JP3087891B2 - 電解質測定用試薬組成物 - Google Patents
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Description
たは尿中の電解質、例えばカルシウムイオン、塩素イオ
ンなどの電解質を測定する試薬組成物に関し、更に詳細
にはα−アミラーゼ活性を利用した電解質を測定する試
薬組成物に関する。
ン、塩素イオンなどの濃度は、通常、厳密に代謝調節さ
れていることから、体液中の電解質の測定は、生体機能
のバロメーターとして、生化学的臨床検査の中で最も一
般的な分析であり、これらを測定することにより、各種
疾患の診断が行われる。たとえば、血清中のカルシウム
イオン量の測定は、低カルシウム血症として、低タンパ
ク血症、低リン血症、腎炎、ネフローゼ、ビタミンD欠
乏症、副甲状腺機能低下症、クル病等の疾患、高カルシ
ウム血症としては、骨腫瘍、アジソン病、肺気腫、副甲
状腺機能亢進症、腎不全等の疾患の診断に用いられる。
また、血清中の塩素イオン量の測定は、低クロール血症
として、低張性脱水症、グルココルチコイド過剰症、呼
吸性アシドーシス等の疾患、高クロール血症としては、
高張性脱水症、尿細管性アシドーシス、呼吸性アルカロ
ーシス等の疾患の診断に用いられる。
方法としては、カルシウムイオンでは、カルシウムイオ
ンにより不活性化型α−アミラーゼが活性化され、糖基
質を分解し、分解された生成物を測定することにより、
体液中のカルシウムイオンを測定するものである(特公
平6-87798 号公報など) 。また、塩素イオンでは、同様
に、塩素イオンにより、不活性化型α−アミラーゼが活
性化され、糖基質を分解し、分解された生成物を測定す
ることにより、体液中の塩素イオンを測定するものであ
る (特開平3-176000号公報、特開平4-94698 号公報) 。
は、その活性発現に必要なカルシウムイオンまたは塩素
イオンをあらかじめ除去し、通常、不活性化型の状態で
用いられる。また、これらの方法においては、ブランク
反応をおさえる、または拮抗阻害剤として定量性を調節
する、または測定対象外の類似共雑イオンをマスキング
する等の目的で、測定試薬中にキレート剤を共存させて
いる。しかし、上記不活性化型α−アミラーゼは、キレ
ート剤の存在下では不安定であることから、溶液状態で
長期保存ができない、また、測定値が変動する等の問題
を有していた。
しては、従来、例えばカルシウムイオンを加える方法、
塩素イオンを加える方法、アルブミンを加える方法(臨
床病理、37(10) 1155,(1990))、アミノ酸を加える方
法(特開昭51-26284号公報)、酸のアルカリ金属塩を加
える方法(特開昭57-29286号公報)、メチオニンを加え
る方法(特開昭63-17690号公報)、アルミニウム塩を加
える方法(特開平1-104173号公報)、尿素を加える方法
(The Enzyme,3rd.Ed.5,235-271(1971) )、グアニジン
塩酸塩を加える方法(J.Biol.Chem.,244,48-54(196
9))、ジチオスレイトール、メルカプトエタノールを加
える方法(Biochem.Soc.Trans.,18,310-311(1990) )等
が知られている。しかし、これらの方法では不活性化さ
れたα−アミラーゼを安定化するには不十分であり、特
にキレート剤を共存させる電解質の測定においては、調
製直後より顕著にα−アミラーゼが失活するのため、経
時的な感度低下が生じ、測定値に影響を与えることか
ら、実用に耐えうるものではない。
ロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンが、蛋白
質または糖類加水分解酵素の安定化剤として、有用であ
ることが公知である(特開昭59-104556 号公報、特開平
1-117786号公報) 。また、マルトース、α−シクロデキ
ストリン等の少糖類、またはこれらの混合物を不活性化
型α−アミラーゼの安定化剤として、使用することも公
知である(特開平6-113894号公報) 。しかし、この方法
でも、短期間(1〜2ヵ月間)の低温(2〜8℃)保存
には耐えうるが、長期間の保存、または実際の作業下の
室温(18〜37℃)での安定性がいまだ十分とはいえ
ない。
した少糖は、α−アミラーゼの基質生成物であることか
ら、測定原理上、感度、定量性に影響を与えるため、使
用量に制約があることから、安定化剤として用いる場合
は、逆に他の性能を低下させることになるという欠点を
有する。さらに、α−シクロデキストリン、β−シクロ
デキストリン、γ−シクロデキストリン等は、低温での
溶解性が悪く、保存中に結晶の析出、白濁等があり、長
期保存には適さない等の欠点がある。
活性化型α−アミラーゼを利用した電解質測定方法で
は、今日、臨床検査用試薬で主流になっている液状試薬
として流通に耐えうる、高い溶液安定性はいまだ達成さ
れていないのが現状である。本発明は、上記のような現
状に鑑み、安定性、定量性、正確性に優れた電解質の酵
素的測定用組成物を提供することにある。
を達成するために鋭意検討したところ、不活性化型α−
アミラーゼの安定化剤として、シクロデキストリン誘導
体を使用すると、α−アミラーゼの反応に影響がなく、
低温から実使用レベルである室温での長期的な溶液安定
性に優れている結果が得られことを見出し、さらに、S
H基含有化合物を併用すると、シクロデキストリン誘導
体の低濃度下においても、前述の目的とする安定性が得
られることを見出し、本発明に到達した。
ンおよび/またはマルトシル−α−シクロデキストリン
をp−ニトロフェニル糖基質の易溶性包接化合物として
使用し、α- アミラーゼ活性の作用により遊離するニト
ロフェノールを検出するα-アミラーゼ測定系が公知で
ある(特許第 2681635号公報) 。ここでは、α- アミラ
ーゼは活性化型α−アミラーゼであり、また、キレート
化合物が存在していない。したがって、本発明の不活性
化型α−アミラーゼのキレート化合物の存在下における
液状試薬としての安定性などを示唆するものではない。
アミラーゼ、(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ
基質および(d)シクロデキストリン誘導体を含有する
ことを特徴とする電解質測定用試薬組成物である。
ラーゼ、(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質
および(d)シクロデキストリン誘導体、さらに、
(e)SH基含有化合物またはその塩を含有する電解質
測定用試薬組成物である。
は、α−アミラーゼの活性化剤であるカルシウムまたは
塩素等のイオンにより、不活性化型α−アミラーゼが活
性化されることを利用し、活性型α−アミラーゼの作用
により分解された生成物を測定することにより、試料中
の電解質を測定するものであり、次のような測定原理に
従う。
基質として、マルトテトラオース、マルトペンタオー
ス、マルトヘキサオースなどを用い、活性化されたα−
アミラーゼ、さらにはα−グルコシダーゼ等の追随酵素
の作用により、これらの基質からグルコースを遊離さ
せ、グルコースの量を測定することで、カルシウム等の
電解質量を知る。生成したグルコースの測定方法として
は、グルコースオキシダーゼ−ペルオキシダーゼ法、ヘ
キソキナーゼ−グルコース−6−ホスフェートデヒドロ
ゲナーゼ法等がある。
ゼ法では、遊離したグルコースにグルコースオキシダー
ゼを作用させ、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼ
の存在下、フェノール等の酸化発色物質とカプラーを酸
化縮合し、キノン色素に導き、その吸光度をレート測定
する方法である。ヘキソキナーゼ−グルコース−6−ホ
スフェートデヒドロゲナーゼ法では、ヘキソキナーゼに
より遊離したグルコースからグルコース−6−リン酸に
導き、続いて、グルコース−6−リン酸にNAD+ 、ま
たはNADP+ の存在下、グルコース−6−ホスフェー
トデヒドロゲナーゼを作用させ、NADHまたはNAD
PHの増加反応をレート測定する方法である。
ル基、ナフチル基、またはそれらの誘導体をアグリコン
として結合させた誘導体を基質とする方法:p−ニトロ
フェニルマルトペンタオシド、p−ニトロフェニルマル
トヘキサオシド、p−ニトロフェニルマルトヘプタオシ
ド、2,4−ジクロロニトロフェニルマルトペンタオシ
ド、2−クロロ−4−ニトロフェニルマルトトリオシ
ド、2−クロロ−4−ニトロフェニルマルトペンタオシ
ド等を基質として用い、活性化されたα−アミラーゼを
作用させ、必要により、α−グルコシダーゼ等の追随酵
素を作用させて、これらの基質からアグリコンを遊離さ
せ、遊離したアグリコンの量を光学的に測定することに
より、カルシウム等の電解質量を知る。
ル基、ナフチル基、またはそれらの誘導体をアグリコン
として結合させたマルトオリゴ糖誘導体の非還元末端の
グルコースの4位および6位のヒドロキシル基がなんら
かの手段で修飾された誘導体を基質とする方法:該方法
としては、上記(2)に準ずるが、基質として、非還元
末端グルコースがハロゲン、グルコピラノシル基等で修
飾されたタイプの基質(例えば、特開昭60-237998 号公
報)あるいは、4位および6位のヒドロキシル基をアル
キル基、アルコイル基またはフェニル基で置換したタイ
プの基質(例えば特開昭60-54395号公報、特開平1-1579
96号公報)あるいは4位および6位のヒドロキシル基を
β−ガラクトピラノシル基で置換したタイプの基質(例
えば特開平3-264596号公報、特開平6-315399号公報)な
どを用いる方法がある。
に示す測定法は、原理的に優れ、その中でも、2−クロ
ロ−4−ニトロフェニル−4−O−β−D−ガラクトピ
ラノシル−α−マルトシドを用いる方法は、非還元末端
が修飾されていることから、内因性α−グルコシダーゼ
等による分解による試薬ブランクの上昇がなく、また、
追随酵素を必要としないことから、低コストであり、さ
らに、α−アミラーゼの基質親和性が高いため、好感度
であるといったメリットがあり、本発明の電解質測定方
法として特に好ましい。
オンの測定について示すと、試料中のカルシウムイオン
に不活性化型α−アミラーゼ、キレート剤、α−アミラ
ーゼ基質、シクロデキストリン誘導体、または、さらに
SH基含有化合物を含有する電解質測定用試薬組成物を
作用させる。さらに、α−アミラーゼ基質として、例え
ば2−クロロ−4−ニトロフェニル−4−O−β−D−
ガラクトピラノシル−α−マルトシドを作用させ、遊離
する2−クロロ−4−ニトロフェノールを測定し、試料
中のカルシウム量を知るものである。
わゆる分岐シクロデキストリン誘導体であり、このよう
な誘導体としては、グリコシル−α−シクロデキストリ
ン、マルトシル−α−シクロデキストリン、グリコシル
−β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデ
キストリン、グリコシル−γ−シクロデキストリン、マ
ルトシル−γ−シクロデキストリン、メチル−β−シク
ロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキシ
トリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、ヒド
ロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプ
ロピル−β−シクロデキストリン等がある。該化合物
は、通常、水溶性向上のために側鎖を導入したものであ
る。また、これら側鎖は、溶解性を向上させる目的で、
シクロデキストリンの環状骨格にいくつ導入されても良
く、また、これら誘導体を複数組み合わせて用いても良
い。
の濃度は、0.01〜100mMの範囲で用いられる。
該シクロデキストリン誘導体中に含まれる不純物等によ
るα−アミラーゼ反応への影響およびニトロフェノール
等の発色源基がシクロデキストリンに包接されることに
よる感度への影響等を考慮し、好ましくは、1〜12m
Mである。
ンパク質等のSH基に対し、保護または抗酸化作用を有
する、またはジスルフィド結合を還元し切断する作用を
有するSH基を含有する化合物を指し、例えば、N−ア
セチルシステイン、ジチオスレイトール、グルタチオ
ン、チオグリセロール、メルカプトエタノール、チオサ
リチル酸、チオ尿素等があげられるが、特に、N−アセ
チルシステイン、還元型グルタチオンなどが好適であ
る。該SH基含有化合物の試薬組成中濃度は、0.01
〜50mMの範囲で用いられるが、溶解性等を考慮し、
0.01〜20mMが好適である。また、これらのSH
基含有化合物は複数組み合わせて用いても良い。
物、または動物のいずれの起源のものも用いることがで
きるが、好適には動物起源のものであり、たとえばブタ
膵由来のα−アミラーゼが例示される。しかしながら、
本発明に用いられるα−アミラーゼは脱塩されて、不活
性化型である必要がある。不活性化型α−アミラーゼ
は、前述のように試料中のカルシウムまたは塩素等の電
解質を得て、活性化型α−アミラーゼとなり、α−アミ
ラーゼの基質と反応する。脱塩方法としては、透析、限
外濾過、イオン交換、カラム除去などの方法がある。不
活性化型α−アミラーゼの試薬組成中の濃度は、好まし
くは0.5〜1000 IU/mlの範囲で用いられ
る。
ン四酢酸、およびその塩、グリコールエーテルジアミン
四酢酸、1,2−ビス(o−アミノフェノキシ)エタン
四酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン四
酢酸等があげられる。キレート剤の電解質測定組成中で
の役割としては、前述のようにブランク反応をおさえ
る、または拮抗阻害剤として定量性を調節する、または
測定対象外の類似共雑イオンをマスキングする等があげ
られるが、逆にα−アミラーゼの失活を招く要因の一つ
でもあることから、該キレート剤の試薬組成中での濃度
は、これらを勘案した上で設定すべきであるが、0.0
1〜10mMで好適に用いられる。また、これらのキレ
ート剤は複数組み合わせて用いても良い。
述のとおり何ら限定されるものではないが、追随酵素を
必要としないことから低コストであるというメリットよ
り、2−クロロ−4−ニトロフェニルマルトトリオシ
ド、2−クロロ−4−ニトロフェニル4−O−β−D−
ガラクトピラノシルマルトシドが好適である。さらに、
非還元末端が修飾されていることから、内因性α−グル
コシダーゼ等による分解による試薬ブランクの上昇がな
い、α−アミラーゼの基質親和性がより高いため好感度
であるといったメリットがあることから、2−クロロ−
4−ニトロフェニル4−O−β−D−ガラクトピラノシ
ルマルトシドが好適に用いられる。該基質の試薬組成中
での濃度は、0.1〜50mMで好適に用いられる。
ンクをおさえる、定量性を向上させる等の目的のため、
必要により、最終的な光学的測定法が異なる2種の基質
を組み合わせて用いることで、糖分解反応を競合させ、
見かけの基質親和性を低下させることができる。例え
ば、マルトオリゴ糖、またはその還元末端グルコースに
非発色源基が結合したマルトオリゴ糖より選ばれる基質
を競合させ、主反応である、還元末端グルコースに発色
源基を結合させるか、または、さらに非還元末端に置換
基を結合させた基質に対するα−アミラーゼの反応速度
を調節する。
は、例えば、マルトース、マルトペンタオース、マルト
ヘキサオース、マルトヘプタオースなどのグルコース数
が2〜7のマルトオリゴ糖があげられ、還元末端グルコ
ースに非発色源基が結合したマルトオリゴ糖としては、
例えば、2,4−ジクロロフェニル−α−D−マルトト
リオシド、2,4−ジクロロフェニル−(αまたはβ)
−D−マルトペンタオシド、2,4−ジクロロフェニル
−(αまたはβ)−D−マルトトリオシドなどがあげら
れる。これらのマルトオリゴ糖の濃度としては、試薬組
成中で50〜250mMで好適に用いられる。
〜8.0の範囲であり、より一層、α−アミラーゼの糖
分解反応速度そのものを制御し、測定範囲を広げること
が可能となる。一方、α−アミラーゼの安定至適pHは
6〜8の中性付近であることより、本発明の試薬組成物
をpH6〜8の範囲で調製するのが好ましいと考えられ
るが、同時に定量性等の性能を得るには、最終pHを調
製する試薬をさらに処方し、第一試薬と第二試薬に分
け、これらが混合した状態で反応至適pHになるように
処方することもできる。試薬pHを保持する方法は公知
の方法であれば、何ら限定されるものではないが、一般
的には緩衝剤が用いられる。用いる緩衝剤としては、例
えば、グッド緩衝剤、トリス緩衝剤、リン酸緩衝剤等が
あげられる。緩衝剤は10〜500mMの濃度で好適に
用いられる。
状態で、定量性を得る方法として、前述した(1)キレ
ート剤の添加、(2)マルトオリゴ糖の添加、(3)試
薬pHの調節などがあるが、単独あるいは組み合わせて
用いることができる。
応じて、イオノフォア、クラウンエーテル等の干渉電解
質の影響回避、または感度調節のため、干渉電解質また
は、測定対象電解質に対する選択的結合剤を使用するこ
とができる。選択的結合剤としては、前述のキレート剤
の他に、18−クラウン−6(メルク社製)、クリプト
フィックス221(メルク社製)などがあげられる。ま
た、必要に応じて、防腐剤、界面活性剤、酸化防止剤、
プロテアーゼ阻害剤等を測定する電解質の定量性に影響
を及ぼさない範囲で使用することもできる。
−アミラーゼの安定性に対する影響の少ない、アジ化ナ
トリウム、または、セフェム系、ペニシリン系、アミノ
グリコシド系、キノロン系等の抗生物質、等が好適に用
いられ、これらを単独あるいは組み合わせて使用するこ
とができる。界面活性剤としては、非イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤などを単
独あるいは組み合わせて使用することができる。
場合は、アルカリ金属のハロゲン化物、例えば、塩化ナ
トリウム、塩化カリウムなどを3〜300mMの濃度で
添加することが好ましい。また測定する電解質が塩素イ
オンの場合は2価カチオン、例えば、カルシウム、マグ
ネシウム、バリウム、亜鉛等を0.01〜200mMの
濃度で添加することができる。
びその塩、ソルボース等の糖類、カタラーゼ等があげら
れる。プロテアーゼ阻害剤としてはPMSF等があげら
れる。
が、前述のように試料中のカルシウムまたは塩素等の電
解質を得て、活性化型α−アミラーゼとなり、α−アミ
ラーゼの基質と反応することを利用する。前述の自体公
知である測定方法に基づく操作法に従い、測定すること
ができる。例えば、カルシウムの測定の場合は、試料中
のカルシウムイオンに不活性化型α−アミラーゼ、キレ
ート剤、シクロデキストリン誘導体または、さらにSH
基含有化合物を含有する電解質測定用試薬組成物を作用
させ、さらにα−アミラーゼの基質として、2−クロロ
−4−ニトロフェニル−4−O−β−D−ガラクトピラ
ノシル−α−マルトシドを作用させることで、カルシウ
ム量に依存して活性化されたα−アミラーゼの反応によ
り、2−クロロ−4−ニトロフェノールを生成する。2
−クロロ−4−ニトロフェノールが、それ自体400n
m付近に吸収があることから、遊離後、400nm付近
の吸光度の変化を測定し、既知濃度の試料の吸光度を対
照に、試料中のカルシウムの濃度を求める。2−クロロ
−4−ニトロフェノールの測定方法としては、アミラー
ゼの反応を連続的に追跡するレート法および一定時間反
応させた後反応を止めて測定するエンドポイント法のい
ずれもが使用されうる。
の測定について示すと、試料中の塩素イオンに不活性化
型α−アミラーゼ、キレート剤、α−アミラーゼ基質、
シクロデキストリン誘導体または、さらにSH基含有化
合物を含有する電解質測定用試薬組成物を作用させる。
さらに、α−アミラーゼ基質として、2−クロロ−4−
ニトロフェニル−4−O−β−D−ガラクトピラノシル
−α−マルトシドを作用させ、遊離する2−クロロ−4
−ニトロフェノールを測定し、試料中の塩素イオン量を
知るものである。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでな
い。実施例1 下記試薬組成からなるカルシウム測定用試薬のうち、シ
クロデキストリン誘導体として、グリコシル−α−シク
ロデキストリン(G1αCD)、マルトシル−α−シク
ロデキストリン(G2αCD)、グリコシル−β−シク
ロデキストリン(G1βCD)、マルトシル−β−シク
ロデキストリン(G2βCD)を各々単独で、0、1.
5、3、6、12mMの濃度になるように添加して、酵
素試薬を調製した。また、グリコシル−β−シクロデキ
ストリン3mMである酵素試液には、さらにN−アセチ
ルシステインまたは還元型グルタチオンを各々単独で
2.5、5、10、20mMの濃度になるように添加し
た。
ヵ月間保存し、調製直後および保存後の試液の目視観察
を行い、結晶の析出または白濁の有無について確認を行
った。調製直後の目視観察結果を表1、保存後の目視観
察結果を表2に示す。
H基含有化合物に代えて、α−シクロデキストリン(α
CD)(1.5、3、6、12mM)、β−シクロデキ
ストリン(βCD)(1.5、3、6、12mM)、γ
−シクロデキストリン(γCD)(1.5、3、6、1
2mM)を各々単独で、表1に記載の濃度になるように
添加し、実施例1と同様に調製した両試液を4℃で3ヵ
月間保存し、調製直後および保存後の試液の目視観察を
行い、結晶の析出または白濁の有無について確認を行っ
た。調製直後の目視観察結果を表1、保存後の目視観察
結果を表2に示す。
例1のα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリンでは、調製直後で6mMの
場合、すでに濁りが生じ、4℃、3ヶ月保存後には3m
Mの場合、濁りが生じている。しかし、実施例1のシク
ロデキストリン誘導体を用いた場合は、実施条件の最高
濃度である12mMでも濁りがなく、清澄であることが
わかる。
薬の酵素試液において、シクロデキストリン誘導体とし
て、グリコシル−α−シクロデキストリン、マルトシル
−α−シクロデキストリン、グリコシル−β−シクロデ
キストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、を
各々単独で12mMで添加した。また、グリコシル−β
−シクロデキストリン3mMである酵素試液に、さら
に、N−アセチルシステインまたは還元型グルタチオン
を各々単独で、20mMになるように添加し、35℃で
7日間保存した。そして、調製直後、および35℃で7
日間保存した酵素試液中のα−アミラーゼの活性を市販
のα−アミラーゼ活性測定試薬(ダイヤカラー・リキッ
ドAMY;東洋紡績(株)製)で測定し、35℃、7日
保存後の残存活性(%)を求めた。その結果を表3およ
び図1に示す。
体およびSH基含有化合物に代えて、グルコース(10
0mM)、マルトース(50mM)、マルトトリオース
(30mM)、α−シクロデキストリン(1.5m
M)、β−シクロデキストリン(1.5mM)、γ−シ
クロデキストリン(1.5mM)、N−アセチルシステ
イン(20mM)、還元型グルタチオン(20mM)を
各々単独で表3に記載の濃度になるように添加した。調
製した試液は実施例2と同様に4℃で3ヵ月間、35℃
で7日間保存し、酵素試液中のα−アミラーゼの活性を
測定し、35℃、7日保存後の残存活性(%)を求め
た。その結果を表3および図1に示す。
加時および比較例2に比べ、実施例2であるシクロデキ
ストリン誘導体、または、さらにSH基含有化合物の添
加でα−アミラーゼの安定性が向上していることがわか
る。
薬の酵素試液において、シクロデキストリン誘導体とし
て、グリコシル−α−シクロデキストリン、マルトシル
−α−シクロデキストリン、グリコシル−β−シクロデ
キストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンを各
々単独で0、1.5、3、6、12mMで添加した。ま
た、グリコシル−β−シクロデキストリン3mMである
酵素試液に、さらに、N−アセチルシステインまたは還
元型グルタチオンを各々単独で、2.5、5、10、2
0mMで調製し、次のようにしてカルシウム標準液のカ
ルシウオンイオン測定を実施した。
し、調製直後の試液を用いて、下記カルシウム量の測定
方法に従い、測定を実施し、シクロデキストリン誘導体
無添加時の感度を100%とした各試薬条件での相対感
度(%)を求めた。その結果を表4に示す。
加温した後、さらに、基質試液90μlを加えて反応を
開始させ、該基質試液添加後、2分後から3分間におけ
る1分あたりの吸光度変化を求め、精製水およびカルシ
ウム10mg/dl標準液での2点検量線に基づき、試
料中のカルシウム量を求めた。
装置を使用し、測定波長は、主波長405nm、副波長
546nmであり、温度37℃で測定を実施した。
体およびSH基含有化合物に代えて、マルトース(6.
3、12.5、25、50mM)、マルトトリオース
(3.8、7.5、15、30mM)を各々単独で、表
4に記載の濃度で添加した。調製した試液は、実施例3
と同様にカルシウム標準液の測定を実施した。その結果
を表4に示す。
マルトースまたはマルトトリオースの添加では、著しく
標準液感度が下がるが、実施例3であるシクロデキスト
リン誘導体の添加では、感度はむしろ向上し、1.5m
M以上ではほぼ感度に変動がなく、さらにSH基含有化
合物の添加でも感度に変動がないことがわかる。
素試液において、シクロデキストリン誘導体として、グ
リコシル−β−シクロデキストリンを12mMで添加し
た。また、グリコシル−β−シクロデキストリン3mM
である酵素試液に、さらに、還元型グルタチオンを20
mMで添加し、35℃で7日間保存した。カルシウム直
線性の測定は、50mg/dlカルシウム水溶液を10
水準に希釈したものを試料とし、調製直後、および35
℃、7日間保存後の試液を用いて、実施例3、B.カル
シウム量の測定方法に従い実施した。その結果を図3お
よび4に示す。
体およびSH基含有化合物に代えて、β−シクロデキス
トリンを1.5mMで添加した。調製した試液は実施例
3と同様に、35℃で7日間保存し、カルシウム直線性
の測定を実施した。その結果を図2に示す。
る、β−シクロデキストリン添加時の35℃、7日間保
存後の直線性がそりあがり、高値での定量性が低下して
いるのに対し、図3および図4の実施例4であるグリコ
シル−β−シクロデキストリン、およびグリコシル−β
−シクロデキストリンに加え、還元型グルタチオンを添
加すると、35℃、7日間保存後においても高値での定
量性を維持していることがわかる。
活性化型α−アミラーゼの安定化剤としてシクロデキス
トリン誘導体、または、さらにSH基含有化合物を添加
することにより、α−アミラーゼの酵素反応に影響を与
えることなく、α−アミラーゼの安定化効果を得ること
ができ、低温から実際の使用レベルである室温での長期
的な溶液安定性に優れる。該組成物は安定性、定量性、
正確性に優れた電解質の酵素的測定用組成物である。
7日間保存後のα−アミラーゼの残存活性を示す図であ
る。縦軸にα−アミラーゼの残存活性(%)、横軸に対
応する組成Noを示す。
1.5mMを添加した場合の調製直後、および35℃、
7日間保存後のカルシウム直線性を示す図である。
デキストリン12mMを調製した場合の調製直後、およ
び35℃、7日間保存後のカルシウム直線性を示す図で
ある。
デキストリン12mMに加えて、還元型グルタチオン2
0mMを添加した場合の調製直後、および35℃、7日
間保存後のカルシウム直線性を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 (a)不活性化型α−アミラーゼ、
(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質および
(d)シクロデキストリン誘導体を含有し、かつカルシ
ウムイオンもしくは塩素イオンを測定するための試薬組
成物であることを特徴とする電解質測定用試薬組成物。 - 【請求項2】 シクロデキストリン誘導体が、グリコシ
ル−α−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロ
デキストリン、グリコシル−β−シクロデキストリン、
マルトシル−β−シクロデキストリン、グリコシル−γ
−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキス
トリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシ
メチル−β−シクロデキシトリン、トリアセチル−β−
シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−β−シクロデ
キストリンおよびヒドロキシプロピル−β−シクロデキ
ストリンからなる群から選択された分岐シクロデキスト
リン誘導体である請求項1記載の電解質測定用試薬組成
物。 - 【請求項3】 シクロデキストリン誘導体が、グリコシ
ル−β−シクロデキストリンまたはマルトシル−β−シ
クロデキストリンである請求項1記載の電解質測定用試
薬組成物。 - 【請求項4】 さらに、(e)SH基含有化合物または
その塩を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の電解
質測定用試薬組成物。 - 【請求項5】 SH基含有化合物が、N−アセチルシス
テインまたは還元型グルタチオンである請求項4記載の
電解質測定用試薬組成物。 - 【請求項6】 (a)不活性化型α−アミラーゼ、
(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質および
(d)グリコシル−β−シクロデキストリンまたはマル
トシル−β−シクロデキストリンを含有することを特徴
とするカルシウムイオン測定用試薬組成物。 - 【請求項7】 (a)不活性化型α−アミラーゼ、
(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質および
(d)グリコシル−β−シクロデキストリンまたはマル
トシル−β−シクロデキストリンを含有することを特徴
とする塩素イオン測定用試薬組成物。 - 【請求項8】 (a)不活性化型α−アミラーゼ、
(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質、(d)
グリコシル−β−シクロデキストリンまたはマルトシル
−β−シクロデキストリンおよび(e)N−アセチルシ
ステインまたは還元型グルタチオンを含有することを特
徴とするカルシウムイオン測定用試薬組成物。 - 【請求項9】 (a)不活性化型α−アミラーゼ、
(b)キレート剤、(c)α−アミラーゼ基質、(d)
グリコシル−β−シクロデキストリンまたはマルトシル
−β−シクロデキストリンおよび(e)N−アセチルシ
ステインまたは還元型グルタチオンを含有することを特
徴とする塩素イオン測定用試薬組成物。
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