JP3111418B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3111418B2
JP3111418B2 JP05339496A JP33949693A JP3111418B2 JP 3111418 B2 JP3111418 B2 JP 3111418B2 JP 05339496 A JP05339496 A JP 05339496A JP 33949693 A JP33949693 A JP 33949693A JP 3111418 B2 JP3111418 B2 JP 3111418B2
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昌也 藤本
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置における濃度処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカラー複写機においては、ま
ず、スキャナ部において、原稿が露光ランプで照射さ
れ、その反射光がCCDで検知され、順次電気信号に変
換される。この際、原稿の画像は、CCDによって色分
解され、かつ画素分解され、各画素の濃度に応じた電気
信号に分解される。この電気信号は、画像処理部に送ら
れる。
【0003】画像処理部では、CCDの出力がディジタ
ル変換された後、シェーディング補正部で、各色(B
(ブルー)、G(グリーン)、R(レッド))の信号ご
とにCCD、露光ランプ等のバラツキが補正される。そ
して、各色の信号(BGR信号)が、BGR/YMC変
換部でトナー濃度信号(YMC(イエロー、マゼンダ、
シアン)信号)に変換される。また、BK(ブラック)
生成部により、YMC信号からBK信号が生成される。
【0004】この後、色補正部によって、YMC信号お
よびBK信号は、フィルタ、トナーの特性に応じて、各
色の濃度レベルが補正される。また、色変換部で指定色
の色変換が行われ、合成処理部で、トリミング、マスキ
ング処理等が行われる。この後、濃度処理部において、
送られてきたデジタル濃度信号のレベルが、現像色、操
作部によって指定されたコピー濃度、操作部によって指
定された原稿画像種類等に応じて変換される。この後、
画像の主走査方向の変倍/移動処理を行う変倍/移動処
理部を介して、デジタル濃度信号がプリント部に送ら
れ、記録紙への記録が行われる。
【0005】ところで、ディジタル複写機、ディジタル
カラー複写機においては、濃度処理部において、中間調
の画像を得るために、ディザ法による濃度処理が一般的
に行われている。本出願人が既に開発したディジタルカ
ラー複写機として、2×2画素を1つのブロックとした
ディザマトリクスを用いて、読取画素の階調に対する記
録画素の階調のデータ(以下、入力階調−出力階調特性
データという)を予め作成して記憶装置に記憶させてお
き、入力される読取画素の階調データ(入力階調デー
タ)に対する記録画素の階調データ(出力階調データ)
を、入力階調−出力階調特性データに基づいて求めるよ
うにしたものがある。読取画素の階調は256階調であ
り、記録画素の階調は64階調である。この複写機の濃
度処理部が図4に示されている。
【0006】この濃度処理部10は、アドレス生成回路
101およびテーブルメモリ102を備えており、CP
U20によって制御される。CPU20は、ROM21
およびRAM22、23を備えている。ROM21に
は、予め作成された入力階調−出力階調特性データが、
現像色(M、C、Y、BK)、操作部で指定されるコピ
ー濃度および操作部で指定される原稿画像種類に応じて
複数種類記憶されている。
【0007】CPU20は、複数種類の入力階調−出力
階調特性データのうち、現像色ならびに操作部から指定
されたコピー濃度および原稿画像種類に応じた1種の入
力階調−出力階調特性データをデータROM21からテ
ーブルメモリ102に転送する。アドレス生成回路10
1には、読取画素の濃度を表す画像データ(入力階調デ
ータ)およびその位置を示す図示しない信号(ライン信
号HSYNCおよびドット信号CLK)が送られる。ア
ドレス生成回路101は、テーブルメモリ102のアド
レスのうち、送られてきた画像データの階調および画素
位置(読取画素に対応するディザマトリクスの画素)に
対応する出力階調データが記憶されているアドレスの指
定信号を出力する。これにより、指定された各アドレス
に記憶されている階調データがテーブルメモリ102か
ら出力階調データとして出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】入力階調に対する出力
階調特性は、同じ形式の複写機であっても複写機ごとに
微妙に変わることが多く、すべての複写機に対して好適
な特性を与えるためには、入力階調に対する出力階調特
性を複写機ごとに修正する必要がある。
【0009】この発明の第1の目的は、入力階調に対す
る出力階調特性が画像形成装置ごとに好適な特性となる
ように、入力階調に対する出力階調特性を画像形成装置
ごとに修正することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0010】この発明の第2の目的は、修正後の入力階
調に対する出力階調特性をグラフ化して出力することが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の画
像形成装置は、入力階調に対する出力階調特性データが
予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
て、入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力
階調に対する出力階調特性を修正するための特性修正用
データを入力するための入力手段、入力手段によって入
力された各特性修正用データに基づいて、各段階内の各
入力階調に対する出力階調が、各段階内の各入力階調に
対して当該段階に対する特性修正用データを加算した値
を入力階調とした場合の原特性における出力階調となる
ように、上記第1記憶手段に記憶されている入力階調に
対する出力階調特性データを修正する修正手段、および
上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
階調特性データにおいて、入力階調の小さいものに対す
る出力階調が入力階調の大きいものに対する出力階調よ
りも大きくなるといった逆転現象が生じている部分があ
るときには、逆転現象が生じている部分において、入力
階調が大きくなるにしたがって出力階調が除々に大きく
なるように、上記修正手段によって修正された入力階調
に対する出力階調特性データを補正する逆転現象補正手
段を備えており、上記逆転現象補正手段は、逆転現象が
生じている隣合う段階の境界線と、上記修正手段によっ
て修正された入力階調に対する出力階調特性データによ
って表される入力階調が小さい段階に対するトータル出
力階調特性線とが交わるA点のデータを求める手段、逆
転現象が生じている隣合う段階の境界線と、上記修正手
段によって修正された入力階調に対する出力階調特性デ
ータによって表される入力階調が大きい段階に対するト
ータル出力階調特性線とが交わるB点のデータを求める
手段、上記修正手段によって修正された入力階調に対す
る出力階調特性データによって表される入力階調が小さ
い段階に対するトータル出力階調特性線上における、出
力階調が上記B点の出力階調と等しいC点を求める手
段、上記修正手段によって修正された入力階調に対する
出力階調特性データによ って表される入力階調が大きい
段階に対するトータル出力階調特性線上における、出力
階調が上記A点の出力階調と等しいD点を求める手段、
および上記C点と上記D点とを結ぶ直線を求め、上記C
点と上記D点との間の入力階調に対する出力階調特性デ
ータを、求めた直線で表される特性に補正する手段を備
えていることを特徴とする。
【0012】また、上記修正手段によって修正された入
力階調に対する出力階調特性データにおいて、隣合う段
階の境界部において、入力階調の変化に対して出力階調
が急激に増加するというジャンプアップ現象が生じてい
る部分があるときには、ジャンプアップ現象が生じてい
る部分において、入力階調が大きくなるにしたがって出
力階調が除々に大きくなるように、上記修正手段によっ
て修正された入力階調に対する出力階調特性データを補
正するジャンプアップ現象補正手段を設けることが好ま
しい。
【0013】上記ジャンプアップ現象補正手段として
は、たとえば、ジャンプアップ現象が生じている隣合う
段階のうち、入力階調が小さい段階の入力階調方向幅お
よび入力階調が大きい段階の入力階調方向幅を求める手
段、上記修正手段によって修正された入力階調に対する
出力階調特性データによって表される入力階調が小さい
段階に対するトータル出力階調特性線上における、ジャ
ンプアップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、
αを1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が
小さい段階の入力階調方向幅の1/α離れたE点のデー
タを求める手段、上記修正手段によって修正された入力
階調に対する出力階調特性データによって表される入力
階調が大きい段階に対するトータル出力階調特性線上に
おける、ジャンプアップ現象が生じている隣合う段階の
境界線から、αを1より大きな値として、入力階調方向
に入力階調が大きい段階の入力階調方向幅の1/α離れ
たF点のデータを求める手段、および上記E点と上記F
点とを結ぶ直線を求め、上記E点と上記F点との間の入
力階調に対する出力階調特性データを、求めた直線で表
される特性に補正する手段を備えているものが用いられ
る。
【0014】この発明の第2の画像形成装置は、入力階
調に対する出力階調特性データが予め作成されて第1記
憶手段に記憶されており、入力階調に対する出力階調特
性データが第2記憶手段に転送され、入力された入力階
調データに基づいて第2記憶手段のアドレスが指定され
ることにより、第2記憶手段における指定されたアドレ
スに記憶されている出力階調データが出力される濃度処
理部を備えた画像形成装置において、入力階調が複数段
階に分割された各段階ごとに入力階調に対する出力階調
特性を修正するための特性修正用データを入力するため
の入力手段、入力手段によって入力された各特性修正用
データに基づいて、各段階内の各入力階調に対する出力
階調が、各段階内の各入力階調に対して当該段階に対す
る特性修正用データを加算した値を入力階調とした場合
の原特性における出力階調となるように、上記第1記憶
手段に記憶されている入力階調に対する出力階調特性デ
ータを修正する修正手段、および上記修正手段によって
修正された入力階調に対する出力階調特性データにおい
て、隣合う段階の境界部において、入力階調の変化に対
して出力階調が急激に増加するというジャンプアップ現
象が生じている部分があるときには、ジャンプアップ現
象が生じている部分において、入力階調が大きくなるに
したがって出力階調が除々に大きくなるように、上記修
正手段によって修正された入力階調に対する出力階調特
性データを補正するジャンプアップ現象補正手段を備え
ていることを特徴とする
【0015】上記ジャンプアップ現象補正手段として
は、たとえば、ジャンプアップ現象が生じている隣合う
段階のうち、入力階調が小さい段階の入力階調方向幅お
よび入力階調が大きい段階の入力階調方向幅を求める手
段、上記修正手段によって修正された入力階調に対する
出力階調特性データによって表される入力階調が小さい
段階に対するトータル出力階調特性線上における、ジャ
ンプアップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、
αを1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が
小さい段階の入力階調方向幅の1/α離れたE点のデー
タを求める手段、上記修正手段によって修正された入力
階調に対する出力階調特性データによって表される入力
階調が大きい段階に対するトータル出力階調特性線上に
おける、ジャンプアップ現象が生じている隣合う段階の
境界線から、αを1より大きな値として、入力階調方向
に入力階調が大きい段階の入力階調方向幅の1/α離れ
たF点のデータを求める手段、および上記E点と上記F
点とを結ぶ直線を求め、上記E点と上記F点との間の入
力階調に対する出力階調特性データを、求めた直線で表
される特性に補正する手段を備えているものが用いられ
る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】この発明による第1の画像形成装置では、入力
階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調に対
する出力階調特性を修正するための特性修正用データが
入力手段から入力される。画像形成処理時には、入力手
段によって入力された各特性修正用データに基づいて、
各段階内の各入力階調に対する出力階調が、各段階内の
各入力階調に対して当該段階に対する特性修正用データ
を加算した値を入力階調とした場合の原特性における出
力階調となるように、入力階調に対する出力階調特性デ
ータが修正される。
【0020】また、修正された入力階調に対する出力階
調特性データにおいて、入力階調の小さいものに対する
出力階調が入力階調の大きいものに対する出力階調より
も大きくなるといった逆転現象が生じている部分がある
ときには、逆転現象が生じている部分において、入力階
調が大きくなるにしたがって出力階調が除々に大きくな
るように、修正手段によって修正された入力階調に対す
る出力階調特性データが補正される。
【0021】したがって、入力階調に対する出力階調特
性が画像形成装置ごとに好適な特性となるように、入力
階調に対する出力階調特性を画像形成装置ごとに修正す
ることができる。
【0022】この発明による第2の画像形成装置では、
入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
タが入力手段から入力される。画像形成処理時には、入
力手段によって入力された各特性修正用データに基づい
て、各段階内の各入力階調に対する出力階調が、各段階
内の各入力階調に対して当該段階に対する特性修正用デ
ータを加算した値を入力階調とした場合の原特性におけ
る出力階調となるように、入力階調に対する出力階調特
性データが修正される。
【0023】また、修正された入力階調に対する出力階
調特性データにおいて、隣合う段階の境界部において、
入力階調の変化に対して出力階調が急激に増加するとい
うジャンプアップ現象が生じている部分があるときに
は、ジャンプアップ現象が生じている部分において、入
力階調が大きくなるにしたがって出力階調が除々に大き
くなるように、修正手段によって修正された入力階調に
対する出力階調特性データが補正される。
【0024】したがって、入力階調に対する出力階調特
性が画像形成装置ごとに好適な特性となるように、入力
階調に対する出力階調特性を画像形成装置ごとに修正す
ることができる。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明をディジタ
ルカラー複写機に適用した場合の実施例について説明す
る。
【0030】図1は、ディジタルカラー複写機の全体的
な電気的構成を示している。
【0031】ディジタルカラー複写機においては、ま
ず、スキャナ部において、原稿が露光ランプで照射さ
れ、その反射光がCCD1で検知され、順次電気信号に
変換される。この際、原稿の画像は、CCD1によって
色分解され、かつ画素分解され、各画素の濃度に応じた
電気信号に分解される。この電気信号は、画像処理部に
送られる。
【0032】画像処理部では、CCD1の出力がA/D
変換部2でディジタル変換された後、色分解部3に送ら
れ色分解部3から各色(B、G、R)ごとに濃度信号が
出力される。そして、シェーディング補正部4で、各色
(B、G、R)の信号ごとにCCD1、露光ランプ等の
バラツキが補正される。そして、各色の信号(BGR信
号)が、BGR/YMC変換部5でトナー濃度信号(Y
MC信号)に変換される。また、BK生成部6により、
YMC信号からBK信号が生成される。
【0033】この後、色補正部7によって、YMC信号
およびBK信号は、フィルタ、トナーの特性に応じて、
各色の濃度レベルが補正される。また、合成処理部9
で、トリミング、マスキング処理等が行われる。また、
プレスキャン時には、色補正部7の出力はプレキスキャ
ンメモリ83(図2参照)を含むプレキスキャンデータ
記憶部8に送られる。
【0034】合成処理部9で、トリミング、マスキング
処理等が行われた後、濃度処理部10において、送られ
てきたデジタル濃度信号のレベルが、現像色、操作部に
よって指定されたコピー濃度、操作部によって指定され
た原稿画像種類等に応じて変換される。この後、画像の
主走査方向の変倍/移動処理を行う変倍/移動処理部1
1を介して、デジタル濃度信号がプリンタ部12に送ら
れ、記録紙への記録が行われる。
【0035】ディジタルカラー複写機の上記各部は、中
央処理装置(CPU)20によって制御される。CPU
20は、そのプログラム、入力階調−出力階調特性デー
タ等を記憶するROM21、必要なデータを記憶するR
AM22、蓄電池によってバックアップされ入力階調−
出力階調特性データを補正するための特性修正用データ
等を記憶するRAM23(以下、バックアップRAMと
いう。)および特性修正用データ等の情報の入力および
各種情報の表示のための操作表示部24を備えている。
【0036】図2は、プレキスキャンデータ記憶部8の
構成を示している。
【0037】プレキスキャン時において色補正部7から
出力される各色の濃度信号Sdは、圧縮処理部81によ
って1/N、たとえば1/8間隔で間引かれたのち、比
較器82に送られる。この比較器82には、CPU20
からの閾値下限値および閾値上限値が入力されており、
これらの閾値に基づいて、色補正部7から出力されるた
とえば8ビットのディジタル信号Sdが”0”または”
1”の2値化信号に変換される。変換された2値化信号
は、プレキスキャンメモリ83に記憶される。
【0038】プレキスキャンメモリ83に記憶されたデ
ータの読出時には、読み出された各2値化信号は伸長処
理部84からN回づつ出力されてプレスキャンデータS
Pとして、合成処理部9に送られる。プレスキャンメモ
リ83に記憶されたデータは、原稿サイズの検出、トリ
ミング処理、マスキング処理等のために用いられる。こ
の実施例では、後述するように、入力階調−出力階調特
性データ等のデータもCPU20によってプレキスキャ
ンメモリ83に送られて記憶されるようになっている。
【0039】図3は、合成処理部9の構成を示してい
る。
【0040】合成処理部9は、AND合成部91、OR
合成部92およびこれらの合成部91、92の出力のい
ずれかをCPU20からの選択信号Seに基づいて選択
して出力するセレクタ93を備えている。各合成部9
1、92には、色補正部7からの出力(濃度信号Sd)
およびプレキスキャンデータ記憶部8からの出力(プレ
スキャンデータSp)が入力している。
【0041】AND合成部91は、プレスキャンデータ
Spが”0”のときのみ濃度信号Sdを出力する。AN
D合成部91は、たとえば、原稿領域以外の部分を白に
するために用いられる。
【0042】OR合成部92は、プレスキャンデータS
pが”1”のときに黒を表す濃度最高値に対応する信号
(濃度信号Sdが8ビット信号の場合には”255”に
対応する8ビット信号)を出力し、プレスキャンデータ
Spが”0”のときに濃度信号Sdを出力する。OR合
成部92による合成を行うときには、濃度信号Sdは白
を表す濃度最低値に制御されるので、プレスキャンデー
タSpが”0”のときには濃度最低値を表す信号”0”
が出力される。OR合成部92は、たとえば、本出願人
が既に開発して特許出願(平成3年特許願69056
号)しているように、プレスキャンメモリ83に日付等
の文字合成用データまたはオーバーレイデータを記憶さ
せて、文字合成用データおよびオーバーレイデータを記
録紙に記録させるために用いられる。この実施例では、
後述するように、入力階調−出力階調特性データをプリ
ンタ部12で記録させるためにOR合成部92が用いら
れる。
【0043】図4は、濃度処理部10の構成を示してい
る。
【0044】濃度処理部10は、アドレス生成回路10
1およびテーブルメモリ102を備えている。ROM2
1には、読取画素の階調に対する記録画素の階調を表す
データ(以下、入力階調−出力階調特性データという)
が、各現像色(M、C、Y、BK)、操作部で指定され
るコピー濃度および操作部で指定される原稿画像種類に
応じて複数種類記憶されている。原稿画像種類には、文
字、写真および文字・写真混合の3種がある。入力階調
−出力階調特性データは、図5に示す2×2の画素
0 、G1 、G2 、G3 を1つのブロックとしたディザ
マトリクスを用いて、予め作成される。この例では、読
取画素の階調は256階調であり、記録画素の階調は6
4階調である。
【0045】テーブルメモリ102には、ROM21に
記憶されている複数種類の入力階調−出力階調特性デー
タのうち、現像色、操作部で指定されるコピー濃度およ
び操作部で指定される原稿画像種類に応じた入力階調−
出力階調特性データがCPU20によって転送される。
アドレス生成回路101には、合成処理部9から送られ
る読取画素の濃度を表す画像データ(入力階調データ)
およびその画素の位置を示す図示しない信号(ライン信
号HSYNCおよびドット信号CLK)が送られる。
【0046】アドレス生成回路101は、入力画像デー
タの階調および読取画素の位置信号(読取画素に対応す
るディザマトリクスの画素)に応じた10ビットのアド
レス指定信号を出力する。アドレス指定信号の下位8ビ
ットは、入力階調0〜255に対応し、上位2ビットは
ディザマトリクスの画素G0 、G1 、G2 、G3 に対応
する。画素G0 、G1 、G2 、G3 に対応するアドレス
指定信号の上位2ビットの値は、”00”、”0
1”、”10”、”11”、となる。アドレス生成回路
101からアドレス指定信号が出力されると、テーブル
メモリ102内の指定アドレスに記憶されているデータ
がテーブルメモリ11から出力階調データとして出力さ
れる。
【0047】表1は、入力階調−出力階調特性データの
一例を示している。表1において、基準アドレスOad
rは、入力階調データ0〜255に対して基準となる指
定アドレスを示しており、基準アドレスOadr0〜2
55は、入力階調データ0〜255に1対1対応してい
る。また、トータル階調とは、入力階調に対するディザ
マトリクスの4画素分の出力階調を示している。
【0048】
【表1】
【0049】図6は、ROM21の内容の一部を示して
いる。
【0050】この複写機においては、入力階調−出力階
調特性データは、4種類の色(M、C、Y、BK)、操
作部で指定される15段階の濃度および操作部で指定さ
れる文字、写真および文字・写真混合の3つの原稿画像
種類ごとにあらかじめ作成されている。つまり、180
種類の入力階調−出力階調特性データが、データROM
21のエリアRE0 〜RE179 にそれぞれ記憶されてい
る。
【0051】図7は、テーブルメモリ102の内部を示
している。
【0052】テーブルメモリ102は、8ビットメモリ
であり、ディザマトリクスの画素G0 についての入力階
調データ(256階調)に対する出力階調データを記憶
するためのエリアTE0 (0〜255番地)、画素G1
についての入力階調データに対する出力階調データを記
憶するためのエリアTE1 (256〜511番地)、画
素G2 についての入力階調データに対する出力階調デー
タを記憶するためのエリアTE2 (512〜767番
地)、画素G3 についての入力階調データに対する出力
階調データを記憶するためのエリアTE3 (768〜1
023番地)を備えている。
【0053】この複写機の濃度処理部10では、ROM
21に記憶されている各入力階調−出力階調特性データ
が、操作表示部24によって指定される特性修正用デー
タに基づいて修正される。
【0054】まず、この修正の考え方について説明す
る。図8に示されているグラフ線g1は、ある入力階調
−出力階調特性データを、横軸に入力階調をとり縦軸に
トータル出力階調をとってグラフ化したものである。
【0055】操作表示部24では、入力階調が複数段階
レベルに分けられた各段階レベルごとに各段階レベルに
対するトータル出力階調を修正するための修正用データ
(特性修正用データ)が入力されるようになっている。
段階レベル数は、修正精度に応じて自由に設定すること
が可能である。この例では、表2に示すように、入力階
調が10段階レベルに分けられているものとする。たと
えば、特性修正用データが+20であれば、その段階レ
ベルの各入力階調に対する修正後のトータル出力階調
は、各入力階調に20を加えた値を入力階調とした場合
の原特性におけるそれに対するトータル階調となる。
【0056】
【表2】
【0057】上記表2の特性修正用データに基づいて修
正された特性が、図9にグラフ線g2で示されている。
この例では、たとえば、第1段階の修正後の特性g2
は、元の特性g1における入力階調範囲20〜45に対
応する部分を左方向に入力階調20だけシフトさせた特
性になっている。つまり、各段階の修正後の特性は、各
段階の入力階調にその段階の特性修正用データを加えた
入力階調に対する元の特性と等しくなる。
【0058】修正後の特性グラフ線g2をみると、たと
えば部分Qで示す箇所のように、隣合う段階レベルの境
界部において、入力階調が大きいものに対するトータル
出力階調が、入力階調が小さいものに対するトータル出
力階調よりも小さくなるという逆転現象が生じることが
ある。そうすると、画像ムラが生じ、階調再現性が低下
する。このような逆転現象は、隣合う段階レベルのう
ち、入力階調が小さい段階レベルに対する特性修正用デ
ータが、入力階調が大きい段階レベルに対する特性修正
用データより大きなときに生じる。
【0059】そこで、このような逆転現象が生じた場合
には、次のようにして、逆転現象が修正される。図9の
部分Qの拡大図が図10に示されている。図10におけ
る出力階調特性上の各点は、入力階調をX軸、出力階調
をY軸にとったXY座標系の座標値で表されるものとす
る。
【0060】逆転現象が生じている隣合う段階の境界線
Pと、入力階調が小さい段階に対するトータル出力階調
特性線g21とが交わる点Aの座標データ(xa,y
a)を求める。また、逆転現象が生じている隣合う段階
の境界線Pと、入力階調が大きい段階に対するトータル
出力階調特性線g22とが交わる点Bの座標データB
(xb,yb)を求める。
【0061】次に、入力階調が小さい段階に対するトー
タル出力階調特性線g21上におけるY座標がybであ
る点CのX座標データxcを求める。次に、入力階調が
大きい段階に対するトータル出力階調特性線g22上に
おけるY座標がyaである点DのX座標データxdを求
める。
【0062】そして、点Cと点Dとを結ぶ直線g23
を、点Cの座標(xc,yb)と点Dの座標(xd,y
a)とから求める。そして、点Cと点Dまでの特性を直
線g23で表される特性に補正する。これにより、逆転
現象が補正される。このように、逆転現象を補正する
と、逆転現象が生じている隣合う段階の境界付近におい
て、入力階調が大きくなるにしたがって除々に出力階調
が大きくなる特性が得られるので、階調再現性が向上す
る。
【0063】ところで、図9の特性グラフ線g2をみる
と、たとえば部分Rで示す箇所のように、隣合う段階レ
ベルの境界部において、入力階調の変化に対して、トー
タル出力階調が急激に増加するというジャンプアップ現
象が生じることがある。そうすると、擬似輪郭が発生し
たり、階調の再現性が低下したりする。このようなジャ
ンプアップ現象は、隣合う段階レベルのうち、入力階調
が小さい段階レベルに対する特性修正用データが、入力
階調が大きい段階レベルに対する特性修正用データより
小さなときに生じる。
【0064】そこで、このようなジャンプアップ現象が
生じた場合には、次のようにして、逆転現象が修正され
る。図9の部分Rの拡大図が図11に示されている。図
11における出力階調特性上の各点は、入力階調をX
軸、出力階調をY軸にとったXY座標系の座標値で表さ
れるものとする。
【0065】図11においては、ジャンプアップ現象が
生じている隣合う段階の境界線がPで示されている。ま
ず、ジャンプアップ現象が生じている隣合う段階のう
ち、入力階調が小さい段階の入力階調方向幅W(n−
1)および入力階調が大きい段階の入力階調方向幅Wn
を求める。
【0066】次に、入力階調が小さい段階に対するトー
タル出力階調特性線g24上における、境界線Pから−
X方向に長さ{W(n−1)/α}離れた点Eの座標デ
ータE(xe,ye)を求める。ここで、αは予め設定
された1より大きな値であり、この例では3に設定され
ているものとする。
【0067】また、入力階調が大きい段階に対するトー
タル出力階調特性線g25上における、境界線Pから+
X方向に長さ(Wn/α)離れた点Eの座標データF
(xf,yf)を求める。ここで、αは予め設定された
1より大きな値であり、この例では3に設定されている
ものとする。
【0068】そして、点Eと点Fとを結ぶ直線g26
を、点Eの座標(xe,ye)と点Dの座標(xf,y
f)とから求める。そして、点Eと点Fまでの特性を直
線g26で表される特性に補正する。これにより、ジャ
ンプアップ現象が補正される。このように、ジャンプア
ップ現象を補正すると、ジャンプアップ現象が生じてい
る隣合う段階の境界付近において、入力階調が大きくな
るにしたがって除々に出力階調が大きくなる特性が得ら
れるので、擬似輪郭が発生しなくなるとともに、階調再
現性が向上する。
【0069】次に、上記のような入力階調−出力階調特
性データ特性修正を行うための複写機の動作について説
明する。
【0070】図4を参照して、アドレス生成回路101
からは、入力階調データおよび画素位置信号に対応する
ディザマトリクスの画素に対応したアドレス指定信号が
出力される。CPU20は、現像色、指定コピー濃度お
よび指定された原稿画像種類に応じた入力階調−出力階
調特性データをROM21から読み出して、RAM22
に転送する。
【0071】そして、操作表示部24によって入力され
てバックアップRAM23に記憶されている特性修正用
データに基づいて、RAM22に記憶されている入力階
調−出力階調特性データが修正される。また、修正後の
入力階調−出力階調特性データにおいて、逆転現象が生
じている場合には、上記の逆転現象補正方法によって、
逆転現象が生じている部分のデータが補正される。ま
た、修正後の入力階調−出力階調特性データにおいて、
ジャンプアップ現象が生じている場合には、上記のジャ
ンプアップ現象補正方法によって、ジャンプアップ現象
が生じている部分のデータが補正される。
【0072】特性修正用データによる修正、逆転現象補
正およびジャンプアップ現象補正が行われた後のデータ
は、テーブルメモリ102に転送される。
【0073】このようにして、RAM22から入力階調
−出力階調特性データの全てのデータがテーブメモリ1
02に送られた後、アドレス生成回路101から入力階
調データおよび画素位置信号に対応するアドレス指定信
号が出力されると、指定されたアドレスに対応するデー
タがテーブルメモリ102から出力される。
【0074】テーブルメモリ102として、現像色分の
4種類の入力階調−出力階調特性データを記憶できる容
量のものを用い、ROM21に記憶されている複数種類
の入力階調−出力階調特性データのうち、原稿画像種類
に応じた4つの現像色分の入力階調−出力階調特性デー
タを転送するようにしてもよい。この場合には、CPU
10からアドレス生成回路101に現像色信号が送ら
れ、アドレス生成回路101から現像色を含んだ12ビ
ットのアドレス指定信号が出力される。
【0075】図12は、特性修正用データに基づいて修
正された入力階調−出力階調特性データをグラフ化して
出力する場合のCPU20による処理手順を示してい
る。
【0076】操作者は、操作表示部24から特性グラフ
出力モードを選択して入力する。また、グラフ化する特
性データの元となる入力階調−出力階調特性データを選
択するために、現像色、コピー濃度および原稿画像種類
を入力する。
【0077】入力階調−出力階調特性データグラフ化の
ための入力操作が行われると(ステップ1)、入力階調
−出力階調特性データの修正処理が行われる(ステップ
2)。すなわち、入力された現像色、コピー濃度および
原稿画像種類に応じた入力階調−出力階調特性データが
図4に示されているROM21から読み出されてRAM
22に転送され、バックアップRAM23に記憶されて
いる特性修正用データに基づいて、入力階調−出力階調
特性データが修正される。また、逆転現象補正およびジ
ャンプアップ現象補正が行われる。
【0078】そして、これらの修正および補正後の入力
階調−出力階調特性データがテーブルメモリ12に転送
される。
【0079】そして、修正および補正後の入力階調−出
力階調特性データがテーブルメモリ12に記憶される
と、テーブルメモリ12から入力階調−出力階調特性デ
ータが読み出され、読み出された修正および補正後の入
力階調−出力階調特性データに対応するグラフ線を表す
2値化データが図2に示されているプレスキャンメモリ
83にビットマップ展開される(ステップ3)。つま
り、修正および補正後の入力階調−出力階調特性データ
に対応するグラフ線上の点が黒データ”1”で表され、
その他の部分は白データ”0”で表される。
【0080】次に、図3に示されている合成処理部9の
セレクタ93に対し、OR合成部92の出力を選択させ
るための制御信号Seが送られる(ステップ4)。ま
た、BK生成部6の出力が白を表す信号となるようにB
K生成部6に白データが設定される(ステップ5)。し
たがって、合成処理部9に入力する濃度信号Sdの値
は、白を表す”0”となる。
【0081】この後、操作者によって操作表示部24に
設けられているプリント開始キーが押されると、修正お
よび補正後の入力階調−出力階調特性データに対応する
グラフ線を表す2値化データがプレスキャンメモリ83
から読み出され、合成処理部9に送られる。合成処理部
9のOR合成部92においては、プレスキャンメモリ8
3から読み出された2値化データSpが”1”のときに
濃度最大値が出力され、2値化データSpが”0”のと
きに白を表す濃度信号Sd(”0”)が出力される。
【0082】OR合成部92の出力は、セレクタ93、
濃度処理部10および変倍/移動処理部11を介してプ
リンタ部12に送られ、記録紙に記録される。これによ
り、修正および補正後の入力階調−出力階調特性データ
がグラフ化されて出力される。
【0083】ROM21に記憶されている元の入力階調
−出力階調特性データについても、この入力階調−出力
階調特性データを読み出して、この入力階調−出力階調
特性データに対応すグラフ線を表す2値化データをプレ
スキャンメモリ83に記憶させることにより、グラフ化
して出力することができる。
【0084】
【発明の効果】この発明によれば、入力階調に対する出
力階調特性が画像形成装置ごとに好適な特性となるよう
に、入力階調に対する出力階調特性を画像形成装置ごと
に修正できる。
【0085】また、この発明によれば、修正後の入力階
調に対する出力階調特性をグラフ化して出力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ディジタルカラー複写機の全体的な構
成を示す電気ブロック図である。
【図2】図2は、プレスキャンデータ記憶部の構成を示
す電気ブロック図である。
【図3】図3は、合成処理部の構成を示す電気ブロック
図である。
【図4】図4は、濃度処理回路を示す電気ブロック図で
ある。
【図5】図5は、ディザマトリクスの4つの画素を示す
模式図である。
【図6】図6は、ROM21の内容を示す模式図であ
る。
【図7】図7は、テーブルメモリ102の内部を示す模
式図である。
【図8】図8は、元の入力階調−出力階調特性データを
示すグラフである。
【図9】図9は、図8の入力階調−出力階調特性データ
を特性修正用データに基づいて修正した場合の入力階調
−出力階調特性データを示すグラフである。
【図10】図10は、図9のQ部の拡大図を用いて、逆
転現象の補正方法を説明するための説明図である。
【図11】図11は、図9のR部の拡大図を用いて、ジ
ャンプアップ現象の補正方法を説明するための説明図で
ある。
【図12】図12は、修正および補正後の入力階調−出
力階調特性データをグラフ化して出力するためのCPU
20による処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 プレスキャンデータ記憶部 9 合成処理部 12 テーブルメモリ 20 CPU 21 ROM 22 RAM 24 操作表示部 83 プレスキャンメモリ 93 OR合成部 101 アドレス生成回路 102 テーブルメモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60 G06T 1/00 - 9/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力階調に対する出力階調特性データが
    予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
    調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
    れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
    のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
    ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
    タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
    て、 入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
    に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
    タを入力するための入力手段、 入力手段によって入力された各特性修正用データに基づ
    いて、各段階内の各入力階調に対する出力階調が、各段
    階内の各入力階調に対して当該段階に対する特性修正用
    データを加算した値を入力階調とした場合の原特性にお
    ける出力階調となるように、上記第1記憶手段に記憶さ
    れている入力階調に対する出力階調特性データを修正す
    る修正手段、および上記修正手段によって修正された入
    力階調に対する出力階調特性データにおいて、入力階調
    の小さいものに対する出力階調が入力階調の大きいもの
    に対する出力階調よりも大きくなるといった逆転現象が
    生じている部分があるときには、逆転現象が生じている
    部分において、入力階調が大きくなるにしたがって出力
    階調が除々に大きくなるように、上記修正手段によって
    修正された入力階調に対する出力階調特性データを補正
    する逆転現象補正手段を備えており、 上記逆転現象補正手段は、 逆転現象が生じている隣合う段階の境界線と、上記修正
    手段によって修正された入力階調に対する出力階調特性
    データによって表される入力階調が小さい段階に対する
    トータル出力階調特性線とが交わるA点のデータを求め
    る手段、 逆転現象が生じている隣合う段階の境界線と、上記修正
    手段によって修正された入力階調に対する出力階調特性
    データによって表される入力階調が大きい段階に対する
    トータル出力階調特性線とが交わるB点のデータを求め
    る手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによって表される入力階調が小さい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、出力階調
    が上記B点の出力階調と等しいC点を求める手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによって表される入力階調が大きい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、出力階調
    が上記A点の出力階調と等しいD点を求める手段、およ
    上記C点と上記D点とを結ぶ直線を求め、上記C点と
    上記D点との間の入力階調に対する出力階調特性データ
    を、求めた直線で表される特性に補正する手段、 を備えて いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記修正手段によって修正された入力階
    調に対する出力階調特性データにおいて、隣合う段階の
    境界部において、入力階調の変化に対して出力階調が急
    激に増加するというジャンプアップ現象が生じている部
    分があるときには、ジャンプアップ現象が生じている部
    分において、入力階調が大きくなるにしたがって出力階
    調が除々に大きくなるように、上記修正手段によって修
    正された入力階調に対する出力階調特性データを補正す
    るジャンプアップ現象補正手段、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 上記ジャンプアップ現象補正手段は、 ジャンプアップ現象が生じている隣合う段階のうち、入
    力階調が小さい段階の入力階調方向幅および入力階調が
    大きい段階の入力階調方向幅を求める手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによって表される入力階調が小さい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、ジャンプ
    アップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、αを
    1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が小さ
    い段階の入力階調方向幅の1/α離れたE点のデータを
    求める手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによって表される入力階調が大きい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、ジャンプ
    アップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、αを
    1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が大き
    い段階の入力階調方向幅の1/α離れたF点のデータを
    求める手段、および 上記E点と上記F点とを結ぶ直線を
    求め、上記E点と上記F点との間の入力階調に対する出
    力階調特性データを、求めた直線で表される特性に補正
    する手段、 を備えていることを特徴とする請求項2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 入力階調に対する出力階調特性データが
    予め作成されて第1記憶手段に記憶されており、入力階
    調に対する出力階調特性データが第2記憶手段に転送さ
    れ、入力された入力階調データに基づいて第2記憶手段
    のアドレスが指定されることにより、第2記憶手段にお
    ける指定されたアドレスに記憶されている出力階調デー
    タが出力される濃度処理部を備えた画像形成装置におい
    て、 入力階調が複数段階に分割された各段階ごとに入力階調
    に対する出力階調特性を修正するための特性修正用デー
    タを入力するための入力手段、 入力手段によって入力された各特性修正用データに基づ
    いて、各段階内の各入力階調に対する出力階調が、各段
    階内の各入力階調に対して当該段階に対する特性修正用
    データを加算した値を入力階調とした場合の原特性にお
    ける出力階調となるように、上記第1記憶手段に記憶さ
    れている入力階調に対する出力階調特性データを修正す
    る修正手段、および 上記修正手段によって修正された入
    力階調に対する出力階調特性データにおいて、隣合う段
    階の境界部において、入力階調の変化に対して出力階調
    が急激に増加するというジャンプアップ現象が生じてい
    る部分があるときには、ジャンプアップ現象が生じてい
    る部分において、入力階調が大きくなるにしたがって出
    力階調が除々に大きくなるように、上記修正手段によっ
    て修正された入力階調に対する出力階調特性データを補
    正するジャンプアップ現象補正手段、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記ジャンプアップ現象補正手段は、 ジャンプアップ現象が生じている隣合う段階のうち、入
    力階調が小さい段階の入力階調方向幅および入力階調が
    大きい段階の入力階調方向幅を求める手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによって表される入力階調が小さい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、ジャンプ
    アップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、αを
    1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が小さ
    い段階の入力階調方向幅の1/α離れたE点のデータを
    求める手段、 上記修正手段によって修正された入力階調に対する出力
    階調特性データによっ て表される入力階調が大きい段階
    に対するトータル出力階調特性線上における、ジャンプ
    アップ現象が生じている隣合う段階の境界線から、αを
    1より大きな値として、入力階調方向に入力階調が大き
    い段階の入力階調方向幅の1/α離れたF点のデータを
    求める手段、および 上記E点と上記F点とを結ぶ直線を
    求め、上記E点と上記F点との間の入力階調に対する出
    力階調特性データを、求めた直線で表される特性に補正
    する手段、 を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像形
    成装置。
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