがオン、オフされる
第1および第2のスイッチ手段6,7と、比較対象とな
るアナログ電圧が印加される第1の入力端子10に第1
のスイッチ手段6を介して一端が接続され、かつ基準電
圧が印加される第2の入力端子11に第2のスイッチ手
段7を介して同じ一端が接続された第1のコンデンサ4
と、入力端が前記第1のコンデンサ4の他端に接続され
たインバータ1と、このインバータ1の出力端と入力端
との間に介在され、第1のスイッチ手段6が導通状態に
なるときには同じく導通状態となり、かつ第1のスイッ
チ手段6が非導通状態になるときには同じく非導通状態
となるようにオン、オフ制御される第3のスイッチ手段
8と、前記インバータ1の出力端が接続される第2のコ
ンデンサ5と、第2のコンデンサの他端が接続され、第
1のスイッチ手段が導通状態になるときにオフし、かつ
第1のスイッチ手段6が非導通状態になるときにはオン
し、かつインバータ1とスイッチング電圧が等しい第1
のトライステートインバータ2と、このトライステート
インバータ2の出力端に接続され、第1のスイッチ手段
6が導通状態になるときにオフし、第1のスイッチ手段
6が非導通状態になるときにはオンする第2のトライス
テートインバータ3と、さらに、インバータ1の出力端
と第1のトライステートインバータ2の入力端との間に
介在され、第1のスイッチ手段6が導通状態になるとき
には同じく導通状態となり、かつ第1のスイッチ手段6
が非導通状態になるときには同じく非導通状態となるよ
うにオン、オフ制御される第4のスイッチ手段9とで構
成されるチョッパ型コンパレータを示している。
が非導通状態となるようにそれぞれがオン、オフされる
第1および第2のスイッチ手段6,7と、比較対象とな
るアナログ電圧が印加される第1の入力端子10に第1
のスイッチ手段6を介して一端が接続され、かつ基準電
圧が印加される第2の入力端子11に第2のスイッチ手
段7を介して同じ一端が接続された第1のコンデンサ4
と、入力端が前記第1のコンデンサ4の他端に接続され
たインバータ1と、このインバータ1の出力端と入力端
との間に介在され、第1のスイッチ手段6が導通状態に
なるときには同じく導通状態となり、かつ第1のスイッ
チ手段6が非導通状態になるときには同じく非導通状態
となるようにオン、オフ制御される第3のスイッチ手段
8と、前記インバータ1の出力端が接続される第2のコ
ンデンサ5と、第2のコンデンサの他端が接続され、第
1のスイッチ手段が導通状態になるときにオフし、かつ
第1のスイッチ手段6が非導通状態になるときにはオン
し、かつインバータ1とスイッチング電圧が等しい第1
のトライステートインバータ2と、このトライステート
インバータ2の出力端に接続され、第1のスイッチ手段
6が導通状態になるときにオフし、第1のスイッチ手段
6が非導通状態になるときにはオンする第2のトライス
テートインバータ3と、さらに、インバータ1の出力端
と第1のトライステートインバータ2の入力端との間に
介在され、第1のスイッチ手段6が導通状態になるとき
には同じく導通状態となり、かつ第1のスイッチ手段6
が非導通状態になるときには同じく非導通状態となるよ
うにオン、オフ制御される第4のスイッチ手段9とで構
成されるチョッパ型コンパレータを示している。
【0018】以上のように構成された本実施例のチョッ
パ型コンパレータについて以下その動作を説明する。こ
の回路において、クロック信号φBが論理値”H”、逆
相のクロック信号φが論理値”L”のときに、それぞれ
スイッチ手段6,8,9はオン状態、スイッチ手段7と
トライステートインバータ1,2はオフ状態となり、こ
の期間を「バイアス期間」と表記する。またクロック信
号φBが論理値”L”、逆相のクロック信号φが論理
値”H”のときに、それぞれスイッチ手段6,8,9は
オフ状態、スイッチ手段7とトライステートインバータ
2,3はオン状態となり、この期間を「比較期間」と表
記する。
パ型コンパレータについて以下その動作を説明する。こ
の回路において、クロック信号φBが論理値”H”、逆
相のクロック信号φが論理値”L”のときに、それぞれ
スイッチ手段6,8,9はオン状態、スイッチ手段7と
トライステートインバータ1,2はオフ状態となり、こ
の期間を「バイアス期間」と表記する。またクロック信
号φBが論理値”L”、逆相のクロック信号φが論理
値”H”のときに、それぞれスイッチ手段6,8,9は
オフ状態、スイッチ手段7とトライステートインバータ
2,3はオン状態となり、この期間を「比較期間」と表
記する。
【0019】この回路で「バイアス期間」になると、入
力端子10よりアナログ電圧VINが回路に供給され、
コンデンサ4の入力端の電圧VINと、コンデンサ4の
出力端の電圧の電位差によりコンデンサ4に充電が行わ
れる。このときのコンデンサ4の出力端の電圧は、イン
バータ1の入出力電圧がスイッチ手段8を介して同電位
に固定されるため、インバータ1のスイッチング電圧
(以下の説明ではインバータ1および第1のトライステ
ートインバータ2のスイッチング電圧をVswと表記す
る)となり、コンデンサ4はVIN−Vswの電位差で
充電される。またコンデンサ5はインバータ1の出力電
圧がVswのため入力端がVswとなり、出力端もスイ
ッチ9を介してコンデンサ5の入力端に接続されてVs
wになるため、電位差0Vで充電が行われることにな
る。またこのときトライステートインバータ1、2を構
成するCMOSトランジスタPTr2,PTr3,NT
r2,NTr3のうちPTr3,NTr3がオフ状態と
なるためトライステートインバータ2,3には貫流電流
は流れない。
力端子10よりアナログ電圧VINが回路に供給され、
コンデンサ4の入力端の電圧VINと、コンデンサ4の
出力端の電圧の電位差によりコンデンサ4に充電が行わ
れる。このときのコンデンサ4の出力端の電圧は、イン
バータ1の入出力電圧がスイッチ手段8を介して同電位
に固定されるため、インバータ1のスイッチング電圧
(以下の説明ではインバータ1および第1のトライステ
ートインバータ2のスイッチング電圧をVswと表記す
る)となり、コンデンサ4はVIN−Vswの電位差で
充電される。またコンデンサ5はインバータ1の出力電
圧がVswのため入力端がVswとなり、出力端もスイ
ッチ9を介してコンデンサ5の入力端に接続されてVs
wになるため、電位差0Vで充電が行われることにな
る。またこのときトライステートインバータ1、2を構
成するCMOSトランジスタPTr2,PTr3,NT
r2,NTr3のうちPTr3,NTr3がオフ状態と
なるためトライステートインバータ2,3には貫流電流
は流れない。
【0020】次に「比較期間」になり、入力端子11か
ら基準電圧VREFが回路に供給されると、コンデンサ
4が「バイアス期間」にVIN−Vswの電位差で蓄え
られた電荷を保持するように充放電を行うため、インバ
ータ1の入力電圧はVsw+VIN−VREFとなり、
このときのインバータ1の出力電圧をVoutとする
と、アナログ入力電圧VINと基準電圧VREFの差V
IN−VREFが正の場合Vsw>Voutとなり、負
の場合Vsw<Voutとなる。またトライステートイ
ンバータ2の入力端はトライステートインバータ2がオ
ンする直前までスイッチ9を介してVswに固定されて
いたため、オンした直後もVswの電圧を保持してお
り、かつコンデンサ5が「バイアス期間」に電位差0V
で充電された状態を保持するよう充放電を行うため、ト
ライステートインバータ2の入力電圧はインバータ1の
出力電圧Voutと等しくなり、トライステートインバ
ータ2の入力電圧がVout>Vswの場合論理値”
L”を出力し、Vout<Vswの場合論理値”H”を
出力する。さらにトライステートインバータ2の出力を
トライステートインバータ3で反転出力し比較動作を完
了する。
ら基準電圧VREFが回路に供給されると、コンデンサ
4が「バイアス期間」にVIN−Vswの電位差で蓄え
られた電荷を保持するように充放電を行うため、インバ
ータ1の入力電圧はVsw+VIN−VREFとなり、
このときのインバータ1の出力電圧をVoutとする
と、アナログ入力電圧VINと基準電圧VREFの差V
IN−VREFが正の場合Vsw>Voutとなり、負
の場合Vsw<Voutとなる。またトライステートイ
ンバータ2の入力端はトライステートインバータ2がオ
ンする直前までスイッチ9を介してVswに固定されて
いたため、オンした直後もVswの電圧を保持してお
り、かつコンデンサ5が「バイアス期間」に電位差0V
で充電された状態を保持するよう充放電を行うため、ト
ライステートインバータ2の入力電圧はインバータ1の
出力電圧Voutと等しくなり、トライステートインバ
ータ2の入力電圧がVout>Vswの場合論理値”
L”を出力し、Vout<Vswの場合論理値”H”を
出力する。さらにトライステートインバータ2の出力を
トライステートインバータ3で反転出力し比較動作を完
了する。
【0021】なお本実施例ではトライステートインバー
タ2の入力端の電位をスイッチング電圧に固定するため
にスイッチ手段9によりスイッチング電圧が等しいイン
バータ1の出力端に接続しているが、別の手段でトライ
ステートインバータ2の入力端をこのトライステートイ
ンバータのスイッチング電圧に固定することにより本実
施例の効果を得ることが可能である。この場合インバー
タ1とトライステートインバータ2のスイッチング電圧
を等しくする必要はない。
タ2の入力端の電位をスイッチング電圧に固定するため
にスイッチ手段9によりスイッチング電圧が等しいイン
バータ1の出力端に接続しているが、別の手段でトライ
ステートインバータ2の入力端をこのトライステートイ
ンバータのスイッチング電圧に固定することにより本実
施例の効果を得ることが可能である。この場合インバー
タ1とトライステートインバータ2のスイッチング電圧
を等しくする必要はない。
【0022】上述の本実施例の回路では、「バイアス期
間」に貫通電流が流れるインバータを1つにしたため、
従来の第2、第3のインバータ部分での貫通電流による
消費電力を0にすることが可能となり、従来例の回路で
用いたインバータと本実施例で用いたインバータおよび
トライステートインバータの電流能力が同じであれば、
貫通電流による消費電力は従来の1/3となる。
間」に貫通電流が流れるインバータを1つにしたため、
従来の第2、第3のインバータ部分での貫通電流による
消費電力を0にすることが可能となり、従来例の回路で
用いたインバータと本実施例で用いたインバータおよび
トライステートインバータの電流能力が同じであれば、
貫通電流による消費電力は従来の1/3となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、チョッ
パ型コンパレータの増幅回路の増幅する機能を保ちつつ
貫通電流による消費電力を減少させることができる。
パ型コンパレータの増幅回路の増幅する機能を保ちつつ
貫通電流による消費電力を減少させることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すチョッパ型コンパレー
タの回路図。
タの回路図。
【図2】従来のチョッパ型コンパレータの回路図。
【図3】(a)はインバータの入力電圧と出力電圧の関
係図。(b)はインバータの入力電圧と貫通電流の関係
図。
係図。(b)はインバータの入力電圧と貫通電流の関係
図。
1 CMOSインバータ 2 第1のCMOSトライステートインバータ 3 第2のCMOSトライステートインバータ 4 第1のコンデンサ 5 第2のコンデンサ 6 第1のスイッチ手段 7 第2のスイッチ手段 8 第3のスイッチ手段 9 第4のスイッチ手段 10 第1の入力端子 11 第2の入力端子 12 出力端子 13 電源 PTr1〜3 Pチャネル型CMOSトランジスタ NTr1〜3 Nチャネル型CMOSトランジスタ φ 非反転クッロク信号 φB 反転クッロク信号
Claims (2)
- 【請求項1】 増幅回路にトライステートインバータを
用い、トライステートインバータがオフしている期間そ
の入力端を前記トライステートインバータのスイッチン
グ電圧に固定する手段を備えたチョッパ型コンパレー
タ。 - 【請求項2】 一方が導通状態になるときには他方が非
導通状態となるようにそれぞれがオン、オフされる第1
および第2のスイッチ手段と、比較対象となるアナログ
電圧が印加される第1の入力端子に前記第1のスイッチ
手段を介して一端が接続され、かつ基準電圧が印加され
る第2の入力端子に第2のスイッチ手段を介して同じ一
端が接続された第1のコンデンサと、入力端が前記第1
のコンデンサの他端に接続されたインバータと、前記イ
ンバータの出力端とこのインバータの入力端との間に介
在され、前記第1のスイッチ手段が導通状態になるとき
には同じく導通状態となり、かつ前記第1のスイッチ手
段が非導通状態になるときには同じく非導通状態となる
ようにオン、オフ制御される第3のスイッチ手段と、前
記インバータの出力端が接続される第2のコンデンサ
と、前記第2のコンデンサの他端が接続され、前記第1
のスイッチ手段が導通状態になるときにハイインピーダ
ンス状態になり、かつ前記第1のスイッチ手段が非導通
状態になるときには反転出力をし、かつ前記インバータ
とスイッチング電圧が等しい第1のトライステートイン
バータと、さらに、前記インバータの出力端と前記第1
のトライステートインバータの入力端との間に介在さ
れ、前記第1のスイッチ手段が導通状態になるときには
同じく導通状態となり、かつ該第1のスイッチ手段が非
導通状態になるときには同じく非導通状態となるように
オン、オフ制御される第4のスイッチ手段を備えたこと
を特徴とするチョッパ型コンパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17734794A JPH0846495A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | チョッパ型コンパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17734794A JPH0846495A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | チョッパ型コンパレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0846495A true JPH0846495A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16029384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17734794A Pending JPH0846495A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | チョッパ型コンパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0846495A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163189A (en) * | 1997-04-18 | 2000-12-19 | Nec Corporation | Latch circuit capable of reducing slew current |
US6680685B2 (en) | 2001-10-29 | 2004-01-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Chopper analog-to-digital converter with power saving mode |
US6861878B2 (en) | 2002-10-29 | 2005-03-01 | Renesas Technology Corp. | Chopper comparator |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17734794A patent/JPH0846495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163189A (en) * | 1997-04-18 | 2000-12-19 | Nec Corporation | Latch circuit capable of reducing slew current |
US6680685B2 (en) | 2001-10-29 | 2004-01-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Chopper analog-to-digital converter with power saving mode |
US6861878B2 (en) | 2002-10-29 | 2005-03-01 | Renesas Technology Corp. | Chopper comparator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7839197B2 (en) | Level shift circuit | |
JP2000060110A (ja) | チャージポンプ回路の駆動制御回路 | |
JP2916505B2 (ja) | 比較回路 | |
US6842063B2 (en) | Analog switch circuit | |
US7084697B2 (en) | Charge pump circuit capable of completely cutting off parasitic transistors | |
JPH05196659A (ja) | チョッパ型比較器 | |
JPH0846495A (ja) | チョッパ型コンパレータ | |
US4816701A (en) | Comparator circuit | |
JP2001111419A (ja) | チャージポンプ回路 | |
JP4530503B2 (ja) | インピーダンス変換回路 | |
JPS6146614A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2001318111A (ja) | 静電容量測定回路、静電容量比較器、およびバッファ回路 | |
JP2000165214A (ja) | クロックドコンパレータ | |
JP3271269B2 (ja) | 出力駆動回路 | |
JPH05150736A (ja) | インピーダンス変換回路 | |
JPH0983317A (ja) | 短パルス除去回路 | |
JPH0589265A (ja) | 積分回路 | |
JP3471256B2 (ja) | A/d変換器 | |
JP2024098758A (ja) | 半導体装置 | |
JP2734009B2 (ja) | 電圧変換回路 | |
JPH05114853A (ja) | 低雑音出力駆動回路 | |
JP2895663B2 (ja) | 差動増幅回路 | |
JPH118969A (ja) | 電源回路 | |
JP2964798B2 (ja) | キャパシタ・アレイ型d/a変換回路 | |
JPH03124120A (ja) | 出力バッファ回路 |