JPH0977743A - 2,3−ジアリールキノン及びその製法 - Google Patents

2,3−ジアリールキノン及びその製法

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JPH0977743A
JPH0977743A JP23427895A JP23427895A JPH0977743A JP H0977743 A JPH0977743 A JP H0977743A JP 23427895 A JP23427895 A JP 23427895A JP 23427895 A JP23427895 A JP 23427895A JP H0977743 A JPH0977743 A JP H0977743A
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浩昭 久保
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哲行 雑賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光応答機能と電気応答機能を合わせ持ち、し
かも光反応による酸化還元電位の変化が十分大きな化合
物とその製造法を得る。 【解決手段】 上記機能を有する式(I)で示される2,
3−ジアリールキノンが、金属触媒を用いたアリール−
アリールカップリングにより式(II)及び式(III)で
表される化合物から得られる。 【化1】 【化2】 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新規な2,3−ジ
アリールキノンおよびその製法に関するものである。さ
らに詳しくは、この発明は、光反応と電気化学反応の両
者の反応を示し光−電気機能材料として有用な2,3−ジ
アリールキノンおよびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光照射により吸収スペクトルが変化する
化学物質は光応答性色素として光記録に利用しようと試
みられている。光により可逆的に吸収スペクトルが変化
するホトクロミック色素は書き換え可能型光記録材料と
して、光により不可逆に吸収スペクトル変化を示す光応
答性色素も追記型光記録材料として検討されている。例
えば、ホトクロミック化合物として特開昭61−263935号
公報、特開平3−135977号公報、及び特開平3−14538号
公報に示されるジアリールエテン類がある。一方、電気
刺激により酸化還元応答を示す化学物質はエレクトロク
ロミック化合物と呼ばれ、電気的情報の記録、表示に利
用される電気応答性化合物である。光応答機能と電気応
答機能を合わせ持つ化合物を情報の記録、変換に用いる
ことにより、光信号を電気信号に、あるいは、電気信号
を光信号に変換することが期待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光応答機能と電気応答
を示す化合物として光応答性のアゾ基を持つ電気応答性
アントラキノン類が特開昭63−68553号公報が示されて
いる。しかしながら、Molecular Crystals and Liquid
Crystals, 246巻, 319頁 (1994) に示されるているよう
にアゾ部位の光反応による酸化還元電位の変化はある
が、その変化は大きくなく、光信号を電気信号に変換す
る機能は十分でなかった。そこで、この発明は光応答機
能と電気応答機能を合わせ持ち、しかも光反応による酸
化還元電位の変化が十分大きな化合物とその製造法を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決するものとして、キノン環の2、3位に二つの複素芳
香環置換基を有する2,3−ジアリールキノンとその製造
法を提供するものである。即ち、本発明は、次式(I)で
表される2,3−ジアリールキノンを提供する。
【0005】
【化4】
【0006】式(I)中、R1及びR2は同一若しくは異なっ
てアルキル基であるか、又は-CH=CH-CH=CH-でキノン環
の二重結合を含みナフトキノン環を形成してもよい。
R3, R4, R5, R6, R7,R8は各々独立して水素原子、アル
キル基、トリアルキルシリル基、又はシアノ基を表す。
又はR4, R5、及びR7, R8はそれぞれ-CH=CH-CH=CH-で5員
環の二重結合を含み環形成していてもよい。X1及びX2
同一若しくは異なって酸素、硫黄、又は窒素を表し、窒
素の場合には水素を有するか、又はその水素がアルキル
基、トリアルキルシリル基、又はトシル基で置換されて
いてもよい。そして、本発明は、上記式(I)の2,3−ジア
リールキノンの製造法であって、次式(II)
【0007】
【化5】
【0008】(式(II)中、R1及びR2は同一又は異なって
アルキル基であるか、あるいは-CH=CH-CH=CH-でキノン
環の5位、6位二重結合を含みナフトキノン環を形成して
いてもよい。Yは臭素、ヨウ素、塩素原子を表す。)で表
される2,3−ジハロゲン化キノンを、次式(III)
【0009】
【化6】
【0010】(R3, R4, R5は式(I)中に示されるR3, R4,
R5, あるいは、R6, R7, R8とおなじ置換基で、各々独立
して水素原子、アルキル基、トリアルキルシリル基、あ
るいはシアノ基を表す。また、R4, R5は-CH=CH-CH=CH-
で5員環の二重結合を含め環形成していてもよい。Xは酸
素、硫黄、窒素を表し、窒素の場合には水素を有する
か、あるいはアルキル基、トリアルキルシリル基、又は
トシル基で置換されていてもよい。ZはSn(n−Bu)3、B(O
H)2、又はMgBrを表す。)で表されるアリール金属化合物
と反応させることからなる2,3−ジアリールキノンの製
造法を提供する。
【0011】さらに詳しく説明すると、この発明の上記
式(I)で表される2,3−ジアリールキノンのキノン部位
は、ジアルキルベンゾキノン、または、ナフトキノンで
ある。キノン部位がジアルキルベンゾキノンの場合には
R1及びR2は同一又は異なってメチル基あるいはエチル基
が好ましい。また、アリール基はR3, R4, R5, R6, R7,
R8が各々独立して水素原子、又はアルキル基、好ましく
はメチル基若しくはエチル基、トリアルキルシリル基、
シアノ基などであるばあいには、これらの置換基を有し
てもよいフラン、チオフェン、ピロールである。トリア
ルキルシリル基としては好ましくは炭素数1から5より
なる同一若しくは異なるアルキル基、更に好ましくは同
一若しくは異なってメチル基若しくはエチル基を有する
トリアルキルシリル基が用いられる。
【0012】また、アリール基はR4, R5、および、R7,
R8が-CH=CH-CH=CH-で5員環の二重結合を含め環形成して
いる場合には、メチル基、トリアルキルシリル基、シア
ノ基など置換基を有してもよいベンゾフラン、ベンゾチ
オフェン、インドールである。トリアルキルシリル基と
してはトリメチルシリル基、またはt−ブチルジメチル
シリル基が合成に最適である。ピロール、インドールの
場合にはその窒素原子は水素原子を有するか、アルキル
基、トリアルキルシリル基、トシル基などで置換されて
いてもよい。水素原子と置換するアルキル基としてはメ
チル基あるいはエチル基が好ましい。トリアルキルシリ
ル基としては、好ましくは炭素数1から5、更に好まし
くは炭素数1から4よりなる同一若しくは異なるアルキ
ル基を有するトリアルキルシリル基が用いられる。
【0013】式(II)はジハロゲン化されたジアルキルベ
ンゾキノン、ナフトキノンで有り、その具体例としては
2,3−ジブロモ−5,6−ジメチルベンゾキノン、2,3−ジ
ヨウド−5,6−ジメチルベンゾキノン、2,3−ジクロロ−
5,6−ジメチルベンゾキノン、2,3−ジブロモナフトキノ
ン、2,3−ジヨウドナフトキノン、2,3−ジクロロナフト
キノンなどが挙げられる。ジハロゲン化キノンは例えば
J. Am. Chem. Soc., 64巻, 528 頁(1942)、J. Am. Che
m. Soc., 66巻, 1077頁 (1944) に示される方法により
キノンをハロゲン化して得られる。
【0014】式(III)のヘテロ5員環を有する金属化合物
で、R3, R4, R5は式(I)中に示されるR3, R4, R5, ある
いは、R6, R7, R8とおなじ置換基で、各々独立して水素
原子、あるいは、アルキル基、トリメチルシリル基、シ
アノ基、あるいは、R4, R5が-CH=CH-CH=CH-で5員環の二
重結合を含め環形成する。ヘテロ5員環はR3, R4,R5がメ
チル基、トリアルキルシリル基、シアノ基である場合に
は、これらの置換基を有してもよいフラン、チオフェ
ン、ピロール誘導体である。また、ヘテロ5員環のR4, R
5が-CH=CH-CH=CH-で5員環の二重結合を含め環形成して
いる場合には、メチル基、トリアルキルシリル基、シア
ノ基など置換基を有してもよいベンゾフラン、ベンゾチ
オフェン、インドール誘導体である。ピロール誘導体、
インドール誘導体の場合にはその窒素原子は水素原子を
有するか、アルキル基、トリアルキルシリル基、トシル
基などで置換されていてもよい。Yは有機金属基であ
り、硼酸残基、ジブトキシ硼酸、ジメトキシ硼酸などの
硼酸エステル残基、トリブチルスズ、トリメチルスズな
どのトリアルキルスズ残基、あるいは、マグネシウムブ
ロミド、マグネシウムクロリドなどのハロゲン化マグネ
シウム残基を示す。これらのアリール金属化合物は前駆
体であるハロゲン化アリール化合物より常法により製造
される。製造法の例としてはTetrahedron Letters, 35
巻, 2405 頁(1994)などが挙げられる。
【0015】式(II)の2,3−ジハロゲン化キノンと式(II
I)のアリール金属との反応によって、式(I)の目的とす
る2,3−ジアリールキノンを製造する。2,3−ジアリール
キノンの二つのアリール基は同じアリール基を導入する
ことも、反応を二段にすることにより2位と3位で別種の
アリール基を導入して異なったアリール基を導入するこ
とも可能である。すなわち、一度に同種のアリール基を
導入する場合には、式(III)の複素芳香環誘導体は式(I
I)の2,3−ジハロゲン化キノンに対して2〜4等量用いて
製造される。また、アリール基の種類を変える場合には
反応を二段階とし、最初に式(III)の複素芳香環誘導体
は式(II)の2,3−ジハロゲン化キノンに対して1〜1.5等
量用い一置換体とし、次に異なる式(III)の複素芳香環
誘導体を1〜1.5等量反応させて製造することができる。
反応にはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒、トル
エン、キシレンなど芳香族溶媒、ジメチルホルムアミド
などアミド系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、二塩
化エチレンなど塩素系溶媒、アセトニトリルなどニトリ
ル系溶媒が好適である。
【0016】反応には触媒としてテトラキス(トリフェ
ニルフォスフィン)パラジウム、トリスジベンジリデン
アセトン)二パラジウム、カルボニルトリス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム、ビス(イソシアン化t−
ブチル)パラジウムなどのパラジウム化合物、ビス(ア
セチルアセトン)ニッケル、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)ニッケル、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)ニッケル、ジクロロ(2,2'−ビピリジン)ニ
ッケル、ジクロロニッケル、ジクロロ{1,3−ビス(ジ
フェニルフォスフィノ)プロパン}ニッケルなどのニッ
ケル化合物、塩化コバルトなどコバルト化合物、又は塩
化第二鉄など鉄化合物を用いることにより良い結果が得
られる場合が多い。これらの触媒は式(II)で示される2,
3−ジハロゲン化キノンに対し、0.01〜10%の範囲で添加
することが好ましい。
【0017】反応温度は20〜150℃であり、溶媒の還流
条件で行うことが更に好ましい。反応時間は通常30分か
ら24時間以内に終了する。場合によっては乾燥空気、あ
るいは、チッ素、ヘリウム、アルゴンなど不活性ガス中
で反応を行う必要がある。反応溶液を濃縮し、通常の処
理によって精製して一般式(I)で示される2,3−ジアリー
ルキノン系化合物を得ることができる。
【0018】2,3−ジアリールキノンのトリアルキルシ
リル置換基は酸、フッ素化合物により水素原子に置換さ
れる。塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸類、トリブチルアン
モニウムフルオライドなどフッ素化合物が有用である。
酸、フッ素化合物は一当量以上用い、溶媒としてはテト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類、
ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンなどの
塩素系溶媒類、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒
が用いられる。反応は冷却、あるいは加温して行われ、
0℃から120℃が好適であり、反応時間としては10分から
78時が通常である。アリール基がピロール、インドール
の場合にはその窒素原子がトシル基で保護される場合が
あるが、トシル基はアルカリ処理により水素原子に置換
できる。アルカリとしては炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ムなどの炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
ど水酸化物が有効である。アルカリは当量以上、通常は
過剰に用いられ、アルカリ処理の溶媒としてはジオキサ
ン、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒド
ロフランなどのエーテル系溶媒と水の組み合わせが有用
である。反応は通常加熱撹拌して行われ、反応温度は室
温から120℃が好適であり、反応時間は30分から78時間
が通常である。
【0019】本発明の2,3−ジアリールキノンは有色
で、可視域に光吸収帯を有しており、光照射により吸収
帯の増減が観察された。図1にその例を示す。本発明の
材料を光記録に用いる場合には光照射前後の吸収強度の
変化により記録信号の有無を読み出すことができる。本
発明の特徴は、本発明の2,3−ジアリールキノンがキノ
ン部位の酸化還元に由来する電気応答を示す事にある。
酸化還元は例えば電解溶液中で酸化還元電位、あるい
は、酸化還元電流を測定することにより電気信号として
得られる。通常、キノンは1電子還元されてキノンラジ
カルになる。本発明の2,3−ジアリールキノン類におい
ても有機電解液中でキノンから1電子還元されキノンラ
ジカルとなる酸化還元応答が観察された。本材料はスピ
ンコートあるいは、蒸着などにより薄膜とするか、透明
高分子材料に練り込み、あるいは、溶解させて薄膜に成
型することもできる。
【0020】
【作用】この2,3−ジアリールキノンは可視域に吸収を
有するが光照射によりこの吸収帯が増減する光応答を示
した。また、この2,3−ジアリールキノンはキノン部位
に由来する酸化還元応答を示した。酸化還元電位、ある
いは、酸化還元電流は光照射前と照射後で大きく異なっ
ており、光照射による変化を酸化還元電位、あるいは酸
化還元電流として電気信号で読み出すことができた。例
えば、実施例17に示すように2,3−ビス(2−メチル−
5−トリメチルシリル−3−チエニル)−5,6−ジメチルベ
ンゾキノンでは、光照射前と照射後で0.06Vの酸化還元
電位シフトがみられた。即ち、この発明の2,3−ジアリ
ールキノンは光信号を電気信号に変換する情報記録材
料、情報変換材料を提供するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を実施するための具体的な
形態を以下に実施例を挙げて説明する。
【0022】
【実施例】本発明のジアリールキノン化合物の化学構造
は、質量分析スペクトル(MS)、核磁気共鳴スペクトル(1
H, 13C)により決定した。質量分析スペクトルは直接導
入法で測定した。核磁気共鳴スペクトルはテトラメチル
シランを基準物質とし270MHzでCDCl3中で測定した。光
化学測定の光源には500 Wのキセノンランプを使用し、
各種ガラスフィルターを通して紫外光、可視光を得た。
電気化学測定は支持電解としてテトラブチルアンモニウ
ムテトラフルオロボレート(0.1 mol dm-3)を含むアセト
ニトリル中に本実施例の2,3−ジアリールキノンを溶解
し、白金電極を使用してサイクリックボルタモグラム測
定を行い、第一回目の電位操作の際の酸化還元電位を測
定する事により行った。1H−NMR, 13C−NMR, MS, n−
ヘキサン中の最長波長側の 吸収極大 、第一還元電位
(V vs Ag/AgClO4)、2,3−ジハロゲン化キノンを基準と
した2,3−ジアリールキノンの収率を表1に示した。実
施例1から16で合成した化合物は合成例1にしめし
た。
【0023】実施例1 2,3−ビス(3−チエニル)ナフトキノンの合成 2,3−ジブロモナフトキノン(252 mg, 0.79 mmol)、(3−
チエニル)トリブチルスズ(650 mg, 1.74 mmol)とトラキ
ス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(18 mg, 0.
0016 mmol)を無水トルエン(24 ml)に溶かし、120℃で6
時間加熱還流した。この溶液を室温に冷却しエーテルで
希釈してろ過し、ろ液を10%フッ化カリウム水溶液と1時
間撹拌した。沈殿したトリブチルスズフルオライドをろ
過により除去した後に濃縮、カラムクロマトグラムによ
り精製した。得られた2,3−ビス(3−チエニル)ナフト
キノンは赤色粉末でその諸物性を表1に示した。
【0024】実施例2、3、4、5、6 2,3−ビス(2−メチル−5−トリメチルシリルチエン−3
−イル)ナフトキノン(実施例2、化合物2)、2,3−ビス
(2−シアノ−1,5−ジメチル−4−ピロリル)ナフトキノ
ン(実施例3、化合物3)、2,3−ビス(N−t−ブチルジメ
チルシリル−3−インドリル)ナフトキノン(実施例4、
化合物4)、2,3−ビス(N−トシル−3−インドリル)−ナ
フトキノン(実施例5、化合物5)、2,3−ビス(2−メチ
ルベンゾチオフェン−3−イル)ナフトキノン(実施例
6、化合物6)は、(3−チエニル)トリブチルスズを用い
る代わりに実施例1と同様にして2−メチル−5−トリメ
チルシリル−3−(トリブチルスタニル)チオフェン、2−
シアノ−1,5−ジメチル−3−(トリブチルスタニル)ピロ
ール、N−(t−ブチルジメチルシリル)−3−(トリブチル
スタニル)インドール、(N−トシル−3−(トリブチルス
タニル)インドール、2−メチル−3−(トリブチルスタニ
ル)ベンゾチオフェンをそれぞれ用いて合成した。諸物
性は表1に示した。
【0025】実施例7、8、9、10 2,3−ビス(3−チエニル)−5,6−ジメチルベンゾキノン
(実施例7、化合物7)、2,3−ビス(2−メチル−5−トリ
メチルシリル−3−チエニル)−5,6−ジメチルベンゾキ
ノン(実施例8、化合物8)、2,3−ビス(2−シアノ−1,5
−ジメチル−4−ピロリル)−5,6−ジメチルベンゾキノ
ン(実施例9、化合物9)、2,3−ビス(N−t−ブチルジメ
チルシリル−3−インドリル)−5,6−ジメチルベンゾキ
ノン(実施例10、化合物10)は2,3−ジブロモナフト
キノンを用いる代わりに2,3−ジブロモ−5,6−ジメチル
ベンゾキノンを用いて、更に(3−チエニル)トリブチル
スズを用いる代わりに(トリブチルスタニル)チオフェ
ン、2−メチル−3−(トリブチルスタニル)−5−トリメ
チルシリルチチオフェン、2−シアノ−1,5−ジメチル−
3−(トリブチルスタニル)ピロール、N−(t−ブチルジメ
チルシリル)−3−(トリブチルスタニル)インドールをそ
れぞれ用いて反応させた以外は実施例1と同様にして合
成した。物性は表1に示した。
【0026】実施例11 2,3−ビス(2−メチル−ベンゾチオフェン−4−イル)−
5,6−ジメチルベンゾキノン(化合物11)は2,3−ジブロ
モナフトキノン(254 mg, 0.8 mmol)、2−メチル−ベン
ゾチオフェン−3−硼酸(334 mg, 1.74 mmol)とトラキス
(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(18 mg, 0.00
16 mmol)をエチレングリコールジメチルエーテル(24 m
l)に溶かし、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え6時間加
熱還流して合成した。この溶液を20℃に冷却しエーテル
抽出した後に濃縮、カラムクロマトグラムにより精製し
て2,3−ビス(2−メチル−ベンゾチオフェン−3−イル)
−5,6−ジメチルベンゾキノンを67%の収率で得た。
【0027】実施例12 2−(2−シアノ−1,5−ジメチル−4−ピロリル)−3−(2
−メチル−5−トリメチルシリルチオフェン−3−イル)
−5,6−ジメチルベンゾキノン(化合物12)は2,3−ジ
ブロモ−5,6−ジメチルベンゾキノンの二つの臭素を段
階的に反応させて合成した。まず、2,3−ジブロモ−5,6
−ジメチルベンゾキノン151mg(0.0514 mmol)、2−シア
ノ−1,5−ジメチル−4−トリブチルスタニルピロール21
0 mg (0.514 mmol)とテトラキス(トリフェニルフォス
フィン)パラジウム12 mg (0.01 mmol)をトルエン16 ml
に溶かし、80℃で4時間加熱撹拌して反応させた。反応
混合物を20℃に冷却した後、エーテルで希釈してセライ
トろ過し、飽和フッ化カリウム水溶液で処理した。沈殿
したトリブチルチンフルオライドをろ過により除去した
後にエーテル層を濃縮し、カラムクロマトグラムにより
精製して3−ブロモ−2−(2−シアノ−1,5−ジメチル−4
−ピロリル)−5,6−ジメチルベンゾキノン104 mgを得た
(収率62%)。3−ブロモ−2−(2−シアノ−1,5−ジメチ
ル−4−ピロリル)−5,6−ジメチルベンゾキノン116 mg
(0.498 mmol)、2−メチル−5−トリメチルシリル−3−
トリブチルスタニルチオフェン232 mg (0.506 mmol)、
テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム11
mg (0.01 mol)の無水トルエン溶液を100℃で2日加熱
撹拌して反応させた。反応混合物を室温に冷却した後、
エーテルで希釈してセライトろ過し、飽和フッ化カリウ
ム水溶液で処理した。沈殿したトリブチルチンフルオラ
イドをろ過により除去した後にエーテル層を濃縮し、カ
ラムクロマトグラムにより精製して2−(2−シアノ−1,5
−ジメチル−4−ピロリル)−3−(2−メチル−5−トリメ
チルシリルチオフェン−3−イル)−5,6−ジメチルベン
ゾキノン184 mgを得た(収率88%)。物性は表1に示した。
【0028】実施例13、14 2−(2−メチルベンゾチオフェン−3−イル)−3−(2−シ
アノ−1,5−ジメチル−4−ピロリル)−5,6−ジメチルベ
ンゾキノン(実施例13、化合物13)と2−(N−p−トル
エンスルホニル−3−インドリル)−3−(2−シアノ−1,5
−ジメチル−4−ピロリル)−5,6−ジメチルベンゾキノ
ン(実施例14、化合物14)は2,3−ジブロモ−5,6−ジ
メチルベンゾキノンの二つの臭素を段階的に反応させて
合成した。一置換体3−ブロモ−2−(2−シアノ−1,5−
ジメチル−4−ピロリル)−5,6−ジメチルベンゾキノン
を実施例12と同様の方法で合成し、これと2−メチル
−5−トリメチルシリル−3−トリブチルスタニルチオフ
ェンを用いた以外は実施例12と同様の方法で2−メチ
ル−3−トリブチルスタニルベンゾチオフェン、N−p−
トルエンスルホニル−3−トリブチルスタニルインドー
ルをそれぞれ反応させて化合物13及び化合物14を合
成した。物性は表1に示した。
【0029】実施例15 2,3−ビスインドロ−3−イルナフトキノン(化合物1
5)は実施例4で得られた2,3−ビス(N−t−ブチルジメ
チルシリル−3−インドリル)ナフトキノンのt−ブチル
ジメチルシリル基を水素原子に置換することにより合成
した。2,3−ビス(N−t−ブチルジメチルシリル−3−イ
ンドリル)ナフトキノン128 mgをテトラヒドロフラン10
mlに溶解し、3当量のテトラブチルアンモニウフルオラ
イドを加えで0℃で2時間撹拌処理することによって、t
−ブチルジメチルシリル基を水素原子に置換した。反応
混合物を濃縮し、エーテルで抽出した後、カラムクロマ
トで処理して2,3−ビスインドロ−3−イルナフトキノン
を収率32%で得られた。2,3−ビスインドロ−3−イルナ
フトキノンの物性は表1に示した。
【0030】実施例16 2,3−ビスインドロ−3−イルナフトキノンを実施例5で
得られた2,3−ビス(N−トシル−3−インドリル)ナフト
キノンのトシル基を水素原子に置換して合成した。2,3
−ビス(N−トシル−3−インドリル)ナフトキノンをジ
オキサンに溶解し、4当量の飽和炭酸カリウム水溶液を
加え6時間還流撹拌することによって、トシル基を水素
原子に変換した。反応混合物を濃縮し、エーテル抽出し
て濃縮物をカラムクロマトで精製して収率65%で2,3−
ビスインドロ−3−イルナフトキノンを得た。得られた
2,3−ビスインドロ−3−イルナフトキノンの物性は実施
例15で得られたものと一致した。
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】実施例17 実施例8で得られた2,3−ビス(2−メチル−5−トリメ
チルシリル−3−チエニル)−5,6−ジメチルベンゾキノ
ンをn−ヘキサンに溶かし吸収スペクトルを測定したと
ころ波長424nmにモル吸光係数 1866 の吸収極大を示し
た。この溶液に波長450 nmの光(500Wキセノンランプ光
を干渉フィルターで分光)を10分照射したところ、424nm
の吸収帯は減少した。結果を図1に示した。支持電解
質としてテトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレ
ート(0.1 mol dm-3)を含むアセトニトリル中で酸化還元
電位を測定したところ、キノンからキノンラジカルに1
電子還元される第一還元電位が −0.96 V (参照電極:Ag
/AgClO4)であった。光照射後はキノンからキノンラジカ
ルに還元される電位が −0.90 Vに変化し、還元電流は
減少した。その他の2,3−ジアリールキノンのヘキサン
溶液中の吸収極大、アセトニトリル中の第一還元電位は
表1に示す。2,3−ジアリールキノンは光照射により可
視域の吸収の減少と還元電流の減少が観察された。
【0038】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で示される2,3−
ジアリールキノンは光応答機能と電気応答機能を合わせ
持ち、しかも光反応による酸化還元電位の変化が十分大
きな化合物であるため、本発明は光−電気機能材料とし
て有用な材料を提供する事ができる。本発明の2,3−ジ
アリールキノンを電極上に固定すると、光照射による酸
化還元電位の変化を電気信号として取り出せる。即ち、
光信号を電気信号に変換する。従って、光信号を電気信
号に変換するセンサー、光信号によりインプットし電黄
信号によりアウトプットするメモリーやトランスデュー
サとして動作するデバイスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2,3−ビス(2−メチル−5−トリメチルシリル
−3−チエニル)−5,6−ジメチルベンゾキノンをn−ヘキ
サンに溶かした溶液の波長450 nmの光の照射前後の光吸
収スペクトルを示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 409/08 207 C07D 409/08 207 // C09K 3/00 C09K 3/00 C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(I)で示される2,3−ジアリールキノ
    ン。 【化1】 (R1及びR2は同一若しくは異なってアルキル基である
    か、又は-CH=CH-CH=CH-でキノン環の二重結合を含みナ
    フトキノン環を形成してもよい。R3, R4, R5, R6,R7,R8
    は各々独立して水素原子、アルキル基、トリアルキルシ
    リル基、又はシアノ基を表す。又はR4, R5、及びR7, R8
    はそれぞれ-CH=CH-CH=CH-で5員環の二重結合を含み環形
    成していてもよい。X1及びX2は同一若しくは異なって酸
    素、硫黄、又は窒素を表し、窒素の場合には水素を有す
    るか、又はその水素がアルキル基、トリアルキルシリル
    基、又はトシル基で置換されていてもよい。)
  2. 【請求項2】R1及びR2は同一若しくは異なってメチル基
    若しくはエチル基であるか、又は-CH=CH-CH=CH-でキノ
    ン環の二重結合を含みナフトキノン環を形成しており、
    R3, R4, R5, R6, R7,R8は各々独立して水素原子、メチ
    ル基、エチル基、炭素数1から5よりなる同一若しくは
    異なるアルキル基を有するトリアルキルシリル基、又は
    シアノ基であるか、又はR4, R5、若しくはR7, R8はそれ
    ぞれ-CH=CH-CH=CH-で5員環の二重結合を含み環形成して
    おり、X1及びX2は同一若しくは異なって酸素、硫黄、又
    は窒素を表し、窒素の場合には水素を有するか、又はそ
    の水素がメチル基、エチル基、炭素数1から5よりなる
    同一若しくは異なるアルキル基を有するトリアルキルシ
    リル基、又はトシル基で置換されている請求項1記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】R1及びR2は同一若しくは異なってメチル基
    若しくはエチル基であるか、又は-CH=CH-CH=CH-でキノ
    ン環の二重結合を含みナフトキノン環を形成しており、
    R3, R4, R5, R6, R7,R8は各々独立して水素原子、メチ
    ル基、エチル基、メチル基若しくはエチル基よりなる同
    一若しくは異なるアルキル基を有するトリアルキルシリ
    ル基、又はシアノ基であるか、又はR4, R5、若しくは
    R7, R8はそれぞれ-CH=CH-CH=CH-で5員環の二重結合を含
    み環形成しており、X1及びX2は同一若しくは異なって酸
    素、硫黄、又は窒素を表し、窒素の場合には水素を有す
    るか、又はその水素がメチル基、エチル基、炭素数1か
    ら4よりなる同一若しくは異なるアルキル基を有するト
    リアルキルシリル基、又はトシル基で置換されている請
    求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】R3, R4, R5, R6, R7,R8の何れか一つ以上
    がトリアルキルシリル基であるか、又はX1若しくはX2
    何れか一つ以上が窒素であり、一つ以上の窒素にトリア
    ルキルシリル基を有する請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】X1又はX2の何れか一つ以上が窒素であり、
    一つ以上の窒素にトシル基を有する請求項1記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】請求項1に示される2,3−ジアリールキノ
    ンの製造法であって、次式(II)で示される2,3−ジハロ
    ゲン化キノンと、次式(III)で示されるアリール金属化
    合物とを反応させることからなる2,3−ジアリールキノ
    ンの製造法。 【化2】 (R1及びR2は同一又は異なってアルキル基であるか、あ
    るいは-CH=CH-CH=CH-でキノン環の5位、6位二重結合を
    含みナフトキノン環を形成していてもよい。Yは臭素、
    ヨウ素、塩素原子を表す。) 【化3】 (R3, R4, R5は式(I)中に示されるR3, R4, R5, あるい
    は、R6, R7, R8とおなじ置換基で、各々独立して水素原
    子、アルキル基、トリアルキルシリル基、あるいはシア
    ノ基を表す。また、R4, R5は-CH=CH-CH=CH-で5員環の二
    重結合を含め環形成していてもよい。Xは酸素、硫黄、
    窒素を表し、窒素の場合には水素を有するか、あるいは
    アルキル基、トリアルキルシリル基、又はトシル基で置
    換されていてもよい。ZはSn(n−Bu)3、B(OH)2、又はMgB
    rを表す。)
  7. 【請求項7】請求項4に記載の2,3−ジアリールキノン
    のトリアルキルシリル基を酸、あるいはフッ素化合物に
    より水素原子に置換する2,3−ジアリールキノンの製造
    法。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の2,3−ジアリールキノン
    のトシル基をアルカリ処理により水素原子に置換する2,
    3−ジアリールキノンの製造法。
  9. 【請求項9】2,3−ジハロゲン化キノンとアリール金属
    化合物とを反応させる際にパラジウム化合物、ニッケル
    化合物、コバルト化合物、及び鉄化合物から選ばれた一
    つ以上の化合物を触媒として使用する請求項6に記載の
    2,3−ジアリールキノンの製造法。
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JP2019151596A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 公立大学法人大阪市立大学 ジアリールエテン化合物、フォトクロミック材料、及び調光部材
CN111471046A (zh) * 2020-04-30 2020-07-31 中国科学院成都有机化学有限公司 一种咔唑吲哚醌衍生物及其制备方法和应用

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