JP3083207B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3083207B2
JP3083207B2 JP04209739A JP20973992A JP3083207B2 JP 3083207 B2 JP3083207 B2 JP 3083207B2 JP 04209739 A JP04209739 A JP 04209739A JP 20973992 A JP20973992 A JP 20973992A JP 3083207 B2 JP3083207 B2 JP 3083207B2
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昌也 藤本
治男 山本
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哲也 香川
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置における濃度処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカラー複写機においては、ま
ず、スキャナ部において、原稿が露光ランプで照射さ
れ、その反射光がCCDで検知され、順次電気信号に変
換される。この際、原稿の画像は、CCDによって色分
解され、かつ画素分解され、各画素の濃度に応じた電気
信号に分解される。この電気信号は、画像処理部に送ら
れる。
【0003】画像処理部では、CCDの出力がディジタ
ル変換された後、シェーディング補正部で、各色(B、
G、R)の信号ごとにCCD、露光ランプ等のバラツキ
が補正される。そして、各色の信号(BGR信号)が、
BGR/YMC変換部でトナー濃度信号(YMC信号)
に変換される。また、BK生成部により、YMC信号か
らBK信号が生成される。
【0004】この後、色補正部によって、YMC信号お
よびBK信号は、フィルタ、トナーの特性に応じて、各
色の濃度レベルが補正される。また、色変換部で指定色
色変換が行われ、合成処理部で、トリミング、マスキン
グ処理等が行われる。この後、濃度処理部において、送
られてきたデジタル濃度信号のレベルが、現像色、操作
部によって指定されたコピー濃度、操作部によって指定
された原稿画像種類等に応じて変換される。この後、画
像の主走査方向の変倍/移動処理を行う変倍/移動処理
部を介して、デジタル濃度信号がプリント部に送られ、
記録紙への記録が行われる。
【0005】ところで、ディジタル複写機、ディジタル
カラー複写機においては、濃度処理部において、中間調
の画像を得るために、ディザ法による濃度処理が一般的
に行われている。本出願人が既に開発したディジタルカ
ラー複写機として、2×2画素を1つのブロックとした
ディザマトリクスを用いて、読取画素の階調に対する記
録画素の階調のデータ(以下、入力階調−出力階調特性
データという)を予め作成して記憶装置に記憶させてお
き、入力される読取画素の階調データ(入力階調デー
タ)に対する記録画素の階調データ(出力階調データ)
を、入力階調−出力階調特性データに基づいて求めるよ
うにしたものがある。読取画素の階調は256階調であ
り、記録画素の階調は64階調である。この複写機の濃
度処理部が図4に示されている。
【0006】この濃度処理部10は、アドレス生成回路
101およびテーブルメモリ102を備えており、CP
U20によって制御される。CPU20は、ROM21
およびRAM22、23を備えている。ROM21に
は、予め作成された入力階調−出力階調特性データが、
現像色(M、C、Y、BK)、操作部で指定されるコピ
ー濃度および操作部で指定される原稿画像種類に応じて
複数種類記憶されている。
【0007】CPU20は、複数種類の入力階調−出力
階調特性データのうち、現像色ならびに操作部から指定
されたコピー濃度および原稿画像種類に応じた1種の入
力階調−出力階調特性データをデータROM21からテ
ーブルメモリ102に転送する。アドレス生成回路10
1には、読取画素の濃度を表す画像データ(入力階調デ
ータ)およびその位置を示す図示しない信号(ライン信
号HSYNCおよびドット信号CLK)が送られる。ア
ドレス生成回路101は、テーブルメモリ102のアド
レスのうち、送られてきた画像データの階調および画素
位置(読取画素に対応するディザマトリクスの画素)に
対応する出力階調データが記憶されているアドレスの指
定信号を出力する。これにより、指定された各アドレス
に記憶されている階調データがテーブルメモリ102か
ら出力階調データとして出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】入力階調に対する出力
階調特性は、同じ形式の複写機であっても複写機ごとに
微妙に変わることが多く、すべての複写機に対して好適
な特性を与えるためには、入力階調に対する出力階調特
性を複写機ごとに修正する必要がある。
【0009】この発明は、入力階調に対する出力階調特
性が画像形成装置ごとに好適な特性となるように、入力
階調に対する出力階調特性を画像形成装置ごとに修正す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の画
像形成装置は、入力階調に対する出力階調特性データが
予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
て、入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力
階調に対する出力階調特性を修正するための特性修正用
データを入力するための入力手段、および上記第1記憶
手段から上記第2記憶手段への入力階調に対する出力階
調特性データの転送先アドレスを、上記特性修正用デー
タに応じて変換することにより、入力階調に対する出力
階調特性を上記特性修正用データに応じて修正する修正
手段を備えていることを特徴とする。
【0011】上記修正手段によって修正された入力階調
に対する出力階調特性データをグラフ化して出力する手
段を設けることが好ましい。
【0012】この発明による第2の画像形成装置は、入
力階調に対する出力階調特性データが予め作成されて第
1記憶手段に記憶されており、入力階調に対する出力階
調特性データが第2記憶手段に転送され、入力された入
力階調データに基づいて第2記憶手段のアドレスが指定
されることにより、第2記憶手段における指定されたア
ドレスに記憶されている出力階調データが出力される濃
度処理部を備えた画像形成装置において、入力階調が複
数段階に分割された各段階ごとに入力階調に対する出力
階調特性を修正するための特性修正用データを入力する
ための入力手段、および入力された入力階調データに対
する第2記憶手段の指定アドレスを、上記特性修正用デ
ータに応じて変換することにより、入力階調に対する出
力階調特性を上記特性修正用データに応じて修正する修
正手段を備えていることを特徴とする。
【0013】上記修正手段によって修正された入力階調
に対する出力階調特性データをグラフ化して出力する手
段を設けることが好ましい。
【0014】この発明による第3の画像形成装置は、入
力階調に対する出力階調特性データが予め作成されて第
1記憶手段に記憶されており、入力階調に対する出力階
調特性データが第2記憶手段に転送され、入力された入
力階調データに基づいて第2記憶手段のアドレスが指定
されることにより、第2記憶手段における指定されたア
ドレスに記憶されている出力階調データが出力される濃
度処理部を備えた画像形成装置において、入力階調が複
数段階に分割された各段階ごとに入力階調に対する出力
階調特性を修正するための特性修正用データを入力する
ための入力手段、上記第1記憶手段から上記第2記憶手
段への入力階調に対する出力階調特性データの転送先ア
ドレスを、上記特性修正用データに応じて変換すること
により、入力階調に対する出力階調特性を上記特性修正
用データに応じて修正する修正手段、および上記修正手
段によって修正された入力階調に対する出力階調特性デ
ータにおいて、入力階調の小さいものに対する出力階調
が入力階調の大きいものに対する出力階調よりも大きく
なるといった逆点現象が生じている部分があるときに
は、入力階調の小さいものに対する出力階調が入力階調
の大きいものに対する出力階調よりも小さくなるように
補正する逆点現象補正手段を備えていることを特徴とす
る。
【0015】上記修正手段によって修正されかつ修正後
の入力階調に対する出力階調特性データにおいて、上記
逆点現象が生じている部分があるときには、上記逆点現
象補正手段によって上記逆点現象が補正された入力階調
に対する出力階調特性データをグラフ化して出力する手
段を設けることが好ましい。像形成装置。
【0016】
【作用】この発明による第1の画像形成装置では、入力
階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調に対
する出力階調特性を修正するための特性修正用データが
入力手段から入力される。画像形成処理時には、上記第
1記憶手段から上記第2記憶手段への入力階調に対する
出力階調特性データの転送先アドレスを、上記特性修正
用データに応じて変換することにより、入力階調に対す
る出力階調特性が上記特性修正用データに応じて修正さ
れる。この発明による第2の画像形成装置では、入力階
調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調に対す
る出力階調特性を修正するための特性修正用データが入
力手段から入力される。画像形成処理時には、入力され
た入力階調データに対する第2記憶手段の指定アドレス
を、上記特性修正用データに応じて変換することによ
り、入力階調に対する出力階調特性が上記特性修正用デ
ータに応じて修正される。
【0017】この発明による第3の画像形成装置では、
入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
タが入力手段から入力される。画像形成処理時には、
記第1記憶手段から上記第2記憶手段への入力階調に対
する出力階調特性データの転送先アドレスを、上記特性
修正用データに応じて変換することにより、入力階調に
対する出力階調特性が上記特性修正用データに応じて修
正される。また、修正された入力階調に対する出力階調
特性データにおいて、入力階調の小さいものに対する出
力階調が入力階調の大きいものに対する出力階調よりも
大きくなるといった逆点現象が生じている部分があると
きには、入力階調の小さいものに対する出力階調が入力
階調の大きいものに対する出力階調よりも小さくなるよ
うに補正される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明をディジタ
ルカラー複写機に適用した場合の実施例について説明す
る。
【0019】図1は、ディジタルカラー複写機の全体的
な電気的構成を示している。ディジタルカラー複写機に
おいては、まず、スキャナ部において、原稿が露光ラン
プで照射され、その反射光がCCD1で検知され、順次
電気信号に変換される。この際、原稿の画像は、CCD
1によって色分解され、かつ画素分解され、各画素の濃
度に応じた電気信号に分解される。この電気信号は、画
像処理部に送られる。
【0020】画像処理部では、CCD1の出力がA/D
変換部2でディジタル変換された後、色分解部3に送ら
れ色分解部3から各色(B、G、R)ごとに濃度信号が
出力される。そして、シェーディング補正部4で、各色
(B、G、R)の信号ごとにCCD1、露光ランプ等の
バラツキが補正される。そして、各色の信号(BGR信
号)が、BGR/YMC変換部5でトナー濃度信号(Y
MC信号)に変換される。また、BK生成部6により、
YMC信号からBK信号が生成される。
【0021】この後、色補正部7によって、YMC信号
およびBK信号は、フィルタ、トナーの特性に応じて、
各色の濃度レベルが補正される。また、合成処理部9
で、トリミング、マスキング処理等が行われる。また、
プレスキャン時には、色補正部7の出力はプレキスキャ
ンメモリ83(図2参照)を含むプレキスキャンデータ
記憶部8に送られる。
【0022】合成処理部9で、トリミング、マスキング
処理等が行われた後、濃度処理部10において、送られ
てきたデジタル濃度信号のレベルが、現像色、操作部に
よって指定されたコピー濃度、操作部によって指定され
た原稿画像種類等に応じて変換される。この後、画像の
主走査方向の変倍/移動処理を行う変倍/移動処理部1
1を介して、デジタル濃度信号がプリンタ部12に送ら
れ、記録紙への記録が行われる。
【0023】ディジタルカラー複写機の上記各部は、中
央処理装置(CPU)20によって制御される。CPU
20は、そのプログラム、入力階調−出力階調特性デー
タ等を記憶するROM21、必要なデータを記憶するR
AM22、蓄電池によってバックアップされ入力階調−
出力階調特性データを補正するための特性修正用データ
等を記憶するRAM23(以下、バックアップRAMと
いう。)および特性修正用データ等の情報の入力および
各種情報の表示のための操作表示部24を備えている。
【0024】図2は、プレキスキャンデータ記憶部8の
構成を示している。
【0025】プレキスキャン時において色補正部7から
出力される各色の濃度信号Sdは、圧縮処理部81によ
って1/N、たとえば1/8間隔で間引かれたのち、比
較器82に送られる。この比較器82には、CPU20
からの閾値下限値および閾値上限値が入力されており、
これらの閾値に基づいて、色補正部7から出力されるた
とえば8ビットのディジタル信号Sdが”0”または”
1”の2値化信号に変換される。変換された2値化信号
は、プレキスキャンメモリ83に記憶される。
【0026】プレキスキャンメモリ83に記憶されたデ
ータの読出時には、読み出された各2値化信号は伸長処
理部84からN回づつ出力されてプレスキャンデータS
Pとして、合成処理部9に送られる。プレスキャンメモ
リ83に記憶されたデータは、原稿サイズの検出、トリ
ミング処理、マスキング処理等のために用いられる。こ
の実施例では、後述するように、入力階調−出力階調特
性データ等のデータがCPU20によってプレキスキャ
ンメモリ83に送られて記憶されるようになっている。
【0027】図3は、合成処理部9の構成を示してい
る。
【0028】合成処理部9は、AND合成部91、OR
合成部92およびこれらの合成部91、92の出力のい
ずれかをCPU20からの選択信号Seに基づいて選択
して出力するセレクタ93を備えている。各合成部9
1、92には、色補正部7からの出力(濃度信号Sd)
およびプレキスキャンデータ記憶部8からの出力(プレ
スキャンデータSp)が入力している。
【0029】AND合成部91は、プレスキャンデータ
Spが”0”のときのみ濃度信号Sdを出力する。AN
D合成部91は、たとえば、原稿領域以外の部分を白に
するために用いられる。
【0030】OR合成部92は、プレスキャンデータS
pが”1”のときに黒を表す濃度最高値に対応する信号
(濃度信号Sdが8ビット信号の場合には”255”に
対応する8ビット信号)を出力し、プレスキャンデータ
Spが”0”のときに濃度信号Sdを出力する。OR合
成部92による合成を行うときには、濃度信号Sdは白
を表す濃度最低値に制御されるので、プレスキャンデー
タSpが”0”のときには濃度最低値を表す信号”0”
が出力される。OR合成部92は、たとえば、本出願人
が既に開発して特許出願(平成3年特許願69056
号)しているように、プレスキャンメモリ83に日付等
の文字合成用データまたはオーバーレイデータを記憶さ
せて、文字合成用データおよびオーバーレイデータを記
録紙に記録させるために用いられる。この実施例では、
後述するように、入力階調−出力階調特性データをプリ
ンタ部12で記録させるためにOR合成部92が用いら
れる。
【0031】図4は、濃度処理部10の構成を示してい
る。
【0032】濃度処理部10は、アドレス生成回路10
1およびテーブルメモリ102を備えている。ROM2
1には、読取画素の階調に対する記録画素の階調を表す
データ(以下、入力階調−出力階調特性データという)
が、各現像色(M、C、Y、BK)、操作部で指定され
るコピー濃度および操作部で指定される原稿画像種類に
応じて複数種類記憶されている。原稿画像種類には、文
字、写真および文字・写真混合の3種がある。入力階調
−出力階調特性データは、図5に示す2×2の画素
0 、G1 、G2 、G3 を1つのブロックとしたディザ
マトリクスを用いて、予め作成される。この例では、読
取画素の階調は256階調であり、記録画素の階調は6
4階調である。
【0033】テーブルメモリ102には、ROM21に
記憶されている複数種類の入力階調−出力階調特性デー
タのうち、現像色および原稿画像種類に応じた入力階調
−出力階調特性データがCPU20によって転送され
る。アドレス生成回路101には、合成処理部9から送
られる読取画素の濃度を表す画像データ(入力階調デー
タ)およびその画素の位置を示す図示しない信号(ライ
ン信号HSYNCおよびドット信号CLK)が送られ
る。
【0034】アドレス生成回路101は、入力画像デー
タの階調および読取画素の位置信号(読取画素に対応す
るディザマトリクスの画素)に応じて、所定の10ビッ
トの2進数で表されるアドレス指定信号を出力する。ア
ドレス指定信号の下位8ビットは、入力階調0〜255
に対応し、上位2ビットはディザマトリクスの画素
0 、G1 、G2 、G3 に対応する。画素G0 、G1
2 、G3 に対応するアドレス指定信号の上位2ビット
の値は、”00”、”01”、”10”、”11”、と
なる。アドレス生成回路101からアドレス指定信号が
出力されると、テーブルメモリ102内の指定アドレス
に記憶されているデータがテーブルメモリ11から出力
階調データとして出力される。
【0035】表1は、入力階調−出力階調特性データの
一例を示している。表1において、基準アドレスは、指
定アドレスの下位8ビットの値を、入力階調データ0〜
255に1対1対応させた場合のアドレスを示してい
る。また、トータル階調とは、入力階調に対するディザ
マトリクスの4画素分の出力階調を示している。
【0036】
【表1】
【0037】図6は、ROM21の内容の一部を示して
いる。
【0038】この複写機においては、入力階調−出力階
調特性データは、4種類の色(M、C、Y、BK)、操
作部で指定される15段階の濃度および操作部で指定さ
れる文字、写真および文字・写真混合の3つの原稿画像
種類ごとにあらかじめ作成されている。つまり、180
種類の入力階調−出力階調特性データが、データROM
11のエリアRE0 〜RE179 にそれぞれ記憶されてい
る。
【0039】図7は、テーブルメモリ102の内部を示
している。
【0040】テーブルメモリ13は、8ビットメモリで
あり、ディザマトリクスの画素G0についての入力階調
データ(256階調)に対する出力階調データを記憶す
るためのエリアTE0 (0〜255番地)、画素G1
ついての入力階調データに対する出力階調データを記憶
するためのエリアTE1 (256〜511番地)、画素
2 についての入力階調データに対する出力階調データ
を記憶するためのエリアTE2 (512〜767番
地)、画素G3 についての入力階調データに対する出力
階調データを記憶するためのエリアTE3 (768〜1
023番地)を備えている。
【0041】この複写機の濃度処理部10では、ROM
11に記憶されている各入力階調−出力階調特性データ
が、操作表示部24によって指定される特性修正用デー
タに基づいて修正される。
【0042】まず、この修正の考え方について説明す
る。図8に示されているグラフ線g1は、ある入力階調
−出力階調特性データを、横軸に入力階調をとり縦軸に
トータル出力階調をとってグラフ化したものである。
【0043】操作表示部23では、入力階調が複数段階
レベルに分けられた各段階レベルごとに各段階レベルに
対するトータル出力階調を修正するための修正用データ
(特性修正用データ)が入力されるようになっている。
この例では、表2に示すように、入力階調が25階調ず
つ10段階レベルに分けられているものとする。たとえ
ば、特性修正用データが+20であれば、その段階レベ
ルの各入力階調に対する修正後のトータル出力階調は、
各入力階調に20を加えた値を入力階調とした場合の原
特性におけるそれに対するトータル階調となる。
【0044】
【表2】
【0045】上記表2の特性修正用データに基づいて修
正された特性が、図9にグラフ線g2で示されている。
この例では、たとえば、第1段階の修正後の特性g2
は、元の特性g1における入力階調範囲10〜35に対
応する部分を左方向に入力階調10だけシフトさせた特
性になっている。つまり、各段階の修正後の特性は、各
段階の入力階調にその段階の特性修正用データを加えた
入力階調に対する元の特性と等しくなる。
【0046】修正後の特性グラフ線g2をみると、たと
えば部分Qで示す箇所のように、隣合う段階レベルの境
界部において、入力階調が大きいものに対するトータル
出力階調が、入力階調が小さいものに対するトータル出
力階調よりも小さくなるという逆転現象が生じることが
ある。
【0047】そこで、このような逆転現象が生じた場合
には、次のようにして、逆転現象が修正される。図9の
部分Qを拡大した図11に示すように、逆転現象が生じ
ている隣合う段階の境界点P付近において、入力階調が
大きい段階に対するトータル出力階調特性g22におけ
るトータル出力階調が、入力階調が小さい段階に対する
トータル出力階調特性g21の最大値A以下である部分
については、そのトータル出力階調がAと同じ値となる
ように補正が行われる。補正された部分の特性をg23
で示す。グラフ線g1で示される元の特性に対して以上
のようにして修正されたに最終的な特性が、図10にグ
ラフ線g3で示されている。修正後のグラフ線g3のよ
うな特性を記録する機能をこの複写機は備えている。
【0048】次に、上記のような入力階調−出力階調特
性データ特性修正を行うための複写機の動作について説
明する。
【0049】図4を参照して、アドレス生成回路101
からは、入力階調データおよび画素位置信号に対応する
ディザマトリクスの画素に対応した基準アドレスが出力
される。CPU20は、現像色、指定コピー濃度および
指定された原稿画像種類および指定コピー濃度に応じた
入力階調−出力階調特性データをROM21から読み出
して、RAM22に転送する。そして、操作表示部23
によって入力されてバックアップRAM23に記憶され
ている特性修正用データに基づいて、RAM22に記憶
された入力階調−出力階調特性データのテーブルメモリ
102への転送先アドレスを変換する。
【0050】この転送先アドレス変換は、基準転送先ア
ドレスをOTadr、新転送先アドレスをNTadr、
特性修正用データをSftとすると、次式1で表され
る。ここで、基準転送先アドレスOTadrとは、ディ
ザマトリクスの対応する画素G0 、G1 、G2 、G3
対応する入力階調(255階調)に対する出力階調デー
タの全てである1024個のデータをテーブルメモリ1
02のアドレス0〜1023に1対1対応させた場合
の、各データに対応するテーブルメモリ102のアドレ
スである。
【0051】
【数1】
【0052】転送すべき入力階調−出力階調特性データ
の基準転送先アドレスOTadrは、各段階レベルごと
に、対応する特性修正用データSftの値から上記数式
1に基づいて、新転送先アドレスNTadrに変換され
る。そして、RAM22から入力階調−出力階調特性デ
ータが順次読み出され、新転送先アドレスNTadrを
用いて、テーブルメモリ102に送られる。
【0053】たとえば、第1段階(入力階調0〜25)
に対する特性修正用データSftが上記表2に示すよう
に+20であれば、画素G0 に対する各データの基準転
送先アドレス0〜255のうちの基準転送先アドレス0
〜25は、新転送先アドレス−20〜5に変換される。
画素G1 に対する各データの基準転送先アドレス256
〜511のうちの基準転送先アドレス256〜281
は、新転送先アドレス236〜461に変換される。画
素G2 に対する各データの基準転送先アドレス512〜
767のうちの基準転送先アドレス512〜537は、
新転送先アドレス492〜517に変換される。画素G
3 に対する各データの基準転送先アドレス768〜10
23のうちの基準転送先アドレス768〜793は新転
送先アドレス748〜773に変換される。
【0054】このように第1段階(入力階調0〜25)
に対する特性修正用データSftが正であるような場合
には、ディザマトリクスの各画素G0 、G1 、G2 、G
3 に対応するデータの新転送先アドレスが各画素G0
1 、G2 、G3 に対応するデータの基準転送先アドレ
スの最小値0、256、512、767よりも小さくな
るものが生じる。新転送先アドレスが各画素G0
1 、G2 、G3 に対応するデータの基準転送先アドレ
スの最小値0、256、512、767よりも小さくな
ったものに対するデータは削除される。上記の例では、
画素G0 に対応するデータのうち新転送先アドレスが−
20〜−1となったデータ、画素G1 に対応するデータ
のうち新転送先アドレスが236〜255となったデー
タ、画素G2に対応するデータのうち新転送先アドレス
が492〜511となったデータ、画素G3 に対応する
データのうち新転送先アドレスが748〜767となっ
たデータは、転送されない。
【0055】また、たとえば、第10段階(入力階調2
26〜255)に対する特性性修正用データSftが上
記表2に示すように、+5であれば、画素G0 に対する
各データの基準転送先アドレス0〜255のうちの基準
転送先アドレス225〜255は、新転送先アドレス2
20〜250に変換される。画素G1 に対する各データ
の基準転送先アドレス256〜511のうちの基準転送
先アドレス486〜511は、新転送先アドレス481
〜506に変換される。画素G2 に対する各データの基
準転送先アドレス512〜767のうちの基準転送先ア
ドレス742〜767は、新転送先アドレス737〜7
62に変換される。画素G3 に対する各データの基準転
送先アドレス768〜1023のうちの基準転送先アド
レス998〜1023は新転送先アドレス993〜10
18に変換される。
【0056】このように第10段階(入力階調226〜
255)に対する特性修正用データSftが正であるよ
うな場合には、テーブルメモリ102の各エリアT
0 、TE1 、TE2 、TE3 のアドレス値の大きい部
分に、転送先アドレスが存在しなくなった空白転送先ア
ドレスが生じる。そこで、これらの空白転送先アドレス
についての出力階調として、各エリアTE0 、TE1
TE2 、TE3 に対応する画素G0 、G1 、G2 、G3
に対するデータのうち、最大の基準転送先アドレスに対
応するデータが記憶される。
【0057】上記の例では、テーブルメモリ102の各
エリアTE0 、TE1 、TE2 、TE3 のアドレス値の
大きい部分に、転送先アドレスが存在しなくなった空白
転送先アドレス251〜255、507〜511、76
3〜767、1018〜1023が生じるので、これら
の各画素G0 、G1 、G2 、G3 別の空白転送先アドレ
ス251〜255、507〜511、763〜767、
1018〜1023ついての出力階調として、対応する
画素G0 、G1 、G2 、G3 に対応するデータのうち、
最大の基準転送先アドレスに対応する出力階調データが
送られる。
【0058】第1段階(入力階調0〜25)に対する特
性データが負の値であるような場合には、テーブルメモ
リ102の各エリアTE0 、TE1 、TE2 、TE3
アドレス値の小さい部分に、転送先アドレスが存在しな
くなった空白転送先アドレスが生じる。そこで、これら
の空白転送先アドレスについての出力階調として、各エ
リアTE0 、TE1 、TE2 、TE3 に対応する画素G
0 、G1 、G2 、G3に対するデータのうち、最小の基
準転送先アドレスに対応するデータが送られる。
【0059】また、第10段階(入力階調226〜25
5)に対する特性データが負の値であるような場合に
は、画素G0 に対応するデータのうち新転送先アドレス
が255を越えるデータ、画素G1 に対応するデータの
うち新転送先アドレスが511を越えるデータ、画素G
2 に対応するデータのうち新転送先アドレスが767を
越えるデータ、画素G3 に対応するデータのうち新転送
先アドレスが1023を越えるデータが生じるので、こ
れらのデータは転送されない。
【0060】RAM22に記憶された入力階調−出力階
調特性データを、新転送先アドレスNTadrを用いて
テーブルメモリ102に送るために、RAM22から入
力階調−出力階調特性データが順次読み出されたとき
に、逆転現象補正処理が行われる。つまり、RAM22
から入力階調の小さいものから順に、出力階調データが
読み出される。そして、読み出された出力階調データが
前回テーブルメモリ102に送られた出力階調データよ
り大きいか否かが判別され、読み出された出力階調デー
タが前回テーブルメモリ102に送られた出力階調デー
タより大きいときには、テーブルメモリ102における
当該読み出された出力階調データに対する新転送先アド
レスに当該読み出された出力階調データが送られる。
【0061】読み出された出力階調データが前回テーブ
ルメモリ102に送られた出力階調データより小さいと
きには、前回テーブルメモリ102に送られた出力階調
データが、テーブルメモリ102における今回読み出さ
れた出力階調データに対する新転送先アドレスに送られ
る。
【0062】これにより、逆転現象が生じている境界部
において、入力階調が大きい段階に対するトータル出力
階調特性におけるトータル出力階調が、入力階調が小さ
い段階に対するトータル出力階調特性の最大値以下であ
る部分については、そのトータル出力階調が入力階調が
小さい段階に対するトータル出力階調特性の最大値と同
じ値となるように入力階調−出力階調特性データが修正
される。
【0063】このようにして、RAM22から入力階調
−出力階調特性データの全てのデータがテーブメモリ1
02に送られた後、アドレス生成回路101から入力階
調データおよび画素位置信号に対応するデイザマトリク
スの画素に対応した基準指定アドレスが出力されると、
指定されたアドレスに対応するデータがテーブルメモリ
102から出力される。
【0064】今、元の入力階調データ−出力階調特性デ
ータのうち入力階調データ221〜240に対するもの
が次の表3で表されているとする。入力階調データ20
1〜225は、第9段階であり、その特性修正用データ
+10であるとし、入力階調データ226〜255は、
第10段階であり、その特性修正用データ+5であると
して、転送アドレス変換のみを行った場合の入力階調デ
ータ221〜235に対する出力階調データの関係は次
の表4で示されているようになる。
【0065】そうすると、入力階調データ226〜22
9に対する出力階調データは、入力階調データ225に
対する出力階調より小さくなり、第9段階と第10段階
との境界部で逆点現象が生じる。そこで、上記のような
逆転現象補正を行うと、入力階調データ221〜235
に対する出力階調データの関係は次の表5で示されてい
るようになる。
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】上記実施例では、図11に示すように、入
力階調が大きい段階に対するトータル出力階調特性g2
2におけるトータル出力階調が、入力階調が小さい段階
に対するトータル出力階調特性g21の最大値A以下で
ある部分については、そのトータル出力階調がAと同じ
値となるように逆転現象補正が行われている(このよう
な逆転現象補正方法を第1逆転現象補正ということにす
る。)が、次のような逆転現象補正を行ってもよい。
【0070】つまり、図12に示すように、逆転現象が
生じている隣合う段階の境界点P付近において、入力階
調が小さい段階に対するトータル出力階調特性g21に
おけるトータル出力階調が、入力階調が大きい段階に対
するトータル出力階調特性g22の最小値B以上である
部分について、そのトータル出力階調がBと同じ値とな
るように補正してもよい(このような逆転現象補正方法
を第2逆転現象補正ということにする。)
【0071】第2逆転現象補正を行う場合には、RAM
22からテーブルメモリ102に入力階調−出力階調特
性データを送るときに、次のような制御が行われる。す
なわち、RAM22から入力階調の小さいものから順
に、出力階調データが読み出される。そして、読み出さ
れた出力階調データが前回テーブルメモリ102に送ら
れた出力階調データより大きいか否かが判別され、読み
出された出力階調データが前回テーブルメモリ102に
送られた出力階調データより大きいときには、テーブル
メモリ102における当該読み出された出力階調データ
に対する新転送先アドレスに当該読み出された出力階調
データが送られる。
【0072】読み出された出力階調データが前回テーブ
ルメモリ102に送られた出力階調データより小さいと
きには、前回テーブルメモリ102に送られて記憶され
ている出力階調データから連続する過去の出力階調デー
タのうち、今回読み出された出力階調データより大きい
ものが、今回読み出された出力階調データに変換された
後、今回読み出された出力階調データが、テーブルメモ
リ102における今回読み出された出力階調データに対
する新転送先アドレスに送られる。
【0073】また、図13に示すように、逆転現象が生
じている隣合う段階の境界点P付近において、入力階調
が小さい段階に対するトータル出力階調特性g21にお
ける最大トータル出力階調Aと入力階調が大きい段階に
対するトータル出力階調特性g22における最小トータ
ル出力階調Bとの中間値をCとして、入力階調が小さい
段階に対するトータル出力階調特性g21におけトータ
ル出入力階調がCより大きい部分および入力階調が大き
い段階に対するトータル出力階調特性g22におけトー
タル出入力階調がCより小さい部分について、それらの
トータル出力階調をCと同じ値になるように補正しても
よい(このような逆転現象補正方法を第3逆転現象補正
ということにする。)。
【0074】さらに、逆転現象が生じている隣合う段階
の境界部において、入力階調が小さい段階に対する特性
修正用データSft(n) と入力階調が大きい段階に対す
る特性修正用データSft(n+1)とに基づいて、上記第
1〜第3逆転現象補正〜のうちの何れかを選択する
ようにしてもよい。この場合の選択条件と、選択される
逆転現象補正方法との関係の一例を次の表6に示す。
【0075】
【表6】
【0076】また、逆転現象を補正しない場合には、ア
ドレス生成回路101において、指定アドレスを変換す
ることにより、特性を修正するこもできる。すなわ
ち、元の指定アドレスである基準アドレスをOadr、
変換後の指定アドレスをSadrとし、特性修正用デー
タをSftとすると、アドレス変換式は、次式2で表さ
れる。
【0077】
【数2】
【0078】入力階調−出力階調特性データの基準アド
レスOadrは、各段階レベルごとに、対応する特性修
正用データSftの値から上記数式2に基づいて、指定
アドレスSadrに変換される。
【0079】今、ROM21に記憶されている複数種類
の入力階調−出力階調特性データのうち、現像色および
原稿画像種類に応じた1種の入力階調−出力階調特性デ
ータがCPU10によってROM21からテーブルメモ
リ102に転送され、各段階ごとの特性修正用データS
ftがバックアップRAM23からCPU10によって
アドレス生成回路101に送られたとする。アドレス生
成回路101に入力階調データおよび画素位置信号が送
られてくると、入力階調データは、入力階調データおよ
び画素位置信号に対応するディザマトリクスの画素に対
応した基準アドレスOadr(表1参照)および各段階
ごとの特性修正用データSft指定コピー濃度に対応す
るSftの値から、数式2で表される変換式に基づいて
決まる指定アドレスデータSadrに変換され、アドレ
ス生成回路101から出力される。
【0080】ただし、変換後の指定アドレスが、ディザ
マトリクスの対応する画素G0 、G1 、G2 、G3 につ
いての基準アドレスの最大値255、511、767、
1023よりも大きくなるような場合(指定アドレスの
下位8ビットに対応する10進数が256よりも大きく
なる場合)には、対応する画素G0 、G1 、G2 、G3
についての基準アドレスの最大値が指定アドレスとして
出力される。また、変換後の指定アドレスが、ディザマ
トリクスの対応する画素G0 、G1 、G2 、G3 につい
ての基準アドレスの最小値0、256、512、768
よりも小さくなるような場合(指定アドレスの下位8ビ
ットに対応する10進数が0よりも小さくなる場合)に
は、対応する画素G0 、G1 、G2 、G3 についての基
準アドレスの最小値が指定アドレスとして出力される。
アドレス生成回路101から指定アドレスが出力される
と、テーブルメモリ102の対応するアドレスのデータ
が出力階調データとして出力される。
【0081】テーブルメモリ102として、現像色分の
4種類の入力階調−出力階調特性データを記憶できる容
量のものを用い、ROM21に記憶されている複数種類
の入力階調−出力階調特性データのうち、原稿画像種類
に応じた4つの現像色分の入力階調−出力階調特性デー
タを転送するようにしてもよい。この場合には、CPU
10からアドレス生成回路101に現像色信号が送ら
れ、アドレス生成回路101から現像色を含んだ12ビ
ットのアドレス指定信号が出力される。
【0082】図14は、特性補正データに基づいて修正
された入力階調−出力階調特性データをグラフ化して出
力する場合のCPU20による処理手順を示している。
操作者は、操作表示部24から特性グラフ出力モードを
選択して入力する。また、グラフ化する特性データの元
となる入力階調−出力階調特性データを選択するため
に、現像色、コピー濃度および原稿画像種類を入力す
る。
【0083】入力階調−出力階調特性データグラフ化の
ための入力操作が行われると(ステップ1)、入力階調
−出力階調特性データの修正処理が行われる(ステップ
2)。すなわち、入力された現像色、コピー濃度および
原稿画像種類に応じた入力階調−出力階調特性データが
図4に示されているROM21から読み出されてRAM
22に転送され、バックアップRAM23に記憶されて
いる特性修正用データに基づいて、上記のような転送先
アドレス変換が行われて、テーブルメモリ12の新転送
先アドレスに、RAM22に記憶された入力階調−出力
階調特性データが順次送られる。この際、上述したよう
な逆転現象補正が行われる。
【0084】そして、入力階調−出力階調特性データが
テーブルメモリ12に記憶されると、テーブルメモリ1
2から入力階調−出力階調特性データが読み出され、読
み出された修正後の入力階調−出力階調特性データに対
応するグラフ線を表す2値化データが図2に示されてい
るプレスキャンメモリ83にビットマップ展開される
(ステップ3)。つまり、修正後の入力階調−出力階調
特性データに対応するグラフ線上の点が黒データ”1”
で表され、その他の部分は白データ”0”であらわされ
る。
【0085】次に、図3に示されている合成処理部9の
セレクタ93に対し、OR合成部92の出力を選択させ
るための制御信号Seが送られる(ステップ4)。ま
た、BK生成部6の出力が白を表す信号となるようにB
K生成部6に白データが設定される(ステップ5)。し
たがって、合成処理部9に入力する濃度信号Sdの値
は、白を表す”0”となる。
【0086】この後、操作者によって操作表示部24に
設けられているプリント開始キーが押されると、修正後
の入力階調−出力階調特性データに対応するグラフ線を
表す2値化データがプレスキャンメモリ83から読み出
され、合成処理部9に送られる。合成処理部9のOR合
成部92においては、プレスキャンメモリ83から読み
出された2値化データSpが”1”のときに濃度最大値
が出力され、2値化データSpが”0”のときに白を表
す濃度信号Sd(”0”)が出力される。OR合成部9
2の出力は、セレクタ93、濃度処理部10および変倍
/移動処理部11を介してプリンタ部12に送られ、記
録紙に記録される。これにより、修正された入力階調−
出力階調特性データがグラフ化されて出力される。
【0087】ROM21に記憶されている元の入力階調
−出力階調特性データについても、この入力階調−出力
階調特性データを読み出して、この入力階調−出力階調
特性データに対応すグラフ線を表す2値化データをプレ
スキャンメモリ83に記憶させることにより、グラフ化
して出力することができる。
【0088】
【発明の効果】この発明によれば、入力階調に対する出
力階調特性が画像形成装置ごとに好適な特性となるよう
に、入力階調に対する出力階調特性を画像形成装置ごと
に修正することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルカラー複写機の全体的な構成を示す
電気ブロック図である。
【図2】プレスキャンデータ記憶部の構成を示す電気ブ
ロック図である。
【図3】合成処理部の構成を示す電気ブロック図であ
る。
【図4】濃度処理回路を示す電気ブロック図である。
【図5】ディザマトリクスの4つの画素を示す模式図で
ある。
【図6】ROM21の内容を示す模式図である。
【図7】テーブルメモリ102の内部を示す模式図であ
る。
【図8】元の入力階調−出力階調特性データを示すグラ
フである。
【図9】図9の入力階調−出力階調特性データを特性修
正用データに基づいて修正した場合の入力階調−出力階
調特性データを示すグラフである。
【図10】図10の入力階調−出力階調特性データを逆
転現象補正した場合の入力階調−出力階調特性データを
示すグラフである。
【図11】図9のQ部を示す部分拡大図である。
【図12】逆点現象を補正する第2方法を説明するため
の説明図である。
【図13】逆点現象を補正する第3方法を説明するため
の説明図である。
【図14】入力階調−出力階調特性データをグラフ化し
て出力するためのCPU20による処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
8 プレスキャンデータ記憶部 9 合成処理部 12 テーブルメモリ 20 CPU 21 ROM 22 RAM 23 RAM 24 操作表示部 83 プレスキャンメモリ 93 OR合成部 101 アドレス生成回路 102 テーブルメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 哲也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−97474(JP,A) 特開 昭54−145144(JP,A) 特開 昭61−9082(JP,A) 特開 平2−136255(JP,A) 特開 昭60−78449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力階調に対する出力階調特性データが
    予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
    調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
    れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
    のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
    ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
    タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
    て、 入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
    に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
    タを入力するための入力手段、および上記第1記憶手段
    から上記第2記憶手段への入力階調に対する出力階調特
    性データの転送先アドレスを、上記特性修正用データに
    応じて変換することにより、入力階調に対する出力階調
    特性を上記特性修正用データに応じて修正する修正手
    段、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 入力階調に対する出力階調特性データが
    予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
    調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
    れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
    のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
    ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
    タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
    て、 入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
    に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
    タを入力するための入力手段、および 入力された入力階
    調データに対する第2記憶手段の指定アドレスを、上記
    特性修正用データに応じて変換することにより、入力階
    調に対する出力階調特性を上記特性修正用データに応じ
    て修正する 修正手段、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記修正手段によって修正された入力階
    調に対する出力階調特性データをグラフ化して出力する
    手段を備えていることを特徴とする請求項1および2の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 入力階調に対する出力階調特性データが
    予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
    調に対する出力階調特性データが第2記憶手 段に転送さ
    れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
    のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
    ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
    タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
    て、 入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
    に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
    タを入力するための入力手段、 上記第1記憶手段から上記第2記憶手段への入力階調に
    対する出力階調特性データの転送先アドレスを、上記特
    性修正用データに応じて変換することにより、入力階調
    に対する出力階調特性を上記特性修正用データに応じて
    修正する修正手段、および 上記修正手段によって修正さ
    れた入力階調に対する出力階調特性データにおいて、入
    力階調の小さいものに対する出力階調が入力階調の大き
    いものに対する出力階調よりも大きくなるといった逆点
    現象が生じている部分があるときには、入力階調の小さ
    いものに対する出力階調が入力階調の大きいものに対す
    る出力階調よりも小さくなるように補正する逆点現象補
    正手段、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記修正手段によって修正されかつ修正
    後の入力階調に対する出力階調特性データにおいて、上
    記逆点現象が生じている部分があるときには、上記逆点
    現象補正手段によって上記逆点現象が補正された入力階
    調に対する出力階調特性データをグラフ化して出力する
    手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
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