JP3089982B2 - 2,5−反応性置換基含有シロール及びシロール縮重合物並びにそれらの製造方法 - Google Patents

2,5−反応性置換基含有シロール及びシロール縮重合物並びにそれらの製造方法

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JP3089982B2
JP3089982B2 JP07072354A JP7235495A JP3089982B2 JP 3089982 B2 JP3089982 B2 JP 3089982B2 JP 07072354 A JP07072354 A JP 07072354A JP 7235495 A JP7235495 A JP 7235495A JP 3089982 B2 JP3089982 B2 JP 3089982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線領域から可視光
領域に光吸収帯を有する新しいπ電子共役系有機化合物
であるシロール縮重合物及びその中間体並びにそれらの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
π電子共役系有機ポリマーの例としてはポリアセチレン
やポリチオフェン、ポリピロールなど安定性のかなり高
いポリマーが報告されており、有機導電性物質などへの
展開が検討されている。近年ではホモポリマー以外にも
チオフェンとピロールとの組み合わせによるなど、共重
合体も各種合成され、電子の分子内供与・受容構造の寄
与などによりその特異な光吸収スペクトルから新たな機
能性材料に成り得るとして注目されている。
【0003】一方、シロール骨格は電子供与体としても
電子受容体としても働きうる構造からポリマー化への展
開が研究されており、本発明者らも先にシロール骨格と
チオフェン骨格の共重合体について出願しているように
(特願平4−196609号、5−82620号)、極
めて特異な光吸収特性を示し光学機能材料への応用が期
待できるポリマーが合成できる。この場合、2,5−位
で結合したポリシロールは理論的な計算によれば非線形
光学特性に優れたポリマーとなる可能性をBarton
らは示し、またFrapperらはバンドギャップが極
めて小さく導電性材料として可能性の高いことを報告し
ている。しかしながら、シロール化合物の2,5−位に
反応性に富む基を導入することは従来知られていた方法
では困難であり、これまで2,5−反応性置換基含有シ
ロールの合成方法に関しては十分な研究は行われていな
かった。わずかに、Wrackmeyerらにより(C
hem,Comm.,86,397)ビス(2−スタニ
ルエチニル)シランとボランの反応により3位にホウ素
置換基をもつシロールの合成が報告されているにすぎな
い。
【0004】かかる点に鑑み、本出願人は、先に特願平
5−345214号において、新規な2,5−反応性置
換基含有シロール及びその製造方法を提案した。これを
詳述すると下記の通りである。 (1)下記一般式(I)
【0005】
【化8】 (式中、R11乃至R14は同種又は異種の炭素数1〜12
の一価炭化水素基又は水素原子を示し、R15及びR
16は、一価炭化水素で置換された硫黄、セレン、ケイ
素、ゲルマニウム、錫もしくはリンから選択される基、
又はハロゲン原子であり、R15とR16は、互いに同一で
あっても、異なっていてもよい。)で示される2,5−
反応性置換基含有シロール。 (2)下記一般式(II)
【0006】
【化9】 (式中、R11乃至R14は同種又は異種の炭素数1〜12
の一価炭化水素基又は水素原子を示し、M’はアルカリ
金属又はアルカリ金属錯体である。)で示される2,5
−反応性置換基含有シロール。 (3)式(II)の2,5−反応性置換シロールにR15
X,R16X(但し、R15及びR16は、一価炭化水素で置
換された硫黄、セレン、ケイ素、ゲルマニウム、錫もし
くはリンから選択される基、又はハロゲン原子であり、
15とR16は、互いに同一であっても、異なっていても
よい。Xはハロゲン原子である。)で示されるハロゲン
化物を反応させることを特徴とする式(I)の2,5−
反応性置換基含有シロールの製造方法。 (4)下記一般式(III)
【0007】
【化10】 (式中、R11乃至R14は同種又は異種の炭素数1〜12
の一価炭化水素基又は水素原子を示す。)で示されるシ
ラン化合物にアルカリ金属又はアルカリ金属錯体を反応
させて得られた反応混合物にR15X,R16X(但し、R
15及びR16は、一価炭化水素で置換された硫黄、セレ
ン、ケイ素、ゲルマニウム、錫もしくはリンから選択さ
れる基、又はハロゲン原子であり、R15とR16は、互い
に同一であっても、異なっていてもよい。Xはハロゲン
原子である。)で示されるハロゲン化物を反応させるこ
とを特徴とする式(I)の2,5−反応性置換基含有シ
ロールの製造方法。 (5)下記一般式(III)
【0008】
【化11】 (式中、R11乃至R14は同種又は異種の炭素数1〜12
の一価炭化水素基又は水素原子を示す。)で示されるシ
ラン化合物にアルカリ金属又はアルカリ金属錯体を反応
させることを特徴とする式(II)の2,5−反応性置
換基含有シロールの製造方法。
【0009】しかしながら、上記シロールの縮重合物は
知られていなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記シロールの縮重合物につき更に検討を進めた結果、下
記式(3)で示されるジハロゲノシロールにアルカリ金
属のアルキル化物を反応させることにより、式(1)で
示される2,5−反応性置換基含有シロールが得られる
と共に、この式(1)のシロールを1価の銅化合物の存
在下に酸化条件下で縮重合することにより、或いは式
(1)のシロールを出発原料として得られる式(4)の
シロール縮重合物を用いて同様の反応を行わせることに
より、式(2)のシロール縮重合物が得られることを見
い出した。
【0011】
【化12】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
リール基を示し、Xはハロゲン原子、Mはアルカリ金属
原子を示す。A,Bは互に同一又は異種であって、水素
原子、ハロゲン原子又はアルカリ金属原子を示す。nは
2以上の整数、mは1以上の整数で、n>mである。)
【0012】また、下記式(5)で示されるジアルカリ
シロールに反応性ハロゲン含有化合物を作用させ、次い
で鉄(III)アセチルアセトナートを触媒として縮合
することにより、下記式(6)で示されるシロール縮重
合物が得られることを見い出した。
【0013】
【化13】 (式中、R1乃至R4及びMは上記と同様の意味を示す。
pは2以上の整数を示す。)
【0014】更に、上記式(1)のシロールにAX(こ
こにAは一価炭化水素基で置換された硫黄、セレン、ケ
イ素、ゲルマン、錫又はリンを示す。Xはハロゲン原子
を示す。)で示される化合物を反応させることにより、
下記式(7)で示される2,5−異種反応性置換基含有
シロール化合物が得られ、これはパラジウム系触媒を用
いることなどにより上記の如きシロール縮重合物が得ら
れることを知見した。
【0015】
【化14】 (式中、R1乃至R4及びA、Xは上記と同様の意味を示
す。)
【0016】そして、ここで得られたシロール縮重合物
が、導電性有機材料、非線形光学材料、光応答性材料等
の光機能材料或いはかかる光機能性材料を得るための他
のπ共役系ポリマーもしくはそのモノマーとの共重合体
用原料として有用であることを知見し、本発明をなすに
至ったものである。
【0017】従って、本発明は、(i)式(1)の2,
5−反応性置換基含有シロール、(ii)式(2)のシ
ロール縮重合物、(iii)式(3)のジハロゲノシロ
ールにアルカリ金属のアルキル化物を反応させる式
(1)の2,5−反応性置換基含有シロールの製造方
法、(iv)式(4)のシロール又はシロール縮重合物
を1価の銅化合物の存在下に酸化条件下で縮重合する式
(2)のシロール縮重合物の製造方法、(v)式(5)
のジアルカリシロールに反応性ハロゲン含有化合物を作
用させ、次いで鉄(III)アセチルアセトナートを触
媒として縮合する式(6)のシロール縮重合物の製造方
法、(vi)式(7)の2,5−異種反応性置換基含有
シロール、(vii)式(1)のシロールにAXを反応
させる式(7)のシロールの製造方法を提供する。
【0018】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る2,5−反応性置換基含有シロールは、下
記式(1)で示されるものである。
【0019】
【化15】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
リール基を示し、Xはハロゲン原子、Mはアルカリ金属
原子を示す。)
【0020】ここで、アルキル基としては、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル等を例示することが
でき、シクロアルキル基としてはシクロヘキシル等を例
示することができ、アリール基としてはフェニル、トリ
ル、キシリル等を例示することができる。この場合、R
1,R2はアルキル基、R3,R4はアリール基であること
が好ましい。更に、ハロゲン原子としては、塩素、臭
素、ヨウ素などが挙げられ、アルカリ金属としてはリチ
ウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。
【0021】上記式(1)のシロールは、下記式(3)
のジハロゲノシロールにアルカリ金属のアルキル化物を
反応させることにより得ることができる。
【0022】
【化16】 (式中、R1乃至R4及びXは上記と同様の意味を示
す。)
【0023】この式(3)のシロールは、特願平5−3
45214号明細書に記載の方法によって得ることがで
きる。即ち、上述した特願平5−345214号の説明
において、上記式(3)のシロールは、式(I)で
15,R16がハロゲン原子の場合に相当するもので、
(4)の方法、又は(5)の方法で得られる式(II)
のシロールに対し(3)の方法を適用することによって
得ることができる。
【0024】また、上記式(3)のシロールと反応させ
るアルカリ金属のアルキル化物としては、メチルリチウ
ム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等
を使用することができ、その使用量は式(1)のシロー
ル1モルに対し0.5〜2モルとすることが好ましい。
【0025】この反応は、ジエチルエーテル等の溶媒を
使用して−110℃〜0℃の温度で行うことができ、例
えば−78℃にてアルカリ金属のアルキル化物を添加
し、徐々に昇温し、0℃付近にて反応を完結させること
ができる。なお、反応時間は通常5〜60分である。
【0026】次に、本発明に係るシロール縮重合物は、
下記式(2)で示されるものである。
【0027】
【化17】 (式中、R1乃至R4は上記と同様の意味を示す。また、
A,Bは互に同一又は異種であって、水素原子、ハロゲ
ン原子又はアルカリ金属原子を示す。nは2以上の整数
である。)
【0028】上記式(2)のシロール縮重合物は、下記
式(4)のシロール又はシロール縮重合物を1価の銅化
合物の存在下に酸化条件下で縮重合する(酸化カップリ
ング反応)ことによって得ることができる。
【0029】
【化18】 (式中、R1乃至R4及びM,Xは上記と同様の意味を示
す。mは1以上の整数を示すが、n>mである。)
【0030】より詳細には、上記式(4)のシロール又
はシロール縮重合物を1価の銅化合物の存在下に酸化条
件下で縮重合することにより、式(2a)のシロール縮
重合物(式(2)においてA,Bがいずれもハロゲン原
子であるもの)が得られる。
【0031】
【化19】
【0032】この式(4)の化合物を上記のように酸化
カップリング反応させることにより、初めてシロール縮
重合物が得られたものである。ここで、この酸化カップ
リング反応に用いる1価の銅化合物としては、臭化銅C
uBr,ヨウ化銅CuI,シアン化第一銅CuCN等が
使用し得、その使用量は式(4)の化合物1モルに対し
て0.5〜2モルとすることが好ましい。また、酸化カ
ップリング反応は、p−ジニトロベンゼン,o−ジニト
ロベンゼン、テトラシアノキノジメタン(TCNQ)、
CuCl2等の酸化剤を式(4)の化合物1モルに対し
て0.5〜10モル使用したり、空気又は酸素をバブリ
ングすることによって行うことができる。
【0033】反応溶媒としては、テトラヒドロフラン、
2−メチルヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ヘキサメチルホスホアミド等を用いること
ができる。また、反応雰囲気は乾燥窒素、アルゴン等の
不活性雰囲気が好ましく、反応温度は−130〜0℃が
良い。なお、反応時間は通常30分〜3時間である。
【0034】上記の方法で得られる式(2a)のシロー
ル縮重合物は、上述した式(1)のシロールを製造する
方法で説明した場合と同様にアルカリ金属のアルキル化
物を反応させることにより、式(2a)において一方の
Xがアルカリ金属Mに置換した化合物(式(4)におい
てm≧2のシロール縮合物、即ち式(2)においてAが
ハロゲン原子、Bがアルカリ金属であるシロール縮合
物)を得ることができ、これはまた式(2)のシロール
縮重合物の製造原料として用いることができる。
【0035】また、式(2)において、A,Bがいずれ
もアルカリ金属である縮重合物は、アルカリ金属のアル
キル化物を上記の2倍モル以上使用して反応させること
により得ることができ、また、A,Bのいずれか一方又
は双方が水素原子である縮重合物は、上記アルカリ金属
付加物に水等を作用させることによって得ることができ
る。
【0036】この場合、式(2)において、A,Bのい
ずれもが水素原子である縮重合物は、下記式(5)で示
されるジアルカリシロールに反応性ハロゲン含有化合物
を作用させ、次いで鉄(III)アセチルアセトナート
を触媒として縮合することによっても得ることができ
る。
【0037】
【化20】 (式中、R1乃至R4及びMは上記と同様の意味を示す。
pは2以上の整数を示す。)
【0038】ここで、式(5)のシロールは、上記式
(II)に対応し、特願平5−345214号明細書に
記載の方法(上記(5)の方法)によって得ることがで
きる。また、反応性ハロゲン含有化合物は過剰のアルカ
リ金属又はアルカリ金属錯体を除くもので、かかる作用
を有するものであればいずれのものでもよく、トリアリ
ールハロシラン、例えばトリフェニルシリルクロライド
等を使用することができ、その使用量は式(5)のシロ
ール1モルに対し2〜3モルとすることが好ましい。更
に、鉄(III)アセチルアセトナートの使用量は、通
常式(5)のシロール1モルに対し0.5〜2モルとす
ることができる。
【0039】上記反応性ハロゲン含有化合物と式(5)
のシロールとの反応はテトラヒドロフラン等の溶媒中で
行うことが好ましく、反応温度は0〜60℃が好まし
い。反応時間は通常10〜60分である。また、その後
の鉄(III)アセチルアセトナートとの反応は同様の
溶媒中で行うことができ、反応温度は0〜60℃が好ま
しく、反応時間は通常30分〜24時間である。
【0040】更に、本発明は、下記式(7)で示される
2,5−異種反応性置換基含有シロールを提供する。こ
のシロールは、上記式(1)のシロールにAXで示され
る化合物を反応させることにより得ることができる。
【0041】
【化21】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
リール基を示し、Xはハロゲン原子、Aは一価炭化水素
基で置換された硫黄、セレン、ケイ素、ゲルマン、錫又
はリンを示す。)
【0042】ここで、R1〜R4及びXは上記と同様であ
り、Aは、具体的には、トリメチルシリル基、トリブチ
ルシリル基、フェニルジメチルシリル基などのR56
7Siで示される置換シリル基、トリエチルゲルミル基
などのR567Geで示される置換ゲルミル基、トリ
メチルスタニル基、トリブチルスタニル基、フェニルジ
メチルスタニル基などのR567Snで示される置換
スタニル基、エチルセレネニル基、ブチルセレネニル
基、フェニルセレネニル基などのR5Seで示される置
換セレネニル基、ジフェニルホスフィノ基などのR56
Pで示される置換ホスフィノ基が挙げられる。なお、R
5,R6,R7は同種又は異種の炭素数1〜12の一価炭
化水素基、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基又はフ
ェニル基である。
【0043】この式(1)のシロールにAXの化合物を
反応させる場合、化合物AXは式(1)のシロール1モ
ルに対し1〜3モル使用することができ、また、反応温
度は0〜60℃が好ましく、反応時間は通常10〜60
分である。
【0044】この式(7)のシロールは、パラジウム金
属やパラジウム化合物といったパラジウム系触媒を使用
することなどによりシロール縮重合物を得ることができ
る。
【0045】本発明のシロール又はシロール縮重合物
は、機能性材料として知られる他のπ共役系ポリマー或
いはその原料と共重合体を形成することができ、また本
発明のシロール縮重合物は特異なπ電子系を示すため、
光電子機能材料を合成する原料として有用である。特
に、加工性に優れた導電性有機材料、非線形光学材料、
光応答性材料等の光機能材料を合成する原料として好適
である。
【0046】
【発明の効果】本発明の式(1)のシロールは、シロー
ル縮重合物を合成するための原料として有用であり、ま
た式(2)のシロール縮重合物は光機能材料として有用
であり、本発明の製造方法は、かかる式(1),(2)
のシロール、シロール縮重合物を確実に製造し得る。
【0047】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。なお、下記例でMeはメチル基、Etはエチル基、
Phはフェニル基、iPrはイソプロピル基を示す。
【0048】〔実施例1〕2,5−ジブロモ−1,1−
ジエチル−3,4−ジフェニルシロール427mg
(0.95mmol)に10mlの乾燥したジエチルエ
ーテルを加え、−78℃に冷却し、そこに1.64Mの
n−ブチルリチウムを0.7ml滴下した。徐々に昇温
し、0℃にて3時間反応させて下記式(1a’)を得
た。
【0049】
【化22】 この反応混合物(1a’)について次のような反応を行
い、その生成物が式(1a)であることを確認した。
【0050】
【化23】
【0051】2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4
−ジフェニルシロールの合成 式(1a’)の反応混合物に水100μlを加えて失活
させ、芒硝約1gを加え、脱水し、濾紙にて濾過した。
濾液を減圧下で溶媒を除去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付した(ヘキサン,Rf=0.
35)ところ、2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4
−ジフェニルシロールの無色液体289mgが得られた
(収率82%)。
【0052】
【化24】
【0053】その物性値を以下に示す。1 H NMR δ:0.83〜0.98(m,4H),
1.02〜1.12(m,6H),6.09(s,1
H),6.92〜7.14(m,7H),7.16〜
7.22(m,3H).
【0054】〔実施例2〕 2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4−ジフェニル−
5−トリメチルシリルシロールの合成 2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4−ジフェニルシ
ロール450mg(1mmol)を用いた以外は実施例
1と同様な操作を行った。引き続き実施例1のの水の
代わりにトリメチルクロロシラン0.19ml(1.5
mmol)を加えて失活させた。実施例1のと同様な
操作を行い、2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4−
ジフェニル−5−トリメチルシリルシロールの無色液体
を351mg得た(収率79%)。
【0055】
【化25】
【0056】その物性値を以下に示す。1 H NMR δ:−0.16(s,9H),0.86
〜1.18(m,10H),6.83〜6.93(m,
4H),7.02〜7.14(m,6H). Rf=0.23(ヘキサン)
【0057】〔実施例3〕 2−ブロモ−1,1−ジエチル−3,4−ジフェニル−
5−トリブチルスタニルシロールの合成 実施例2のトリメチルクロロシランの代わりにトリ(n
−ブチル)クロロスタナン0.42ml(1.50mm
ol)を用いた以外は同様の操作を行い、下記に示す無
色液体の化合物を640mg(0.84mmol)得た
(収率84%)。
【0058】
【化26】
【0059】その物性値を以下に示す。1 H NMR δ:0.53〜0.63(m,6H),
0.78〜0.97(m,19H),1.10〜1.5
0(m,28H),6.80〜6.88(m,2H),
6.88〜6.96(m,2H),7.02〜7.16
(m,6H). Rf=0.50(ヘキサン)
【0060】〔実施例4〕 5,5’−ジブロモ−1,1,1’,1’−テトラエチ
ル−3,3,3’,3’−テトラフェニル−2,2’−
ビシロールの合成 2,5−ジブロモ−1,1−ジエチル−3,4−ジフェ
ニルシロール186mg(0.415mmol)をジエ
チルエーテル1mlに溶解させ、−78℃に冷却し、そ
こにn−ブチルリチウム290μl(1.59Mヘキサ
ン溶液)(0.437mmol)を加えた。反応容器を
徐々に昇温し、−10℃に3時間保ち反応させた。反応
終了後、減圧下0〜10℃の温度で副生した臭化ブチル
と溶媒ジエチルエーテルを除去し、アルゴン雰囲気に置
換した。アルゴンを導入しながらシアン化銅(CuC
N)18mg(0.2mmol)を固体のまま添加し、
混合した。再度−78℃に冷却し、テトラヒドロフラン
1mlを密閉下にて添加し、混合物を撹拌しながら昇温
し、0℃で2分間反応させたところ、濃緑色の均一溶液
に変化した。直ちに−78℃に冷却し、13分保ち、そ
の後テトラメチルエチレンジアミン90μl(0.6m
mol)を加え、35分間保った。次いで、p−ジニト
ロベンゼン336mg(2mmol)をテトラヒドロフ
ラン2mlに溶解させた溶液を添加し、酸化させた。反
応液は黄褐色の懸濁液に変わった。−78℃にて1時間
反応を行った。その後、(亜硫酸水素ナトリウムの飽和
水溶液)/(メタノール)の同量混合液2mlを加え、
還元した。反応液は黄色の懸濁液となった。室温にて1
N塩酸水溶液20mlで塩酸酸性とし、ジエチルエーテ
ルで抽出し、有機層を塩化カルシウム飽和溶液で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過後、溶媒を減圧
下で除去した。残渣をフロリジル(Florisil)
カラムクロマトグラフィーに付し(ヘキサン,Rf=
0.22)、下記構造式の化合物を黄色の結晶として1
06mg(収率69%)得た。
【0061】
【化27】
【0062】その物性値を以下に示す。 融点:157〜159℃(分解)1 H NMR δ:−0.14(m,4H),0.41
(m,4H),0.77(t,J=7.8Hz,12
H),6.87〜6.95(m,4H),6.96〜
7.06(m,4H),7.07〜7.18(m,12
H).13 C NMR δ:2.43,7.47,124.7
1,126.81,127.35,127.85,12
9.04,130.81,137.97,139.4
6,141.40,156.39,157.89. 元素分析:計算値;C=65.21%,H=5.47% (C4040Si2Br2) 実測値;C=65.43%,H=5.52%
【0063】〔実施例5〕実施例2で合成した5,5’
−ジブロモ−1,1,1’,1’−テトラエチル−3,
3,3’,3’−テトラフェニル−2,2’−ビシロー
ル113mg(0.154mmol)をジエチルエーテ
ル4mlに溶解した黄色溶液に、−78℃においてt−
BuLi(1.61M,210μl,0.34mmo
l)のペンタン溶液を添加した。溶液は直ちに濃い赤色
に変化し、同様な温度条件下、1時間撹拌した。氷水浴
を用いて0℃に昇温した後に、溶媒を減圧下、0℃で1
0分間除去した。フラスコをアルゴンで置換し、固体状
の反応混合物にアルゴン気流下、シアン化銅6.9mg
(0.0077mmol)を添加した。反応混合物を−
78℃に冷却し、3mlの乾燥THFを導入した。得ら
れた濃い赤色のサスペンジョンを−40℃に加温し、5
分間撹拌すると反応混合物は濃い赤色の溶液に変化し
た。−40℃において、70μlのTMEDA(0.4
6mmol)を反応混合物に添加した。反応混合物を−
40℃から−20℃でさらに1時間撹拌し、−78℃に
冷却した。p−ニトロベンゼン134mg(0.8mm
ol)のTHF溶液3mlを移動管(Transfer
−tube)を通して溶液に添加した。得られた黄褐色
のサスペンジョンを同様な温度条件下、1時間撹拌し、
2mlの飽和NaHSO3/MeOH1/1混合溶液を
−78℃条件下、シリンジを用いて混合物に導入した。
得られた黄橙色のサスペンジョンを室温に戻し、1NH
Cl溶液を用いて希釈した。Et2Oを用いて抽出し、
有機層を食塩水を用いて洗浄し、無水Na2SO4上で乾
燥した後、減圧下で濃縮した。5mlの1,2−ジクロ
ロエタンを濃縮物に添加するとオレンジ色の沈殿物が得
られた。濾過及びEt2Oを用いた洗浄の後、沈殿物を
約3mlのヘキサン/CH2Cl2(=1/1)混合溶液
に溶解し、Florisilを用いたカラムクロマトグ
ラフィーにより、下記式の化合物16.7mg(収率1
6%)をオレンジ色の固体として得た。
【0064】その物性値を以下に示す。 融点:287〜289℃(分解)1 H NMR δ:−1.20〜−0.34(br
m,8H),−0.05〜0.25(br m,2
H),0.25〜0.70(m,24H),0.82〜
1.10(m,6H),6.60〜7.55(br
m,40H). UV−vis(CHCl3)λmax nm(log
ε):243(4.75),282(4.62),37
8(sh,3.97),443(4.21). FABMS:1310(M+),1312,1314. Rf=0.58(ヘキサン/CH2Cl2=2/1). 元素分析:計算値;C=73.14%,H=6.14% (C8080Br2Si4) 実測値;C=72.89%,H=6.16%
【0065】
【化28】
【0066】
【化29】
【0067】1,1−ジイソプロピル−2,5−ジリチ
オシロール(1mmol)のTHF溶液に対し、トリフ
ェニルシリルクロライド(590mg,2mmol)を
乾燥THF(4ml)に溶解した溶液を加え、30分間
撹拌した。この反応混合物に鉄(III)アセチルアセ
トナート(494mg,1.4mmol)のTHF(6
ml)溶液を室温で加えた。得られた黄橙色の懸濁液を
室温で12時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を減圧下
に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付した(ヘキサンのRf=0.13)ところ、黄色固
体の粗生成物が77mg得られた。これをヘキサン/エ
チルエーテル混合溶媒を用いて再結晶したところ、1,
1,1’,1’−テトライソプロピル−3,3’,4,
4’−テトラフェニル−2,2’−ビシロールの黄色結
晶が30mg得られた(収率9%)。
【0068】その物性値を下記に示す。なお、図1にこ
の化合物の紫外線吸収スペクトルを示す。 mp:202℃1 H NMR δ:0.2〜0.4(m,2H),0.
84(d,J=7.4Hz,6H),0.90(d,J
=7.4Hz,6H),5.95(s,2H),6.8
7〜6.96(m,4H),7.02〜7.14(m,
6H).13 C NMR δ:11.49,19.16,20.0
3,126.17,126.51,127.21,12
7.36,127.82,128.39,130.7
4,140.24,142.30,145.58,15
3.11,162.96. UV−vis:242nm(log ε=4.51),
266nm(sh.,log ε=4.43),398
nm(log ε=3.71). MS: m/e 634(M+,100),591(4
1). 元素分析:計算値;C=83.22%,H=7.94%
(C4450Si2) 実測値;C=82.95%,H=8.01%
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例6の化合物の紫外線吸収スペクトルであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−179477(JP,A) J.Am.Chem.Soc. (1994),Vol.116,No.26,p ages 11716−11722 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 7/08 C07F 7/22 C08G 77/60 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で示される2,5−反応性
    置換基含有シロール。 【化1】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、Xはハロゲン原子、Mはアルカリ金属
    原子を示す。)
  2. 【請求項2】 下記式(2)で示されるシロール縮重合
    物。 【化2】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、A,Bは互に同一又は異種であって、
    水素原子、ハロゲン原子又はアルカリ金属原子を示す。
    nは2以上の整数である。)
  3. 【請求項3】 下記式(3) 【化3】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、Xはハロゲン原子を示す。)で示され
    るジハロゲノシロールにアルカリ金属のアルキル化物を
    反応させることを特徴とする請求項1記載の2,5−反
    応性置換基含有シロールの製造方法。
  4. 【請求項4】 下記式(4) 【化4】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、Xはハロゲン原子、Mはアルカリ金属
    原子を示す。mは1以上の整数であるが、n>mであ
    る。)で示されるシロール又はシロール縮重合物を1価
    の銅化合物の存在下に酸化条件下で縮重合することを特
    徴とする請求項2記載のシロール縮重合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 下記式(5) 【化5】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、Mはアルカリ金属原子を示す。)で示
    されるジアルカリシロールに反応性ハロゲン含有化合物
    を作用させ、次いで鉄(III)アセチルアセトナート
    を触媒として縮合することを特徴とする下記式(6) 【化6】 (式中、R1乃至R4は上記と同様の意味を示す。pは2
    以上の整数である。)で示されるシロール縮重合物の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 下記式(7)で示される2,5−異種反
    応性置換基含有シロール。 【化7】 (式中、R1乃至R4は同一又は異種の置換又は非置換の
    炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はア
    リール基を示し、Xはハロゲン原子、Aは一価炭化水素
    基で置換された硫黄、セレン、ケイ素、ゲルマン、錫又
    はリンを示す。)
  7. 【請求項7】 請求項1記載の式(1)で示されるシロ
    ールにAX(ここにAは一価炭化水素基で置換された硫
    黄、セレン、ケイ素、ゲルマン、錫又はリンを示す。X
    はハロゲン原子を示す。)で示される化合物を反応させ
    ることを特徴とする請求項6記載の2,5−異種反応性
    置換基含有シロールの製造方法。
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