JP2563570B2 - セット・リセット式フリップフロップ回路 - Google Patents

セット・リセット式フリップフロップ回路

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JP2563570B2
JP2563570B2 JP1087608A JP8760889A JP2563570B2 JP 2563570 B2 JP2563570 B2 JP 2563570B2 JP 1087608 A JP1087608 A JP 1087608A JP 8760889 A JP8760889 A JP 8760889A JP 2563570 B2 JP2563570 B2 JP 2563570B2
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勝啓 平山
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報論理システムに広く利用可能なディジ
タル回路の要部となるセット・リセット方式フリップフ
ロップ回路(以下、RS−FFと記す)技術に関する。
従来の技術 第3図に従来のRS−FFの論理構成を示し、第4図にそ
の動作を表わすタイミング波形図を示す。
第3図に示すRS−FFは、2つの2入力NOR回路11,12を
有し、両方のNOR回路の一方側の入力端子を、それぞれ
セット入力端子9、リセット入力端子10となし、かつ他
方側の入力端子にはそれぞれのNOR回路の出力信号13,14
をたすき掛けに接続した構成である。
次にこの従来例のRS−FFの動作について説明する。セ
ット入力端子9が“H"レベル、リセット入力端子10が
“L"レベルの場合、出力端子13が“L"レベルに、出力端
子14が“H"レベルに安定する。セット入力端子9が“L"
レベルになた場合、出力端子14が“H"レベルであったた
めNOR回路11の出力端子13は“L"レベルのまま変化せず
にセット後の状態を保持する。リセット入力端子10が
“H"レベルになった場合、NOR回路12の出力端子14が
“L"レベルに変化し、それにともないNOR回路11の出力
端子13が“H"レベルに変化する。その後リセット信号10
が“L"レベルになった場合、前述のセット信号9が“L"
レベルになった場合と同様に、各出力状態はリセット後
の状態を保持する。
第3図の従来例のRS−FFは、最も基本的な形態のもの
であるが、これをトランジスタによる回路図として示し
たのが第5図である。これに示す様に、従来技術によれ
ば、基本形のRS−FFでも最小限8個のトランジスタを要
する。
発明が解決しようとする課題 近年、エレクトロニクス機器の回路は、製品の多機化
・多用化などといったことから、増々複雑化・大規模化
してきており、勢い、その制御回路の複雑化・大規模化
はシステム設計面でも難題となってきている。制御回路
において、RS−FFは最も多用されている基本機器回路の
一つであるが、システム全体の簡素化・コンパクト化・
高密度化を図るには、この基本機能回路から簡素化を図
って行く必要が出てきている。
課題を解決するための手段 本発明は、要約するに、ドレインが相互に結合された
トランジスタ対の一方側トランジスタのソースを接地
し、他方側トランジスタのソースをリセット入力端子に
なした第1の回路と、これら両トランジスタのドレイン
同士を結合した第1の回路の出力端子を入力とするイン
バータと、このインバータの出力を、ソースを電源電位
におよびドレインを第1の回路のドレイン出力すなわち
インバータの入力に接続されたトランジスタのゲートに
接続するとともに、第1の回路におけるソースをリセッ
ト入力端子に接続されたトランジスタのゲートにも接続
し、かつ、第1の回路の他片側トランジスタのゲートを
セット入力端子に接続することから構成される、簡素で
回路規模の小さいRS−FFである。
作用 本発明によれば、簡素で回路規模の小さいかつ応答性
にも優れたRS−FFを提供することができ、エレクトロニ
クス機器のシステムの簡素化・コンパクト化および高密
度化を図ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は、本発明の実施例であるRS−FF回路を示すも
のであり、3つのトランジスタ3,4,5とインバータ6と
から構成される。なお、トランジスタ5は他のトランジ
スタ3,4に比べて低いドライブ能力のものであり、100は
電源電位を、99は接地電位を示す。
3つのトランジスタ3,4,5の各ドレインは結合されて
出力端7を形成し、インバータ6への入力となり、イン
バータ6の出力端子8は、本発明のRS−FFのQ出力端子
であると同時に、トランジスタ3,5のゲートにも接続さ
れる。トランジスタ3のソースは、リセット入力端子2
に接続され、トランジスタ4のソースは接地電位に、か
つゲートはセット入力端子1に接続、トランジスタ5の
ソースは電源電位に接続されることにより構成されるRS
−FFである。
次に本実施例のRS−FFの動作について詳細に述べる。
まず、セット入力1が“H"レベル、リセット入力2が
“L"レベルの場合、トランジスタ4がオン、トランジス
タ3がオフであり、Q出力端子8の以前の状態にかかわ
らず、トランジスタ5が低ドライブ能力であるため、信
号線7は“L"レベルでかつQ出力端子8は“H"レベルで
安定化する。Q出力端子8が“H"レベルで、トランジス
タ3がオンするが、リセット入力2が“L"レベルであ
り、信号線7は、トランジスタ3,4双方から“L"レベル
にドライブされ回路は安定を保つ。この時点で、セット
入力が“L"レベルに変化して、トランジスタ4がオブ状
態になった場合でも、トランジスタ3がオンであるた
め、リセット入力2の“L"レベルが信号線7に伝達され
続け、セット後の状態を保持する。次に、リセット信号
が“H"レベルに変化した場合、その瞬間においてQ出力
は“H"レベルであり、トランジスタ3はオン状態である
ため、リセット信号の“H"レベルは、信号線7に伝達さ
れ、Q出力端子8が“L"レベルに反転し、同時にトラン
ジスタ3はオフ、低ドライブ能力のトランジスタ5のみ
がオン状態となり、信号線7のを“H"レベルにドライブ
し、回路を安定化させる。その後、リセット入力2が
“L"レベルに変化した場合でも、回路状態は安定し、リ
セット後の状態を保持する。この様に、セット入力1、
リセット入力2に従って、Q出力端子8を“H",“L"に
反転させ安定に保持することが可能である。
第2図に、本発明のRS−FFの動作を表すタイミング波
形図を示す。
なお、本発明の実施例によるRS−FFは、セット入力お
よびリセット入力が相互にオーバーラップしないこと、
かつ動作に際してセット入力が先行して入力されること
という2つの使用上の制約を有する。前者の制約は、RS
−FFに対しては普遍的な制約であるため問題無く、後者
の制約についても、あるシステムあるいは回路中のRS−
FFに対してセット入力が先行するかリセット入力が先行
するかはシステム設計者により容易に判別可能であり、
システム設計者が目的に応じ使い分けをすることも容易
であるから、大きな問題では無い。
発明の効果 以上の説明でも明らかな様に、本発明によれば、簡素
で回路規模も小さくかつ応答性にも優れたRS−FF回路を
提供することが可能であり、エレクトロニクス機器のシ
ステムの簡素化・コンパクト化・高密度化を図ることが
できる。
また、回路規模が小さく抑えることが可能であるとい
う点から、半導体集積回路においても最適なRS−FF回路
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のRS−FFの実施例回路図、第2図はその
動作を示すタイミング波形図、第3図は従来技術による
RS−FFを示す図、第4図はその動作を示すタイミング波
形図、第5図は第3図に示す従来のRS−FFのトランジス
タレベルの回路図を示すものである。 1,9……セット入力端子、2,10……リセット入力端子、
8,14……Q出力端子、3,4,22,23,26,27……Nチャネル
型トランジスタ、5……低ドライブ能力Pチャネル型ト
ランジスタ、20,21,24,25……Pチャネル型トランジス
タ、6……インバータ、7……信号線、11,12……NOR回
路、99……接地電位、100……電源電位。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタのソースを接地し、ゲ
    ートをセット入力端子とし、第2のトランジスタのソー
    スをリセット入力端子とし、前記第1と第2のトランジ
    スタのドレイン同士を共通接続した第1の回路と、 前記第1の回路の共通接続されたドレインを入力端子に
    接続し、出力端子を前記第1の回路の第2のトランジス
    タのゲートと信号出力端子に接続したインバータと、 ソースを電源に、ドレインを前記第1の回路の共通接続
    されたドレインに、ゲートを前記信号出力端子に接続し
    た第3のトランジスタと、 から成るセット・リセット式フリップフロップ回路。
JP1087608A 1989-04-06 1989-04-06 セット・リセット式フリップフロップ回路 Expired - Lifetime JP2563570B2 (ja)

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