JP3113173B2 - 不揮発性ランダムアクセスメモリ及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性ランダムアクセスメモリ及びその製造方法

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    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
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    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • H10B53/30Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors characterised by the memory core region

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は不揮発性ランダムアク
セスメモリ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、
キャパシタ絶縁膜として強誘電体膜を用いた高集積化対
応の不揮発性ランダムアクセスメモリ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ランダ
ムアクセス可能なメモリ素子としては、従来からSRA
M(スタティックラム)およびDRAM(ダイナミック
ラム)が代表的であるが、これらはいずれも揮発性であ
るとともに、前者は1メモリセル当たり6個のトランジ
スタ素子を要するため高集積化の点で限界があり、後者
はデータ保持のために周期的にキャパシターをリフレッ
シュする必要があるため消費電力が大きくなるという問
題点がある。
【0003】そこで、最近ランダムアクセス可能でかつ
不揮発性のメモリ素子として、強誘電体をキャパシタの
誘電体膜として用いたいわゆるF(Ferroelectric)R
AMが注目を集めている。なかでも、セルの占有面積を
縮小化するために、DRAMでみられるようなスタック
型FRAMのメモリセル構造が実現されている。かかる
スタック型FRAMのメモリセルは、例えば、特開平3
−296262号公報や特開平4−356958号公報
に提案されている。
【0004】図10は、上記公報に提案されているスタ
ック型FRAMのメモリセルの一実施例を示す。このメ
モリセルは、半導体基板41上にゲート絶縁膜42を介
して形成されたゲート電極43と1対のソース/ドレイ
ン領域44とからなるMOSトランジスタと、コンタク
トプラグ45を介してMOSトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域44と接続された下部電極49、この
下部電極49を完全に被覆するように形成された強誘電
体膜50及びこの強誘電体膜50を完全に被覆するよう
に形成された上部電極51とからなる強誘電体キャパシ
タとから構成されている。MOSトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域44はビットライン48と接続さ
れており、MOSトランジスタ及び強誘電体キャパシタ
の上にはそれぞれ層間絶縁膜としてBPSG46及びS
iO2 膜47が形成されている。強誘電体キャパシタの
上部電極51は、ゲート電極43の延設方向に直交する
方向にドライブ線52が接続されている。
【0005】また、図11は、さらに別のスタック型F
RAMのメモリセルを示す。このメモリセルは、強誘電
体キャパシタの下部電極53、強誘電体膜54及び上部
電極55の端部がそろった構造を有しており、このキャ
パシタ構造を除いては、図10のメモリセルとほぼ同一
の構造を有している。しかし、図11に示したメモリセ
ルは、強誘電体キャパシタの下部電極53、強誘電体膜
54及び上部電極55の端部がそろった構造であるた
め、強誘電体膜54とキャパシタ上に積層したSiO2
膜47とが直接接触することとなる。そのため、後工程
におけるアニールによって、SiO2 膜47と強誘電体
膜54との間で相互拡散が起こり、強誘電体膜の剥離が
発生する。
【0006】図10に示したFRAMのメモリセルにお
いては、下部電極49を被覆するように形成された強誘
電体膜50の上に、さらにこの強誘電体膜50を被覆す
るように上部電極51が形成されているため、強誘電体
膜50の側面が上部電極51で被覆され、SiO2 膜4
7と直接接触することはないが、強誘電体膜50及び上
部電極51のそれぞれをパターニングするためのフォト
リソグラフィ及びエッチング工程が必要になり、製造工
程が増加する。また、強誘電体膜50は、フォトリソグ
ラフィ及びエッチング工程において汚染・ダメージを受
けることなるため、上部電極材料を形成した後に、上部
電極材料とともにエッチングすることが好ましい。
【0007】さらに、他の従来例として、強誘電体キャ
パシタの上部電極51及び55を、各メモリセルに共通
のプレート電極として形成することが考えられるが、デ
ータの書き換えおよび読み出しを行う場合、上部電極5
1、55に所定の電圧を印加すると、選択メモリセルの
上下左右および斜め方向のメモリセルに対してディスタ
ーブが生じやすいという課題があり、ワード線やビット
線以外の信号線であるドライブ線を形成することが好ま
しい。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、強誘電体膜の劣化又は剥離等が生じない信頼性の高
いメモリセルを実現することができるFRAM及びその
製造方法を提供すること目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
基板上に形成されたゲート絶縁膜、ゲート電極及び一対
の拡散層を有するMOSトランジスタと、前記MOSト
ランジスタの一方の拡散層に接続された下部電極、該下
部電極上にのみ形成されたキャパシタ強誘電体膜及び上
部電極を有する強誘電体キャパシタとからなり、少なく
とも前記下部電極及びキャパシタ強誘電体膜の側壁が拡
散防止膜と絶縁性薄膜との積層膜で被覆され、前記キャ
パシタ強誘電体膜上面で該キャパシタ強誘電体膜と前記
上部電極とが接しており、前記MOSトランジスタの他
方の拡散層にビット線が接続され、前記ゲート電極がワ
ード線に接続され、前記強誘電体キャパシタの上部電極
がドライブ線として構成されてなる不揮発性ランダムア
クセスメモリが提供される。
【0010】また、本発明によれば、半導体基板上に形
成されたゲート絶縁膜、ゲート電極及び一対の拡散層を
有するMOSトランジスタと、前記MOSトランジスタ
の一方の拡散層に接続された下部電極、該下部電極上に
形成されたキャパシタ強誘電体膜及び上部電極を有する
強誘電体キャパシタとからなり、少なくとも前記下部電
極及びキャパシタ強誘電体膜の側壁が拡散防止膜と絶縁
性膜との積層膜で被覆されてなる不揮発性ランダムアク
セスメモリが提供される。さらに、本発明によれば、半
導体基板上に形成されたゲート絶縁膜、ゲート電極及び
一対の拡散層を有するMOSトランジスタと、前記MO
Sトランジスタを被覆する層間絶縁膜と、前記MOSト
ランジスタの一方の拡散層上の前記層間膜に形成された
コンタクトホールを通して前記拡散層に接続された下部
電極、該下部電極を被覆するように形成されているキャ
パシタ強誘電体膜及び上部電極を有する強誘電体キャパ
シタとからなり、前記層間絶縁膜と下部電極との間に拡
散防止膜が形成されており、前記キャパシタ強誘電体膜
及び上部電極がそれらの側壁に拡散防止膜からなるスペ
ーサを有しており、前記MOSトランジスタの他方の拡
散層にビット線が接続され、前記ゲート電極がワード線
に接続され、前記強誘電体キャパシタの上部電極がドラ
イブ線として構成されてなる不揮発性ランダムアクセス
メモリが提供される。
【0011】さらに、本発明の製造方法によれば、(I)
半導体基板上にゲート絶縁膜、ゲート電極及び一対の拡
散層を有するMOSトランジスタを形成し、該MOSト
ランジスタ上に層間絶縁膜を積層し、(II)層間絶縁膜に
一方の拡散層に至るコンタクトホールを形成し、該コン
タクトホール内にコンタクトプラグを形成し、(III)前
記コンタクトプラグを含む半導体基板上全面に下部電極
材料及び強誘電体膜を順次積層し、これらを同一マスク
を用いて所望の形状にパターニングして下部電極及びキ
ャパシタ強誘電体膜を形成し、(IV)得られた半導体基板
上全面に拡散防止膜及びSiO2 膜を順次積層し、(V)
前記キャパシタ強誘電体膜上の拡散防止膜及びSiO2
膜に開口を形成し、(VI)該開口を含む半導体基板上に上
部電極材料を積層し、これを所望の形状にパターニング
して上部電極を形成することからなる第1の不揮発性ラ
ンダムアクセスメモリの製造方法が提供される。
【0012】また、本発明によれば、 (i) 半導体基板
上にゲート絶縁膜、ゲート電極及び一対の拡散層を有す
るMOSトランジスタを形成し、該MOSトランジスタ
上に層間絶縁膜、さらに該層間絶縁膜上に拡散防止膜を
積層し、 (ii)層間絶縁膜及び拡散防止膜に、一方の拡散層に至る
コンタクトホールを形成し、該コンタクトホール内にコ
ンタクトプラグを形成し、 (iii) 前記コンタクトプラグを含む半導体基板上全面に
下部電極材料を形成し、所望の形状にパターニングして
下部電極を形成し、 (iv)該下部電極上に強誘電体膜、該強誘電体膜上に上部
電極材料を積層し、これらを同一マスクを用いて所望の
形状にパターニングしてキャパシタ強誘電体膜及び上部
電極を形成し、 (v) 得られた半導体基板上に拡散防止膜を形成し、エッ
チバックすることにより、キャパシタ強誘電体膜及び上
部電極の側壁に拡散防止膜からなるスペーサを形成する
ことからなる不揮発性ランダムアクセスメモリの製造方
法が提供される。
【0013】本発明におけるFRAMは、主として1個
のMOSトランジスタと1個の強誘電体キャパシタが積
層されて構成される。MOSトランジスタは、半導体基
板上に形成されたゲート絶縁膜、ゲート電極及び一対の
拡散層を有してなる。半導体基板としては、通常基板と
して用いることができる半導体基板であれば特に限定さ
れるものではないが、シリコン基板が好ましい。また、
ゲート絶縁膜、ゲート電極及び拡散層は、通常トランジ
スタとして形成される材料、膜厚及びサイズで形成され
ている。
【0014】強誘電体キャパシタは、下部電極、キャパ
シタ絶縁膜として強誘電体膜及び上部電極から構成され
る。下部電極及び上部電極は、通常電極として用いるこ
とができる導電体材料で形成されるものであり、例え
ば、Pt、Ti、RuO2、IrO2等の単層膜又はPt
/Ti、Pt/Ti/TiN、Pt/TiN/Pt、T
i/Pt/Ti、TiN/Pt/TiN、Pt/Ti/
TiN/Ti、RuO2/TiN、IrO2/Ir、Ir
2/TiN等の2層以上の積層膜が挙げられる。この
際の膜厚は特に限定されるものではなく、電極材料、キ
ャパシタのサイズ等により、適宜調整することができる
が、電極として200Å〜5000Å程度の膜厚で形成
することが好ましい。キャパシタ絶縁膜としては、PZ
T、PLZT、SrBi2Ta2-xNbx9等の強誘電体
膜を1000〜2000Å程度の膜厚で用いることが好
ましい。
【0015】上記MOSトランジスタは、一方の拡散層
が強誘電体キャパシタの下部電極に接続されている。例
えば、導電体からなるコンタクトプラグ等によって接続
される。コンタクトプラグの材料としては特に限定され
るものではなく、金属、不純物がドーピングされたポリ
シリコン等が単層で用いられてもよく、バリアメタル等
を介在させてもよい。
【0016】本発明における強誘電体キャパシタは、上
下部電極に挟持される強誘電体膜を層間絶縁膜として形
成されているSiO2 膜、下地NSG,BPSG等と直
接接触することにより、強誘電体膜の劣化又は剥離等を
防止するために、強誘電体膜と層間絶縁膜との間に拡散
防止膜を介在させることを特徴の1つとしている。つま
り、下部電極、強誘電体膜及び上部電極の各端部が揃っ
た同一形状である場合、又は下部電極、強誘電体膜の各
端部が揃った同一形状で、その上に上部電極がそれらを
被覆するように形成されている場合であって、かつその
上に層間絶縁膜としてSiO2 膜、NSG,BPSG等
が形成される場合には、強誘電体キャパシタの側部表面
に現れている強誘電体膜の側部が直接SiO2 膜等と接
触することとなる。従って、この場合には強誘電体キャ
パシタの側壁に拡散防止膜と絶縁性薄膜との積層膜(図
1のTiO2 膜とSiO2 膜に対応)又は拡散防止膜か
らなるスペーサ(図8のTiO2 からなるスペーサに対
応)等を配置させることが好ましい。
【0017】また、強誘電体膜が下部電極を被覆するよ
うに形成され、その上に上部電極が形成され、強誘電体
膜と上部電極との端部が揃った同一形状である場合、又
は強誘電体膜が下部電極を被覆するように形成され、そ
の上に上部電極がそれらを被覆するように形成された形
成されている場合であって、かつキャパシタ下層に層間
絶縁膜としてSiO2 膜、NSG、BPSG等が形成さ
れる場合には、強誘電体キャパシタの底面に現れている
強誘電体膜が直接下層のSiO2 膜等と接触することと
なる。従って、この場合には層間絶縁膜上に拡散防止膜
を配置させ(図5及び図8におけるTiO2 膜に対
応)、その上に強誘電体キャパシタを形成することが好
ましい。
【0018】さらに、強誘電体膜が下部電極を被覆する
ように形成され、その上に上部電極が形成され、強誘電
体膜と上部電極との端部が揃った同一形状である場合で
あって、かつキャパシタ上層及びキャパシタ下層に層間
絶縁膜としてSiO2 膜、NSG,BPSG等が形成さ
れる場合には、強誘電体キャパシタの側部表面及び底面
に現れている強誘電体膜が直接上層及び下層のSiO2
膜等と接触することとなる。従って、この場合には強誘
電体キャパシタの側壁に拡散防止膜からなるスペーサ
(図8のTiO2 からなるスペーサに対応)等を配置さ
せるとともに、層間絶縁膜上に拡散防止膜を配置させ
(図8のTiO2 膜に対応)、その上に強誘電体キャパ
シタを形成することが好ましい。
【0019】本発明における拡散防止膜としては、金属
酸化物が好ましく、例えば、TiO 2,ZrO2,Al2
3等が挙げられる。これらの金属酸化物の膜厚は特に
限定されるものではないが、例えばスペーサとして形成
する場合には300〜1000Å程度の膜厚、拡散防止
膜と絶縁性薄膜との積層膜として形成する場合の拡散防
止膜の膜厚は300〜1000Å程度、層間絶縁膜上全
面に形成する場合には300〜1000Å程度の膜厚で
形成することが好ましい。なお拡散防止膜と絶縁性薄膜
との積層膜とする場合の絶縁性薄膜としては、SiO2
のほか、SiN等を、500〜1500Å程度の膜厚で
形成することが好ましい。
【0020】本発明のFRAMにおいては、MOSトラ
ンジスタを構成するゲート電極がワード線として機能
し、MOSトランジスタの他方の拡散層がビット線に接
続されている。また、強誘電体キャパシタの上部電極は
ドライブ線として機能し、ビット線方向又はワード線方
向に共有するように形成されている。上部電極(ドライ
ブ線)は、選択セルの隣接セルに対するディスターブを
低減するために、ワード線方向と共有、つまりワード線
に平行に配設されていることが好ましい。
【0021】本発明のFRAMの製造方法における工程
(I) では、半導体基板上MOSトランジスタを形成し、
この上に層間絶縁膜を積層する。MOSトランジスタに
おけるゲート絶縁膜、ゲート電極、拡散層及び層間絶縁
膜として挙げられるSiO2、NSG,BPSG等は公
知の方法で形成することができる。工程(II)において
は、層間絶縁膜に一方の拡散層に至るコンタクトホール
を形成し、コンタクトホール内にコンタクトプラグを形
成する。コンタクトホールは、公知の方法、例えばフォ
トリソグラフィ工程及びCF4/CHF3ガスによるドラ
イエッチング又はウェットエッチング等により形成する
ことができる。コンタクトプラグは、導電体を、コンタ
クトホールを含む半導体基板上に積層し、例えば、CM
P(Chemical Mechanical Polishing)法によりエッチ
バックすることにより形成することができる。
【0022】工程(III) において、上記で得られた半導
体基板上全面に下部電極材料及び強誘電体膜を順次積層
し、これらを同一マスクを用いて所望の形状にパターニ
ングして下部電極及びキャパシタ強誘電体膜を形成す
る。下部電極材料の積層は、例えば、PVD法又はスパ
ッタ法等により行うことができる。また、強誘電体膜
は、MOCVD法、ゾルゲル法又はスパッタ法等により
形成できるが、ステップカバレージ等の観点からMOC
VD法によることが好ましい。これらのパターニング
は、塩素系又はフッ素系等のガスを用いたドライエッチ
ング等により行うことができる。なお、パターニング終
了後に、エッチングによる強誘電体表面に受けたエッチ
ングダメージを回復するために500〜600℃程度、
10〜60秒間程度、酸素雰囲気中でRTAを行うこと
が好ましい。
【0023】工程(IV)では、上記で得られた半導体基板
上全面に拡散防止膜及びSiO2 膜を順次積層する。拡
散防止膜は、スパッタ法により金属層を堆積し、その後
酸素雰囲気中、500〜600℃程度の温度範囲でアニ
ールする方法、または反応性スパッタ法により形成する
ことができる。しかし、スパッタ法及びアニールによる
方法では、ステップカバレージが悪く、金属層形成後に
酸化による結晶成長させるため、エッチングが困難であ
る。一方、反応性スパッタ法においては200℃程度の
低温でアニールすることが可能であるため、金属酸化膜
がアモルファス状に成長しエッチングが容易である。
【0024】工程(V) においては、キャパシタ強誘電体
膜上の拡散防止膜及びSiO2 膜に開口を形成する。こ
れら膜は、所望のマスクを形成した後、CHF3 、CF
4 等によりエッチングすることが好ましい。また、開口
部における強誘電体表面に受けたエッチングダメージを
回復するために500〜600℃程度、10〜60秒間
程度、酸素雰囲気中でRTAを行うことが好ましい。
【0025】工程(VI)では、得られた半導体基板上に上
部電極材料を積層し、所望の形状にパターニングする。
上部電極材料の積層及びパターニングは、用いる材料等
により異なるが、上記の下部電極材料の積層及びパター
ニングと同様の方法で行うことができる。なお、上記の
素子を形成したのち、層間絶縁膜を形成するが、この場
合の層間絶縁膜は、公知の方法により、膜厚2000〜
6000Å程度で形成することができる。
【0026】上記の製造方法での強誘電体キャパシタの
製造方法においては、下部電極/強誘電体膜のパターニ
ング、拡散防止膜/絶縁性薄膜の開口、及び上部電極の
パターニングのそれぞれでフォトリソグラフィ工程によ
る3枚のマスクの形成が必要となる。また、拡散防止膜
/絶縁性薄膜の開口の際のエッチングにより、強誘電体
膜にダメージが導入される場合がある。
【0027】そこで、本発明の別の製造方法により上記
問題が改善されることとなる。つまり、工程(I) 〜(VI)
における各プロセスと同様のプロセスを、工程(i) 〜(i
v)においける順序で採用することにより、下部電極のパ
ターニング、強誘電体膜/上部電極のパターニングと、
2枚のマスク形成というプロセス数の削減を実現すると
ともに、強誘電体膜のエッチングダメージを回避するこ
とができる。なお、工程(iv)における上部電極材料と強
誘電体とのパターニングは、上記工程(III)における下
部電極材料と強誘電体とのパターニングと同様に行うこ
とができる。パターニングの後、エッチングによる上部
電極へのチャージアップ等のダメージを回復するため、
RTAによる酸素雰囲気中、550〜650℃、10〜
60秒間程度のアニールを行うことが好ましい。
【0028】さらに、強誘電体キャパシタの側部に強誘
電体が現れている場合には、工程 (v)において、拡散防
止膜からなるスペーサを形成することが好ましい。拡散
防止膜は、上記と同様に形成することができ、RIE等
の異方性エッチングによりスペーサを形成することがで
きる。
【0029】
【作用】本発明の第1のFRAMによれば、上記に示し
たように、強誘電体キャパシタの少なくとも下部電極及
びキャパシタ強誘電体膜の側壁が拡散防止膜と絶縁性膜
との積層膜で被覆されているため、キャパシタ強誘電体
膜が直接SiO2膜、NSG膜又はBPSG膜等の層間
絶縁膜と接触することによるキャパシタ強誘電体膜の劣
化及び剥離等が防止される。
【0030】また、本発明の第2のFRAMによれば、
MOSトランジスタと強誘電体キャパシタとの間におい
て、層間絶縁膜上に拡散防止膜が積層されているため、
キャパシタ強誘電体膜が直接SiO2 膜、NSG膜又は
BPSG膜等の層間絶縁膜と接触することによるキャパ
シタ強誘電体膜の劣化及び剥離等が防止される。さら
に、本発明のFRAMにおいて、キャパシタ強誘電体膜
及び上部電極が、それらの側壁に拡散防止膜からなるス
ペーサを有している場合には、キャパシタ強誘電体の側
壁及び底面に現れているキャパシタ強誘電体膜が完全に
SiO2 膜、NSG膜又はBPSG膜等の層間絶縁膜か
ら分離され、それら膜とと接触することによるキャパシ
タ強誘電体膜の劣化及び剥離等が完全に抑制される。
【0031】また、本発明の第1のFRAMの製造方法
によれば、下部電極/強誘電体膜のパターニングの後、
拡散防止膜/絶縁性膜の開口を行い、その後、上部電極
のパターニングを行うため、確実にキャパシタ強誘電体
膜の側壁が拡散防止膜と絶縁性膜との積層膜で被覆され
ることとなり、キャパシタ強誘電体膜の劣化及び剥離等
が防止される。
【0032】さらに、本発明の第2のFRAMの製造方
法によれば、下部電極のパターニング及び強誘電体膜/
上部電極のパターニングと、2枚のマスクの形成のみに
より強誘電体キャパシタが形成されることとなり、工程
数が削減される。また、強誘電体膜のエッチングの際に
は、その上に上部電極材料が形成されているため、エッ
チングによる強誘電体膜のダメージが低減される。さら
に、マスクの形成が削減されるため、デザインマージン
が縮小される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の不揮発性RAMの実施例を図
面に基づいて説明する。 実施例1 本発明の不揮発性RAMのセルは、図1に示したよう
に、主として1個のトランジスタと1個の強誘電体キャ
パシタとからなる。トランジスタは、半導体基板1上に
ゲート絶縁膜2を介して形成され、ワード線として機能
するたゲート電極3及びこのゲート電極3に自己整合的
に形成されたソース/ドレイン領域4とからなる。強誘
電体キャパシタは、下部電極7、下部電極7上にのみ形
成されたキャパシタ強誘電体膜8及びドライブ線として
機能する上部電極11が積層されて構成される。トラン
ジスタ上にはBPSGからなる層間絶縁膜5が形成され
ており、層間絶縁膜5上に強誘電体キャパシタが配設さ
れている。さらに強誘電体キャパシタ上にはSiO2
らなる層間絶縁膜12が形成されている。トランジスタ
の一方のソース/ドレイン領域4には層間絶縁膜5中に
形成されたコンタクトプラグ6を介して強誘電体キャパ
シタの下部電極7が接続されている。下部電極7及びキ
ャパシタ強誘電体膜8は、その側壁が、キャパシタ強誘
電体膜8上に開口を有しかつキャパシタ強誘電体膜8上
から層間絶縁膜5上全面に形成されているTiO2 膜9
とSiO2 膜10との積層膜によって被覆されている。
上部電極11は、下部電極7、キャパシタ強誘電体膜8
及びTiO2 膜9とSiO2 膜10との積層膜を被覆す
るように形成されている。また、トランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域4にはビットライン13が接続さ
れている。
【0034】このような構成を有するメモリセルにおい
ては、図2の平面図及び図3の等価回路図に示したよう
に、各メモリセルに共通の上部電極11を、ワード線
(ゲート電極3)に平行なドライブ線として配設するた
め、選択セルのデータの書き換え時および読み出し時に
おける、隣接セルに対するディスターブを阻止すること
が可能となる。また、キャパシタ強誘電体膜8が直接S
iO2 膜10及び12と接触しないようにそれらの間に
TiO2 膜9を有しているため、キャパシタ強誘電体膜
8の劣化や剥離が生じない。
【0035】かかるFRAMは、以下のように製造す
る。図4(a)示したように、MOS−FETを有する
半導体基板1上に層間絶縁膜としてBPSG5を堆積
し、リフローして平坦化を行う。その後、コンタクトフ
ォトリソグラフィ工程によりマスク(図示せず)を形成
し、さらに、このマスクを用いてCF4/CHF3ガスに
よりBPSG5をエッチングして、ソース/ドレイン領
域4に至るコンタクトホールを形成する。コンタクトホ
ールを含む半導体基板1上に、4500Åのポリシリコ
ンを堆積し、リンの熱拡散によりドーピングする。CM
P法によりポリシリコンをエッチバックし、BPSG5
上に積層するポリシリコンを完全に除去し、コンタクト
プラグ6を形成する。なお、エッチバック後のコンタク
トプラグ6の平坦度は300Å以下に抑制される。
【0036】次いで、図4(b)に示したように、コン
タクトプラグ6上にスパッタ法により下部電極材料とし
てPt/Ti/TiN/Ti(500〜1000/20
0/500〜1000/200Å)を堆積し、続いてM
OCVD法により、強誘電体膜としてPZT膜を100
0〜2000Å程度堆積し、550〜650℃の温度で
PZT膜を結晶化する。その後、フォトリソグラフィ工
程によりマスクを形成し、このマスク(図示せず)を用
いて塩素系またはフッ素系ガスにより、下部電極材料/
PZTの積層膜を同時にパターニングして下部電極7及
びキャパシタ強誘電体膜8を形成する。
【0037】続いて、図4(c)に示したように、キャ
パシタ強誘電体膜8上に反応性スパッタ法により300
〜1000ÅのTiO2膜9、さらにその上に300〜
1000ÅのSiO2 膜10を積層する。その後、キャ
パシタ強誘電体膜8上のTiO2 膜9及びSiO2 膜1
0に、フォトリソグラフィ及びエッチング工程により所
望の形状を有する開口を形成する。そして、エッチング
によるTiO2 膜9及びSiO2 膜10の開口部のキャ
パシタ強誘電体膜8のダメージを回復するため、RTA
によりO2雰囲気で500〜600℃、30秒のアニー
ルを行う。
【0038】さらに、図4(d)に示したように、開口
部を含むTiO2 膜9及びSiO2膜10上に上部電極
材料としてPtを500〜1000Åの膜厚で、スパッ
タ法により堆積する。フォトリソグラフィ工程によりマ
スクを形成し、このマスクを用いて塩素系またはフッ素
系ガスにより、Ptをパターニングしてドライブ線とし
て機能する上部電極11を形成する。
【0039】更に、CVD法によりSiO2膜(図1
中、12)を2000〜3000Å積層し、コンタクト
ホール形成後にAl・Si・Cu/TiN/Tiにより
MOSトランジスタの他方のソース/ドレイン4領域と
接続するビットライン(図1中、13)を形成し、図1
に示す不揮発性RAMを完成する。上記FRAMの強誘
電体キャパシタにおいては、図4(d)に示したよう
に、例えば、キャパシタサイズS1を1μmとし、0.
5μmのデザインルールを考慮した場合、下部電極サイ
ズR1は、キャパシタサイズ:1μmと下部電極デザイ
ンマージン:0.25μmとで1.5μmとなり、上部
電極サイズQ1は、下部電極サイズR1:1.5μmと
さらに上部電極デザインマージン:0.25μmとで
2.0μmとなる。
【0040】実施例2 実施例1のFRAMにおいては、TiO2 膜9及びSi
2 膜10に対するフォトリソグラフィ及びエッチング
工程の増加やキャパシタ強誘電体膜8のフォトリソグラ
フィ及びエッチング工程における汚染・ダメージが完全
には防止できない。そこで、図5に示した不揮発性RA
Mのセルを提案する。このFRAMのセルは、主として
1個のトランジスタと1個の強誘電体キャパシタとから
なる。トランジスタの構成は実施例1(図1)と同様で
あり、MOSトランジスタ上には、層間絶縁膜としてS
iO2 膜25、さらにSiO2 膜25上にTiO2 膜1
9が積層されている。強誘電体キャパシタは、TiO2
膜19上に形成されており、下部電極17、下部電極1
7を被覆するように形成されているキャパシタ強誘電体
膜18及びドライブ線として機能する上部電極21から
構成される。強誘電体キャパシタ上には、層間絶縁膜と
してSiO2 膜32が形成されている。トランジスタの
一方のソース/ドレイン領域4は、実施例1と同様に強
誘電体キャパシタの下部電極17に接続され、他方のソ
ース/ドレイン領域4はビットラインに接続されてい
る。
【0041】このような構成を有するメモリセルも、実
施例1のメモリセルと同様に、上部電極21をワード線
(ゲート電極3)に平行なドライブ線として構成するた
め、選択セルのデータの書き換え時および読み出し時に
おける、隣接セルに対するディスターブを阻止すること
が可能となる。また、キャパシタ強誘電体膜18が直接
SiO2 膜25と接触しないようにそれらの間にTiO
2 膜19を有しているため、キャパシタ強誘電体膜18
の劣化や剥離が生じない。
【0042】また、この強誘電体キャパシタにおいて
は、図6に示したように、例えば、キャパシタサイズS
を1μmとし、0.5μmのデザインルールを考慮した
場合、下部電極サイズがキャパシタサイズS:1μmと
なり、上部電極サイズQは、下部電極サイズ:1μmと
さらに上部電極デザインマージン:0.25μmとで
1.5μmとなり、実施例1のFRAMのセルよりも、
さらに小さく形成することができる。
【0043】かかるFRAMは、以下のように製造す
る。まず、半導体基板1上に素子分離膜(図示せず)を
形成し、活性領域を規定したのち、通常のトランジスタ
形成プロセスにより、MOSトランジスタを形成する。
次いで、図7(a)に示したように、MOSトランジス
タを含む半導体基板1上に層間絶縁膜としてSiO2
25を堆積する。その後、反応性スパッタ法により30
0〜1000ÅのTiO2膜19を堆積する。
【0044】続いて、図7(b)に示したように、コン
タクトフォトリソグラフィ工程によりマスク(図示せ
ず)を形成し、さらに、このマスクを用いてCl2/A
rガスによりTiO2膜19を、引きつづきCF4/CH
3ガスによりSiO2 膜25をエッチングして、ソー
ス/ドレイン領域4に至るコンタクトホールを形成す
る。その後、コンタクトホールを含む半導体基板1上
に、4500Åのポリシリコン6aを堆積し、リンの熱
拡散によりドーピングする。
【0045】図7(c)に示したように、CMP法によ
りポリシリコン6aをエッチバックし、TiO2膜19
上に積層するポリシリコン6aを除去し、コンタクトプ
ラグ6を形成する。この際、ポリシリコン6aとTiO
2膜19との選択比は100以上あるため、エッチバッ
ク時にTiO2膜19はほとんどエッチングされない。
【0046】次に、図7(d)に示したように、スパッ
タ法により実施例1と同様の下部電極材料を堆積し、フ
ォトリソグラフィ工程を経て、塩素系またはフッ素系ガ
スを用いたエッチングにより、所望の形状を有する下部
電極17を形成する。
【0047】次いで、図7(e)に示したように、MO
CVD法により、PZT膜を1000〜2000Å程度
堆積し、550〜650℃の温度で結晶化する。さら
に、実施例1と同様の上部電極材料をスパッタ法により
堆積する。その後、フォトリソグラフィ工程によりマス
クを形成し、このマスクを用いて塩素系またはフッ素系
ガスを用いて上部電極材料/PZTの積層膜を同時にパ
ターニングしてキャパシタ強誘電体膜18及び上部電極
21を形成する。そして、エッチングによるPtへのチ
ャージアップ等のダメージを回復するため、RTAによ
りO2雰囲気で550〜600℃、30秒のアニールを
行う。この際、強誘電体膜18は、TiO2膜19の存
在により直接SiO2膜5と接触することがないので、
剥離することはない。
【0048】更に、CVD法によりSiO2膜(図5
中、32)を2000〜3000Å積層し、コンタクト
ホール形成後にAl・Si・Cu/TiN/Tiにより
MOSトランジスタの他方のソース/ドレイン4領域と
接続するビットライン(図5中、13)を形成し、図5
に示す不揮発性RAMを完成する。
【0049】実施例3 実施例2において、強誘電体キャパシタ上に形成される
層間絶縁膜としてSiO2 膜32を用いた場合の分極特
性の劣化を改善するために、図8に示した不揮発性RA
Mを提供する。このセルにおいては、強誘電体キャパシ
タのキャパシタ強誘電体膜18と上部電極21との側壁
にTiO2 からなるスペーサ31が形成されている以外
は、実施例2のメモリセルと同様である。
【0050】このような構成のメモリセルにおいては、
キャパシタ強誘電体膜18がSiO 2 膜25、32と完
全に分離され、直接接触しないため、図9に示したよう
に、良好な分極特性を示し、安定したキャパシタ特性を
得ることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明のFRAMによれば、上記に示し
たように、強誘電体キャパシタの少なくとも下部電極及
びキャパシタ強誘電体膜の側壁が拡散防止膜と絶縁性膜
との積層膜で被覆されているため、キャパシタ強誘電体
膜が直接SiO2膜、NSG膜又はBPSG膜等の層間
絶縁膜と接触することによるキャパシタ強誘電体膜の劣
化及び剥離等を防止することができる。
【0052】さらに、本発明のFRAMによれば、MO
Sトランジスタと強誘電体キャパシタとの間において、
層間絶縁膜上に拡散防止膜が積層されているため、キャ
パシタ強誘電体膜が直接SiO2膜、NSG膜又はBP
SG膜等の層間絶縁膜と接触することによるキャパシタ
強誘電体膜の劣化及び剥離等を防止することができる。
【0053】しかも、キャパシタ強誘電体膜及び上部電
極が、それらの側壁に拡散防止膜からなるスペーサを有
しているため、キャパシタ強誘電体の側壁及び底面に現
れているキャパシタ強誘電体膜を完全にSiO2膜、N
SG膜又はBPSG膜等の層間絶縁膜から分離すること
ができ、それら膜と接触することによるキャパシタ強誘
電体膜の劣化及び剥離等を完全に抑制することができ
る。従って、信頼性の高いキャパシタを得ることがで
き、ひいては、FRAM自体の信頼性が向上することと
なる。
【0054】また、本発明のFRAMの製造方法によれ
ば、下部電極/強誘電体膜のパターニングの後、拡散防
止膜/絶縁性膜の開口を行い、その後、上部電極のパタ
ーニングを行うため、確実にキャパシタ強誘電体膜の側
壁が拡散防止膜と絶縁性膜との積層膜で被覆されること
となり、キャパシタ強誘電体膜の劣化及び剥離等を防止
することができ、信頼性の高いFRAMを製造すること
ができる。
【0055】さらに、本発明のFRAMの製造方法によ
れば、下部電極のパターニング及び強誘電体膜/上部電
極のパターニングと、2枚のマスクの形成のみにより強
誘電体キャパシタを形成できることとなり、工程数の削
減を実現することができ、製造コストの低減を図ること
ができる。また、強誘電体膜のエッチングの際には、そ
の上に上部電極材料が形成されているため、エッチング
による強誘電体膜のダメージを低減することができ、高
品質で信頼性の高いキャパシタ、引いてはFRAMを製
造することができる。さらに、マスクの形成を削減する
ことができるため、マスク数が削減された分のデザイン
マージンを縮小することができるため、実質的に上部電
極を縮小することができ、実効的なキャパシタ占有面積
が縮小され、DRAM並の高集積化可能なFRAMを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRAMのセルの実施例を示す概略断
面図である。
【図2】図1のFRAMのセルを示す要部の概略平面図
である。
【図3】図1のFRAMのセルを示す等価回路図であ
る。
【図4】図1のFRAMのセルにおける強誘電体キャパ
シタの製造方法を示す概略断面工程図である。
【図5】本発明のFRAMのセルの別の実施例を示す概
略断面図である。
【図6】図5のFRAMのセルにおける強誘電体キャパ
シタのサイズを説明するための要部の概略断面図であ
る。
【図7】図5のFRAMのセルにおける強誘電体キャパ
シタの製造方法を示す概略断面図である。
【図8】本発明のFRAMのセルのさらに別の実施例を
示す概略断面図である。
【図9】図8のFRAMのセルにおける強誘電体膜の分
極特性を示すグラフである。
【図10】従来のスタック型FRAMのメモリセルを示
す概略断面図である。
【図11】従来のスタック型FRAMの別のメモリセル
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ゲート絶縁膜 3 ゲート電極 4 ソース/ドレイン領域 5 BPSG膜 6 コンタクトフラブ 7、17 下部電極 8、18 強誘電体膜 9、19 TiO2 膜(拡散防止膜) 10 SiO2 膜(絶縁性薄膜) 11、21 上部電極 12、25、32 SiO2 膜(層間絶縁膜) 13 ビット線 31 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04 H01L 27/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたゲート絶縁
    膜、ゲート電極及び一対の拡散層を有するMOSトラン
    ジスタと、 前記MOSトランジスタの一方の拡散層に接続された下
    部電極、該下部電極上に形成されたキャパシタ強誘電体
    膜及び上部電極を有する強誘電体キャパシタとからな
    り、 少なくとも前記下部電極及びキャパシタ強誘電体膜の側
    壁が拡散防止膜と絶縁性膜との積層膜で被覆され、前記
    キャパシタ強誘電体膜上面で該キャパシタ強誘電体膜と
    前記上部電極とが接しており、前記MOSトランジスタ
    の他方の拡散層にビット線が接続され、前記ゲート電極
    がワード線に接続され、前記強誘電体キャパシタの上部
    電極がドライブ線として構成されてなることを特徴とす
    る不揮発性ランダムアクセスメモリ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成されたゲート絶縁
    膜、ゲート電極及び一対の拡散層を有するMOSトラン
    ジスタと、 前記MOSトランジスタの一方の拡散層に接続された下
    部電極、該下部電極上に形成されたキャパシタ強誘電体
    膜及び上部電極を有する強誘電体キャパシタとからな
    り、 少なくとも前記下部電極及びキャパシタ強誘電体膜の側
    壁が拡散防止膜と絶縁性膜との積層膜で被覆されてなる
    ことを特徴とする不揮発性ランダムアクセスメモリ。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に形成されたゲート絶縁
    膜、ゲート電極及び一対の拡散層を有するMOSトラン
    ジスタと、 前記MOSトランジスタを被覆する層間絶縁膜と、 前記MOSトランジスタの一方の拡散層上の前記層間膜
    に形成されたコンタクトホールを通して前記拡散層に接
    続された下部電極、該下部電極を被覆するように形成さ
    れているキャパシタ強誘電体膜及び上部電極を有する強
    誘電体キャパシタとからなり、 前記層間絶縁膜と下部電極との間に拡散防止膜が形成さ
    れており、前記キャパシタ強誘電体膜及び上部電極がそ
    れらの側壁に拡散防止膜からなるスペーサを有 してお
    、前記MOSトランジスタの他方の拡散層にビット線
    が接続され、前記ゲート電極がワード線に接続され、前
    記強誘電体キャパシタの上部電極がドライブ線として構
    成されてなることを特徴とする不揮発性ランダムアクセ
    スメモリ。
  4. 【請求項4】 拡散防止膜が、TiO2 、ZrO2又は
    Al23膜である請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    不揮発性ランダムアクセスメモリ。
  5. 【請求項5】 (I) 半導体基板上にゲート絶縁膜、ゲー
    ト電極及び一対の拡散層を有するMOSトランジスタを
    形成し、該MOSトランジスタ上に層間絶縁膜を積層
    し、 (II)層間絶縁膜に一方の拡散層に至るコンタクトホール
    を形成し、該コンタクトホール内にコンタクトプラグを
    形成し、 (III) 前記コンタクトプラグを含む半導体基板上全面に
    下部電極材料及び強誘電体膜を順次積層し、これらを同
    一マスクを用いて所望の形状にパターニングして下部電
    極及びキャパシタ強誘電体膜を形成し、 (IV)得られた半導体基板上全面に拡散防止膜及びSiO
    2膜を順次積層し、 (V) 前記キャパシタ強誘電体膜上の拡散防止膜及びSi
    2膜に開口を形成し、(VI)該開口を含む半導体基板上
    に上部電極材料を積層し、これを所望の形状にパターニ
    ングして上部電極を形成することからなる請求項1又は
    記載の不揮発性ランダムアクセスメモリの製造方法。
  6. 【請求項6】 (i) 半導体基板上にゲート絶縁膜、ゲー
    ト電極及び一対の拡散層を有するMOSトランジスタを
    形成し、該MOSトランジスタ上に層間絶縁膜、さらに
    該層間絶縁膜上に拡散防止膜を積層し、 (ii)層間絶縁膜及び拡散防止膜に、一方の拡散層に至る
    コンタクトホールを形成し、該コンタクトホール内にコ
    ンタクトプラグを形成し、 (iii) 前記コンタクトプラグを含む半導体基板上全面に
    下部電極材料を形成し、所望の形状にパターニングして
    下部電極を形成し、 (iv)該下部電極上に強誘電体膜、該強誘電体膜上に上部
    電極材料を積層し、これらを同一マスクを用いて所望の
    形状にパターニングしてキャパシタ強誘電体膜及び上部
    電極を形成し、(v) 得られた半導体基板上に拡散防止膜を形成し、エッ
    チバックすることによ り、キャパシタ強誘電体膜及び上
    部電極の側壁に拡散防止膜からなるスペーサを形成する
    ことからなる請求項記載の不揮発性ランダムアクセス
    メモリの製造方法。
  7. 【請求項7】 拡散防止膜が、TiO2、ZrO2又はA
    23膜である請求項5又は6に記載の不揮発性ランダ
    ムアクセスメモリの製造方法。
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