JP3107782B2 - 扉閉鎖順位調整器 - Google Patents

扉閉鎖順位調整器

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JP3107782B2
JP3107782B2 JP09334425A JP33442597A JP3107782B2 JP 3107782 B2 JP3107782 B2 JP 3107782B2 JP 09334425 A JP09334425 A JP 09334425A JP 33442597 A JP33442597 A JP 33442597A JP 3107782 B2 JP3107782 B2 JP 3107782B2
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    • E05Y2600/30Adjustable or movable characterised by the type of motion
    • E05Y2600/32Rotary motion
    • E05Y2600/324Rotary motion around a vertical axis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目板の付いた2枚
の扉が両側に開閉される観音開き式扉を、順序良く閉鎖
するための扉閉鎖順位調整器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】扉開口に対して左右両側に開閉される観
音開き式扉を採用する防火扉は、ビル内や地下街等の壁
開口において火災の延焼を防止するために設置され、火
災発生時に自動閉鎖装置の作動により自動的に閉鎖施錠
される。この種の防火扉は確実に延焼を防止するため、
一の扉には前側に、他の扉には後ろ側に目板が取付けら
れている。従って、2枚の扉には、先に閉るべき扉(以
下、先閉扉という。)と、後から閉るべき扉(以下、後
閉扉という。)とがある。扉閉鎖順位調整器は、この2
枚の扉の閉鎖順位を自動的に調整するために取付けられ
るものである。
【0003】扉閉鎖順位調整器には、実開平6−450
31号に記載されたもの(以下、スタンダード式調整装
置という。)がある。図6に示すように、スタンダード
式調整装置Sは、扉開口上框70の下面の所定位置に取
付けられる支軸部51と、支軸部51に設けられるアー
ム軸に取付けられ、アーム軸に介装された巻ばねの付勢
によって水平に回動するアーム52とを有している。ア
ーム52は、後閉扉71の回動軌跡内に突出している。
このスタンダード式調整装置Sは、両扉71,72が閉
る際に、後閉扉71をアーム52の先端によって支承
し、先閉扉72の閉鎖を先行させる。アーム52は先閉
扉72が閉鎖する際に倒され、それに伴なって後閉扉7
1を閉鎖させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スタンダード式調整装
置Sは、取付ける際に扉の大きさ等の諸条件を考慮して
アーム52の角度を調節する必要がある。そのため、図
7に示すように、スタンダード式調整装置Sは、支軸部
51の内部にアーム52の角度を調整する機構(以下、
角度調整機構という。)を有している。
【0005】この角度調整機構Tは、アーム52をドア
の開閉方向に付勢する巻ばね53、アーム52の基端に
形成される当接部54に当接しアーム52の回動を規制
する角度調整こま55、角度調整こま55に螺装され角
度調整こま55の移動を操作する角度調整ねじ56、角
度調整こま55の移動を規制するガイド部材57、ガイ
ド部材57を固定する固定ピン58、角度調整ねじ56
の頭部を支持する受け部59、及び、角度調整ねじ56
の緩み止めばね60の7部材により構成されている。こ
のように、スタンダード式調整装置Sはアームの角度調
整機構Tの部品点数が多いので、製造工程が複雑で製造
コストも高くなるという問題点がある。
【0006】また、上述の観音開き式扉は、後閉扉71
が通常の開閉扉として用いられ、先閉扉72が大型の物
品を搬入・搬出する等の際に開かれる常閉扉として用い
られる場合もある。この場合、後閉扉71を開閉するた
びに、アーム52が先閉扉72の先端や後閉扉71に当
たる接触音が発生することが問題となる。
【0007】本発明は、スタンダード式調整装置Sを改
良して上述の不都合が生じない扉閉鎖順位調整器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の扉閉鎖順位調整
器は、扉先端部を前後に重ねて自動閉鎖されるように壁
開口に配設された観音開き式扉を、扉先端部の重なり合
いが常に一定の順位となるように、扉開口上框下面の扉
先端部重なり位置の近傍であって先閉扉寄りに配設され
た支軸と、前記支軸に軸支されて水平方向に回動自在に
配設されると共に前記支軸に巻装された巻ばねの一端に
よって扉開閉側に所定の角度で突出するように付勢され
たアームとを有し、アームの先端部に後閉扉を当接させ
て後閉扉の閉鎖動作を一時的に規制する一方、後閉扉が
当接したアームを先閉扉の先端部で突出方向と反対方向
に押戻して後閉扉の自動閉鎖を許容するようにした扉閉
鎖順位調整器において、支軸の近傍に配設され、アーム
の基端部に形成された当接部が当接してアームの突出角
度を調整可能に規制すべく可動に配設されたブロック部
材と、可動ブロック部材にその可動方向に螺装された角
度調整ねじと、扉開口上框下面に配設され、角度調整ね
じの先端部が当接してブロック部材の位置を規制する突
当部と、巻ばねの他端を支持するようにブロック部材に
形成され、巻ばねの他端の弾性力を前記ブロック部材の
位置ずれ防止、および、前記角度調整ねじ緩み止めとし
て作用させるばね受け部とを有するものである。
【0009】また、先閉扉が締る際に押圧するアームの
側面のやや基端よりにおいて、出し引き可能に配設され
る衝止部を有し、先閉扉が閉鎖している状態において、
先閉扉に該衝止部が当接することによって、アームが後
閉扉から離設して保持され、上述の接触音が生じないよ
うにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の扉閉鎖順位調整器
の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1,2は、本発明における第一実施形態
の扉閉鎖順位調整器Uを示す。なお、扉開口に対して、
扉が開閉する側Fを前或いは前側といい、反対側Bを後
或いは後ろ側という。
【0012】この扉閉鎖順位調整器Uは、支軸部1と、
支軸部1の一端に水平に回動可能に取付けられるアーム
2とを有し、2枚の扉71,72が左右両側に開閉され
る観音開き式扉の扉開口上框(図示省略)の下面に取付
けられる。
【0013】図1(a)に示すように、支軸部1は、角
パイプ状の部材であり、カラーを有して支軸部1を垂直
方向に貫通する4つのボルト孔が形成されており、取付
けボルト3によって扉開口上框に締結固定される。支軸
部1の一端には、アーム2の回動軸をとなるアーム軸4
が垂直方向に形成される。支軸部1の側面は、一端側に
おいてアーム2の回動を許容すべく水平に開口してい
る。支軸部1の中央部には、最もアーム2よりのボルト
孔のカラー3aを揺動軸として、ブロック部材5が水平
に揺動できるように取付けられる。
【0014】本実施形態では、ボルト孔がカラー3aを
有しているため、該カラーをブロック部材5の揺動軸と
しているが、ボルト孔がカラーを有しない実施形態で
は、取付けボルト3を揺動軸としてボルト3に直接ブロ
ック部材5を取付けてもよい。
【0015】なお、本実施形態では、取付けボルト3が
支持部1を垂直に貫通しているので、最もアーム側の取
付けボルト3をブロック部材5の揺動軸として兼用して
いるが、取付けボルト3を揺動軸として兼用ができない
場合は、別個揺動軸となる部材が必要である。
【0016】ブロック部材5は、略直方体の部材で先端
5aの後ろ側より突出したばね受け部5bが設けられ
る。ブロック部材5の中央部にはねじ穴5cが前側から
後ろ側に貫通して形成される。該ねじ穴5cには、角度
調整ねじ6として、すりわり付き止ねじが前側から後ろ
側に向け貫通して螺装される。角度調整ねじ6の先端6
aはブロック部材5から所定量突出している。角度調整
ねじ6は、支軸部1の前側面1aに形成される孔1a1
からドライバを用いて廻され、角度調整ねじの先端6a
の突出量が操作される。
【0017】アーム2は、所定長さの角パイプ材であ
り、両端は半円形に切削されたものである。アーム2の
基端部2aは支軸部1の一端に内装され、アーム軸4に
回動可能に取付けられる。アーム2の先端部2bは、ベ
アリング軸2b1を介してベアリング7が枢支してあ
る。アーム2の前側面2cの基端(以下、当接部2c1
という。)は、ブロック部材5の先端部5aと当接す
る。アーム軸4には、巻ばね8が介装される。
【0018】巻ばね8は、一端8aが、アーム2の前側
面2cの内側に当接し、他端8bがブロック部材5のば
ね受け部5bに当接する。このため、アーム2は、巻ば
ね8の一端8aによって前側に付勢されて、アーム2の
当接部2c1がブロック部材5の先端部5aに当接する
角度まで水平に回動する。ブロック部材5は、図1
(b)に示すように、ばね受け部5bが上述のように、
ブロック部材5の先端5aの後ろ側より突出し、このば
ね受け部5bの先端に巻ばね8の他端8bの弾性力Kが
作用するので、図中右回りのモーメントM1を受ける。
従って、ブロック部材5は、角度調整ねじ6の先端6a
が支軸部1の後側面1bの内面1b1(突当部1b2)
に当接するまで揺動する。その後は、ブロック部材5は
角度調整ねじ6が突当部1b2から受ける支持反力Rに
よって左回りのモーメントM2を受け、このモーメント
M2とモーメントM1とが釣り合うので、所定の揺動角
に保持される。
【0019】すなわち、本実施形態において、巻ばね8
は、一端8aがアーム2を前側に回動させる役割を有
し、他端8bがブロック部材5を後ろ側に付勢し、角度
調整ねじ6の緩み止めとブロック部材5の位置ずれを防
止する役割を有する。
【0020】アーム2の当接部2c1がブロック部材5
の先端部5aと当接する位置(以下、当接位置とい
う。)は、ブロック部材5が巻ばね8の他端8bの弾性
力によって右回りのモーメントM1を受けて、角度調節
ねじ6の先端6aが支持部1の突当部1b2に突当たる
位置まで揺動するので、角度調整ねじ6の先端6aの突
出量によって決まる。当接位置は、角度調整ねじ6を締
める方向に廻して、角度調整ねじ6の先端6aの突出量
を増やせば前側に移動し、角度調整ねじ6を緩める方向
に廻して、角度調整ねじ6の先端6aの突出量を少なく
すれば後ろ側に移動する。
【0021】従って、アーム2と支軸部1との間の角度
(以下、アーム角Pという。)は、角度調整ねじ6を廻
すことによって操作できる。すなわち、角度調節ねじ6
を締める方向に廻して当接位置を前に移動させれば、ア
ーム2が図中右回りに回動してアーム角Pは低くなり、
角度調節ねじ6を緩める方向に廻して当接位置が後ろに
移動させれば、巻ばね8の弾性力によってアーム2が図
中左回りに回動してアーム角Pは高くなる。
【0022】以下、扉閉鎖順位調整装置Uの取付け及び
作用について説明する。
【0023】この扉閉鎖順位調整器Uは、図2に示すよ
うに扉開口上框下面において支軸部1が所定の取付け隙
間cをもって先閉扉72に対して平行になり、かつ、先
閉扉72と後閉扉71との召し合せ線L上にアーム軸4
が来るように取付けられる。アーム2は、図1(a),
2の実線で示すように、巻ばね8の弾性力によって付勢
され、水平に回動し所定のアーム角Pをもって後閉扉7
1の回動軌跡R内に突出する。アーム角Pは、後閉扉7
1を閉めてきてアーム先端2bのベアリング7に当接し
たときに、後閉扉71とアーム2との当接角Qが85度
〜88度になるように設定される。
【0024】火災発生等の緊急時に両方の扉71,72
に備えられた自動閉鎖装置の作動によって、両方の扉7
1,72が同時に閉ってくる場合、後閉扉71は扉閉鎖
順位調整器Uのアーム2の先端2bに枢支されたベアリ
ング7に支承され閉鎖動作が規制される。その間、先閉
扉72は、後閉扉71に先行して閉鎖して行き、先端で
アーム2の前側面2cを押圧しアーム2を倒しながら閉
っていく。後閉扉71はアーム2の傾斜に応じて閉って
いくので、後閉扉71が完全に閉るのは、先閉扉72が
完全に閉った後になる。両扉71,72が閉った状態で
は、アーム2は、図1(a),2の2点鎖線で示す状態
となり、後閉扉71によって保持される。このとき、巻
ばね8の他端8bは、角度調整ねじ6が突当部1b2か
ら支持反力Rを受けてねじが緩まないように作用し、ま
た、上述のように巻ばね8の他端8bから受ける右回り
のモーメントM1と、支持反力Rから受ける左回りのモ
ーメントM2とが釣り合うので、ブロック部材5は位置
ずれを起こさない。このため、再び扉が開かれれば、ア
ーム2は所定のアーム角Pまで回動する。
【0025】上述のように、第一実施形態の扉閉鎖順位
調整器U においては、アーム角Pを調整する角度調整機
構の部品点数が、アーム2の回動を規制するブロック部
材5、ブロック部材5の揺動を操作する角度調整ねじ
6、アーム2を前側に付勢し、かつ、角度調整ねじ6の
緩み止めとして作用する巻ばね8の3点(ブロック部材
の揺動軸となるカラー3aを考慮しても4点)であるた
め、スタンダード式調整装置Sに比べ部品点数が少なく
安価に製造される。
【0026】本発明においては、巻ばねの他端はブロッ
ク部材に形成されるばね受け部に係合し、その弾性力は
角度調整ねじの緩み止めとブロック部材の位置ずれを防
止する役割を果たしている。ばね受け部は巻ばねの他端
がこのような作用をするような構成を持つ。上記実施形
態では、ばね受け部5bはブロック部材5の先端の後ろ
側において突出して設けられ、その先端で巻ばね8の他
端8bと係合し、巻ばね8の弾性力Kが右回りのモーメ
ントM1を発生させ、角度調節ねじ6の先端6aに支持
反力Rが作用するように構成されている。
【0027】また、本発明は、前述のスタンダード式調
整装置Sにも適用できる。例えば、角度調整こま55の
先端上部にばね受け部を形成し、該ばね受け部の上部に
巻ばね53の他端を係合させて、巻ばね53の他端の弾
性力によって角度調整こま55を後ろ側に付勢するよう
にさせればよい。このように構成することによって、巻
ばね53の他端は、角度調整ねじ56の緩み止めと角度
調節こま55の位置ずれを防止するように作用するの
で、スタンダード式調整装置Sにおいて緩み止めばね6
0廃止し、部品点数を少なくすることができる。
【0028】しかし、図3に示すように、第一実施形態
の扉閉鎖順位調整器U は先閉扉72を常閉扉として用い
る場合、後閉扉71を開ける際にはアーム2の前側面2
cが先閉扉72の先端と当たり、後閉扉71を責める際
には後閉扉71がアーム2の先端のベアリング7と当た
って接触音を出す。
【0029】以下にこのような場合に接触音を出さない
実施形態を図面に基づき説明する。
【0030】図4は、本発明の第二実施形態における扉
閉鎖順位調整器Vを示す。この図面において図1と符号
が重複している部分は、第一実施形態の扉閉鎖順位調整
器Uと同じものであるので説明を省略する。
【0031】扉閉鎖順位調整器Vは、アーム2の基端付
近において、アーム2内部にねじ受け部材9を繋止ピン
10によって繋止している。このねじ受け部材9は略矩
形の部材で、前側から後ろ側に貫通したねじ穴9aが形
成されている。アーム2の前側面2cには、このねじ穴
9aが露出するように孔2c2が形成されている。
【0032】このねじ穴9aには衝止部としてすりわり
付き止ねじ(以下、衝止ねじ11という。)が螺装され
る。この衝止ねじ11は、緩める側に廻すとアーム2の
前側面2cから突出し、締める側に廻すとねじ受け部材
9内に収まる。
【0033】この実施形態における扉閉鎖順位調整器V
は、図5に示すように扉開口上框において支軸部1が所
定の取付け隙間cをもって先閉扉72に対して平行にな
り、かつ、アーム軸4が両扉71,72の召し合せ線L
よりやや先閉扉72側に来るように取付けられる。この
ときのアーム角Pは第一実施形態の扉閉鎖順位調整器U
と同様の方法で調整される。
【0034】衝止ねじ11の頭部11aの突出量は、先
閉扉72が閉っている状態において、衝止ねじ11の頭
部11aを先閉扉72の目板72aに当接させて、アー
ム2が後閉扉71から離設するように調整される。
【0035】この扉閉鎖順位調整器Vは、上述の構成を
有しているため、先閉扉71が閉められている状態で
は、衝止ねじ11の頭部11aが先閉扉72の目板72
aに係止されてアーム2が動かない。従って、先閉扉7
2を常閉扉として用い後閉扉71を開閉扉として使用す
るような場合に生じていた、アーム2と先閉扉72との
接触音やアーム2と後閉扉71との接触音を無くすこと
ができる。
【0036】なお、扉閉鎖順位調整器Vは、衝止ねじ1
1を締る方向に廻してねじ受け部材9内に収めることに
よって、第一実施形態の扉閉鎖順位調整器Uと同様のも
のとなる。また、衝止ねじ11は、先端をアーム2の前
側面2cから突出させ、アーム2の後側面から先端の突
出量を操作する構成としても良い。
【0037】上記扉閉鎖順位調整器U,Vにおいて、角
度調整ねじ6及び衝止ねじ11としてすりわり付き止ね
じを使用しているが、作用上支障のない範囲内での変更
は可能であり、他の部材においても同様に種々の変更が
可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明における扉閉鎖順位調整器は、ア
ームの角度調整機構に用いられる部材点数が少なくなる
ので、扉順位調整装置の製造コストを安価にすることが
できる。例えば、本発明の第一実施形態の扉閉鎖順位調
整装置Uは、角度調整部材を構成している部材が、アー
ムを前側に付勢し、かつ、角度調整ねじの緩み止めとし
て作用する巻ばね、アームの回動を規制するブロック部
材、及び、ブロック部材の揺動を操作する角度調整ねじ
の3点(ブロック部材の揺動軸となるカラーを考慮して
も4点)であるので、スタンダード式調整装置に比べ部
品点数が少なく安価に製造することができる。
【0039】また、アームの基端付近に出し引き可能に
設けた衝止部(衝止ねじ)の突出量を調節することによ
って、先閉扉が閉っている状態において、アームが後閉
扉から離設して衝止されているので、先閉扉を常閉扉と
して用いる場合に後閉扉を開閉するたびに生じていた接
触音を解消することができる。また、この結果、アーム
の動きを少なくできるので、扉閉鎖順位調整器の耐久性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の一実施形態に係る扉閉鎖順
位調整器の断面図。(b)はブロック部材付近の断面
図。
【図2】 本発明の一実施形態に係る扉閉鎖順位調整器
の平面図。
【図3】 本発明の一実施形態に係る扉閉鎖順位調整器
の平面図。
【図4】 本発明の二実施形態に係る扉閉鎖順位調整器
の断面図。
【図5】 本発明の二実施形態に係る扉閉鎖順位調整器
の平面図。
【図6】 扉閉鎖順位調整器の斜視図。
【図7】 スタンダード式調整装置の平面図。
【符号の説明】
1 支軸部 2 アーム 3 取付けボルト 3a カラー(揺動軸) 4 アーム軸 5 ブロック部材 6 角度調整ねじ 7 ベアリング 8 巻ばね 9 ねじ受け部材 10 繋止ピン 11 衝止ねじ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉先端部を前後に重ねて自動閉鎖されるよ
    うに壁開口に配設された観音開き式扉を、扉先端部の重
    なり合いが常に一定の順位となるように、扉開口上框下
    面の扉先端部重なり位置の近傍であって先閉扉寄りに配
    設された支軸と、前記支軸に軸支されて水平方向に回動
    自在に配設されると共に前記支軸に巻装された巻ばねの
    一端によって扉開閉側に所定の角度で突出するように付
    勢されたアームとを有し、前記アームの先端部に後閉扉
    を当接させて後閉扉の閉鎖動作を一時的に規制する一
    方、後閉扉が当接したアームを先閉扉の先端部で突出方
    向と反対方向に押戻して後閉扉の自動閉鎖を許容するよ
    うにした扉閉鎖順位調整器において、 前記支軸の近傍に配設され、前記アームの基端部に形成
    された当接部が当接して前記アームの突出角度を調整可
    能に規制すべく可動に配設されたブロック部材と、前記
    可動ブロック部材にその可動方向に螺装された角度調整
    ねじと、前記扉開口上框下面に配設され、前記角度調整
    ねじの端部が当接して前記ブロック部材の位置を規制す
    る突当部と、前記巻ばねの他端を支持するように前記ブ
    ロック部材に形成され、前記巻ばねの他端の弾性力を前
    記ブロック部材の位置ずれ防止、および、前記角度調整
    ねじ緩み止めとして作用させるばね受け部とを有するこ
    とを特徴とする扉閉鎖順位調整器。
  2. 【請求項2】扉先端部を前後に重ねて自動閉鎖されるよ
    うに壁開口に配設された観音開き式扉を、扉先端部の重
    なり合いが常に一定の順位となるように、扉開口上框下
    面の扉先端部重なり位置の近傍であって先閉扉寄りに配
    設された支軸と、前記支軸に軸支されて水平方向に回動
    自在に配設されると共に前記支軸に巻装された巻ばねの
    一端によって扉開閉側に所定の角度で突出するように付
    勢されたアームとを有し、前記アームの先端部に後閉扉
    を当接させて後閉扉の閉鎖動作を一時的に規制する一
    方、後閉扉が当接したアームを先閉扉の先端部で突出方
    向と反対方向に押戻して後閉扉の自動閉鎖を許容するよ
    うにした扉閉鎖順位調整器において、 前記支軸の近傍において、前記アームの基端部に形成さ
    れた当接部が当接して前記アームの突出角度を調整可能
    に規制すべく揺動自在に配設されたブロック部材と、前
    記揺動ブロック部材にその揺動方向に螺装された角度調
    整ねじと、前記扉開口上框下面に配設され、前記角度調
    整ねじの先端部が当接して前記ブロック部材の位置を規
    制する突当部と、前記巻ばねの他端を支持するように前
    記ブロック部材に形成され、前記巻ばねの他端の弾性力
    を前記ブロック部材の位置ずれ防止、および、前記角度
    調整ねじ緩み止めとして作用させるばね受け部とを有す
    ることを特徴とする扉閉鎖順位調整器。
  3. 【請求項3】扉先端部を前後に重ねて自動閉鎖されるよ
    うに壁開口に配設された観音開き式扉を、扉先端部の重
    なり合いが常に一定の順位となるように、扉開口上框下
    面の扉先端部重なり位置の近傍であって先閉扉寄りに配
    設された支軸と、前記支軸に軸支されて水平方向に回動
    自在に配設されると共に前記支軸に巻装された巻ばね
    一端によって扉開閉側に所定の角度で突出するように付
    勢されたアームとを有し、前記アームの先端部に後閉扉
    を当接させて後閉扉の閉鎖動作を一時的に規制する一
    方、後閉扉が当接したアームを先閉扉の先端部で突出方
    向と反対方向に押戻して後閉扉の自動閉鎖を許容するよ
    うにした扉閉鎖順位調整器において、 先閉扉が締る際に押圧するアームの側面のやや基端より
    において、出し引き可能に配設された衝止部を有し、先
    閉扉が閉鎖している状態において、先閉扉に該衝止部が
    当接することによってアームが後閉扉から離設して保持
    されることを特徴とする請求項1記載の扉閉鎖順位調整
    器。
  4. 【請求項4】扉先端部を前後に重ねて自動閉鎖されるよ
    うに壁開口に配設された観音開き式扉を、扉先端部の重
    なり合いが常に一定の順位となるように、扉開口上框下
    面の扉先端部重なり位置の近傍であって先閉扉寄りに配
    設された支軸と、前記支軸に軸支されて水平方向に回動
    自在に配設されると共に前記支軸に巻装された巻ばねの
    一端によって扉開閉側に所定の角度で突出するように付
    勢されたアームとを有し、前記アームの先端部に後閉扉
    を当接させて後閉扉の閉鎖動作を一時的に規制する一
    方、後閉扉が当接したアームを先閉扉の先端部で突出方
    向と反対方向に押戻して後閉扉の自動閉鎖を許容するよ
    うにした扉閉鎖順位調整器において、 先閉扉が締る際に押圧するアームの側面のやや基端より
    において、出し引き可 能に配設された衝止部を有し、先
    閉扉が閉鎖している状態において、先閉扉に該衝止部が
    当接することによってアームが後閉扉から離設して保持
    されることを特徴とする請求項2記載の扉閉鎖順位調整
    器。
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