JP2003060164A - 半導体メモリ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置およびその製造方法

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JP2003060164A
JP2003060164A JP2001241921A JP2001241921A JP2003060164A JP 2003060164 A JP2003060164 A JP 2003060164A JP 2001241921 A JP2001241921 A JP 2001241921A JP 2001241921 A JP2001241921 A JP 2001241921A JP 2003060164 A JP2003060164 A JP 2003060164A
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diffusion barrier
memory device
semiconductor memory
barrier film
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Kazuya Ishihara
数也 石原
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B53/30Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors characterised by the memory core region

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体膜の劣化を阻止することができて、し
かも信頼性が高い半導体メモリ装置およびその製造方法
を提供する。 【解決手段】 導電型シリコン基板1上には、強誘電体
膜6aを有する強誘電体キャパシタを設けている。誘電
体キャパシタを第1拡散バリア膜11が覆い、この第1
拡散バリア膜11上に第2層間絶縁膜12を形成してい
る。第2層間絶縁膜上には第1金属配線13を形成し、
この第1金属配線13を第1バッファ膜14が覆う。第
1バッファ膜14上には第2拡散バリア膜15を形成
し、この第2拡散バリア膜15上には第3層間絶縁膜1
6を形成している。第3層間絶縁膜16上には第2金属
配線17を形成し、この第2金属配線17を第2バッフ
ァ膜18が覆う。第2バッファ膜18上には第3拡散バ
リア膜19を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜は、自発分極、高誘電率、電
気光学効果、圧電効果および焦電効果などの多くの機能
を持つことから、広範囲なデバイスに応用されている。
上記強誘電体膜は、例えば、その焦電性を利用して赤外
線リニアアレイセンサーに、また、その圧電性を利用し
て超音波センサに、その電気光学効果を利用して導波路
型光変調器に、その高誘電性を利用してダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(以下、DRAMと言う)に様々
な方面で用いられている。
【0003】中でも、近年の薄膜形成技術の進展に伴っ
て、強誘電体技術と半導体メモリ技術を組合わせた高密
度でかつ高速に動作する強誘電体不揮発性メモリ(FR
AM)の開発が盛んである。強誘電体膜を用いた不揮発
性メモリは、高速書き込み/読み出し、低電圧動作、お
よび書き込み/読み出し耐性の特性から、従来の不揮発
性メモリの置き換えだけでなく、スタティックラム(S
RAM),DRAM分野の置き換えも可能なメモリとし
て、実用化に向けて研究開発が盛んに行われている。
【0004】このようなデバイス開発には残留分極が大
きくかつ抗電場が小さく、低リーク電流で分極反転の繰
り返し耐性の大きな材料が必要である。さらには、動作
電圧の低減と半導体微細加工プロセスに適合するために
膜厚200nm以下の薄膜で上記の特性を実現すること
が望ましい。そして、これらの用途に用いられる強誘電
体材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛((PbLa
1―x)(ZrTi 1―y)O (0≦x,y≦
1)(以下、PZTと言う))や、SrBi(Ta
Nb1―x (0≦x≦1)(以下、SBTと
言う)のようなビスマス層状構造化合物薄膜が強誘電体
および高誘電体集積回路の応用に適している。
【0005】ところで、DRAMの高集積化に対して、
キャパシタ容量を増大させるために、従来用いられてき
た、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い材料であるタン
タル酸化(以下、Taと言う)膜やチタン酸スト
ロンチュウム(以下、SrTiOと言う)、チタン酸
バリウム・ストロンチュウムなどの高誘電体材料が将来
の256メガビット〜ギガビット以上の高集積DRAM
に適用されようとしており、盛んに研究開発が行われて
いる。
【0006】従来より、強誘電体膜をキャパシタに備え
た半導体メモリ装置としては、図8に示すようなものが
ある。この半導体メモリ装置は、次のようにして製造さ
れる。
【0007】まず、ソース・ドレイン領域104,10
4および素子分離領域102を有する導電型シリコン基
板101上に、メモリー読み出し、書き込みのための選
択トランジスターのゲート酸化膜103を形成し、そし
て、そのゲート酸化膜103上にポリシリコンワード線
105を形成する。
【0008】その後、上記ポリシリコンワード線10.
5および導電型シリコン基板101上に層間絶縁膜10
6の材料を堆積させ、Pt下部電極108の密着層10
7の材料であるTiまたはTiの酸化物を堆積する。
【0009】次に、Pt下部電極108、強誘電体膜1
09およびPt上部電極110をドライエッチングで形
成して、下部電極108、強誘電体膜109および上部
電極110からなる誘電体キャパシタを完成させる。
【0010】次に、上記強誘電体キャパシタ全体を被覆
するように、Ti、Al、Zrなどの酸化物からなる第
1拡散バリア膜111を形成する。この第1拡散バリア
膜111によって、強誘電体膜109と第2層間絶縁膜
112との反応や、第2層間絶縁膜112の形成時に発
生する水素の強誘電体キャパシタへの拡散を抑制する。
【0011】そして、上記第1拡散バリア膜111上
に、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜層112を形成す
る。
【0012】次に、上記強誘電体キャパシタのPt上部
電極110と、選択トランジスターのソース・ドレイン
領域104とを第1金属配線113で接続するために、
コンタクトホール115を形成する。そして、Alなど
の第1金属配線113を設けることにより、Pt上部電
極110とソース・ドレイン領域104とを第1金属配
線113で接続する。
【0013】最後に、シリコン窒化膜のような表面保護
膜層114を形成し、最終熱処理として2〜5%の水素
を含む雰囲気で400℃前後のシンターを行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】強誘電体膜や高誘電体
膜は水素に接すると還元され易く、また、強誘電体膜や
高誘電体膜と接する電極の材料であるPtやIrなどの
金属は強い還元反応を促進する触媒効果を奏する。その
ため、水素がその電極に吸着されると活性な状態となり
強誘電体膜中に拡散して、強誘電体膜が容易に還元され
てしまう。
【0015】誘電体膜をキャパシタに備えた半導体メモ
リ装置の製造工程では水素が発生する工程が多々ある。
高誘電体キャパシタや強誘電体キャパシタ上に形成する
層間絶縁膜は、通常、シラン(以下、SiHと言う)
を主原料とした化学的気相成長法(以下、CVD法と言
う)により形成する。この場合、上記層間絶縁膜の形成
時に原料が分解し水素が発生する。この水素が強誘電体
キャパシタまたは高誘電体キャパシタへ拡散すると、強
誘電体膜または高誘電体膜が還元され、リーク電流が増
大したり残留分極値が低下したりする。この水素拡散に
よる劣化を抑制する方法としては、図8の半導体メモリ
装置のように、Ti、Al、Zrなどの酸化物からなる
第1拡散バリア膜111で強誘電体キャパシタ全体を覆
う方法がある。それ以外には、特開平8−335673
号公報や特開平10−294433号公報にも開示され
ているように、Ti、Al、Taの酸化物などの拡散バ
リア膜で強誘電体キャパシタまたは高誘電体キャパシタ
を被覆するのが効果である。
【0016】ところで、メガビット以上の集積度を持つ
半導体メモリ装置では、メモリセルのレイアウトや周辺
回路が複雑化しているため、金属配線が2層以上必要と
なる。
【0017】図9に、2層金属配線を適用した半導体メ
モリ装置の断面図を示す。図9において、図8に示した
構成部と同一構成部は、図8における構成部と同一の参
照番号を付して説明を省略する。
【0018】図9に示す第1,第2金属配線113,2
13は通常のアルミニュウム配線である。1層目の第1
金属配線113を形成した後にCVD法でシリコン酸化
膜である第3層間絶縁膜212を設けている。そして、
2層目の第2金属配線213の材料を第3層間絶縁膜2
12上に堆積させた後、フォトレジストをマスクに用い
て反応性イオンエッチング法で2層目の第2金属配線2
13を形成している。3層目のアルミニュウム配線を形
成する場合は、同様に2層目の第2金属配線213上に
層間絶縁膜を設け、その層間絶縁膜上に3層目のアルミ
ニュウム配線を形成する。
【0019】上記第2,第3層間絶縁膜112,212
は、SiHを主原料としたCVD法により形成するた
め、形成時に原料が分解し水素が発生する。また、上記
第2,第3層間絶縁膜112,212は400℃前後で
形成されるため膜中に水素を残存していて、第2,第3
層間絶縁膜112,212の形成後の熱処理工程や、更
に、上層の第3層間絶縁膜212の形成時の熱工程で、
第2,第3層間絶縁膜112,212から水素が脱離し
たりする。このように、複数層のアルミニュウム配線形
成工程、つまり第1,第2金属配線113,213の形
成工程の水素の発生量は多量であるため、強誘電体キャ
パシタを被覆するように形成した第1拡散バリア膜11
1だけでは、十分なバリア性を得ることが難しくキャパ
シタ特性が劣化してしまうとういう問題がある。
【0020】上記キャパシタ特性の劣化を抑制する方法
としては、第1,第2金属配線113,213を覆うよ
うに拡散バリア膜を形成して水素の拡散を抑制する方法
が考えられる。しかし、その拡散バリア膜をスパッタリ
ング法で形成する限りは、拡散バリア膜の下地段差被覆
性が悪いため、第1,第2金属配線113,213の側
壁を覆う拡散バリア膜の膜厚は、第1,第2金属配線1
13,213上の拡散バリア膜の膜厚に対して50〜7
0%程度となる。
【0021】また、上記第1,第2金属配線113,2
13の側壁を覆う拡散バリア膜の膜厚を厚くして、キャ
パシタ特性の劣化を抑制する方法が考えられる。しか
し、上記拡散バリア膜は緻密な膜であるため、膜ストレ
スが大きく、第1,第2金属配線113,213の側壁
のバリア性を確保するために拡散バリア膜の膜厚を厚く
すると、第1,第2金属配線113,213の信頼性を
低下させる。
【0022】また、上記第1,第2金属配線113,2
13を被覆する拡散バリア膜には、Alの酸化物、Al
の窒化物、Alの酸化窒化物、Taの酸化物、Taの酸
化窒化物、Tiの酸化物、Zrの酸化物を用いると効果
的であり、Arと酸素の混合ガスを用い反応性スパッタ
リング法で形成される。しかしながら、上記拡散バリア
膜の形成中に酸素が負イオンになるため形成基板上に電
荷が蓄積しやすい。このような蓄積電荷がキャパシタに
接続されている第1金属配線112に蓄積すると、キャ
パシタに高電圧が印加され、絶縁破壊を起こすこともあ
る。
【0023】そこで、本発明の課題は、誘電体膜の劣化
を阻止することができて、しかも信頼性が高い半導体メ
モリ装置およびその製造方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の半導体メモリ装置は、半導体基板と、上記
半導体基板上に形成され、誘電体膜を有する誘電体キャ
パシタと、上記誘電体キャパシタを被覆する第1拡散バ
リア膜と、上記第1拡散バリア膜上に形成された絶縁膜
と、上記絶縁膜上に形成された第1金属配線と、上記第
1金属配線を被覆する第1バッファ膜と、上記第1バッ
ファ膜上に形成された第2拡散バリア膜とを備えたこと
を特徴としている。
【0025】上記構成の半導体メモリ装置によれば、上
記第1金属配線上に第1バッファ膜を介して第2拡散バ
リア膜を形成しているので、第2拡散バリア膜の膜厚の
均一性が良好になり、第2拡散バリア膜の膜厚を厚くし
なくても、第2拡散バリア膜上から誘電体膜へ向かう有
害物質の拡散を第2拡散バリア膜で確実に阻止できる。
したがって、上記有害物質によって誘電体膜が悪影響を
受けることがなく、誘電体膜の劣化を阻止することがで
きる。
【0026】また、上記第2拡散バリア膜を厚くしない
から、第1金属配線の信頼性が低下しない。
【0027】また、本発明の半導体メモリ装置は、半導
体基板と、上記半導体基板上に形成され、誘電体膜を有
する誘電体キャパシタと、上記誘電体キャパシタを被覆
する第1拡散バリア膜と、上記第1拡散バリア膜上に形
成された絶縁膜と、上記絶縁膜上に形成された第1金属
配線と、上記第1金属配線を被覆する第1バッファ膜
と、上記第1バッファ膜上に形成された第2拡散バリア
膜と上記第2拡散バリア膜上に形成された絶縁膜と、上
記第2拡散バリア膜上の絶縁膜上に形成された第2金属
配線と、上記第2金属配線を被覆する第2バッファ膜
と、上記第2バッファ膜上に形成された第3拡散バリア
膜とを備えたことを特徴としている。
【0028】上記構成の半導体メモリ装置は、上記第
1,第2金属配線上に第1,第2バッファ膜を介して第
2,第3拡散バリア膜を形成しているので、第2,第3
拡散バリア膜の膜厚の均一性が良好になり、第2,第3
拡散バリア膜の膜厚を厚くしなくても、第2,第3拡散
バリア膜上から誘電体膜へ向かう有害物質の拡散を第
2,第3拡散バリア膜で確実に阻止できる。したがっ
て、上記有害物質によって誘電体膜が悪影響を受けるこ
とがなく、誘電体膜の劣化を阻止することができる。
【0029】また、上記第2,第3拡散バリア膜を厚く
しないから、第1,第2金属配線の信頼性が低下しな
い。
【0030】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記誘
電体膜は、(PbLa1―x)(ZrTi1―y
(0≦x,y≦1)、BiTi12、BaT
iO 、LiNbO、LiTaO、YMnO、S
Nb、SrBi(TaNb1―x
(0≦x≦1)のいずれか1つを用いて形成された強
誘電体膜である。
【0031】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記誘
電体膜は、SrTiO、(BaSr1−x)TiO
(x≦1)、Taのいずれか1つを用いて形成
された高誘電体膜である。
【0032】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記バ
ッファ膜は、Siと酸素との化合物、Siと窒素との化
合物、Siと窒素と酸素との化合物のいずれか1つから
なる絶縁膜である。
【0033】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記拡
散バリア膜は、Alの酸化物、Alの窒化物、Alの酸
化窒化物、Taの酸化物、Taの酸化窒化物、Tiの酸
化物、Zrの酸化物のいずれか1つである。
【0034】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記拡
散バリア膜の膜厚は10nm以上100nm以下であ
り、上記拡散バリア膜は、非晶質、または、グレインサ
イズが5nm以下である。
【0035】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記拡
散バリア膜は、屈折率が1.60以上1.75未満であ
り、Alの酸化物、Alの窒化物、Alの酸化窒化物か
らなる。
【0036】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記S
iの原料としては、Si(OC が用いられて
いる。
【0037】一実施形態の半導体メモリ装置は、上記バ
ッファ膜の膜厚は100nm〜300nmである。
【0038】また、本発明の半導体メモリ装置の製造方
法は、半導体基板上に、誘電体膜を有する誘電体キャパ
シタを形成する工程と、上記誘電体キャパシタの上層に
金属配線を形成する工程と、上記金属配線上に順次、バ
ッファ膜、拡散バリア膜を形成する工程と、上記拡散バ
リア膜を形成した後、酸素または窒素またはこれらの混
合ガスで300℃以上450℃以下の熱処理を行う工程
とを備えたことを特徴としている。
【0039】上記構成の半導体メモリ装置によれば、上
記拡散バリア膜を形成した後、酸素または窒素またはこ
れらの混合ガスで300℃以上450℃以下の熱処理を
行うことにより、拡散バリア膜において、膜組成が安定
な化学量論的組成比になると共に、膜の緻密性と、膜の
絶縁性とが向上し、水素に対する拡散バリア性が良好に
なる。
【0040】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1(a)〜
(d)および図2(a)〜(c)は本発明の実施の形態
1の半導体メモリ装置の工程断面図である。この半導体
メモリ装置は、2層Al配線を用いたプレーナ型強誘電
体メモリ装置である。
【0041】以下、図1(a)〜(d)および図2
(a)〜(c)を用いて上記半導体メモリ装置の製造方
法について説明する。
【0042】まず、図1(a)に示すように、公知の方
法によって導電型シリコン基板1上に素子分離領域2、
選択トランジスタのゲート酸化膜3、トランジスタのソ
ース・ドレイン領域4、ポリシリコンワード線となるゲ
ート電極5を順次形成した後、公知のBPSG膜(boro
-phospho silicate glass film)からなる第1層間絶縁
膜6で全面を覆う。
【0043】次に、図1(b)に示すように、公知のス
パッタ法により、下部電極の密着層を形成するためのと
して30nmのTi酸化物7を積層し、そのTi酸化物
7上にPt下部電極の材料であるPtを100〜200
nm堆積させる。そして、そのPt下部電極を形成する
ためのPt膜8上に、SBTからなる強誘電体膜9を形
成する。上記強誘電体膜9の形成には、SrBiTa
の濃度が0.1mol/lになるように調整した
前駆体溶液を用いた。この前駆体溶液を公知のスピンコ
ート法によりPt膜8の表面に塗布した。その後、完全
に溶媒を除去させるため、250℃に加熱したホットプ
レート上で乾燥処理を行い、次いで電気炉にて600℃
以上700℃以下で焼成した。このような成膜工程を3
回繰り返すことにより、膜厚200nmの強誘電体膜9
を得ている。そして、上記強誘電体膜9上にPt上部電
極の材料であるPtを100nm積層させて、Pt上部
電極を形成するためのPt膜10を形成する。
【0044】次に、フォトレジストを用いた公知の紫外
線縮小露光技術(以下、フォトリソグラフィー法と言
う)とドライエッチング法によってPt膜10を1.5
μm角に加工して、図1(c)に示すように、キャパシ
タ電極となるPt上部電極10aを形成する。この場
合、エッチングガスには主としてClガスを用い、エ
ッチング圧力を1.5mTorrに保ちマイクロ波励起
によってプラズマを発生させ、導電型シリコン基板1を
セットした基板に高周波バイアスを印加しPt膜10を
加工する。その後、電気炉にて700〜800℃酸素雰
囲気中で熱処理を行っている。
【0045】そして、上記密着層7、Pt膜8および強
誘電体膜9をフォトレジストを用いた公知のフォトリソ
グラフィー法と、ドライエッチング法とによって加工し
て、密着層7a、Pt下部電極8aおよび強誘電体膜9
aを得る。この場合、エッチングガスには主としてC
ガスを用いて、密着層7、Pt膜8および強誘電体
膜9を加工する。
【0046】引き続いて、Hの拡散を防ぐために第1
拡散バリア膜11を、Alの酸化物またはAlの窒化物
で形成して、Pt下部電極8a、強誘電体膜9aおよび
Pt上部電極10aを第1拡散バリア膜11で被覆す
る。この場合、Alターゲット、Alの酸化物ターゲッ
ト、Alの窒化物ターゲットのいずれか1つを用いて、
DC(直流)マグネトロンスパッタ法またはRFマグネ
トロンスパッタ法または電子サイクロトロン共鳴をプラ
ズマ源を用いたスパッタ法により形成した。基板温度
は、25℃以上400℃以下に保持し、O/O+A
rのガス比率は0.1から0.5の範囲で成膜室に導入
し、圧力を1mTorrから20mTorrの範囲で第
1拡散バリア膜11の成膜を行っている。また、上記第
1拡散バリア膜11の膜厚は10nm以上100nm以
下とし、第1拡散バリア膜11を形成する時の基板温度
は100℃から400℃である。
【0047】次に、図1(d)に示すような第2層間絶
縁膜12を形成するために、有機シリコン化合物、例え
ばテトラエトキシシラン(Si(OC(以
下、TEOSと言う))とOとを反応させた常圧CV
D法、または、TEOSとOとを反応させたプラズマ
CVD法によって、500nm以上600nm以下の酸
化膜を第1拡散バリア膜11上に形成する。そして、上
記Pt上部電極10aおよびソース・ドレイン領域4上
に、公知のフォトリソグラフィー法およびドライエッチ
ング法によって直径0.8μmのコンタクトホールを開
口させる。これにより、第1層間絶縁膜6a、第1拡散
バリア膜11aおよび第2層間絶縁膜12が形成され
る。
【0048】その後、DCマグネトロンスパッタ法によ
り膜厚700nmのAl膜を全面に積層させる。そし
て、公知のフォトリソグラフィー法およびドライエッチ
ング法によりAl膜を加工して、第1金属配線13を形
成する。
【0049】次に、図2(a)に示すように、上記第2
層間絶縁膜12および第1金属配線13を被覆するよう
に第1バッファ膜14を形成する。この第1バッファ膜
14は、TEOSとオゾンとを反応させる常圧CVD
法、または、TEOSとOまたはNOとを反応させ
るプラズマCVD法により、膜厚が100nm〜300
nmになるように形成される。
【0050】次に、図2(b)に示すように、上記第1
バッファ膜14上に第2拡散バリア膜15を形成する。
この第2拡散バリア膜15は、Alの酸化物またはAl
の窒化物で形成する。また、上記第2拡散バリア膜15
の膜厚は10nm以上100nm以下とし、第2拡散バ
リア膜15の形成時の基板温度は100℃から400℃
とする。
【0051】次に、TEOSとオゾンを反応させる常圧
CVD法、または、TEOSまたはSiHとOとを
反応させるプラズマCVD法により、Si酸化膜からな
る膜厚600〜1000nmの第3層間絶縁膜16を第
2拡散バリア膜15上に形成する。
【0052】そして、公知のフォトリソグラフィー法お
よびドライエッチング法によって図示しないビアホール
を開口した後、DCマグネトロンスパッタ法により膜厚
700nmのAl膜を形成する。引き続いて、公知のフ
ォトリソグラフィー法およびドライエッチング法によ
り、そのAl膜を加工して第2金属配線17を形成す
る。
【0053】次に、図2(c)に示すように、上記第2
金属配線17および第3層間絶縁膜16を被覆するよう
に、膜厚100nm〜300nmの第2バッファ膜18
を形成する。この第2バッファ膜18は、TEOSとオ
ゾンを反応させる常圧CVD法、または、TEOSとO2
またはN2Oとを反応させるプラズマCVD法により形成
される。
【0054】そして、上記第2バッファ膜18上に、A
lの酸化物またはAlの窒化物からなる拡散バリア19
を形成する。
【0055】最後に、上記第3拡散バリア膜19上に、
公知のプラズマCVD法によって、SiN膜からなる膜
厚500nmの表面保護膜20を形成する。
【0056】このように、上記第1,第2金属配線1
3,17上に第1,第2バッファ膜14,18を介して
第2,第3拡散バリア膜15,19を形成しているの
で、第2,第3拡散バリア膜15,19の膜厚の均一性
が良好になり、第2,第3拡散バリア膜15,19の膜
厚を厚くしなくても、第2,第3拡散バリア膜15,1
9上から強誘電体膜9aへ向かう水素の拡散を第2,第
3拡散バリア膜15,19で確実に阻止できる。したが
って、水素によって強誘電体膜9aが悪影響を受けるこ
とがなく、強誘電体膜9aの劣化を阻止することができ
る。
【0057】また、上記第2,第3拡散バリア膜15,
19を厚くしていないので、第1,第2金属配線13,
17の信頼性が低下してしない。
【0058】このように作製された半導体メモリ装置に
おいて、メモリセルの強誘電体特性を公知のソーヤータ
ワー回路を用いて測定した結果、残留分極値Pr=12
μC/cm,抗電界Ec=40KV/cmという値が
得られた。すなわち、半導体メモリ装置のキャパシタと
して十分な動作が確認された。
【0059】上記実施の形態1では、2層のAl配線を
有する強誘電体メモリ装置である半導体メモリ装置につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、3層以上のAl配線を有する半導体メモリ装置であ
ってもよい。また、上記実施の形態1の半導体メモリ装
置は1層のAl配線を有してもよい。要するに、上記実
施の形態1の半導体メモリ装置は、単層または複数層の
金属配線を有してもよい。
【0060】また、上記実施の形態1では、SBTを用
いて強誘電体膜9aを形成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、PZT、BiTi
12、BaTiO、LiNbO、LiTaO、Y
MnO、SrNbOを用いて強誘電体膜を形成し
てもよい。
【0061】また、上記実施の形態1では、電極の材料
としてPtを用いたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、PtRh,PtRhO,Ir,IrO
RuO,RhO,LaSrCoOを用いてもよ
い。
【0062】また、上記強誘電体膜9aの原料が本実施
の形態に限定されないのは言うまでもない。
【0063】また、上記第1,第2,第3拡散バリア膜
11,15,19は、Alの酸化物、Alの窒化物に限
定するものでなく、Alの酸化窒化物、Taの酸化物、
Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、Zrの酸化物でも同
様なバリア効果が得られる。すなわち、Alの酸化窒化
物、Taの酸化物、Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、
Zrの酸化物のいずれか1つを用いて拡散バリア膜を形
成してもよい。
【0064】また、上記第1,第2バッファ膜14,1
8は、Siと酸素との化合物、Siと窒素との化合物、
Siと窒素と酸素との化合物のいずれか1つからなれば
よい。
【0065】また、上記選択トランジスタとしては、例
えばMOS(Metal Oxide semiconductor)トランジス
タなどを用いてもよい。
【0066】また、上記半導体メモリ装置は、強誘電体
膜9a有するから、不揮発性である。
【0067】(実施の形態2)図3(a)〜(d)およ
び図4(a)〜(c)は本発明の実施の形態2の半導体
メモリ装置の工程断面図である。この半導体メモリ装置
は、2層Al配線を用いたスタック型強誘電体メモリ装
置である。
【0068】以下、図3(a)〜(d)および図4
(a)〜(c)を用いて上記半導体メモリ装置の製造方
法について説明する。
【0069】まず、図3(a)に示すように、公知の方
法によって導電型シリコン基板21上に素子分離領域2
2、選択トランジスタのゲート酸化膜23、選択トラン
ジスタのドレイン領域24A、選択トランジスタのソー
ス領域24B、ワード線となるゲート電極25を順次形
成した後、公知のBPSG膜からなる第1層間絶縁膜で
全面を覆い、公知の化学的機械的研摩法により、その第
1層間絶縁膜を平坦化する。
【0070】次に、上記選択トランジスタのソース領域
24B上の第1層間絶縁膜に直径0.3μmのコンタク
トホールを開口した後、燐が添加された膜厚300nm
以上のポリシリコンを形成し、公知の化学的機械的研摩
法によりコンタクトホール内のみにポリシリコンが残る
ように研摩して、コンタクトホール内を埋めるプラグ2
7を形成する。これにより、上記プラグ27を有する第
1層間絶縁膜26が形成される。
【0071】次に、図3(b)に示すように、膜厚20
nmのTi膜および膜厚50nmから100nmのTi
N膜をDCマグネトロンスパッタ法により積層して、T
i膜とTiN膜とからなるTiN/Ti膜28を形成す
る。そして、上記TiN膜28上に、強誘電体キャパシ
タの下部電極を形成するための膜厚200nmのPt膜
29を形成する。そして、上記実施の形態1と同様の処
理を行って、SBTからなる強誘電体膜30をPt膜2
9上に形成し、さらに強誘電体膜30上にPt膜31を
形成する。
【0072】次に、公知のフォトレジストとドライエッ
チング法を用いて、Pt膜31を1.5μm角に加工し
て、図3(c)に示すように、キャパシタ電極となるP
t上部電極31aを形成する。その後、電気炉にて70
0〜800℃酸素雰囲気中で熱処理を行う。
【0073】次に、上記TiN/Ti膜28、Pt膜2
9および強誘電体膜30をフォトレジストを用いる公知
のフォトリソグラフィー法と、ドライエッチング法とに
よって加工して、TiN/Ti膜28a、Pt下部電極
29aおよび強誘電体膜30aを得る。
【0074】次に、Hの拡散を阻止するために、Al
の酸化物またはAlの窒化物からなる第1拡散バリア膜
32を形成して、Pt下部電極29a、強誘電体膜30
aおよびPt上部電極31aからなる強誘電体キャパシ
タを第1拡散バリア膜32で被覆する。
【0075】次に、図3(d)に示すように、上記強誘
電体キャパシタを被覆する第1拡散バリア膜32上に第
2層間絶縁膜33を形成する。そして、上記Pt上部電
極31aおよびドレイン領域24A上に公知のフォトリ
ソグラフィー法およびドライエッチング法によってコン
タクトホールを開口する。その後、DCマグネトロンス
パッタ法により膜厚700nmのAl膜を形成した。そ
のAl膜を公知のフォトリソグラフィー法およびドライ
エッチング法により加工しで、第1金属配線34を形成
する。
【0076】次に、図4(a)に示すように、上記第1
金属配線34および第2層間絶縁膜33を被覆するよう
に第1バッファ膜35を形成する。この第1バッファ膜
35は、TEOSとオゾンを反応させた常圧CVD法、
または、TEOSとO2またはN2Oと反応させたプラズマ
CVD法により形成され、100nm〜300nmの膜
厚に設定されている。
【0077】次に、図4(b)に示すように、上記第1
バッファ膜35上に第2拡散バリア膜36を形成する。
この第2拡散バリア膜36は、Alの酸化物またはAl
の窒化物で形成する。また、上記第2拡散バリア膜36
の膜厚は10nm以上100nm以下とし、第2拡散バ
リア膜36を形成する時の基板温度は100℃から40
0℃とする。、また、上記第2拡散バリア膜36の成膜
方法および成膜条件は前述の通りである。
【0078】次に、TEOSとオゾンとを反応させる常
圧CVD法、または、TEOSまたはSiHとO
を反応させるプラズマCVD法により、Si酸化膜から
なる膜厚600〜1000nmの第3層間絶縁膜37を
第2拡散バリア膜36上に形成する。
【0079】そして、公知のフォトリソグラフィー法お
よびドライエッチング法によって図示しないビアホール
を開口させた後、DCマグネトロンスパッタ法により膜
厚700nmのAl膜を形成する。引き続いて、公知の
フォトリソグラフィー法およびドライエッチング法によ
りAl膜を加工して第2金属配線38を形成する。
【0080】次に、TEOSとオゾンとを反応させる常
圧CVD法、または、TEOSとO2またはNOと反応
させるプラズマCVD法により、図4(c)に示すよう
に、膜厚100nm〜300nmの第2バッファ膜39
を形成して、その第2バッファ膜39で第2金属配線3
8および第3層間絶縁膜37を被覆する。
【0081】次に、上記第2バッファ膜39上に、Al
の酸化物またはAlの窒化物からなる拡散バリア40を
形成する。
【0082】最後に、上記第3拡散バリア膜40上に、
公知のプラズマCVD法によってSiN膜からなる膜厚
500nmの表面保護膜41を形成する。
【0083】このように、上記第1,第2金属配線3
4,38上に第1,第2バッファ膜35,39を介して
第2,第3拡散バリア膜36,40を形成しているの
で、第2,第3拡散バリア膜36,40の膜厚の均一性
が良好になり、第2,第3拡散バリア膜36,40の膜
厚を厚くしなくても、第2,第3拡散バリア膜36,4
0上から強誘電体膜30aへ向かう水素の拡散を第2,
第3拡散バリア膜36,40で確実に阻止できる。した
がって、水素によって強誘電体膜30aが悪影響を受け
ることがなく、強誘電体膜30aの劣化を阻止すること
ができる。
【0084】また、上記第2,第3拡散バリア膜36,
40を厚くしていないので、第1,第2金属配線34,
38の信頼性が低下してしない。
【0085】このように作製された半導体メモリ装置に
おいて、メモリセルの強誘電体特性を公知のソーヤータ
ワー回路を用いて測定した結果、残留分極値Pr=1
1.5μC/cm,抗電界Ec=39KV/cmとい
う値が得られた。すなわち、半導体メモリ装置のキャパ
シタとして十分な動作が確認された。
【0086】上記実施の形態2では、2層のAl配線を
有する強誘電体メモリ装置である半導体メモリ装置につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、3層以上のAl配線を有する強誘電体メモリ装置で
ある半導体メモリ装置でもよい。また、上記実施の形態
2の半導体メモリ装置は1層のAl配線を有してもよ
い。要するに、上記実施の形態2の半導体メモリ装置
は、単層または複数層の金属配線を有してもよい。
【0087】また、上記実施の形態2では、強誘電体膜
30aをSBTを用いて形成したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、PZT、BiTi
、BaTiO、LiNbO、LiTaO
YMnO、SrNbOを用いて形成してもよい。
【0088】また、上記本実施の形態2では、電極の材
料としてPtを用いたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、電極の材料としてPtRh、PtRh
、Ir、IrO、RuO、RhO、LaSr
CoOを用いてもよい。
【0089】また、上記TiN膜28の代わりに、Ta
SiN膜、TiAlN膜、TiSiN膜を用いても良い。
【0090】また、上記第1,第2,第3拡散バリア膜
32,36,40は、Alの酸化物、Alの窒化物に限
定するものでなく、Alの酸化窒化物、Taの酸化物、
Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、Zrの酸化物でも同
様なバリア効果が得られる。すなわち、Alの酸化窒化
物、Taの酸化物、Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、
Zrの酸化物のいずれか1つを用いて拡散バリア膜を形
成してもよい。
【0091】また、上記第1,第2バッファ膜35,3
9は、Siと酸素との化合物、Siと窒素との化合物、
Siと窒素と酸素との化合物のいずれか1つからなれば
よい。
【0092】また、上記選択トランジスタとしては、例
えばMOSトランジスタなどを用いてもよい。
【0093】(実施の形態3)図5(a)〜(c)、図
6(a)〜(c)および図7(a)〜(c)は本発明の
実施の形態3の半導体メモリ装置の工程断面図である。
この半導体メモリ装置は、2層Al配線を用いたスタッ
ク型高誘電体メモリ装置である。
【0094】以下、図5(a)〜(c)、図6(a)〜
(c)および図7(a)〜(c)を用いて上記半導体メ
モリ装置の製造方法について説明する。
【0095】まず、図5(a)に示すように、公知の方
法によって導電型シリコン基板51上に素子分離領域5
2、選択トランジスタのゲート酸化膜53、選択トラン
ジスタのドレイン領域54A、選択トランジスタのソー
ス領域54B、ワード線となるゲート電極55、ビット
線56を形成した後、公知のBPSG膜からなる第1層
間絶縁膜57で全面を覆い、公知の化学的機械的研摩法
により、その第1層間絶縁膜57を平坦化する。
【0096】次に、上記選択トランジスタのソース領域
54B上の第1層間絶縁膜57に直径0.3μmコンタ
クトホールを開口し後、燐が添加されたポリシリコンを
膜厚300nm以上堆積させ、公知の化学的機械的研摩
法によりコンタクトホール内のみにポリシリコンが残る
ように研摩して、図5(b)に示すように、コンタクト
ホール内を満たすプラグ58を形成する。
【0097】次に、図5(c)に示すように、膜厚20
nmのTi膜59をDCマグネトロンスパッタ法により
積層した後、膜厚100nmのTiN膜60をDCマグ
ネトロンスパッタ法により積層する。そして、上記Ti
N膜60上に、高誘電体キャパシタの下部電極を形成す
るための膜厚200nmのPt膜61を形成する。
【0098】次に、フォトレジストを用いた公知のフォ
トリソグラフィー法とドライエッチング法とを用いて、
Pt膜61を0.3μm角に加工して、図6(a)に示
すように、高誘電体キャパシタのPt下部電極61aを
形成する。そして、上記Ti膜59およびTiN膜60
を加工して、Ti膜59aおよびTiN膜60aを得
る。
【0099】次に、図6(b)に示すように、チタン酸
バリウム・ストロンチュウム(以下、(BaSr
1−x)TiO(x≦1)と言う)からなる膜厚30
nmの高誘電体膜62を全面に形成する。そして、上記
高誘電体膜62上に、高誘電体キャパシタの上部電極を
形成するための膜厚100nmのPt膜63を形成す
る。
【0100】次に、フォトレジストを用いた公知のフォ
トリソグラフィー法とドライエッチング法を用いて、メ
モリセル領域のみPt膜63と高誘電体膜62とを同一
マスクを用いて加工して、図6(c)に示すように、P
t上部電極63aと高誘電体膜62aを形成する。この
場合、エッチングガスには主としてClガスを用いて
Pt上部電極63aと高誘電体膜62aを形成する。ま
た、1.5mTorrの圧力下で導電型シリコン基板5
1に高周波バイアスを印可して、Pt上部電極63aと
高誘電体膜62aを形成する。
【0101】次に、実施の形態1および2と同様に、A
lの酸化物またはAlの窒化物からなる第1拡散バリア
膜64を、Pt上部電極63aおよび高誘電体膜62a
を被覆するように形成する。
【0102】次に、上記拡散バリア64上に、有機シリ
コン化合物、例えばTEOSとOを反応させる常圧C
VD法、または、TEOSとOを反応させるプラズマ
CVD法により、酸化膜からなる膜厚500nm〜60
0nmの第2層間絶縁膜65を形成する。
【0103】次に、上記Pt上部電極63a上およびビ
ット線56上に公知のフォトリソグラフィー法およびド
ライエッチング法によって直径0.25μmのコンタク
トホールを開口させた後、DCマグネトロンスパッタ法
により、膜厚700nmのAl膜を堆積させる。その
後、公知のフォトリソグラフィー法およびドライエッチ
ング法によりそのAl膜を加工して、図7(a)に示す
ような第1金属配線66を形成する。
【0104】次に、上記第1金属配線66および第2層
間絶縁膜65を被覆するように第1バッファ膜67を形
成する。この第1バッファ膜67は、TEOSとオゾン
を反応させる常圧CVD法、または、TEOSとO
たはNOとを反応させるプラズマCVD法により膜厚
100nm〜300nmに形成されている。
【0105】次に、上記第1バッファ膜67上に、Al
の酸化物またはAlの窒化物からなる第2拡散バリア膜
68を形成する。この第2拡散バリア膜68の膜厚は1
0nm以上100nm以下とし、第2拡散バリア膜68
の形成時の基板温度は100℃から400℃で成膜方法
および成膜条件は前述の通りである。
【0106】次に、図7(b)に示すように、上記第2
拡散バリア膜68上に、TEOSとオゾンとを反応させ
る常圧CVD法、または、TEOSまたはSiHとO
とを反応させるプラズマCVD法により、Si酸化膜
からなる膜厚600〜1000nmの第3層間絶縁膜6
9を形成する。
【0107】次に、上記第3層間絶縁膜69に、公知の
フォトリソグラフィー法およびドライエッチング法によ
って図示しないビアホールを開口した後、DCマグネト
ロンスパッタ法により膜厚700nmのAl膜を形成す
る。そして、公知のフォトリソグラフィー法およびドラ
イエッチング法によりそのAl膜を加工して、第3層間
絶縁膜69上に第2金属配線70を形成する。
【0108】次に、図7(c)に示すように、TEOS
とオゾンとを反応させる常圧CVD法、または、TEO
SとO2またはN2Oとを反応させるプラズマCVD法によ
り、膜厚100nm〜300nmの第2バッファ膜71
を形成して、第2金属配線70および第3層間絶縁膜6
9を第2バッファ膜71で被覆する。そして、上記第2
バッファ膜71上に、Alの酸化物またはAlの窒化物
からなる第3拡散バリア膜72を形成する。
【0109】最後に、上記第3拡散バリア膜72上に、
SiN膜からなる膜厚500nmの表面保護膜73を公
知のプラズマCVD法で形成する。
【0110】このように、上記第1,第2金属配線6
6,72上に第1,第2バッファ膜67,71を介して
第2,第3拡散バリア膜68,72を形成しているの
で、第2,第3拡散バリア膜68,72の膜厚の均一性
が良好になり、第2,第3拡散バリア膜68,72の膜
厚を厚くしなくても、第2,第3拡散バリア膜68,7
2上から高誘電体膜62aへ向かう水素の拡散を第2,
第3拡散バリア膜68,72で確実に阻止できる。した
がって、水素によって高誘電体膜62aが悪影響を受け
ることがなく、高誘電体膜60aの劣化を阻止すること
ができる。
【0111】また、上記第2,第3拡散バリア膜68,
72を厚くしていないので、第1,第2金属配線66,
72の信頼性が低下してしない。
【0112】このように作製された半導体メモリ装置に
おいて、メモリセルの分極値は印加電圧1Vにおいて1
0μC/cmと良好な値が得られた。また、リーク電
流についても印加電圧±2Vまで1×10A/cm
と良好であった。
【0113】上記実施の形態3においては、2層のAl
配線を有する高誘電体メモリ装置である半導体メモリ装
置について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、3層以上のAl配線を有する半導体メモリ装
置でもよい。また、上記実施の形態3の半導体メモリ装
置は1層のAl配線を有してもよい。要するに、上記実
施の形態3の半導体メモリ装置は、単層または複数層の
金属配線を有してもよい。
【0114】また、上記実施の形態3では、(Ba
1−x)TiOを用いて高誘電体膜62aを形成し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、TaやSrTiOなどを用いて高誘電体膜
を形成してもよい。
【0115】また、上記実施の形態3では、電極の材料
としてPtを用いたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、電極の材料として、例えば、PtRh、Pt
RhO、Ir、IrO、RuO、RhO、La
SrCoOを用いてもよい。
【0116】また、上記TiN膜60の代わりに、Ti
AlN膜、TiSiN膜を用いてもよい。
【0117】また、上記高誘電体キャパシタの下部電極
の材料としてPtを用いていたが、Ptの代わりに酸化
ルテニュウムを用いてもよい。
【0118】また、上記第1,第2,第3拡散バリア膜
64,68,72は、Alの酸化物、Alの窒化物に限
定するものでなく、Alの酸化窒化物、Taの酸化物、
Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、Zrの酸化物でも同
様なバリア効果が得られる。すなわち、Alの酸化窒化
物、Taの酸化物、Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、
Zrの酸化物のいずれか1つを用いて拡散バリア膜を形
成してもよい。
【0119】また、上記第1,第2バッファ膜67,7
1は、Siと酸素との化合物、Siと窒素との化合物、
Siと窒素と酸素との化合物のいずれか1つからなるま
た、上記選択トランジスタとしては、例えばMOSトラ
ンジスタなどを用いてもよい。
【0120】(実施の形態4)実施の形態1,2の半導
体メモリ装置、および、実施の形態3の半導体メモリ装
置において、第1拡散バリア膜11,32,64、第2
拡散バリア膜15,36,68および第3拡散バリア膜
19,40,72の形成後に、電気炉で酸素または窒素
またはこれらの混合ガス雰囲気下で300℃以上450
℃以下、30min以上60min以下の熱処理を行う。これ
により、上記第1拡散バリア膜11,32,64、第2
拡散バリア膜15,36,68および第3拡散バリア膜
19,40,72は、成膜後では非晶質または5nm以
下のグレインで構成された微結晶になる。また、上記熱
処理によって、第1拡散バリア膜11,32,64、第
2拡散バリア膜15,36,68および第3拡散バリア
膜19,40,72において、膜組成が安定な化学量論
的組成比になると共に、膜の緻密性、絶縁性が向上し、
良好な水素の拡散バリア性を得ることができる。
【0121】また、上記第1拡散バリア膜11,32,
64、第2拡散バリア膜15,36,68および第3拡
散バリア膜19,40,72は、Alの酸化物や、Al
の窒化物に限定するものでなく、Alの酸化窒化物、T
aの酸化物、Taの酸化窒化物、Tiの酸化物、Zrの
酸化物でも同様なバリア効果を得ることができる。これ
らの膜においても形成後に前述の熱処理を行うことによ
り拡散バリア性は著しく向上がみられた。拡散バリア膜
の熱処理は全ての拡散バリア膜または少なくとも一箇所
以上の拡散バリア膜で熱処理を行うと水素による劣化が
抑制できた。
【0122】また、Alの酸化物、Alの窒化物、Al
の酸化窒化物のいずれか1つからなる拡散バリア膜は、
屈折率が1.60以上1.75未満となる。
【0123】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の半導
体メモリ装置は、第1金属配線上に第1バッファ膜を介
して第2拡散バリア膜を形成しているので、第2拡散バ
リア膜の膜厚の均一性が良好になり、第2拡散バリア膜
の膜厚を厚くしなくても、第2拡散バリア膜上から誘電
体膜へ向かう有害物質の拡散を第2拡散バリア膜で確実
に阻止し、誘電体膜の劣化を阻止することができる。
【0124】また、上記第2拡散バリア膜を厚くしない
から、第1金属配線の信頼性の低下を防止することがで
きる。
【0125】また、本発明の半導体メモリ装置は、第
1,第2金属配線上に第1,第2バッファ膜を介して第
2,第3拡散バリア膜を形成しているので、第2,第3
拡散バリア膜の膜厚の均一性が良好になり、第2,第3
拡散バリア膜の膜厚を厚くしなくても、第2,第3拡散
バリア膜上から誘電体膜へ向かう有害物質の拡散が第
2,第3拡散バリア膜で確実に阻止され、誘電体膜の劣
化を阻止することができる。
【0126】また、上記第2,第3拡散バリア膜を厚く
しないから、第1,第2金属配線の信頼性の低下を防止
することができる。
【0127】また、本発明の半導体メモリ装置の製造方
法によれば、拡散バリア膜を形成した後、酸素または窒
素またはこれらの混合ガスで300℃以上450℃以下
の熱処理を行うから、拡散バリア膜において水素に対す
る拡散バリア性が向上し、半導体メモリ装置の信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(d)は本発明の実施の形態1
の半導体メモリ装置の工程断面図である
【図2】 図2(a)〜(c)は本発明の実施の形態1
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図3】 図3(a)〜(d)は本発明の実施の形態2
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図4】 図4(a)〜(c)は本発明の実施の形態2
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図5】 図5(a)〜(c)は本発明の実施の形態3
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図6】 図6(a)〜(c)は本発明の実施の形態3
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図7】 図7(a)〜(c)は本発明の実施の形態3
の半導体メモリ装置の工程断面図である。
【図8】 図8は従来の半導体メモリ装置の断面図であ
る。
【図9】 図9は他の従来の半導体メモリ装置の断面図
を示す。
【符号の説明】
1,21,51 導電型シリコン基板 6a,26,57 第1層間絶縁膜 9a,30a 強誘電体膜 11,32,64 第1拡散バリア膜 12,33,65 第2層間絶縁膜 13,34,66 第1金属配線 14,35,67 第1バッファ膜 15,36,68 第2拡散バリア膜 16,37,69 第3層間絶縁膜 17,38,70 第2金属配線 18,39,71 第2バッファ膜 19,40,72 第3拡散バリア膜 62a 高誘電体膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、誘電体膜を有する誘電体
    キャパシタと、 上記誘電体キャパシタを被覆する第1拡散バリア膜と、 上記第1拡散バリア膜上に形成された絶縁膜と、 上記絶縁膜上に形成された第1金属配線と、 上記第1金属配線を被覆する第1バッファ膜と、 上記第1バッファ膜上に形成された第2拡散バリア膜と
    を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、誘電体膜を有する誘電体
    キャパシタと、 上記誘電体キャパシタを被覆する第1拡散バリア膜と、 上記第1拡散バリア膜上に形成された絶縁膜と、 上記絶縁膜上に形成された第1金属配線と、 上記第1金属配線を被覆する第1バッファ膜と、 上記第1バッファ膜上に形成された第2拡散バリア膜と 上記第2拡散バリア膜上に形成された絶縁膜と、 上記第2拡散バリア膜上の絶縁膜上に形成された第2金
    属配線と、 上記第2金属配線を被覆する第2バッファ膜と、 上記第2バッファ膜上に形成された第3拡散バリア膜と
    を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載に記載の半導体メ
    モリ装置において、 上記誘電体膜は、(PbLa1―x)(ZrTi
    1―y)O(0≦x,y≦1)、BiTi
    12、BaTiO、LiNbO、LiTa
    、YMnO、SrNb、SrBi(T
    Nb1―x(0≦x≦1)のいずれか1つ
    を用いて形成された強誘電体膜であることを特徴とする
    半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の半導体メモリ
    装置において、 上記誘電体膜は、SrTiO、(BaSr1−x
    TiO(x≦1)、Taのいずれか1つを用い
    て形成された高誘電体膜であることを特徴とする半導体
    メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    半導体メモリ装置において、 上記バッファ膜は、Siと酸素との化合物、Siと窒素
    との化合物、Siと窒素と酸素との化合物のいずれか1
    つからなる絶縁膜であることを特徴とする半導体メモリ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    半導体メモリ装置において、 上記拡散バリア膜は、Alの酸化物、Alの窒化物、A
    lの酸化窒化物、Taの酸化物、Taの酸化窒化物、T
    iの酸化物、Zrの酸化物のいずれか1つであることを
    特徴とする半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体メモリ装置にお
    いて、 上記拡散バリア膜の膜厚は10nm以上100nm以下
    であり、 上記拡散バリア膜は、非晶質、または、グレインサイズ
    が5nm以下であることを特徴とする半導体メモリ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    半導体メモリ装置において、 上記拡散バリア膜は、屈折率が1.60以上1.75未
    満であり、Alの酸化物、Alの窒化物、Alの酸化窒
    化物からなることを特徴とする半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の半導体メモリ装置にお
    いて、 上記Siの原料としては、Si(OCが用い
    られていることを特徴とする半導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    の半導体メモリ装置において、 上記バッファ膜の膜厚は100nm〜300nmである
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に、誘電体膜を有する誘
    電体キャパシタを形成する工程と、 上記誘電体キャパシタの上層に金属配線を形成する工程
    と、 上記金属配線上に順次、バッファ膜、拡散バリア膜を形
    成する工程と、 上記拡散バリア膜を形成した後、酸素または窒素または
    これらの混合ガスで300℃以上450℃以下の熱処理
    を行う工程とを備えたことを特徴とする半導体メモリ装
    置の製造方法。
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