JP2008005317A - 画像処理装置及びその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハイライトが含まれているカラー画像データに対して下地飛ばし処理を実行すると、カラー画像データに含まれるハイライトの再現性が失われた。
【解決手段】 印刷装置で印刷可能な色材情報を入力し、前記色材情報に基づき、入力データの各画素が淡色材を用いて再現される色域内のハイライト情報であるか否かを判定し、注目画素がハイライトデータであると判定された場合、注目画素に対してハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行なう。
【選択図】 図10

Description

本発明は画像処理装置およびその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体に関し、例えば、画像の下地飛ばし処理を行う画像処理に関するものである。
一般に、デジタルカラー複写機のコピー処理では、スキャナで読み取った原稿を忠実に再現させるため様々な画像処理が行われている。通常、原稿の紙の色すなわち下地部は純粋な白ではなく、わずかに色がついている場合がほとんどである。よって、そのままコピー処理を実行すると下地部まで色材を用いて忠実に再現してしまう。これによって色材の浪費が進むなど、様々な弊害の原因となる。
これに対して、原稿画像に含まれる下地色に応じた最適な画像処理として以下の処理が知られている。まず、スキャナで読み取った画像の輝度(または濃度)ヒストグラムを作成し、それを基に、原稿画像の下地(背景)の信号レベル(以下「下地レベル」と呼ぶ)を検出する。次に、画像信号から下地レベルを減算して、画像から下地を除去する処理(以下「下地飛ばし」と呼ぶ)を行う(例えば特許文献1参照)。
特開平5−63968
しかしながら上述した従来の技術では、下地飛ばし処理を行うと下地以外のハイライトデータに対しても信号値が変化してしまうという問題があった。特に複写機のプリント部がライトシアンやライトマゼンタを用いた特色印刷を行う場合、本来ライトシアンやライトマゼンタが使われるはずのハイライト部が、下地飛ばし処理によって除去されてしまうという問題があった。その問題を解決するために、下地レベルを高輝度部に設定し、ハイライトデータに対する再現性を優先すると、下地が十分に除去されず色材を消費してしまうという問題があった。
本発明は、ハイライトが含まれているカラー画像データに対して下地飛ばし処理を実行する際、カラー画像データに含まれるハイライトの再現性を失わずに下地(背景)を飛ばすことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、カラー画像データに対して下地飛ばし処理を行う画像処理装置であって、前記カラー画像データを印刷する印刷装置で印刷可能な色材情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された色材情報に基づき、前記カラー画像データの画素値が淡色材を用いて再現される色域内のハイライト情報であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、前記ハイライト情報であると判定された画素に対して、ハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ハイライト情報を含むカラー画像データに対して下地飛ばし処理を実行する際、カラー画像データに含まれるハイライトの再現性を失わずに下地(背景)を飛ばすことができる。
以下、本発明にかかる実施例の画像処理を図面を参照して詳細に説明する。
本実施例では、スキャナ機能やプリント機能等を備えたカラー複合機(MFP)を対象に説明する。もちろんコピー機能のみを持つカラー複写機を用いてもかまわない。
図1はカラー複合機の構成図である。カラー複合機は、データ処理装置105と、データ処理装置105に接続された画像読み取り部101、記憶装置102、記録装置103、表示装置104、入力装置106、ネットワークI/F107で構成される。
画像読み取り部101はスキャナであり、原稿画像を図示しない光源で照射し、原稿反射像をレンズで固定撮像素子上に結像し、固定撮像素子からラスター状の画像読み取り信号をイメージ情報として得る。記憶装置102は、画像読み取り部101で読み取った画像データの記憶を行うROMまたはRAM等のメモリである。記録装置103はプリンタであり、C、M、Y、Kの他にライトシアン、ライトマゼンタ、R、G、Bなどの特色を用いて紙等の記録媒体に印刷を行う。表示装置104は、CRT等のモニタであり、操作入力の状態表示や処理中の画像を表示する。データ処理装置105は、CPU108が格納されている。CPU108が本実施例の画像処理を制御する。入力装置106は、マウスまたはキーボード等である。ネットワークI/F107は、ネットワークと接続するためのインタフェースである。ネットワークI/F107を介してPC等から画像データを受け取り、データ処理装置105で処理を行って記録装置103においてプリントを行うことが可能となる。また、画像読み取り部101で原稿を読み取り、データ処理装置105で処理を行ったデータを、ネットワークI/F107を介してPC等に送信することも可能である。
通常のコピー処理は、得られた画像読み取り信号をデータ処理装置105で記録信号へ変換し、記録装置103に順次出力して紙上に画像を形成する。本実施例ではコピー処理を対象として説明する。本実施例ではプリント処理や送信処理について説明しないが、コピー処理と同様に本実施例を適用することが可能である。
カラー複合機への指示は入力装置106から行われ、これら一連の動作はデータ処理装置105内のCPU108で制御される。
本発明における実施例を説明する前に、従来の手法について説明する。図2は従来のカラー複合機における画像処理の構成例を説明するブロック図である。図2の色変換部202、下地飛ばし部203、色変換部204、ガンマ補正部205、スクリーン処理部206は、データ処理装置105に格納され、CPU108によって制御されている。まず、図1の画像読み取り部101に相当するスキャナ201にて原稿をスキャンしデータの読み込みを行い、デバイス依存RGBデータを得る。次に、色変換部202において、デバイス依存RGBデータを共通RGBデータへ色変換する。ここで、共通RGBとはL*a*b*などのデバイス非依存色空間に変換可能な規格化されたRGBのことである。色変換部202で行う色変換は、マトリックス演算を使うなど、どのような手段を用いてもよい。次に下地飛ばし部203にて下地飛ばし処理を行う。
下地飛ばし部203における下地飛ばし処理の流れを図3に示す。まず、ステップS301において、読み取った共通RGB画像データの注目画素を選択する。次にステップS302にて下地レベル303を読み込み、下地飛ばしを行う。ここで下地レベルとは、画像の下地(背景)に相当する輝度(または濃度)レベルのことである。下地飛ばし演算処理によって、下地レベル以上の輝度をもつ画素は、白レベルまたは白レベル付近に置き換えられる。
ステップS302で行われる下地飛ばし演算の例を図18に示す。ステップS1801において、入力信号値に対して下地レベル303を用いて(1)の演算式を実行する。
S=入力信号値×(最大信号値)/(下地レベル303) (1)
次に、ステップS1802において、演算により算出されたS値が、最大信号値を超えているか否かを判定する。ステップS1802において、S値が最大信号値を超えていればステップS1803にすすむ。例えば8bitの信号値である場合、その最大信号値は255となる。最大信号値を超えている場合、ステップS1803にてS値を最大信号値へ置き換え、最大信号値を出力信号値とする。ステップS1802において、最大信号値を超えていない場合、ステップS1801において演算したS値が出力信号値となる。なお、下地飛ばし演算方法は図18の例に限らず、例えば精度を高めるため非線形変換処理を用いてもよい。
図3に戻り、ステップS304の説明を行う。ステップS302において下地飛ばし演算を行った後、ステップS304にて下地飛ばし演算後の画素毎の出力信号値を、記憶装置102のRAMまたはデータ処理装置105内のメモリ(不図示)に格納する。そしてステップS305にて全ての画素を処理したか確認し、処理を行っていない画素がある場合はステップS301に戻り未処理画素を選択して処理を繰り返す。全ての画素に対して処理を行った場合は処理が終了する。
次に、図2に戻り色変換部204以降の説明を行う。下地飛ばし部203において共通RGBデータの画素毎に下地飛ばし処理を行った後、色変換部204において色変換を行う。色変換部204は、共通RGBデータからプリンタのデバイス依存色空間であるCMYK多値データに変換する処理を行う。色変換によって生成されたCMYKデータに対してガンマ補正部205でガンマ補正を行い、その後スクリーン処理部206でスクリーン処理を行い、プリンタ103が出力できるCMYKの二値データに変換する。最後にプリンタ103にデータを送りコピー動作を終了する。
次に、下地飛ばし処理の効果について説明する。図4は原稿を示している。401は原稿の下地を示しており、紙の色が反映されて薄い黄色がついている。402はオブジェクトであり、薄い青色がついている。また、403は文字データであり、白い背景の上に薄い赤色の文字が存在している。図4に示す各オブジェクトに対して図2に示す下地飛ばし処理を含むコピー動作を行った結果が図5である。下地データ501は下地飛ばし処理によって白データに置き換えられている。
ところが、下地データ501だけではなくオブジェクト502や文字503も薄いデータであるためデータが消えてしまっている。特に記録装置103がライトシアンやライトマゼンタのようにハイライト再現性を重視するものである場合、本来再現したいハイライト色のデータが無くなるため、記録装置103の特性がコピー動作に活かせず重要な問題となる。
図5を例に説明すると本来薄い青色で描かれるオブジェクト502や、本来薄い赤色で描かれる文字503がそれに相当する。
本実施例では、CMYKにライトシアン、ライトマゼンタを加えた6色印刷のプリンタを前提とする。6色印刷機の場合、ライトシアン、ライトマゼンタのハイライト再現性を重視して印刷したい。よって、従来の下地飛ばし処理を行なうと、ライトシアン、ライトマゼンタが白に変換され画質が低下してしまう。6色印刷機では、ライトシアン、ライトマゼンタの色を印刷することで、階調性を高めることを目的としているので、下地飛ばし処理によってライトシアン、ライトマゼンタが白に変換されることを防ぎたい。
上記問題を解決した本発明の実施例について説明する。図6は本実施例のカラー複合機における画像処理の構成例を説明するブロック図である。まず、図1の画像読み取り部101に相当するスキャナ601にて原稿データをスキャンしデータの読み込みを行い、デバイス依存RGBデータを得る。次に、色変換部602において、デバイス依存RGBデータを共通RGBデータへ色変換を行う。ここまでは従来の処理の流れ(図2)と同様である。従来の処理は共通RGBを得た後に下地飛ばし処理を実行したが、本実施例では下地飛ばし処理を行う前に、色変換部603において共通RGBデータをL*a*b*データに色変換する。ここでL*は輝度、a*b*は色相及び彩度を示している。もちろん、L*a*b*に限らず、輝度と色相・彩度を表せるデータであればどのような色空間であってもよい。
次にハイライト色判定部604において、プリンタ610で用いる記録材(トナー、インク等)の色に関する情報605を用いてハイライト色判定を行い、ハイライト色と判定された画素に対してハイライトフラグを付加する。ここで、プリンタ610で用いる記録材の色に関する情報605は、プリンタ610が印刷可能なハイライト色のことである。プリンタ610がライトシアン・ライトマゼンタの色材を出力可能な場合、ハイライトシアン・ハイライトマゼンタがハイライト色となる。ここで、ハイライト色とは、ライトシアン、ライトマゼンタなどの淡トナーを用いて再現される色域内の色である。濃トナーよりも淡トナーの割合が大きい画素値、または、淡トナーのみで生成される画素値をハイライトとする。淡トナーよりも濃トナーの割合が大きい画素値、または、濃トナーのみで生成される画素値は、輝度が低くなるのでハイライトには適さない。
プリンタ610がレッド・グリーン・ブルーの色材を出力可能な場合、ハイライトレッド、ハイライトグリーン、ハイライトブルーがハイライト色となる。
もちろん、プリンタ610が印刷可能な色材に限らず、どのようなハイライト色を設定してもよい。また、本実施例では記録材の色に関する情報605をa*b*値で定義しているが、色を表す情報であればどのような情報であってもよい。
次にハイライト色判定部604で行われる処理の詳細について図7を用いて説明する。まず、ステップS701にて注目画素のL*a*b*値を入力する。次にステップS702にて、L*値が所定値以上かを判別する。ここで、L*a*bは、CIE1976 L*a*bの均等色空間の表示系であり、L*値は輝度を表しており、値が大きければ大きいほど明るいデータを示している。本実施例ではハイライトのデータを抽出したいため、L*値が低いデータを対象外としている。よって、L*値が所定値以上ではない場合はステップS709へと進み、画像の全ての画素をチェックしたか確認する。全ての画素をチェックしていない場合はステップS701へ戻って、他の未処理画素に対して処理を繰り返す。全ての画素をチェックしている場合は処理を終了させる。
ステップS702にてL*値が所定値以上である場合、ステップS703にすすむ。ステップS703では、注目画素のa*b*値を、プリンタ610が印刷可能な記録材の色に関する情報605(ハイライト情報)と比較する。ここハイライト情報として、本実施例では色相・彩度を表すa*b*を用いる。もちろんその他の色空間の色情報を用いてもよい。
図8の801はハイライトマゼンタの範囲を表しており、画素データのa*b*値がこの範囲内にある場合、ハイライトマゼンタであると判定される。同様に図9の901はハイライトシアンを表しており、画素データのa*b*値がこの範囲にある場合ハイライトシアンと判定される。上述したように、ハイライトマゼンタ、ハイライトシアンは、濃トナーよりも淡トナーの割合が大きい色、または、淡トナーのみで生成される色である。
本実施例ではハイライト情報が複数の場合を示しているが、1つであってもよいし、複数のハイライト情報を統合したデータであってもよい。
ステップS705にて注目画素のa*b*が、ハイライト情報で示される所定の範囲内にあるか判定する。注目画素のa*b*が所定の範囲内にある場合は、S706にすすみ、S706において注目画素はハイライト部であると判定し、ステップS707にて注目画素にハイライト色判定フラグを付加する。ここでハイライト色判定フラグは、ハイライトシアン、ハイライトマゼンタ等のハイライト情報の種類に応じて異なるフラグを用いる。
次にステップS708にて全てのハイライト情報をチェックしたか確認する。まだチェックしていないハイライト情報がある場合はステップS703へ戻り別のハイライト情報を抽出して処理を繰り返す。全てのハイライト情報をチェックした場合はステップS709へと進み、全ての画素をチェックしたか判定を行う。
本実施例ではステップS707で付加するハイライト色判定フラグについて、ハイライト情報の種類に応じてハイライト色判定フラグのデータを変えることを前提としているが、同じハイライト色判定フラグデータを付加してもよい。
このようにして図6のハイライト色判定部604にてハイライト色判定処理を行った後、下地飛ばし部606において、ハイライト色判定フラグと共通RGBデータを用いて、本実施例による下地飛ばし処理を実行する。
次に、下地飛ばし部606の処理について図10を用いて説明する。まず、ステップS1001において注目画素の選択を行う。次にステップS1002において、注目画素にハイライト色判定フラグ1003が付加されているか参照する。ここでハイライト色判定フラグ1003は、図7のステップS707で付加されたフラグと同様である。
次にステップS1004にて注目画素がハイライトデータか否かの判定を行う。注目画素にハイライト色判定フラグが付加されている場合は、注目画素はハイライトデータであると判定され、下地レベルAを用いてステップS1005にて下地飛ばし演算を行う。ここで下地飛ばし演算は、従来の手法と同様で図18に示す方法を用いる。なお、下地飛ばし演算は、図18に限らずどのような演算を用いてもよい。下地レベルAはハイライトデータに対するパラメータであるため、下地レベルAは、白レベルまたは白レベル近辺の輝度レベルに設定される。ステップS1004において、注目画素がハイライトデータと判定されなかった場合は下地レベルBを用いてステップS1007にて注目画素に対する下地飛ばし演算を行う。ここで下地レベルBは、通常の下地飛ばし処理と同様の下地レベルであり、下地レベルAよりも輝度が低い下地レベルである。
そしてステップS1009において、下地飛ばし演算後の画素毎の出力信号値を、記憶装置102のRAMまたはデータ処理装置105内のメモリ(不図示)に格納する。次に、ステップS1010にて画像の全ての画素をチェックしたかの判定を行う。全ての画素をチェックしていない場合はステップS1001にて他の未処理の画素を選択し、処理を繰り返す。全ての画素をチェックした場合は処理を終了する。
なお、ステップS1004において注目画素がハイライトデータと判定された場合、ステップS1005の下地飛ばし演算処理を行わず、色変換部602で生成した共通RGBデータを直接メモリに格納してもよい。
図6の下地飛ばし部606にて下地飛ばしが行われた後、通常のコピー動作と同様に色変換部607にて色変換を行いCMYKの多値データを算出する。そしてCMYK多値データに対して、ガンマ補正部608でガンマ補正処理を、スクリーン処理部609でスクリーン処理を行いCMYKの二値データを得る。最後にCMYKの二値データをプリンタ610に出力する。
本実施による下地飛ばし結果を図11に示す。図11は図4の原稿データに対して本実施における下地飛ばし処理を実施した例を示している。図4では薄い黄色のデータを持つ下地データ401、薄い青色のデータを持つオブジェクト402、薄い赤い色のデータを持つ文字403が存在する。本実施例の下地飛ばし処理を実行すると、オブジェクト402はハイライトシアン、文字403はハイライトマゼンタと判定される。オブジェクト402、文字403は、下地レベルAに従ってステップS1005の下地飛ばし演算が実行される。それに対して下地401はハイライト色データと判定されないため、下地レベルBに従ってステップS1007の下地飛ばし演算が実行され、従来の処理と同様に下地が除去される。よって、図11のように下地データ1101は白データとなり、オブジェクト1102や文字1103はそのままデータが残るような下地飛ばし結果となる。
本実施例ではコピー処理を例として説明したが、受け取った入力画像に対してハイライト色判定を行い、それを用いて下地を除去する処理であればどのような画像処理に適用してもよい。具体的にはプリンタドライバから受信した入力画像データを処理するプリント処理や、FAXに代表される送信処理に利用してもよい。
以上説明したように実施例1によれば、ハイライトデータに対して下地レベルを白付近に設定することで、下地処理実行時ハイライトデータの再現性を向上させることが可能となる。また、印刷装置で印刷可能な色材情報に基づき、ハイライトデータの範囲を定義しておくことで、所望のハイライトデータに対して再現性を向上させることが可能となり、下地(背景)に対しては従来通りの下地除去が行なわれる。よって、従来手法よりもハイライト再現性と下地除去を両立させた下地除去処理が可能となる。
実施例1では、ハイライト情報と判定されると1つの下地レベルを用いて下地飛ばしを行った。一方、実施例2では、ハイライト情報ごとに異なる下地レベルが設定され、ハイライト情報の種類に応じた下地飛ばしを行う。
全体の処理の流れは実施例1の図6、ハイライト色判定の流れは図7と同様である。
図12は実施例2における下地飛ばし部606の下地飛ばし処理の詳細を示した図である。ここでは2種類のハイライト情報が存在していることを前提としている。図12のステップS1001、ステップS1002、ステップS1009、ステップS1010は実施例1の図10と同一であり、ステップS1201〜ステップS1205が実施例1と異なる。実施例2では、実施例1のステップS1004、ステップS1005、ステップS1007の代わりに、ステップS1201〜ステップS1205を行う。
また、図7のステップS707において、ハイライト情報ごとにハイライト色判定フラグA、ハイライト色判定フラグBなどの異なるハイライト色判定フラグを付加する。
以下ステップS1201〜ステップS1205の処理について説明する。ステップS1201において、注目画素がハイライトデータAであるか否かの判定を行う。注目画素にハイライト色判定フラグAが付加されている場合は、注目画素はハイライトデータAであると判定され、下地レベルAを用いてステップS1202にて下地飛ばし演算を行う。注目画素がハイライトデータAではないと判定された場合、ステップS1203において、注目画素は、ハイライト色判定フラグBが付加されているハイライトデータBであるか否かの判定を行う。ハイライトデータBであると判定された場合、下地レベルBを用いてステップS1204にて下地飛ばし演算を行う。注目画素がハイライトデータBではないと判定された場合、下地レベルCを用いてステップS1205にて下地飛ばし演算を実行する。ここで、下地レベルCは、通常の下地飛ばし処理と同様の下地レベルである。下地レベルA及び下地レベルBは、それぞれのハイライト色に対して最適な下地レベルである。
このように下地レベルをハイライトデータに応じて分けることでさらに精度の高い下地除去処理が可能となる。ここで、実施例1と同様に、ハイライトデータに対して下地飛ばし演算を行わないという構成にしてもよい。すなわち、ハイライトデータAと判定されるとステップS1202の下地飛ばし演算をスキップしてもよい。また、ハイライトデータBと判定されるとステップS1204の下地飛ばし演算をスキップしてもよい。
本実施例では2種類のハイライト色判定フラグがある場合について説明したが、ハイライト色判定フラグは2種類以上あってもよい。その場合、ハイライトデータBの判定処理の次にハイライトデータCの判定処理を追加していくことでさらに下地飛ばしの精度を高めることが可能となる。また実施例1と同様に、受け取った入力画像に対してハイライト色判定を行い、それを用いて下地を除去する処理であればどのような画像処理に適用してもよい。具体的にはドライバから受け取った入力画像データを処理するプリント処理や、FAXに代表される送信処理に利用してもよい。
以上説明したように実施例2によれば、ハイライト情報ごとに異なる下地レベルを設定し、ハイライト情報に応じた下地飛ばしを行うことにより、ハイライト情報に適した色を出力することができる。また、ハイライトデータAとハイライトデータBで下地レベルの最適値が異なる場合、ハイライトで一律の下地レベルではなくそれぞれのハイライトデータに適したパラメータを設定することが可能となる。そのため、実施例1に比べてさらに精度の高い下地飛ばし処理が可能となる。
実施例3では、実施例1、実施例2のハイライト色判定に加え、従来のコピーで利用されている像域分離を取り入れた処理について説明する。
図13は、本実施例のカラー複合機における画像処理の構成例を説明するブロック図である。
全体の処理の流れは実施例1の図6、ハイライト色判定の流れは図7と同様である。ただし、実施例3では、下地飛ばし処理において、ハイライト色判定フラグに加えて像域判定フラグを用いる。ハイライト色判定フラグを求める一方で、像域分離部1301において像域分離処理を行い、像域判定フラグを算出する。
[像域分離処理部]
以下では、像域分離処理について、その概念と一例を説明する。なお、下記の説明は像域属性の抽出方法の一例であり、像域分離処理は下記に限定されるものではない。
像域分離処理は、画像の特徴に応じた最適な画像処理を施すために、画像の特徴を抽出して像域属性を示す信号(フラグデータ)を生成する。原稿画像には、例えば、連続階調のフルカラー写真領域、黒一色の文字領域、あるいは、新聞などの印刷に代表される網点印刷領域など、様々な画像領域が混在している。これら特徴が異なる領域に一律に、同一の画像処理を施すと、その処理結果として一般に好ましい画質が得られない場合が多い。
そこで、共通RGBデータであるカラー画像信号を用いて、原稿画像に含まれる画像データの属性を検出し、それを識別するためのフラグデータを生成する。
図14は像域分離部1301の文字属性の画素を検出する構成例を示すブロック図である。
入力信号(カラー画像信号)1401は、平均濃度演算部1402およびエッジ強調処理部1403に入力される。平均濃度演算部1402は、入力信号1401の注目画素を中心とするM×N画素の領域(MとNは自然数)の平均値AVEを出力する。一方、エッジ強調処理部1403は、注目画素の周辺領域(例えばM×N画素領域)を参照して注目画素にエッジ強調処理を行い、強度が異なる二種類のエッジ強調信号EDG1とEDG2を出力する。これらの信号は、網点判定部1404およびエッジ判定部1405に入力される。
図16は平均値AVEおよびエッジ強調信号EDG1を入力する網点判定部1404の構成例を示すブロック図である。
二値化処理部1601は、式(2)に示すように、エッジ強調信号EDG1にある係数A(実数)を乗算した後、平均値AVEと比較した結果に基づき二値化信号を生成する。
A×EDG1 < AVE ならば 二値化信号=‘1’
A×EDG1 ≧ AVE ならば 二値化信号=‘0’ …(2)
二値化処理部1601によって画素ごとに得られる二値化信号は、1×1孤立量算出部1602、2×2孤立量算出部1603、3×3孤立量算出部1604、4×4孤立量算出部1605に入力される。孤立量算出部1602〜1605は、二値化処理の結果を用いて、注目画素がどの程度孤立しているかを判断する。
例えば、1×1孤立量算出部1602で行われる孤立量の算出は、まず、注目画素を中心位置とする3×3画素領域の二値化信号を参照する。その値が縦、横または斜め方向に‘0’‘1’‘0’と変化する場合は、その方向の孤立量を「1」として、縦、横(各一方向)および斜め(二方向)の四方向の合計を注目画素の孤立量として出力する。従って、孤立度が高い画素の場合は孤立量「4」に、孤立していない画素の場合は孤立量「0」になる。なお、網点ドットが一画素で構成される場合、すなわち、低濃度領域の網点画素または線数の高い網点に対して孤立量が比較的大きくなるという特徴を有する。
同様に、2×2孤立量算出部1603、3×3孤立量算出部1604、4×4孤立量算出部1605も、所定の二値化画素パターンとの比較により、注目画素の孤立量を出力する。
1×1孤立量加算部1606、2×2孤立量加算部1607、3×3孤立量加算部1608および4×4孤立量加算部1609はそれぞれ、1×1孤立量算出部1602、2×2孤立量算出部1603、3×3孤立量算出部1604、4×4孤立量算出部1605でそれぞれ算出された孤立量を所定領域で加算する。例えば、1×1孤立量加算部1606は、9×9画素領域の孤立量を加算する。
網点判定部1610は、1×1孤立量加算部1606、2×2孤立量加算部1607、3×3孤立量加算部1608、4×4孤立量加算部1609で算出された加算値それぞれについて閾値処理を行い、それらの結果から多数決や論理演算などの処理を経て網点信号AMIを出力する。なお、網点判定部1610は、注目画素が網点を構成すると判定した場合、網点信号AMI=‘1’を出力する。
図15は平均値AVEおよびエッジ強調信号EDG2を入力するエッジ判定部1405の構成例を示すブロック図である。
濃度差判定部1501は、式(3)に示すように、エッジ強調信号EDG2にある係数B(実数)を乗算した後、平均値AVEと比較した結果に基づき濃度差信号を生成する。
C<AVE−B×EDG2<D ならば 濃度差信号=‘1’
上記以外ならば 濃度差信号=‘0’…(3)
ここで、C、Dは実数または整数
つまり、エッジ強調信号EDG2の値と、その周辺領域の値(平均値AVE)の差に応じた濃度差信号を出力する。
孤立判定部1502は、濃度差信号を入力して孤立点を除去する。例えば、7×7画素領域で濃度差信号を参照し、最外殻の画素位置に値‘1’の濃度差信号が存在しない場合、内側の5×5画素領域の濃度差信号の値を強制的に‘0’にすることで孤立点を除去する。なお、孤立判定部1502が出力する孤立点除去後の濃度差信号を孤立判定信号と呼ぶ。
補正処理部303は、孤立判定信号を入力し、孤立判定信号の不連続部分を補正したエッジ信号EDGEを出力する。例えば、3×3画素領域で孤立点判定信号を参照し、領域の中央の注目画素を挟む画素(上下、左右または斜め)の孤立判定信号の値が‘1’で、注目画素の孤立判定信号の値が‘0’の場合、注目画素の孤立判定信号の値を‘1’に補正する。この処理によって、線画や文字のエッジ領域において孤立判定信号が欠けた欠損部分を修復し、線画や文字のエッジ領域の連続性を増した滑らかなエッジ信号EDGEを生成する。なお、補正処理部1503は、エッジ領域ならばエッジ信号EDGE=‘1’を出力する。
次に、図14に示す文字判定部1406は、網点判定部1404が出力する網点信号AMI、および、エッジ判定部1405が出力するエッジ信号EDGEを入力して、AMI=‘0’かつEDGE=‘1’である画素を示す文字信号MOJIを出力する。AMI=‘0’かつEDGE=‘0’である画素、すなわち信号の無いデータが下地データとなる。この網点信号と文字信号を利用して下地飛ばし処理を行う。
図17は実施例3における下地飛ばし部606の処理の詳細を示した図である。
図17のステップS1001、ステップS1009、ステップS1010は実施例1の図10と同一であり、ステップS1701〜ステップS1707が実施例1と異なる。
以下ステップS1701〜ステップS1707の処理について説明する。
まず、ステップS1701において、像域分離部1301で算出した網点・文字判定フラグを用いて、像域フラグの参照を行う。そして、ステップS1702において、注目画素が網点または文字データであるか否かの判定を行う。
ステップS1702において、注目画素が網点または文字データではないと判定された場合、ステップS1704にすすみ、下地レベルBを用いて注目画素に対して下地飛ばし演算処理を行う。ここで、下地レベルBは実施例1で使用したものと同様のものであり、下地(背景部)に対して行う通常の下地飛ばし処理で使用する下地レベルである。
ステップS1702において、注目画素が網点または文字データであると判定された場合、ステップS1703にすすみ、注目画素のハイライト色判定フラグを参照する。ハイライト色判定フラグは、図13のハイライト色判定部604で生成したハイライト色判定フラグと同様である。
次に、ステップS1705において注目画素がハイライトデータか否かの判定を行う。注目画素にハイライト色判定フラグが付加されている場合は、注目画素はハイライトデータであると判定され、下地レベルAを用いてステップS1706にて下地飛ばし演算を行う。ここで、下地レベルAは実施例1で使用したものと同様のものである。下地レベルAは、ハイライトデータ用の下地レベルであり、白レベルまたは白レベル付近に設定されるため、下地飛ばし量が少ない。
注目画素がハイライトデータではないと判定された場合、ステップS1707において、下地レベルCを用いてステップS1707にて下地飛ばし演算を行う。ここで下地レベルCは、下地レベルBより大きく下地レベルAより小さい下地レベルである。すなわち、下地レベルCを用いて下地飛ばし処理を行うと、下地レベルAを用いたときよりは下地飛ばし量が多く、下地レベルBを用いたときよりは下地飛ばし量が少なくなる。
本実施例では網点・文字フラグをまとめて扱ったが、それらを区別して網点、文字それぞれ別の下地レベルを用いて下地飛ばし演算を行ってもよい。また、網点フラグと文字フラグに限らず、属性情報を示すフラグであればどのようなフラグを追加してもよい。また、本実施例では実施例1と同様にハイライト色判定フラグの有無で処理を切り分けているが、実施例2のようにハイライト色判定フラグに応じて別々に処理を行ってもよい。また実施例1と同様に受け取った入力画像に対してハイライト色判定を行い、それを用いて下地を除去する処理であればどのような画像処理に適用してもよい。具体的にはプリンタドライバから受信した入力画像データを処理するプリント処理や、FAX処理に利用してもよい。
以上説明したように実施例3によれば、像域分離の結果とハイライト色判定結果を用いて下地レベルを設定し、下地飛ばしを行なうことができる。そのため、例えば網点または文字と判定された部分に対しては、ハイライトに応じた下地レベルを使って下地飛ばし処理を行うことができる。網点または文字と判定されなかった背景の部分では従来と同様の下地飛ばし処理を行なうことで、下地が浮き出る可能性を低くすることができる。よって、実施例1に比べさらに精度の高い下地飛ばし処理が可能となる。
[他の実施例]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、上記実施例の機能を実現するソフトウェアを記録した記憶媒体(記録媒体)をシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が前記ソフトウェアを実行することでも達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたソフトウェア自体が上記実施例の機能を実現することになり、そのソフトウェアを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
また、前記ソフトウェアの実行により上記機能が実現されるだけでなく、そのソフトウェアの指示により、コンピュータ上で稼働するオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、それによって上記機能が実現される場合も含む。
また、前記ソフトウェアがコンピュータに接続された機能拡張カードやユニットのメモリに書き込まれ、そのソフトウェアの指示により、前記カードやユニットのCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、それによって上記機能が実現される場合も含む。
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するソフトウェアが格納される。
実施例のカラー複合機の構成図である。 従来のカラー複合機における画像処理の構成例を説明するブロック図である。 実施例の下地飛ばし処理の流れを示した図である。 コピー動作を行う前の原稿を示した図である。 従来の下地飛ばし処理を用いて原稿にコピー動作を行った結果を示した図である。 実施例1および実施例2のカラー複合機における画像処理の構成例を示した図である。 ハイライト色判定部で行う処理の詳細を示した図である。 ハイライトマゼンタの範囲を示した図である。 ハイライトシアンの範囲を示した図である。 実施例1の原稿コピー時に下地飛ばしを行うフローチャートを示した図である。 実施例1の下地飛ばし処理を用いて原稿にコピー動作を行った結果を示した図である。 実施例2の原稿コピー時に下地飛ばしを行うフローチャートを示した図である。 実施例3のカラー複合機における画像処理の構成例を示した図である。 実施例3の像域分離部の文字属性の画素を検出する構成例を示すブロック図である。 実施例3の平均値AVEおよびエッジ強調信号EDG2を入力するエッジ判定部の構成例を示すブロック図である。 実施例3の平均値AVEおよびエッジ強調信号EDG1を入力する網点判定部の構成例を示すブロック図である。 実施例3の原稿コピー時に下地飛ばしを行うフローチャートを示した図である。 下地飛ばし演算の一例を示した図である。

Claims (15)

  1. カラー画像データに対して下地飛ばし処理を行う画像処理装置であって、
    前記カラー画像データを印刷する印刷装置で印刷可能な色材情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された色材情報に基づき、前記カラー画像データの画素値が淡色材を用いて再現される色域内のハイライト情報であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、前記ハイライト情報であると判定された画素に対して、ハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行う処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理手段は、前記判定手段による判定結果に基づき、前記ハイライト情報ではないと判定された画素に対して、前記ハイライト用下地レベルよりも輝度が低い下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、前記判定手段による判定結果に基づき、前記ハイライト情報であると判定された画素にハイライト属性を付加する付加手段を有し、
    前記処理手段は、前記ハイライト属性が付加されている画素に対して、前記ハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記カラー画像データをL*a*b*データに変換する色変換手段を有し、前記判定手段は、前記L*a*bデータの画素のL*値が予め定められた値以上、
    かつ、前記L*a*bデータの画素のa*b*値が予め定められた範囲内であると判定された場合、前記画素値はハイライト情報であると判定することを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像処理装置。
  5. 前記ハイライト用下地レベルは、白レベルまたは白レベル近辺であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像処理装置。
  6. 前記ハイライト情報は、第1のハイライトと第2のハイライトを含み、
    前記処理手段は、前記判定手段による判定結果、前記第1のハイライトと判定された場合、第1の下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行い、前記第2のハイライトと判定された場合、第2の下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. さらに、前記カラー画像データの画素の像域属性を判定する像域判定手段を有し、
    前記像域判定手段によって判定された像域属性と、前記判定手段による判定結果に基づき、下地レベルを決定することを特徴とする請求項1乃至5記載の画像処理装置。
  8. 前記像域判定手段によって、前記画素値が網点または文字と判定され、かつ、前記判定手段において前記画素値がハイライト情報であると判定された場合、前記画素に対して前記ハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記像域判定手段によって、前記画素値が網点または文字ではないと判定された場合、通常複写時の下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記ハイライトは、ハイライトシアン、ハイライトマゼンタのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至9に記載の画像処理装置。
  11. カラー画像データに対して下地飛ばし処理を行う画像処理方法であって、
    前記カラー画像データを印刷する印刷装置で印刷可能な色材情報を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップによって入力された色材情報に基づき、前記カラー画像データの画素値が淡色材を用いて再現される色域内のハイライト情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に基づき、前記ハイライト情報であると判定された画素に対して、ハイライト用下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行う処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記処理ステップは、前記判定ステップによる判定結果に基づき、前記ハイライト情報ではないと判定された画素に対して、前記ハイライト用下地レベルよりも輝度が低い下地レベルを用いて下地飛ばし処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記ハイライト用下地レベルは、白レベルまたは白レベル近辺であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 請求項11乃至13に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  15. 請求項14に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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