JP2006109482A - 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ミクロ識別及びマクロ識別を併用して像域識別を行う時に、像域識別の遅れによる画像形成速度の低下を防止して、且つ高い識別精度を保持する。
【解決手段】 マクロ識別速度がプリント速度或いはミクロ識別速度と同等或いはそれ以上であれば、マクロ識別を有効としてマクロ識別結果及びミクロ識別結果を併用して画像のタイプを総合判定する。マクロ識別速度がプリント速度或いはミクロ識別速度より遅ければ、マクロ識別を無効としてマクロ識別が完了するのを待つことなく、ミクロ識別結果のみに基づいて画像のタイプを総合判定する。
【選択図】図1
【解決手段】 マクロ識別速度がプリント速度或いはミクロ識別速度と同等或いはそれ以上であれば、マクロ識別を有効としてマクロ識別結果及びミクロ識別結果を併用して画像のタイプを総合判定する。マクロ識別速度がプリント速度或いはミクロ識別速度より遅ければ、マクロ識別を無効としてマクロ識別が完了するのを待つことなく、ミクロ識別結果のみに基づいて画像のタイプを総合判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、多機能周辺機器(multi−function peripheral:以下MFPと略称する。)等による画像再生時に、ミクロ識別及びマクロ識別の両方を用いて像域識別を行い、原画像に適した画像処理を決定する画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
従来プリンタ、MFP或いは画像形成装置(以下複写機と略称する。)等においては、原稿を走査して読み取った原画像データを画像再生する場合に、画像のタイプを識別する像域識別をおこなって、各種画像のタイプに適した画像処理を決定して、プリント装置に送る前に原画像データのフィルタ処理や他の画像処理等を行っている。
走査して得られた画像データに適した画像処理を決めるためには、原稿画像の各領域における画像のタイプを決定する必要がある。例えば同じ原稿上にあっても、文字領域と図形領域とでは夫々異なるフィルタ処理をかけなければならない。
このため従来、原稿画像を複数の領域に分離して領域毎に画像のタイプを識別する方法がある。(例えば特許文献1参照。)又従来、ラフな密度による第1の画像信号に基づいて原稿画像を複数タイプの領域に分類し、又第1の画像信号よりも高密度による第2の画像信号に基づいて原稿画像の特徴量を算出して、ラフな密度により分類された原稿画像のタイプと高密度により得られた特徴量とを用いて原稿画像を像域識別する方法がある。(例えば特許文献2参照。)
米国特許第6,043,823号明細書
米国特許第6,424,742号明細書
しかしながら(特許文献1)は単に、原稿画像を複数の領域に分離して、識別部にて各領域の画像のタイプを識別し、編集部にて識別結果に応じて各領域毎に原稿画像を編集して、形成部にて編集された各領域のデータを用いて画像を再生するものである。又(特許文献2)の様に、同一画像に対して、ラフ走査による原稿画像の識別と、又これと異なる高密度走査による原稿画像の識別とを行った場合には、原稿上の画像のタイプによっては、ラフ走査と、高密度走査とでは識別に要する時間が異成ってしまう。このため(特許文献2)にあっては、高密度走査による識別がラフ走査による識別より遅くなった場合には、全てラフ走査による識別のみに基づいて画像処理を行うことから識別精度の低下を招く恐れがあり、或いは高密度走査も考慮して識別を行うには高密度走査による識別が完了するのを待って画像処理の開始を待たなければならず、このために画像形成速度の高速化を妨げてしまう恐れがあった。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、マクロ識別及びミクロ識別を併用して像域識別を行う場合に、マクロ識別及びミクロ識別の処理速度が異なるにもかかわらず、画像形成速度の高速化を妨げることなく、像域識別の精度向上を図る画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、原画像をミクロ識別する第1の識別工程と、前記原画像をマクロ識別する第2の識別工程と、前記第2の識別工程による前記マクロ識別が有効で有るか無効で有るかを評価する評価工程と、前記評価工程による評価結果に応じて、前記第1の識別工程による第1のデータ及び前記第2の識別工程による第2のデータの少なくとも1つに基づいて前記原画像を総合判定する総合判定工程とを実施するものである。
本発明によれば、画像の像域識別を行う際に、マクロ識別の処理速度の速さに応じて、マクロ識別の処理速度が間に合い有効とされる場合にはマクロ識別及びミクロ識別の両方を基に像域識別を行い像域識別の精度の向上を図り、マクロ識別が遅れて無効とされる場合にはミクロ識別を基に像域識別を行うことから、画像形成速度の高速化を損なうこと無く像域識別の精度向上を得られる。
本発明は、マクロ識別が有効で有るか無効であるかを評価して、有効である場合にマクロ識別及びミクロ識別の両方を用いて像域識別を行う。
以下、本発明の実施例1について図1及び図2更には図5及び図6を用いて説明する。図1は、本発明の画像処理装置の像域識別部3000の要部を示すブロック図である。本発明に適用する画像処理装置は従来と同じであることから、本発明の画像処理装置による画像情報の流れを、図5に示す従来のカラー複写機1000のブロック図を用いて説明する。カラー複写機1000は、画像入力部1001、色変換部1002、像域識別部1004、フィルタ部1003、信号選択部1005、墨入れ処理部1006、階調処理部1007及び画像記録部1008から構成される。
画像入力部1001は原画像である原稿画像を読み取りカラー画像信号1101を出力する。カラー画像信号1101は、例えば原稿画像の各画素の赤(R)、緑(G)、青(B)夫々の反射率を表し、各画素の情報を2次元走査した3ラインの時系列信号として出力される。単位長あたりの読み取り画素数は画素密度と呼ぶ。
色変換部1002は、RGBの反射率を表すカラー画像信号1101を、色材(例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))の濃度を表すカラー画像信号1102に変換する。RGBデータからYMCデータへの変換は複雑な非線形な関係と成る。この変換は一般に3次元のテーブル参照法が用いられる。
像域識別部1004は、カラー画像信号1102から各画素の属性を識別して像域信号1103として出力する。例えば画素の属性は「文字」「写真中のエッジ部分」「写真のエッジ以外」といった3つのうちの1つとする。従って像域信号1103はこれ等3タイプの属性のどれか一つの値をとる信号である。
フィルタ部1003は、YMCカラー画像信号1102に鮮鋭化処理と平滑化処理を含む各種フィルタ処理を施す。
信号選択部1005は、像域識別部1004からの像域信号1103に応じて、原稿画像が文字画像であるか、写真中のエッジ画像であるか、写真のエッジ以外の画像であるかにより、フィルタ部1003からの出力信号1104、1105、1106を選択的に切り替える。これにより墨入れ処理部1006或いは階調処理部1007にて、原稿画像のタイプに適した画像処理が可能とされる。
墨入れ処理部1006は、フィルタ処理されたYMCカラー画像信号をYMCK信号に変換する。黒(K)はYMCの色材を重ねることで表されるが、一般にカラー記録処理では黒(K)の色材を含むYMCK色素材を用いて行われる。これは黒(K)の色材がYMCの色材を重ねるより高密度で優れ、更に黒(K)の色材はYMCの色材を重ねるよりコスト的に安いことによる。
階調処理部1007は、画像記録部1008のレーザ光(図示せず)のオンオフの長さを変調する。変調方式は2画素変調法か1画素変調法がある。特に像域信号1103から、画像が文字画像である場合には1画素変調法が用いられ、像域信号1103から、画像が階調の滑らかな写真画像である場合には2画素変調法が用いられる。これにより写真領域は複数の階調レベルの滑らかな階調で表され、文字領域は高濃度で鮮鋭に表される。
画像記録部1008は、従来周知の技術により原稿画像に応じたカラー画像を紙上に記録する。
次に像域識別部3000の構成について説明する。像域識別部3000におけるマクロ識別部3010とミクロ識別部3020の構成は、従来と同じであることから、図6に示す従来の像域識別部に示されるマクロ識別部1201とミクロ識別部1202のブロック図を用いて説明する。図6に示すマクロ識別部1201は、画像分離部1211、画像メモリ1212、CPU1213、プログラムメモリ1214及び領域信号出力部1215から構成される。ミクロ識別部1202は、複数(例えば3つ)の特徴量から1つを抽出する特徴量抽出部1311、複数(例えば5つ)タイプの画像を識別する像域識別部1312と、総合判定部1313から成る。
マクロ識別部1201は、画像の主構成により領域分離を行う。例えば原稿画像は次の5つの領域に分けられる。a)通常の文字領域、b)背景付きの文字領域、c)連続階調領域、d)網点階調領域、及びe)その他の領域。
画像分離部1211は、色変換部1002から送られたカラー画像信号1102を周辺画素の密度の違いや色度の差に応じて、画像データを複数のプレーンに分離する。分離された画像データはプレーン毎に画像メモリ1212に記憶される。
画像分離部1211は、YMCカラー画像信号1102から下記の式
に基づいて輝度Iと色度Sを求める。
に基づいて輝度Iと色度Sを求める。
a)I=(C+M+Y)/3
b)S=(C−M)2+(M−Y)2+(Y−C)2
次にプログラムメモリ1214(例えばROM)に格納されたプログラムコードに従って、CPU1213で画像メモリ1212に記憶された分離画像データの内容を参照しながら領域識別情報が修正されるように領域識別処理を行う。マクロ識別部1201の出力は、3ビットの信号で次のように領域のタイプを表す。000=通常の文字領域、001(2進法の1)=背景付きの文字領域、010(2進法の2)=連続階調領域、011(2進法の3)=網点階調領域及び100(2進法の4)=その他の領域。
b)S=(C−M)2+(M−Y)2+(Y−C)2
次にプログラムメモリ1214(例えばROM)に格納されたプログラムコードに従って、CPU1213で画像メモリ1212に記憶された分離画像データの内容を参照しながら領域識別情報が修正されるように領域識別処理を行う。マクロ識別部1201の出力は、3ビットの信号で次のように領域のタイプを表す。000=通常の文字領域、001(2進法の1)=背景付きの文字領域、010(2進法の2)=連続階調領域、011(2進法の3)=網点階調領域及び100(2進法の4)=その他の領域。
ミクロ識別部1202は、画像の小さな特徴の違いに注意しながら領域を識別する。総合判定部1313は、マクロ識別部1201の領域信号出力部1215から得られる領域分離信号に従って画像領域を選択する。
このようにしてなる像域識別部1004にてマクロ識別部1201及びミクロ識別部1202により画像データ(例えばスキャナにより走査された原稿画像の走査データ)に施される最適な画像処理は、走査された領域における画像のタイプに依存する。例えば画像のタイプが文字データであれば、画像データは、一般にエッジ特性を強調するフィルタを用いて処理されるべきである。一方画像のタイプが写真データであれば、画像データは一般に解像度は低くても諧調性の高い階調処理を施されるべきである。
このように各分離された領域が夫々画像のタイプに応じたプリントを強調するように画像処理されるには、原稿画像を文字領域と文字以外の領域(例えば絵、図形または写真)とに正しく識別することが望ましい。
上述したようにミクロ識別は、例えば「文字領域では高周波成分が強いが写真領域では低周波成分が強い」、或いは例えば「写真領域は一般に複数の点からなり、一方文字領域は一般に複数の直線からなる。」というような原稿画像データの微視的構造の違いを識別する。このように原稿画像の特定の領域における点/直線に対応する周波数成分を見分けることにより、写真領域は同じ原稿上の文字領域と識別される。
但し写真領域においてエッジ部分が文字に似た要素を有する場合があり、このような場合は識別エラーを生じ易い。この様な識別エラーを防止して識別精度を向上するために、像域識別部1004はミクロ識別とマクロ識別とを併用する。
マクロ識別は主として2通りある。第1のマクロ識別は、原稿画像を広く走査して、そのうちの大多数の画素が文字画素であるか写真画素であるかによって、その領域の画像のタイプを識別するものである。第2のマクロ識別は、画像の構造を認識しておくことによりレイアウト解析をおこなうものである。例えば、文字は通常水平の線として解析され、図形はある濃度値を有し、矩形であったり、ページ上に例えば1cm×1cm以上というような、ある大きさを有するものとして解析される。このような情報に基づいて原稿画像のある特定の領域が文字領域であるか写真領域であるかを大局的に識別するものである。
このため比較的小さな領域(例えば10×10画素領域)を用いて原稿画像の識別を得るミクロ識別と比較して、マクロ識別の場合には、識別を行うために原稿画像上のかなり広い領域(例えば上述の第1のマクロ識別の場合には100×100画素程度、第2のマクロ識別の場合には全ページ)を見なければならない。
しかもミクロ識別の場合には、原稿の画像の微視的な特徴の違いに基づき識別を行い固定レートで識別処理するのに対して、マクロ識別の場合には、原稿の複雑度により、原稿毎に或いは原稿内の領域毎に識別処理を行う際の処理レートが変わってしまう。更にミクロ識別は識別処理を開始するのに必要な走査データがわずかであり、スキャナからの走査出力と並行により多くの識別処理を行うことが出来るのに対して、マクロ識別は識別処理を開始するのに相当量(全部でなくともほとんどの)の走査データを要求するものである。
またある画像に対してはマクロ識別の速度はミクロ識別と同等か速くなる。更には高速プリンタのプリント速度がマクロ識別部の識別処理速度より早い場合に、ミクロ識別処理データとマクロ識別処理データの両方を使用しようとすると、マクロ識別処理が完了しないことから、識別精度の低下を生じてしまい、あるいはマクロ識別が完了するのを待つことによりプリント速度の低下を来たしてしまう。
このため本実施例1の像域識別部3000は、図1に示す様に、第1の識別部であるミクロ識別部3010及び第2の識別部であり評価部であるマクロ識別部3020と共に、ミクロ識別部3010からの出力とマクロ識別部3020からの出力とを総合的に判定する総合判定部3030を有するものである。マクロ識別部3020はインターフェイス3022、中央制御装置(CPU)3024及びランダムアクセスメモリ(RAM)3026を有している。
ミクロ識別部3010もまた同様の構成要素を有する。ミクロ識別部3010やマクロ識別部3020はその他回路やプログラムを介するものであっても良いし、ミクロ識別部3010とマクロ識別部3020を同じ制御装置で駆動する等しても良い。ミクロ識別部3010は従来周知の技術により画像データに対して第1の識別工程であるミクロ識別を施すものであり、いかなる構成の装置であってもよい。例えばミクロ識別部3010は、各10×10画素領域に対してその領域が文字領域であるか文字以外の領域であるかを識別してその結果に基づいて夫々の領域の各10×10画素に対して第1のデータであり画像のタイプを表す1ビットの識別信号を出力する。
マクロ識別部3020は従来周知の技術により画像データに対して第2の工程であるマクロ識別を施すものである。更にマクロ識別部3020はマクロ識別された識別結果に対して評価工程を施すものである。マクロ識別部はいかなる構成の装置であってもよい。例えばマクロ識別部3020は、各100×100画素領域に対してその領域が文字領域であるか文字以外の領域であるかを識別しその結果に基づいて夫々の領域の各100×100画素に対して2ビットの信号を出力する。ここで2ビット信号の1ビットは第2のデータである各領域の画像のタイプを示す信号である。
2ビット信号のもう1つは、高速プリンタのプリント速度に対して、マクロ識別部3020の識別結果が有効であるか無効であるかを評価する評価工程で得られた評価結果である有効/無効を示す有効/無効ビットである。
例えば高速プリンタが30ページ/1minの速度でプリントを行い、ミクロ識別部3010が設定された時間(例えば1秒)以内でページ全体のタイプを識別すると仮定する。この状況で、マクロ識別部3020が上記設定された1秒以内では、ページ全体の上半分しか正しく識別処理出来ないとする。また、1つのマクロ領域は原稿の1/6ページに相当するとする。この場合、走査された原稿の上半分を構成する3つのマクロ領域がマクロ識別部3020にて設定された時間内で正しく識別されるのに対し、走査された原稿の下半分を構成する3つのマクロ領域はマクロ識別部3020により設定された時間内では正しく識別されない。
この場合マクロ識別部3020は、原稿のページ全体の上半分の3つのマクロ領域の各画素に対して2ビットの信号を出力する。2ビットの出力信号のうち初めのビットで画像のタイプを表示し、次のビットで識別結果が有効である旨(その逆も可)の「評価結果」を表示する。マクロ識別部3020は、原稿のページ全体の下半分の3つのマクロ領域の各画素に対しては、2ビットの出力信号のうち初めのビットを使用して画像のタイプについて0でも1でもどちらにしても関係のない表示をし、次のビットで識別結果が無効である旨の「評価結果」を表示する。
尚、マクロ識別速度が有効であるか否かを決める方法としては他に、マクロ識別速度をミクロ識別処理速度と比較して少なくとも同等かそれ以上であるかどうかで決める方法がある。この方法ではもしマクロ識別速度がミクロ識別処理速度以上であるなら、マクロ識別部3020による識別結果は有効であり、マクロ識別速度がミクロ識別処理速度より遅ければマクロ識別部3020による識別結果は無効である。
総合判定部3030は、ミクロ識別部3010からの原稿の各画素に対する識別結果を表示する1ビットの信号と、マクロ識別部3020からの原稿の各画素に対する識別結果と評価結果とを表示する2ビットの信号を受け取り、原稿の各画素に対して総合判定結果を出力する。図2は、ミクロ識別部3010及びマクロ識別部3020からの出力信号を用いて、総合判定部3030が判定した原稿の画像タイプの結果の例を示す表である。
マクロ識別部3020から出力される2ビット信号が、対応する画素の識別結果が有効である旨を表示すると、総合判定部3030は、同じ画素に対するミクロ識別部3010から得られる出力信号とマクロ識別部3020から得られる出力信号の両方を用いて総合的な識別結果を判定する。マクロ識別部3020からの2ビット信号が、対応する画素データの識別結果が無効である旨を表示した時は、総合判定部3030はミクロ識別部3010からの出力信号のみを用いて総合的な識別結果を判定する。
即ち原稿画像の、ある領域のマクロ識別処理が所定時間内に間に合わない領域(原稿画像が複雑であったりした場合。)については、各画素に対してマクロ識別部3020から識別結果が無効である旨のビット信号が出力され、総合判定結果はミクロ識別部3010の識別結果のみに基づいて判定される。又マクロ識別処理が所定時間内に処理を完了するような領域については各画素に対してマクロ識別部3020から識別結果が有効である旨のビット信号が出力され、総合判定結果はマクロ識別部3020とミクロ識別部3010の両方の識別結果に基づいて判定される。従って、走査された原稿画像の各領域毎に最も適した識別データを適用することにより、走査された原稿画像の全ての領域に対して画像のタイプを高精度に識別出来る。
図2にあっては、マクロ識別結果が有効な場合において、マクロ識別結果が文字画素でありミクロ識別結果が文字画素であれば総合判定結果は文字画素となり、マクロ識別結果が文字画素でありミクロ識別結果が写真画素であれば総合判定結果は写真画素となり、マクロ識別結果が写真画素でありミクロ識別結果が不明であれば総合判定結果は写真画素となる。他方図2で、マクロ識別結果が無効な場合には、マクロ識別結果は総合判定に関係せず、ミクロ識別結果が文字画素であれば総合判定結果は文字画素となり、ミクロ識別結果が写真画素であれば総合判定結果は写真画素となる。
尚図2にて、マクロ識別部3020がある画素を写真画素と識別した場合には、総合判定部3030はその画素に対するミクロ識別部3010の識別結果に関わらずその画素を写真画素と総合判定するものとする。又マクロ識別部3020が、ある画素を文字画素と識別した場合には、総合判定部3030はその画素に対するミクロ識別部3010の識別結果に基づき総合判定する。同様に、マクロ識別部3020が対応する画素に対し無効ビットを出力した場合、総合判定部3030はその画素に対するミクロ識別部3010の識別結果のみに基づいて総合判定する。
この後総合判定部3030から出力される総合判定結果に基づき、墨入れ処理部や階調処理部等従来周知の画像処理部にてより適した画像処理を行い、画像記録部にて良好な再生画像を得ることとなる。
このように構成される本実施例にあっては、マクロ識別部3020による識別結果が有効であり、マクロ識別部3020及びミクロ識別部3010にて、いずれも正しい識別結果を得られた画像領域においては、総合判定部3030は、マクロ識別部3020及びミクロ識別部3010の両方からの出力に基づいて画像領域のタイプを総合判定する。
従ってより精度の高い総合判定結果を得られる。一方マクロ識別部3020による識別処理に時間がかかる領域においては、プリント速度の低下を招かないよう、マクロ識別部3020による識別結果を無効として、総合判定部3030は、ミクロ識別部3010の出力のみに基づいて画像領域のタイプを総合判定する。従って、プリント速度の高速化を妨げることが無い。又マクロ識別部3020による識別結果が有効であるか無効であるかは、マクロ識別部3020(あるいはマクロ識別部3020の動作をモニタする他の制御装置)により出力される無効ビットを用いることにより、総合判定部3030は容易に判断でき、より高精度の総合判定が容易に可能となる。
即ち本実施例において原稿画像のある領域のマクロ識別処理が間に合わない場合、各画素に対するマクロ識別部3020からの無効である旨の有効信号出力により(高速プリンタが用いられたり、画像が複雑だったりした時)、総合判定結果はミクロ識別部3010の出力のみによって決められる。したがって総合判定結果の遅延により高速プリント動作が妨げられる事がない。また、マクロ識別部3020が時間内に処理を完了するような原稿画像の領域については、総合判定結果はマクロ識別部3020とミクロ識別部3010の両方の出力に基づいて決められるので、より高精度の総合判定を得られる。従って、走査された原稿画像の各領域の画像内容に応じて、総合判定の精度と判定速度とを勘案しながら、各領域にてより高精度な識別結果を得ることが出来、これをもとに画像データの画像のタイプに応じて、画像データに対してより適した画像処理を施すことが出来、より良好な再生画像を得られることとなる。
次に本発明の実施例2について図3を用いて説明する。本実施例は、実施例1において、識別する画像タイプの数が異なるものの、像域識別部の構成は同じであることから、実施例1の図1を参照して、同一部分についてはその説明を省略する。図3は、ミクロ識別部3010及びマクロ識別部3020からの出力信号を用いて、総合判定部3030が判定した原稿の画像タイプの結果の例を示す表である。
本実施例において、ミクロ識別部3010はある領域(例えば10×10画素領域)が黒の文字領域か、カラー文字領域か、ハーフトーン画像領域か、連続階調画像領域か識別出来る。マクロ識別部3020はある領域(例えば100×100画素領域)が文字領域か図形領域かあるいは写真領域かを識別出来る。
本実施例においてミクロ識別部3010は識別した各画素に対して2ビットの識別信号を出力する。すなわち、10×10画素の領域中の100画素のミクロ識別結果はすべて同じ画像タイプとなる。その結果“00”は黒の文字に、“01”はカラー文字に、“10”はハーフトーンに、そして“11”は連続階調に夫々対応させることが出来る。マクロ識別の結果とミクロ識別の結果の変換は画素単位で行われるが、これらは公知のハードウェアやソフトウエアで実現できる。
本実施例において、マクロ識別部3020は識別した各画素に対し3ビットの信号を出力する。3ビット信号の最初のビットは有効/無効ビットであり、後の2ビットは識別した各領域の画像のタイプを示す。マクロ識別部3020からの出力信号“000”は「文字領域の有効ビット」、“001”は「図形領域の有効ビット」、“010”は「写真領域の有効ビット」、“011”は「ハーフトーンの有効ビット」、“100”は「無効ビット」に夫々対応する。一方、マクロ識別部3020による“101”、“110”、“111”の出力の全ては無効領域に対応する。
マクロ識別部3020からの出力信号が有効であれば、総合判定部3030はミクロ識別部3010による識別結果及びマクロ識別部3020による識別結果の両方に基づいて総合的な識別結果を判定する。一方、マクロ識別3020からの出力信号が無効である場合は、総合判定部3030はミクロ識別部3010による識別結果のみに基づいて総合判定する。この例において、「文字」は「文字または記号」に対応し、「図形」は「図形、模様」に対応し、「写真」は「銀塩写真のようにハーフトーンを用いない階調画像」に対応し、「ハーフトーン」は「印刷物の画像」に対応する。
ここで、ミクロ識別の場合の出力の単位が10×10画素毎と小さいのに対して、マクロ識別の場合の出力の単位は100×100画素というように大きい。そこでミクロ識別とマクロ識別の処理速度を比較すると速度が違うので、マクロ識別処理の場合の出力単位を、例えばミクロ識別とマクロ識別に対する全処理速度を画素毎に比較出来るように、ハードウェアにより、画素毎の単位出力に変換する。このような処理速度の比較方法は前述の実施例1にも適用される。
この結果、一例としてマクロ識別の画素毎の出力に要するトータルの時間がミクロ識別の画素毎の出力に要するトータルの時間より大きいと、マクロ識別処理の出力における結果は無効と見なされる。
又他の例として、マクロ識別の画素毎の出力に要するトータルの時間がプリント出力速度より早ければマクロ識別処理の出力における結果は有効と見なされるものの、プリント出力速度より遅ければマクロ識別処理の出力における結果は無効と見なされる。
図3にあっては、マクロ識別結果が有効な場合において、マクロ識別結果が文字画素でありミクロ識別結果が黒文字画素であれば図3の2重線で囲む範囲内に記載される総合判定結果は黒文字画素となり、マクロ識別結果が図形画素でありミクロ識別結果が色文字画素であれば総合判定結果は色図形画素となり、マクロ識別結果が写真画素でありミクロ識別結果がハーフトーン画素であれば総合判定結果はハーフトーン画素となる。他方図3で、マクロ識別結果が無効な場合にはマクロ識別結果は総合判定に関係せず、総合判定はミクロ識別結果のみに基づいて成され、ミクロ識別結果が黒の文字画素か、カラー文字画素か、ハーフトーン画像画素か、連続階調画像画素かにより、総合判定結果も夫々黒の文字画素、カラー文字画素、ハーフトーン画像画素、連続階調画像画素となる。
この後総合判定部3030から出力される総合判定結果に基づき、墨入れ処理部や階調処理部等従来周知の画像処理部にてより適した画像処理を行い、画像記録部にて良好な再生画像を得ることとなる。
このように構成される本実施例にあっては、実施例1と同様、マクロ識別部3020による識別結果が有効であれば総合判定部3030はマクロ識別部3020及びミクロ識別部3010の両方からの出力に基づいて画像のタイプを総合判定して、より精度の高い総合判定結果を得られる。又マクロ識別部3020による識別処理に時間がかかる領域においては、プリント速度の低下を招かないよう、ミクロ識別部3010の出力のみに基づいて画像のタイプを総合判定して、プリント速度の低下を防止する。
従って実施例1と同様、走査された原稿画像の各領域の画像内容に応じて総合判定の精度と判定速度とを勘案しながら、各領域にてより高精度な識別結果を得られ、これをもとに画像データの画像のタイプに応じて、より適した画像処理を施すことが出来、良好な再生画像を得られることとなる。
前述の実施例1及び実施例2では、ミクロ識別部あるいはマクロ識別部からの出力信号のビット数は、これらの識別部にて識別する画像タイプの数により決まっている。更にマクロ識別部にあっては、画像タイプを表すビットの他に有効/無効ビットが付加される。即ちミクロ領域で7つの画像タイプを識別可能なミクロ識別部においては、走査された原稿の各画素に対して3ビット信号が出力される。マクロ領域で5つの画像タイプを識別可能なマクロ識別部においては、画像タイプを表す3ビットと有効/無効ビットの4ビット信号が走査された原稿の各画素に対して出力される。
またマクロ識別部は、各プリント動作において要求されるプリント速度内で画像タイプのデータを総合判断部にインプットするのが望ましい。必要処理速度は必要処理時間に変換されるので、所定時間内で処理される画素は「有効」を示す信号を伴って出力され、所定時間内で処理されなかった画素は「無効」を示す信号を伴って出力される。
次に本発明の実施例3について図4を用いて説明する。本実施例は、実施例1において、マクロ識別部からの識別結果が有効で有るか無効であるかの決定をマクロ識別部とは別の機構により行うものであり、それ以外は実施例1と同じであることから、実施例1の図1を参照して、同一部分についてはその説明を省略する。
本実施例では図4に示す様に、像域識別部4000は、ミクロ識別部3010とマクロ識別部3020、総合判定部3030及び評価部である有効決定部3040を有する。有効決定部3040は、マクロ識別部3020の識別結果が有効であるか無効であるかを評価して評価結果である有効信号を出力する。本実施例では、原稿画像のページの左上から、例えば200×200画素のマクロブロック単位で画像のタイプを識別するマクロ識別部3020の一連の識別処理動作と、プリンタのプリント速度に関する情報とに基づき(或いはマクロ識別部3010の識別処理速度に基づき)、有効決定部3040により評価結果である有効信号が出力される。
例えば、画像記録部にて1分当たり50ページのプリント速度が要求されるとして、有効決定部3040は、マクロ識別部3020が走査された原稿画像の各100×100画素の領域を処理するのにどのくらいの速さを取るかの情報を予め判っている。そこで有効決定部3040は、マクロ識別部3020の識別処理速度とプリント速度とから、例えば、原稿画像の100,000画素のうち最初の2マクロブロック(20,000画素)の画素の識別結果のみが有効であり100,000画素の残り(80,000画素)の画素の識別結果は無効であると決定しその旨の有効信号を出力する。
この有効信号はマクロ識別部3020により総合判定部3030に出力される画像のタイプを表す識別データとは別に有効決定部3040により総合判定部3030に出力される。総合判定部3030は原稿画像の画像タイプに応じたより適正な画像処理を判定するために、有効信号をマクロ識別部3020から供給される識別結果と組み合わせる。尚有効決定部3040は、プリンタの制御装置やプロセッサと関連され、又その一部であっても良い。
総合判定部3030は、有効信号をマクロ識別部3020から供給されるマクロ識別結果と組み合わせて、マクロ識別結果が有効であれば、同じ画素に対するミクロ識別部3010から得られる出力信号とマクロ識別部3020から得られる出力信号の両方を用いて画像領域のタイプを総合判定する一方、マクロ識別結果が無効であれば、総合判定部3030は、ミクロ識別部3010の出力のみに基づいて画像領域のタイプを総合判定する。本実施例は、前述の実施例1あるいは実施例2と比べて正確ではないことがあるが、より簡単でより速い判定部を提供する。
この後総合判定部3030から出力される総合判定結果に基づき、墨入れ処理部や階調処理部等従来周知の画像処理部にてより適した画像処理を行い、画像記録部にて良好な再生画像を得ることとなる。
このように構成される本実施例にあっては、有効決定部3040にてマクロ識別部3020による識別結果が有効で有るか無効で有るかを評価し、評価結果を出力する。評価結果からマクロ識別結果が有効であれば、実施例1と同様に、総合判定部3030はマクロ識別部3020及びミクロ識別部3010の両方からの出力に基づいて画像のタイプを総合判定して、より精度の高い総合判定結果を得る。又マクロ識別部3020による識別処理に時間がかかる領域においては、プリント速度の低下を招かないよう、ミクロ識別部3010の出力のみに基づいて画像のタイプを総合判定して、プリント速度の低下を防止する。
従って、走査された原稿画像の各領域の画像内容に応じて総合判定の精度と判定速度とを勘案しながら、各領域にてより高精度な識別結果を得られ、これをもとに画像データに、より適した画像処理を施すことが出来、良好な再生画像を得られることとなる。
尚本発明は上記実施例に限定されず、その趣旨を変えない領域での変更は可能であって、例えばミクロ識別或いはマクロ識別を行うための原稿画像上の画素数は限定されない。また、ミクロ識別或いはマクロ識別にて識別する画像のタイプも任意である。
更に実施例では、画像処理装置が本発明を実施する機能を予め記録されているものとして詳述したが、これに限らず同様の機能をネットワークからダウンロードし、あるいは、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを画像処理装置にインストールしても良い。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、且つ装置が読取り可能な記録媒体であれば、その形態はいずれの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は画像処理装置内部のオペレーティング・システム等と協動してその機能を実表させるものであっても良い。
3000…像域識別部
3010…マクロ識別部
3020…ミクロ識別部
3030…総合判定部
3022…インターフェイス
3024…CPU
3026…RAM
3010…マクロ識別部
3020…ミクロ識別部
3030…総合判定部
3022…インターフェイス
3024…CPU
3026…RAM
Claims (24)
- 原画像をミクロ識別する第1の識別工程と、
前記原画像をマクロ識別する第2の識別工程と、
前記第2の識別工程による前記マクロ識別が有効で有るか無効で有るかを評価する評価工程と、
前記評価工程による評価結果に応じて、前記第1の識別工程による第1のデータ及び前記第2の識別工程による第2のデータの少なくとも1つに基づいて前記原画像を総合判定する総合判定工程とを具備することを特徴とする画像処理方法。 - 前記評価工程は前記第2の識別工程が有効で有るか無効で有るかのビットを出力して行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記第1の識別工程は、前記原画像の第1の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第1のデータを出力し、前記第2の識別工程は、前記原画像の第2の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第2のデータを出力し、前記第2の領域が前記第1の領域より大きいことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記総合判定工程の総合判定結果に基づいて、前記原画像を再生する画像再生工程を更に具備することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記第1のデータは、前記原画像の画素が文字画素か、文字以外の画素であるかを示すデータを含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記文字以外の画素は、写真画素か、図形画素のいずれかであることを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
- 前記評価工程は、前記第2の識別工程による前記第2のデータの出力速度が前記画像再生工程の画像再生速度以上であれば前記第2のデータが有効であると評価し、前記第2のデータの出力速度が前記画像再生速度未満であれば前記第2のデータが無効であると評価することを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
- 前記評価工程は、前記第2の識別工程による前記第2のデータの出力速度が前記第1の識別工程による前記第1のデータの出力速度以上であれば前記第2のデータが有効であると評価し、前記第2のデータの出力速度が前記第1のデータの出力速度未満であれば前記第2のデータが無効であると評価することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記評価工程が前記第2のデータが無効であると評価した場合、前記総合判定工程は前記第1のデータのみに基づいて前記原画像を総合判定することを特徴とする請求項1、請求項7または請求項8のいずれか記載の画像処理方法。
- 前記評価工程が前記第2のデータが有効であると評価した場合、前記総合判定工程は前記第1のデータ及び前記第2のデータの両方に基づいて前記原画像を総合判定することを特徴とする請求項1、請求項7または請求項8のいずれかに記載の画像処理方法。
- 前記評価工程が前記第2データが有効であると評価した領域では、前記総合判定工程は前記第2のデータに基づいて前記原画像を総合判定することを特徴とする請求項1、請求項7または請求項8のいずれかに記載の画像処理方法。
- 原画像をミクロ識別して第1のデータを出力する第1の識別部と、
前記原画像をマクロ識別して第2のデータを出力し、前記第2のデータが有効で有るか無効で有るかの評価結果を出力する第2の識別部と、
前記評価結果に応じて、前記第1のデータ及び前記第2のデータの少なくとも1つに基づいて前記原画像を総合判定する総合判定部とを具備することを特徴とする画像処理装置。 - 原画像をミクロ識別して第1のデータを出力する第1の識別部と、
前記原画像をマクロ識別して第2のデータを出力する第2の識別部と、
前記第2のデータが有効で有るか無効で有るかの評価結果を出力する評価部と、
前記評価結果に応じて、前記第1のデータ及び前記第2のデータの少なくとも1つに基づいて前記原画像を総合判定する総合判定部とを具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の識別部は前記原画像の第1の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第1のデータを出力し、前記第2の識別部は、前記原画像の第2の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第2のデータを出力し、前記第2の領域が前記第1の領域より大きいことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記総合判定部の総合判定結果に基づいて、前記原画像を再生する画像記録部を更に具備することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記第1のデータは、前記原画像の画素が文字画素か、文字以外の画素であるかを示すデータを含むことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記文字以外の画素は、写真画素か、図形画素のいずれかであることを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
- 前記評価部は、前記第2のデータの出力速度が前記画像記録部の画像再生速度以上であれば前記第2のデータが有効であると評価し、前記第2のデータの出力速度が前記画像再生速度未満であれば前記第2のデータが無効であると評価することを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
- 前記評価部は、前記第2のデータの出力速度が前記第1のデータの出力速度以上であれば前記第2のデータが有効であると評価し、前記第2のデータの出力速度が前記第1のデータの出力速度未満であれば前記第2のデータが無効であると評価することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記評価結果が無効である場合、前記総合判定部は前記第1のデータのみに基づいて前記原画像を総合判定することを特徴とする請求項18または19に記載の画像処理装置。
- 前記評価結果が有効である場合、前記総合判定部は前記第1のデータ及び前記第2のデータの両方に基づいて前記原画像を総合判定することを特徴とする請求項18または19に記載の画像処理装置。
- 前記第2のデータから、前記原画像の特定領域が文字タイプと識別される場合、前記総合判定部は、前記第1のデータに基づき前記特定領域の画像タイプを総合判定することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理装置。
- 原画像を画像のタイプに応じて画像処理して画像再生時に用いられる画像処理データを得る画像処理プログラムにおいて、
前記原画像をミクロ識別して第1のデータを出力する第1の識別ステップと、
前記原画像をマクロ識別して第2のデータを出力する第2の識別ステップと、
前記第2の識別ステップが有効で有るか無効で有るかの評価結果を出力する評価ステップと、
前記評価結果に応じて、前記第1のデータ及び前記第2のデータの少なくとも1つに基づいて前記原画像を総合判定する総合判定ステップと、
前記原画像に前記総合判定ステップによる総合判定結果に基づく画像処理を実行して前記画像処理データを得ることを特徴とする画像処理プログラム。 - 前記第1の識別ステップは、前記原画像の第1の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第1のデータを出力し、前記第2の識別ステップは、前記原画像の第2の領域の全ての画素に対して前記画素のタイプを示す前記第2のデータを出力し、前記第2の領域が前記第1の領域より大きいことを特徴とする請求項23記載の画像処理プログラム。
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