JPH05268000A - ラッチ回路 - Google Patents

ラッチ回路

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JPH05268000A
JPH05268000A JP4058507A JP5850792A JPH05268000A JP H05268000 A JPH05268000 A JP H05268000A JP 4058507 A JP4058507 A JP 4058507A JP 5850792 A JP5850792 A JP 5850792A JP H05268000 A JPH05268000 A JP H05268000A
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JP
Japan
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inverter
switch element
input terminal
state
latch circuit
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JP4058507A
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Takashi Ozawa
敬 小沢
Ryoji Tamai
良二 玉井
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置で構成されるラッチ回路に関し、デ
ータを安定に保持し、かつ、動作速度を向上させる。 【構成】一方の信号入力端がスイッチ素子10を介して
インバータ11の入力端に接続され、他方の相補信号入
力端がスイッチ素子20を介してインバータ21の入力
端に接続され、インバータ21の出力端がスイッチ素子
30を介してインバータ11の入力端に接続され、イン
バータ11の出力端がスイッチ素子31を介してインバ
ータ21の入力端に接続されている。スイッチ素子1
0、20をオン状態にし同時にスイッチ素子30、31
をオフ状態にすると、信号入力端と信号出力端とが反転
スルー状態となって高速動作し、次にこれらスイッチ素
子の状態を逆にすると、インバータ11と21とが低抵
抗で環状接続されたフリップフロップが構成されて出力
信号が安定に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置で構成され
るラッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のラッチ回路を示す。この
ラッチ回路は、一方の信号入力端がスイッチ素子10を
介してインバータ11の入力端に接続され、他方の相補
信号入力端がスイッチ素子20を介してインバータ21
の入力端に接続され、インバータ11の入力端とインバ
ータ21の入力端との間にフリップフロップ50が接続
されている。スイッチ素子10の制御入力端とスイッチ
素子20の制御入力端は共通に接続され、これにクロッ
ク信号CLKが供給される。スイッチ素子10及び20
は、例えばMOSトランジスタで構成され、フリップフ
ロップ50は、インバータ51とインバータ52とを環
状接続した構成となっている。
【0003】上記構成において、例えば、インバータ1
1の入力端が低レベル、インバータ21の入力端が高レ
ベル、入力信号INが高レベル、相補入力信号*INが
低レベルの状態で、クロック信号CLKをアクティブに
してスイッチ素子10とスイッチ素子20とを共にオン
状態にすると、インバータ11、21、51及び52の
出力がいずれも反転し、相補出力信号*OUTが低レベ
ルに遷移すると同時に、出力信号OUTが高レベルに遷
移する。
【0004】しかし、この状態遷移の際、入力信号IN
の電流がスイッチ素子10を介してインバータ51の出
力端に流れ込むので、インバータ11の入力端が緩やか
に高レベルに遷移し、クロック信号CLKがアクティブ
になってからインバータ11及び21の出力が反転する
までの遅延時間が長くなる。この遅延時間は、スイッチ
素子10及び20がオフ状態からオン状態に遷移する時
間と、フリップフロップ50の反転時間と、インバータ
11及び21の信号伝播遅延時間との和となる。
【0005】遅延時間を低減するには、半導体チップ上
でのフリップフロップ50の面積を小さくしてフリップ
フロップ50の反転時間を低減させればよいが、これに
より、フリップフロップ50のデータ保持が不安定とな
るため、遅延時間低減が制限される。
【0006】そこで、図8に示すようなラッチ回路が用
いられている。
【0007】このラッチ回路は、図7のフリップフロッ
プ50の代わりに、インバータ21の出力端とインバー
タ11の入力端との間に抵抗素子53を接続し、インバ
ータ11の出力端とインバータ21の入力端との間に抵
抗素子54を接続してフリップフロップを構成してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この構成の場合、抵抗
素子53及び54を高抵抗とすることにより、例えば入
力信号INの電流がスイッチ素子10及び抵抗素子53
を介してインバータ21の出力端に流れ込む量を少なく
することができ、図7のラッチ回路よりも遅延時間を短
くすることができる。
【0009】しかし、抵抗素子53及び54を高抵抗に
すると、フリップフロップのデータ保持が不安定とな
る。
【0010】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、データを安定に保持することができ、かつ、動作速
度を向上させることができるラッチ回路を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用】図1は、本
発明に係るラッチ回路の原理構成を示す。
【0012】このラッチ回路は、一方の信号入力端が第
1スイッチ素子10を介して第1インバータ11の入力
端に接続され、他方の相補信号入力端が第2スイッチ素
子20を介して第2インバータ21の入力端に接続さ
れ、第2インバータ21の出力端が第3スイッチ素子3
0を介して第1インバータ11の入力端に接続され、第
1インバータ11の出力端が第4スイッチ素子31を介
して第2インバータ21の入力端に接続され、第1スイ
ッチ素子10及び第2スイッチ素子20の制御入力端が
共通に接続され、第3スイッチ素子30及び第4スイッ
チ素子31の制御入力端が共通に接続され、第1スイッ
チ素子10及び第2スイッチ素子20と第3スイッチ素
子30及び第4スイッチ素子31とが相補的に動作す
る。
【0013】なお、図1では、第1〜第4スイッチ素子
10、20、30及び31の制御入力に対する動作が互
いに同一であって、第1スイッチ素子10及び第2スイ
ッチ素子20の制御入力端にクロック信号CLKを供給
し、第3スイッチ素子30及び第4スイッチ素子31の
制御入力端に相補クロック信号*CLKを供給する場合
を示しているが、例えば図4に示す如く、スイッチ素子
10B、20Bとスイッチ素子30B、31Bの制御入
力に対する動作が互いに逆の場合には、全制御入力端に
共通のクロック信号CLKを供給する。
【0014】上記構成のラッチ回路の動作を、図2を参
照して説明する。
【0015】最初、クロック信号CLKが低レベルで第
1スイッチ素子10及び第2スイッチ素子20がオフ状
態、第3スイッチ素子30及び第4スイッチ素子31が
オン状態になっており、また、入力信号IN及び相補出
力信号*OUTが高レベル、相補入力信号*IN及び出
力信号OUTが低レベルになっているとする。
【0016】この状態でクロック信号CLKが高レベル
に遷移すると、第1スイッチ素子10及び第2スイッチ
素子20がオン状態に遷移し、第3スイッチ素子30及
び第4スイッチ素子31がオフ状態に遷移する。これに
より、第1インバータ11と第2インバータ21との環
状接続が遮断状態となるので、すなわち信号入力端と信
号出力端とが反転スルー状態となるので、入力信号IN
の電流が第1スイッチ素子10及び第3スイッチ素子3
0を通って第2インバータ21の出力端に流れ込むこと
がなく、第1インバータ11及び第2インバータ21の
相補出力信号*OUT及び出力信号OUTは高速に反転
する。すなわち、クロック信号CLKがアクティブにな
ってから第1インバータ11及び第2インバータ21の
出力が反転するまでの遅延時間は、第1スイッチ素子1
0及び第2スイッチ素子20がオフ状態からオン状態に
遷移する時間と第1インバータ11及び第2インバータ
21の信号伝播遅延時間との和になり、遅延時間が低減
する 次に、クロック信号CLKが低レベルに遷移すると、第
1スイッチ素子10及び第2スイッチ素子20がオフ状
態、第3スイッチ素子30及び第4スイッチ素子31が
オン状態となり、第1インバータ11と第2インバータ
21とでフリップフロップが構成されて相補出力信号*
OUT及び出力信号OUTが保持される。この保持状態
では、第1インバータ11と第2インバータ21とが低
抵抗で接続されているので、保持データは安定してい
る。
【0017】以上のことから、本発明によれば、データ
を安定に保持することができ、かつ、動作速度を向上さ
せることができる。
【0018】本発明の第1態様では、例えば図5に示す
如く、第3スイッチ素子30Bに第1抵抗素子32が並
列接続され、第4スイッチ素子31Bに第2抵抗素子3
3が並列接続されている。
【0019】第3スイッチ素子が例えばpMOSトラン
ジスタ31Bで構成されている場合、第1インバータ1
1と第2インバータ21とがフリップフロップを構成し
ているときに、pMOSトランジスタ31Bのソース及
びドレインがゲートと同じ低レベルとなってpMOSト
ランジスタ31Bがオフ状態となる。この状態で外乱に
より第2インバータ21の入力端が高レベルになろうと
すると、pMOSトランジスタ31Bがオン状態に遷移
しようとすると同時に第1インバータ11の低レベル出
力が抵抗素子33を介して第2インバータ21の入力端
に伝達される。したがって、より安定にデータを保持す
ることができる。
【0020】本発明の第2態様では、第1〜4スイッチ
素子10、20、30及び31はMOSトランジスタで
構成され、第1及び第2インバータ11、21はMOS
トランジスタとバイポーラトランジスタとで、例えばB
iCMOSトランジスタで構成されている。
【0021】この構成の場合、消費電力をあまり高くす
ることなく、第1インバータ11及び第2インバータ2
1の信号伝播遅延時間をより短くしてラッチ回路の動作
速度をさらに高速化することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0023】[第1実施例]図3は、第1実施例のラッ
チ回路を示す。
【0024】このラッチ回路は、一方の信号入力端が転
送ゲート10Aを介してインバータ11の入力端に接続
され、他方の相補信号入力端が転送ゲート20Aを介し
てインバータ21の入力端に接続され、インバータ21
の出力端が転送ゲート30Aを介してインバータ11の
入力端に接続され、インバータ11の出力端が転送ゲー
ト31Aを介してインバータ21の入力端に接続されて
いる。転送ゲート10A、20A、30A及び31Aは
何れも、nMOSトランジスタとpMOSトランジスタ
とを並列接続した構成となっている。
【0025】インバータ11及び21は、フリップフロ
ップ構成要素であり、かつ、駆動能力を高めるバッファ
ゲートとして機能する。好ましくは、BiMOS半導体
を使用し、インバータ11及び21をMOSトランジス
タとバイポーラトランジスタとで構成して、インバータ
11及び21の信号伝播遅延時間をより短くし、かつ、
駆動能力を高める。
【0026】転送ゲート10A及び20AのnMOSト
ランジスタのゲート並びに転送ゲート30A及び31A
のpMOSトランジスタのゲートが互いに共通に接続さ
れ、これにクロック信号CLKが供給される。また、転
送ゲート10A及び20AのpMOSトランジスタのゲ
ート並びに転送ゲート30A及び31AのnMOSトラ
ンジスタのゲートが互いに共通に接続され、これにクロ
ック信号CLKをインバータ40で反転した相補クロッ
ク信号*CLKが供給される。
【0027】次に、上記の如く構成されたラッチ回路の
動作を、図2を参照して説明する。
【0028】最初、クロック信号CLKが低レベルで転
送ゲート10A及び20Aがオフ状態、転送ゲート30
A及び31Aがオン状態になっており、また、入力信号
IN及び相補出力信号*OUTが高レベル、相補入力信
号*IN及び出力信号OUTが低レベルになっていると
する。
【0029】この状態でクロック信号CLKが高レベル
に遷移すると、転送ゲート10A及び20Aがオン状態
に遷移し、転送ゲート30A及び31Aがオフ状態に遷
移する。これにより、インバータ11とインバータ21
との環状接続が遮断状態となるので、すなわち信号入力
端と信号出力端とが反転スルー状態となるので、入力信
号INの電流が転送ゲート10A及び30Aを通ってイ
ンバータ21の出力端に流れ込むことがなく、インバー
タ11及び21の相補出力信号*OUT及び出力信号O
UTは高速に反転する。すなわち、クロック信号CLK
がアクティブになってからインバータ11及び21の出
力が反転するまでの遅延時間は、転送ゲート10A及び
20Aがオフ状態からオン状態に遷移する時間とインバ
ータ11及び21の信号伝播遅延時間との和になり、遅
延時間が低減する次に、クロック信号CLKが低レベル
に遷移すると、転送ゲート10A及び20Aがオフ状
態、転送ゲート30A及び31Aがオン状態となり、イ
ンバータ11とインバータ21とでフリップフロップが
構成されて相補出力信号*OUT及び出力信号OUTが
保持される。この保持状態では、インバータ11とイン
バータ21とが低抵抗で接続されているので、保持デー
タは安定している。
【0030】[第2実施例]図4は、第2実施例のラッ
チ回路を示す。
【0031】このラッチ回路は、図3の転送ゲート10
A、20A、30A及び31Aの代わりにそれぞれnM
OSトランジスタ10B、20B、pMOSトランジス
タ30B及び31Bを用いて構成を簡単化している。n
MOSトランジスタ10B、20B、pMOSトランジ
スタ30B及び31Bのゲートは互いに共通に接続さ
れ、これにクロック信号CLKが供給される。他の点は
図3と同一構成である。
【0032】次に、上記第1実施例と同一の動作をさせ
た場合の、本第2実施例特有の動作を説明する。
【0033】クロック信号CLKを高レベルから低レベ
ルに遷移させてnMOSトランジスタ10B及び20B
をオフ状態、pMOSトランジスタ30B及び31Bを
オン状態にさせると、pMOSトランジスタ31Bはそ
のドレイン及びソースがゲートと同じ低レベルとなって
オフ状態になる。一方、pMOSトランジスタ30Bは
オン状態のままである。この状態で、外乱によりインバ
ータ21の入力端が低レベルから高レベルに遷移しよう
とすると、pMOSトランジスタ31Bがオン状態とな
ってインバータ11の出力によりインバータ21の入力
が低レベルに戻される。
【0034】したがって、インバータ11とインバータ
21とで構成されるフリップフロップはデータを安定に
保持することができる。
【0035】[第3実施例]図5は、第3実施例のラッ
チ回路を示す。
【0036】このラッチ回路では、pMOSトランジス
タ30Bに抵抗素子32を並列接続し、pMOSトラン
ジスタ31Bに抵抗素子33を並列接続している。他の
点は図4と同一構成である。
【0037】次に、上記第1実施例と同一の動作をさせ
た場合の、本第3実施例特有の動作を説明する。
【0038】上記の如くインバータ11とインバータ2
1とがフリップフロップを構成しているときに、pMO
Sトランジスタ31Bのソース及びドレインがゲートと
同じ低レベルとなってpMOSトランジスタ31Bがオ
フ状態となり、この状態で外乱によりインバータ21の
入力端が高レベルになろうとすると、pMOSトランジ
スタ31Bがオン状態に遷移しようとすると同時にイン
バータ11の低レベル出力が抵抗素子33を介してイン
バータ21の入力端に伝達される。
【0039】したがって、上記第2実施例よりもより安
定にデータを保持することができる。
【0040】抵抗素子32及び33の抵抗値は、図8の
抵抗素子53及び54の抵抗値よりも高くすることによ
り、入力信号INの電流がnMOSトランジスタ10B
及び抵抗素子32を介してインバータ21の低レベル出
力端に流れ込む電流量が、図8の場合よりも少なくな
り、動作速度を高速化にすることができる。
【0041】なお、抵抗素子32及び33の抵抗値を図
8の抵抗素子53及び54の抵抗値と同一にした場合、
動作速度は図8の場合と同一になるが、図8の場合より
も安定にデータを保持することができるので、本発明特
有の効果が得られる。
【0042】[第4実施例]図6は、第4実施例のマス
タスレーブ型Dフリップフロップを示す。この第4実施
例は上記第2実施例の一応用例である。図中、ラッチ回
路X及びYは何れも図4のラッチ回路と同一構成であ
り、ラッチ回路Xの構成要素には図4と同一符号にXを
付加し、ラッチ回路Yの構成要素には図4と同一符号に
Yを付加している。
【0043】このマスタスレーブ型Dフリップフロップ
は、ラッチ回路Xにラッチ回路Yが後続されている。ラ
ッチ回路Xの一方の信号入力端は、インバータ41を介
し他方の相補信号入力端に接続されており、相補信号入
力が自動生成される。また、互いに共通に接続されたn
MOSトランジスタ10BY、20BY、pMOSトラ
ンジスタ30BY及び31BYのゲートにクロック信号
CLKが供給され、互いに共通に接続されたnMOSト
ランジスタ10BX、20BX、pMOSトランジスタ
30BX及び31BXのゲートにクロック信号CLKを
インバータ42で反転した相補クロック信号*CLKが
供給される。
【0044】上記構成において、クロック信号CLKを
低レベルにすると、ラッチ回路Xが反転スルー状態、ラ
ッチ回路Yが保持状態となり、次にクロック信号CLK
を高レベルにすると、ラッチ回路Xが保持状態、ラッチ
回路Yが反転スルー状態となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るラッチ
回路では、第1及び第2スイッチ素子をオン状態にし同
時に第3及び第4スイッチ素子をオフ状態にすることに
より第1インバータと第2インバータとの環状接続が遮
断状態となって信号入力端と信号出力端とが反転スルー
状態となるので、第1インバータ及び第2インバータの
出力信号が高速に反転し、次に、第1及び第2スイッチ
素子をオフ状態にし同時に第3及び第4スイッチ素子を
オン状態にすることにより第1インバータと第2インバ
ータとが低抵抗で環状接続されたフリップフロップが構
成されて出力信号が保持されるので、保持データは安定
となり、したがって、データを安定に保持することがで
き、かつ、動作速度を向上させることができるという優
れた効果を奏する。
【0046】本発明の第1態様では、第3スイッチ素子
に第1抵抗素子が並列接続され、第4スイッチ素子に第
2抵抗素子が並列接続されているので、例えば第4スイ
ッチ素子が単一のMOSトランジスタで構成されている
場合、第1インバータと第2インバータとがフリップフ
ロップを構成しているときに、このMOSトランジスタ
のソース及びドレインがゲートと同じ電圧レベルとなっ
てMOSトランジスタがオフ状態となり、この状態で外
乱によりMOSトランジスタのソース・ドレイン間に電
圧が生ずると、このMOSトランジスタがオン状態に遷
移しようとすると同時に、第1インバータの出力が第2
抵抗素子を介して第2インバータの入力端に伝達される
ので、より安定にデータを保持することができるという
効果を奏する。
【0047】本発明の第2態様では、上記第1〜4スイ
ッチ素子がMOSトランジスタで構成され、第1及び第
2インバータがMOSトランジスタとバイポーラトラン
ジスタとで構成されているので、消費電力をあまり高く
することなく、第1インバータ及び第2インバータの信
号伝播遅延時間をより短くしてラッチ回路の動作速度を
さらに高速化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラッチ回路の原理構成図である。
【図2】図1の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】本発明の第1実施例のラッチ回路図である。
【図4】本発明の第2実施例のラッチ回路図である。
【図5】本発明の第3実施例のラッチ回路図である。
【図6】本発明の第4実施例のマスタスレーブ型Dフリ
ップフロップ図である。
【図7】従来のラッチ回路図である。
【図8】従来の他のラッチ回路図である。
【符号の説明】
10、20、30、31 スイッチ素子 11、21、40〜42、51、52 インバータ 10A、20A、30A、31A 転送ゲート 10B、20B nMOSトランジスタ 30B、31B pMOSトランジスタ 32、33、53、54 抵抗素子 X、Y ラッチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の信号入力端が第1スイッチ素子
    (10)を介して第1インバータ(11)の入力端に接
    続され、他方の相補信号入力端が第2スイッチ素子(2
    0)を介して第2インバータ(21)の入力端に接続さ
    れ、 該第2インバータの出力端が第3スイッチ素子(30)
    を介して該第1インバータの入力端に接続され、該第1
    インバータの出力端が第4スイッチ素子(31)を介し
    て該第2インバータの入力端に接続され、 該第1スイッチ素子及び該第2スイッチ素子の制御入力
    端が共通に接続され、該第3スイッチ素子及び該第4ス
    イッチ素子の制御入力端が共通に接続されており、 該第1スイッチ素子及び該第2スイッチ素子と該第3ス
    イッチ素子及び該第4スイッチ素子とが相補的に動作す
    ることを特徴とするラッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記第3スイッチ素子(30)に第1抵
    抗素子(32)が並列接続され、前記第4スイッチ素子
    (31)に第2抵抗素子(33)が並列接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載のラッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1〜4スイッチ素子はMOSトラ
    ンジスタで構成され、前記第1及び第2インバータ(2
    1)はMOSトランジスタとバイポーラトランジスタと
    で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のラッチ回路。
JP4058507A 1992-03-17 1992-03-17 ラッチ回路 Withdrawn JPH05268000A (ja)

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Cited By (5)

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