JP3401676B2 - 窓用開口制限装置 - Google Patents
窓用開口制限装置Info
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Description
た角度まで窓枠の内側、外側等に内倒し、外倒し等して
開口することができるようにした窓用開口制限装置に関
するものである。
窓は、窓障子を窓枠に対して、例えば15度程度開口し
た位置まで開閉して換気できるように構成されている。
このような窓の開き角度を制限する装置としては、窓障
子に摺動可能にスライダを設け、該スライダにア−ムを
枢着し、このア−ムを窓枠に枢着して窓障子を開閉する
際に上記スライダが連動するようにし、上記窓障子の適
宜部位に上記スライダが当るストッパ−を設けることに
より、スライダの移動を阻止し、上記窓障子が制限され
た位置まで開口するようにした装置が用いられている。
合、上記窓障子を清掃したり、窓枠に取付けた網戸を修
理したり、掃除する際、窓障子を制限された開口位置以
上に広く開口させることができないので清掃作業等がと
ても面倒であった。また、上記スライダの移動を阻止す
るストッパ−を外せば、窓障子を広く開口させることも
できるが、簡単にストッパ−を外せるようにすると、外
部から手を差し込んで該ストッパ−を外せることも可能
になるので、防犯上問題がある。
上記のような窓用開口制限装置において、通常は制限さ
れた位置まで窓障子を開閉でき、清掃等の際は、制限位
置を越えて窓障子を広く開口でき、防犯機能も有する窓
用開口制限装置を提供することである。
を越えて開口させた状態から閉鎖位置に窓障子を戻した
とき、その後は通常の開口制限装置に自動的に復帰する
機能を有する上記窓用開口制限装置を提供することであ
る。
越えて窓障子を開く際、該窓障子が急激に転倒して開口
しないようにした上記窓用開口制限装置を提供すること
である。
に摺動可能に設けたスライダと窓枠をア−ムで連結し、
該窓障子の開閉に伴って上記スライダを静止位置から制
限位置まで移動させることにより窓障子を制限された開
き角度まで開閉できるようにした窓用開口制限装置にお
いて、上記スライダに突軸を形成し、上記制限位置まで
上記突軸を移動させることができるよう上記突軸に係合
する長溝を形成したストッパ−を設け、上記スライダが
上記静止位置側にあるとき上記突軸から上記長溝が外れ
る位置へ上記ストッパ−を移動できるよう上記長溝に挿
通口を形成したことを特徴とする窓用開口制限装置が提
供される。この装置は窓障子が閉鎖位置にあるときの
み、ストッパ−を操作することができるので、上記課題
を解決することができる。
装置において、上記ストッパ−に制御突起を設け、該制
御突起に係合する第1係止部と第2係止部を一端に有し
他端に押圧部を有するリセット板を形成し、上記ストッ
パ−が上記突軸から外れる方向へ移動したとき上記制御
突起が第1係止部から外れて第2係止部に係合し上記リ
セット板は押圧部が上記突軸の走行路に突出する位置に
揺動し、上記押圧部が上記突軸で押圧された際上記第2
係止部が上記ストッパ−の制御突起から外れ上記第1係
止部に該制御突起が係合する位置に上記リセット板及び
上記ストッパ−が移動するよう上記リセット板及び上記
ストッパ−を揺動可能に設けた上記装置が提供される。
この装置によれば、ストッパ−の保持機能を有し、窓障
子を閉鎖位置に戻すときストッパ−が自動復帰するの
で、上記課題を解決することができる。
窓障子に取付けたトラックの摺動溝に嵌挿し、該スライ
ダを該摺動溝壁に弾性的に圧着する圧着手段を設けた上
記窓用開口制限装置が提供される。この装置によれば、
スライダは圧着手段による摩擦抵抗を伴って移動するの
で、窓障子が急激に転倒して開口することはなく、上記
課題を解決することができる。
詳細な説明において、窓障子の「閉鎖位置」及びスライ
ダの「静止位置」とは、窓障子が窓枠内に実質的に閉じ
られた位置及びそのときのスライダの位置を意味し、さ
らにわずかに開口しているが、この開口から侵入者が手
指等を窓障子の内側、特に上記ストッパ−の操作部位に
差し込むことができない程度に窓障子が開口している位
置及びそのときのスライダの位置を含むものとする。
置を適用した内倒し式の窓の一例を示し、窓枠(1)に
開閉可能に取付けられた窓障子(2)の両側には、図2
に示すようなトラック(3)が設けられ、該トラック
(3)の摺動溝(4)に摺動可能にスライダ(5)が嵌
挿されている。該スライダ(5)にはア−ム(6)の一
端が軸(7)で枢着され、該ア−ム(6)の他端は窓枠
(1)に軸(8)で枢着されている。上記の構成により
窓障子(2)を閉鎖位置から開き角度が制限された制限
位置まで移動させると、上記スライダ(5)は、上記ト
ラック(3)に沿って静止位置から制限位置まで従動す
る。
伴って移動するよう上記摺動溝の壁面に圧着手段により
弾性的に圧着された状態で摺動する。圧着手段は、種々
に構成することができるが、図に示す実施例において
は、上記スライダ(5)をプラスチック材料で構成し、
一端に切溝を形成して該端部を左右の端片(9),(10)に
分離する(図3)。そして、上記端片(9),(10)間にテ
−パ−ねじ(11)をねじ込んで該端片(9),(10)間を押し
広げ、該端片(9),(10)を摺動溝の側壁に圧着させてい
る(図4)。上記テ−パ−ねじ(11)のねじ込み量を変え
ることにより、上記圧着力を調整し、窓障子を開く際、
該窓障子がバタンと急激に倒れるように開口しないよう
にしてある。上記摺動溝の底壁等に弾性的に圧着させる
ようにしてもよい(図示略)。
するストッパ−(12)に係合するよう突軸が設けられてい
る。該突軸は、図においては上記ア−ム(6)を枢着す
る軸(7)を突軸(7)としているが、上記ア−ム
(6)を枢着する軸とは別に突軸を設けてもよい。
(3)に直接に、若しくは該トラック(3)に固着した
スペ−サ(13)に、軸(14)により枢着されている(図
6)。該ストッパ−(12)は、図7に示すように、上記制
限位置で上記突軸(7)が溝端(15)に当接してスライダ
の移動を停止するよう上記突軸(7)に係合する長溝(1
6)が形成されている。該長溝(16)を形成する側壁の一方
には、上記スライダ(5)が静止位置側にあるとき上記
長溝(16)を突軸(7)の走行路から外す方向にストッパ
−(12)を移動できるよう挿通口(17)が形成されている。
該ストッパ−(12)の先端は、舌片状に形成されており、
該舌片(18)の周囲には、突軸が下方から上方へ移動する
ときの通過を案内するよう斜面(19)が形成されている。
た操作部片(20)は、上記トラック(3)に取付けた断面
略コ字状のカバ−(21)の起立片(22),(22) 間に突出して
いる。図2に示すように、つまみ(23)を窓孔(24)に摺動
可能に設けたつまみカバ−(25)は、爪片(26),(26) を取
付孔(27)に係合させることより上記起立片(22),(22)に
取付けられる。この状態で該つまみ(23)内に上記操作部
片(20)が嵌合する。これにより、図において、上記つま
み(23)を上下動させると、上記ストッパ−(12)は上記軸
(14)を中心として揺動する。なお、図5に示すように、
上記カバ−(21)の一部は、上記ストッパ−(12)の長溝(1
6)に連通して上記突軸(7)を挿入できるよう凹みが形
成されている。
持する保持機能と、該保持状態にあるストッパ−を最初
の位置に自動的に戻すようにした自動復帰機能を設けて
あり、図においては下記するように該ストッパ−に隣接
してリセット板(28)を設け、該リセット板により上記保
持機能と自動復帰機能を奏するようにしてある。
いる上記軸(14)の周囲にト−ションばね(29)を設け、該
ばね(29)の一端(30)をストッパ−(12)の受片(31)に係合
させ、他端(32)をリセット板(28)の受片(33)に係合さ
せ、図において該ストッパ−(12)を反時計方向に回動す
る方向に付勢する。この際、上記ト−ションばねに代え
てコイルばねその他の付勢手段を設けることもできる。
また、ばね等を設けないで、該ストッパ−(12)を揺動さ
せた際、自重により上記長溝(16)の先端が突軸(7)の
走行路に戻る方向に復帰するようにしてもよい。
対向する側面には、制御突起(34)が形成されている。リ
セット板(28)は、一端に該制御突起(34)に係合する係止
部(35)を有し、他端に押圧部(36)を有し、軸(37)により
上記カバ−(21)に揺動可能に枢着されている。該係止部
(35)は、図8に示すように第1係止部(38)と該第1係止
部(38)より外方に位置する第2係止部(39)を有してい
る。該係止部(35)の下面側には、上述したように、ト−
ションばね(29)の他端(32)が係合する受片(33)が形成さ
れ、上記リセット板(28)を、図において反時計方向へ回
動する方向に付勢し、上記押圧部(36)が突軸(7)の走
行路に突出する位置に揺動できるようにしてある。
(7)がトラック(3)に沿って上方から下方へ移動す
るときは該突軸が当っても上記リセット板(28)を揺動さ
せることがなく、該突軸が下方から上方へ移動するとき
は該突軸によって側方に押圧されて上記リセット板(28)
を時計方向へ揺動させるように構成されている。
動片(40)をリセット板(28)に軸(41)で枢着し、該軸(41)
に設けたト−ションばね(42)の一端(43)を該揺動片(40)
に突設した受片(44)に係合し、他端(45)をリセット板(2
8)に突設した受片(46)に係合し、該揺動片(40)を上記リ
セット板(28)に形成した回動阻止片(47)に当る位置まで
反時計方向に回動するよう付勢している。上記揺動片(4
0)は、時計方向へは、ばね(42)に抗して回動するが、反
時計方向には上記回動阻止片(47)に当って回動しない。
該揺動片(40)の下縁には、突軸(7)が下方から上方へ
移動するとき該突軸の移動を案内するよう斜面(48)が形
成されている。
障子の開口を制限する位置にあるときは、リセット板(2
8)の第1係止部(38)に制御突起(34)が係合した状態で保
持されている(図5)。この状態から該ストッパ−(12)
を回動すると、制御突起(34)が上記第1係止部(38)から
外れ、リセット板(28)が反時計方向に回動するから、上
記制御突起(34)はリッセト板の第2係止部(39)に係合
し、回動した位置にストッパ−(12)を保持する(図
9)。同時に、該リセット板(28)の押圧部(36)は突軸
(7)の走行路に突出する。
移動を制限しない。また、上記リセット板(28)の押圧部
(36)も、突軸の上方から下方への移動を阻止しない。そ
して、該突軸(7)がトラックの下方から上方に向かっ
て移動する際、上記リセット板(28)の押圧部(36)に該突
軸(7)が当り、該リセット板(28)は時計方向に回動す
るから、上記第2係止部(39)は上記制御突起(34)から外
れる(図10)。該制御突起(34)を設けた上記ストッパ−
(12)は、ばね(29)等の作用で反時計方向に回動し、一方
上記押圧部への押圧力が解放されると上記リセット板(2
8)は上記ばね(29)により反時計方向に回動し、上記スト
ッパ−(12)の制御突起(34)は上記リセット板(28)の第1
係止部(38)に係合し、上記ストッパ−(12)は、図5に示
す状態に自動復帰する。
に示す状態で使用する。この状態では、つまみ(23)は図
2に示すようにつまみカバ−(25)の窓孔(24)の上端に当
って停止している。窓障子(2)を開くと、上記突軸
(7)を設けたスライダ(5)はトラック(3)に沿っ
て静止位置から下方に移動し、該突軸(7)がストッパ
−(12)の長溝(16)の溝端(15)に当る制限位置まで開口す
る。図においては、この制限位置は窓障子(2)が約1
5°程度の開き角度で内側に倒れた位置としてあるが、
用途に応じて適宜に定めることができる。制限位置から
窓障子(2)を閉鎖位置に回動させれば、上記スライダ
(5)は上記静止位置に戻る。
合は、窓障子が閉鎖位置にある状態で上記つまみ(23)を
窓孔(24)の下方へ移動させる。窓障子の閉鎖位置におい
て、上記スライダは静止位置にあり、上記ストッパ−(1
2)の長溝(16)の側方には挿通口(17)が形成されているか
ら、該ストッパ−(12)は突軸(7)に当ることなく、時
計方向に回動する(図9)。そして、上記ストッパ−(1
2)の長溝(16)が上記突軸(7)の走行路から外れるの
で、該突軸を設けたスライダ(5)は制限位置を越えて
移動可能である。このとき、窓障子(2)は、上記スラ
イダ(5)がトラック(3)の端部に設けたストップ片
(49)に当る全開位置まで開口する(図2,鎖線)。上記
スライダに圧着手段を設けると、徐々に開口する。この
全開位置は、図に示す実施例では、約60°程度の開き
角度にしてあるが、適宜に構成することができる。
させると、図に示すように、スライダ(5)が静止位置
に戻るときに突軸(7)によってリセット板(28)を動作
させ、上記ストッパ−(12)は図5に示す状態に自動復帰
する。
に摺動可能に設けたスライダと窓枠をア−ムで連絡し、
該窓障子の開閉に伴って上記スライダを静止位置から制
限位置まで移動させることにより窓障子を制限された開
き角度まで開閉できるようにした窓用開口制限装置にお
いて、上記スライダに突軸を形成し、上記制限位置まで
上記突軸を移動させることができるよう上記突軸に係合
する長溝を形成したストッパ−を設け、上記スライダが
上記静止位置側にあるとき上記突軸から上記長溝が外れ
る位置へ上記ストッパ−を移動できるよう上記長溝に挿
通口を形成したので、通常はストッパ−の長溝が突軸に
係合する状態に該ストッパ−を位置させることにより、
上記窓障子を制限させた開口位置まで開閉することがで
き、上記ストッパ−の長溝が突軸から外れる状態に上記
ストッパ−を位置させると、上記突軸は挿通口を通って
移動できるから、上記窓障子を制限された開口位置を越
えて全開させることができ、この際、上記挿通口は、上
記スライダが静止位置側にあるとき突軸から外れる位置
へ上記ストッパ−を移動できるような位置に設けられて
いるので、全開するには窓障子を必ず閉鎖位置に戻さな
ければならず、防犯上安全である。
板を設け、上記ストッパ−を移動した位置で保持し、か
つ該保持位置から自動復帰するように構成したので、上
記ストッパ−の操作がきわめて容易になり、使い易く、
その上、上記スライダの移動に摩擦抵抗をもたせるよう
にすると、窓障子を開く際、バタンと倒れて急激に開く
ようなことがなく、安全に使用することができる。
る正面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 窓障子のトラックに摺動可能に設けたス
ライダと窓枠をア−ムで連結し、該窓障子の開閉に伴っ
て上記スライダを静止位置から制限位置まで移動させる
ことにより窓障子を制限された開き角度まで開閉できる
ようにした窓用開口制限装置において、上記スライダに
突軸を形成し、上記制限位置まで上記突軸を移動させる
ことができるよう上記突軸に係合する長溝を形成したス
トッパ−を上記トラックに揺動可能に枢着し、上記スラ
イダが上記静止位置側にあるとき上記突軸の走行路から
上記長溝が外れる位置へ上記ストッパ−を回動できるよ
う上記長溝に挿通口を形成し、上記ストッパ−に制御突
起を設け、該制御突起に係合する第1係止部と第2係止
部を一端に有し他端に押圧部を有するリセット板を上記
トラックに揺動可能に枢着し、上記ストッパ−の長溝が
上記突軸の走行路から外れる方向へ該ストッパーを回動
したとき上記制御突起が第1係止部から外れて第2係止
部に係合し上記リセット板は押圧部が上記突軸の走行路
に突出する位置に揺動し、上記押圧部が上記突軸で押圧
された際上記第2係止部が上記ストッパ−の制御突起か
ら外れ上記第1係止部に該制御突起が係合する位置に上
記リセット板及び上記ストッパ−が回動するよう上記リ
セット板及び上記ストッパ−を付勢したことを特徴とす
る窓用開口制限装置。 - 【請求項2】 上記スライダは、窓障子に取付けたトラ
ックの摺動溝に嵌挿され、該スライダを上記摺動溝壁に
弾性的に圧着する圧着手段を設けた請求項1に記載の窓
用開口制限装置。
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JP3401676B2 true JP3401676B2 (ja) | 2003-04-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35193799A Expired - Fee Related JP3401676B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 窓用開口制限装置 |
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CN104420743B (zh) * | 2013-09-10 | 2016-05-11 | 吉田建材(苏州)有限公司 | 滑槽自锁装置、半开限制组件及门窗 |
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1999
- 1999-12-10 JP JP35193799A patent/JP3401676B2/ja not_active Expired - Fee Related
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