JP3731812B2 - ビピリジニウム誘導体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体に関するものである。更に詳細には、高い電子親和性を有し、電子輸送剤として用いることのできるビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子受容性の高い蛍光物質としては、従来よりビスピリジルエチニルベンゼン(BPEB)が知られている。また、ビピリジン誘導体としてはメチルビオローゲン(MV)が強い電子受容体として著名であり、エレクトロミズム材料、電子移動のメディエータ、除草剤等として多用されている。また、MVに、フラン、チオフェンといった電子供与性のヘテロ環を導入した分子も合成されている。
【0003】
高い電子親和性を有する物質は電子輸送剤やn−型半導体の成分として重要なものであり、有機化合物は、一般に有機溶媒に可溶性であり、軽量性及び廃棄処理の容易性等の利点を有することから、高い電子親和性を有する安定な分子の開発が行われている。
【0004】
一方、蛍光の量子収率の高い有機化合物は蛍光材料として有用なものであり、可視部において発光する化合物は発光色素や発光プローブとしての用途が考えられることから、新規な蛍光物質の開発は重要であり、新規蛍光物質の開発が行われている。蛍光性物質は、蛍光プローブや発光材料としての用途が知られている。更に、高い量子収率を示す蛍光物質は、一般に励起一重項が長寿命であり、光エネルギーの変換、光記録の機能、エレクトロルミネッセンス(EL)としての利用が期待されている。また、高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた有機化合物を得ることができれば、光触媒や光誘起電子移動への応用も可能となる。
【0005】
従って、高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた有機化合物の開発が望まれているが、上述したBPEBやMVは、有る程度は目的を達成することのできる化合物であるが、更なる高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた有機化合物が望まれている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の目的は、高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた化合物を提供することにある。
【0007】
【発明が解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意検討した結果、ピリジン及びチアジアゾール環を導入し、連結部に三重結合を導入した化合物が上記目的を達成し得るという知見を得た。
【0008】
すなわち、本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、下記一般式(I)で示される、ビピリジン誘導体を提供するものである。
【0009】
【化11】
【0010】
(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はアルキル基である。)
【0011】
また、本発明は、下記一般式(II)で示される、ビピリジニウム誘導体を提供するものである。
【化12】
【0012】
(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はアルキル基であり、R6は、アルキル基、ベンジル基又はトリメチルシリル基である。)
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体について説明する。本発明のビピリジン誘導体は、上記一般式(I)で示されるものである。
【0014】
一般式(I)において、R1、R2、R3、R4及びR5は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はアルキル基である。R1、R2、R3、R4及びR5は、電子親和性を向上させる観点から水素であることが好ましく、またアルキル基である場合は、炭素数1〜10の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが更に好ましく、炭素数1〜3の直鎖又は分枝状のアルキル基であることがより好ましい。このようなアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。また、アルキル基としては、メチル基が最も好ましい。
【0015】
また、本発明のビピリジニウム誘導体は、上記一般式(II)で示されるものである。
一般式(II)において、R1、R2、R3、R4及びR5は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はアルキル基である。また、R6は、アルキル基、ベンジル基又はトリメチルシリル基である。R1、R2、R3、R4及びR5は、電子親和性を向上させる観点から水素であることが好ましく、またアルキル基である場合は、炭素数1〜10の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが電子親和性を向上させる観点から好ましく、炭素数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが更に好ましく、炭素数1〜3の直鎖又は分枝状のアルキル基であることがより好ましい。このようなアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。また、アルキル基としては、メチル基が最も好ましい。
【0016】
R6は、炭素数1〜10の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが電子親和性を向上させる観点から好ましく、炭素数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基であることが更に好ましく、炭素数1〜3の直鎖又は分枝状のアルキル基であることがより好ましい。このようなアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。また、アルキル基としては、メチル基が最も好ましい。
【0017】
本発明のビピリジン誘導体としては、下記式(III)で示されるものが例示される。
【0018】
【化13】
【0019】
上記式(III)で示されるビピリジン誘導体としては、種々の異性体が存在しており、下記式(V)、(VI)及び(VII)で示されるものがある。
【0020】
【化14】
【0021】
【化15】
【0022】
【化16】
【0023】
また、本発明のビピリジニウム誘導体としては、下記式(IV)で示されるものが例示される。
【0024】
【化17】
【0025】
上記式(IV)で示されるビピリジニウム誘導体としては、種々の異性体が存在しており、下記式(VIII)、(IX)及び(X)で示されるものがある。
【0026】
【化18】
【0027】
【化19】
【0028】
【化20】
【0029】
上述した、本発明のビピリジン誘導体の合成法は特に制限はないが、例えばSonogashira反応を利用し、一段階の合成法により合成することができる。一般式(I)で示される化合物を得るためには、例えば、下記一般式(XI)で示されるベンゾチアゾール誘導体と下記一般式(XII)で示されるエチニルピリジン誘導体とをSonogashira反応により結合することにより合成することができる。
【0030】
【化21】
【0031】
(式中、Xはハロゲンである。)
【0032】
【化22】
【0033】
式中、R1、R2、R3、R4及びR5は一般式(I)において説明したのと同様である。
上記一般式(XI)で示されるベンゾチアゾール誘導体と上記一般式(XII)で示されるエチニルピリジン誘導体とを、Pd触媒、CuBr触媒等の触媒の存在下で塩基性溶媒中で加熱することにより、上記一般式(I)で示されるビピリジン誘導体を得ることができる。
上記反応を式で表わすと以下の通りである。
【0034】
【化23】
【0035】
上記反応において、上記一般式(XI)で示されるベンゾチアゾール誘導体と上記一般式(XII)で示されるエチニルピリジン誘導体との割合は、上記一般式(XI)で示されるベンゾチアゾール誘導体が100質量部に対し、上記一般式(XII)で示されるエチニルピリジン誘導体が200質量部程度用いるのが好ましい。また、反応温度は60〜100℃程度で行うことが好ましく、80〜90℃程度で行うことが更に好ましい。
反応を行う溶媒としては、塩基性溶媒を用いることができ、例えばトリエチルアミン、ジエチルアミン等が使用可能である。アミンとTHF等の有機溶媒との混合溶媒とすることも可能である。また、反応時間は、10〜50時間程度が好ましい。
上記のようにして得られた上記一般式(I)で示されるビピリジン誘導体は、カラムクロマトグラフィー、再結晶等の精製方法により精製することができる。
【0036】
上記一般式(II)で示されるビピリジニウム誘導体は、上記一般式(I)で示されるビピリジン誘導体にR6基を導入することにより得ることができる。
【0037】
上記一般式(I)にアルキル基を導入するには、通常に用いられるアルキル化法により行うことができる。また、トリメチルシリル基、ベンジル基を導入する場合も、通常の方法によって実施することができる。上記一般式(II)で示されるビピリジニウム誘導体はカチオンとなるので、対イオンが存在し、CF3SO3 -、Cl-、Br-、I-、 NO3 -、HSO3 -、BF4 -、ClO4 -、PF6 -等の塩の形態で得られる。このようなビピリジニウム誘導体は、再結晶等の精製方法により精製することができる。
【0038】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。
実施例1
4,7-ジブロムベンゾチアジアゾール1 (0.411 g, 1.4 mmol)及び4-エチニルピリジン(0.302 g, 2.93 mmol)のトリエチルアミン (15 ml)の溶液に、パラジウム触媒(PdCl2(PPh3)2)( 0.023 g, 0.0327 mmol)及び臭化銅(I)( 0.01 g, 0.053 mmol)を加えた。次いで、触媒を添加した、4,7-ジブロムベンゾチアジアゾール1及び4-エチニルピリジンのトリエチルアミン溶液を、アルゴン雰囲気下で60℃の温度で1時間撹拌した後、90℃の温度で2日間撹拌した。
【0039】
次いで、トリエチルアミンを留去し、残留物をクロロホルムに溶解した。クロロホルム溶液を炭酸カリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去して、生成物をシリカゲルカラムで分離した。クロロホルムー酢酸エチルの留出溶液から生成物(前記式(VII)で示される化合物)が得られ、トルエンから再結晶して精製した。収率は78%であった。
【0040】
実施例2
4−エチニルピリジンに代え、2−エチニルピリジンを用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、生成物(前記式(V)で示される化合物)を得た。収率は47%であった。
実施例3
4−エチニルピリジンに代え、3−エチニルピリジンを用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、生成物(前記式(VI)で示される化合物)を得た。収率は57%であった。
【0041】
実施例1〜3で得られた化合物の構造決定は、元素分析、NMRスペクトル、IRスペクトル及びMassスペクトル測定により行い、単結晶X線構造解析により分子構造を確認した。
それぞれの化合物の性状を以下に示す。
実施例1で得られた、式(VII)で示される化合物:Yellow solid (78% yield); m.p. 243-245 oC; IR (KBr) νmax 2353, 2212, 1592, 1538, 1504, 806, 853, 816, 660, 543 cm-1. UV (CHCl3) λmax nm (log ε) 243 (4.39), 301 (4.67), 396 (4.56): 1H NMR (270 MHz, CDCl3): δ 7.55 (d, J = 5.9 Hz, 4H), 7.88 (s, 2H), 8.69 (d, J = 5.9 Hz, 4H); MS (EI): m/z (%), 338 (M+, 100).
【0042】
実施例2で得られた、式(V)で示される化合物:Yellow solid (47% yield); m.p. 232-234 oC; IR (KBr) νmax 2214, 1582, 1497, 1459, 1383, 1240, 1149, 988, 895, 860, 779, 547 cm-1. UV (CHCl3) λmax nm (log ε) 242(4.21), 306 (4.55), 399 (4.42); 1H NMR (CDCl3, 300 MHz):δ8.7 (br. s, 2H), 7.9-7.93 (m, 2H), 7.70-7.80 (m, 4H), 7.30-7.34 (m, 2H), MS (EI): m/z (%) 338 (M+, 100).
【0043】
実施例3で得られた、式(VI)で示される化合物:Yellow solid (57% yield); m.p. 189-191 oC; IR (KBr)νmax 2356, 1564, 1538, 1470, 1182, 1022, 886, 807, 705, 547, 506 cm-1. UV (CHCl3) λmax nm (log ε) 242 (4.35), 304 (4.54), 403 (4.39); 1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ8.91 (br. s, 2H), 8.64 (br. s, 2H), 7.96-7.98 (m, 2H), 7.87 (d, J = 3.9 Hz, 2H), 7.34-7.39 (m, 2H), MS (EI): m/z (%) 338 (M+, 100).
【0044】
実施例4
実施例3で得られた、前記式(VI)で示される化合物(0.051 g, 0.15 mmol)をジクロロメタン 20 ml に溶かし、トリフルオロメタンスルフォン酸メチル(TfOMe) (0.16 g, 0.98 mmol)を加えた。次いで、その溶液を室温で2時間撹拌すると黄色固体が析出した。析出した黄色固体をろ過することにより、前記式(IX)で示される化合物がTfO-塩として82%の収率で得られた。
【0045】
実施例5
前記式(VI)で示される化合物に代え、実施例1で得られた、前記式(VII)で示される化合物を用いた以外は実施例4と同様に操作を行い、前記式(X)で示される化合物をTfO-塩として86%の収率で得た。
【0046】
実施例4及び5で得られた化合物の性状を以下に示す。
実施例4で得られた、前記式(IX)で示される化合物:Yellow, solid (82% yield); m.p. 287-290oC; 1H NMR (300 MHz, CD3CN): δ8.94 (s, 2H), 8.60-8.66 (m, 4H), 8.05-8.09 (m, 4H), 4.40 (s, 6H).
【0047】
実施例5で得られた、前記式(X)で示される化合物:Yellow solid (86% yield); m.p. 229-232 oC; 1H NMR (300 MHz, CD3CN):δ 8.68 (d, J = 6.3 Hz, 4H), 8.14 (s, 2H), 8.11 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 4.55 (s, 6H).
【0048】
実施例1〜5で得られたビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体について、下記試験により評価を行った。なお、比較例1及び比較例2として、それぞれ3−ビスエチニルベンゾチアゾール及び3−ビスエチニルベンゾチアゾールを用いて同様の評価を行った。評価結果を表1に示す。
【0049】
評価方法
(1)吸収極大値(λmax/nm(logε))
分光光度計にて紫外可視(UV−vis)スペクトルを測定し、吸収の極大値を求める。
(2)蛍光発光位置の測定(λem,max)
分光蛍光光度計にて蛍光スペクトルを測定し、発光の極大値を求めた。励起波長は300nmとした。
(2)量子収率(Φem)
2−フェニルオキサゾールを標準物質として選択し、光吸収量を吸収スペクトルから補正し、相対値として求めた。
(4)電子親和性(Ered/V)
サイクリックボルタモグラムで還元電位を測定した。
【0050】
【表1】
【0051】
表1から明らかなように、実施例1〜3のビピリジン誘導体においては、比較例1及び2の化合物と比べ、還元電位が約0.75V上昇した。また、メチル化した化合物、実施例4及び5のビピリジニウム誘導体においては、更に0.4〜0.5V上昇した。また、吸収極大値は約60nm長波長側にシフトした。また、発光位置は比較例1及び2の化合物よりも100nm以上シフトしており、青色の発光を示した。また、アセトニトリル中における量子収率は、いずれも0.8以上の高い値を示した。
【0052】
実施例6
実施例2で得られたビピリジン誘導体についての溶媒効果を検討した。溶媒としてはシクロヘキサン、アセトニトリル、エタノール、クロロホルム及びジオキサンを用いた。結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】
表2から明らかなように、実施例2で得られた、式(V)で示されるビピリジン誘導体はエタノール中で発光位置が474nmと最も長波長部に観測され、量子収率は0.92に達した。ジオキサン中での量子収率が最も高く、1.0の値が観測された。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明のビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体は、高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた化合物であり、電子輸送材料、n−型半導体、光触媒、金属リガンド、プロトンアクセプター、太陽電池、エレクトロクロミズム等の材料として有用なものである。また、本発明のビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体は青色の蛍光発光を示すので、蛍光材料としても有用なものである。
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