JP3106294B2 - ワイヤソーのワイヤ断線検出装置 - Google Patents

ワイヤソーのワイヤ断線検出装置

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JP3106294B2
JP3106294B2 JP08193674A JP19367496A JP3106294B2 JP 3106294 B2 JP3106294 B2 JP 3106294B2 JP 08193674 A JP08193674 A JP 08193674A JP 19367496 A JP19367496 A JP 19367496A JP 3106294 B2 JP3106294 B2 JP 3106294B2
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    • B24B27/00Other grinding machines or devices
    • B24B27/06Grinders for cutting-off
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23D57/0007Sawing machines or sawing devices not covered by one of the preceding groups B23D45/00 - B23D55/00 using saw wires
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/001Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤソーのワイヤ
断線検出装置に係り、特にシリコン、ガラス、セラミッ
クス等の脆性材料を切断するワイヤソーのワイヤ断線検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤソーのワイヤ断線検出方法として
は、走行するワイヤに一定の電圧をかけ、その電圧値の
降下を検出することにより、ワイヤの断線を検出する方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気的な断線検出方法では、水溶性スラリ等の導電性の高
いスラリを用いて切断するワイヤソーに適用すると、ス
ラリが電気を通してしまうため、誤動作を起こしやす
く、また、検出が遅れるという欠点がある。本発明は、
このような事情を鑑みてなされたもので、導電性の高い
スラリを用いて切断するワイヤソーにおいては、ワイヤ
の断線を確実に検出することができ、また、導電性の低
いスラリを用いて切断するワイヤソーにおいては、迅速
にワイヤの断線を検出することができるワイヤソーのワ
イヤ断線検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、一対のワイヤリール間を走行するワイヤ
を複数個の溝付ローラに巻き掛けてワイヤ列を形成し、
該ワイヤ列に加工液を供給しながら被加工物を押しつけ
ることにより、該被加工物を多数のウェーハに切断する
ワイヤソーにおいて、前記ワイヤの走行路近傍に接触検
出部材を設置し、断線したワイヤの前記接触検出部材へ
の接触をセンサで検出することにより、前記ワイヤの断
線を検出することを特徴とする。
【0005】本発明によれば、ワイヤが断線すると、そ
の断線したワイヤは接触検出部材に接触する。この接触
検出部材への断線したワイヤの接触を検出することによ
り、ワイヤの断線を判断する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るワイヤソーのワイヤ断線検出装置の好ましい実施の形
態について詳説する。図1は、本発明に係るワイヤ断線
検出装置が適用されたワイヤソー10の実施の形態の透
視図である。
【0007】同図に示すように、ワイヤリール12に巻
かれたワイヤ14は、多数のガイドローラ16、16、
…で形成されるワイヤ走行路を経て3本の溝付きローラ
18A、18B、18Cに巻き掛けられ、水平なワイヤ
列20を形成する。ワイヤ列20を形成したワイヤ14
は、ワイヤ列20を挟んで左右対称に形成された他方側
のワイヤ走行路を経て図示しないワイヤリールに巻き取
られる。
【0008】前記ワイヤ列20の両側に形成されるワイ
ヤ走行路には、それぞれワイヤ案内装置22、ダンサロ
ーラ24及びワイヤ洗浄装置26が配設されており(一
方側のみ図示)、ワイヤ案内装置22は、ワイヤリール
12からワイヤ14を一定ピッチでガイドする。また、
ダンサローラ24は、所定重量のウェイト(図示せず)
が架設されていて、走行するワイヤ14にこのウェイト
で一定の張力を付与する。ワイヤ洗浄装置26は、洗浄
液タンク29から供給される洗浄液をワイヤ14に噴射
して、ワイヤ14に付着したスラリをワイヤ14から除
去する。
【0009】前記一対のワイヤリール12及び溝付ロー
ラ18Cには、それぞれ正逆回転可能なモータ(図示せ
ず)が連結されており、前記ワイヤ14は、このモータ
を駆動することにより、前記ワイヤリール12間を高速
で往復走行する。前記ワイヤ列20の上方には、ワイヤ
列20に対して垂直に昇降移動するワークフィードテー
ブル28が設置されている。ワークフィードテーブル2
8にはセッティングベース31を介してチルチングユニ
ット30が備えられており、インゴット32は、このチ
ルチングユニット30の下部に保持されて、任意の傾斜
角度に設定される。
【0010】以上のように構成されたワイヤソー10に
おいて、インゴット32の切断は、ワークフィードテー
ブル28を前記ワイヤ列20に向けて下降させ、高速走
行するワイヤ列20にインゴット32を押し当てること
により行う。この際、前記ワイヤ列20には、スラリタ
ンク34から図示しないノズルを介してスラリが供給さ
れ、インゴット32は、このスラリ中に含有される砥粒
のラッピング作用でウェーハに切断される。
【0011】前記インゴット32の加工に供したスラリ
は、前記ワイヤ列20の下方に設置されたオイルパン3
8を介して前記スラリタンク34に回収され、不足分を
補給されながら循環利用される。この際、スラリは加工
時に発生する熱を吸熱して温度上昇するので、回収した
スラリは、熱交換機36で一定温度に冷却される。図2
は、上述したワイヤソーの切断部の正面拡大図であり、
図3は、図2のA−A断面図である。
【0012】図2、図3に示すように、前記3本の溝付
ローラ18A〜18Cは、ワイヤソーの本体フレーム
(図示せず)に固定された一対の支持プレート40、4
0に軸受42A、42A、42B、42B、42C、4
2Cを介して回動自在に支持されている。この溝付ロー
ラ18A〜18Cの外周には多数の溝が一定ピッチで形
成されており、この溝にワイヤ14が順次巻きかけられ
ることにより、前記ワイヤ列20が形成される。
【0013】前記溝付ローラ18Aと溝付ローラ18C
とのほぼ中間位置には、ワイヤ14の接触を検出する接
触検出バー44が設置されている。この接触検出バー4
4の両端部は、前記一対の支持プレート40、40に固
着された一対のブラケット46、46に支持されてお
り、前記溝付ローラ18A〜18Cに巻き掛けられたワ
イヤ14は、断線するとこの接触検出バー44に接触す
る。
【0014】前記一対のブラケット46、46のうち一
方のブラケット46の内部には、前記接触検出バー44
の振動を検出する振動センサ53が内蔵されている。こ
の振動センサ53で検出された接触検出バー44の振動
の検出値は、図4に示すように、微分回路48を介して
制御部50に出力される。制御部50は、所定値以上の
振幅を検出すると、ワイヤ14が断線したと判断してワ
イヤソー10の運転を停止する。すなわち、ワイヤ14
が断線すると、その断線したワイヤ14が接触検出バー
44に接触し、その衝撃で接触検出バー44は大きく振
動する。制御部50は、このワイヤ衝撃時の接触検出バ
ー44の振動を検出することにより、ワイヤ14の断線
を判断する。
【0015】ところで、前記接触検出バー44は、溝付
ローラ18A〜18Cの回転や、ワイヤ列20に供給さ
れたスラリが当たることにより微振動を起こす。この接
触検出バー44の微振動は前記振動センサ53で検出さ
れるが、その検出値はノイズ成分として微分回路48で
取り除かれる。したがって、制御部50では、ワイヤ衝
撃時のようにインパルス状に入ってくる振動のみを検出
することができ、ワイヤ断線時以外の誤検出を防止する
ことができる。
【0016】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ断線検出装置の実施の形態の作用は次の
通りである。接触検出バー44は、振動センサ53によ
りその振動が常時検出されており、その検出値は、微分
回路48を介して制御部50に出力されている。制御部
50は、所定値以上の振動を検出することにより、ワイ
ヤ14の断線を検出する。
【0017】すなわち、図4に示すように、溝付ローラ
18A〜18Cに巻き掛けられたワイヤ14が断線する
と、その断線したワイヤ14は接触検出バー44に接触
する。接触したワイヤ14は、前記接触検出バー44を
振動させるが、このワイヤ接触時の接触検出バー44の
振動は、通常検出される接触検出バー44の振動よりも
大きい。したがって、制御部50は、所定値以上の振動
を検出したならば、ワイヤ14が断線し、その断線した
ワイヤ14が接触検出バー44に接触したと判断するこ
とができる。これにより、ワイヤ14の断線を判断す
る。そして、ワイヤ14の断線を検出した制御部50
は、ただちにワイヤソー10の運転を停止する。
【0018】このように、本実施の形態のワイヤソーの
ワイヤ断線検出装置によれば、断線したワイヤ14の接
触を検出することにより、ワイヤ14の断線を判断する
ので、水溶性スラリを用いて切断するワイヤソーであっ
ても、従来の電気的な検出方法のように誤動作を起こす
という問題もなく、瞬時的に、かつ、確実にワイヤ14
の断線を検出することができる。
【0019】なお、本実施の形態では、接触検出バー4
4は、両端部を支持して設置したが、片側一方のみを支
持して設置してもよい。次に、本発明に係るワイヤソー
のワイヤ脱線検出装置の第2の実施の形態について説明
する。なお、前記第1の実施の形態と同一部材には、同
一符号を付してその説明は省略する。
【0020】前記第1の実施の形態では、溝付ローラ1
8A〜18Cに巻き掛けられたワイヤ14の断線を検出
する例で説明したが、第2の実施の形態では、ガイドロ
ーラ16、16、…で形成されたワイヤ走行路を走行す
るワイヤ14の断線を検出する場合について説明する。
なお、前記第1の実施の形態と同一部材には、同一符号
を付してその説明は省略する。
【0021】図5に示すように、ワイヤ走行路に配設さ
れた各ガイドローラ16、16の近傍には、走行するワ
イヤ14と直交するように接触検出バー52が配置され
ている。この接触検出バー52の一方端は、ワイヤソー
10の本体フレーム54に固着されたブラケット56に
支持されている。ブラケット56内には、図示しない振
動センサ53が内蔵されており、この振動センサ53に
よって接触検出バーの振動が検出される。この振動の検
出値は、前記第1の実施の形態と同様に、微分回路を介
して制御部に出力される。
【0022】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ断線検出装置の第2実施の形態の作用は
次の通りである。図5に示すように、ワイヤ走行路を走
行するワイヤ14が断線すると、その断線したワイヤ1
4は接触検出バー52に接触する。接触したワイヤ14
は、前記接触検出バー52を振動させるが、このワイヤ
接触時の接触検出バー52の振動は、通常検出される接
触検出バー52の振動(ワイヤソー自体の振動等)より
も大きい。したがって、制御部50は、所定値以上の振
動を検出したならば、ワイヤ14が断線し、その断線し
たワイヤ14が接触検出バー44に接触したと判断する
ことができる。これにより、走行するワイヤ14の断線
を判断する。そして、ワイヤ14の断線を検出した制御
部50は、ただちにワイヤソー10の運転を停止する。
【0023】このように、第2の実施の形態のワイヤソ
ーのワイヤ断線検出装置によれば、断線したワイヤ14
の接触を検出することにより、ワイヤ14の断線を判断
するので、瞬時的に、かつ、確実にワイヤ14の断線を
検出することができる。次に、本発明に係るワイヤソー
のワイヤ脱線検出装置の第3の実施の形態について説明
する。なお、前記第1の実施の形態と同一部材には、同
一符号を付して、その説明は省略する。
【0024】前記第1の実施の形態では、図2に示すよ
うに、支持プレート40、40に設けられた一対のブラ
ケット46、46には、接触検出バー44が支持されて
いた。本第3の実施の形態では、図6に示すように、ブ
ラケット46、46には、接触検出ワイヤ58が張設さ
れている。前記一対のブラケット46、46のうち一方
のブラケット46の内部には、前記接触検出ワイヤ58
の張力変動を検出する荷重センサ60が内蔵されてい
る。前記接触検出ワイヤ58の一方端は、この荷重セン
サ60に支持されており、該荷重センサ60で検出され
た接触検出ワイヤ58の張力変動は、微分回路48を介
して制御部50に出力される。
【0025】制御部50は、この接触検出ワイヤ58の
所定値以上の張力変動を検出すると、ワイヤ14が断線
したと判断してワイヤソー10の運転を停止する。すな
わち、ワイヤ14が断線すると、その断線したワイヤ1
4が接触検出ワイヤ58に接触し、その衝撃で接触検出
ワイヤ58の張力は大きく変化する。制御部50は、こ
のワイヤ衝撃時の接触検出ワイヤ58の張力変動を検出
することにより、ワイヤ14の断線を判断する。
【0026】前記接触検出ワイヤ58も、前記第1の実
施の形態の接触検出バー44と同様に、スラリが当たる
ことにより微少な張力変動を起こすが、その微少成分
は、前記第1の実施の形態と同様に、ノイズ成分として
微分回路48で取り除かれる。したがって、制御部50
では、ワイヤ衝撃時のようにインパルス状に入ってくる
張力変動のみを検出することができ、ワイヤ断線時以外
の誤検出を防止することができる。
【0027】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ断線検出装置の第3の実施の形態の作用
は次の通りである。接触検出ワイヤ58は、その張力変
動を荷重センサ60により常時検出されており、その検
出値は微分回路48を介して常に制御部50に出力され
ている。制御部50は、この接触検出ワイヤ58の所定
値以上の張力変動を検出することにより、ワイヤ14の
断線を検出する。
【0028】すなわち、溝付ローラ18A〜18Cに巻
き掛けられたワイヤ14が断線すると、その断線したワ
イヤ14は接触検出ワイヤ58に接触する。断線したワ
イヤ14が接触検出ワイヤ58に接触すると、その接触
検出ワイヤ58の張力が変化するが、このワイヤ接触時
の接触検出ワイヤ58の張力は、通常検出される接触検
出ワイヤ58の張力変動よりも極めて大きい。したがっ
て、制御部50は、所定値以上の張力変動を検出したな
らば、ワイヤ14が断線してその断線したワイヤ14が
接触検出ワイヤ58に接触したと判断することができ
る。制御部50は、これにより、ワイヤ14の断線を判
断する。
【0029】このように、第3の実施の形態のワイヤソ
ーのワイヤ断線検出装置によれば、前記第1の実施の形
態と同様に、瞬時的に、かつ、確実にワイヤ14の断線
を検出することができる。次に、本発明に係るワイヤソ
ーのワイヤ脱線検出装置の第4の実施の形態について説
明する。なお、前記第1〜3の実施の形態と同一部材に
は、同一符号を付して、その説明は省略する。
【0030】図7に示すように、ブラケット46、46
には、接触検出ワイヤ62が張設されている。この接触
検出ワイヤ62は、前記一対のブラケット46、46に
より、ワイヤソー10本体から絶縁されている。一方、
前記一対のワイヤリール12間を走行するワイヤ14に
は、一定の電圧が印加されている。
【0031】したがって、この電圧が印加されたワイヤ
14が断線して前記接触検出ワイヤ62に接触すると、
絶縁状態にあった接触検出ワイヤ62には、一時的に電
流が流れる。この接触検出ワイヤ62に一時的に流れる
電流を検出することにより、ワイヤ14の断線を判断す
る。このため、前記接触検出ワイヤ62には、該接触検
出ワイヤ62に流れる電流を検出するための電流計64
が接続されている。この電流計64の検出値は、常時、
制御部50に出力され、制御部50は、接触検出ワイヤ
62に電流が流れたことを検出すると、ワイヤ14が断
線したと判断してワイヤソー10の運転を停止する。
【0032】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ断線検出装置の第4の実施の形態の作用
は次の通りである。接触検出ワイヤ62は、その電流値
を電流計64により常時検出されており、その検出値は
常に制御部50に出力されている。制御部50は、この
接触検出ワイヤ58に電流が流れたことを検出すること
により、ワイヤ14が断線したことを検出する。
【0033】すなわち、走行するワイヤ14が断線する
と、その断線したワイヤ14は接触検出ワイヤ62に接
触するが、この断線したワイヤ14には一定の電圧が印
加されているため、接触検出ワイヤ62に接触すると、
接触検出ワイヤ62には、一時的に電流が流れる。した
がって、制御部50は、この接触検出ワイヤ62に電流
が流れたことを検出することにより、ワイヤ14が断線
したことを判断することができる。
【0034】このように、第4の実施の形態のワイヤソ
ーのワイヤ断線検出装置によれば、前記第1〜3の実施
の形態と同様に、瞬時的に、かつ、確実にワイヤ14の
断線を検出することができる。次に、本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ脱線検出装置の第5の実施の形態につい
て説明する。なお、前記第1〜4の実施の形態と同一部
材には、同一符号を付して、その説明は省略する。
【0035】図8に示すように、ブラケット46、46
には、接触検出ワイヤ66が張設されている。この接触
検出ワイヤ66は、走行するワイヤ14が断線して接触
すると、その接触時の衝撃で断線するように構成されて
いる。一方、この接触検出ワイヤ66には、電源68に
より一定の電圧が印加されており、所定量の電流が流れ
るように構成されている。
【0036】したがって、前記ワイヤ14が接触して前
記接触検出ワイヤ66が断線すると、そこを流れる電流
値もゼロとなる。この接触検出ワイヤ66に流れる電流
がゼロとなることを検出することにより、ワイヤ14の
断線を判断する。このため、前記接触検出ワイヤ62に
は、該接触検出ワイヤ66に流れる電流を検出するため
の電流計70が接続されている。この電流計70の検出
値は、常時、制御部50に出力され、制御部50は、前
記接触検出ワイヤ66を流れる電流の電流値がゼロにな
ったことを検出すると、ワイヤ14が断線したと判断し
てワイヤソー10の運転を停止する。
【0037】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーのワイヤ断線検出装置の第5の実施の形態の作用
は次の通りである。接触検出ワイヤ66は、その電流値
を電流計70により常時検出されており、その検出値は
常に制御部50に出力されている。制御部50は、この
接触検出ワイヤ58に流れる電流の電流値がゼロになっ
たことを検出することにより、ワイヤ14が断線したこ
とを検出する。
【0038】すなわち、走行するワイヤ14が断線する
と、その断線したワイヤ14は接触検出ワイヤ66に接
触する。この断線したワイヤ14が、接触検出ワイヤ6
6に接触すると、接触検出ワイヤ66は、その時の衝撃
で断線する。一方、接触検出ワイヤ66には、一定の電
圧が印加されて一定量の電流が流れているが、断線する
ことにより、そこに流れる電流がゼロになる。
【0039】したがって、制御部50は、この接触検出
ワイヤ66に流れる電流がゼロになったことを検出する
ことにより、ワイヤ14が断線したことを判断すること
ができる。このように、第5の実施の形態のワイヤソー
のワイヤ断線検出装置によれば、前記第1〜3の実施の
形態と同様に、瞬時的に、かつ、確実にワイヤ14の断
線を検出することができる。
【0040】以上説明した第1〜第5の実施の形態で
は、接触検出部材(接触検出バー44及び接触検出ワイ
ヤ58、62、66)を溝付ローラ18Aと溝付ローラ
18Cの中間位置に設置したが、設置位置は特にこの位
置に限定されるものではなく、切断の邪魔にならず、ま
た、断線したワイヤ14が確実に接触する位置ならばど
こに設置してもよい。例えば、溝付ローラ18Bと溝付
ローラ18C間の中間位置や、図9に示すように、溝付
ローラ18Cの下方に設置してもよい。また、図10に
示すように、接触検出部材を2本用いて、ワイヤ14を
挟むように設置してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤの走行路近傍に接触検出部材を設置し、該接触検
出部材へのワイヤの接触をセンサで検出することにより
ワイヤの断線を判断するので、確実かつ迅速にワイヤの
断線を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤソーの全体構成図
【図2】ワイヤソーの切断部の正面拡大図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】ワイヤの切断状況を説明する説明図
【図5】ワイヤ断線検出装置の第2の実施の形態の構成
【図6】ワイヤ断線検出装置の第3の実施の形態の構成
【図7】ワイヤ断線検出装置の第4の実施の形態の構成
【図8】ワイヤ断線検出装置の第5の実施の形態の構成
【図9】他の実施の形態の構成図
【図10】他の実施の形態の構成図
【符号の説明】
10…ワイヤソー 12…ワイヤリール 14…ワイヤ 16…ガイドローラ 18A〜18C…溝付ローラ 20…ワイヤ列 44、52…接触検出バー 46、56…ブラケット 48…微分回路 50…制御部 53…振動センサ 58、62、66…接触検出ワイヤ 60…荷重センサ 64、70…電流計

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のワイヤリール間を走行するワイヤ
    を複数個の溝付ローラに巻き掛けてワイヤ列を形成し、
    該ワイヤ列に加工液を供給しながら被加工物を押しつけ
    ることにより、該被加工物を多数のウェーハに切断する
    ワイヤソーにおいて、 前記ワイヤの走行路近傍に接触検出部材を設置し、断線
    したワイヤの前記接触検出部材への接触をセンサで検出
    することにより、前記ワイヤの断線を検出することを特
    徴とするワイヤソーのワイヤ断線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記接触検出部材の振幅変動を前記セン
    サで検出することにより、断線したワイヤの前記接触検
    出部材への接触を検出することを特徴とする請求項1記
    載のワイヤソーのワイヤ断線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記接触検出部材は張設した接触検出ワ
    イヤであり、該接触検出ワイヤの張力変動を前記センサ
    で検出することにより、断線したワイヤの前記接触検出
    部材への接触を検出することを特徴とする請求項1記載
    のワイヤソーのワイヤ断線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサの検出値を微分回路を介する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のワイヤソーのワ
    イヤ断線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記接触検出部材を絶縁するとともに、
    前記一対のワイヤリール間を走行するワイヤに所定電圧
    を印加し、前記断線したワイヤが前記接触検出部材に接
    触することにより該接触検出部材に生じる導通状態を前
    記センサで検出することにより、前記ワイヤの前記接触
    検出部材への接触を検出することを特徴とする請求項1
    記載のワイヤソーのワイヤ断線検出装置。
  6. 【請求項6】 前記接触検出部材は所定電圧が印加され
    て張設された接触検出ワイヤであり、該接触検出ワイヤ
    は断線したワイヤが接触すると、その衝撃で断線し、そ
    の断線時の前記接触検出ワイヤの絶縁状態を前記センサ
    で検出することにより、前記断線したワイヤの前記接触
    検出部材への接触を検出することを特徴とする請求項1
    記載のワイヤソーのワイヤ断線検出装置。
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